JP2004169281A - ヒンジ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】軸筒部を一側辺部に有する2枚の翼板と、前記各軸筒部に挿入される軸ピンとから成り、前記軸ピンに軸線方向の割溝部を挟んで二股状の脚片を形成し、前記各脚片の先端部外側面に停止突起を形成し、前記一方の翼板の前記軸筒部の先端部内周面に拡大段差部を形成し、前記軸ピンを前記翼板の前記各軸筒部に挿入するとき、前記各脚片が内向きに弾性変形し、前記挿入終端において前記各脚片が弾性復元して前記停止突起が前記拡大段差部に係合する。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】本発明は、扉等のウィング体をボックス本体等の固定フレームに対して開閉回転可能に取付けるのに使用されるヒンジに関する。
【0002】
【従来の技術】ヒンジは同一軸線上に整列する軸筒部を一側辺部に有する2枚の翼板と、前記各軸筒部に挿入されて前記2枚の翼板を相対回転可能に連結する軸ピンとから構成されている。ウィング体を固定フレームから取り外さない場合には、前記軸ピンが前記各軸筒部から抜き取られない構成のヒンジ(非分離型ヒンジ)が使用され、ウィング体を固定フレームから取り外す必要がある場合には、前記軸ピンが前記一方の軸筒部から抜き取れる構成のヒンジ(分離型ヒンジ)が使用される。
【0003】
ある非分離型ヒンジでは、軸ピンに拡大頭部を形成し、一方の軸筒部から突き出る軸ピンの先端部に環状受溝を形成し、該環状受溝に抜け止め用C形リングを嵌めることによって、軸ピンの抜け落ちを阻止している(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
別の非分離型ヒンジでは、一方の翼板に上下2個の軸筒部を形成し、他方の翼板には前記2個の軸筒部の間に嵌まり込む軸筒部を1個形成し、前記3個の軸筒部の軸方向長さの総和よりも軸方向長さが短い軸ピンを全ての軸筒部に挿入した後、上位側と下位側の軸筒部の開口端縁部を軸ピンの端面に向かって折り曲げることによって、軸ピンの抜け落ちを阻止しいる(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
更に別の非分離型ヒンジでは、一方の翼板に上下2個の軸筒部を形成し、他方の翼板には前記2個の軸筒部の間にはまり込む軸筒部を1個形成し、軸ピンを全ての軸筒部に挿入した後、下位側の軸筒部の側面ねじ孔からロックビスを軸ピン先端部の環状受溝に挿入することによって、軸ピンの抜け落ちを阻止しいる(例えば、特許文献3参照)。
【0006】
また、分離型ヒンジでは、軸ピンを軸筒部に加締め加工や溶接あるいはロックピン打ち込み等によって一方の翼板に固着し、分離するときには、前記一方の翼板を他方の翼板に対して持ち上げることによって、軸ピンを他方の翼板の軸筒部から抜き取るようにしている(例えば、特許文献4参照)。
【0007】
【特許文献1】特開2001‐164823号公報
【特許文献2】実用新案登録第3055916号公報
【特許文献3】実開昭62−23968号公報
【特許文献4】特許第2546780号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記非分離型ヒンジでは、2枚の翼板からの軸ピンの抜き取りを阻止するためには、軸ピンの先端部の環状受溝にC形リングを嵌める必要があり、余分な材料及び加工コストがかかる。
また、別の非分離型ヒンジでは、一方の翼板からの軸ピンの抜き取りを阻止するためには、軸筒部の開口端縁部を内側に折り曲げ加工する作業が追加され、余分な加工コストが発生する。
【0009】
更に別の非分離型ヒンジでは、特定の軸筒部の側面にねじ孔を形成し、軸ピンの環状受溝にロックビスを挿入する作業が追加され、余分な材料及び加工コストがかかる。
また、前記分離型ヒンジでは、軸ピンを軸筒部に加締め加工や溶接あるいはロックピン等によって一方の翼板に固着するため、余分な材料及び加工コストがかかる。
【0010】
本発明の目的は、軸ピンを軸筒部に挿入する操作のみによって軸ピンの抜け落ちが阻止されるため、ヒンジの組立が簡単に行われ、余分な材料や加工コストが発生しないヒンジを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のヒンジは、同一軸線上に整列する軸筒部を一側辺部に有する2枚の翼板と、前記各軸筒部に挿入されて前記2枚の翼板を相対回転可能に連結する軸ピンとから成り、前記軸ピンに軸線方向の割溝部を挟んで二股状の脚片を形成し、前記各脚片の先端部外側面に停止突起を形成し、前記一方の翼板の前記軸筒部の先端部内周面に拡大段差部を形成したものである。
【0012】
前記2枚の翼板を各軸筒部が同一軸線上に整列するように配置し、前記軸ピンを各翼板の前記各軸筒部に挿入するとき、最初に位置する軸筒部の内周エッジ部が二股状の前記脚片の前記停止突起の外側面を押すため、軸ピン前記割溝部の幅を縮小するように前記各脚片が内向きに弾性変形する。
前記軸ピンの挿入作業の終端段階において、前記停止突起が最後に位置する軸筒部の内周面の拡大段差部内に到達したとき、前記軸筒部の内周面による停止突起の押圧が解除去れるため、前記各脚片が弾性復元して前記停止突起が前記拡大段差部に係合する。これによって、前記軸ピンの前記各軸筒部からの抜け落ちが阻止される。
【0013】
