JP2004323029A - 食品包装材 - Google Patents
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Abstract
【課題】にぎり飯に海苔等のシート状食品を開封時に巻いて食べられるようにした食品包装材であって、より密閉性を高めることができる食品包装材を提供すること。
【解決手段】この発明の食品包装材は、外フィルム1と内フィルム2との間の収容部3に、にぎり飯に巻くシート状食品5を収容した袋状の食品包装材であって、外フィルム1と内フィルム2の互いの両側の縁部6,7がつながっており、内フィルム2には引裂誘引部8が設けられており、開封時に外フィルム1を分割し、分割した外フィルムを引っ張ると、内フィルム2が引き裂かれて分割し、分割した内フィルムが、それぞれ分割した外フィルムとともに取り去られるようにしている。
【選択図】 図3
【解決手段】この発明の食品包装材は、外フィルム1と内フィルム2との間の収容部3に、にぎり飯に巻くシート状食品5を収容した袋状の食品包装材であって、外フィルム1と内フィルム2の互いの両側の縁部6,7がつながっており、内フィルム2には引裂誘引部8が設けられており、開封時に外フィルム1を分割し、分割した外フィルムを引っ張ると、内フィルム2が引き裂かれて分割し、分割した内フィルムが、それぞれ分割した外フィルムとともに取り去られるようにしている。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、にぎり飯に海苔等のシート状食品を開封時に巻いて食するようにした食品を包装するための食品包装材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、にぎり飯に海苔等のシート状食品を開封時に巻いて食べられるようにした食品包装材として、引裂方向が長手方向である矩形の引裂方向性を有する外フィルムの長辺側の外縁に一対の内フィルムの一辺を接合し、外フィルムの幅方向の略中央にて前記内フィルムの対向辺どうしを重ね合わせ、さらに外フィルムと内フィルムとの間にシート状食品を挟んだものがある(特許文献1参照)。
【0003】
しかし、この従来の食品包装材は、前記内フィルムの対向辺どうしを重ね合わせた部分に隙間が生じるため、密閉性が十分でなく、この隙間からにぎり飯の水分が入ることにより、シート状食品が湿って風味が悪くなったり、保存性が悪くなったりする等の問題を有していた。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−2523号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明は、にぎり飯に海苔等のシート状食品を開封時に巻いて食べられるようにした食品包装材であって、より密閉性を高めることができる食品包装材を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、この発明は次のような技術的手段を講じている。
【0007】
この発明の食品包装材は、外フィルム1と内フィルム2との間の収容部3に、にぎり飯4に巻くシート状食品5を収容した袋状の食品包装材であって、外フィルム1と内フィルム2の互いの両側の縁部6,7がつながっており、内フィルム2には引裂誘引部8が設けられており、開封時に外フィルム1を分割し、分割した外フィルム1a,1bを引っ張ると、内フィルム2が引き裂かれて分割し、分割した内フィルム2a,2bが、それぞれ分割した外フィルム1a,1bとともに取り去られるようにしている。
【0008】
さらに、内フィルム2に、引裂誘引部8を覆うカバー部材9を設けたものとすることができる。
【0009】
また、内フィルム2の引裂誘引部8が、にぎり飯4を包装したときの底部に位置するように設けられたものとすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0011】
この発明の食品包装材は、外フィルム1と内フィルム2との間の収容部3に、にぎり飯4に巻くシート状食品5を収容した袋状の食品包装材であって、外フィルム1と内フィルム2の互いの両側の縁部6,7がつながっており、内フィルム2には引裂誘引部8が設けられており、開封時に外フィルム1を分割し、分割した外フィルム1a,1bを引っ張ると、内フィルム2が引き裂かれて分割し、分割した内フィルム2a,2bが、それぞれ分割した外フィルム1a,1bとともに取り去られるようにしたものである。
【0012】
図1は、この発明の実施形態の食品包装材の外フィルム1側を上にした状態の斜視図、図2は、内フィルム2側を上にした状態の斜視図、図3は、この食品包装材の断面図、図4は、この食品包装材の分解状態の斜視図、図5は、この食品包装材ににぎり飯4を載せた状態の斜視図、図6は、この食品包装材でにぎり飯4を包む様子を示す斜視図、図7は、この食品包装材でにぎり飯4を包んでなる包装食品の正面側から見た斜視図、図8は、この食品包装材からシート状食品5に巻かれたにぎり飯4を取り出す様子を示す説明図である。
