JP2003307991A - 画像形成装置及びそれに用いるカートリッジ - Google Patents

画像形成装置及びそれに用いるカートリッジ

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JP2003307991A JP2002245143A JP2002245143A JP2003307991A JP 2003307991 A JP2003307991 A JP 2003307991A JP 2002245143 A JP2002245143 A JP 2002245143A JP 2002245143 A JP2002245143 A JP 2002245143A JP 2003307991 A JP2003307991 A JP 2003307991A
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勝弘 境澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現像剤規制部材へのトナーの固着および融着
を防止することで画像の濃度薄及び縦スジを防ぎ、長期
にわたって安定した画像形成を行うことの可能な画像形
成装置及び該画像形成装置に用いるプロセスカートリッ
ジを提供する。 【解決手段】 現像ローラ回転中における現像ローラと
現像ブレードの電位関係が、画像形成時には略同電位
(−300V)となり、準備前回転、紙間、準備後回転
などの非画像形成時の少なくとも一部においては所定の
電位差(300V)を有するように制御する。このと
き、現像ローラの電位よりも現像ブレードの電位のほう
が現像剤の帯電極性と同極性側に大きいことが好まし
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機ある
いはプリンタなどとされる電子写真方式あるいは静電記
録方式を用いた画像形成装置及び画像形成装置に対して
着脱自在としたプロセスカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の画像形成装置としては、
たとえば図18に示す構成のものが知られている。同図
には、従来の画像形成装置の基本構成の一例が概略的に
示されている。
【0003】この例では、像担持体として感光ドラム1
00が用いられる。感光ドラム100は例えばアルミニ
ウム製の円筒基体の表面に感光材料層(例えば有機感光
材料層)を形成したものであり、回転駆動される。感光
ドラム100の周囲には、回転方向上流側から順に、帯
電ローラ101、不図示のレーザビーム走査光学系、現
像手段としての現像器102、転写ローラ111、クリ
ーナ109が配置される。
【0004】帯電ローラ101にて感光ドラム100上
を均一に帯電したのち、レーザビーム走査光により静電
潜像を感光ドラム100上に形成する。そして、静電潜
像に応じて現像器中のトナー(現像剤)により可視像化
(現像)する。
【0005】記録媒体すなわち転写材Pは、不図示の給
紙口から上記可視像(トナー像)の形成と同期を取って
給紙され、感光ドラム100と転写ローラ111との略
当接部で可視像(トナー像)の転写を受ける。転写材P
上の画像は定着器110で溶融定着される。
【0006】現像器102は、現像剤担持体としての現
像ローラ103、現像ローラ103に非磁性一成分トナ
ー(負極性)を供給する供給ローラ105、供給ローラ
105近傍に容器中のトナーを搬送する撹拌部材10
6、現像ローラ103上のトナー量を規制する現像剤規
制部材としての現像ブレード104などを有して構成さ
れる。
【0007】現像ローラ103は感光ドラム100と当
接するため、弾性体で形成される。また、現像ブレード
104は金属薄板のバネ弾性を利用して現像ローラ10
3に軽圧接触される。
【0008】現像ローラ103には、トナーを現像ロー
ラ103から感光ドラム100側へ転移させるために、
現像バイアス電源107により所定電位となるように現
像バイアスが印加される。また、現像ブレード104に
はトナーの帯電量を安定化させるために、ブレードバイ
アス電源108が接続され(特開平05−011599
号公報記載)、所定電位となるようにブレードバイアス
が印加される。ブレードバイアス電源108は、現像バ
イアス電源107と同電位のもの、各々異なる電位を供
給するもの等、各種ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来例の
画像形成装置においては、固定のDCバイアス若しくは
ACバイアスを印加することで、トナーへの帯電性付与
もしくはトナーコート等の安定化を図っていた。
【0010】しかしながら、従来例の画像形成装置では
トナー飛散や反転トナーの現像ブレードへの固着、現像
ブレードへのトナー融着を防止しつつ、トナーコートを
安定させることは困難であった。
【0011】例えば、上記従来例にて示した画像形成動
作を行ったところ、以下に示す不具合が見られた。
【0012】まず、上記従来例にて現像バイアス電源1
07とブレードバイアス電源108を同電位とした場合
には、約1000枚程の画像形成後において中間調の画
像に縦スジ状の濃度ムラが発生した。これは、現像ブレ
ード104を通過した現像ローラ103上にも現れてい
た。
【0013】現像ブレード104を観察した結果、現像
ブレード104におけるa部(現像ブレード104と現
像ローラ103の当接部近傍で、かつ、現像ローラ回転
方向下流側)に、トナーの融着塊が発生していた。トナ
ーの融着塊がある部分はトナーの流れがせき止められる
ため現像ローラ103上のトナー量は薄くなり、画像上
で縦スジ状の濃度ムラを発生させていた。
【0014】この理由を、図19のトナー融着概略図を
用いて説明する。図19中、Tは負極性を有する非磁性
一成分トナーであり、トナーTはトナー粒子と補助粒子
としての外添剤から構成される。
【0015】現像ローラ103に担持されるトナーは負
極性であり、通常環境においては、現像ブレード104
を通過した現像ローラ103上に担持されたトナー層
は、約−20〜−50V程度の電位を持つ(トレック社
製 表面電位計model334にて測定)。現像ロー
ラ103と現像ブレード104の当接部では、トナーに
よって現像ブレード104の表面が常に摺擦されるた
め、外添剤の付着は発生しにくい。
【0016】しかし、現像ローラ103と現像ブレード
104の当接部より下流側(図中、a部)においては、
トナー層が現像ブレード表面から徐々に離れていくた
め、電位勾配が発生することとなる。
【0017】即ち、現像ローラ103と現像ブレード1
04がたとえ同電位であったとしても、現像ローラ10
3上に担持されている負極性に帯電されたトナー層が電
位を有するため、トナー層の最表面のほうが現像ブレー
ド104より負極性に大きくなる。
【0018】従ってトナー層の最表面のトナーに付着し
ている負極性の外添剤G1がトナー表面から離脱して現
像ブレード表面a部に付着することとなる。現像ブレー
ド表面a部に付着する外添剤が画像形成をすすめるうち
に除々に増加していき、付着した外添剤により見かけ現
像ブレード104の表面が粗されたようになる。
【0019】このため、粗れた表面にトナーが捕獲され
トナー層によって摺擦されることで摩擦熱により溶融
し、トナーの融着塊が発生するものと考えられる。
【0020】従来例の特開平05−011599号公報
に示す画像形成装置においては、例えば現像ローラ10
3には現像バイアス電源107から−300Vの電圧が
常時供給され、現像ブレード104にはブレードバイア
ス電源108から−400Vが供給され、現像ローラ1
03と現像ブレード104間には約100Vの電位差が
生じることとなる。従って、トナー層による電荷を加味
してもトナー層表面から負極性の外添剤G1がトナー表
面から離脱することはなくなる。
【0021】しかしながら、特開平05−011599
号公報に示されるように電位差を設けた場合、以下に示
す不具合が生じた。
【0022】例えば、約1500枚程の画像形成後にお
いてベタ画像の濃度薄及び縦スジが発生した。これは、
現像ブレード104を通過した現像ローラ103上にも
現れていた。
【0023】この原因を解明すべく現像ブレード104
を観察した結果、現像ブレード104におけるb部(現
像ブレード104と現像ローラ103の当接部近傍で、
かつ、現像ローラ回転方向上流側)に、トナーが一面に
付着していた。トナーの付着は溶融してはいないが、エ
アーブラシにてエアーを吹き付けても吹き飛ばない程度
に固着していた。b部のトナーの固着によりトナーの流
れがせき止められるため現像ローラ103上のトナー量
は薄くなり、画像上で縦スジ状の濃度ムラを発生させて
いた。
【0024】以下、図19を用いてこの現像ローラ10
3(−300V)と現像ブレード104(−400V)
の電位を変更した場合について具体的に説明する。
【0025】供給ローラ105によって摩擦帯電された
トナーが現像ローラ103と現像ブレード104との当
接部前(b部近傍)に到達すると、トナー層中に混ざっ
ている反転トナー(正極性に帯電したトナー)が電位差
の影響により現像ブレード104表面のb部に引きつけ
られることになる。特に、現像ローラ103と現像ブレ
ード104の電位差を大きくしていく程、反転トナーを
引きつけるため、現像ブレード104のb部のトナー固
着がひどくなる。
【0026】トナー固着が増加していくと、現像ローラ
103と現像ブレード104との当接部前(b部近傍)
に侵入してくるトナー量がせき止められるため、トナー
層の減少となる。その結果、ベタ画像の濃度薄となって
しまった。更に、長手方向で現像ブレード104b部に
付着するトナー固着量が異なるため、濃度薄に加えて縦
スジが発生することになる。
【0027】この現象は、トナーの補助粒子として負極
性の外添剤G1に加えて正極性の外添剤G2を混在させ
た場合には、特に顕著に発生することとなる。正極性外
添剤G2は帯電性の安定化、トナーの流動性の調節等の
ためにトナー粒子及び負極性外添剤に加えて追加される
場合がある。正極性外添剤G2は上記反転トナーと同様
の動きをすることから、現像ブレード104の自由端先
端であるb部に付着することとなる。固着した正極性外
添剤G2は上記同様、濃度薄及び縦スジを発生させるこ
とになる。
【0028】また、現像ブレード104に印加する電圧
についても、使用する環境によってトナー層の表面電位
が変化するため、細かな制御が必要となる。特にトナー
層の表面電位は、低湿環境では高くなり、高湿環境では
低くなる傾向にあるためである。
【0029】また、特開昭58−153972号公報記
載のように、現像ブレード104に常時ACバイアスを
印加した場合には、現像ローラ103と現像ブレード1
04の当接部より下流側(図中、a部)においてACバ
イアスによるトナークラウドが発生することになる。こ
のトナークラウドの発生はトナーを無用に飛散させるこ
ととなり、機内を汚すことになってしまう。また、AC
バイアスを現像ブレード104に印加した場合には、現
像ローラ103と現像ブレード104が当接しているこ
とから、ACバイアスによるアタック音が発生してしま
うこととなる。
【0030】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、現像剤規制部材への
現像剤の固着および融着を防止することで画像の濃度薄
及び縦スジを防ぎ、長期にわたって安定した画像形成を
行うことの可能な画像形成装置及び該画像形成装置に用
いるカートリッジを提供することにある。
【0031】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の画像形成装置は、静電潜像が形成される像担
持体と、該静電潜像を現像剤にて可視像化(顕像化)す
る手段であって、回転可能な現像剤担持体および該現像
剤担持体に担持された現像剤量を規制する現像剤規制部
材を有してなる現像手段と、前記現像剤担持体および前
記現像剤規制部材の各々に電圧を印加する電圧印加手段
と、該電圧印加手段を制御する制御手段と、を備え、該
制御手段は、前記現像剤担持体の回転中における前記現
像剤担持体と前記現像剤規制部材の電位関係が、画像形
成時には略同電位となり、非画像形成時の少なくとも一
部においては所定の電位差を有するように、前記電圧印
加手段を制御することを特徴とする。
【0032】また、他の発明の画像形成装置は、静電潜
像が形成される像担持体と、該静電潜像を現像剤にて可
視像化する手段であって、回転可能な現像剤担持体およ
び該現像剤担持体に担持された現像剤量を規制する現像
剤規制部材を有してなる現像手段と、前記現像剤担持体
および前記現像剤規制部材の各々に電圧を印加する電圧
印加手段と、該電圧印加手段を制御する制御手段と、を
備え、該制御手段は、前記現像剤担持体の回転中におけ
る前記現像剤担持体と前記現像剤規制部材の電位関係
が、画像形成時には略同電位となり、非画像形成時の少
なくとも一部においては所定の電位差を有して、かつ、
前記現像剤規制部材の電位が前記現像剤担持体の電位よ
りも前記現像剤の帯電極性と同極性側に大きくなるよう
に、前記電圧印加手段を制御することを特徴とする。
【0033】また、他の発明の画像形成装置は、静電潜
像が形成される像担持体と、該静電潜像を現像剤にて可
視像化する手段であって、回転可能な現像剤担持体およ
び該現像剤担持体に担持された現像剤量を規制する現像
剤規制部材を有してなる現像手段と、前記現像剤担持体
および前記現像剤規制部材の各々に電圧を印加する電圧
印加手段と、該電圧印加手段を制御する制御手段と、を
備え、該制御手段は、前記現像剤担持体の回転中におけ
る前記現像剤担持体と前記現像剤規制部材の電位差が、
画像形成時より、非画像形成時の少なくとも一部におい
て大きくなるように、前記電圧印加手段を制御すること
を特徴とする。
【0034】上記構成において、少なくとも現像手段
が、画像形成装置本体に対して着脱自在のカートリッジ
として構成されていることが好ましい。
【0035】また、他の発明の画像形成装置は、静電潜
像が形成される像担持体と、該静電潜像を現像剤にて可
視像化する手段であって、回転可能な現像剤担持体及び
該現像剤担持体に担持された現像剤量を規制する現像剤
規制部材を有してなる現像手段と、該現像剤担持体及び
現像剤規制部材の両者に電圧を印加する単一の電圧印加
手段と、該現像剤規制部材に印加される電圧の遅延制御
を行う遅延制御手段と、を備え、前記現像手段の画像形
成時に、前記電圧印加手段により現像剤担持体と現像剤
規制部材とを略同電位とし、前記現像剤担持体の回転中
であって前記現像手段による画像形成が行われていない
非画像形成時の少なくとも一部にて、前記電圧印加手段
による印加電圧を変化させ、該印加電圧の変化による前
記現像剤規制部材の電圧変動を前記遅延制御手段によっ
て遅延制御し、前記現像剤担持体と現像剤規制部材とに
電位差を生じさせることを特徴とする。
【0036】この他、本発明の画像形成装置は、静電潜
像が形成される像担持体と、該静電潜像を現像剤にて可
視像化する手段であって、回転可能な現像剤担持体及び
該現像剤担持体に担持された現像剤量を規制する現像剤
規制部材を有してなる現像手段と、該現像剤担持体及び
現像剤規制部材の両者に電圧を印加する単一の電圧印加
手段と、該現像剤規制部材に印加される電圧の遅延制御
を行う遅延制御手段と、を備え、前記現像手段の画像形
成時に、前記電圧印加手段により現像剤担持体と現像剤
規制部材とを略同電位とし、前記現像剤担持体の回転中
であって前記現像手段による画像形成が行われていない
非画像形成時の少なくとも一部にて、前記電圧印加手段
による印加電圧を変化させ、該印加電圧の変化による前
記現像剤規制部材の電圧変動を前記遅延制御手段によっ
て遅延制御し、前記現像剤担持体と比べて現像剤規制部
材のほうが現像剤の帯電極性と同極性側に大きい電位差
を生じさせることを特徴とする。
【0037】この他、本発明の画像形成装置は、静電潜
像が形成される像担持体と、該静電潜像を現像剤にて可
視像化する手段であって、回転可能な現像剤担持体及び
該現像剤担持体に担持された現像剤量を規制する現像剤
規制部材を有してなる現像手段と、該現像剤担持体及び
現像剤規制部材の両者に電圧を印加する単一の電圧印加
手段と、該現像剤規制部材に印加される電圧の遅延制御
を行う遅延制御手段と、を備え、前記現像剤が、トナー
粒子及び該トナー粒子に外添された複数の補助粒子とを
有してなり、該補助粒子の一つがトナー粒子の帯電極性
と逆の極性を有する粒子であって、前記現像手段の画像
形成時に、前記電圧印加手段により現像剤担持体と現像
剤規制部材とを略同電位とし、前記現像剤担持体の回転
中であって前記現像手段による画像形成が行われていな
い非画像形成時の少なくとも一部にて、前記電圧印加手
段による印加電圧を変化させ、該印加電圧の変化による
前記現像剤規制部材の電圧変動を前記遅延制御手段によ
って遅延制御し、前記現像剤担持体と比べて現像剤規制
部材のほうが現像剤の帯電極性と同極性側に大きい電位
差を生じさせることを特徴とする。
【0038】この他、本発明の画像形成装置は、静電潜
