JP2004178954A - スイッチ操作部パネルの固定構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】スイッチボックスの前面に対しねじ締めなしで固定できるようにすると共に、スイッチツマミがぐらつかないようにして操作フィーリングを向上させるようにしたスイッチ操作部パネルの固定構造を提供する。
【解決手段】スイッチボックス4の前面にスイッチ操作部パネル6を位置決めする雄雌の位置決め部4a、6cを設けると共に、スイッチツマミ5のフランジ5cまたは前記スイッチ操作部パネル6に、同スイッチ操作部パネル6が前記スイッチボックス4の前面から離脱しないように押圧する押圧手段を設けて、前記スイッチ操作部パネル6をねじ締めなしで固定できるようにした。
【選択図】 図2
【解決手段】スイッチボックス4の前面にスイッチ操作部パネル6を位置決めする雄雌の位置決め部4a、6cを設けると共に、スイッチツマミ5のフランジ5cまたは前記スイッチ操作部パネル6に、同スイッチ操作部パネル6が前記スイッチボックス4の前面から離脱しないように押圧する押圧手段を設けて、前記スイッチ操作部パネル6をねじ締めなしで固定できるようにした。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スイッチ操作部パネルの固定構造に係わり、より詳細には、スイッチボックスの前面に対しねじ締めなしで固定できるようにすると共に、スイッチツマミがぐらつかないようにして操作フィーリングを向上させるようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
スイッチ操作部にツマミを取り付ける時の従来のツマミ取付構造には、ボリューム軸のぐらつきによる軸回転用ツマミの操作フィーリングを向上させるため、軸回動用ツマミの取付構造において、ツマミの外周部内壁に当接して、外周部を外側に押圧するバネを設けてなるものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
これにより、ボリューム軸のぐらつきによるツマミ回動時のぐらつきを緩和することができてツマミの操作フィーリングが向上し、また、ツマミの回転抵抗を増やすことができるので、そのクリック感によりツマミの操作範囲の始点、終点やツマミの操作量が分かりやすくなり、また操作時のフィーリングも向上できる効果を奏していた。
【0004】
しかしながら、上記構成でなるツマミ取付構造においては、ボリューム軸のぐらつきによるツマミ回動時のぐらつきを緩和する際、パネルの前面に、ツマミの外周部内壁に当接して、外周部を外側に押圧するためのバネを設ける必要があるので部品点数が増加してしまうという欠点があった。
【0005】
また、例えば図4および図5で示すように、スイッチボックス4の前面にスイッチ操作部パネル6がねじ7によってねじ締め固定され、同スイッチ操作部パネル6の透孔6aにスイッチ本体1の前部に突出させた平坦部2aを有するスイッチシャフト2を通し、同スイッチシャフト2に前記平坦部2aに対応する平面部5aを有するボス部5bを備えると共に、同ボス部5bに連続形成されたフランジ5cおよびツマミ部5eを備えたスイッチツマミ5を嵌着したような場合、同スイッチツマミ5にぐらつきが生じて操作フィーリングが良好でなかったり、前記ねじ7をねじ締めするためのドライバにより誤って前記スイッチ操作部パネル6の表面を傷つけてしまうおそれがあった。
【0006】
そのため、前記スイッチ操作部パネル6をドライバによってねじ締め固定する必要があり、また、前記ボス部5bを前記スイッチシャフト2に嵌合させただけでは、前記スイッチツマミ5をぐらつきなく支持するには強度が不充分であることから、前記スイッチ操作部パネル6を前記ねじ7を使うことなく固定できるようにすると共に、前記スイッチツマミ5をぐらつきなく支持できるようにしたスイッチ操作部パネルの固定構造の出現が望まれていた。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−233311号公報(第1頁、第5頁、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明においては、上記の問題点に鑑み、スイッチボックスの前面に対しねじ締めなしで固定できるようにすると共に、スイッチツマミがぐらつかないようにして操作フィーリングを向上させるようにしたスイッチ操作部パネルの固定構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、回転式のスイッチ本体と、同スイッチ本体の前部に突出した平坦部を有するスイッチシャフトと、同スイッチシャフトを挿通する挿通孔を備え、前記スイッチ本体を内蔵したスイッチボックスと、前記平坦部に対応する平坦面を備え、前記スイッチシャフトに嵌合するボス部と、同ボス部前端の外側に連続形成されたフランジと、同フランジの前部に突設されたツマミ部とからなるスイッチツマミと、前記ボス部を通す透孔を備え、前記スイッチボックスの前面に設けられたスイッチ操作部パネルとで構成され、
