JP2004332648A - 密閉型電動圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】密閉型電動圧縮機に関し、起動停止直後の機械部の振れ回り量を小さくことでサスペンションスプリングとディスチャージラインの折損を防止することを目的とする。
【解決手段】シリンダブロック113のボア部114開口部近傍にフランジ部114aを設けると共に下シェル102に前記フランジ部114aと対向する位置に規制部102aを設け、機械部が振れまわった時に最もエネルギーが大きいボア部114のフランジ部114aを一番目に規制部102aに当てるように設定したので起動停止時の機械部の振れ回り量を効果的に低減することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】シリンダブロック113のボア部114開口部近傍にフランジ部114aを設けると共に下シェル102に前記フランジ部114aと対向する位置に規制部102aを設け、機械部が振れまわった時に最もエネルギーが大きいボア部114のフランジ部114aを一番目に規制部102aに当てるように設定したので起動停止時の機械部の振れ回り量を効果的に低減することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は密閉型電動圧縮機の信頼性の向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、密閉型電動圧縮機(以下圧縮機という)は高効率・低騒音で且つ高い信頼性が要求されている。
【0003】
従来の圧縮機としては密閉容器内に備えた弾性吸収体によって、起動停止時の動きを規制するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
以下図面を参照しながら上記従来の圧縮機の一例について説明する。
【0005】
図6は従来の密閉型圧縮機の横断面図である。図7は従来の密閉型圧縮機の上断面図である。
【0006】
図6において上シェル1と下シェル2を勘合し、溶接することで密閉容器3を形成する。密閉容器3の下方には固定子4、回転子5から成る電動要素6が配置され、上方には圧縮要素7が配置されている。支持装置8は下シェル2の内壁に取り付けられると共に電動要素6と圧縮要素7からなる機械部をサスペンションスプリング9によって弾性的に支持している。圧縮要素7は主軸11と偏心軸12を有するクランクシャフト10と、主軸11を回転軸支すると共にボア部14を有したシリンダーブロック13と、ボア部14内を往復摺動するピストン15と、クランクシャフト10の偏心軸12に連結されると共に回転運動を前記ピストン15へ伝達する伝達手段16と、吸入リード(図示せず)と、吸入孔(図示せず)と吐出孔(図示せず)とを有したバルブプレート18と、吸入室(図示せず)と吐出室(図示せず)を形成したシリンダーヘッド19とを備えている。
【0007】
電動要素6の回転子5はクランクシャフト10の主軸11に圧入固定されている。また、密閉容器3内部には電動要素6あるいは圧縮要素7とわずかなすき間が空くようにゴム等の弾性吸収体3aが設けられている。
【0008】
以上のように構成された圧縮機について、以下その動作を説明する。
【0009】
圧縮機の起動と共に冷凍サイクル(図示せず)より戻ってきた低温低圧の冷媒ガスが、吸入管(図示せず)、シリンダーヘッド19の吸入室(図示せず)、バルブプレート18の吸入孔(図示せず)を通り、吸入リード(図示せず)が開いて、シリンダーブロック13のボア部14内に導かれ圧縮される。圧縮された高温高圧の冷媒ガスはディスチャージライン(図示せず)を通り、冷凍サイクル(図示せず)へと導かれる。
【0010】
また、圧縮機が起動すると、回転子5と固定子4との間には相互に反対方向の回転トルクが発生し、その力によって固定子4が固着されたシリンダブロック13とそれに連結する圧縮要素7および電動要素6からなる機械部は回転子5の反回転方向へと振れ、その後回転方向と反回転方向に交互に振れ回りながら次第に減衰し、機械部の振れ回りは収束する。
【0011】
一方、圧縮機の電源が切れると、瞬時に回転子5と固定子4間の相互回転トルクが消滅するが、慣性力によって回転子5は回転を続け、圧縮工程に入った際にボア部14内で内圧が発生しピストン15が押し戻され、このピストン15の反力によって、回転子5の回転は急激に停止する。その結果回転子5の回転エネルギーはクランクシャフト10、伝達手段16、ピストン15を経て、ボア部14等より前記電動要素6と前記圧縮要素7からなる機械部全体とへと伝達される。この振れ回りのエネルギーによって機械部全体は回転方向と半回転方向に交互に振れ回りながらサスペンションスプリング9のバネ力によって、動きを規制され次第に減衰しながら静止する。
【0012】
また、上記起動、停止時に機械全体の振れ回りが特に大きい場合には、弾性吸収体3aに機械部が当たることでこの振れ回りのエネルギーが吸収され、速やかに振れ回りが収束するというものである。