像が形成される像担持体と、該静電潜像を現像剤にて可
視像化する手段であって、回転可能な現像剤担持体及び
該現像剤担持体に担持された現像剤量を規制する現像剤
規制部材を有してなる現像手段と、該現像剤担持体及び
現像剤規制部材の両者に電圧を印加する単一の電圧印加
手段と、該現像剤規制部材に印加される電圧の遅延制御
を行う遅延制御手段と、を備え、前記現像手段による画
像形成が行われていない非画像形成時の少なくとも一部
にて、前記電圧印加手段による印加電圧を変化させるこ
とを特徴とする。
【0039】この他、本発明の画像形成装置は、静電潜
像が形成される像担持体と、該静電潜像を現像剤にて可
視像化する手段であって、回転可能な現像剤担持体及び
該現像剤担持体に担持された現像剤量を規制する現像剤
規制部材を有してなる現像手段と、該現像剤担持体及び
現像剤規制部材の両者に電圧を印加する単一の電圧印加
手段と、該現像剤規制部材に印加される電圧の遅延制御
を行う遅延制御手段と、を備え、前記現像手段による画
像形成が行われていない非画像形成時の少なくとも一部
にて、前記電圧印加手段による印加電圧を現像剤の帯電
極性と同極性側に大きくなるように変化させることを特
徴とする。
【0040】この他、本発明の画像形成装置は、静電潜
像が形成される像担持体と、該静電潜像を現像剤にて可
視像化する手段であって、回転可能な現像剤担持体及び
該現像剤担持体に担持された現像剤量を規制する現像剤
規制部材を有してなる現像手段と、該現像剤担持体及び
現像剤規制部材の両者に電圧を印加する単一の電圧印加
手段と、該現像剤規制部材に印加される電圧の遅延制御
を行う遅延制御手段と、を備え、前記現像手段の画像形
成時に、前記電圧印加手段により現像剤担持体と現像剤
規制部材とを略同電位とし、前記現像剤担持体の回転中
であって前記現像手段による画像形成が行われていない
非画像形成時の少なくとも一部にて、前記電圧印加手段
による印加電圧を画像形成時と比べて現像剤の帯電極性
と同極性側に大きくなるようにインパルス的に変化させ
ることを特徴とする。
【0041】この他、本発明の画像形成装置は、静電潜
像が形成される像担持体と、該静電潜像を現像剤にて可
視像化する手段であって、回転可能な現像剤担持体及び
該現像剤担持体に担持された現像剤量を規制する現像剤
規制部材を有してなる現像手段と、該現像剤担持体及び
現像剤規制部材の両者に電圧を印加する単一の電圧印加
手段と、該現像剤規制部材に印加される電圧の遅延制御
を行う遅延制御手段と、を備え、前記現像剤が、トナー
粒子及び該トナー粒子に外添された複数の補助粒子とを
有してなり、該補助粒子の一つがトナー粒子の帯電極性
と逆の極性を有する粒子であって、前記現像手段の画像
形成時に、前記電圧印加手段により現像剤担持体と現像
剤規制部材とを略同電位とし、前記現像剤担持体の回転
中であって前記現像手段による画像形成が行われていな
い非画像形成時の少なくとも一部にて、前記電圧印加手
段による印加電圧を画像形成時と比べて現像剤の帯電極
性と同極性側に大きくなるようにインパルス的に変化さ
せることを特徴とする。
【0042】また、これらの画像形成装置において、前
記画像形成時は、前記現像手段が転写材の画像形成領域
に転写すべき可視像を現像しているときであり、前記非
画像形成時は、該画像形成時以外であって且つ前記現像
剤担持体が回転しているときであることが望ましい。
【0043】前記現像剤担持体の表面抵抗値は8×10
Ω〜1×1012Ωであり、バルクの抵抗値は3×1
Ω〜5×10Ωであることが望ましい。
【0044】前記現像剤担持体の表面抵抗値はバルクの
抵抗値よりも1桁以上大きいことが望ましい。
【0045】また、これらの画像形成装置においては、
前記非画像形成時の一部において現像剤担持体と現像剤
規制部材に60V〜500Vの電位差を生じさせること
や、前記トナー粒子の形状係数SF−1の値が100〜
160であり、形状係数SF−2の値が100〜140
であることが望ましい。
【0046】更に本発明のカートリッジは、これらの画
像形成装置における前記現像手段を有し、該画像形成装
置の本体に対して着脱自在としたことを特徴とする。
【0047】この他、本発明のカートリッジは、これら
の画像形成装置における前記現像手段及び遅延制御手段
を有し、該画像形成装置の本体に対して着脱自在とした
ことを特徴とする。
【0048】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像形成装置
及びプロセスカートリッジの好適な実施形態について図
面に則して更に詳しく説明する。
【0049】従来例の画像形成装置においては、固定の
DCバイアス若しくはACバイアスを印加することで、
トナーへの帯電性付与もしくはトナーコート等の安定化
を図っていた。しかしながら、従来例の画像形成装置で
はトナー飛散や反転トナーの現像ブレードへの固着、現
像ブレードへのトナー融着を防止しつつ、トナーコート
を安定させることは困難であった。
【0050】本実施形態においては、現像ローラ(現像
剤担持体)の回転中における現像ローラと現像ブレード
(現像剤規制部材)の電位関係が、画像形成時には略同
電位となり、非画像形成時の少なくとも一部においては
所定の電位差を有するように制御することを特徴として
いる。非画像形成時において、現像ブレードに付着した
外添剤を除去し、現像ブレードをリフレッシュするもの
である。
【0051】さらに、非画像形成時の少なくとも一部に
おいて現像ローラと現像ブレードに所定の電位差を設け
る際には、現像ブレードの電位が現像ローラの電位より
も現像剤の帯電極性と同極性側に大きくなるように制御
することが好ましい。これは、トナー粒子の帯電極性と
同極性の外添剤を反対極性の外添剤より多量に混入させ
るため、現像ブレードに付着しやすい外添剤はトナー粒
子の帯電極性と同極性の外添剤となるからである。但
し、トナー粒子の帯電極性と逆極性の外添剤が現像ブレ
ードに付着しやすい場合には、トナー粒子の帯電極性と
逆極性に大きい電圧を印加してもよい。
【0052】ここで、画像形成時とは、現像手段が転写
材の画像形成領域(余白領域を除いた部分)に転写すべ
き可視像を現像している間の時間をいい、非画像形成時
とは、画像形成時以外であって且つ現像ローラが回転し
ている時間、たとえば転写材の余白領域に相当する部分
が現像工程に供されている時間(この間、実際には可視
像は形成されない)、画像形成前の準備前回転時、画像
形成終了後の準備後回転時、複数枚プリント時の転写材
の間(紙間)の時間、電源ON時の準備前多回転時など
をいう。
【0053】即ち本実施形態においては、毎プリント時
において、画像形成時に略同電位にして現像ブレード
(図19中、a部)に付着した負極性外添剤を、非画像
形成時に現像ローラ側に転移させ現像ブレードをリフレ
ッシュすることで、現像ブレードへのトナーの固着およ
び融着を防止するものである。
【0054】このリフレッシュ動作は、非画像形成時、
すなわち転写材の余白領域に相当する部分が現像に供さ
れている時間、画像形成前の準備前回転時、画像形成終
了後の準備後回転時、紙間等にて、例えば現像ローラに
−300Vが印加されている場合には現像ブレードに−
300Vより大きい電圧(例えば、−400V〜−90
0V等)を短時間印加することで、画像形成時に付着し
た負極性外添剤を現像ローラ側に戻すように作用する。
【0055】これにより、画像形成時に略同電位にした
ことで現像ブレードに付着した外添剤が堆積することが
ないため、見かけ表面粗さがあれてトナーが現像ブレー
ドに捕獲されることはなくなる。その結果、現像ブレー
ド(図19中、a部)に融着が発生することを防止でき
る。
【0056】本実施形態において略同電位とは、印加さ
れた現像バイアスに対して±60V未満の範囲をいう。
例えば、現像バイアスが−300Vであった場合、−2
40V以下となると現像ブレードを通過するトナー量が
減少して十分な画像濃度が得にくくなる。逆に、−36
0V以上となると、後述する正極性の外添剤が現像ブレ
ードに付着しやすくなり、現像ブレードの自由端側に付
着した正極性外添剤により現像ブレードと現像ローラの
当接部に侵入するトナーが堰き止められやすくなり、縦
スジ状の濃度ムラを発生させるためである。
【0057】また、このリフレッシュ動作は非画像形成
時の短時間に行われるため、たとえ現像ブレードの自由
端先端(図19中、b部)に反転トナーや正極性外添剤
が付着したとしても、画像形成時には現像ローラ側へ戻
るように作用するので、前記同様現像ブレードに外添剤
が堆積することはなく、縦スジや濃度薄等の画像不良を
発生させることはない。
【0058】特に本実施形態においては、前記非画像形
成時に現像ローラと現像ブレードに電位差を作用させる
場合、現像ローラが回転していることが重要である。停
止した状態で電位差を作用させても再付着する場合があ
るためである。現像ローラが回転していることで現像ロ
ーラ側に戻した正極性外添剤を現像ブレードと現像ロー
ラの当接部で現像ローラの回転方向下流側部(図19
中、a部)から遠ざけることが可能となり、再付着を防
ぐこととなる。
【0059】前記非画像形成時に現像ローラと現像ブレ
ードに作用させる電位差については、60V〜500V
であることが望ましい。これは、60V以下であると現
像ブレードに付着した負極性外添剤を現像ローラ側に転
移することができず、現像ブレードの融着を防止する効
果が得られないためである。また、500V以下として
いるのは、これ以上になると現像ローラと現像ブレード
間で放電が発生しやすくなることと、現像ブレードと現
像ローラ間に流れる電流が大きくなってしまい、高容量
の電源が必要となるからである。
【0060】また、本実施形態においては、トナーに外
添される補助粒子として、複数の補助粒子を使用するこ
とが可能である。特に、補助粒子の一つにトナーの極性
と逆極性の外添剤(正極性)を用いることで、現像ロー
ラの回転動作と相まって、現像ブレードに付着した負極
性外添剤を擦り落とすことも可能となる。
【0061】トナー粒子の画像解析装置で測定した形状
係数SF−1の値が100〜160であり、形状係数S
F−2の値が100〜140であることにより、現像ロ
ーラと現像ブレード間の摺擦におけるトルクが下がり、
摩擦熱の発生を抑制することで、トナー融着をさらに防
止することが可能となる。
【0062】また、少なくとも現像手段を画像形成装置
本体に着脱自在なカートリッジとして構成することが好
ましい。この場合、現像手段のみをカートリッジ化した
現像カートリッジとしてもよいし、現像手段に加えて像
担持体・帯電手段・クリーニング手段などを一体化した
プロセスカートリッジとしてもよい。これにより、トナ
ー補給や寿命を過ぎた現像器の交換等、諸々メンテナン
ス作業に係わる使用者の労力を軽減し、簡単な操作で安
定した出力画像が得られる様になる。
【0063】(第1の実施形態)本発明の第1の実施形
態について図1〜図4により説明する。
【0064】まず、図2により本実施形態の画像形成装
置について説明する。本実施形態の画像形成装置は、像
担持体の被露光部にトナーを付着させて可視化する反転
現像系であり、負帯電トナーを担持した現像剤担持体を
像担持体に当接させて現像を行う一成分画像形成装置で
ある。
【0065】図2において、1は像担持体としての感光
ドラムであり、矢印x方向に回転可能である。感光ドラ
ム1は一次帯電器である帯電ローラ2により、表面が負
極性に一様帯電される。そして、感光ドラム1の回転に
伴って、一様に帯電された表面は露光器3により露光さ
れる。被露光部の電荷が消失することで、感光ドラム1
上に静電潜像が形成される。
【0066】4は現像器であり、静電潜像の被露光部に
現像剤としてのトナーを転移させ、静電潜像を可視像化
する現像手段である。用いられるトナーは非磁性一成分
トナーを用いる。また、本実施形態は被露光部にトナー
を転移させる所謂反転現像系である。
【0067】感光ドラム1上に転移したトナーは転写帯
電器としての転写ローラ5により転写材Pに転移され
る。転写されずに感光ドラム1上に残ったトナーはクリ
ーニング手段6により感光ドラム1上より除去される。
【0068】転写材P上のトナーは定着器7により熱溶
融され転写材P上に固着し、永久画像となる。
【0069】現像器4は現像剤担持体としての現像ロー
ラ8、現像ローラ8にトナーを供給する供給ローラ1
2、現像剤規制部材としての現像ブレード9、供給ロー
ラ12側にトナーを搬送する撹拌部材13からなる。
【0070】現像ローラ8は駆動装置としてのモータ1
5により矢印y方向に回転可能である。現像ローラ8は
感光ドラム1表面に当接して現像を行う所謂接触現像で
あることから、現像ローラ8はゴム等の弾性を有するこ
とが望ましい。現像ローラ8には現像バイアス電源10
から約−300Vの電圧が供給される。感光ドラム1上
の被露光部電位と現像バイアス電源10から供給される
電位差により現像ローラ8上のトナーが感光ドラム1上
の被露光部に転移する。
【0071】現像ブレード9は金属薄板からなり、薄板
のバネ弾性を利用して現像ローラ8に接触当接される。
金属薄板の材質は、ステンレス鋼、リン青銅等が使用可
能であるが、本実施形態においては、厚さ0.1mmの
リン青銅薄板を用いた。現像ブレード9と現像ローラ8
の摺擦によりトナーは摩擦帯電されて電荷を付与される
と同時に層厚規制される。現像ブレード9には、ブレー
ドバイアス電源11から所定電圧が供給される。
【0072】本実施形態では、現像ブレード9として金
属薄板を用いたが、これにとらわれるものでなく、例え
ば、金属薄板上に導電ゴム等をチップ形状に貼り付けた
り、導電剤をコートしてもよい。
【0073】以下、本実施形態の特徴である現像ローラ
8及びその他の部材について説明する。
【0074】(現像ローラ構成)現像ローラ8は、芯金
上に弾性層を有する、所謂弾性現像ローラである。本実
施形態においては、φ8mmのステンレス製の芯金上に
ブダジエンゴム(BR)にカーボンが分散されたソリッ
ドゴムからなる第1層(基層)を約4mm形成する。
【0075】更に、第2層(中間層)として、ニトリル
ゴム(NBR)中に約20μm〜60μm程度の球形状
樹脂を分散させた層を約10μm形成する。該球形状樹
脂は現像ローラの表面粗さ調整の役目を担っている。
【0076】第2層の上に、第3層(表層)を形成す
る。表層はカーボンによって抵抗調整されたウレタンゴ
ムからなり、約10μmの層厚を有する。表層の樹脂
は、トナーと摩擦され、トナーを帯電させる目的を有す
るため、トナーを所定極性に帯電させ得る樹脂が好適に
用いられる。
【0077】(現像ローラの材料)現像ローラの基層及
び中間層材料としては、上記の他に、シリコーンゴム、
ブチルゴム、天然ゴム、アクリルゴム、EPDM(エチ
レン・プロピレン共重合体)又はこれらの混合されたゴ
ム等、一般的に用いられるゴムが使用可能である。
【0078】これらのゴムを母体として、カーボン樹脂
粒子、金属粒子、イオン導電剤等を分散させることで所
望する抵抗値が得られる。イオン導電剤としては、過塩
素酸リチウム、4級アンモニウム塩等のイオン導電剤を
バインダー中に分散させることで導電性をだすことがで
きる。
【0079】表層の樹脂バインダーとしては、負帯電性
トナーを用いた場合には、ウレタン樹脂、シリコーン樹
脂、ポリアミド樹脂等が好適に用いられる。また、正帯
電性トナーを使用するのであれば、フッ素樹脂等が好適
に用いられる。これらの樹脂に前述のカーボン樹脂粒
子、金属粒子、イオン導電剤等を分散させることで所望
する抵抗値が得られる。
【0080】本実施形態においては3層構成としたが、
これにとらわれるものではない。所望の表面粗さを形成
するのに、中間層に球形状樹脂を用いたが、基層の表面
の粗さ等を利用して2層構成とすることも可能である。
【0081】(現像ローラ抵抗)現像ローラの抵抗値と
しては、後述する表面抵抗とバルク抵抗を以下の値に適
合させることが好ましい。
【0082】表面抵抗としては、2×10Ω〜8×1
14Ωまで使用可能である。好ましくは、5×10
Ω〜1×1012Ωの範囲で使用することが望ましい。
2×10Ω以下となると、トナーへの摩擦帯電が難し
くなるからである。8×10 14Ω以上となると、摩擦
帯電による残留電荷により、前周の画像濃淡ムラ(ゴー
スト)が発生しやすくなるからである。
【0083】バルクの抵抗としては、2×10Ω〜5
×10Ωであることが望ましい。2×10Ω以下で
あると、弾性層に流れる電流が多くなり、必要な電流容
量が大きくなってしまうためである。また5×10Ω
以上となると、現像時に流れる電流を阻害されやすくな
るからである。
【0084】(現像ローラ抵抗の測定法) (1)ローラの表面抵抗測定方法 ローラの表面抵抗測定方法を図3を用いて説明する。同
図において、63は測定対象であるローラであり、ロー
ラ63はステンレス等からなる導電性芯金62と、その
外周に形成された弾性層61と、ローラ表面60からな
る。ローラ63が単層である場合は、弾性層61とロー
ラ表面60は同種の材料で構成されることとなる。
【0085】電極64は後述する電圧を印加する印加電
極64a,64cと、測定電極64bからなる。電極の