前記スイッチボックスの前面に前記スイッチ操作部パネルを位置決めする位置決め部を設けると共に、前記フランジまたは前記スイッチ操作部パネルに、同スイッチ操作部パネルが前記スイッチボックスの前面から離脱しないように押圧する押圧手段を設けてなる構成となっている。
【0010】
また、前記押圧手段が、前記透孔の周縁部に連続形成され、前記フランジの裏面に対向するパネルフランジからなり、前記スイッチシャフトに前記ボス部を嵌合することにより、前記フランジの裏面で前記パネルフランジの前端部を押圧して前記スイッチ操作部パネルを固定するようにしてなる構成となっている。
【0011】
また、前記押圧手段が、前記フランジの外周端に連続形成され、前記スイッチ操作部パネルに対向する補助フランジからなり、前記スイッチシャフトに前記ボス部を嵌合することにより、前記補助フランジの先端部で前記スイッチ操作部パネルを押圧して同スイッチ操作部パネルを固定するようにしてなる構成となっている。
【0012】
また、前記位置決め部が、前記スイッチボックスの前面に突設された複数の突部と、同突部に対応して前記スイッチ操作部パネルに設けられた係合孔とで構成され、前記突部を前記係合孔に係合して前記スイッチ操作部パネルを位置決めするようにしてなる構成となっている。
【0013】
また、前記位置決め部が、前記スイッチボックスの前面両側下部に設けられた一対の係止孔と、同係止孔に対応して前記スイッチ操作部パネルに設けられた係止爪と、前記スイッチボックスの前面両側上部に突設された一対の突部と、同突部に対応して前記スイッチ操作部パネルに設けられた係合孔とで構成され、前記係止爪を前記係止孔に係止すると共に、前記突部を前記係合孔に係合して前記スイッチ操作部パネルを位置決めするようにしてなる構成となっている。
【0014】
また、前記スイッチ操作部パネルがアルミニウム板からなり、前記パネルフランジの前端部に前記フランジの裏面を押圧する折返しを折曲形成してなる構成となっている。
【0015】
更に、前記スイッチ操作部パネルが合成樹脂製でなり、前記パネルフランジの前端縁を断面円弧状に形成してなる構成となっている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明によるスイッチ操作部パネルの固定構造を示す分解斜視図であり、図2は本発明によるスイッチ操作部パネルの固定構造の第一の実施例を示す説明図で、(A)は断面図、(B)は第一の実施例の一例を示す要部断面図、(C)は第一の実施例の他の例を示す要部断面図であり、図3は本発明によるスイッチ操作部パネルの固定構造の第二および第三の実施例を示す説明図で、(A)は第二の実施例を示す断面図、(B)は第三の実施例を示す断面図である。
【0017】
本発明によるスイッチ操作部パネルの固定構造は、図で示すように、回転式のスイッチ本体1を内蔵したスイッチボックス4と、前記スイッチ本体1の前部に突出したスイッチシャフト2の嵌着するスイッチツマミ5と、同スイッチツマミ5の後部であって前記スイッチボックス4の前面に設けられるスイッチ操作部パネル6とからなる構成になっている。
【0018】
前記スイッチボックス4は、前記スイッチ本体1の内蔵すると共に、前面に前記スイッチシャフト2を挿通する挿通孔3を備えている。
【0019】
前記スイッチ操作部パネル6は、前記スイッチシャフト2に対応して、前記挿通孔3に連通する透孔6aを備えている。
【0020】
前記スイッチシャフト2は、回転式の前記スイッチ本体1を操作できるように平坦部2aを備える一方、前記スイッチツマミ5のボス部5bには、前記平坦部2aに対応する平面部5aを備えているので、前記スイッチシャフト2に前記ボス部5bを嵌合し、前記平坦部2aに前記平面部5aを接合させることによって前記スイッチ本体1を操作できるようになっている。
【0021】
その際、前記スイッチシャフト2から前記スイッチツマミ5のボス部5bが簡単に抜け落ちてしまうということがないように、前記スイッチシャフト2に対し前記ボス部5bをガタつきなく嵌合できる寸法で形成しておく。