【0013】
【特許文献1】
特許第3045745号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、起動停止時において、回転子5の回転中心であるクランクシャフト10の主軸11の軸心を基準にして最も慣性モーメントの大きい部分が最大の回転エネルギーすなわち、最大の振れ回りのエネルギーを持つことになる。この最大の振れ回りのエネルギーを持つ部分は、通常往復動圧縮機においては回転中心より偏芯しており、かつ比較的重量の大きいピストン15を含むボア部14である。
【0015】
そして、上記従来の構成では起動停止時に機械部において最も大きい振れ回りのエネルギーを持つボア部14を規制していない為に、ボア部14には大きな振れ回りのエネルギーが残り、十分に機械部全体の振れ回り量を抑えることが難しいという欠点を有していた。
【0016】
特に電動要素6が始動時に誘導電動機として始動し、同期回転数近くで同期引込みを行い同期運転をする同期モータを構成する圧縮機においては、同期引き込み運転を行う際に、瞬間的に回転子5の加速度が増加する為、特に起動時における機械部の振れ回り量が大きくなるという欠点を有していた。回転子5の鉄心に内蔵した永久磁石の磁力が強いものは特に上記した加速度が大きくなる。
【0017】
その結果、こういった圧縮機において、機械部と密閉容器3とを弾性的に接続するサスペンションスプリング9やディスチャージライン(図示せず)も共に大きく振れ回る為、これらの部品の疲労破壊を招く可能性があるといった欠点を有していた。
【0018】
本発明は、圧縮機の起動停止時に機械部の振れ回り量を抑え、信頼性の高い圧縮機を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の発明は、密閉容器内に回転子および固定子からなる電動要素と圧縮要素とを弾性的に収容し、前記圧縮要素は主軸及び偏心軸から構成されたクランクシャフトと、前記主軸を軸支すると共にボア部を有するシリンダブロックと、前記ボア部内を往復動するピストンと、前記偏心軸の回転運動を前記ピストンへ伝達する伝達手段とを備え、前記シリンダブロックの前記ボア部の両側面にフランジ部を設けるとともに、前記密閉容器の前記フランジ部に対向する位置に、前記フランジ部の動きを規制する規制部を設けた密閉型電動圧縮機であり、起動停止時において、最も大きい振れ回りのエネルギーを有するシリンダブロックのボア部の振れ回りを規制することによって、機械部の振れ回りのエネルギーを効果的に減衰させ、圧縮機の起動停止時における機械部全体の振れ回り量を小さくするという作用を有する。
【0020】
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記規制部は凹形状の鋼板を前記密閉容器に固着することで形成したものであり、請求項1に記載の発明の作用に加えてさらに機械部や密閉容器の形状に影響されず適切な位置に容易に規制部を設けることができるという作用を有する。
【0021】
本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記規制部は前記密閉容器の絞り成形で形成したものであり、請求項1に記載の発明の作用に加えてさらに部品点数を増やすことなく規制部を設けることができるという作用を有する。
【0022】
本発明の請求項4に記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記規制部に防振材を貼り付けたものであり、圧縮機の起動停止時おいて、シリンダブロックのボア部のフランジ部が前記規制部に当たった時に発生する衝撃を吸収するという作用を有する。
【0023】
本発明の請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の発明において、前記電動要素が始動時に誘導電動機として始動し、同期回転数近くで同期引込みを行い同期運転をする同期モータからなるものであり、請求項1から4のいずれか1項に記載の発明の作用に加えて、特に起動時に回転子の加速度が増加する際の振れ回りのエネルギーを効果的に減衰させるという作用を有する。
【0024】
本発明の請求項6に記載の発明は、請求項5記載の発明に加えて前記回転子の鉄心に内蔵した永久磁石は希土類からなるものであり、請求項5記載の発明の作用に加えて、強い磁力によって特に起動時に回転子の加速度が増加する際の振れ回りのエネルギーを効果的に減衰させるという作用を有する。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による圧縮機の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0026】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1による圧縮機の縦断面図である。図2は同実施の形態による圧縮機の横断面図である。図3は同実施の形態による圧縮機の上断面図である。