それぞれは、5mm厚であり、中心部が円形状にくり貫
かれている。該円形状にくり貫かれた電極の内面が測定
対象であるローラ63の外周に当接し、且つ、各電極は
それぞれ5mmの間隔をもって配設される。
【0086】65は測定回路であり、電源Ein1、抵抗
Ro1、電圧計Eout1からなる。本測定では、Ein1:1
00V(DC)で行った。抵抗Ro1については、Ro1:
100Ω〜10MΩが使用可能である。抵抗Ro1は微弱
電流を測定するためのものであるため、測定対象である
ローラ表面抵抗の2〜4桁下の抵抗値を用いるとよい。
即ち、ローラ表面抵抗が1×10Ω程度の抵抗を持つ
ものであれば、Ro1としては100kΩの抵抗でよい。
【0087】ローラの表面抵抗値Rsは下式により算出
される。
【数1】
【0088】表面抵抗の測定が電極64a〜電極64b
間と電極64c〜電極64b間の抵抗の並列となるた
め、ローラ表面の5mm間隔における実質的な抵抗値と
しては、2倍となるため、係数の「2」をかけている。
【0089】本実施形態においては、電圧を印加してか
ら10秒後のEout1の値を測定して求めた。
【0090】(2)ローラのバルク抵抗測定方法 ローラのバルク抵抗測定について図4を用いて説明す
る。同図において、63は測定対象であるローラであ
り、ローラ63はステンレス等からなる導電性芯金62
と、その外周に形成された弾性層61と、ローラ表面6
0からなる。ローラ63が単層である場合は、弾性層6
1とローラ表面60は同種の材料で構成されることとな
る。
【0091】66はφ30のステンレス鋼の円筒部材で
あり、矢印方向に約48mm/secの速度で回転す
る。このとき、ローラ63は円筒部材66の回転に伴っ
て、従動回転する。ローラの端部には、円筒部材66へ
の侵入量を50μmに規制する(ローラと円筒部材との
当接領域を一定にするため)端部コロ69が嵌合され
る。端部コロ69は、ローラ63の外径よりも100μ
m外径が小さい円筒形状をしている。
【0092】67はローラ63の両端部(導電性芯金6
2部)に印加される荷重であり、片側500g重ずつ、
計1kg重の荷重によりローラ63が円筒部材66に押
圧される。
【0093】68は測定回路であり、電源Ein2、抵抗
Ro2、電圧計Eout2からなる。本測定では、Ein2:3
00V(DC)で行った。抵抗Ro2については、Ro2:
100Ω〜10MΩが使用可能である。抵抗Ro2は微弱
電流を測定するためのものであるため、測定対象である
ローラのバルク抵抗の2〜4桁下の抵抗値を用いるとよ
い。即ち、ローラのバルク抵抗が1×10Ω程度の抵
抗を持つものであれば、Ro2としては1kΩの抵抗でよ
い。
【0094】ローラのバルク抵抗値Rbは下式により算
出される。
【数2】
【0095】本実施形態においては、電圧を印加してか
ら10秒後のEout2の値を測定して求めた。
【0096】(現像ローラ表面粗さ)現像ローラ8の表
面粗さとしては、使用するトナーの粒径にもよるが、十
点平均粗さRzで3μm〜15μmが好ましい。使用す
るトナー粒径が平均体積粒径で6μmであれば好適には
十点平均粗さRzで5μm〜12μmが使用可能であ
る。トナー粒径がより小さい場合は十点平均粗さRzを
やや小さくすることが好ましい。十点平均粗さRzが3
μm以下であると十分なトナー搬送力が得られず濃度不
足となり、15μm以上となるとトナーに十分な帯電が
得られず、非画像部にトナーが付着する所謂「かぶり」
が発生することになる。
【0097】十点平均粗さRzは、JIS B0601
に示されている定義を用い、測定には小坂研究所製の表
面粗さ試験器「SE−30H」を使用した。
【0098】(ゴム硬度)現像ローラのゴム硬度はAs
ker Cゴム硬度計(高分子計器株式会社製)を用い
た。ゴム硬度としては、30度〜65度(Asker
C)以下のものが好適に使用される。65度(Aske
r C)以上になると、現像ローラ8の摺擦によってト
ナーが溶融し、ブレード融着やローラ融着を発生させる
ため好ましくない。また、現像ローラ8と感光ドラム1
との当接状態が不安定となりやすいからである。30度
以下となると、圧縮永久歪みによる永久変形により、現
像ローラとしての使用は困難である。更に好ましくは、
35度〜55度であり、この範囲の低硬度にすること
で、トナーに過度なストレスをかけることなく、摩擦帯
電をすることができる。
【0099】(現像ローラの製造方法)本実施形態にお
ける現像ローラの製造方法の一例を述べる。
【0100】芯金上にまずゴムの接着及び導電性の確保
をする接着剤を塗布する。そして芯金の周囲にカーボン
樹脂粒子等を分散させたソリッドゴムを巻き付け、金型
内に入れる。金型をプレス機により熱及び圧力を加えて
加硫させ、加硫後に表面を研磨して、ソリッドの弾性ロ
ーラを得る。そして中間層及び表層は、ロールコーター
法、スプレー法、ディッピング法などにより行うことが
できる。イオン導電層の塗工厚さは3μm〜50μm程
度が好ましい。3μm以下では感光ドラム1との摺擦に
よる削れが懸念され、50μm以上では所望の塗工厚さ
を得るために何度も塗工をしなければならず、生産する
のに現実的ではないからである。
【0101】(現像ブレード)現像ブレードの接触圧
は、線圧約15g/cm〜45g/cmが好適である。
15g/cm以下になると、トナーに対して適切な帯電
付与ができず、「かぶり」となって画質を低下させる。
45g/cm以上になると、圧力等によりトナーに混合
されている外添剤がトナー表面から剥離しやすくなり、
トナーを劣化させ、トナーの帯電性が低下していくこと
になる。
【0102】上記、現像ブレードは金属製からなるが、
トナーへの帯電性付与向上のために、金属製の現像ブレ
ード上に樹脂等をコーティングしてもよい。該樹脂とし
ては、トナーの帯電極性が負極性の場合は、ポリアミド
樹脂が好適に用いられ、トナーの帯電極性が正極性の場
合は、フッ素樹脂等が用いられる。
【0103】線圧の測定方法としては、引き抜き板とし
て長さ100mm×幅15mm×厚さ30μmのステン
レス薄板と、挟み板として長さ180mm×幅30mm
×厚さ30μmのステンレス薄板を長さを半分にするよ
うに折ったものを用意し、挟み板の間に引き抜き板を挿
入し、該挟み板を現像ローラ8と現像ブレード9の間に
挿入する。その状態でバネばかり等で引き抜き板を一定
速度で引き抜き、そのときのバネばかりの値(単位:
g)を読む。バネばかりの値を1.5で除算して、単位
をg/cmにした場合の線圧が求められる。
【0104】(現像ローラと感光ドラムの当接圧)現像
ローラ8の感光ドラム1に対する当接圧としては、上記
線圧の測定と同様の測定において、線圧20g/cm〜
120g/cmが好ましい。線圧20g/cm以下とな
ると接触状態が不安定となり、線圧120g/cm以上
となると圧力等によりトナーに混合されている外添剤が
トナー表面から剥離しやすくなり、トナーを劣化させ、
現像ブレード9によるトナーの帯電性が低下していくこ
とになるからである。
【0105】14は制御回路(制御手段)である。制御
回路14は、現像ローラ8の回転駆動の制御、並びに電
圧印加手段としての現像バイアス電源10およびブレー
ドバイアス電源11の電圧値等の制御などを行う。
【0106】図1は本実施形態に係るシーケンスを示す
図である。図1は2枚を連続プリントした場合を示した
ものである。
【0107】図1において、感光ドラム回転のグラフと
現像ローラ回転のグラフはそれぞれ、上に凸のときに感
光ドラム1または現像ローラ8が回転駆動されることを
示している。
【0108】なお、本実施形態においては、感光ドラム
1と現像ローラ8が常時当接した状態であるため、感光
ドラム1の回転と現像ローラ8の回転が同期して行われ
る。しかし、感光ドラムと現像ローラが常時離間してい
る所謂非接触現像の場合や、接触現像であっても離間可
能な機構を有している場合には、感光ドラム1と現像ロ
ーラ8の回転は非同期で行われる。
【0109】図1において、不図示のパーソナルコンピ
ュータ等からプリント出力の要請がされると、感光ドラ
ム1及び現像ローラ8の回転開始にともなって現像バイ
アス電源10及びブレードバイアス電源11から約−3
00Vの同電位がそれぞれ印加される。現像ローラ8等
の回転開始当初は、まだ画像を描き出す前の準備回転の
時間であり、非画像形成時である。
【0110】画像形成時とは、転写材Pの余白領域を除
いた部分にトナー像を形成するための各工程の時間をい
う。また、非画像形成時とは、画像形成時を除き、かつ
現像ローラが回転しているときをいう。たとえば、準備
前回転、準備後回転、または、プリントとプリントの間
に相当する所謂「紙間」などが非画像形成時に該当す
る。
【0111】準備前回転が開始され、現像バイアス電源
10及びブレードバイアス電源11から約−300Vの
電圧が印加された後、ブレードバイアス電源11には約
−600Vの電圧が一瞬、印加される。−600Vが印
加される時間は、本実施形態においては100msec
とした。
【0112】転写材P上の画像に影響を及ぼさない時間
である非画像形成時に、現像ブレード9に−600V
を、現像ローラ8には−300Vを印加する。すなわ
ち、負帯電性の粒子(トナー及び外添剤)にとって現像
ブレード側から現像ローラ側へ転移可能な電位差が供給
されることになる。従って、現像ローラの回転開始直後
に現像ブレード9に付着する(現像ローラと現像ブレー
ド当接部から固定端側:図19中、a部)負極性外添剤
は現像ローラ8側へ転移されることになる。
【0113】現像ブレード9に−600Vを、現像ロー
ラ8には−300Vを一瞬印加した後は、現像バイアス
電源10とブレードバイアス電源11の電圧はほぼ同電
位の−300Vとなり、1枚目の画像形成領域となり画
像形成が行われる(画像形成時)。
【0114】この画像形成時は、現像ローラ8及び現像
ブレード9は略同電位であるため、現像ローラ8の回転
動作により現像ブレード9の当接部から固定端側に、ト
ナー層のもつ電荷によって負極性の外添剤が転移する。
しかしながら、反転トナーや正極性外添剤等が現像ブレ
ード9に付着することはない。
【0115】1枚目の画像形成時が終了すると、次の画
像形成との間の所謂「紙間」といわれる領域になる。こ
の紙間において、準備前回転と同様に100msec
間、現像ブレード9に−600Vの電圧が印加される。
この現像ブレード9に印加されたバイアスにより、1枚
目の画像形成中に現像ブレード9の当接部から固定端側
付着した負極性外添剤は現像ローラ8側に転移すること
となる。これは、現像ローラ8が回転している間に行わ
れていることから、再び現像ブレード9側に負極性外添
剤が戻ることはない。
【0116】そして、1枚目の画像形成と同様に2枚目
の画像形成が行われる。画像形成時においては、前述同
様に負極性外添剤が現像ブレード9の当接部から自由端
先端に付着堆積していく。
【0117】2枚目の画像形成が終了し、次回のプリン
トのための準備後回転になる。
【0118】このときも準備前回転及び紙間と同様に1
00msec間、現像ブレード9に−600Vの電圧が
印加される。この現像ブレード9に印加されたバイアス
により、1枚目の画像形成中に現像ブレード9の当接部
から固定端側付着した負極性外添剤は現像ローラ8側に
転移することとなる。これは、現像ローラ8が回転して
いる間に行われていることから、再び現像ブレード9側
に負極性外添剤が戻ることはない。
【0119】そして準備後回転動作が終了して、現像ロ
ーラ8と感光ドラム1の回転が停止する。
【0120】このように、画像形成時に現像ブレード9
の当接部から固定端側付着した負極性外添剤を、非画像
形成時に現像ブレード9と現像ローラ8間に一瞬電位差
をもうけて現像ローラ8側に戻すことで、現像ブレード
9をリフレッシュすることが可能となる。その結果、現
像ブレード当接部から固定端側に付着した負極性外添剤
を堆積させることがないため、現像ブレード9へのトナ
ー融着を防止することが可能となる。
【0121】また、現像ブレード9と現像ローラ8間に
一瞬電位差をもうけるタイミングとして、非画像形成時
としているのは、同電位から電位差を付けるようにした
場合に、現像ローラ8上に規制されるトナー担持量が変
化してしまい、画像上では濃度の段差が発生するためで
ある。
【0122】さらに、現像ブレード9と現像ローラ8間
に一瞬電位差をもうける時間は毎回行う必要はなく、例
えば画像形成前の準備前回転時に行う、準備後回転時の
み行う等、適宜行うことが可能である。
【0123】本実施形態では、現像ブレード9と現像ロ
ーラ8間に一瞬電位差をもうける時間を100msec
としているが、これにこだわるものではない。但し、現
像ブレード9をリフレッシュするためには約5msec
以上が必要である。印加時間の上限はないが、印加時間
が長くなるとプリントスピードの低下につながることか
ら、上限は数秒程度で十分である。
【0124】また、本実施形態においては100mse
cの1回のみであるが、例えば準備前回転中に複数回の
電位差をもうけることも可能である。
【0125】(トナー)本実施形態に係る一成分現像用
トナーは透過電子顕微鏡(TEM)を用いたトナー粒子
の断層面観察において、ワックス成分が結着樹脂と相溶
しない状態で、実質的に球状及び/又は紡錘形で島状に
分散されていることが好ましい。
【0126】ワックス成分を上記の如く分散させ、トナ
ー中に内包化させることによりトナーの劣化や画像形成
装置への汚染等を防止することができるので、良好な帯
電性が維持され、ドット再現に優れたトナー画像を長期
にわたって形成することが可能となる。また、加熱時に
はワックス成分が効率よく作用するため、低温定着性と
耐オフセット性を満足なものとする。
【0127】トナー粒子の断層面を観察する具体的な方
法としては、常温硬化性のエポキシ樹脂中にトナー粒子
を十分分散させた後、温度40度の雰囲気中で2日間硬
化させ得られた硬化物を四三酸化ルテニウム、必要によ
り四三酸化オスミウムを併用し染色を施した後、ダイヤ
モンド歯を備えたミクロトームを用い薄片状のサンプル
を切り出し、透過電子顕微鏡(TEM)を用いてトナー
粒子の断層形態を観察する。
【0128】本実施形態においては、用いるワックス成
分と外殻を構成する樹脂との若干の結晶化度の違いを利
用して材料間のコントラストを付けるため四三酸化ルテ
ニウム染色法を用いることが好ましい。本実施形態で用
いられたトナー粒子は、ワックス成分が外殻樹脂で内包
化されていることが観測された。
【0129】本実施形態に係るワックス成分は、示差走
査熱量計により測定されるDSC曲線において、昇温時
に40度〜130度の領域に最大吸熱ピークを有するも
のが用いられる。上記温度領域に最大吸熱ピークを有す
ることにより低温定着に大きく貢献しつつ、離型性をも
効果的に発現する。
【0130】この最大吸熱ピークが40度未満であると
ワックス成分の自己凝集力が弱くなり、結果として耐高
温オフセット性が悪化すると共に、グロスが高くなりす
ぎる。一方、最大吸熱ピークが130度をこえると定着
温度が高くなると共に、定着画像表面を適度に平滑化せ
しめることが困難となるため、特にカラートナーに用い
た場合には混色性低下の点から好ましくない。更に、水
系媒体中で造粒・重合を行い重合方法により直接トナー
を得る場合、最大吸熱ピーク温度が高いと主に造粒中に
ワックス成分が析出する等の問題を生じ好ましくない。
【0131】ワックス成分の最大吸熱ピーク温度の測定
は、「ASTM D 3418−8」に準じて行う。測
定には、例えば、パーキンエルマー社製DSC−7を用
いる。装置検出部の温度補正はインジウムと亜鉛の融点
を用い、熱量の補正についてはインジウムの融解熱を用
いる。測定サンプルにはアルミニウム製パンを用い、対
照用に空パンをセットし、1回昇温−降温させ前履歴を
とった後、昇温速度10度/minで測定を行う。
【0132】上記ワックス成分としては、具体的にはパ
ラフィンワックス,ポリオレフィンワックス,フィッシ
ャートロピッシュワックス,アミドワックス,高級脂肪
酸,エステルワックス及びこれらの誘導体又はこれらの
グラフト/ブロック化合物等が利用できる。
【0133】本実施形態に係るトナーは、画像解析装置
で測定した形状係数SF−1の値が100〜160であ
り、形状係数SF−2の値が100〜140であること
が好ましく、形状係数SF−1の値が100〜140で
あり、形状係数SF−2の値が100〜120であれば
更に好ましい。また、上記の条件を満たし、かつ、(S
F−2)/(SF−1)の値を1.0以下とすることに
より、トナーの諸特性のみならず、画像解析装置とのマ
ッチングがきわめて良好なものとなる。
【0134】上記形状係数SF−1,SF−2は、日立
製作所製FE−SEM(S−800)を用い倍率500
倍に拡大したトナー像を100個無作為にサンプリング
し、その画像情報をインターフェースを介してニコレ社
製画像解析装置(Luzex3)に導入し解析を行い、
下式より算出し得られた値によって定義されるパラメー
タである。
【数3】
【0135】トナーの形状係数SF−1はトナー粒子の
丸さの度合を示し、球形から徐々に不定形となる。SF
−2はトナー粒子の凹凸度合を示し、トナー表面の凹凸