【0022】
また、前記スイッチツマミ5は、前記ボス部5bの前端の外側に連続形成されたフランジ5cを備えると共に、同フランジ5cの前部に突設されたツマミ部5eを備えた構成になっている。
【0023】
次に、前記スイッチボックス4の前面に前記スイッチ操作部パネル6を位置決めするための位置決め部について説明する。
【0024】
前記位置決め部は、第一の実施例として図2(A)で示すように、前記スイッチボックス4の前面に突設された複数の突部4aと、同突部4aに対応して前記スイッチ操作部パネル6に設けられた係合孔6cとで構成され、前記突部4aを前記係合孔6cに係脱可能に係合して前記スイッチ操作部パネル6を位置決めするようになっている。
【0025】
なお、前記複数の突部4aは、前記スイッチボックス4の前面四隅に突設されると共に、その先端部が半球面状に形成されることによって、これに対応して前記スイッチ操作部パネル6の四隅に設けられた前記係合孔6cに円滑に係合できるようになり、また、前記スイッチ操作部パネル6を正確に位置決めできるようになっている。
【0026】
または、前記位置決め部は、第二の実施例として図1および図3(A)で示すように、前記スイッチボックス4の前面両側下部に設けられた一対の係止孔4bと、同係止孔4bに対応して前記スイッチ操作部パネル6に設けられた係止爪6dと、前記スイッチボックス4の前面両側上部に突設された一対の突部4aと、同突部4aに対応して前記スイッチ操作部パネル6に設けられた係合孔6cとで構成され、前記係止爪6dを前記係止孔4bに係脱可能に係止すると共に、前記突部4aを前記係合孔6cに係脱可能に係合して前記スイッチ操作部パネル6を位置決めするようになっている。
【0027】
この場合、前記係止孔4bが矩形状に形成される一方、前記係止爪6dがL字状に形成されることにより、前記スイッチ操作部パネル6が、位置決め作業の途中で不意に落下してしまわないように係止できるという効果を奏するようになっている。
【0028】
なお、上記第二の実施例による前記位置決め部は、前記係止孔4bおよび前記係止爪6dとを上部に配置し、前記突部4aおよび前記係合孔6cとを下部に配置するように入れ替えてもよいし、また、上下とも前記係止孔4bおよび前記係止爪6dからなる構成にしてもよい。
【0029】
ここで、前記スイッチボックス4の前面に位置決めされた前記スイッチ操作部パネル6が、例えばねじ締めのような固定手段によることなく、前記スイッチシャフト2に前記スイッチツマミ5を嵌着することにより、前記スイッチ操作部パネル6が前記スイッチボックス4の前面から離脱しないように押圧する押圧手段について説明する。
【0030】
前記スイッチ操作部パネル6は、上記に説明した位置決め部により前記スイッチボックス4の前面に位置決めされると共に、前記押圧手段によって前記スイッチボックス4の前面に押圧することによりねじ締めなしで固定されるようになっている。
【0031】
前記押圧手段が、第一の実施例として図2(A)乃至図2(C)で示すように、前記透孔6aの周縁部に連続形成され、前記フランジ5cの裏面に対向するパネルフランジ6bからなり、前記スイッチシャフト2に前記ボス部5bを嵌合することにより、前記フランジ5cの裏面で前記パネルフランジ6bの前端部を押圧して前記スイッチ操作部パネル6を固定するようにした構成となっている。
【0032】
これにより、前記スイッチシャフト2に前記スイッチツマミ5を嵌着することにより、上記位置決め部によって位置決めされた前記スイッチ操作部パネル6を固定できるようになると共に、前記スイッチシャフト2によって支持された前記スイッチツマミ5は、前記フランジ5cの裏面が前記パネルフランジ6bの前端部でも支持されることになるので、ぐらつきが生じなくなって操作フィーリングが向上する。
【0033】
なお、前記スイッチ操作部パネル6がアルミニウム板からなる場合には、図2(A)および図2(B)で示すように、前記パネルフランジ6bの前端部に前記フランジ5cの裏面を押圧する折返し6eを折曲形成することにより、前記フランジ5cの裏面に対して前記折返し6eが線接触をする構成となり、該個所における摩擦係数を減少させて操作フィーリングを損ねることがない。
【0034】
その際、前記フランジ5cの外周端には、前記スイッチ操作部パネル6に対向する補助フランジ5dが連続形成されているので、同補助フランジ5dにより前記折返し6eを覆うことができて外観性を損ねることがない。
【0035】