【0013】
この食品包装材は、図1〜図4に示したように、外フィルム1、内フィルム2、カバー部材9、及びシート状食品5から構成されている。外フィルム1と内フィルム2は、それぞれ防湿性を有する同じ大きさの略長方形状の1枚のフィルムで、図示したように、互いの両側の縁部6,7(左右の長辺)が熱溶着等により接合されている。
【0014】
外フィルム1は、OPP(延伸ポリプロピレン)等の合成樹脂製の透明なフィルムとし、適宜の文字や模様の印刷を施したものとすることができる。外フィルム1は、縦方向(長尺方向)に引裂方向性を有するものとしており、その1組の互いに対向する辺(短辺)の各中央部には、適宜間隔で2つの切込み10が設けられることにより、開封操作片11が形成されている。この食品包装材は、前記のいずれかの短辺の側の開封操作片11を引っ張ることにより、その対向する短辺に至るまで外フィルム1の縁部6,7間の中央部が帯状に引き裂かれ、外フィルム1を分割できるようになっている。
【0015】
また、前記各短辺の切込み10の内側には、左右の縁部6、7間にわたって外フィルム1と内フィルム2とが接着した接着部分12が設けられている。この接着部分12は、普段は接着しているが引っ張られると容易に剥がれる性質であるピールオフ可能な接着剤を使用したものとしている。前記接着剤は、パートコート剤や低温熱溶着性のものとすれば、シート状食品5が熱により変質することがないので、風味が落ちない。
【0016】
なお、外フィルム1は、引裂方向性を有しないものであっても、カットテープを設けることにより、このカットテープに案内されて引裂かれるようにすることもできる。例えば、外フィルム1の裏側の中央部に、外フィルム1の互いに対向する短辺間にわたって2本のカットテープを貼着したものとするとよい。
【0017】
内フィルム2は、外フィルム1と同様の合成樹脂等、適宜の素材からなるものとすることができるが、高密度ポリエチレンのような、にぎり飯4にくっつきにくい素材を用いることが望ましい。また、内フィルム2は縦方向に引裂方向性を有するものとしている。さらに、内フィルム2には引裂誘引部8が設けられている。この実施形態では、引裂誘引部8は縦方向に数cmの長さにわたって形成された切れ目としており、内フィルム2のほぼ中央部に位置している。
【0018】
また、内フィルム2の内側(図3中の下側)には、前記引裂誘引部8を覆うカバー部材9が取り付けられている。この実施形態では、カバー部材9は、内フィルム2の両短辺にわたる長さで、横幅の短い帯状の防湿性を有するフィルムとしており、その左側縁部9aが引裂誘引部8と重ならないように、内フィルム2に溶着等により接合されている。カバー部材9は、外フィルム1や内フィルム2と同じ素材からなるものでよく、大きさや形状は適宜とすることができるが、その幅が長いほどにぎり飯1の水分が収容部3内へ入りにくくなる。
【0019】
外フィルム1と内フィルム2との間には、前記縁部6,7の内側にシールされていない領域があり、この部分がシート状食品5を収容する収容部3となっている。シート状食品5は、海苔や、ゼラチンでシート状に形成された鰹節や昆布等であり、適宜選択使用される。シート状食品5の収容部3への収容作業は、手作業で行う方法、機械で自動的に挿入する方法のいずれで行ってもよい。
【0020】
この食品包装材でにぎり飯4を包装するには、図5に示したように、内フィルム2を上に向けて置き、にぎり飯4を内フィルム2の上にのせる。にぎり飯4は、三角形状に形成したものとしている。にぎり飯4は、その頂部が一方の開封操作片11を設けた短辺側の外縁部分の中央に向くようにし、その底部が引裂誘引部8を設けた箇所の上に位置するようにする。
【0021】
次に、図6に示したように、食品包装材を、開封操作片11を設けた短片側とこれに対向する短辺側を合わせるように曲げ、包装材が重なった耳13,13の部分を折り返し、にぎり飯4の背面においてテープ等で固定する。
【0022】
包装材が重なった耳13,13の部分を折り返すときに外フィルム1が引っ張られるが、切込み10が接着部分12の外側にあるので、切込み10より裂けることがない。また、開封操作片11の内側に接着部分12があるので、開封操作片11の口が開かず、販売時に湿気や異物が入ることがないようになっている。
【0023】
この食品包装材に包まれたにぎり飯4は、三角形状の包装食品として、コンビニエンスストア等の店舗で販売できる状態となる。また、開封操作片11は、この包装食品の頂部に位置し、内フィルム2の引裂誘引部8は、この包装食品の底部の略中央に位置する。