が顕著となる。
【0136】前述の形状係数SF−1が160を越える
場合には、転がり抵抗が低くなるためトルクが増大す
る。また、摩擦が大きくなるため、摩擦熱が大きくなり
熱劣化を起こしやすい。
【0137】トナー像の転写効率を高めるためには、ト
ナー粒子の形状係数SF−2は、100〜140であ
り、(SF−2)/(SF−1)の値が1.0以下であ
るのがよい。トナー粒子の形状係数SF−2が140よ
り大きく、(SF−2)/(SF−1)の値が1.0を
超える場合、トナー粒子の表面がなめらかではなく、多
数の凹凸をトナー粒子が有しており、感光ドラム1から
転写材P等への転写効率が低下する傾向にある。
【0138】特に、形状係数SF−1が160以下、形
状係数SF−2が140とすることで、現像ブレード9
と現像ローラ8に電位差を設けた場合に、トナーが現像
ブレード9から離間しやすくなり、ブレード融着防止に
は有効である。
【0139】さらには、本実施形態で使用するトナー粒
子としては、トナー粒子表面が外添剤で被覆された物を
用い、トナーが所望の帯電量が付与されるようにするこ
とが好ましい。
【0140】その意味で、トナー表面の外添剤被覆率
が、5%〜99%さらに好ましくは、10%〜99%で
あることが好ましい。
【0141】トナー表面の外添剤被覆率は、日立製作所
製FE−SEM(S−800)を用いトナー像を100
個無作為にサンプリングし、その画像情報をインターフ
ェースを介してニコレ社製画像解析装置(Luzex
3)に導入して計測する。得られる画像情報は、トナー
粒子表面部分と外添剤部分との明度が異なるため、2値
化して、外添剤部分の面積SGとトナー粒子部分の面積
(外添剤部分の面積も含む)STに分けてもとめ、下記
式により算出する。
【数4】
【0142】本実施形態に使用される外添剤としては、
トナーに添加した時の耐久性の点から、トナー粒子の重
量平均径の1/10以下の粒径であることが好ましい。
この添加剤の粒径とは、電子顕微鏡におけるトナー粒子
の表面観察により求めたその平均粒径を意味する。外添
剤としては、たとえば、以下のようなものが用いられ
る。
【0143】金属酸化物(酸化アルミニウム,酸化チタ
ン,チタン酸ストロンチウム,酸化セリウム,酸化マグ
ネシウム,酸化クロム,酸化錫,酸化亜鉛など)・窒化
物(窒化ケイ素など)・炭化物(炭化ケイ素など)・金
属塩(硫酸カルシウム,硫酸バリウム,炭酸カルシウム
など)・脂肪酸金属塩(ステアリン酸亜鉛,ステアリン
酸カルシウムなど)・カーボンブラック・シリカなど。
【0144】本実施形態においては、トナー粒子中(1
00重量部)に補助粒子を外添した。外添した補助粒子
は負極性外添剤としてシリカを1重量部、正極性外添剤
として酸化チタン0.1重量部を加えた。特に、正極性
外添剤を加えた場合には、トナーの流動性の調節、安定
したトナーへの帯電性付与が可能である。従来例にあっ
ては、現像ブレード9の自由端先端に正極性外添剤が付
着してしまうため、使用することができなかったが、本
実施形態においては、正極性外添剤は画像形成動作中に
現像ローラ8やトナーとの摺擦により現像ブレード9の
自由端先端から剥ぎ取られるため、画像に影響を及ぼす
ことがない。
【0145】これら外添剤は、トナー粒子100重量部
に対し、0.01重量部〜10重量部が用いられ、好ま
しくは、0.05重量部〜5重量部が用いられる。これ
ら外添剤は、単独で用いても、又、複数併用しても良
い。それぞれ、疎水化処理を行ったものが、より好まし
い。
【0146】外添剤の添加量が0.01重量部未満の場
合には、一成分系現像剤の流動性が悪化し、転写及び現
像の効率が低下してしまい、画像の濃度ムラや画像部周
辺にトナーが飛び散ってしまう、所謂飛び散りが発生す
る。
【0147】一方、外添剤の量が10重量部を越える場
合には、過多な外添剤が感光ドラム1や現像ローラ8に
付着してトナーへの帯電性を悪化させたり、画像を乱し
たりする。
【0148】以上述べたように、現像ローラ回転中の現
像ローラ8と現像ブレード9の電位関係が、画像形成時
には各々が略同電位であり、非画像形成時のすくなくと
も一部においては電位差を有すると同時に、該電位差を
作用させる各電位は現像ローラ8より現像ブレード9の
ほうが現像剤の帯電極性と同極性側に大きくすること
で、現像ブレード9へのトナー付着・堆積・融着を防
ぎ、画像濃度不良及び縦スジを防止することが可能とな
る。
【0149】(第2の実施形態)以下、図5〜図7を参
照して本発明の第2の実施形態について説明する。前記
第1の実施形態と同一部位については同一の番号を付し
て説明を省略する。
【0150】図5は本実施形態に係る画像形成装置の概
略図である。この画像形成装置は、カラー画像形成装置
であり、概略、像担持体である感光ドラム1、帯電手段
としての帯電ローラ2、画像情報を与える露光器3、感
光ドラム1上の静電潜像を可視像化する現像器22、お
よび中間転写体24によって構成されている。
【0151】現像器22は回転支持体としてのロータリ
22xとイエロー現像カートリッジ22a、マゼンタ現
像カートリッジ22b、シアン現像カートリッジ22
c、ブラック現像カートリッジ22dからなる。
【0152】本実施形態にて画像形成装置は、電子写真
方式のカラープリンタとされ、不図示のパーソナルコン
ピュータやワークステーション等からの画像データを基
にイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックBkの
4色に分解し、分解された画像データにより順次各色の
トナー像を形成し、それらを中間転写体24上に重ね合
わせて紙などの転写材(記録媒体)に一括転写してフル
カラー画像を得る。本実施形態の画像形成装置は、ロー
タリ22x内に複数の現像手段、即ち、現像カートリッ
ジ22a,22b,22c,22dを搭載して構成され
る現像装置を採用した、所謂、ロータリ方式のカラープ
リンタとされる。
【0153】図5において、画像形成装置は、像担持体
としての光導電性の有機感光ドラム1を備える。画像形
成動作に入ると、感光ドラム1は矢印qの方向に回転駆
動される。この感光ドラム1表面は、接触帯電手段とし
ての帯電ローラ2の芯金にバイアスを印加することによ
って、所定の暗部電位に一様に帯電される。次に、第1
色目のイエロー(Y)の画像データに応じて、露光器3
によりON/OFF制御されたレーザビームにより走査
露光が施され、明部電位として第1の静電潜像が形成さ
れる。
【0154】このように形成された静電潜像は、現像器
22のロータリ22x内に装着された現像手段(現像カ
ートリッジ)により現像し、可視化される。このロータ
リ22xは、第1色目のトナーとしてイエロー(Y)ト
ナーが内包された第1の現像カートリッジ22a、第2
色目のトナーとしてマゼンタ(M)トナーが内包された
第2の現像カートリッジ22b、第3色目のトナーとし
てシアン(C)トナーが内包された第3の現像カートリ
ッジ22c、第4色目のトナーとしてブラック(Bk)
トナーが内包された第4の現像カートリッジ22dを搭
載して一体化した構成となっており、それぞれの色の画
像形成時に感光ドラム対向位置に(矢印rの方向に)回
転移動される。
【0155】感光ドラム1と対向した現像位置に位置さ
れた現像カートリッジ(22a,22b,22cまたは
22d)は、所定の層厚に規制されたトナーを担持して
いる現像剤担持体としての現像ローラがモータ23によ
り回転駆動され、この現像ローラの芯金に所定のバイア
スが印加されることにより現像を行う。また、Y,M,
C,Bkの各現像カートリッジ22a,22b,22
c,22dは、それぞれ一つのカートリッジ(現像カー
トリッジ)として、その消耗度合いにより個々に交換可
能となっている。
【0156】先ず、前記第1の静電潜像は、第1色目の
トナーとしてYトナーが内包された第1の現像カートリ
ッジ22aにより現像、可視化される。現像方法として
は、接触/非接触を問わず用いることができるが、本実
施形態ではイメージ露光と反転現像とを組み合わせた非
磁性一成分トナーによる接触現像法を用いている。
【0157】この可視化された第1色目のトナー像は、
第2の像担持体としての中間転写体24とのニップ部で
ある第1の転写部位において、シリンダー上に導電弾性
層と離型性を有する表層とから形成された中間転写体2
4の表面に静電転写(1次転写)される。
【0158】中間転写体24は、通紙可能な最大転写材
の長さよりも長い周長を有し、感光ドラム1に対して所
定の押圧力をもって圧接されつつ、感光ドラム1の周速
度と略等速の周速度をもって感光ドラム1の回転方向に
対して逆方向(図5の矢印sの方向)に回転駆動される
(接触部位では感光ドラム1表面と中間転写体24表面
は同方向に移動する)。
【0159】そして、前記のように感光ドラム1表面に
形成されたトナー像は、中間転写体24のシリンダー部
に対してトナーの帯電極性とは逆極性の電圧(1次転写
バイアス)が印加されることにより、中間転写体24表
面に静電転写(1次転写)される。
【0160】尚、1次転写が終了した感光ドラム1表面
に残留するトナーは、クリーニング手段6によって除去
され、次の潜像形成に備える。
【0161】引き続き同様な工程を繰り返し、その都
度、Mトナーにより現像された第2色目のトナー像、C
トナーにより現像された第3色目のトナー像、Bkトナ
ーにより現像された第4色目のトナー像が順次中間転写
体24表面に転写、積層されることによりカラートナー
像が形成される。
【0162】その後、中間転写体24表面に対して離間
状態にあった転写ベルト18が所定の押圧力をもって中
間転写体24表面に圧接、駆動回転される。前記転写ベ
ルト18は、転写ローラ17が内包される。前記転写ロ
ーラ17に対しては、トナーの帯電極性とは逆極性の電
圧(2次転写バイアス)が印加されることにより、所定
のタイミングで搬送されてくる転写材P表面に、中間転
写体24表面に積層されているカラートナー像が一括転
写(2次転写)され、この転写材Pは定着器7へと搬送
される。転写材Pは、トナー像が定着器7にて永久画像
として定着された後機外へと排出され、所望のカラープ
リント画像が得られる。
【0163】また、2次転写が終了した中間転写体24
表面に残存するトナーは、所定のタイミングで中間転写
体24表面に対して当接状態となる中間転写体クリーニ
ング装置16により除去される。
【0164】図7は、本実施形態の現像手段であるY,
M,C,Bkのトナーをそれぞれ収納した現像カートリ
ッジ22a,22b,22c,22dを示す構成図であ
り、この現像カートリッジ22a〜22dは、図5に示
した画像形成装置であるロータリ方式のカラープリンタ
に対し、不図示の現像カートリッジ交換用カバーを開閉
することで着脱可能な構成とされ、図5中では、取り出
し位置にあるシアン現像カートリッジ22cを上方の矢
印D方向に取り出すことができる。
【0165】図5に示すロータリ方式のカラープリンタ
においては、取り出し位置にて現像カートリッジの着脱
を行う必要があり、図中シアン現像カートリッジ22c
以外のイエロー,マゼンタ,ブラック現像カートリッジ
である22a,22b,22dを交換する際には、ロー
タリ22xを回転させて取り出したいカートリッジを着
脱位置(図中22cの位置)に回転させる必要がある。
【0166】以下、説明を簡略化するためYトナーの現
像カートリッジ22aの場合を説明するが、他色の現像
カートリッジ22b,22c,22dについても同様で
ある。
【0167】図7に示す本実施形態の現像カートリッジ
22aは、現像剤として非磁性一成分のYトナーを収容
させてある反転現像手段である。
【0168】この現像カートリッジ22aは、図中矢印
e方向に回転させられながら感光ドラム1に接触して現
像を行う現像ローラ8a、図中f方向に回転することに
よって現像ローラ8aにトナーを供給するトナー供給手
段としての供給ローラ12a、現像ローラ8a上のトナ
ー塗布量及び帯電量を規制する現像剤規制部材としての
現像ブレード9a、トナーを供給ローラ12aに供給す
ると共に撹拌する撹拌部材13a等を備えている。
【0169】図6において、不図示のパーソナルコンピ
ュータ等からプリント出力の要請がされると、感光ドラ
ム1が回転するとともに、1色目の現像カートリッジ2
2aを感光ドラム1の対向位置にもってくるようにロー
タリ22xが公転を開始する。
【0170】1色目(イエロー)の現像カートリッジ2
2aが感光ドラム1の対向位置にくると、現像ローラ8
aが準備前回転を始める。それと同時に、制御部(制御
手段)21の制御にしたがって電圧印加手段としての現
像バイアス電源19とブレードバイアス電源20から電
圧が供給される。このとき、現像バイアス電源19から
は現像ローラ8aに約−300Vの電圧が印加され、ブ
レードバイアス電源20からは現像ブレード9aに−6
00Vをピークとした鋸波状の電圧が印加される。ブレ
ードバイアス電源20から印加される鋸波状の電圧は2
波印加され、その周期は1波あたり90msec印加さ
れる。
【0171】転写材P上の画像に影響を及ぼさない時間
である非画像形成時に、現像ブレード9aに−600V
をピークとした鋸波状の電圧を、現像ローラ8aには−
300Vの電圧を印加する。すなわち、負帯電性の粒子
(トナー及び外添剤)にとって現像ブレード9a側から
現像ローラ8a側へ転移可能な電位差が供給されること
になる。従って、現像ローラ8aの回転開始直後に現像
ブレード9aに付着する負極性外添剤は現像ローラ8a
側へ転移されることになる。
【0172】現像ブレード9aに−600V(鋸波)
を、現像ローラ8aには−300Vを一瞬印加された後
は、現像バイアス電源19とブレードバイアス電源20
の電圧はほぼ同電位の−300Vとなり、1色目の画像
形成領域に対して画像形成が行われる(画像形成時)。
【0173】この画像形成時においては、現像ローラ8
a及び現像ブレード9aは略同電位であるため、現像ロ
ーラ8aの回転動作により現像ブレード9aの当接部か
ら固定端側に、トナー層のもつ電荷によって負極性の外
添剤が転移する。しかしながら、反転トナーや正極性外
添剤等が現像ブレード9aに付着することはない。
【0174】1色目の画像形成時が終了すると、現像カ
ートリッジ22aの準備後回転となり、このときにブレ
ードバイアス電源20からは−600Vをピークとした
鋸波状の電圧が1波印加される。この動作により、画像
形成中にイエロー現像カートリッジ22aの現像ブレー
ド9aに付着した負極性外添剤を現像ローラ8a側に転
移させ、現像ブレード9aをリフレッシュ可能である。
【0175】現像ローラ8aの回転はオフされ、次の色
(マゼンタ)画像形成との間にロータリ22xが公転を
行う。このロータリ22xの公転時においては、現像バ
イアス電源19及びブレードバイアス電源20からの電
圧供給はオフされる。
【0176】ロータリ22xの公転が終了し、2色目
(マゼンタ)の現像カートリッジ22bが感光ドラム1
の対向位置にて停止する。
【0177】そして、1色目(イエロー)と同様に、現
像ローラ8bが準備前回転を始める。それと同時に、現
像バイアス電源19とブレードバイアス電源20から電
圧が供給される。このとき、現像バイアス電源19から
は約−300Vの電圧が印加され、ブレードバイアス電
源20からは−600Vをピークとした鋸波状の電圧が
印加される。ブレードバイアス電源20から印加される
鋸波状の電圧は2波印加され、周期は1波あたり90m
sec印加される。そして、1色目の画像形成と同様に
2色目の画像形成が行われる。画像形成時においては、
前述同様に負極性外添剤が現像ブレード9bの当接部か
ら自由端先端に付着堆積していく。上記動作を4色目ま
で行う。
【0178】このように、各色の準備前回転時に前回の
画像形成時に現像ブレード上に付着した負極性外添剤を
現像ローラ側に転移させることで、現像ブレードへの外
添剤の堆積を防止し、安定した画像形成装置を提供でき
る。
【0179】4色目まで画像形成が終了すると、4色目
の準備後回転となり、前記同様ブレードバイアス電源2
0からは−600Vをピークとした鋸波状の電圧が1波
印加される。その後、現像ローラ8dの回転はオフさ
れ、ロータリ22xが公転を行う。このロータリ22x
の公転前に、現像バイアス電源19及びブレードバイア
ス電源20からの電圧供給はオフされる。
【0180】画像形成が終了し、ロータリ22xの公転
が終了すると、中間転写体24や感光ドラム1等が次回
のプリントのための本体後回転になり、本体後回転が終
了すると感光ドラム1は停止する。
【0181】以上述べたように、フルカラー画像形成装
置においても、現像ローラ回転中の現像ローラ8(8a
〜8d)と現像ブレード9(9a〜9d)の電位関係
が、画像形成時には各々が略同電位であり、非画像形成
時のすくなくとも一部においては電位差を有すると同時
に、該電位差を作用させる各電位は現像ローラ8より現
像ブレード9のほうが現像剤の帯電極性と同極性側に大
きくすることで、現像ブレード9へのトナー付着・堆積
・融着を防ぎ、画像濃度不良及び縦スジを防止すること
が可能となる。
【0182】併せて、画像形成要素の内、比較的消耗の