同様に、前記スイッチ操作部パネル6が合成樹脂製でなる場合にも、図2(C)で示すように、前記パネルフランジ6bの前端縁を断面円弧状に形成することにより、前記フランジ5cの裏面に対して前記断面円弧状の前端縁が線接触をする構成となり、該個所における摩擦係数を減少させて操作フィーリングを損ねることがない。
【0036】
または、前記押圧手段が、第三の実施例として図3(B)で示すように、前記フランジ5cの外周端に連続形成され、前記スイッチ操作部パネル6に対向する前記補助フランジ5dからなり、前記スイッチシャフト2に前記ボス部5bを嵌合することにより、前記補助フランジ5dの先端部で前記スイッチ操作部パネル6を押圧して前記スイッチ操作部パネル6を固定するように構成してもよい。
【0037】
以上の構成により、前記スイッチ本体1を内蔵した前記スイッチボックス4の前面に、前記スイッチ操作部パネル6を前記位置決め部により位置決めしながら係脱可能に係止または係合し、前記スイッチシャフト2に前記スイッチツマミ5のボス部5bを嵌合することにより、上記説明のとおり前記スイッチ操作部パネル6を押圧することによって固定すればよい。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、スイッチボックスの前面に対しねじ締めなしで固定できるようにすると共に、スイッチツマミがぐらつかないようにして操作フィーリングを向上させるようにしたスイッチ操作部パネルの固定構造となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスイッチ操作部パネルの固定構造を示す分解斜視図である。
【図2】本発明によるスイッチ操作部パネルの固定構造の第一の実施例を示す説明図で、(A)は断面図であり、(B)は第一の実施例の一例を示す要部断面図であり、(C)は第一の実施例の他の例を示す要部断面図である。
【図3】本発明によるスイッチ操作部パネルの固定構造の第二および第三の実施例を示す説明図で、(A)は第二の実施例を示す断面図であり、(B)は第三の実施例を示す断面図である。
【図4】従来例によるスイッチ操作部パネルの固定構造を示す分解斜視図である。
【図5】従来例によるスイッチ操作部パネルの固定構造の断面図である。
【符号の説明】
1 スイッチ本体
2 スイッチシャフト
2a 平坦部
3 挿通孔
4 スイッチボックス
4a 突部
4b 係止孔
5 スイッチツマミ
5a 平坦面
5b ボス部
5c フランジ
5d 補助フランジ
5e ツマミ部
6 スイッチ操作パネル
6a 透孔
6b パネルフランジ
6c 係合孔
6d 係止爪
6e 折返し
【発明の属する技術分野】
本発明は、スイッチ操作部パネルの固定構造に係わり、より詳細には、スイッチボックスの前面に対しねじ締めなしで固定できるようにすると共に、スイッチツマミがぐらつかないようにして操作フィーリングを向上させるようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
スイッチ操作部にツマミを取り付ける時の従来のツマミ取付構造には、ボリューム軸のぐらつきによる軸回転用ツマミの操作フィーリングを向上させるため、軸回動用ツマミの取付構造において、ツマミの外周部内壁に当接して、外周部を外側に押圧するバネを設けてなるものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
これにより、ボリューム軸のぐらつきによるツマミ回動時のぐらつきを緩和することができてツマミの操作フィーリングが向上し、また、ツマミの回転抵抗を増やすことができるので、そのクリック感によりツマミの操作範囲の始点、終点やツマミの操作量が分かりやすくなり、また操作時のフィーリングも向上できる効果を奏していた。
【0004】
しかしながら、上記構成でなるツマミ取付構造においては、ボリューム軸のぐらつきによるツマミ回動時のぐらつきを緩和する際、パネルの前面に、ツマミの外周部内壁に当接して、外周部を外側に押圧するためのバネを設ける必要があるので部品点数が増加してしまうという欠点があった。
【0005】
また、例えば図4および図5で示すように、スイッチボックス4の前面にスイッチ操作部パネル6がねじ7によってねじ締め固定され、同スイッチ操作部パネル6の透孔6aにスイッチ本体1の前部に突出させた平坦部2aを有するスイッチシャフト2を通し、同スイッチシャフト2に前記平坦部2aに対応する平面部5aを有するボス部5bを備えると共に、同ボス部5bに連続形成されたフランジ5cおよびツマミ部5eを備えたスイッチツマミ5を嵌着したような場合、同スイッチツマミ5にぐらつきが生じて操作フィーリングが良好でなかったり、前記ねじ7をねじ締めするためのドライバにより誤って前記スイッチ操作部パネル6の表面を傷つけてしまうおそれがあった。
