JP2004302829A - 車載用情報端末の電源切り換え回路および車載用情報端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】供給される主電源の電圧が低下したときに、部品特性に影響されることなく、消費電力の低減とバックアップ用電源への切り換えが同期して行われるようにする車載用情報端末の電源切り換え回路を提供する。
【解決手段】端子22へ入力される図1の車載バッテリ3からの主電源の電圧をリセットIC21により監視し、所定電圧以下になると、リセットIC21の出力電圧をHからLへ変化する。これにより、トランジスタQ2およびQ1がオフとなり、車載バッテリ3からの主電源が端子24から図1のマイコン10へ出力されなくなる。このとき、端子23に入力される図1のバックアップ用電源15からのバックアップ電源が、端子24を介してマイコン10へ出力される。さらに、リセットIC21の出力電圧がHからLへ変化することにより、マイコン10はスリープモードに設定されて、自身の消費電力を低減する。
【選択図】図2
【解決手段】端子22へ入力される図1の車載バッテリ3からの主電源の電圧をリセットIC21により監視し、所定電圧以下になると、リセットIC21の出力電圧をHからLへ変化する。これにより、トランジスタQ2およびQ1がオフとなり、車載バッテリ3からの主電源が端子24から図1のマイコン10へ出力されなくなる。このとき、端子23に入力される図1のバックアップ用電源15からのバックアップ電源が、端子24を介してマイコン10へ出力される。さらに、リセットIC21の出力電圧がHからLへ変化することにより、マイコン10はスリープモードに設定されて、自身の消費電力を低減する。
【選択図】図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ナビゲーション装置などの車載用情報端末において、供給される主電源の電圧が低下したときにバックアップ用電源に切り換える車載用情報端末の電源切り換え回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、ナビゲーション装置などの車載用情報端末は、車載バッテリより供給される電源によって動作する。そのため、車両のイグニッションスイッチをオフしたときやバッテリが放電した状態などでは、供給される電源の電圧が低下して動作できなくなる。特に、揮発性の記憶装置に情報を記憶する車載用情報端末、たとえば、配信された地図データなどの各種情報をマイコン内のRAMに記憶する通信ナビゲーション装置などでは、この電源電圧の低下によって記憶した情報が消えてしまうことがある。このようなことを避けるため、電源電圧が低下したときにバックアップ電源に切り換える機能を有するマイコンを備えた車載用情報端末がある。
【0003】
このような電源の切り換え機能を有するマイコンとしては、たとえば、特許文献1のマイコン装置が知られている。このマイコン装置は図3に示す構成を有しており、電源回路40およびバックアップ用電源45がともに電源供給回路52へ接続されている。これにより、通常使用している電源回路40の電圧が低下した場合には、代わりにバックアップ用電源45から電源供給回路52へ電源が供給される。また、電源回路40の電圧を電源電圧検出回路61により検出し、これが所定電圧以下になった場合、CPU51をスリープモードに設定して、消費電力を低減する。特許文献1のマイコン装置によれば、電源回路40からバックアップ用電源45への切り換えと、CPU51のスリープモード設定を同期させることで、電源電圧が低下した状態でもしばらくの間記憶情報の消失を避けることができる。なお、車載用情報端末において、図3の電源回路40は車載バッテリに相当し、バックアップ用電源45はバックアップ用電池などに相当する。
【0004】
【特許文献1】
特開平07−271754号公報
【0005】
特許文献1のマイコン装置では、電源回路40の出力はダイオード59を介して図のA点へ出力され、その電圧がバックアップ用電源45の電圧より低い場合に、バックアップ用電源45と切り換えられる。また、電源回路40の出力はダイオード60を介して電源電圧検出回路61へも出力され、その電圧が所定値以下となった場合に、CPU51がスリープモードに設定される。そのため、ダイオード59と60の特性のばらつきによって、バックアップ用電源45への切り換えを行う電源電圧と、スリープモードの設定を行う電源電圧とが一致せず、これらが同期しないことがある。この場合、CPU51がスリープモードに設定されずにバックアップ用電源45より電源が供給されている状態となり、バックアップ用電源45がすぐに消費されてしまうことがある。