激しい、トナーを含む現像手段を、画像形成装置本体に
着脱可能なプロセスカートリッジとすることで、諸々の
メンテナンス作業に係わる使用者の労力軽減を図ること
が可能となった。
【0183】(第3の実施形態)つぎに、本発明の第3
の実施形態について図8及び図9により説明する。前記
第1の実施形態と同様の構成については、同一番号を付
して説明を省略する。
【0184】前記実施形態においては、現像ローラと現
像ブレードに電位差を設けるタイミングとして、非画像
形成時である、準備前回転、準備後回転、紙間等につい
て説明した。
【0185】本実施形態においては、「紙間」の代わり
にプリント枚数をカウントし、所定プリント枚数におい
て回復シーケンスを用いることで、現像ブレードをリフ
レッシュするものである。
【0186】図8において、25は積算カウンタであ
り、制御回路14により制御される。積算カウンタ25
は印字枚数のカウントを行い、所定枚数に達したところ
で制御回路14にその旨を伝達する。
【0187】図9は本実施形態に係る回復シーケンスで
ある。
【0188】図9において、ステップS1にて印字要求
待ちをしている。印字要求がされると感光ドラム1及び
現像ローラ8が回転を開始する。同時に準備前回転が始
まり、現像ブレード9に−600Vを、現像ローラ8に
は−300Vが印加され、現像ブレード9がリフレッシ
ュされる(ステップS2)。すなわち、負帯電性の粒子
(トナー及び外添剤)にとって現像ブレード9側から現
像ローラ8側へ転移可能な電位差が供給されることにな
る。従って、現像ローラ8の回転開始直後に現像ブレー
ド9に付着する(現像ローラと現像ブレード当接部から
固定端側:図19中、a部)負極性外添剤は現像ローラ
8側へ転移されることになる。
【0189】現像ブレード9に−600Vを、現像ロー
ラ8には−300Vを一瞬印加した後は、現像バイアス
電源10とブレードバイアス電源11の電圧はほぼ同電
位の−300Vとなり、1枚目の画像形成領域となり画
像形成が行われる(ステップS3)。
【0190】この画像形成時は、現像ローラ8及び現像
ブレード9は略同電位であるため、現像ローラ8の回転
動作により現像ブレード9の当接部から固定端側に、ト
ナー層のもつ電荷によって負極性の外添剤が転移する。
しかしながら、反転トナーや正極性外添剤等が現像ブレ
ード9に付着することはない。
【0191】1枚目の画像形成中に積算カウンタが「+
1」加算される(ステップS4)。そして、積算カウン
タが10枚に到達したかどうか確認する(ステップS
5)。
【0192】積算カウンタが10枚に達した場合には、
現像ブレード9に−600Vを、現像ローラ8には−3
00Vを印加して現像ブレード9のリフレッシュを行う
(ステップS6)。本実施形態において、ステップS6
のリフレッシュ時間は、3sec間とした。
【0193】前記リフレッシュ動作(ステップS6)が
終了するか若しくはステップS5で積算カウンタが10
枚以下の場合には、次のプリントの要求を行う(ステッ
プS7)。この場合は、紙間において現像ブレード9の
リフレッシュを行うことなく、画像形成を継続する。
【0194】追加のプリント要求がない場合には、準備
後回転動作に入り、現像ブレード9に−600Vを、現
像ローラ8には−300Vを印加して現像ブレード9の
リフレッシュを行う(ステップS8)。
【0195】現像ブレード9の負極性外添剤を現像ロー
ラ8側に転移させた後に、現像ローラ8の回転駆動及び
現像バイアス電源10、ブレードバイアス電源11の印
加、感光ドラム1の駆動が停止される(ステップS
9)。
【0196】現像ブレード9と現像ローラ8間に一瞬電
位差をもうけるタイミングは10枚印字毎に限定される
ものではない。連続プリントであれば所定枚数ごとに行
う等、適宜行うことが可能である。ただし、連続プリン
ト時には負極性外添剤が堆積していくため、トナー融着
防止の観点から少なくとも100枚に1回程度は現像ブ
レード9のリフレッシュが必要である。
【0197】このように、連続プリント時において、所
定枚数カウント後の非画像形成時に現像ブレード9と現
像ローラ8間に一瞬電位差をもうけて負極性外添剤を現
像ローラ8に戻すことで、現像ブレード9をリフレッシ
ュすることが可能となる。その結果、現像ブレード当接
部から固定端側に付着した負極性外添剤を堆積させるこ
とがないため、現像ブレード9へのトナー融着を防止す
ることが可能となる。
【0198】(第4の実施形態)以下、本発明に係る画
像形成装置及びプロセスカートリッジの他の好適な実施
形態について詳しく説明する。
【0199】本実施形態の画像形成装置は、前記実施形
態と同様に現像ローラ(現像剤担持体)と現像ブレード
(現像剤規制部材)の電位関係を、画像形成時には各々
略同電位とし、少なくとも非画像形成時の一部において
所定の電位差を有するように制御することを特徴として
いる。このように該画像形成装置では、非画像形成時に
おいて、現像ローラと現像ブレードとの間に電位差を発
生させ、現像ブレードに付着した外添剤を除去し、現像
ブレードをリフレッシュすること(リフレッシュ動作)
により、画像薄や縦スジの発生を防止するものである。
【0200】更に本実施形態の画像形成装置は、該現像
ローラと現像ブレードへのバイアスを単一の電圧印加手
段により印加し、画像形成時に該現像ローラと現像ブレ
ードとを略同電位とし、非画像形成時に印加電圧を変化
させて該現像ローラと現像ブレードの電位を変動させる
際、遅延制御手段により現像ブレードの電位変動を現像
ローラの電位変動に対して遅延させるように制御(遅延
制御)することで、該現像ローラと現像ブレード間に電
位差を発生させることを特徴としている。
【0201】即ち、電源回路では比較的高価なトランス
及びトランスに付随する回路系を安価な遅延回路に置き
換えることが可能となるため、電源回路の値段を低く抑
えることが可能となる。
【0202】このように該画像形成装置では、単一の電
圧印加手段で現像ローラ・現像ブレード間に電位差を生
じさせることができるので、簡易な構成で画像薄や縦ス
ジの発生を防止できる。
【0203】従って前記実施形態と比べて別電源を必要
とすることないため、安価に本発明を実施することが可
能となる。
【0204】また、現像ローラ・現像ブレード間に電位
差を生じさせてリフレッシュ動作を行なう際、現像ロー
ラの電位より現像ブレードの電位のほうが現像剤の帯電
極性と同極性側に大きくすることは前記実施形態と同様
である。
【0205】更に、電圧印加手段の印加電圧を画像形成
時よりトナーの帯電極性側に大きくなるように所定時間
変化させることにより、前記電位差を大きくし、現像ブ
レードのリフレッシュの効果を増大させることができ
る。
【0206】即ち本実施形態においては、プリント毎の
画像形成時に現像ローラ・現像ブレード間の電位関係を
略同電位にして現像ブレード(図19中、a部)に付着
した負極性外添剤を、非画像形成時に現像ローラ側に転
移させ現像ブレードをリフレッシュすることで、現像ブ
レードへのトナーの固着および融着を防止するものであ
る。
【0207】このリフレッシュ動作は、非画像形成時、
即ち転写材上の余白領域に相当する部分が現像に供され
ている時間、画像形成前の準備前回転時、画像形成終了
後の準備後回転時、紙間等にて、例えば現像ローラに−
300Vが印加されている場合には現像ブレードに−3
00Vより大きい電圧(例えば、−400V〜−900
V等)を短時間印加する(インパルス的に変化させる)
ことで、画像形成時に付着した負極性外添剤を現像ロー
ラ側に戻すように作用する。
【0208】ここで、インパルス的に変化させるとは、
画像形成時よりも現像剤の帯電極性と同方向に大きく1
5msec〜20msec程度の短時間だけ電圧を印加
することをいう。なお、該電圧を20msec以上印加
しても良いが、この印加時間が長くなりすぎると紙間や
前回転等を長く取らなければならず、スループットの低
下につながるので、20msec以下とするのが望まし
い。また、該印加時間を15msec以下としても良い
が、電源の応答性の遅れから、15msecより短くし
すぎると目的の電圧を得るのが難しくなってくるので、
15msec以上とするのが望ましい。
【0209】これにより、現像ブレードに付着した外添
剤が堆積することがないため、見かけ表面粗さがあれて
トナーが現像ブレードに捕獲されることはなくなる。そ
の結果、現像ブレード(図19中、a部)に融着が発生
することを防止できる。
【0210】また、このリフレッシュ動作は非画像形成
時の短時間に行われるため、たとえ現像ブレードの自由
端先端(図19中、b部)に反転トナーや正極性外添剤
が付着したとしても、画像形成時には現像ローラ側へ戻
るように作用するので、前記同様現像ブレードに外添剤
が堆積することはなく、縦スジや濃度薄等の画像不良を
発生させることはない。
【0211】特に本実施形態においては、前記非画像形
成時に現像ローラと現像ブレードに電位差を作用させる
場合、現像ローラが回転していることが重要である。停
止した状態で電位差を作用させても再付着する場合があ
るためである。現像ローラが回転していることで現像ロ
ーラ側に戻した正極性外添剤を現像ブレードと現像ロー
ラの当接部で現像ローラの回転方向下流側部(図19
中、a部)から遠ざけることが可能となり、再付着を防
ぐこととなる。
【0212】前記非画像形成時に現像ローラと現像ブレ
ードに作用させる電位差については、60V以上であれ
ば良く、望ましくは60V以上700V以下、更に好ま
しくは60V以上500V以下であると良い。これは、
60V以下であると現像ブレードに付着した負極性外添
剤を現像ローラ側に転移することができず、現像ブレー
ドの融着を防止する効果が得られなくなってくるためで
ある。
【0213】また、電位差が大きければ効果も大きくな
るため、上限は定めないが、現像ローラと現像ブレード
間でのリーク(絶縁破壊)の許容限界が実質的な上限と
なる。しかし、単一の電圧印加手段であり、蓄積される
電荷も大きくないため、700Vの電位差が発生しても
リークすることがなかった。なお、電位差としては、7
00Vあれば充分、本発明の目的の達成は可能である。
更に好ましくは500V以下としたのは、500V以上
になると現像ローラと現像ブレード間において放電が開
始され易いためである。
【0214】また、本実施形態においては、トナーに外
添される補助粒子として、複数の補助粒子を使用するこ
とが可能である。特に、補助粒子の一つにトナーの極性
と逆極性の外添剤(トナーが負極性であれば正極性)を
用いることで、現像ローラの回転動作と相まって、現像
ブレードに付着した負極性外添剤を擦り落とすことも可
能となる。
【0215】また、少なくとも現像手段を画像形成装置
本体に着脱自在なカートリッジ(プロセスカートリッ
ジ)として構成することが好ましい。この場合、現像手
段のみをカートリッジ化した現像カートリッジとしても
よいし、現像手段に加えて像担持体・帯電手段・クリー
ニング手段などを一体化したプロセスカートリッジとし
ても良い。これにより、トナー補給や寿命を過ぎた現像
器の交換等、諸々メンテナンス作業に係わる使用者の労
力を軽減し、簡単な操作で安定した出力画像が得られる
様にしている。
【0216】本発明の第4の実施形態について図10と
図11により説明する。
【0217】まず、図11により本実施形態の画像形成
装置について説明する。本実施形態の画像形成装置は、
像担持体の被露光部にトナーを付着させて可視化する反
転現像系であり、負帯電トナーを担持した現像剤担持体
を像担持体に当接させて現像を行う一成分画像形成装置
である。
【0218】図11において、31は像担持体としての
感光ドラムであり、矢印x方向に回転可能である。感光
ドラム31は一次帯電器である帯電ローラ32により、
表面が負極性に一様帯電される。そして、感光ドラム3
1の回転に伴って、一様に帯電された表面はレーザー等
の露光器33により露光される。被露光部は帯電された
電荷が消失することで、静電潜像が形成される。
【0219】34は現像器である。現像器34は、静電
潜像の被露光部に現像剤としてのトナーを転移させ、静
電潜像を可視像化する所謂反転現像系の現像手段であ
る。該トナーとしては非磁性一成分トナーを用いてい
る。また、現像器34は、画像形成装置本体Hに対して
着脱自在とし、その消耗度合いにより交換が可能となっ
ている。
【0220】感光ドラム31上に転移したトナーは、転
写帯電器としての転写ローラ35により、転写材P上に
転写される。そして転写されずに感光ドラム31上に残
ったトナーはクリーニング手段36により感光ドラム3
1上より除去される。
【0221】転写材P上のトナーは定着器37により熱
溶融され転写材P上に固着し、永久画像となる。
【0222】現像器34は現像剤担持体としての現像ロ
ーラ38、現像ローラ38にトナーを供給する供給ロー
ラ42、現像剤規制部材としての現像ブレード39、供
給ローラ42側にトナーを搬送する撹拌部材43からな
る。
【0223】現像ローラ38は駆動装置としてのモータ
45により矢印y方向に回転可能である。現像ローラ3
8は感光ドラム31表面に当接して現像を行う所謂接触
現像であることから、現像ローラ38はゴム等の弾性部
材で構成されローラ表面に弾性を有することが望まし
い。
【0224】該現像ローラ38には現像バイアス接点4
0から約−300Vの電圧が供給され、これにより感光
ドラム31上の被露光部電位と現像ローラ38との間に
電位差が生じ、この電位差によって現像ローラ38上の
トナーが感光ドラム31上の被露光部に転移する。
【0225】現像ブレード39は金属薄板からなり、薄
板のバネ弾性を利用して現像ローラ38に接触当接され
る。金属薄板の材質は、ステンレス鋼、リン青銅等が使
用可能であるが、本実施形態においては、厚さ0.1m
mのリン青銅薄板を用いた。この現像ブレード39と現
像ローラ38の摺擦により、トナーが摩擦帯電されて電
荷を付与されると同時に層厚規制される。現像ブレード
39には、ブレードバイアス接点41から所定電圧が供
給される。
【0226】44は制御回路(制御手段)である。制御
回路44は、現像ローラ38の回転駆動の制御、並びに
現像バイアス接点40及びブレードバイアス接点41へ
供給する電圧値等の制御を行う。
【0227】46は電圧印加手段としての高圧電源であ
る。高圧電源46は、現像バイアス接点40、ブレード
バイアス接点41を介して現像ローラ38及び現像ブレ
ード39へ電圧供給を行う。
【0228】47は、該高圧電源46内に配された遅延
制御手段である。遅延制御手段47は、現像バイアス接
点40から分岐され、ブレードバイアス接点41へ供給
される電圧の遅延制御を行っている。
【0229】この遅延制御手段47はダイオードD1、
抵抗R1、コンデンサC1からなり、本実施形態におい
ては、R1:100MΩ、C1:2200pFとした。
【0230】本実施形態においては、現像ローラ38の
抵抗として、表面抵抗:6.8×1010Ω、バルクの
抵抗:2.8×10Ωのものを用いた。
【0231】図10は本実施形態に係るシーケンスを示
す図である。図10は2枚を連続プリントした場合を示
したものである。
【0232】図10において、感光ドラム回転と現像ロ
ーラ回転は、駆動状態を示す太線がONのとき(上に凸
のとき)に回転駆動される。本実施形態においては、感
光ドラム31と現像ローラ38が常時当接された状態で
あるため、感光ドラム31の回転と現像ローラ38の回
転が同期して行われる。しかし、感光ドラム31と現像
ローラ38が常時離間している所謂非接触現像や、接触
現像であっても離間可能な機構を有している場合には、
感光ドラム31と現像ローラ38の回転は非同期で行わ
れる。
【0233】図10において、不図示のパーソナルコン
ピュータ等からプリント出力の要請がされると、感光ド
ラム31及び現像ローラ38の回転開始にともなって現
像バイアス接点40及びブレードバイアス接点41から
現像ローラ38と現像ブレード39にそれぞれ約−30
0Vの電圧が印加されると同時に、ブレードバイアス接
点41には約−300Vの電圧が印加される。即ち、現
像バイアス接点40及びブレードバイアス接点41に供
給される電圧について、立ち上がりはほぼ同時のタイミ
ングで立ち上がる。なお、現像ローラ38等の回転開始
当初は、まだ画像を描き出す前の準備回転の時間であ
り、非画像形成時であるが、リフレッシュ動作の必要が
ないので、電位差を生じさせる必要もない。
【0234】この現像バイアス接点40とブレードバイ
アス接点41の電圧が略同電位の−300Vの状態で、
1枚目の画像形成領域となり画像形成が行われる(画像
形成時)。
【0235】この画像形成時は、現像ローラ38及び現
像ブレード39が略同電位であるため、現像ローラ38
の回転動作により現像ブレード39の当接部から固定端
側に、トナー層のもつ電荷によって負極性の外添剤が転
移する。しかしながら、反転トナーや正極性外添剤等が
現像ブレードに付着することはない。
【0236】1枚目の画像形成時が終了すると、次の画
像形成との間の所謂「紙間」といわれる領域になる。こ
の紙間において、現像バイアスの印加がOFFされる。
現像バイアス接点40及びブレードバイアス接点41に