【0027】
図1、図2、図3において、上シェル101と下シェル102を勘合し、溶接することで密閉容器103を形成する。密閉容器103の上方には固定子104、回転子105から成る電動要素106が配置され、下方には圧縮要素107が配置されている。支持装置108は下シェル102の内壁に取り付けられると共に電動要素106と圧縮要素107からなる機械部をサスペンションスプリング109によって弾性的に支持している。圧縮要素107は主軸111と偏心軸112を有するクランクシャフト110と、主軸111を回転軸支すると共にボア部114を有したシリンダーブロック113と、ボア部114近傍の両側面に設けたフランジ部114aと、ボア部114内を往復摺動するピストン115と、クランクシャフト110の偏心軸112に連結されると共に回転運動を前記ピストン115へ伝達する伝達手段116と、吸入リード(図示せず)と、吸入孔(図示せず)と吐出孔(図示せず)とを有したバルブプレート118と、吸入室(図示せず)と吐出室(図示せず)を形成したシリンダーヘッド119とを備えている。
【0028】
電動要素106の回転子105はクランクシャフト110の主軸111に圧入固定されている。
【0029】
また、フランジ部114aに対向する位置に規制部102aを下シェル102の絞り成形によって設けており、この規制部102aは圧縮機の起動停止時に電動要素106と圧縮要素107から成る機械部が振れまわった時に一番初めにフランジ部114aが規制部102aに当たるように設定している。また、この規制部102aに対応する密閉容器103の外部には防振材102bを貼ってある。
【0030】
以上のように構成された圧縮機について以下にその動作を説明する。
【0031】
圧縮機が起動すると、回転子105と固定子104との間には相互に反対方向の回転トルクが発生し、その力によって固定子104が固着されたシリンダブロック113とそれに連結する圧縮要素107および電動要素106からなる機械部は回転子105の反回転方向へと振れるが、最も大きい振れ回りのエネルギーを持つボア部114のフランジ部114aが一番初めに規制部102aに当たり動きが規制され、その後回転方向と反回転方向に交互に振れ回りながら次第に減衰し、機械部の振れ回りは収束する。
【0032】
また、圧縮機の電源が切れた直後は、瞬時に固定子104と回転子105間の相互回転トルクが消滅するが慣性力によって回転子105は回転方向に回ろうとし、圧縮工程ではボア部114内の圧力が上がるためピストン115は押し戻され、このピストン115の反力によって、回転子105の回転は急激に停止する。その結果回転子105の回転エネルギーはクランクシャフト110、伝達手段116、ピストン115を経て、ボア部114等より前記電動要素106と前記圧縮要素107からなる機械部全体へと伝達し、回転方向へと振れる。ここで、最大の振れ回りのエネルギーを持つボア部114の両側面に備えられたフランジ部114aが一番初めに規制部102aに当たることで上記回転方向への振れが制約され、その後機械部は回転方向と反回転方向に交互に振れ回りながら次第に減衰し、機械部の振れ回りは収束する。この時、前記ボア部114のフランジ部114aと前記規制部102aの距離Xは、水平断面における機械部と密閉容器103との距離の中で最も小さく設定した。この距離Xを変えることによって、機械部の変位量を任意に規制することができる。このように機械部の変位量を規制することによって、ディスチャージライン121やサスペンションスプリング109の変位量も同時に規制されることになり、これらの部品の折損を防止することができる。
【0033】
なお、この距離Xを設定するに当たっては、フランジ部114aに凸部を設けたり、規制部102aの形状、寸法等によってXの距離を調整することによって同様の効果が得られるのはいうまでもない。
【0034】
また、規制部102aに対応する位置の密閉容器103には防振材102bが貼ってあるので、圧縮機の起動停止時にフランジ部114aが密閉容器103の絞り成形部102aに当たっても、防振材102bが衝撃を吸収するため音が小さいという効果が得られる。
【0035】
なお、本実施の形態では防振材102bは規制部102aに対応する位置の密閉容器103の外部に貼ったが、規制部102aの密閉容器103内部に貼ると、圧縮機の起動停止時にフランジ部114aが防振材102bと当たるためより衝撃が吸収され、同等以上の音低減効果が得られる。
【0036】
また、このように前記ボア部114のフランジ部114aと前記規制部102aの距離Xを小さく設定することによって、機械部の重心に近いボア部114の動きが規制され、圧縮機の輸送時においても機械部が大きく変位することがなくなり、外からの振動や衝撃によるディスチャージライン121やサスペンションスプリング109への外力の影響を小さく抑えることができる。