【0024】
この食品包装材を開封するには、まず開封操作片11を指でつまんで引っ張る。この際、前記切込み10の内側の接着部分12の接着剤はピールオフ可能であるので、接着部分12が容易に剥がれる。さらに開封操作片11を引っ張ると、外フィルム1が、その引裂方向に開封操作片11と同一幅で引き裂かれ、中央を境に左右2つに分割した状態になる。
【0025】
そして各分割した外フィルム1a,1bの、三角形の底部の両端部分をそれぞれ外方に引っ張る。すると、内フィルム2が引き裂かれて分割する。この際、分割した外フィルム1a,1bを、互いに水平方向に離れるように引っ張れば、それほど強い力で引っ張らなくとも、内フィルム2が、引裂誘引部8のある底部から引き裂かれていくので、開封作業は容易である。
【0026】
また、カバー部材9は、その内フィルム2との接合部分である左側縁部9aが内フィルム2の引裂誘引部8と重ならないように取り付けられているので、内フィルム2の引裂の妨げにならない
分割前の元の外フィルム1と内フィルム2は、互いの両側の縁部6,7が接合されてつながっているため、分割した外フィルム1の左部1aと分割した内フィルム2の左部2a、分割した外フィルム1の右部1bと分割した内フィルム2の右部2bは、それぞれつながっており、図8に示したように、一緒に取り去られる。そして、にぎり飯4がシート状食品5に覆われた状態で露出する。
【0027】
なお、この発明の食品包装材を使用した包装食品は、三角形のにぎり飯4を包んでなるおむすびに限定されず、丸棒状の手巻き寿司や、略円錐形の手巻き寿司等、適宜の形状とすることができる。また、にぎり飯4としては、中央に具であるカツをサンドイッチ状に挟んだものや、寿司飯、混ぜご飯、炊き込みご飯等とすることができる。
【0028】
図9は、この発明の他の実施形態の食品包装材の内フィルム2の斜視図である。内フィルム2は、図示したように、吹き裂き誘引部8として、内フィルム2の略中央において、縦方向に両短辺間にわたるミシン目を形成したものとすることもできる。また、引裂誘引部8は、これに限定されず、フィルムの厚みを薄くした部分として形成したり、点状の穴等としたりすることもできる。
【0029】
なお、引裂誘引部8から収容部3へ入る水分の量が少なく、シート状食品5の風味や保存性に支障がなければ、カバー部材9を設ける必要はない。
【0030】
【発明の効果】
この発明の食品包装材及び包装食品は、上述のような構成を有しており、より外フィルム1と内フィルム2との密閉性を高まるため、収容部3内のシート状食品5の湿りが防止される。
【0031】
さらに、内フィルム2に、引裂誘引部8を覆うカバー部材9を設けたものとすれば、いっそう、密閉性を高めることができる。
【0032】
また、内フィルム2の引裂誘引部8が、にぎり飯4を包装したときの底部に位置するように設けられたものとすれば、開封時に、分割した外フィルム1a,1bをそれぞれ引っ張ると、内フィルム2が底部から引き裂かれていくので、開封作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の食品包装材の外フィルム側を上にした状態の斜視図である。
【図2】この発明の実施形態の食品包装材の内フィルム側を上にした状態の斜視図である。
【図3】この発明の実施形態の食品包装材の断面図である。
【図4】この発明の実施形態の食品包装材の分解状態の斜視図である。
【図5】この発明の実施形態の食品包装材で、食品包装材ににぎり飯を載せた状態の斜視図である。
【図6】この発明の実施形態の食品包装材でにぎり飯を包む様子を示す斜視図である。
【図7】この発明の実施形態の食品包装材でにぎり飯を包んでなる包装食品の正面側から見た斜視図である。
【図8】この発明の実施形態の食品包装材からシート状食品に巻かれたにぎり飯を取り出す様子を示す説明図である。
【図9】この発明の他の実施形態の食品包装材の内フィルムの斜視図である。
【符号の説明】
1 外フィルム
2 内フィルム
3 収容部
4 にぎり飯
5 シート状食品
6,7 縁部
8 引裂誘引部
9 カバー部材
【発明の属する技術分野】
この発明は、にぎり飯に海苔等のシート状食品を開封時に巻いて食するようにした食品を包装するための食品包装材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、にぎり飯に海苔等のシート状食品を開封時に巻いて食べられるようにした食品包装材として、引裂方向が長手方向である矩形の引裂方向性を有する外フィルムの長辺側の外縁に一対の内フィルムの一辺を接合し、外フィルムの幅方向の略中央にて前記内フィルムの対向辺どうしを重ね合わせ、さらに外フィルムと内フィルムとの間にシート状食品を挟んだものがある(特許文献1参照)。
【0003】