供給される電圧が立ち下がるときには、現像バイアス接
点40に供給される電圧はすぐに立ち下がるが、ブレー
ドバイアス接点41については、遅延制御手段47の抵
抗R1とコンデンサC1により時定数をもって立ち下が
ることになる。
【0237】このように現像ローラ38に印加される電
圧はすぐ立ち下がり、現像ブレード39に印加される電
圧は除々に降下するため、現像ローラ38と現像ブレー
ド39間には、電位差が発生することとなる。従って、
現像ローラ38と現像ブレード39間には、最大300
Vの電位差が生じることになる。そして、最大300V
の電位差は時間経過に従って小さくなっていく。
【0238】そして、この電位差は現像ブレード39の
当接部から固定端側に付着した負極性の外添剤を、現像
ローラ38側に転移させるように作用する。その結果、
現像ブレード39表面に付着する負極性外添剤をリフレ
ッシュすることになる。現像ローラ38が回転している
間に行われていることから、再び現像ブレード39側に
負極性外添剤が戻ることはない。
【0239】本実施形態において、遅延制御手段47の
電圧降下の速度は、主にコンデンサC1に蓄積される電
荷によって決められる。しかし、現像ローラが回転して
現像ブレードやトナーと摺擦することで、現像ブレード
からは負電荷が供給される。従って実際の遅延制御手段
47による電圧降下は抵抗R1とコンデンサC1の時定
数より短いものとなる。
【0240】本実施形態では、約900msecの時間
で現像ローラ38と現像ブレード39の電位差がほぼ0
となっていた。なお、本実施形態において紙間は、1s
ecとしているので、この紙間中に上記遅延制御による
電位差を現像ローラ38と現像ブレード39の間に与
え、充分にリフレッシュ動作を行うことが可能である。
【0241】そして、1枚目の画像形成と同様に2枚目
の画像形成が行われる。画像形成時においては、前述同
様に負極性外添剤が現像ブレードの当接部から自由端先
端に付着堆積していく。
【0242】そして2枚目の画像形成が終了し、次回の
プリントのための準備後回転になる時に、前述と同様に
高圧電源46からの電圧の印加をOFFとする。
【0243】このときも紙間と同様に約900msec
間、現像ブレード39に印加される電圧の遅延制御が行
われ、現像ローラ38と現像ブレード39間に電圧差が
発生する。
【0244】この現像ローラ38と現像ブレード39間
の電圧差より、2枚目の画像形成中に現像ブレード39
の当接部から固定端側に付着した負極性外添剤が現像ロ
ーラ38側に転移することとなる。これは、現像ローラ
38が回転している間に行われていることから、再び現
像ブレード39側に負極性外添剤が戻ることはない。
【0245】そして準備後回転動作が終了して、現像ロ
ーラ38と感光ドラム31の回転が停止する。
【0246】このように、本実施形態では、画像形成時
に現像ブレード39の当接部から固定端側に付着した負
極性外添剤を、非画像形成時に現像ブレードと現像ロー
ラ間に所定の電位差(遅延制御により漸減する電位差)
を生じさせて負極性外添剤を現像ローラに戻すことで、
現像ブレードをリフレッシュすることが可能となる。そ
の結果、現像ブレード当接部から固定端側に付着した負
極性外添剤を堆積させることがないため、現像ブレード
へのトナー融着を防止することが可能となる。
【0247】なお、現像ブレードと現像ローラ間に所定
の電位差を生じさせるタイミングとして、非画像形成時
としているのは、画像形成時に該両部材間に電位差を生
じさせると、現像ローラ38上に規制されるトナー担持
量が変化してしまい、画像上で濃度の段差が発生するた
めである。
【0248】本実施形態では、現像ブレード39と現像
ローラ38間に所定の電位差をもうける時間を900m
secとしているが、これにこだわるものではない。印
加時間の上限はないが、印加時間が長くなるとプリント
スピードの低下につながることから、上限は数秒程度で
十分である。また、印加時間を短くするのであれば、よ
り大きい電位差を設けることが望ましい。
【0249】なお、本実施形態では、画像形成要素の
内、比較的消耗の激しい、トナーを含む現像手段を、画
像形成装置本体Hに着脱可能なカートリッジとすること
で、諸々のメンテナンス作業に係わる使用者の労力軽減
を図った。
【0250】また、該カートリッジは、現像手段に限ら
ず、図12に点線で示したように、一次帯電器である帯
電ローラ32や、クリーニング手段36を備えた所謂プ
ロセスカートリッジPCであっても良い。
【0251】更に、本実施形態においては、電圧の遅延
制御手段を画像形成装置の高圧電源46内に設けたがこ
れにこだわるものでなく、現像ブレードの電位を制御で
きれば(具体的には電圧を印加する回路内にあれば)、
高圧電源と別体で構成しても良く、例えばカートリッジ
内に持つことも可能である。
【0252】以上述べたように、本実施形態では、現像
ローラと現像ブレードの両者に電圧を印加する単一の電
圧印加手段を有し、該電圧印化手段により画像形成時に
現像ローラと現像ブレードに電圧を印化して両部材を同
電位とし、その後、画像形成を終了する際(非画像形成
時の一部)、遅延制御手段によって現像ローラよりも現
像ブレードの方の電位を現像剤の帯電極性と同極性側に
大きくすることにより、現像ブレードのリフレッシュが
行え、目的が達成される。
【0253】即ち、非画像形成時の電圧印加手段のOF
F時に現像ローラの電圧降下と現像ブレードの電圧降下
に差を設け、両者間に電位差を発生させることで、現像
ブレードに付着した負極性外添剤を現像ローラに戻すこ
とになる。その結果、現像ブレードに付着した外添剤に
起因するトナーの融着を防止し、画像濃度不良及び縦ス
ジを防ぐことが可能となる。
【0254】(第5の実施形態)以下、本発明の第5の
実施形態について説明する。前記実施形態と同一部位に
ついては同一の番号を付して説明を省略する。
【0255】前記実施形態においては、紙間や準備後回
転の時間に約1secという充分な余裕があったことか
ら現像ブレードと現像ローラ間の電位差が低い場合でも
現像ブレードのリフレッシュが可能であった。
【0256】本実施形態においては、紙間や準備後回転
の時間が短い場合においても充分に現像ブレードのリフ
レッシュを可能とするものである。
【0257】即ち、画像形成領域が終了して非画像形成
時になった場合、高圧電源46の電圧を一瞬上昇させた
後、電圧の遅延制御をすることで、現像ブレードと現像
ローラ間に作用する電位差を大きくするようにしたもの
である。その結果、作用する電位差の時間が短くても現
像ブレードを充分リフレッシュするようにしたものであ
る。
【0258】図13は本実施形態に係るシーケンスを示
す図である。
【0259】図13おいて、不図示のパーソナルコンピ
ュータ等からプリント出力の要請がされると、感光ドラ
ム31及び現像ローラ38の回転開始にともなって現像
バイアス接点40及びブレードバイアス接点41から約
−300Vの同電位がそれぞれ印加される。即ち、現像
バイアス接点40及びブレードバイアス接点41に供給
される電圧について、立ち上がりはほぼ同時のタイミン
グとなる。
【0260】現像バイアス接点40とブレードバイアス
接点41の電圧はほぼ同電位の−300Vであり、1枚
目の画像形成領域となり画像形成が行われる(画像形成
時)。
【0261】この画像形成時は、現像ローラ38及び現
像ブレード39は略同電位であるため、現像ローラ38
の回転動作により現像ブレード39の当接部から固定端
側に、トナー層のもつ電荷によって負極性の外添剤が転
移する。しかしながら、反転トナーや正極性外添剤等が
現像ブレードに付着することはない。
【0262】1枚目の画像形成時が終了すると、次の画
像形成との間の所謂「紙間」といわれる領域になる。
【0263】この紙間に入ると高圧電源46を−600
Vまで上昇させる。その結果、現像バイアス接点40及
びブレードバイアス接点41は−600Vまで立ち上が
る。このとき、感光ドラム31の表面電位は−700V
以上であることが好ましい。現像バイアスを上昇させた
場合に、余白部等にトナーが現像される「かぶり」を防
止するためである。
【0264】高圧電源46の立ち上がり速度を実測した
結果は、約15msecであった。
【0265】15msec経過して高圧電源46の電圧
が立ち上がった後、高圧電源46の出力をOFFする。
高圧電源46がOFFされることで、現像バイアス接点
40の出力電圧は短時間の間に低下する。
【0266】しかし、ブレードバイアス接点41の出力
は遅延制御手段47のコンデンサC1の蓄積電荷が放電
されるため、緩やかな傾斜をもって低下することとな
る。
【0267】従って、現像ローラ38と現像ブレード3
9間には、最大600Vの電位差が生じることになる。
そして、最大600Vの電位差は時間経過に従って小さ
くなっていく。
【0268】そして、この電位差は現像ブレード39の
当接部から固定端側に付着した負極性の外添剤を、現像
ローラ38側に転移させるように作用する。その結果、
現像ブレード39表面に付着する負極性外添剤をリフレ
ッシュすることになる。また、このリフレッシュ動作を
現像ローラ38が回転している間に行っていることか
ら、再び現像ブレード39側に負極性外添剤が戻ること
はない。
【0269】なお、本実施形態では、紙間の時間を50
0msecとしたが、ブレードバイアス接点41の出力
は約400msecの時間で−300V以下となってい
た。ブレードバイアス接点41の出力が−300V以下
となれば、次の画像形成(2枚目)に影響を及ぼすこと
はない。
【0270】そして、1枚目の画像形成と同様に2枚目
の画像形成が行われる。画像形成時においては、前述同
様に負極性外添剤が現像ブレード39の当接部から自由
端先端に付着堆積していく。
【0271】2枚目の画像形成が終了し、次回のプリン
トのための準備後回転になると、このときも紙間と同様
に約400msecをかけてブレードバイアス接点41
の出力が−300V以下となるが、次の画像形成がない
ため、時定数をもってコンデンサC1の電荷が放出され
ていくことになる。準備後回転においても紙間と同様
に、現像ローラ38と現像ブレード39間の電圧差よ
り、2枚目の画像形成中に現像ブレード39の当接部か
ら固定端側付着した負極性外添剤は現像ローラ38側に
転移することとなる。またこの負極性外添剤の転移が、
現像ローラ38が回転している間に行われていることか
ら、再び現像ブレード39側に負極性外添剤が戻ること
はない。
【0272】そして準備後回転動作が終了して、現像ロ
ーラ38と感光ドラム31の回転が停止する。
【0273】このように、画像形成時に現像ブレード3
9の当接部から固定端側付着した負極性外添剤を、非画
像形成時に現像ブレード39と現像ローラ38の間に一
瞬電位差をもうけて負極性外添剤を現像ローラ38に戻
すことで、現像ブレード39をリフレッシュすることが
可能となる。特に、本実施形態によれば、非画像形成時
に高圧電源46の出力を一瞬上昇させ、現像ブレード3
9と現像ローラ38の電位を高くしたのち、遅延制御手
段47により電圧降下に差を持たせて大きな電位差を得
ることで、非画像形成時間が短い場合においても現像ブ
レード39のリフレッシュが可能となる。その結果、現
像ブレード当接部から固定端側に付着した負極性外添剤
を堆積させることがないため、現像ブレード39へのト
ナー融着を防止することが可能となる。
【0274】(第6の実施形態)図14は本発明の第6
の実施形態に係る画像形成装置の概略図である。本実施
形態の画像形成装置は、カラー画像形成装置であり、主
に、画像形成装置本体H内に、像担持体である感光ドラ
ム31、帯電手段としての帯電ローラ32、画像情報を
与える露光器33、感光ドラム31上の静電潜像を顕像
化する現像器52、および中間転写体54を備えて概略
構成されている。
【0275】現像器52は回転支持体としてのロータリ
52xとイエロー現像器52a、マゼンタ現像器52
b、シアン現像器52c、ブラック現像器52dからな
る。
【0276】本実施形態にて画像形成装置は、電子写真
方式のカラープリンタとされ、不図示のパーソナルコン
ピュータやワークステーション等からの画像データを基
にイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックBkの
4色に分解し、分解された画像データにより順次各色の
トナー像を形成し、それらを中間転写体上に重ね合わせ
て紙などの転写材(記録媒体)に一括転写してフルカラ
ー画像を得る。本実施形態でカラープリンタは、ロータ
リ内に複数の現像手段、即ち、現像器を搭載して構成さ
れる現像装置を採用した、所謂、ロータリ方式のカラー
プリンタとされる。
【0277】図14において、カラープリンタは、像担
持体としての光導電性の有機感光ドラム31を備え、感
光ドラム31は、矢印qの方向に回転駆動される。この
感光ドラム31表面は、接触帯電手段としての帯電ロー
ラ32の芯金にバイアスを印加することによって、所定
の暗部電位に一様に帯電される。次に、第1色目のイエ
ロー(Y)の画像データに応じて、露光器33によりO
N/OFF制御されたレーザビームにより走査露光が施
され、明部電位として第1の静電潜像が形成される。
【0278】このように形成された静電潜像は、現像器
52のロータリ52x内に装着された現像手段(現像
器)により現像し、可視化される。このロータリ52x
は、第1色目のトナーとしてイエロー(Y)トナーが内
包された第1の現像器52a、第2色目のトナーとして
マゼンタ(M)トナーが内包された第2の現像器52
b、第3色目のトナーとしてシアン(C)トナーが内包
された第3の現像器52c、第4色目のトナーとしてブ
ラック(Bk)トナーが内包された第4の現像器52d
を搭載して一体化した構成となっており、それぞれの色
の画像形成時に感光ドラム対向位置に(矢印rの方向
に)回転移動される。感光ドラム31と対向した現像位
置に位置された現像器は、所定の層厚に規制されたトナ
ーを担持している現像剤担持体としての現像ローラがモ
ータ53により回転駆動され、この現像ローラの芯金に
所定のバイアスが印加されることにより現像を行う。ま
た、Y,M,C,Bkの各現像器52a,52b,52
c,52dは、それぞれ一つのカートリッジ(現像カー
トリッジ)とし、画像形成装置本体Hに対して着脱自在
とし、その消耗度合いにより個々に交換可能となってい
る。以下、第1〜第4の現像器52a〜52dを、第1
〜第4の現像カートリッジ52a〜52dと称する。
【0279】先ず、前記第1の静電潜像は、第1色目の
トナーとしてYトナーが内包された第1の現像カートリ
ッジ52aにより現像、可視化される。現像方法として
は、接触/非接触を問わず用いることができるが、本実
施形態ではイメージ露光と反転現像とを組み合わせた非
磁性一成分トナーによる接触現像法を用いている。
【0280】この可視化された第1色目のトナー像は、
第2の像担持体としての中間転写体54とのニップ部で
ある第1の転写部位において、シリンダー上に導電弾性
層と離型性を有する表層とから形成された中間転写体5
4の表面に静電転写(1次転写)される。
【0281】中間転写体54は、通紙可能な最大転写材
の長さよりも長い周長を有し、感光ドラム31に対して
所定の押圧力をもって圧接されつつ、感光ドラム31の
周速度と略等速の周速度をもって感光ドラム31の回転
方向に対して逆方向(各々図14の矢印sの方向で、接
触部位では同方向)に回転駆動される。そして、前記の
ように感光ドラム31表面に形成されたトナー像は、中
間転写体54のシリンダー部に対してトナーの帯電極性
とは逆極性の電圧(1次転写バイアス)が印加されるこ
とにより、中間転写体54表面に静電転写(1次転写)
される。
【0282】尚、1次転写が終了した感光ドラム31表
面に残留するトナーは、クリーニング手段36によって
除去され、次の潜像形成に備える。
【0283】引き続き同様な工程を繰り返し、その都
度、Mトナーにより現像された第2色目のトナー像、C
トナーにより現像された第3色目のトナー像、Bkトナ
ーにより現像された第4色目のトナー像が順次中間転写
体54表面に転写、積層されることによりカラートナー
像が形成される。
【0284】その後、中間転写体54表面に対して離間
状態にあった転写ベルト48が所定の押圧力をもって中
間転写体54表面に圧接、駆動回転される。前記転写ベ
ルト48は、転写ローラ57が内包される。前記転写ロ
ーラ57に対しては、トナーの帯電極性とは逆極性の電
圧(2次転写バイアス)が印加されることにより、所定
のタイミングで搬送されてくる転写材P表面に、中間転
写体54表面に積層されているカラートナー像が一括転
写(2次転写)され、この転写材Pは定着器37へと搬
送される。転写材Pは、トナー像が定着器37にて永久
画像として定着された後機外へと排出され、所望のカラ
ープリント画像が得られる。
【0285】また、2次転写が終了した中間転写体54
表面に残存するトナーは、所定のタイミングで中間転写
体54表面に対して当接状態となる中間転写体クリーニ
ング装置56により除去される。
【0286】図15は、本実施形態の現像手段である