上記構成に加えて、前記各脚片の外側面を先細り状に形成したときには、前記軸ピンを各翼板の前記各軸筒部に挿入する作業が、先細り状外側面の誘導作用によって円滑になされる。
【0014】
上記構成に更に加えて、前記脚片の前記先細り状傾斜面に沿って挿入用斜面を前記停止突起の先端側に形成したときには、前記挿入用斜面が軸筒部の内周面に押されるため、この誘導作用によって前記軸ピンの挿入作業が更に円滑になされる。
【0015】
上記各構成に更に加えて、前記挿入用斜面とは逆向きである抜取り用斜面を前記停止突起の頭部側に形成したときには、軸ピンを軸筒部から押し出すことが可能となる。
すなわち、本発明のヒンジは通常では、非分離型ヒンジとして使用されるが、分離型ヒンジとしても使用することができ、分離型ヒンジとして使用するときには、前記軸ピンの前記脚片の先端を抜き取り方向に強制的に押すと、前記抜取り用斜面が軸筒部の内周面と拡大段差部間のエッジ肩部に押されるため、二股状の脚片が内向きに弾性変形し、各停止突起が拡大段差部から軸筒部本体内に押し動かされ、最終的には軸ピンが各軸筒部から抜き取られる。
【0016】
分離型ヒンジとして使用されるとき、2枚の翼板の関係位置を変更することなく、軸ピンが両翼板から先行的に抜き取られ、その後の段階でウィング体に固着されている一方の翼板が、固定フレームに固着されている他方の翼板から分離させられる。そのため、従来のようにウィング体を持ち上げる動作が不要となる。
【0017】
【発明の実施の形態】図示の実施例では、2枚の翼板1、2はエンジニアリングプラスチックによって成形されている。一方の翼板1の軸筒部3は、間隔を置いて上下2個形成されており、他方の翼板2の軸筒部4は1個形成され、前記軸筒部3、3の間に嵌め込まれる。軸筒部3、4の内周直径は軸ピン5の外周直径と同じか、若干それよりも小さく形成されている。拡大段差部6は軸筒部4の下端部側に形成されている。上位側の軸筒部3の上端部側には別の拡大段差部7が形成されており、軸ピン5の拡大頭部8が前記拡大段差部7に嵌め込まれる。
【0018】
割溝部9は軸ピン5の先端部分にU字状に形成され、割溝部9の両側にある二股状の脚片10、10は先細状傾斜面11に軸線方向に沿って突出形成された停止突起12は、山形断面をなし、山形断面の先端側の斜面が挿入作業時に機能する挿入用斜面13であり、山形断面の頭部側の斜面が抜取り作業時に機能する抜取り用斜面14である。
【0019】
各翼板1、2にはウィング体または固定フレームへの固着孔15、16を軸筒部3、4から離れた位置に形成してある。
【0020】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明では、2枚の翼板は各軸筒部に軸ピンを挿入する作業のみによって相対回転可能に組み立てられ、かつ、各軸筒部からの軸ピンの抜け落ちが的確に阻止されるため、余分な材料や加工コストがかからずにヒンジの製作組立を簡単に行なえる。
【0021】
請求項2の発明及び請求項3の発明では、請求項1の発明の上記効果に加えて、軸ピンの挿入作業が円滑になされる。
【0022】
請求項4の発明では、請求項2の発明及び請求項3の発明の上記効果に加えて、分離型ヒンジとして使用するとき、軸ピンの突き上げ操作によって軸ピンの抜取りが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るヒンジの分解状態の正面図である。
【図2】図1のヒンジの組立状態の正面図である。
【図3】図2のヒンジの平面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【符号の説明】
【0013】
1 翼板
2 翼板
3 軸筒部
4 軸筒部
5 軸ピン
6 拡大段差部
7 拡大段差部
8 拡大頭部
9 割溝部
10 脚片
11 先細状傾斜面
12 停止突起
13 挿入用斜面
14 抜取り用斜面
15 固着孔
16 固着孔
Claims (4)
- 同一軸線上に整列する軸筒部を一側辺部に有する2枚の翼板と、前記各軸筒部に挿入されて前記2枚の翼板を相対回転可能に連結する軸ピンとから成り、前記軸ピンに軸線方向の割溝部を挟んで二股状の脚片を形成し、前記各脚片の先端部外側面に停止突起を形成し、前記一方の翼板の前記軸筒部の先端部内周面に拡大段差部を形成し、前記軸ピンを前記翼板の前記各軸筒部に挿入するとき、前記各脚片が内向きに弾性変形し、前記挿入終端において前記各脚片が弾性復元して前記停止突起が前記拡大段差部に係合するヒンジ。
- 前記各脚片の外側面を先細り状の傾斜面に形成したことを特徴とする請求項1に記載のヒンジ。
- 前記脚片の前記先細り状傾斜面に沿って挿入用斜面を前記停止突起の先端側に形成したことを特徴とする請求項2に記載のヒンジ。
- 前記挿入用斜面とは逆向きである抜取り用斜面を前記停止突起の頭部側に形成したことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のヒンジ。
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| CN103216166A (zh) * | 2013-04-24 | 2013-07-24 | 哈尔滨飞机工业集团有限责任公司 | 一种动力舱活动门的限动机构 |
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