【0006】
そのため、前記スイッチ操作部パネル6をドライバによってねじ締め固定する必要があり、また、前記ボス部5bを前記スイッチシャフト2に嵌合させただけでは、前記スイッチツマミ5をぐらつきなく支持するには強度が不充分であることから、前記スイッチ操作部パネル6を前記ねじ7を使うことなく固定できるようにすると共に、前記スイッチツマミ5をぐらつきなく支持できるようにしたスイッチ操作部パネルの固定構造の出現が望まれていた。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−233311号公報(第1頁、第5頁、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明においては、上記の問題点に鑑み、スイッチボックスの前面に対しねじ締めなしで固定できるようにすると共に、スイッチツマミがぐらつかないようにして操作フィーリングを向上させるようにしたスイッチ操作部パネルの固定構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、回転式のスイッチ本体と、同スイッチ本体の前部に突出した平坦部を有するスイッチシャフトと、同スイッチシャフトを挿通する挿通孔を備え、前記スイッチ本体を内蔵したスイッチボックスと、前記平坦部に対応する平坦面を備え、前記スイッチシャフトに嵌合するボス部と、同ボス部前端の外側に連続形成されたフランジと、同フランジの前部に突設されたツマミ部とからなるスイッチツマミと、前記ボス部を通す透孔を備え、前記スイッチボックスの前面に設けられたスイッチ操作部パネルとで構成され、
前記スイッチボックスの前面に前記スイッチ操作部パネルを位置決めする位置決め部を設けると共に、前記フランジまたは前記スイッチ操作部パネルに、同スイッチ操作部パネルが前記スイッチボックスの前面から離脱しないように押圧する押圧手段を設けてなる構成となっている。
【0010】
また、前記押圧手段が、前記透孔の周縁部に連続形成され、前記フランジの裏面に対向するパネルフランジからなり、前記スイッチシャフトに前記ボス部を嵌合することにより、前記フランジの裏面で前記パネルフランジの前端部を押圧して前記スイッチ操作部パネルを固定するようにしてなる構成となっている。
【0011】
また、前記押圧手段が、前記フランジの外周端に連続形成され、前記スイッチ操作部パネルに対向する補助フランジからなり、前記スイッチシャフトに前記ボス部を嵌合することにより、前記補助フランジの先端部で前記スイッチ操作部パネルを押圧して同スイッチ操作部パネルを固定するようにしてなる構成となっている。
【0012】
また、前記位置決め部が、前記スイッチボックスの前面に突設された複数の突部と、同突部に対応して前記スイッチ操作部パネルに設けられた係合孔とで構成され、前記突部を前記係合孔に係合して前記スイッチ操作部パネルを位置決めするようにしてなる構成となっている。
【0013】
また、前記位置決め部が、前記スイッチボックスの前面両側下部に設けられた一対の係止孔と、同係止孔に対応して前記スイッチ操作部パネルに設けられた係止爪と、前記スイッチボックスの前面両側上部に突設された一対の突部と、同突部に対応して前記スイッチ操作部パネルに設けられた係合孔とで構成され、前記係止爪を前記係止孔に係止すると共に、前記突部を前記係合孔に係合して前記スイッチ操作部パネルを位置決めするようにしてなる構成となっている。
【0014】
また、前記スイッチ操作部パネルがアルミニウム板からなり、前記パネルフランジの前端部に前記フランジの裏面を押圧する折返しを折曲形成してなる構成となっている。
【0015】
更に、前記スイッチ操作部パネルが合成樹脂製でなり、前記パネルフランジの前端縁を断面円弧状に形成してなる構成となっている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明によるスイッチ操作部パネルの固定構造を示す分解斜視図であり、図2は本発明によるスイッチ操作部パネルの固定構造の第一の実施例を示す説明図で、(A)は断面図、(B)は第一の実施例の一例を示す要部断面図、(C)は第一の実施例の他の例を示す要部断面図であり、図3は本発明によるスイッチ操作部パネルの固定構造の第二および第三の実施例を示す説明図で、(A)は第二の実施例を示す断面図、(B)は第三の実施例を示す断面図である。
【0017】
