JP2004128182A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】半導体集積回路装置のリーク電流を低減し、装置の高性能化を図る。
【解決手段】プラグPa等の上に、ボロンを添加したアモルファスシリコン膜およびアモルファスシリコン膜を順次堆積し、100気圧下、500℃、アルゴン雰囲気中で、1〜10時間の熱処理を施すことにより、これらのアモルファスシリコン膜を多結晶化し、多結晶シリコン膜7aおよび9aとした後、さらに、ボロンを添加したアモルファスシリコン膜13を堆積し、その上部の窒化シリコン膜17等をマスクに、アモルファスシリコン膜13、多結晶シリコン膜7aおよび9aをエッチングし、シリコン柱19を形成した後、その側壁にゲート絶縁膜21を形成し、さらに、ゲート電極23aを形成する。このように縦型MISFETのチャネル層となるアモルファスシリコン膜の多結晶化を高圧、低温下で行うことにより結晶粒間の隙間を小さくし、リーク電流を低減する。
【選択図】  図10

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体集積回路装置およびその製造技術に関し、特に、アモルファス状態の半導体を結晶化する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
シリコン(Si)膜等の半導体膜は、CVD(Chemical Vapor Deposition)装置等を用いてアモルファス(非結晶化)状態で成膜することが可能である。
【0003】
このようなアモルファス状態の膜に、1気圧下で、500〜700℃程度の熱処理を施すと、多結晶化する。
【0004】
このような多結晶膜、例えば、ポリシリコン膜は、半導体装置のゲート電極やプラグ(接続部)等、種々の導電性部に用いられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、半導体集積回路装置の研究・開発に従事しており、この度、縦型MISFET(Metal Insulator Semiconductor Field Effect Transistor)の構造およびその製法についての検討を行った。
【0006】
この縦型MISFETの構成は種々提案されているが、例えば、シリコン膜等よりなる半導体柱を形成し、その上部および下部にソース・ドレインとなる半導体領域を設けるという構造がある。
【0007】
ここで、この半導体柱に前述の多結晶化されたシリコン膜を用いた場合、トランジスタのソース・ドレイン間のリーク電流が大きくなるという問題がある。
【0008】
これは、多結晶シリコン膜中には、複数の結晶粒が存在し、結晶粒界(結晶粒と結晶粒との間)に沿って電流が流れやすくなることが原因と考えられる。
【0009】
なお、例えば、Q.C.Ouyang、IEEE trans. Electron Devices, vol.48,No.6(2001)p.1245−1250.“Built−in Longitudinal Field Effects in Sub−100nm Graded si1−xGex Channel PMOSEFTs”には、チャネル部にシリコン・ゲルマニウム合金を用いたMOSトランジスタが記載されている。
【0010】
本発明の目的は、半導体集積回路装置のリーク電流の低減を図ることにある。
【0011】
また、本発明の他の目的は、半導体集積回路装置の高性能化を図ることにある。
【0012】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次のとおりである。
【0014】
(1)本発明の半導体集積回路装置の製造方法は、(a)基板上に、アモルファス状態の半導体膜を形成する工程と、(b)前記半導体膜に10気圧以上、25℃以上700℃以下の雰囲気下で、熱処理を施し、前記半導体膜を結晶化する工程と、(c)前記半導体膜中にチャネル部を有するMISFETを形成する工程と、を有するものである。
【0015】
(2)本発明の半導体集積回路装置は、(a)第1の半導体領域と、(b)前記第1の半導体領域上に形成された半導体柱と、(c)前記半導体柱の上部に形成された第2の半導体領域と、(d)前記半導体柱の側壁に、絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、を有し、(e)前記半導体柱は、アモルファス状態の半導体を、高圧下で熱処理することにより結晶化された半導体よりなる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための全図において同一機能を有するものは同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