【0006】
本発明は、供給される主電源の電圧が低下したときに、部品特性に影響されることなく、消費電力の低減とバックアップ用電源への切り換えが同期して行われるようにする車載用情報端末の電源切り換え回路を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明による車載用情報端末の電源切り換え回路は、外部の主電源供給手段より主電源を入力する主電源入力端子と、外部のバックアップ電源供給手段よりバックアップ電源を入力するバックアップ電源入力端子と、入力された主電源またはバックアップ電源のいずれかを選択して外部へ供給する電源供給手段と、入力された主電源の電圧が所定電圧以下となったときに信号を出力する信号出力手段と、その信号を外部へ出力するリセット手段とを備え、電源供給手段は、信号出力手段から信号が出力された場合、外部へ供給する電源を主電源からバックアップ電源に切り換えることとするものである。
請求項2の発明による車載用情報端末は、請求項1の電源切り換え回路と、電源切り換え回路にバックアップ電源を出力するバックアップ電源供給手段と、電源切り換え回路より電源を供給されるマイコン装置とを備え、マイコン装置は、電源切り換え回路から信号が出力された場合、自身をスリープモードに設定することとするものである。
請求項3の発明は、請求項2の車載用情報端末において適用され、バックアップ電源供給手段は、一次電池により構成されることとするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明による車載用情報端末の一実施例であるナビゲーション装置を図1に示す。図1のナビゲーション装置1は、情報配信センターから送信される地図データなどの各種情報を通信端末2により受信し、ユーザへ提供する。このナビゲーション装置1は、車載バッテリ3より供給される電源によって通常は動作しており、その電圧が低下すると、電源の供給元をバックアップ用電源15に切り換える。ナビゲーション装置1は、マイコン10、電源切り換え回路14、バックアップ用電源15、現在地検出装置16、画像メモリ17、表示モニタ18および入力装置19を有している。
【0009】
マイコン10は、制御回路11、ROM12およびRAM13を有している。制御回路11は、マイクロプロセッサおよびその周辺回路からなり、RAM13を作業エリアとしてROM12に格納された制御プログラムを実行して各種の制御を行う。なお、通信端末2により受信した地図データなどの各種情報は、RAM13に記憶される。このRAM13は、マイコン10に電源が供給されているときのみ、その情報を記憶することができる。すなわち、マイコン10に電源が供給されなくなると、RAM13に記憶されていた情報は消失する。
【0010】
電源切り換え回路14は、バックアップ用電源15および車載バッテリ3より供給される電源のいずれかを選択して、どちらか一方の電源をマイコン10に供給する。このとき、通常の状態では車載バッテリ3からの電源を供給し、車載バッテリ3からの電源電圧が低下した場合、すなわち、車両のイグニッションスイッチをオフされた場合やバッテリの放電が進んだ場合などには、バックアップ用電源15からの電源を供給する。この電源切り換え回路14の動作の詳細については、後に説明する。なお、バックアップ用電源15には、たとえば、アルカリ電池などの一次電池が用いられる。
【0011】
また、電源切り換え回路14は、マイコン10へ供給する電源を車載バッテリ3からバックアップ用電源15に切り換えるとき、マイコン10へリセット信号を出力する。マイコン10は、このリセット信号が出力されると自身をスリープモードに設定する。スリープモードに設定されると、マイコン10は外部からの入力を受け付けなくして、RAM13に記憶された情報を保持するために必要な最小限の処理のみを実行し、自身の消費電力を低減する。車載バッテリ3からの電源電圧が回復すると、電源切り換え回路14は、マイコン10へ供給する電源をバックアップ用電源15から車載バッテリ3に戻し、リセット解除信号を出力する。このリセット解除信号を受けると、マイコン10はスリープモードの設定を解除する。
【0012】
現在地検出装置16は車両の現在地を検出する装置であり、たとえば、車両の進行方位を検出する方位センサ16a、車速を検出する車速センサ16b、GPS衛星からのGPS信号を検出するGPSセンサ16c等からなる。ナビゲーション装置1は、この現在地検出装置16により検出された車両の現在地を含んだ地域の地図を、通信端末2を介して図示しない情報配信センターへ要求する。さらに、その要求を受けて情報配信センターより送信された地図データ上に、現在地検出装置16により検出された車両の現在地、すなわち自車位置を示して、表示モニタ18に表示する。