【0037】
また、機械部の振れ回り量は、回転子105の加速度やピストン115等の偏芯部の慣性モーメント、またシリンダ内圧とピストン断面積との積等に大きく影響を受ける。例えば、蒸発温度が高い為に停止直前の低圧圧力が高くなる圧縮機や、R600a等の希薄な冷媒を用いる為に気筒容積が大きくなりピストン断面積の大きくなる圧縮機においては特に停止時に、また同期引き込み運転を行う為に瞬間的に回転子105の加速度が増加する同期運転を行う圧縮機においては特に起動時における機械部の振れ回り量が大きくなるが、こういった圧縮機においても、起動停止時の機械部の振れ回り量を押さえることにより機械部と密閉容器103とを弾性的に接続するサスペンションスプリング109やディスチャージライン121は十分な耐久性が得られ、信頼性の高い圧縮機を提供することが出来る。
【0038】
(実施の形態2)
図4は本発明の実施の形態2による圧縮機の縦断面図である。図5は同実施の形態による圧縮機の上断面図である。
【0039】
実施の形態1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0040】
図4、図5において、凹形状の鋼板を成形した規制部202aは、ボア部214のフランジ部214aの両側に対向する位置に溶着して設けられており、この規制部202aは圧縮機の起動停止時に電動要素206と圧縮要素207から成る機械部が振れまわった時に一番初めにフランジ部214aが規制部202aに当たるように設定している。また、電動要素206は同期回転数近くで同期引込みを行い、同期運転をする同期モータを使用している。
【0041】
圧縮機が起動すると、回転子205と固定子204との間には相互に反対方向の回転トルクが発生し、その力によって固定子204が固着されたシリンダブロック213とそれに連結する圧縮要素207および電動要素206からなる機械部は回転子205の反回転方向へと振れる。
【0042】
また、同期モータは同期速度に引き込む際に一時的に加速度が増大するため一般的にインダクションモータと呼ばれるものよりも、回転子205と固定子204との間に生じる相互に反対方向の回転トルクは大きくなるが、シリンダブロック213のボア部214の両側に設けられたフランジ部214aに対向する位置に規制部202aを設け、前記フランジ部214aと規制部202aの距離Xを密閉容器203と機械部の水平断面距離の中で最も小さくしているので、同期速度に移行する際に振れ回り量がどんなに大きくなっても、振れ回りのエネルギーが最も大きいシリンダブロック213ボア部214のフランジ部214aが一番に規制部202aに当たるので、振れ回りのエネルギーを効果的に抑えられることができ、その結果サスペンションスプリング209及びディスチャージライン221の折損を防止でき、圧縮機の信頼性を向上させることができる。
【0043】
尚、回転子205の鉄心に内蔵した永久磁石に、希土類等の磁力の強い永久磁石を使用した場合には、起動時に同期速度に引き込む際の加速度がさらに大きくなり機械部の振れ回り量がより大きくなるが、最も振れまわりエネルギーが大きいボア部214のフランジ部214aと規制部202aの距離Xを小さくしているので、フランジ部が一番目に規制部202aに当たり機械部の動きを効果的に減らすことができ、圧縮機の信頼性を向上させることができる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の発明は、圧縮機の起動停止時における機械部全体の振れ回り量を小さくすることで、圧縮機の信頼性を高くすることができるという効果がある。
【0045】
また、請求項2に記載の発明は、機械部や密閉容器の形状に影響されず適切な位置に容易に規制部を設けることができることで、圧縮機の信頼性を高くすることができるという効果がある。
【0046】
また、請求項3に記載の発明は、部品点数を減らすことができるため圧縮機の製造コストを下げることができるという効果がある。
【0047】
また、請求項4に記載の発明は、シリンダブロックのボア部のフランジ部が規制部に当たった時に発生する衝撃を吸収することで、圧縮機の起動停止音を低減することができるという効果がある。
【0048】
また、請求項5に記載の発明は、特に起動時に回転子の加速度が増加する際の振れ回りのエネルギーを効果的に減衰させることによって、圧縮機の信頼性を高くすることができるという効果がある。
【0049】
また、請求項6に記載の発明は、強い磁力によって特に起動時に回転子の加速度が増加する際の振れ回りのエネルギーを効果的に減衰させることによって、圧縮機の信頼性を高くすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による密閉型圧縮機の縦断面図
【図2】同実施の形態1による密閉型圧縮機の横断面図
【図3】同実施の形態1による密閉型圧縮機の上断面図
【図4】本発明の実施の形態2による密閉型圧縮機の縦断面図