しかし、この従来の食品包装材は、前記内フィルムの対向辺どうしを重ね合わせた部分に隙間が生じるため、密閉性が十分でなく、この隙間からにぎり飯の水分が入ることにより、シート状食品が湿って風味が悪くなったり、保存性が悪くなったりする等の問題を有していた。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−2523号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、この発明は、にぎり飯に海苔等のシート状食品を開封時に巻いて食べられるようにした食品包装材であって、より密閉性を高めることができる食品包装材を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、この発明は次のような技術的手段を講じている。
【0007】
この発明の食品包装材は、外フィルム1と内フィルム2との間の収容部3に、にぎり飯4に巻くシート状食品5を収容した袋状の食品包装材であって、外フィルム1と内フィルム2の互いの両側の縁部6,7がつながっており、内フィルム2には引裂誘引部8が設けられており、開封時に外フィルム1を分割し、分割した外フィルム1a,1bを引っ張ると、内フィルム2が引き裂かれて分割し、分割した内フィルム2a,2bが、それぞれ分割した外フィルム1a,1bとともに取り去られるようにしている。
【0008】
さらに、内フィルム2に、引裂誘引部8を覆うカバー部材9を設けたものとすることができる。
【0009】
また、内フィルム2の引裂誘引部8が、にぎり飯4を包装したときの底部に位置するように設けられたものとすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0011】
この発明の食品包装材は、外フィルム1と内フィルム2との間の収容部3に、にぎり飯4に巻くシート状食品5を収容した袋状の食品包装材であって、外フィルム1と内フィルム2の互いの両側の縁部6,7がつながっており、内フィルム2には引裂誘引部8が設けられており、開封時に外フィルム1を分割し、分割した外フィルム1a,1bを引っ張ると、内フィルム2が引き裂かれて分割し、分割した内フィルム2a,2bが、それぞれ分割した外フィルム1a,1bとともに取り去られるようにしたものである。
【0012】
図1は、この発明の実施形態の食品包装材の外フィルム1側を上にした状態の斜視図、図2は、内フィルム2側を上にした状態の斜視図、図3は、この食品包装材の断面図、図4は、この食品包装材の分解状態の斜視図、図5は、この食品包装材ににぎり飯4を載せた状態の斜視図、図6は、この食品包装材でにぎり飯4を包む様子を示す斜視図、図7は、この食品包装材でにぎり飯4を包んでなる包装食品の正面側から見た斜視図、図8は、この食品包装材からシート状食品5に巻かれたにぎり飯4を取り出す様子を示す説明図である。
【0013】
この食品包装材は、図1〜図4に示したように、外フィルム1、内フィルム2、カバー部材9、及びシート状食品5から構成されている。外フィルム1と内フィルム2は、それぞれ防湿性を有する同じ大きさの略長方形状の1枚のフィルムで、図示したように、互いの両側の縁部6,7(左右の長辺)が熱溶着等により接合されている。
【0014】
外フィルム1は、OPP(延伸ポリプロピレン)等の合成樹脂製の透明なフィルムとし、適宜の文字や模様の印刷を施したものとすることができる。外フィルム1は、縦方向(長尺方向)に引裂方向性を有するものとしており、その1組の互いに対向する辺(短辺)の各中央部には、適宜間隔で2つの切込み10が設けられることにより、開封操作片11が形成されている。この食品包装材は、前記のいずれかの短辺の側の開封操作片11を引っ張ることにより、その対向する短辺に至るまで外フィルム1の縁部6,7間の中央部が帯状に引き裂かれ、外フィルム1を分割できるようになっている。
【0015】
また、前記各短辺の切込み10の内側には、左右の縁部6、7間にわたって外フィルム1と内フィルム2とが接着した接着部分12が設けられている。この接着部分12は、普段は接着しているが引っ張られると容易に剥がれる性質であるピールオフ可能な接着剤を使用したものとしている。前記接着剤は、パートコート剤や低温熱溶着性のものとすれば、シート状食品5が熱により変質することがないので、風味が落ちない。
【0016】
なお、外フィルム1は、引裂方向性を有しないものであっても、カットテープを設けることにより、このカットテープに案内されて引裂かれるようにすることもできる。例えば、外フィルム1の裏側の中央部に、外フィルム1の互いに対向する短辺間にわたって2本のカットテープを貼着したものとするとよい。
【0017】