【0013】
画像メモリ17は、表示モニタ18に表示するための画像データを格納する。この画像データは道路地図描画用データや各種の図形データ等からなり、それらは情報配信センターから送信される地図データに基づいて適宜選択される。ナビゲーション装置1は、この選択された画像データを表示モニタ18に表示することにより、送信された地図データの情報をユーザへ提供することができる。
【0014】
入力装置19は、車両の目的地等を入力する各種スイッチを有する。この入力装置19により車両の目的地を入力すると、ナビゲーション装置1は、現在地検出装置16により検出された車両の現在地からその目的地までの地図データを、情報配信センターへ要求する。この要求により地図情報配信センターから送信された地図データは、前述のように通信端末2により受信され、RAM13に記憶される。
【0015】
電源切り換え回路14の回路例を図2に示す。電源切り換え回路14は、リセットIC21、トランジスタQ1およびQ2、抵抗R1およびR2、およびダイオードD1を有している。また、端子22には車載バッテリ3からの主電源、端子23にはバックアップ用電源15からのバックアップ電源が入力され、どちらか一方を選択して、端子24よりマイコン10へ出力する。このとき、端子22に入力される主電源はトランジスタQ1を介してマイコン10に出力され、端子23に入力されるバックアップ電源はダイオードD1を介してマイコン10に出力される。この電源の切り換えは、リセットIC21により次に説明するようにして制御される。
【0016】
リセットIC21は、端子22に入力される車載バッテリ3からの主電源の電圧を監視し、この主電源電圧が所定電圧以下になると、リセットIC21はその出力電圧をH(ハイ)からL(ロー)へ変化する。この出力は、抵抗R2を介してトランジスタQ2のB(ベース)へ接続されており、HからLへ変化することにより、トランジスタQ2がオフとなる。すると、このトランジスタQ2のC(コレクタ)へ接続されたトランジスタQ1がオフとなり、車載バッテリ3からの主電源がマイコン10へ出力されなくなる。このとき、端子23に入力されるバックアップ電源がダイオードD1を介して出力される。
【0017】
その後、主電源電圧が所定電圧より大きい電圧に回復すると、リセットIC21はその出力電圧をLからHへ変化する。すると、トランジスタQ2がオンとなり、これによりトランジスタQ1がオンとなって、端子22に入力される主電源がマイコン10へ出力される。このとき、点Pにおいてバックアップ電源の電圧は主電源電圧より低い(ダイオードD1による電圧降下分;約0.7V)ため、バックアップ電源は出力されない。
【0018】
また、リセットIC21からの出力は、端子25よりマイコン10の図示しないリセット端子へも接続されている。マイコン10は、この出力電圧がHからLへ変化することによりリセット信号が出力されたことを認識して、スリープモードの設定を行う。逆に、リセットIC21からの出力電圧がLからHへ変化すると、マイコン10はリセット解除信号が出力されたことを認識して、スリープモードの設定を解除する。
【0019】
以上説明したようにして、ナビゲーション装置1の電源切り換え回路14は、リセットIC21により車載バッテリ3からの主電源電圧を監視し、所定電圧以下となったとき、出力電圧をHからLへ変化する。これによって、マイコン10へ供給する電源を主電源からバックアップ電源へ切り換えるとともに、マイコン10をスリープモードに設定する。
【0020】
上述したナビゲーション装置1によれば、次の作用効果が得られる。
(1)車載バッテリ3からの主電源電圧が所定電圧以下となったとき、リセットIC21よりリセット信号を出力し、このリセット信号によって、マイコン10へ供給する電源を主電源からバックアップ電源へ切り換えるとともに、マイコン10をスリープモードに設定するようにした。このようにしたので、供給される主電源の電圧が低下したときに、部品特性に影響されることなく、消費電力の低減とバックアップ電源への切り換えを同期して行うことができる。また、消費電力の低減とバックアップ電源への切り換えを同一の回路により実現できるため、回路の小型化および低コスト化を図ることができる。
(2)バックアップ電源を供給するバックアップ用電源15は一次電池により構成されることとしたので、バックアップ電源の充電回路が不要となり、さらなる回路の小型化および低コスト化を図ることができる。
【0021】