Y,M,C,Bkのトナーをそれぞれ収納した現像カー
トリッジ52a,52b,52c,52dを示す構成図
であり、この現像カートリッジ52a〜52dは、図1
4に示した画像形成装置であるロータリ方式のカラープ
リンタに対し、不図示の現像カートリッジ交換用カバー
を開閉することで着脱可能な構成とされ、図14中で
は、取り出し位置にあるシアン現像カートリッジ52c
を上方の矢印D方向に取り出すことができる。
【0287】図14に示すロータリ方式のカラープリン
タにおいては、取り出し位置にて現像カートリッジの着
脱を行う必要があり、図中シアン現像カートリッジ52
c以外のイエロー,マゼンタ,ブラック現像カートリッ
ジである52a,52b,52dを交換する際には、ロ
ータリ52xを回転させて取り出したいカートリッジを
着脱位置(図中52cの位置)に回転させる必要があ
る。
【0288】以下、説明を簡略化するためYトナーの現
像カートリッジ52aの場合を説明するが、他色の現像
カートリッジ52b,52c,52dについても同様で
ある。
【0289】図15に示す本実施形態の現像カートリッ
ジ52aは、現像剤として非磁性一成分のYトナーを収
容させてある反転現像手段である。
【0290】この現像カートリッジ52aは、図中矢印
e方向に回転させられながら感光ドラム31に接触して
現像を行う現像ローラ38a、図中f方向に回転するこ
とによって現像ローラ38aにトナーを供給するトナー
供給手段としての供給ローラ42a、現像ローラ38a
上のトナー塗布量及び帯電量を規制する現像剤規制部材
としての現像ブレード39a、トナーを供給ローラ42
aに供給すると共に撹拌する撹拌部材43a等を備えて
いる。
【0291】図16に本実施形態のシーケンス図を示
す。本実施形態では、準備前回転の時に、高圧電源58
の出力をオーバーシュートさせて現像ローラ38a及び
現像ブレード39aの電圧を瞬間的に高くし、その後す
ぐに所定の現像バイアス(−300V)に制御する。こ
のとき、現像ブレード39aの電圧に対して遅延制御を
行い、現像ローラ38aと現像ブレード39aの間に電
位差を生じさせるものである。
【0292】本実施形態においては、遅延制御手段59
の抵抗R2:100MΩ、コンデンサC2:4700p
Fとした。
【0293】また、準備前回転での電位差を生じさせる
時間は、オーバーシュートを維持させる時間で調節する
ことが可能である。本実施形態においては、電位差の時
間が220msecであった。
【0294】準備前回転での電位差を生じさせる時間
は、後述する準備後回転の時間より短くなる。これは、
現像バイアス立ち上げ時にはコンデンサC2は蓄電され
ていない状態だからである。
【0295】図16において、不図示のパーソナルコン
ピュータ等からプリント出力の要請がされると、感光ド
ラム31が回転し、1色目の現像器52aを感光ドラム
31の対向にもってくるように公転を開始する。1色目
(イエロー)の現像器52aが感光ドラム31の対向位
置にくると、現像ローラ38aが準備前回転を始める。
それと同時に、現像バイアス接点49とブレードバイア
ス接点50に電圧(−750V)が供給される。
【0296】その後、すぐに高圧電源58の出力を所定
の現像バイアス電圧(−300V)まで降下させる。現
像バイアス接点49の電圧はすぐに−300Vまで降下
するが、ブレードバイアス接点50の電圧は遅延制御手
段59による遅延制御、即ちコンデンサC2の蓄積電荷
があるため、除々に降下する。これにより、負帯電性の
粒子(トナー及び外添剤)にとって、現像ブレード側か
ら現像ローラ側へ転移可能な電位差が生じることにな
る。
【0297】従って、現像ローラが回転開始直後に現像
ブレード39aに付着する負極性外添剤は現像ローラ3
8a側へ転移される(リフレッシュ動作が行われる)こ
とになる。
【0298】コンデンサC2からの放電が終了すると現
像バイアス接点49及びブレードバイアス接点50の出
力値は同値(−300V)となり、1色目の画像形成領
域となり画像形成が行われる(画像形成時)。
【0299】この画像形成時は、現像ローラ38a及び
現像ブレード39aは略同電位であるため、現像ローラ
38aの回転動作により現像ブレード39aの当接部か
ら固定端側に、トナー層のもつ電荷によって負極性の外
添剤が転移する。しかしながら、反転トナーや正極性外
添剤等が現像ブレード39aに付着することはない。
【0300】1色目の画像形成時が終了すると、現像器
52aの準備後回転となり、このときに第5の実施形態
と同様に高圧電源58の出力値を−600Vまで上昇さ
せ、すぐに出力をOFFする。その結果、現像バイアス
接点49の出力値はすぐに立ち下がるが、ブレードバイ
アス接点50の出力値は、コンデンサC2に充分に充電
されているため、時間をかけて降下する。その結果、現
像ローラ38aと現像ブレード39aの間に電位差が生
じることとなる。この動作により、画像形成中にイエロ
ー現像器の現像ブレード39aに付着した負極性外添剤
を現像ローラ側に転移させ、現像ブレードをリフレッシ
ュ可能である。
【0301】次に現像ローラ38aの回転はオフされ、
次の色(マゼンタ)による画像形成までの間にロータリ
52xが公転を行う。このロータリ52xの公転時にお
いては、現像バイアス接点49及びブレードバイアス接
点50からの電圧供給はオフされる。
【0302】ロータリ52xの公転が終了し、2色目
(マゼンタ)の現像器52bが感光ドラム31の対向位
置にて停止する。
【0303】そして、1色目(イエロー)と同様に、現
像ローラ38bが準備前回転を始める。それと同時に、
現像バイアス接点49とブレードバイアス接点50から
オーバーシュートされた電圧が供給される。そして、1
色目の画像形成と同様に2色目の画像形成が行われる。
画像形成時においては、前述と同様に負極性外添剤が現
像ブレード39bの当接部から自由端先端に付着堆積し
ていく。その後、現像ブレード39bのリフレッシュを
行い、これらの動作を4色目まで行う。
【0304】このように、各色の準備前回転時に前回の
画像形成時に現像ブレード上に付着した負極性外添剤を
現像ローラ側に転移させることで、現像ブレードへの外
添剤の堆積を防止し、安定した画像形成装置を提供でき
る。
【0305】4色目まで画像形成が終了すると、4色目
の準備後回転となり、前記同様電位差を持ったバイアス
が印加される。その後、現像ローラの回転はオフされ、
ロータリ52xが公転を行う。このロータリの公転によ
り、現像バイアス接点49及びブレードバイアス接点5
0から離間するため電圧供給はオフされる。コンデンサ
C2にある電荷は抵抗R2を通じて除電される。
【0306】画像形成が終了し、ロータリの公転が終了
すると、中間転写体54や感光ドラム31等が次回のプ
リントのための本体後回転になり、本体後回転が終了す
ると感光ドラム31は停止する。
【0307】本実施形態においては、準備前回転時の作
用させるバイアスをオーバーシュートさせて作り出して
いたが、これにこだわるものでなく、あらかじめ所定の
電圧出力より高い電圧を設定することで、同様の効果を
得ることは可能である。
【0308】また、本実施形態では、画像形成要素の
内、比較的消耗の激しい、トナーを含む現像手段を、画
像形成装置本体Hに着脱可能なカートリッジとすること
で、諸々のメンテナンス作業に係わる使用者の労力軽減
を図った。
【0309】更に、本実施形態においては、電圧の遅延
制御手段を画像形成装置の高圧電源58内に設けたがこ
れにこだわるものでなく、現像ブレードの電位を制御で
きれば(具体的には電圧を印加する回路内にあれば)、
高圧電源と別体で構成しても良く、例えばカートリッジ
内に持つことも可能である。
【0310】以上述べたように、フルカラー画像形成装
置においても、現像ローラと現像ブレードの両者に電圧
を印加する単一の電圧印加手段を有し、回転中の現像ロ
ーラと現像ブレードの電位関係を、画像形成時は略同電
位とし、非画像形成時の一部においては電位差を有する
と同時に、該電位差を作用させる各電位は現像ローラよ
り現像ブレードのほうが現像剤の帯電極性と同極性側に
大きくすることにより、前述の実施形態と同様に現像ブ
レードのリフレッシュを行え、目的を達成できる。
【0311】即ち、非画像形成時の電圧印加手段のON
時に印加電圧をオーバーシュートさせたのち、降圧させ
る際に、現像ローラの電圧降下と現像ブレードの電圧降
下に差を設け、両者間に電位差を発生させる。この電位
差は現像ブレードに付着した負極性外添剤を現像ローラ
に戻すことになる。その結果、現像ブレードに付着した
外添剤に起因するトナーの融着を防止し、画像濃度不良
及び縦スジを防ぐことが可能となる。
【0312】(画像評価実験)次に、上記第1〜第6の
各実施形態の画像形成装置と、比較例として用意した画
像形成装置について、画像評価実験を行った結果を示
す。
【0313】比較例の画像形成装置としては以下のもの
を用意した。
【0314】・比較例1:第1の実施形態の画像形成装
置において、画像形成時および非画像形成時を通して現
像ローラ8と現像ブレード9に同電位(−300V)の
バイアスを印加したもの。すなわち、現像ローラ8と現
像ブレード9との間に電位差が無い例である。
【0315】・比較例2:第1の実施形態の画像形成装
置において、画像形成時および非画像形成時を通して現
像ローラ8には−300Vの電位のバイアスを、現像ブ
レード9には−400Vの電位のバイアスを印加したも
の。すなわち、画像形成時にも現像ローラ8と現像ブレ
ード9との間に電位差がある例である。
【0316】上記各実施形態の画像形成装置および比較
例の画像形成装置について、通常環境で約2000枚、
所定印字率のパターンを出力した場合に、画像濃度薄及
び縦スジの発生を評価した。評価は500枚ごとにベタ
画像と中間調画像を出力して行った。
【0317】評価は画像不良がない場合を○、濃度薄及
び縦スジがそれぞれ発生した場合を×とした。
【0318】その結果を表1に示す。この結果、本発明
に係る各実施形態の画像形成装置においては、現像ブレ
ードへのトナー融着が生じることなく、長期にわたって
安定した画像形成を行うことが可能であることがわかっ
た。
【表1】
【0319】なお、本実施形態においては、画像形成装
置の構成例としてモノクロ複写機及びフルカラー複写機
が挙げられているが、これに限定する趣旨ではなく、プ
リンタ、ファクシミリ、モノクロ複写機等、電子写真方
式や静電記録方式によって現像剤像を形成する現像手段
を備えたものに広く適用できる。
【0320】(第7の実施形態)以下、図17を参照し
て本発明の第7の実施形態について説明する。前記第1
の実施形態と同一部位については同一の番号を付して説
明を省略する。図17は現像ローラの未コート状態を説
明する図であって、同図(a)は現像ローラと現像ブレ
ードを示し、同図(b)は(a)のJ−J′断面図であ
る。
【0321】前述までの実施形態においては、現像ロー
ラと現像ブレード間はトナー層が介在する。トナーは通
常、絶縁性のため現像ローラと現像ブレード間は非常に
大きな抵抗を有する状態であった。
【0322】しかし、図17(b)に示すように、例え
ば耐久終了時等において、トナーが消費され正常にトナ
ーが現像ローラ上に担持されなくなったり、現像ローラ
と現像ブレード間に異物(紙粉等)が混入してトナー層
がなくなると以下の問題が発生する。即ち、現像ローラ
と現像ブレード間のトナー層がなくなると現像ブレード
9が現像ローラ8と直に当接する(図17(b)中のK
部)ようになる。
【0323】特に、電流容量が少なく、現像ローラ8の
表層抵抗が低い場合には、現像ローラ表面が現像ブレー
ド9に印加された電圧に倣ってしまうことになる。その
結果、現像ローラと現像ブレード間に所望の電位差を印
加することができず、画像上に縦スジを発生させること
となった。
【0324】本実施形態においては、上記問題を踏ま
え、現像ローラと現像ブレードが直接触れた場合におい
ても、現像ローラと現像ブレード間に電位差を生じさ
せ、縦スジ等の画像不良を防止することとした。
【0325】鋭意検討の結果、第1の実施形態において
は、二電源によって充分な電流容量を確保できていた。
しかし、第4の実施形態等においては、遅延制御手段4
7中のコンデンサC1に蓄積された電荷が現像ローラ3
8を通じて放電される過程で、現像ローラ38と現像ブ
レード39間に電位差を発生させていた。
【0326】しかし、コンデンサC1からの放電電荷を
使用しているため、現像ローラの表面抵抗やバルクの抵
抗を低くしてしまうと、電荷が長手方向の表面に逃げて
しまい所望の電位差が得られにくくなる。また、時定数
が遅延制御手段47の抵抗R1に依存されず、急激に時
定数が短くなってしまうこととなる。
【0327】そこで、本実施形態においては、現像ロー
ラの抵抗を選択することで、現像ローラと現像ブレード
が直接ふれても所望の電位差を得られるようにした。
【0328】前述のように、流すことができる電荷量に
依存することとなるため、使用できる現像ローラの抵抗
値の範囲は二電源を使用する場合と一電源の場合では、
異なってくる。一電源の場合のほうがより狭い範囲とな
る。これは二電源を使用する場合は電源容量に余裕があ
るかぎり、現像ブレードを経由して現像ローラに流す電
流を大きくすることが可能であるが、一電源の場合には
コンデンサC1からの放電電荷に頼るため、コンデンサ
に蓄積できる電荷量に依存するからである。
【0329】従って、現像ローラの抵抗値としては、後
述する表面抵抗とバルク抵抗を以下の値に適合させるこ
とが好ましい。
【0330】表面抵抗としては、8×10Ω以上が使
用可能である。好ましくは、7×10Ω以上の範囲で
使用することが望ましい。8×10Ω以下の場合、現
像ブレードが現像ローラと直に触れるようになると、現
像ローラと現像ブレードの間に所望の電位差を形成する
のが難しくなるからである。
【0331】バルクの抵抗としては、3×10Ω以上
であることが望ましい。3×10Ω以下であると、所
望の時定数を得にくくなるからである。更に好ましくは
1×10Ω以上であることが好ましい。
【0332】更に好ましくは、表面抵抗の抵抗値をバル
クの抵抗値より1桁(1オーダー)以上大きくするほう
が好ましい。これは表層の抵抗値を大きくしたほうが、
より現像ローラと現像ブレード間の電位差を得やすくな
るからである。
【0333】このように、前記実施形態よりも現像ロー
ラの抵抗値としては狭くなるが、現像ローラの製造条件
としては困難なものではなく、充分な抵抗値範囲を確保
できる。
【0334】(画像評価)本実施形態においては、現像
ローラの抵抗として、表面抵抗:3×10Ω、バルク
の抵抗:8×10Ωのものを用いた。
【0335】比較例においては、現像ローラの抵抗とし
て、表面抵抗:1.2×10Ω、バルクの抵抗:9×
10Ωのものを用いた。
【0336】上記現像ローラを第6の実施形態に適用
し、作為的に現像ローラ上にトナーの未コート部を作っ
て現像ブレードが現像ローラに直に当接するようにし
た。そして、その状態で通常環境で約2000枚、所定
印字率のパターンを出力した場合に、縦スジの発生を評
価した。評価は500枚ごとにベタ画像と中間調画像を
出力して行った。
【0337】(検討結果)その結果、比較例において
は、1000枚で縦スジが発生したが、本実施形態の現
像ローラでは縦スジの発生は認められなかった。
【0338】本実施形態では、一電源の場合についての
み説明したが、これにとらわれるものでなく、二電源の
場合についても、上記現像ローラの抵抗値範囲にするこ
とで、電源の容量を減らすことは可能である。
【0339】このように、現像ローラの抵抗値を調整す
ることで、現像ローラ上に未コート部分が発生し、現像
ブレードと現像ローラが直に当接しても縦スジの発生を
防止できるようになった。
【0340】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、現
像剤規制部材への現像剤の固着および融着を防止するこ
とができる。これにより、画像の濃度薄や縦スジなどの
画像不良の発生を防ぎ、長期にわたって安定した画像形
成を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るシーケンスを説
明するための図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置を
示す概略構成図である。
【図3】ローラの表面抵抗測定方法の説明図である。
【図4】ローラのバルクの抵抗を測定する方法の説明図
である。
【図5】本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置を
示す概略構成図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係るシーケンスを説
明するための図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る現像カートリッ
ジの概略構成図である。
【図8】本発明の第3の実施形態に係る画像形成装置を
示す概略構成図である。
【図9】本発明の第3の実施形態に係る動作を示すフロ
ーチャートである。