【図5】同実施の形態2による密閉型圧縮機の上断面図
【図6】従来の密閉型圧縮機の横断面図
【図7】従来の密閉型圧縮機の上断面図
【符号の説明】
102a,202a 規制部
102b 防振材
103,203 密閉容器
104,204 固定子
105,205 回転子
106,206 電動要素
107,207 圧縮要素
110 クランクシャフト
111 主軸
112 偏心軸
113,213 シリンダブロック
114,214 ボア部
114a,214a フランジ部
115 ピストン
【発明の属する技術分野】
本発明は密閉型電動圧縮機の信頼性の向上に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、密閉型電動圧縮機(以下圧縮機という)は高効率・低騒音で且つ高い信頼性が要求されている。
【0003】
従来の圧縮機としては密閉容器内に備えた弾性吸収体によって、起動停止時の動きを規制するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
以下図面を参照しながら上記従来の圧縮機の一例について説明する。
【0005】
図6は従来の密閉型圧縮機の横断面図である。図7は従来の密閉型圧縮機の上断面図である。
【0006】
図6において上シェル1と下シェル2を勘合し、溶接することで密閉容器3を形成する。密閉容器3の下方には固定子4、回転子5から成る電動要素6が配置され、上方には圧縮要素7が配置されている。支持装置8は下シェル2の内壁に取り付けられると共に電動要素6と圧縮要素7からなる機械部をサスペンションスプリング9によって弾性的に支持している。圧縮要素7は主軸11と偏心軸12を有するクランクシャフト10と、主軸11を回転軸支すると共にボア部14を有したシリンダーブロック13と、ボア部14内を往復摺動するピストン15と、クランクシャフト10の偏心軸12に連結されると共に回転運動を前記ピストン15へ伝達する伝達手段16と、吸入リード(図示せず)と、吸入孔(図示せず)と吐出孔(図示せず)とを有したバルブプレート18と、吸入室(図示せず)と吐出室(図示せず)を形成したシリンダーヘッド19とを備えている。
【0007】
電動要素6の回転子5はクランクシャフト10の主軸11に圧入固定されている。また、密閉容器3内部には電動要素6あるいは圧縮要素7とわずかなすき間が空くようにゴム等の弾性吸収体3aが設けられている。
【0008】
以上のように構成された圧縮機について、以下その動作を説明する。
【0009】
圧縮機の起動と共に冷凍サイクル(図示せず)より戻ってきた低温低圧の冷媒ガスが、吸入管(図示せず)、シリンダーヘッド19の吸入室(図示せず)、バルブプレート18の吸入孔(図示せず)を通り、吸入リード(図示せず)が開いて、シリンダーブロック13のボア部14内に導かれ圧縮される。圧縮された高温高圧の冷媒ガスはディスチャージライン(図示せず)を通り、冷凍サイクル(図示せず)へと導かれる。
【0010】
また、圧縮機が起動すると、回転子5と固定子4との間には相互に反対方向の回転トルクが発生し、その力によって固定子4が固着されたシリンダブロック13とそれに連結する圧縮要素7および電動要素6からなる機械部は回転子5の反回転方向へと振れ、その後回転方向と反回転方向に交互に振れ回りながら次第に減衰し、機械部の振れ回りは収束する。
【0011】
一方、圧縮機の電源が切れると、瞬時に回転子5と固定子4間の相互回転トルクが消滅するが、慣性力によって回転子5は回転を続け、圧縮工程に入った際にボア部14内で内圧が発生しピストン15が押し戻され、このピストン15の反力によって、回転子5の回転は急激に停止する。その結果回転子5の回転エネルギーはクランクシャフト10、伝達手段16、ピストン15を経て、ボア部14等より前記電動要素6と前記圧縮要素7からなる機械部全体とへと伝達される。この振れ回りのエネルギーによって機械部全体は回転方向と半回転方向に交互に振れ回りながらサスペンションスプリング9のバネ力によって、動きを規制され次第に減衰しながら静止する。
【0012】
また、上記起動、停止時に機械全体の振れ回りが特に大きい場合には、弾性吸収体3aに機械部が当たることでこの振れ回りのエネルギーが吸収され、速やかに振れ回りが収束するというものである。
【0013】
【特許文献1】
特許第3045745号公報
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、起動停止時において、回転子5の回転中心であるクランクシャフト10の主軸11の軸心を基準にして最も慣性モーメントの大きい部分が最大の回転エネルギーすなわち、最大の振れ回りのエネルギーを持つことになる。この最大の振れ回りのエネルギーを持つ部分は、通常往復動圧縮機においては回転中心より偏芯しており、かつ比較的重量の大きいピストン15を含むボア部14である。
【0015】