以上説明した実施の形態では、車載用情報端末の例として、情報配信センターより配信される地図データなどの各種情報を受信してユーザに提供する通信ナビゲーション装置について説明したが、本発明はこの内容に限定されない。外部より主電源を供給される車載用情報端末である限り、本発明を適用できる。
【0022】
以上説明した実施の形態では、主電源電圧が所定電圧以下となったとき、電源切り換え回路14のリセットIC21よりリセット信号を出力し、このリセット信号によって、トランジスタQ1およびQ2により主電源からバックアップ電源への切り換えを行い、さらにマイコン10のスリープモードの設定を行う例について説明したが、本発明はこの内容に限定されない。主電源電圧が所定電圧以下となったときに特定の信号を出力し、その信号によって主電源からバックアップ電源への切り換えとスリープモードの設定を行う限り、本発明を適用できる。
【0023】
以上説明した実施の形態では、主電源供給手段を車載バッテリ3、バックアップ電源供給手段をバックアップ用電源15、電源供給手段を電源切り換え回路14によりそれぞれ実現し、信号出力手段とリセット手段を電源切り換え回路14のリセットIC21と端子25によりそれぞれ実現している。また、マイコン装置をマイコン10で実現している。しかし、これらはあくまで一例であり、本発明の特徴が損なわれない限り、各構成要素は上記実施の形態に限定されない。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、主電源電圧が所定電圧以下となったときリセット信号を出力し、このリセット信号によって、マイコンへの供給電源を主電源からバックアップ電源へ切り換えるとともに、マイコンをスリープモードに設定するようにした。このようにしたので、部品特性に影響されることなく、消費電力の低減とバックアップ電源への切り換えを同期して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車載用情報端末の一実施例を示す図
【図2】本発明による電源切り換え回路の回路例を示す図
【図3】特許文献1のマイコン装置の構成を示す図
【符号の説明】
1:ナビゲーション装置 2:通信端末
3:車載バッテリ 10:マイコン
11:制御回路 12:ROM
13:RAM 14:電源切り換え回路
15:バックアップ用電源 16:現在地検出装置
17:画像メモリ 18:表示モニタ
19:入力装置 21:リセットIC
22〜25:端子
【発明の属する技術分野】
本発明は、ナビゲーション装置などの車載用情報端末において、供給される主電源の電圧が低下したときにバックアップ用電源に切り換える車載用情報端末の電源切り換え回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、ナビゲーション装置などの車載用情報端末は、車載バッテリより供給される電源によって動作する。そのため、車両のイグニッションスイッチをオフしたときやバッテリが放電した状態などでは、供給される電源の電圧が低下して動作できなくなる。特に、揮発性の記憶装置に情報を記憶する車載用情報端末、たとえば、配信された地図データなどの各種情報をマイコン内のRAMに記憶する通信ナビゲーション装置などでは、この電源電圧の低下によって記憶した情報が消えてしまうことがある。このようなことを避けるため、電源電圧が低下したときにバックアップ電源に切り換える機能を有するマイコンを備えた車載用情報端末がある。
【0003】
このような電源の切り換え機能を有するマイコンとしては、たとえば、特許文献1のマイコン装置が知られている。このマイコン装置は図3に示す構成を有しており、電源回路40およびバックアップ用電源45がともに電源供給回路52へ接続されている。これにより、通常使用している電源回路40の電圧が低下した場合には、代わりにバックアップ用電源45から電源供給回路52へ電源が供給される。また、電源回路40の電圧を電源電圧検出回路61により検出し、これが所定電圧以下になった場合、CPU51をスリープモードに設定して、消費電力を低減する。特許文献1のマイコン装置によれば、電源回路40からバックアップ用電源45への切り換えと、CPU51のスリープモード設定を同期させることで、電源電圧が低下した状態でもしばらくの間記憶情報の消失を避けることができる。なお、車載用情報端末において、図3の電源回路40は車載バッテリに相当し、バックアップ用電源45はバックアップ用電池などに相当する。
【0004】
【特許文献1】
特開平07−271754号公報
【0005】