【0017】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を図1〜図11を用いて工程順に説明する。図1〜図11は、本発明の実施の形態である半導体集積回路装置の製造方法を示す基板の要部断面図もしくは要部平面図である。
【0018】
まず、図1に示すように、半導体基板(例えば、シリコン基板)1上に、絶縁膜として例えば酸化シリコン膜3をCVD法により堆積する。次いで、酸化シリコン膜3上に、導電性膜を堆積し、フォトリソグラフィー技術を用いて所望の形状にパターニングすることにより、引き出し電極5aを形成する。この引き出し電極は、MISFETのソースもしくはドレインの引き出し電極となる。
【0019】
次いで、図2に示すように、引き出し電極5a上を含む酸化シリコン膜3上に、絶縁膜として例えば酸化シリコン膜6を堆積する。
【0020】
次いで、引き出し電極5aの酸化シリコン膜6を除去することによりコンタクトホールを形成し、さらに、この内部に導電性膜として例えばタングステン膜を埋め込むことによりプラグPaを形成する。
【0021】
次いで、プラグPa上を含む酸化シリコン膜6上に、p型不純物として例えばボロンを添加したアモルファスシリコン膜7を堆積する。このアモルファスシリコン膜7は、例えば、減圧CVD法により、装置内において(in−situで)ボロンをドープしながら成膜することが可能である。
【0022】
次いで、アモルファスシリコン膜7上に、アモルファスシリコン膜9を形成する。このアモルファスシリコン膜9は、アモルファスシリコン膜7を形成した減圧CVD装置内で、半導体基板1を大気に晒すことなく、連続して形成することができる。
【0023】
次いで、半導体基板1に、100気圧下、500℃、アルゴン(Ar)雰囲気中で、1〜10時間の熱処理(アニール)を施す。
【0024】
この熱処理によりアモルファスシリコン膜7および9は、多結晶化(結晶化)する。即ち、ボロンを含有するアモルファスシリコン膜7は、ボロンを含有する多結晶シリコン膜7aとなり、アモルファスシリコン膜9は、多結晶シリコン膜9aとなる(図3)。
【0025】
なお、前記熱処理は、多結晶シリコン膜9aに後述する不純物を注入した後に行ってもよい。また、アモルファスシリコン膜9を成膜しつつ不純物を注入した後に行ってもよい。また、後述するアモルファスシリコン膜13の堆積後や、シリコン柱19の形成後にかかる熱処理を行ってもよい。
【0026】
次いで、図4に示すように、多結晶シリコン膜9a上に、スルー絶縁膜として例えば酸化シリコン膜11を減圧CVD法で堆積し、多結晶シリコン膜9a中に、n型不純物として例えばリンをイオン打ち込みする。この多結晶シリコン膜9aは、縦型のpチャネル型MISFETのチャネル層となる。
【0027】
次いで、図5に示すように、酸化シリコン膜11をエッチングにより除去し、多結晶シリコン膜9a上に、p型不純物として例えばボロンを添加したアモルファスシリコン膜13を減圧CVD法でアモルファスシリコン膜7と同様に堆積する。
【0028】
次いで、図6に示すように、アモルファスシリコン膜13上に、絶縁膜として例えば酸化シリコン膜15を700℃、2.5Paの雰囲気下の減圧CVD法により形成する。
【0029】
次いで、酸化シリコン膜15上に絶縁膜として例えば窒化シリコン膜17をプラズマCVD法により形成する。
【0030】
次いで、図7に示すように、フォトリソグラフィー技術を用いて所望の領域にフォトレジスト膜(図示せず、以下単に「レジスト膜」という)を形成し、前記レジスト膜をマスクに、酸化シリコン膜15および窒化シリコン膜17をドライエッチングした後、前記レジスト膜を除去する。
【0031】
次いで、図8に示すように、酸化シリコン膜15および窒化シリコン膜17をマスクとして、アモルファスシリコン膜13、多結晶シリコン膜7aおよび9aをドライエッチングする。
【0032】
その結果、プラグPa上には、アモルファスシリコン膜13、多結晶シリコン膜7aおよび9aよりなるシリコン柱19が形成される(図11参照)。