そして、上記従来の構成では起動停止時に機械部において最も大きい振れ回りのエネルギーを持つボア部14を規制していない為に、ボア部14には大きな振れ回りのエネルギーが残り、十分に機械部全体の振れ回り量を抑えることが難しいという欠点を有していた。
【0016】
特に電動要素6が始動時に誘導電動機として始動し、同期回転数近くで同期引込みを行い同期運転をする同期モータを構成する圧縮機においては、同期引き込み運転を行う際に、瞬間的に回転子5の加速度が増加する為、特に起動時における機械部の振れ回り量が大きくなるという欠点を有していた。回転子5の鉄心に内蔵した永久磁石の磁力が強いものは特に上記した加速度が大きくなる。
【0017】
その結果、こういった圧縮機において、機械部と密閉容器3とを弾性的に接続するサスペンションスプリング9やディスチャージライン(図示せず)も共に大きく振れ回る為、これらの部品の疲労破壊を招く可能性があるといった欠点を有していた。
【0018】
本発明は、圧縮機の起動停止時に機械部の振れ回り量を抑え、信頼性の高い圧縮機を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載の発明は、密閉容器内に回転子および固定子からなる電動要素と圧縮要素とを弾性的に収容し、前記圧縮要素は主軸及び偏心軸から構成されたクランクシャフトと、前記主軸を軸支すると共にボア部を有するシリンダブロックと、前記ボア部内を往復動するピストンと、前記偏心軸の回転運動を前記ピストンへ伝達する伝達手段とを備え、前記シリンダブロックの前記ボア部の両側面にフランジ部を設けるとともに、前記密閉容器の前記フランジ部に対向する位置に、前記フランジ部の動きを規制する規制部を設けた密閉型電動圧縮機であり、起動停止時において、最も大きい振れ回りのエネルギーを有するシリンダブロックのボア部の振れ回りを規制することによって、機械部の振れ回りのエネルギーを効果的に減衰させ、圧縮機の起動停止時における機械部全体の振れ回り量を小さくするという作用を有する。
【0020】
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記規制部は凹形状の鋼板を前記密閉容器に固着することで形成したものであり、請求項1に記載の発明の作用に加えてさらに機械部や密閉容器の形状に影響されず適切な位置に容易に規制部を設けることができるという作用を有する。
【0021】
本発明の請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記規制部は前記密閉容器の絞り成形で形成したものであり、請求項1に記載の発明の作用に加えてさらに部品点数を増やすことなく規制部を設けることができるという作用を有する。
【0022】
本発明の請求項4に記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記規制部に防振材を貼り付けたものであり、圧縮機の起動停止時おいて、シリンダブロックのボア部のフランジ部が前記規制部に当たった時に発生する衝撃を吸収するという作用を有する。
【0023】
本発明の請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載の発明において、前記電動要素が始動時に誘導電動機として始動し、同期回転数近くで同期引込みを行い同期運転をする同期モータからなるものであり、請求項1から4のいずれか1項に記載の発明の作用に加えて、特に起動時に回転子の加速度が増加する際の振れ回りのエネルギーを効果的に減衰させるという作用を有する。
【0024】
本発明の請求項6に記載の発明は、請求項5記載の発明に加えて前記回転子の鉄心に内蔵した永久磁石は希土類からなるものであり、請求項5記載の発明の作用に加えて、強い磁力によって特に起動時に回転子の加速度が増加する際の振れ回りのエネルギーを効果的に減衰させるという作用を有する。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による圧縮機の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0026】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1による圧縮機の縦断面図である。図2は同実施の形態による圧縮機の横断面図である。図3は同実施の形態による圧縮機の上断面図である。
【0027】
図1、図2、図3において、上シェル101と下シェル102を勘合し、溶接することで密閉容器103を形成する。密閉容器103の上方には固定子104、回転子105から成る電動要素106が配置され、下方には圧縮要素107が配置されている。支持装置108は下シェル102の内壁に取り付けられると共に電動要素106と圧縮要素107からなる機械部をサスペンションスプリング109によって弾性的に支持している。圧縮要素107は主軸111と偏心軸112を有するクランクシャフト110と、主軸111を回転軸支すると共にボア部114を有したシリンダーブロック113と、ボア部114近傍の両側面に設けたフランジ部114aと、ボア部114内を往復摺動するピストン115と、クランクシャフト110の偏心軸112に連結されると共に回転運動を前記ピストン115へ伝達する伝達手段116と、吸入リード(図示せず)と、吸入孔(図示せず)と吐出孔(図示せず)とを有したバルブプレート118と、吸入室(図示せず)と吐出室(図示せず)を形成したシリンダーヘッド119とを備えている。