本発明によるスイッチ操作部パネルの固定構造は、図で示すように、回転式のスイッチ本体1を内蔵したスイッチボックス4と、前記スイッチ本体1の前部に突出したスイッチシャフト2の嵌着するスイッチツマミ5と、同スイッチツマミ5の後部であって前記スイッチボックス4の前面に設けられるスイッチ操作部パネル6とからなる構成になっている。
【0018】
前記スイッチボックス4は、前記スイッチ本体1の内蔵すると共に、前面に前記スイッチシャフト2を挿通する挿通孔3を備えている。
【0019】
前記スイッチ操作部パネル6は、前記スイッチシャフト2に対応して、前記挿通孔3に連通する透孔6aを備えている。
【0020】
前記スイッチシャフト2は、回転式の前記スイッチ本体1を操作できるように平坦部2aを備える一方、前記スイッチツマミ5のボス部5bには、前記平坦部2aに対応する平面部5aを備えているので、前記スイッチシャフト2に前記ボス部5bを嵌合し、前記平坦部2aに前記平面部5aを接合させることによって前記スイッチ本体1を操作できるようになっている。
【0021】
その際、前記スイッチシャフト2から前記スイッチツマミ5のボス部5bが簡単に抜け落ちてしまうということがないように、前記スイッチシャフト2に対し前記ボス部5bをガタつきなく嵌合できる寸法で形成しておく。
【0022】
また、前記スイッチツマミ5は、前記ボス部5bの前端の外側に連続形成されたフランジ5cを備えると共に、同フランジ5cの前部に突設されたツマミ部5eを備えた構成になっている。
【0023】
次に、前記スイッチボックス4の前面に前記スイッチ操作部パネル6を位置決めするための位置決め部について説明する。
【0024】
前記位置決め部は、第一の実施例として図2(A)で示すように、前記スイッチボックス4の前面に突設された複数の突部4aと、同突部4aに対応して前記スイッチ操作部パネル6に設けられた係合孔6cとで構成され、前記突部4aを前記係合孔6cに係脱可能に係合して前記スイッチ操作部パネル6を位置決めするようになっている。
【0025】
なお、前記複数の突部4aは、前記スイッチボックス4の前面四隅に突設されると共に、その先端部が半球面状に形成されることによって、これに対応して前記スイッチ操作部パネル6の四隅に設けられた前記係合孔6cに円滑に係合できるようになり、また、前記スイッチ操作部パネル6を正確に位置決めできるようになっている。
【0026】
または、前記位置決め部は、第二の実施例として図1および図3(A)で示すように、前記スイッチボックス4の前面両側下部に設けられた一対の係止孔4bと、同係止孔4bに対応して前記スイッチ操作部パネル6に設けられた係止爪6dと、前記スイッチボックス4の前面両側上部に突設された一対の突部4aと、同突部4aに対応して前記スイッチ操作部パネル6に設けられた係合孔6cとで構成され、前記係止爪6dを前記係止孔4bに係脱可能に係止すると共に、前記突部4aを前記係合孔6cに係脱可能に係合して前記スイッチ操作部パネル6を位置決めするようになっている。
【0027】
この場合、前記係止孔4bが矩形状に形成される一方、前記係止爪6dがL字状に形成されることにより、前記スイッチ操作部パネル6が、位置決め作業の途中で不意に落下してしまわないように係止できるという効果を奏するようになっている。
【0028】
なお、上記第二の実施例による前記位置決め部は、前記係止孔4bおよび前記係止爪6dとを上部に配置し、前記突部4aおよび前記係合孔6cとを下部に配置するように入れ替えてもよいし、また、上下とも前記係止孔4bおよび前記係止爪6dからなる構成にしてもよい。
【0029】
ここで、前記スイッチボックス4の前面に位置決めされた前記スイッチ操作部パネル6が、例えばねじ締めのような固定手段によることなく、前記スイッチシャフト2に前記スイッチツマミ5を嵌着することにより、前記スイッチ操作部パネル6が前記スイッチボックス4の前面から離脱しないように押圧する押圧手段について説明する。
【0030】
前記スイッチ操作部パネル6は、上記に説明した位置決め部により前記スイッチボックス4の前面に位置決めされると共に、前記押圧手段によって前記スイッチボックス4の前面に押圧することによりねじ締めなしで固定されるようになっている。
【0031】
前記押圧手段が、第一の実施例として図2(A)乃至図2(C)で示すように、前記透孔6aの周縁部に連続形成され、前記フランジ5cの裏面に対向するパネルフランジ6bからなり、前記スイッチシャフト2に前記ボス部5bを嵌合することにより、前記フランジ5cの裏面で前記パネルフランジ6bの前端部を押圧して前記スイッチ操作部パネル6を固定するようにした構成となっている。