【0033】
次いで、図9に示すように、シリコン柱19(多結晶シリコン膜9a)の側壁を、例えば希フッ酸系の水溶液で洗浄した後、酸素および水素原子を含む雰囲気下で熱処理を施すことにより、シリコン柱19(多結晶シリコン膜9a)の側壁に熱酸化膜21aを形成する。次いで、半導体基板1上に、絶縁膜として例えば酸化シリコン膜21bを減圧CVD法で薄く堆積し、前記熱酸化膜21aと酸化シリコン膜21bとの積層膜よりなるゲート絶縁膜21を形成する。もちろん、ゲート絶縁膜を熱酸化膜単層で構成し、もしくは、CVD絶縁膜単層で構成してもよい。また、酸化膜を窒化処理し、酸窒化膜でゲート絶縁膜を構成してもよい。
【0034】
次いで、図10に示すように、半導体基板1上に、500〜600℃の雰囲気下のCVD法で、リン(P)等の不純物を添加した多結晶シリコン膜23を堆積し、フォトリソグラフィー技術を用いて所望の形状にパターニングすることにより、ゲート電極23aを形成する。この際、窒化シリコン膜17の表面が露出するよう多結晶シリコン膜23をオーバーエッチングする。
【0035】
図11に、ゲート電極形成後の縦型のpチャネル型MISFETの要部平面図の一例を示す。
【0036】
次いで、例えば、ゲート電極23a等の上部に酸化シリコン膜25を形成し、酸化シリコン膜25、15および窒化シリコン膜17をエッチングし、コンタクトホールを形成し、その内部に導電性膜を埋め込むことによりプラグPbを形成する。このプラグPbを介してアモルファスシリコン膜13が引き出される。さらに、この後、配線や層間絶縁膜等が形成されるがこれらの形成工程の説明および図示は省略する。
【0037】
このように、本実施の形態によれば、MISFETのチャネル層となるアモルファスシリコン膜9に、高圧および比較的低温下で熱処理を施したので、その結晶化の際、結晶粒間(結晶粒界)の幅を小さくすることができる。
【0038】
図12(a)および(b)は、各種条件でアニール(多結晶化)した場合の多結晶シリコンの結晶粒の様子を模式的に表した図である。即ち、図12(a)に示すように、低圧、高温下(例えば、1気圧、650℃程度)でアモルファスシリコンを多結晶化した場合には、結晶粒Gと結晶粒の隙間(D1)が大きくなってしまう。また、このような結晶粒界近傍においては、その結晶粒の内部においては規則正しく配列されている原子の結合状態が乱れた領域(図中の斜線部)が存在すると考えられる。このような、結晶粒界や原子の結合状態が乱れた領域においては、それに沿って電流が流れやすい。
【0039】
従って、このような箇所の体積が大きいと、リーク電流が大きくなり、ゲート電極がオフ時のスタンバイ電流や、ゲート電極がオン時の動作電流が大きくなってしまう。
【0040】
これに対し、図12(b)に示すように、アモルファスシリコンの多結晶化を高圧、低温下で行えば、結晶粒G間の隙間(D2)や結合状態が乱れた領域(図中の斜線部)を小さく(D2<D1)でき、リーク電流を低減できる。また、各素子におけるリーク電流のばらつきを小さくできる。
【0041】
特に、本実施の形態においては、多結晶シリコン膜9aの多結晶化を高圧、低温下で行ったので、ソース、ドレイン間(多結晶シリコン膜7aとアモルファスシリコン膜13との間)のリーク電流を低減することができ、縦型MISFETの特性を向上させることができる。
【0042】
ここで、高圧とは、10気圧以上の圧力をいう。また、低温とは、室温(25℃程度)〜700℃であって、アモルファス状態の膜が結晶化する温度をいう。シリコン膜においては、540〜580℃以上の温度で、アモルファス状態の膜が多結晶化する。
【0043】
なお、ゲート電極23aの多結晶化の際にも前記技術を用い、結晶粒間の隙間を小さくしてもよい。また、アモルファスシリコン膜13を多結晶化しても良く、この際も、前記技術を用いてもよい。
【0044】
また、例えば、アモルファスシリコン膜13やゲート電極23aの多結晶化を低圧下で行えば、これらの結晶粒間の幅と、前記多結晶シリコン膜9a結晶粒間の幅は異なることとなる。
【0045】
また、本実施形態においては、縦型のpチャネル型MISFETを例に説明したが、nチャネル型MISFTの場合は、ソース、ドレインやチャネル層の導電型が逆導電型となることを除いては、pチャネル型の場合と同様に形成することができる。なお、n型の不純物には、例えば、リンやヒ素等がある。
【0046】