【図10】本発明の第4の実施形態に係るシーケンスを
説明するための図である。
【図11】本発明の第4の実施形態に係る画像形成装置
を示す概略構成図である。
【図12】本発明の第4の実施形態に係る画像形成装置
の変形例を示す概略構成図である。
【図13】本発明の第5の実施形態に係るシーケンスを
説明するための図である。
【図14】本発明の第6の実施形態に係る画像形成装置
を示す概略構成図である。
【図15】本発明の第6の実施形態に係る現像カートリ
ッジの概略構成図である。
【図16】本発明の第6の実施形態に係るシーケンスを
説明するための図である。
【図17】現像ローラの未コート状態を説明する図であ
る。
【図18】従来の画像形成装置を示す概略構成図であ
る。
【図19】従来の現像器における現像ブレードへのトナ
ー融着を説明するための図である
【符号の説明】
1 感光ドラム(像担持体) 2 帯電ローラ 3 露光器(露光手段) 4 現像器(現像手段) 5 転写ローラ 6 クリーニング手段 7 定着器 8,8a,8b,8c,8d 現像ローラ(現像剤担持
体) 9,9a,9b,9c,9d 現像ブレード(現像剤規
制部材) 10 現像バイアス電源(電圧印加手段) 11 ブレードバイアス電源(電圧印加手段) 12,12a,12b,12c,12d 供給ローラ 13,13a,13b,13c,13d 撹拌部材 14 制御回路(制御手段) 15 モータ 16 中間転写体クリーニング装置 17 転写ローラ 18 転写ベルト 19 現像バイアス電源(電圧印加手段) 20 ブレードバイアス電源(電圧印加手段) 21 制御部(制御手段) 22 現像器 22a,22b,22c,22d 現像カートリッジ
(現像手段) 22x ロータリ 23 モータ 24 中間転写体 25 積算カウンタ 31 感光ドラム(像担持体) 32 帯電ローラ 33 露光器(露光手段) 34 現像器(現像手段) 35 転写ローラ 36 クリーニング手段 37 定着器 38,38a,38b,38c,38d 現像ローラ
(現像剤担持体) 39,39a,39b,39c,39d 現像ブレード
(現像剤規制部材) 40 現像バイアス接点 41 ブレードバイアス接点 42,42a,42b,42c,42d 供給ローラ 43,43a,43b,43c,43d 撹拌部材 44 制御回路 45 モータ 46 高圧電源(電圧印加手段) 47 遅延制御手段 48 転写ベルト 49 現像バイアス接点 50 ブレードバイアス接点 51 制御部 52 現像器 52a,52b,52c,52d 現像カートリッジ
(現像手段) 52x ロータリ 53 モータ 54 中間転写体 56 中間転写体クリーニング装置 57 転写ローラ 58 高圧電源(電圧印加手段) 59 遅延制御手段 60 ローラ表面 61 弾性層 62 導電性芯金 63 ローラ 64 電極 64a,64c 印加電極 64b 測定電極 65 測定回路 66 円筒部材 67 荷重 68 測定回路 69 端部コロ C1 コンデンサ C2 コンデンサ D1 ダイオード R1 抵抗 R2 抵抗 PC プロセスカートリッジ P 転写材 T トナー(現像剤)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03G 15/06 101 G03G 15/08 501D 15/08 501 504A 504 21/00 372 (72)発明者 鶴谷 聡 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2H005 AA08 CB07 CB13 EA10 2H027 DA03 DA04 DA32 DA34 DE05 DE07 DE09 EA05 EA15 EA18 EA20 EC20 ED02 ED08 ED09 EE01 EE04 EE07 EF09 EF13 2H073 AA02 BA02 BA07 BA09 BA12 BA13 BA21 BA41 BA45 CA02 2H077 AD02 AD06 AD13 AD17 AD35 AD37 BA09 DB08 DB14 EA11 FA21 FA25

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】静電潜像が形成される像担持体と、 該静電潜像を現像剤にて可視像化する手段であって、回
    転可能な現像剤担持体および該現像剤担持体に担持され
    た現像剤量を規制する現像剤規制部材を有してなる現像
    手段と、 前記現像剤担持体および前記現像剤規制部材の各々に電
    圧を印加する電圧印加手段と、 該電圧印加手段を制御する制御手段と、を備え、 該制御手段は、 前記現像剤担持体の回転中における前記現像剤担持体と
    前記現像剤規制部材の電位関係が、 画像形成時には略同電位となり、 非画像形成時の少なくとも一部においては所定の電位差
    を有するように、 前記電圧印加手段を制御することを特徴とする画像形成
    装置。
  2. 【請求項2】静電潜像が形成される像担持体と、 該静電潜像を現像剤にて可視像化する手段であって、回
    転可能な現像剤担持体および該現像剤担持体に担持され
    た現像剤量を規制する現像剤規制部材を有してなる現像
    手段と、 前記現像剤担持体および前記現像剤規制部材の各々に電
    圧を印加する電圧印加手段と、 該電圧印加手段を制御する制御手段と、を備え、 該制御手段は、 前記現像剤担持体の回転中における前記現像剤担持体と
    前記現像剤規制部材の電位関係が、 画像形成時には略同電位となり、 非画像形成時の少なくとも一部においては所定の電位差
    を有して、かつ、前記現像剤規制部材の電位が前記現像
    剤担持体の電位よりも前記現像剤の帯電極性と同極性側
    に大きくなるように、 前記電圧印加手段を制御することを特徴とする画像形成
    装置。
  3. 【請求項3】静電潜像が形成される像担持体と、 該静電潜像を現像剤にて可視像化する手段であって、回
    転可能な現像剤担持体および該現像剤担持体に担持され
    た現像剤量を規制する現像剤規制部材を有してなる現像
    手段と、 前記現像剤担持体および前記現像剤規制部材の各々に電
    圧を印加する電圧印加手段と、 該電圧印加手段を制御する制御手段と、を備え、 該制御手段は、 前記現像剤担持体の回転中における前記現像剤担持体と
    前記現像剤規制部材の電位差が、 画像形成時より、 非画像形成時の少なくとも一部において大きくなるよう
    に、 前記電圧印加手段を制御することを特徴とする画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】前記所定の電位差は、60V〜500Vで
    あることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形
    成装置。
  5. 【請求項5】前記画像形成時は、前記現像手段が転写材
    の画像形成領域に転写すべき可視像を現像しているとき
    であり、 前記非画像形成時は、前記画像形成時以外であって且つ
    前記現像剤担持体が回転しているときであることを特徴
    とする請求項1,2,3または4に記載の画像形成装
    置。
  6. 【請求項6】前記現像剤は、トナー粒子と、該トナー粒
    子の帯電極性と逆の極性を有し該トナー粒子に外添され
    る補助粒子と、を有することを特徴とする請求項1〜5
    のうちいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】前記トナー粒子の形状係数SF−1の値が
    100〜160であり、形状係数SF−2の値が100
    〜140であることを特徴とする請求項6に記載の画像
    形成装置。
  8. 【請求項8】前記現像手段は、画像形成装置本体に対し
    て着脱自在のカートリッジとして構成されていることを
    特徴とする請求項1〜7のうちいずれか1項に記載の画
    像形成装置。
  9. 【請求項9】静電潜像が形成される像担持体と、 該静電潜像を現像剤にて可視像化する手段であって、回
    転可能な現像剤担持体及び該現像剤担持体に担持された
    現像剤量を規制する現像剤規制部材を有してなる現像手
    段と、 該現像剤担持体及び現像剤規制部材の両者に電圧を印加
    する単一の電圧印加手段と、 該現像剤規制部材に印加される電圧の遅延制御を行う遅
    延制御手段と、を備え、 前記現像手段の画像形成時に、前記電圧印加手段により
    現像剤担持体と現像剤規制部材とを略同電位とし、 前記現像剤担持体の回転中であって前記現像手段による
    画像形成が行われていない非画像形成時の少なくとも一
    部にて、前記電圧印加手段による印加電圧を変化させ、
    該印加電圧の変化による前記現像剤規制部材の電圧変動
    を前記遅延制御手段によって遅延制御し、前記現像剤担
    持体と現像剤規制部材とに電位差を生じさせることを特
    徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】静電潜像が形成される像担持体と、 該静電潜像を現像剤にて可視像化する手段であって、回
    転可能な現像剤担持体及び該現像剤担持体に担持された
    現像剤量を規制する現像剤規制部材を有してなる現像手
    段と、 該現像剤担持体及び現像剤規制部材の両者に電圧を印加
    する単一の電圧印加手段と、 該現像剤規制部材に印加される電圧の遅延制御を行う遅
    延制御手段と、を備え、 前記現像手段の画像形成時に、前記電圧印加手段により
    現像剤担持体と現像剤規制部材とを略同電位とし、 前記現像剤担持体の回転中であって前記現像手段による
    画像形成が行われていない非画像形成時の少なくとも一
    部にて、前記電圧印加手段による印加電圧を変化させ、
    該印加電圧の変化による前記現像剤規制部材の電圧変動
    を前記遅延制御手段によって遅延制御し、前記現像剤担
    持体と比べて現像剤規制部材のほうが現像剤の帯電極性
    と同極性側に大きい電位差を生じさせることを特徴とす
    る画像形成装置。
  11. 【請求項11】静電潜像が形成される像担持体と、 該静電潜像を現像剤にて可視像化する手段であって、回
    転可能な現像剤担持体及び該現像剤担持体に担持された
    現像剤量を規制する現像剤規制部材を有してなる現像手
    段と、 該現像剤担持体及び現像剤規制部材の両者に電圧を印加
    する単一の電圧印加手段と、 該現像剤規制部材に印加される電圧の遅延制御を行う遅
    延制御手段と、を備え、 前記現像剤が、トナー粒子及び該トナー粒子に外添され
    た複数の補助粒子とを有してなり、該補助粒子の一つが
    トナー粒子の帯電極性と逆の極性を有する粒子であっ
    て、 前記現像手段の画像形成時に、前記電圧印加手段により
    現像剤担持体と現像剤規制部材とを略同電位とし、前記
    現像剤担持体の回転中であって前記現像手段による画像
    形成が行われていない非画像形成時の少なくとも一部に
    て、前記電圧印加手段による印加電圧を変化させ、該印
    加電圧の変化による前記現像剤規制部材の電圧変動を前
    記遅延制御手段によって遅延制御し、前記現像剤担持体
    と比べて現像剤規制部材のほうが現像剤の帯電極性と同
    極性側に大きい電位差を生じさせることを特徴とする画
    像形成装置。
  12. 【請求項12】静電潜像が形成される像担持体と、 該静電潜像を現像剤にて可視像化する手段であって、回
    転可能な現像剤担持体及び該現像剤担持体に担持された
    現像剤量を規制する現像剤規制部材を有してなる現像手
    段と、 該現像剤担持体及び現像剤規制部材の両者に電圧を印加
    する単一の電圧印加手段と、 該現像剤規制部材に印加される電圧の遅延制御を行う遅
    延制御手段と、を備え、 前記現像手段による画像形成が行われていない非画像形
    成時の少なくとも一部にて、前記電圧印加手段による印
    加電圧を変化させることを特徴とする画像形成装置。
  13. 【請求項13】静電潜像が形成される像担持体と、 該静電潜像を現像剤にて可視像化する手段であって、回
    転可能な現像剤担持体及び該現像剤担持体に担持された
    現像剤量を規制する現像剤規制部材を有してなる現像手
    段と、 該現像剤担持体及び現像剤規制部材の両者に電圧を印加
    する単一の電圧印加手段と、 該現像剤規制部材に印加される電圧の遅延制御を行う遅
    延制御手段と、を備え、 前記現像手段による画像形成が行われていない非画像形
    成時の少なくとも一部にて、前記電圧印加手段による印
    加電圧を現像剤の帯電極性と同極性側に大きくなるよう
    に変化させることを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】静電潜像が形成される像担持体と、 該静電潜像を現像剤にて可視像化する手段であって、回
    転可能な現像剤担持体及び該現像剤担持体に担持された
    現像剤量を規制する現像剤規制部材を有してなる現像手
    段と、 該現像剤担持体及び現像剤規制部材の両者に電圧を印加
    する単一の電圧印加手段と、 該現像剤規制部材に印加される電圧の遅延制御を行う遅
    延制御手段と、を備え、 前記現像手段の画像形成時に、前記電圧印加手段により
    現像剤担持体と現像剤規制部材とを略同電位とし、 前記現像剤担持体の回転中であって前記現像手段による
    画像形成が行われていない非画像形成時の少なくとも一
    部にて、前記電圧印加手段による印加電圧を画像形成時
    と比べて現像剤の帯電極性と同極性側に大きくなるよう
    にインパルス的に変化させることを特徴とする画像形成
    装置。
  15. 【請求項15】静電潜像が形成される像担持体と、 該静電潜像を現像剤にて可視像化する手段であって、回
    転可能な現像剤担持体及び該現像剤担持体に担持された
    現像剤量を規制する現像剤規制部材を有してなる現像手
    段と、 該現像剤担持体及び現像剤規制部材の両者に電圧を印加
    する単一の電圧印加手段と、 該現像剤規制部材に印加される電圧の遅延制御を行う遅
    延制御手段と、を備え、 前記現像剤が、トナー粒子及び該トナー粒子に外添され
    た複数の補助粒子とを有してなり、該補助粒子の一つが
    トナー粒子の帯電極性と逆の極性を有する粒子であっ
    て、 前記現像手段の画像形成時に、前記電圧印加手段により
    現像剤担持体と現像剤規制部材とを略同電位とし、 前記現像剤担持体の回転中であって前記現像手段による
    画像形成が行われていない非画像形成時の少なくとも一
    部にて、前記電圧印加手段による印加電圧を画像形成時
    と比べて現像剤の帯電極性と同極性側に大きくなるよう
    にインパルス的に変化させることを特徴とする画像形成
    装置。
  16. 【請求項16】前記画像形成時は、前記現像手段が転写
    材の画像形成領域に転写すべき可視像を現像していると
    きであり、 前記非画像形成時は、該画像形成時以外であって且つ前
    記現像剤担持体が回転しているときであることを特徴と
    する請求項9〜15のうちいずれか1項に記載の画像形
    成装置。
  17. 【請求項17】前記現像剤担持体の表面抵抗値は8×1
    Ω〜1×1012Ωであり、バルクの抵抗値は3×
    10Ω〜5×10Ωであることを特徴とする請求項
    9〜16のうちいずれか1項に記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】前記現像剤担持体の表面抵抗値はバルク
    の抵抗値よりも1桁以上大きいことを特徴とする請求項
    17に記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】前記非画像形成時の一部において現像剤
    担持体と現像剤規制部材に60V乃至500Vの電位差
    を生じさせることを特徴とする請求項9〜18のうちい
    ずれか1項に記載の画像形成装置。
  20. 【請求項20】前記トナー粒子の形状係数SF−1の値
    が100〜160であり、形状係数SF−2の値が10
    0〜140であることを特徴とする請求項11または1
    9に記載の画像形成装置。
  21. 【請求項21】前記請求項9〜20のうちいずれか1項
    に記載の画像形成装置における前記現像手段を有し、該
    画像形成装置の本体に対して着脱自在としたことを特徴
    とするカートリッジ。
  22. 【請求項22】前記請求項9〜20のうちいずれか1項
    に記載の画像形成装置における前記現像手段及び前記遅
    延制御手段を有し、該画像形成装置の本体に対して着脱
    自在としたことを特徴とするカートリッジ。
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