【0032】
これにより、前記スイッチシャフト2に前記スイッチツマミ5を嵌着することにより、上記位置決め部によって位置決めされた前記スイッチ操作部パネル6を固定できるようになると共に、前記スイッチシャフト2によって支持された前記スイッチツマミ5は、前記フランジ5cの裏面が前記パネルフランジ6bの前端部でも支持されることになるので、ぐらつきが生じなくなって操作フィーリングが向上する。
【0033】
なお、前記スイッチ操作部パネル6がアルミニウム板からなる場合には、図2(A)および図2(B)で示すように、前記パネルフランジ6bの前端部に前記フランジ5cの裏面を押圧する折返し6eを折曲形成することにより、前記フランジ5cの裏面に対して前記折返し6eが線接触をする構成となり、該個所における摩擦係数を減少させて操作フィーリングを損ねることがない。
【0034】
その際、前記フランジ5cの外周端には、前記スイッチ操作部パネル6に対向する補助フランジ5dが連続形成されているので、同補助フランジ5dにより前記折返し6eを覆うことができて外観性を損ねることがない。
【0035】
同様に、前記スイッチ操作部パネル6が合成樹脂製でなる場合にも、図2(C)で示すように、前記パネルフランジ6bの前端縁を断面円弧状に形成することにより、前記フランジ5cの裏面に対して前記断面円弧状の前端縁が線接触をする構成となり、該個所における摩擦係数を減少させて操作フィーリングを損ねることがない。
【0036】
または、前記押圧手段が、第三の実施例として図3(B)で示すように、前記フランジ5cの外周端に連続形成され、前記スイッチ操作部パネル6に対向する前記補助フランジ5dからなり、前記スイッチシャフト2に前記ボス部5bを嵌合することにより、前記補助フランジ5dの先端部で前記スイッチ操作部パネル6を押圧して前記スイッチ操作部パネル6を固定するように構成してもよい。
【0037】
以上の構成により、前記スイッチ本体1を内蔵した前記スイッチボックス4の前面に、前記スイッチ操作部パネル6を前記位置決め部により位置決めしながら係脱可能に係止または係合し、前記スイッチシャフト2に前記スイッチツマミ5のボス部5bを嵌合することにより、上記説明のとおり前記スイッチ操作部パネル6を押圧することによって固定すればよい。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、スイッチボックスの前面に対しねじ締めなしで固定できるようにすると共に、スイッチツマミがぐらつかないようにして操作フィーリングを向上させるようにしたスイッチ操作部パネルの固定構造となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるスイッチ操作部パネルの固定構造を示す分解斜視図である。
【図2】本発明によるスイッチ操作部パネルの固定構造の第一の実施例を示す説明図で、(A)は断面図であり、(B)は第一の実施例の一例を示す要部断面図であり、(C)は第一の実施例の他の例を示す要部断面図である。
【図3】本発明によるスイッチ操作部パネルの固定構造の第二および第三の実施例を示す説明図で、(A)は第二の実施例を示す断面図であり、(B)は第三の実施例を示す断面図である。
【図4】従来例によるスイッチ操作部パネルの固定構造を示す分解斜視図である。
【図5】従来例によるスイッチ操作部パネルの固定構造の断面図である。
【符号の説明】
1 スイッチ本体
2 スイッチシャフト
2a 平坦部
3 挿通孔
4 スイッチボックス
4a 突部
4b 係止孔
5 スイッチツマミ
5a 平坦面
5b ボス部
5c フランジ
5d 補助フランジ
5e ツマミ部
6 スイッチ操作パネル
6a 透孔
6b パネルフランジ
6c 係合孔
6d 係止爪
6e 折返し
Claims (7)
- 回転式のスイッチ本体と、同スイッチ本体の前部に突出した平坦部を有するスイッチシャフトと、同スイッチシャフトを挿通する挿通孔を備え、前記スイッチ本体を内蔵したスイッチボックスと、前記平坦部に対応する平坦面を備え、前記スイッチシャフトに嵌合するボス部と、同ボス部前端の外側に連続形成されたフランジと、同フランジの前部に突設されたツマミ部とからなるスイッチツマミと、前記ボス部を通す透孔を備え、前記スイッチボックスの前面に設けられたスイッチ操作部パネルとで構成され、