また、本実施の形態においては、縦型のMISFETを例に説明したが、例えば横型のMISFETのチャネル層の多結晶化の際に、前記技術を用いてもよい。
【0047】
例えば、図13に示すように、ガラス等よりなる基板31を準備し、この基板31上に、n型の不純物を含有するアモルファスシリコン膜33を、減圧CVD法により堆積する。次いで、基板31に、100気圧下、500℃、アルゴン(Ar)雰囲気中で、1〜10時間の熱処理を施し、アモルファスシリコン膜33を、多結晶化し、多結晶シリコン膜33aとする(図14)。
【0048】
次いで、アモルファスシリコン膜33上に薄い絶縁膜35を形成し、さらにその上部に導電性膜を形成した後、導電性膜をパターニングすることによりゲート電極37を形成する。絶縁膜35は、MISFETのゲート絶縁膜となる。
【0049】
さらに、ゲート電極37の両側のn型の多結晶シリコン膜33a中に例えばp型の不純物をイオン打ち込みし、ソース、ドレイン領域39を形成することにより横型のpチャネル型MISFETを形成することができる。多結晶シリコン膜33aがp型場合には、n型の不純物(例えば、リンやヒ素)をイオン打ち込みすれば、横型のnチャネル型MISFETとなる。
【0050】
なお、ゲート電極37上に絶縁膜を堆積した後、異方的にエッチングを行うことによりサイドウォール膜を形成し、このサイドウォール膜の形成前後に、それぞれ低濃度の不純物注入および高濃度の不純物注入を行うことによって、ソース、ドレインをLDD(Lightly doped Drain)型にしてもよい。
【0051】
このように、縦型のMISFETにおいても、チャネル層となるアモルファスシリコン膜33を、高圧、低温下で多結晶化することにより、結晶粒間の隙間や原子の結合状態が乱れた領域を小さくでき、ソース、ドレイン間のリーク電流を低減することができる。
【0052】
(実施の形態2)
本実施の形態においては、実施の形態1で説明した縦型のpチャネル型MISFETをSRAM(Static Random Access Memory)メモリセルに用いた場合について説明する。
【0053】
図15は、本実施の形態の半導体集積回路装置(SRAM)を示す等価回路図である。
【0054】
即ち、図示するように、このメモリセルMCは、一対の相補性データ線(データ線DL、データ線/(バー)DL)とワード線WLとの交差部に配置され、一対の駆動用MISFETQd1、Qd2、一対の負荷用MISFETQp3、Qp4および一対の転送用MISFETQt1、Qt2により構成されている。駆動用MISFETQd1、Qd2および転送用MISFETQt1、Qt2はnチャネル型MISFETで構成され、負荷用MISFETQp3、Qp4はpチャネル型MISFETで構成されている。
【0055】
メモリセルMCを構成する上記6個のMISFETのうち、駆動用MISFETQd1および負荷用MISFETQp3は、CMOSインバータINV1を構成し、駆動用MISFETQd2および負荷用MISFETQp4は、CMOSインバータINV2を構成している。これら一対のCMOSインバータINV1、INV2の相互の入出力端子(蓄積ノードNA、NB)は、交差結合され、1ビットの情報を記憶する情報蓄積部としてのフリップフロップ回路を構成している。また、このフリップフロップ回路の一方の入出力端子(蓄積ノードNA)は、転送用MISFETQt1のソース、ドレイン領域の一方に接続され、他方の入出力端子(蓄積ノードNB)は、転送用MISFETQt2のソース、ドレイン領域の一方に接続されている。
【0056】
さらに、転送用MISFETQt1のソース、ドレイン領域の他方はデータ線DLに接続され、転送用MISFETQt2のソース、ドレイン領域の他方はデータ線/DLに接続されている。また、フリップフロップ回路の一端(負荷用MISFETQp3、Qp4の各ソース領域)は電源電圧(Vcc) に接続され、他端(駆動用MISFETQd1、Qd2の各ソース領域)は接地(基準)電圧(GND) に接続されている。
【0057】
上記回路の動作を説明すると、一方のCMOSインバータINV1の蓄積ノードNAが高電位(“H” )であるときには、駆動用MISFETQd2がONになるので、他方のCMOSインバータINV2の蓄積ノードNBが低電位(“L” )になる。従って、駆動用MISFETQd1がOFFになり、蓄積ノードNAの高電位(“H” )が保持される。すなわち、一対のCMOSインバータINV1、INV2を交差結合させたラッチ回路によって相互の蓄積ノードNA、NBの状態が保持され、電源電圧が印加されている間、情報が保存される。