特許文献1のマイコン装置では、電源回路40の出力はダイオード59を介して図のA点へ出力され、その電圧がバックアップ用電源45の電圧より低い場合に、バックアップ用電源45と切り換えられる。また、電源回路40の出力はダイオード60を介して電源電圧検出回路61へも出力され、その電圧が所定値以下となった場合に、CPU51がスリープモードに設定される。そのため、ダイオード59と60の特性のばらつきによって、バックアップ用電源45への切り換えを行う電源電圧と、スリープモードの設定を行う電源電圧とが一致せず、これらが同期しないことがある。この場合、CPU51がスリープモードに設定されずにバックアップ用電源45より電源が供給されている状態となり、バックアップ用電源45がすぐに消費されてしまうことがある。
【0006】
本発明は、供給される主電源の電圧が低下したときに、部品特性に影響されることなく、消費電力の低減とバックアップ用電源への切り換えが同期して行われるようにする車載用情報端末の電源切り換え回路を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明による車載用情報端末の電源切り換え回路は、外部の主電源供給手段より主電源を入力する主電源入力端子と、外部のバックアップ電源供給手段よりバックアップ電源を入力するバックアップ電源入力端子と、入力された主電源またはバックアップ電源のいずれかを選択して外部へ供給する電源供給手段と、入力された主電源の電圧が所定電圧以下となったときに信号を出力する信号出力手段と、その信号を外部へ出力するリセット手段とを備え、電源供給手段は、信号出力手段から信号が出力された場合、外部へ供給する電源を主電源からバックアップ電源に切り換えることとするものである。
請求項2の発明による車載用情報端末は、請求項1の電源切り換え回路と、電源切り換え回路にバックアップ電源を出力するバックアップ電源供給手段と、電源切り換え回路より電源を供給されるマイコン装置とを備え、マイコン装置は、電源切り換え回路から信号が出力された場合、自身をスリープモードに設定することとするものである。
請求項3の発明は、請求項2の車載用情報端末において適用され、バックアップ電源供給手段は、一次電池により構成されることとするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明による車載用情報端末の一実施例であるナビゲーション装置を図1に示す。図1のナビゲーション装置1は、情報配信センターから送信される地図データなどの各種情報を通信端末2により受信し、ユーザへ提供する。このナビゲーション装置1は、車載バッテリ3より供給される電源によって通常は動作しており、その電圧が低下すると、電源の供給元をバックアップ用電源15に切り換える。ナビゲーション装置1は、マイコン10、電源切り換え回路14、バックアップ用電源15、現在地検出装置16、画像メモリ17、表示モニタ18および入力装置19を有している。
【0009】
マイコン10は、制御回路11、ROM12およびRAM13を有している。制御回路11は、マイクロプロセッサおよびその周辺回路からなり、RAM13を作業エリアとしてROM12に格納された制御プログラムを実行して各種の制御を行う。なお、通信端末2により受信した地図データなどの各種情報は、RAM13に記憶される。このRAM13は、マイコン10に電源が供給されているときのみ、その情報を記憶することができる。すなわち、マイコン10に電源が供給されなくなると、RAM13に記憶されていた情報は消失する。
【0010】
電源切り換え回路14は、バックアップ用電源15および車載バッテリ3より供給される電源のいずれかを選択して、どちらか一方の電源をマイコン10に供給する。このとき、通常の状態では車載バッテリ3からの電源を供給し、車載バッテリ3からの電源電圧が低下した場合、すなわち、車両のイグニッションスイッチをオフされた場合やバッテリの放電が進んだ場合などには、バックアップ用電源15からの電源を供給する。この電源切り換え回路14の動作の詳細については、後に説明する。なお、バックアップ用電源15には、たとえば、アルカリ電池などの一次電池が用いられる。
【0011】
また、電源切り換え回路14は、マイコン10へ供給する電源を車載バッテリ3からバックアップ用電源15に切り換えるとき、マイコン10へリセット信号を出力する。マイコン10は、このリセット信号が出力されると自身をスリープモードに設定する。スリープモードに設定されると、マイコン10は外部からの入力を受け付けなくして、RAM13に記憶された情報を保持するために必要な最小限の処理のみを実行し、自身の消費電力を低減する。車載バッテリ3からの電源電圧が回復すると、電源切り換え回路14は、マイコン10へ供給する電源をバックアップ用電源15から車載バッテリ3に戻し、リセット解除信号を出力する。このリセット解除信号を受けると、マイコン10はスリープモードの設定を解除する。