【0028】
電動要素106の回転子105はクランクシャフト110の主軸111に圧入固定されている。
【0029】
また、フランジ部114aに対向する位置に規制部102aを下シェル102の絞り成形によって設けており、この規制部102aは圧縮機の起動停止時に電動要素106と圧縮要素107から成る機械部が振れまわった時に一番初めにフランジ部114aが規制部102aに当たるように設定している。また、この規制部102aに対応する密閉容器103の外部には防振材102bを貼ってある。
【0030】
以上のように構成された圧縮機について以下にその動作を説明する。
【0031】
圧縮機が起動すると、回転子105と固定子104との間には相互に反対方向の回転トルクが発生し、その力によって固定子104が固着されたシリンダブロック113とそれに連結する圧縮要素107および電動要素106からなる機械部は回転子105の反回転方向へと振れるが、最も大きい振れ回りのエネルギーを持つボア部114のフランジ部114aが一番初めに規制部102aに当たり動きが規制され、その後回転方向と反回転方向に交互に振れ回りながら次第に減衰し、機械部の振れ回りは収束する。
【0032】
また、圧縮機の電源が切れた直後は、瞬時に固定子104と回転子105間の相互回転トルクが消滅するが慣性力によって回転子105は回転方向に回ろうとし、圧縮工程ではボア部114内の圧力が上がるためピストン115は押し戻され、このピストン115の反力によって、回転子105の回転は急激に停止する。その結果回転子105の回転エネルギーはクランクシャフト110、伝達手段116、ピストン115を経て、ボア部114等より前記電動要素106と前記圧縮要素107からなる機械部全体へと伝達し、回転方向へと振れる。ここで、最大の振れ回りのエネルギーを持つボア部114の両側面に備えられたフランジ部114aが一番初めに規制部102aに当たることで上記回転方向への振れが制約され、その後機械部は回転方向と反回転方向に交互に振れ回りながら次第に減衰し、機械部の振れ回りは収束する。この時、前記ボア部114のフランジ部114aと前記規制部102aの距離Xは、水平断面における機械部と密閉容器103との距離の中で最も小さく設定した。この距離Xを変えることによって、機械部の変位量を任意に規制することができる。このように機械部の変位量を規制することによって、ディスチャージライン121やサスペンションスプリング109の変位量も同時に規制されることになり、これらの部品の折損を防止することができる。
【0033】
なお、この距離Xを設定するに当たっては、フランジ部114aに凸部を設けたり、規制部102aの形状、寸法等によってXの距離を調整することによって同様の効果が得られるのはいうまでもない。
【0034】
また、規制部102aに対応する位置の密閉容器103には防振材102bが貼ってあるので、圧縮機の起動停止時にフランジ部114aが密閉容器103の絞り成形部102aに当たっても、防振材102bが衝撃を吸収するため音が小さいという効果が得られる。
【0035】
なお、本実施の形態では防振材102bは規制部102aに対応する位置の密閉容器103の外部に貼ったが、規制部102aの密閉容器103内部に貼ると、圧縮機の起動停止時にフランジ部114aが防振材102bと当たるためより衝撃が吸収され、同等以上の音低減効果が得られる。
【0036】
また、このように前記ボア部114のフランジ部114aと前記規制部102aの距離Xを小さく設定することによって、機械部の重心に近いボア部114の動きが規制され、圧縮機の輸送時においても機械部が大きく変位することがなくなり、外からの振動や衝撃によるディスチャージライン121やサスペンションスプリング109への外力の影響を小さく抑えることができる。
【0037】
また、機械部の振れ回り量は、回転子105の加速度やピストン115等の偏芯部の慣性モーメント、またシリンダ内圧とピストン断面積との積等に大きく影響を受ける。例えば、蒸発温度が高い為に停止直前の低圧圧力が高くなる圧縮機や、R600a等の希薄な冷媒を用いる為に気筒容積が大きくなりピストン断面積の大きくなる圧縮機においては特に停止時に、また同期引き込み運転を行う為に瞬間的に回転子105の加速度が増加する同期運転を行う圧縮機においては特に起動時における機械部の振れ回り量が大きくなるが、こういった圧縮機においても、起動停止時の機械部の振れ回り量を押さえることにより機械部と密閉容器103とを弾性的に接続するサスペンションスプリング109やディスチャージライン121は十分な耐久性が得られ、信頼性の高い圧縮機を提供することが出来る。