【0058】
転送用MISFETQt1、Qt2のそれぞれのゲート電極にはワード線WLが接続され、このワード線WLによって転送用MISFETQt1、Qt2の導通、非導通が制御される。すなわち、ワード線WLが高電位(“H”)であるときには、転送用MISFETQt1、Qt2がONになり、フリップフロップ回路と相補性データ線(データ線DL、/DL)とが電気的に接続されるので、蓄積ノードNA、NBの電位状態(“H” または“L” )がデータ線DL、/DLに現れ、メモリセルの情報として読み出される。
【0059】
メモリセルに情報を書き込むには、ワード線WLを“H”電位レベル、転送用MISFETQt1、Qt2 をON状態にしてデータ線DL、/DLの情報を蓄積ノードNA、NBに伝達する。
【0060】
ここで、本実施の形態においては、負荷用MISFETQp3、Qp4を縦型MISFETで構成する。以下その構造および形成方法の一例を説明する。
【0061】
また、図16および図17は、本実施の形態の半導体集積回路装置(SRAM)を示す基板の要部断面図である。また、図18は、本実施の形態の半導体集積回路装置(SRAM)を示す基板の要部平面図である。なお、図18の上部は、配線M1a、M1bまでの平面図であり、下部は、配線M1a、M1bおよびその上層の各部の平面図である。また、図16は、図18のA−A断面部に対応し、図17は、図18のB−B断面部に対応する。
【0062】
図16〜図18に示すように、半導体基板(例えば、シリコン基板)201をエッチングすることにより溝を形成し、さらに、この溝内に絶縁膜として例えば酸化シリコン膜を埋め込むことにより素子分離203を形成する。
【0063】
次いで、半導体基板201中にn型不純物を注入し、拡散させることによりp型ウエル205を形成する。
【0064】
次いで、半導体基板201上に、熱酸化によりゲート絶縁膜207を形成した後、前記半導体基板201上に導電性膜として例えば多結晶シリコン膜とタングステン膜とを順次堆積し、これらの積層膜を所望の形状にパターニングすることによりゲート電極209を形成する。
【0065】
次いで、ゲート電極209の両側の半導体基板中にn型不純物を注入することにより低濃度の半導体領域を形成し、さらに、ゲート電極209の側壁に絶縁膜よりなるサイドウォール膜を形成した後、ゲート電極209の両側の半導体基板中にn型不純物を注入することにより高濃度の半導体領域を形成する。その結果、ゲート電極209の両側の半導体基板中に、LDD型のソース、ドレイン領域が形成される。なお、このソース、ドレイン領域および前記サイドウォール膜は、図16および図17に示す断面部には表れない。
【0066】
ここまでの工程によりnチャネル型MISFET(Qt1、Qt2、Qd1、Qd2)が形成される。なお、図16には、nチャネル型MISFETQd2のゲート電極209が表れ、図17には、nチャネル型MISFETQd1のゲート電極209が表れている。
【0067】
次いで、ゲート電極209上を含む半導体基板上に、絶縁膜として例えば酸化シリコン膜211を堆積する。
【0068】
次いで、前記ゲート電極209およびp型ウエル205上の酸化シリコン膜211を除去することによりコンタクトホールを形成し、さらに、この内部に導電性膜として例えばタングステン膜を埋め込むことによりプラグP1a〜P1dを形成する。
【0069】
次いで、酸化シリコン膜211上に導電性膜として例えばタングステン膜を堆積し、パターニングすることによりプラグP1aおよびP1b上に配線M1a、M1bを形成する。なお、この配線M1a部は、図15のノードNAに、配線M1b部は、図15のノードNBに対応付けられる。
【0070】
次いで、配線M1a等の上部に絶縁膜として例えば酸化シリコン膜213を堆積し、配線M1a、M1b上の酸化シリコン膜213を除去することによりコンタクトホールを形成し、さらに、このコンタクトホール内に、導電性膜として例えばタングステン膜を埋め込むことによりプラグP2a、P2bを形成する。
【0071】
次いで、プラグP2a、P2b上を含む酸化シリコン膜213上に、窒化タングステン膜214を堆積し、フォトリソグラフィー技術を用いて図示しないレジスト膜を形成し、このレジスト膜をマスクにドライエッチングすることによりプラグP2a、P2b上にのみ窒化タングステン膜214を残存させる。