【0012】
現在地検出装置16は車両の現在地を検出する装置であり、たとえば、車両の進行方位を検出する方位センサ16a、車速を検出する車速センサ16b、GPS衛星からのGPS信号を検出するGPSセンサ16c等からなる。ナビゲーション装置1は、この現在地検出装置16により検出された車両の現在地を含んだ地域の地図を、通信端末2を介して図示しない情報配信センターへ要求する。さらに、その要求を受けて情報配信センターより送信された地図データ上に、現在地検出装置16により検出された車両の現在地、すなわち自車位置を示して、表示モニタ18に表示する。
【0013】
画像メモリ17は、表示モニタ18に表示するための画像データを格納する。この画像データは道路地図描画用データや各種の図形データ等からなり、それらは情報配信センターから送信される地図データに基づいて適宜選択される。ナビゲーション装置1は、この選択された画像データを表示モニタ18に表示することにより、送信された地図データの情報をユーザへ提供することができる。
【0014】
入力装置19は、車両の目的地等を入力する各種スイッチを有する。この入力装置19により車両の目的地を入力すると、ナビゲーション装置1は、現在地検出装置16により検出された車両の現在地からその目的地までの地図データを、情報配信センターへ要求する。この要求により地図情報配信センターから送信された地図データは、前述のように通信端末2により受信され、RAM13に記憶される。
【0015】
電源切り換え回路14の回路例を図2に示す。電源切り換え回路14は、リセットIC21、トランジスタQ1およびQ2、抵抗R1およびR2、およびダイオードD1を有している。また、端子22には車載バッテリ3からの主電源、端子23にはバックアップ用電源15からのバックアップ電源が入力され、どちらか一方を選択して、端子24よりマイコン10へ出力する。このとき、端子22に入力される主電源はトランジスタQ1を介してマイコン10に出力され、端子23に入力されるバックアップ電源はダイオードD1を介してマイコン10に出力される。この電源の切り換えは、リセットIC21により次に説明するようにして制御される。
【0016】
リセットIC21は、端子22に入力される車載バッテリ3からの主電源の電圧を監視し、この主電源電圧が所定電圧以下になると、リセットIC21はその出力電圧をH(ハイ)からL(ロー)へ変化する。この出力は、抵抗R2を介してトランジスタQ2のB(ベース)へ接続されており、HからLへ変化することにより、トランジスタQ2がオフとなる。すると、このトランジスタQ2のC(コレクタ)へ接続されたトランジスタQ1がオフとなり、車載バッテリ3からの主電源がマイコン10へ出力されなくなる。このとき、端子23に入力されるバックアップ電源がダイオードD1を介して出力される。
【0017】
その後、主電源電圧が所定電圧より大きい電圧に回復すると、リセットIC21はその出力電圧をLからHへ変化する。すると、トランジスタQ2がオンとなり、これによりトランジスタQ1がオンとなって、端子22に入力される主電源がマイコン10へ出力される。このとき、点Pにおいてバックアップ電源の電圧は主電源電圧より低い(ダイオードD1による電圧降下分;約0.7V)ため、バックアップ電源は出力されない。
【0018】
また、リセットIC21からの出力は、端子25よりマイコン10の図示しないリセット端子へも接続されている。マイコン10は、この出力電圧がHからLへ変化することによりリセット信号が出力されたことを認識して、スリープモードの設定を行う。逆に、リセットIC21からの出力電圧がLからHへ変化すると、マイコン10はリセット解除信号が出力されたことを認識して、スリープモードの設定を解除する。
【0019】
以上説明したようにして、ナビゲーション装置1の電源切り換え回路14は、リセットIC21により車載バッテリ3からの主電源電圧を監視し、所定電圧以下となったとき、出力電圧をHからLへ変化する。これによって、マイコン10へ供給する電源を主電源からバックアップ電源へ切り換えるとともに、マイコン10をスリープモードに設定する。
【0020】
上述したナビゲーション装置1によれば、次の作用効果が得られる。