前記スイッチボックスの前面に前記スイッチ操作部パネルを位置決めする位置決め部を設けると共に、前記フランジまたは前記スイッチ操作部パネルに、同スイッチ操作部パネルが前記スイッチボックスの前面から離脱しないように押圧する押圧手段を設けてなることを特徴とするスイッチ操作部パネルの固定構造。 - 前記押圧手段が、前記透孔の周縁部に連続形成され、前記フランジの裏面に対向するパネルフランジからなり、前記スイッチシャフトに前記ボス部を嵌合することにより、前記フランジの裏面で前記パネルフランジの前端部を押圧して前記スイッチ操作部パネルを固定するようにしてなることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ操作部パネルの固定構造。
- 前記押圧手段が、前記フランジの外周端に連続形成され、前記スイッチ操作部パネルに対向する補助フランジからなり、前記スイッチシャフトに前記ボス部を嵌合することにより、前記補助フランジの先端部で前記スイッチ操作部パネルを押圧して同スイッチ操作部パネルを固定するようにしてなることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ操作部パネルの固定構造。
- 前記位置決め部が、前記スイッチボックスの前面に突設された複数の突部と、同突部に対応して前記スイッチ操作部パネルに設けられた係合孔とで構成され、前記突部を前記係合孔に係合して前記スイッチ操作部パネルを位置決めするようにしてなることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ操作部パネルの固定構造。
- 前記位置決め部が、前記スイッチボックスの前面両側下部に設けられた一対の係止孔と、同係止孔に対応して前記スイッチ操作部パネルに設けられた係止爪と、前記スイッチボックスの前面両側上部に突設された一対の突部と、同突部に対応して前記スイッチ操作部パネルに設けられた係合孔とで構成され、前記係止爪を前記係止孔に係止すると共に、前記突部を前記係合孔に係合して前記スイッチ操作部パネルを位置決めするようにしてなることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ操作部パネルの固定構造。
- 前記スイッチ操作部パネルがアルミニウム板からなり、前記パネルフランジの前端部に前記フランジの裏面を押圧する折返しを折曲形成してなることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ操作部パネルの固定構造。
- 前記スイッチ操作部パネルが合成樹脂製でなり、前記パネルフランジの前端縁を断面円弧状に形成してなることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ操作部パネルの固定構造。
Priority Applications (1)
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| JP2002343328A JP2004178954A (ja) | 2002-11-27 | 2002-11-27 | スイッチ操作部パネルの固定構造 |
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| JP2004178954A true JP2004178954A (ja) | 2004-06-24 |
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ID=32705128
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Country Status (1)
| Country | Link |
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| JP (1) | JP2004178954A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2025101463A (ja) * | 2023-12-25 | 2025-07-07 | ティアック株式会社 | 軸ブレ防止部材 |
-
2002
- 2002-11-27 JP JP2002343328A patent/JP2004178954A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2025101463A (ja) * | 2023-12-25 | 2025-07-07 | ティアック株式会社 | 軸ブレ防止部材 |
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