【0072】
次いで、窒化タングステン膜214上を含む酸化シリコン膜213上に、実施の形態1と同様に、p型不純物として例えばボロンを添加したアモルファスシリコン膜7を堆積し、さらに、その上部に、アモルファスシリコン膜9を形成する。
【0073】
次いで、100気圧下、580℃、アルゴン(Ar)雰囲気中で、1〜10時間の熱処理を施すことにより、アモルファスシリコン膜7および9は、多結晶化し、ボロンを含有する多結晶シリコン膜7aおよび多結晶シリコン膜9aを形成する。
【0074】
次いで、多結晶シリコン膜9a中に、実施の形態1と同様に、n型不純物をイオン打ち込みする。この多結晶シリコン膜9aは、縦型のpチャネル型MISFETのチャネル層となる。
【0075】
さらに、実施の形態1と同様に、多結晶シリコン膜9a上に、p型不純物として例えばボロンを添加したアモルファスシリコン膜13を堆積する。
【0076】
次いで、図示しないマスク膜をマスクに、アモルファスシリコン膜13、多結晶シリコン膜7aおよび9aをドライエッチングし、アモルファスシリコン膜13、多結晶シリコン膜7aおよび9aよりなるシリコン柱19a、19bを形成する。
【0077】
次いで、実施の形態1と同様に、シリコン柱19a、19b(多結晶シリコン膜9a)の側壁を、洗浄した後、この側壁にゲート絶縁膜21を形成する。
【0078】
次いで、半導体基板201上に、多結晶シリコン膜23を堆積し、フォトリソグラフィー技術を用いて所望の形状にパターニングすることにより、ゲート電極23a、23bを形成する。なお、この際、アモルファスシリコン膜13の表面が露出するよう、例えば、多結晶シリコン膜23をオーバーエッチングする。
【0079】
次いで、半導体基板上に絶縁膜として酸化シリコン膜215をシリコン柱19を埋め込む程度の厚さ堆積する。次いで、アモルファスシリコン膜13上の酸化シリコン膜215をエッチングにより除去することによりコンタクトホールを形成し、この内部に導電性膜として例えばタングステン膜を埋め込むことによりプラグP3a、P3bを形成する。
【0080】
さらに、配線M1a、M1b上およびゲート電極23a、23b上の酸化シリコン膜215等をエッチングすることによりコンタクトホールを形成し、この内部に導電性膜として例えばタングステン膜を埋め込むことによりプラグP4a〜P4dを形成する。
【0081】
次いで、酸化シリコン膜215上に導電性膜として例えばタングステン膜を堆積し、所望の形状にパターニングすることにより、プラグP4a〜P4d上に配線M2a、M2bを形成する。
【0082】
次いで、配線M2a、M2b上に絶縁膜として例えば酸化シリコン膜217を堆積し、前記プラグP3a、P3b上の酸化シリコン膜217をエッチングすることによりコンタクトホールを形成し、このコンタクトホールに導電性膜として例えばタングステン膜を埋め込むことによりプラグP5a、P5bを形成する。
【0083】
次いで、酸化シリコン膜217上に導電性膜として例えばタングステン膜を堆積し、所望の形状にパターニングすることにより、配線M3を形成する。この配線M3のうち、プラグP5a、P5b上の配線M3には、電源電圧(Vcc)が供給される。また、かかる配線の両側の配線は、データ線(データ線DL、データ線/(バー)DL)となる。
【0084】
なお、図18中のプラグP6a〜P6dは、図16および図17に示す断面部には表れないが、プラグP6aおよびP6dは、ワード線WLと接続され、プラグP6cおよびP6fには、接地電圧(Vss)が印加される。また、プラグP6bは、データ線DLに、プラグP6eは、データ線/DLに接続される。
【0085】
この後、必要に応じてさらに上層の配線が絶縁膜を介して形成され、最上層配線の上部には保護膜等が形成されるが、以降の工程の説明およびその図示は省略する。
【0086】
このように、本実施の形態においては、SRAMを構成する負荷用MISFETを縦型MISFETで構成し、例えば、駆動用の横型のMISFET上に積層したので、SRAMの小面積化を図ることができる。
【0087】
また、負荷用MISFETQp3、Qp4のチャネル層となるアモルファスシリコンを実施の形態1で詳細に説明したように、高圧、低温下で多結晶化したので、ソース、ドレイン間のリーク電流を低減することができる。
【0088】
特に、SRAMにおいては、微細な領域に多数のMISFETを有しているため、個々のMISFETのリーク電流は微少であっても、メモリ全体としては、非常に大きなリーク電流となるため、前記技術を適用して好適である。