内フィルム2は、外フィルム1と同様の合成樹脂等、適宜の素材からなるものとすることができるが、高密度ポリエチレンのような、にぎり飯4にくっつきにくい素材を用いることが望ましい。また、内フィルム2は縦方向に引裂方向性を有するものとしている。さらに、内フィルム2には引裂誘引部8が設けられている。この実施形態では、引裂誘引部8は縦方向に数cmの長さにわたって形成された切れ目としており、内フィルム2のほぼ中央部に位置している。
【0018】
また、内フィルム2の内側(図3中の下側)には、前記引裂誘引部8を覆うカバー部材9が取り付けられている。この実施形態では、カバー部材9は、内フィルム2の両短辺にわたる長さで、横幅の短い帯状の防湿性を有するフィルムとしており、その左側縁部9aが引裂誘引部8と重ならないように、内フィルム2に溶着等により接合されている。カバー部材9は、外フィルム1や内フィルム2と同じ素材からなるものでよく、大きさや形状は適宜とすることができるが、その幅が長いほどにぎり飯1の水分が収容部3内へ入りにくくなる。
【0019】
外フィルム1と内フィルム2との間には、前記縁部6,7の内側にシールされていない領域があり、この部分がシート状食品5を収容する収容部3となっている。シート状食品5は、海苔や、ゼラチンでシート状に形成された鰹節や昆布等であり、適宜選択使用される。シート状食品5の収容部3への収容作業は、手作業で行う方法、機械で自動的に挿入する方法のいずれで行ってもよい。
【0020】
この食品包装材でにぎり飯4を包装するには、図5に示したように、内フィルム2を上に向けて置き、にぎり飯4を内フィルム2の上にのせる。にぎり飯4は、三角形状に形成したものとしている。にぎり飯4は、その頂部が一方の開封操作片11を設けた短辺側の外縁部分の中央に向くようにし、その底部が引裂誘引部8を設けた箇所の上に位置するようにする。
【0021】
次に、図6に示したように、食品包装材を、開封操作片11を設けた短片側とこれに対向する短辺側を合わせるように曲げ、包装材が重なった耳13,13の部分を折り返し、にぎり飯4の背面においてテープ等で固定する。
【0022】
包装材が重なった耳13,13の部分を折り返すときに外フィルム1が引っ張られるが、切込み10が接着部分12の外側にあるので、切込み10より裂けることがない。また、開封操作片11の内側に接着部分12があるので、開封操作片11の口が開かず、販売時に湿気や異物が入ることがないようになっている。
【0023】
この食品包装材に包まれたにぎり飯4は、三角形状の包装食品として、コンビニエンスストア等の店舗で販売できる状態となる。また、開封操作片11は、この包装食品の頂部に位置し、内フィルム2の引裂誘引部8は、この包装食品の底部の略中央に位置する。
【0024】
この食品包装材を開封するには、まず開封操作片11を指でつまんで引っ張る。この際、前記切込み10の内側の接着部分12の接着剤はピールオフ可能であるので、接着部分12が容易に剥がれる。さらに開封操作片11を引っ張ると、外フィルム1が、その引裂方向に開封操作片11と同一幅で引き裂かれ、中央を境に左右2つに分割した状態になる。
【0025】
そして各分割した外フィルム1a,1bの、三角形の底部の両端部分をそれぞれ外方に引っ張る。すると、内フィルム2が引き裂かれて分割する。この際、分割した外フィルム1a,1bを、互いに水平方向に離れるように引っ張れば、それほど強い力で引っ張らなくとも、内フィルム2が、引裂誘引部8のある底部から引き裂かれていくので、開封作業は容易である。
【0026】
また、カバー部材9は、その内フィルム2との接合部分である左側縁部9aが内フィルム2の引裂誘引部8と重ならないように取り付けられているので、内フィルム2の引裂の妨げにならない
分割前の元の外フィルム1と内フィルム2は、互いの両側の縁部6,7が接合されてつながっているため、分割した外フィルム1の左部1aと分割した内フィルム2の左部2a、分割した外フィルム1の右部1bと分割した内フィルム2の右部2bは、それぞれつながっており、図8に示したように、一緒に取り去られる。そして、にぎり飯4がシート状食品5に覆われた状態で露出する。
【0027】
なお、この発明の食品包装材を使用した包装食品は、三角形のにぎり飯4を包んでなるおむすびに限定されず、丸棒状の手巻き寿司や、略円錐形の手巻き寿司等、適宜の形状とすることができる。また、にぎり飯4としては、中央に具であるカツをサンドイッチ状に挟んだものや、寿司飯、混ぜご飯、炊き込みご飯等とすることができる。
【0028】
図9は、この発明の他の実施形態の食品包装材の内フィルム2の斜視図である。内フィルム2は、図示したように、吹き裂き誘引部8として、内フィルム2の略中央において、縦方向に両短辺間にわたるミシン目を形成したものとすることもできる。また、引裂誘引部8は、これに限定されず、フィルムの厚みを薄くした部分として形成したり、点状の穴等としたりすることもできる。
【0029】