(1)車載バッテリ3からの主電源電圧が所定電圧以下となったとき、リセットIC21よりリセット信号を出力し、このリセット信号によって、マイコン10へ供給する電源を主電源からバックアップ電源へ切り換えるとともに、マイコン10をスリープモードに設定するようにした。このようにしたので、供給される主電源の電圧が低下したときに、部品特性に影響されることなく、消費電力の低減とバックアップ電源への切り換えを同期して行うことができる。また、消費電力の低減とバックアップ電源への切り換えを同一の回路により実現できるため、回路の小型化および低コスト化を図ることができる。
(2)バックアップ電源を供給するバックアップ用電源15は一次電池により構成されることとしたので、バックアップ電源の充電回路が不要となり、さらなる回路の小型化および低コスト化を図ることができる。
【0021】
以上説明した実施の形態では、車載用情報端末の例として、情報配信センターより配信される地図データなどの各種情報を受信してユーザに提供する通信ナビゲーション装置について説明したが、本発明はこの内容に限定されない。外部より主電源を供給される車載用情報端末である限り、本発明を適用できる。
【0022】
以上説明した実施の形態では、主電源電圧が所定電圧以下となったとき、電源切り換え回路14のリセットIC21よりリセット信号を出力し、このリセット信号によって、トランジスタQ1およびQ2により主電源からバックアップ電源への切り換えを行い、さらにマイコン10のスリープモードの設定を行う例について説明したが、本発明はこの内容に限定されない。主電源電圧が所定電圧以下となったときに特定の信号を出力し、その信号によって主電源からバックアップ電源への切り換えとスリープモードの設定を行う限り、本発明を適用できる。
【0023】
以上説明した実施の形態では、主電源供給手段を車載バッテリ3、バックアップ電源供給手段をバックアップ用電源15、電源供給手段を電源切り換え回路14によりそれぞれ実現し、信号出力手段とリセット手段を電源切り換え回路14のリセットIC21と端子25によりそれぞれ実現している。また、マイコン装置をマイコン10で実現している。しかし、これらはあくまで一例であり、本発明の特徴が損なわれない限り、各構成要素は上記実施の形態に限定されない。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、主電源電圧が所定電圧以下となったときリセット信号を出力し、このリセット信号によって、マイコンへの供給電源を主電源からバックアップ電源へ切り換えるとともに、マイコンをスリープモードに設定するようにした。このようにしたので、部品特性に影響されることなく、消費電力の低減とバックアップ電源への切り換えを同期して行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による車載用情報端末の一実施例を示す図
【図2】本発明による電源切り換え回路の回路例を示す図
【図3】特許文献1のマイコン装置の構成を示す図
【符号の説明】
1:ナビゲーション装置 2:通信端末
3:車載バッテリ 10:マイコン
11:制御回路 12:ROM
13:RAM 14:電源切り換え回路
15:バックアップ用電源 16:現在地検出装置
17:画像メモリ 18:表示モニタ
19:入力装置 21:リセットIC
22〜25:端子
Claims (3)
- 外部の主電源供給手段より主電源を入力する主電源入力端子と、
外部のバックアップ電源供給手段よりバックアップ電源を入力するバックアップ電源入力端子と、
前記入力された主電源またはバックアップ電源のいずれかを選択して外部へ供給する電源供給手段と、
前記入力された主電源の電圧が所定電圧以下となったときに信号を出力する信号出力手段と、
前記信号を外部へ出力するリセット手段とを備え、
前記電源供給手段は、前記信号出力手段から前記信号が出力された場合、外部へ供給する電源を前記主電源から前記バックアップ電源に切り換えることを特徴とする車載用情報端末の電源切り換え回路。 - 請求項1の電源切り換え回路と、
前記電源切り換え回路にバックアップ電源を出力するバックアップ電源供給手段と、
前記電源切り換え回路より電源を供給されるマイコン装置とを備え、
前記マイコン装置は、前記電源切り換え回路から前記信号が出力された場合、自身をスリープモードに設定することを特徴とする車載用情報端末。 - 請求項2の車載用情報端末において、
前記バックアップ電源供給手段は、一次電池により構成されることを特徴とする車載用情報端末。
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2003
- 2003-03-31 JP JP2003094712A patent/JP2004302829A/ja active Pending
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