【0089】
また、SRAMは、携帯電話等のモバイル製品に用いられることも多く、これらの製品用のメモリには、低消費電力化の要求が大きい。従って、前記技術を適用して好適である。
【0090】
以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0091】
特に、本実施の形態においては、シリコンを高圧アニールで処理したが、この他、シリコンゲルマニウム(SiGe)等、他の半導体層を用いても良い。
【0092】
また、前記実施の形態においては、MISFETのチャネル層等に高圧アニールを用いたが、この他、高圧アニールが施された半導体層を抵抗層として用いる等、種々の応用が可能である。
【0093】
また、前記実施の形態においては、高圧アニールを用いて結晶粒界の幅を小さくしたが、結晶化に際し、圧力以外の諸条件を調整することにより、結晶粒界の幅を小さくできる場合には、かかる条件によって結晶化された膜を半導体装置に用いても良い。
【0094】
【発明の効果】
本願によって開示される発明のうち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、以下の通りである。
【0095】
アモルファス状態の半導体膜に、10気圧以上、25℃〜700℃の雰囲気下の熱処理を施すことにより前記半導体膜を結晶化したので、結晶粒間の隙間を小さくでき、前記半導体膜中に流れるリーク電流を低減することができる。また、前記半導体膜を有する半導体集積回路装置の性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図3】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図4】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図5】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図6】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図7】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図8】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図9】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図10】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図11】本発明の実施の形態1である半導体集積回路装置の製造方法を示す基板の要部平面図である。
【図12】(a)および(b)は、本発明の実施の形態1の効果を示すための多結晶シリコンの結晶粒の様子を模式的に表した図である。
【図13】本発明の実施の形態1である他の半導体集積回路装置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図14】本発明の実施の形態1である他の半導体集積回路装置の製造方法を示す基板の要部断面図である。
【図15】本発明の実施の形態2である半導体集積回路装置(SRAM)を示す等価回路図である。
【図16】本発明の実施の形態2である半導体集積回路装置(SRAM)を示す基板の要部断面図である。
【図17】本発明の実施の形態2である半導体集積回路装置(SRAM)を示す基板の要部断面図である。
【図18】本発明の実施の形態2である半導体集積回路装置(SRAM)を示す基板の要部平面図である。
【符号の説明】
1  半導体基板
3  酸化シリコン膜
5a  引き出し電極
6  酸化シリコン膜
7  アモルファスシリコン膜
7a  多結晶シリコン膜
9  アモルファスシリコン膜
9a  多結晶シリコン膜
11  酸化シリコン膜
13  アモルファスシリコン膜
15  酸化シリコン膜
17  窒化シリコン膜
19  シリコン柱
19a、19b  シリコン柱
21  ゲート絶縁膜
21a  熱酸化膜
21b  酸化シリコン膜
23  多結晶シリコン膜
25 酸化シリコン膜
23a、23b  ゲート電極
31  基板
33  アモルファスシリコン膜
33a  多結晶シリコン膜