なお、引裂誘引部8から収容部3へ入る水分の量が少なく、シート状食品5の風味や保存性に支障がなければ、カバー部材9を設ける必要はない。
【0030】
【発明の効果】
この発明の食品包装材及び包装食品は、上述のような構成を有しており、より外フィルム1と内フィルム2との密閉性を高まるため、収容部3内のシート状食品5の湿りが防止される。
【0031】
さらに、内フィルム2に、引裂誘引部8を覆うカバー部材9を設けたものとすれば、いっそう、密閉性を高めることができる。
【0032】
また、内フィルム2の引裂誘引部8が、にぎり飯4を包装したときの底部に位置するように設けられたものとすれば、開封時に、分割した外フィルム1a,1bをそれぞれ引っ張ると、内フィルム2が底部から引き裂かれていくので、開封作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の食品包装材の外フィルム側を上にした状態の斜視図である。
【図2】この発明の実施形態の食品包装材の内フィルム側を上にした状態の斜視図である。
【図3】この発明の実施形態の食品包装材の断面図である。
【図4】この発明の実施形態の食品包装材の分解状態の斜視図である。
【図5】この発明の実施形態の食品包装材で、食品包装材ににぎり飯を載せた状態の斜視図である。
【図6】この発明の実施形態の食品包装材でにぎり飯を包む様子を示す斜視図である。
【図7】この発明の実施形態の食品包装材でにぎり飯を包んでなる包装食品の正面側から見た斜視図である。
【図8】この発明の実施形態の食品包装材からシート状食品に巻かれたにぎり飯を取り出す様子を示す説明図である。
【図9】この発明の他の実施形態の食品包装材の内フィルムの斜視図である。
【符号の説明】
1 外フィルム
2 内フィルム
3 収容部
4 にぎり飯
5 シート状食品
6,7 縁部
8 引裂誘引部
9 カバー部材
Claims (3)
- 外フィルム(1)と内フィルム(2)との間の収容部(3)に、にぎり飯(4)に巻くシート状食品(5)を収容した袋状の食品包装材であって、外フィルム(1)と内フィルム(2)の互いの両側の縁部(6)(7)がつながっており、内フィルム(2)には引裂誘引部(8)が設けられており、開封時に外フィルム(1)を分割し、分割した外フィルム(1a)(1b)を引っ張ると、内フィルム(2)が引き裂かれて分割し、分割した内フィルム(2a)(2b)が、それぞれ分割した外フィルム(1a)(1b)とともに取り去られるようにしたことを特徴とする食品包装材。
- 内フィルム(2)に、引裂誘引部(8)を覆うカバー部材(9)を設けた請求項1記載の食品包装材。
- 内フィルム(2)の引裂誘引部(8)が、にぎり飯(4)を包装したときの底部に位置するように設けられている請求項1又は2記載の食品包装材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003116781A JP2004323029A (ja) | 2003-04-22 | 2003-04-22 | 食品包装材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2003116781A JP2004323029A (ja) | 2003-04-22 | 2003-04-22 | 食品包装材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
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| JP2004323029A true JP2004323029A (ja) | 2004-11-18 |
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|---|---|---|---|---|
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| JP2016214204A (ja) * | 2015-05-26 | 2016-12-22 | 鈴木 允 | 包装シート、包装飯塊及び包装飯塊の包装を解く方法 |
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-
2003
- 2003-04-22 JP JP2003116781A patent/JP2004323029A/ja active Pending
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| JP7345157B2 (ja) | 2019-03-12 | 2023-09-15 | 株式会社大阪包装社 | 食品包装用フィルムによって包装された包装食品 |
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