35  絶縁膜
37  ゲート電極
39  ソース・ドレイン領域
201  半導体基板
203  素子分離
205  p型ウエル
207  ゲート絶縁膜
209  ゲート電極
211  酸化シリコン膜
213  酸化シリコン膜
215  酸化シリコン膜
217  酸化シリコン膜
DL、/DL  データ線
G  結晶粒
INV1  CMOSインバータ
INV2  CMOSインバータ
M1a、M1b  配線
M2a、M2b  配線
M3  配線
MC  メモリセル
NA  蓄積ノード
NB  蓄積ノード
P1a〜P1d  プラグ
P2a、P2b  プラグ
P3a、P3b  プラグ
P4a〜P4d  プラグ
P5a、P5b  プラグ
P6a〜P6f  プラグ
Pa  プラグ
Pb  プラグ
Qd1  駆動用nチャネルMISFET
Qd2  駆動用nチャネルMISFET
Qp3  負荷用pチャネルMISFET
Qp4  負荷用pチャネルMISFET
Qt1  転送用nチャネルMISFET
Qt2  転送用nチャネルMISFET

Claims (5)

  1. (a)基板上に、アモルファス状態の半導体膜を形成する工程と、
    (b)前記半導体膜に10気圧以上、25℃以上700℃以下の雰囲気下で、熱処理を施し、前記半導体膜を結晶化する工程と、
    (c)前記半導体膜中にチャネル部を有するMISFETを形成する工程と、
    を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  2. (a)第1の半導体領域を形成する工程と、
    (b)前記第1の半導体領域上にアモルファス状態の半導体膜を形成する工程と、
    (c)前記(b)工程の後、前記半導体膜に10気圧以上、25℃以上700℃以下の雰囲気下で、熱処理を施し、前記半導体膜を結晶化する工程と、
    (d)前記半導体膜の上部に第2の半導体領域を形成する工程と、
    (e)前記半導体膜を柱状にパターニングする工程と、
    (f)前記(e)工程の後、前記半導体膜の側壁に絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、
    を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  3. 一対の縦型のpチャネル型MISFETを有するSRAMメモリセルを有する半導体集積回路装置の製造方法であって、
    (a)p型の第1半導体領域を形成する工程と、
    (b)前記第1半導体領域上にアモルファス状態の半導体膜を形成する工程と、
    (c)前記(b)工程の後、前記半導体膜に10気圧以上、25℃以上700℃以下の雰囲気下で熱処理を施し、前記半導体膜を結晶化する工程と、
    (d)前記半導体膜の上部にp型の第2半導体領域を形成する工程と、
    (e)前記半導体膜を柱状にパターニングする工程と、
    (f)前記(e)工程の後、前記半導体膜の側壁に絶縁膜を介してゲート電極を形成する工程と、
    を有することを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  4. (a)第1の半導体領域と、
    (b)前記第1の半導体領域上に形成された半導体柱と、
    (c)前記半導体柱の上部に形成された第2の半導体領域と、
    (d)前記半導体柱の側壁に、絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、
    を有し、
    (e)前記半導体柱は、アモルファス状態の半導体を、高圧下で熱処理することにより結晶化された半導体よりなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. (a)第1の半導体領域と、
    (b)前記第1の半導体領域上に形成された半導体柱と、
    (c)前記半導体柱の上部に形成された第2の半導体領域と、
    (d)前記半導体柱の側壁に、絶縁膜を介して形成されたゲート電極と、
    を有し、
    (e)前記半導体柱およびゲート電極は、多結晶化した半導体材料より成り、
    前記半導体柱の結晶粒の粒界は、前記ゲート電極の結晶粒の粒界より小さいことを特徴とする半導体集積回路装置。
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