【0038】
(実施の形態2)
図4は本発明の実施の形態2による圧縮機の縦断面図である。図5は同実施の形態による圧縮機の上断面図である。
【0039】
実施の形態1と同一構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0040】
図4、図5において、凹形状の鋼板を成形した規制部202aは、ボア部214のフランジ部214aの両側に対向する位置に溶着して設けられており、この規制部202aは圧縮機の起動停止時に電動要素206と圧縮要素207から成る機械部が振れまわった時に一番初めにフランジ部214aが規制部202aに当たるように設定している。また、電動要素206は同期回転数近くで同期引込みを行い、同期運転をする同期モータを使用している。
【0041】
圧縮機が起動すると、回転子205と固定子204との間には相互に反対方向の回転トルクが発生し、その力によって固定子204が固着されたシリンダブロック213とそれに連結する圧縮要素207および電動要素206からなる機械部は回転子205の反回転方向へと振れる。
【0042】
また、同期モータは同期速度に引き込む際に一時的に加速度が増大するため一般的にインダクションモータと呼ばれるものよりも、回転子205と固定子204との間に生じる相互に反対方向の回転トルクは大きくなるが、シリンダブロック213のボア部214の両側に設けられたフランジ部214aに対向する位置に規制部202aを設け、前記フランジ部214aと規制部202aの距離Xを密閉容器203と機械部の水平断面距離の中で最も小さくしているので、同期速度に移行する際に振れ回り量がどんなに大きくなっても、振れ回りのエネルギーが最も大きいシリンダブロック213ボア部214のフランジ部214aが一番に規制部202aに当たるので、振れ回りのエネルギーを効果的に抑えられることができ、その結果サスペンションスプリング209及びディスチャージライン221の折損を防止でき、圧縮機の信頼性を向上させることができる。
【0043】
尚、回転子205の鉄心に内蔵した永久磁石に、希土類等の磁力の強い永久磁石を使用した場合には、起動時に同期速度に引き込む際の加速度がさらに大きくなり機械部の振れ回り量がより大きくなるが、最も振れまわりエネルギーが大きいボア部214のフランジ部214aと規制部202aの距離Xを小さくしているので、フランジ部が一番目に規制部202aに当たり機械部の動きを効果的に減らすことができ、圧縮機の信頼性を向上させることができる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の発明は、圧縮機の起動停止時における機械部全体の振れ回り量を小さくすることで、圧縮機の信頼性を高くすることができるという効果がある。
【0045】
また、請求項2に記載の発明は、機械部や密閉容器の形状に影響されず適切な位置に容易に規制部を設けることができることで、圧縮機の信頼性を高くすることができるという効果がある。
【0046】
また、請求項3に記載の発明は、部品点数を減らすことができるため圧縮機の製造コストを下げることができるという効果がある。
【0047】
また、請求項4に記載の発明は、シリンダブロックのボア部のフランジ部が規制部に当たった時に発生する衝撃を吸収することで、圧縮機の起動停止音を低減することができるという効果がある。
【0048】
また、請求項5に記載の発明は、特に起動時に回転子の加速度が増加する際の振れ回りのエネルギーを効果的に減衰させることによって、圧縮機の信頼性を高くすることができるという効果がある。
【0049】
また、請求項6に記載の発明は、強い磁力によって特に起動時に回転子の加速度が増加する際の振れ回りのエネルギーを効果的に減衰させることによって、圧縮機の信頼性を高くすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による密閉型圧縮機の縦断面図
【図2】同実施の形態1による密閉型圧縮機の横断面図
【図3】同実施の形態1による密閉型圧縮機の上断面図
【図4】本発明の実施の形態2による密閉型圧縮機の縦断面図
【図5】同実施の形態2による密閉型圧縮機の上断面図
【図6】従来の密閉型圧縮機の横断面図
【図7】従来の密閉型圧縮機の上断面図
【符号の説明】
102a,202a 規制部
102b 防振材
103,203 密閉容器
104,204 固定子
105,205 回転子
106,206 電動要素
107,207 圧縮要素
110 クランクシャフト
111 主軸
112 偏心軸
113,213 シリンダブロック
114,214 ボア部
114a,214a フランジ部
115 ピストン
Claims (6)
- 密閉容器内に回転子および固定子からなる電動要素と圧縮要素とを弾性的に収容し、前記圧縮要素は主軸及び偏心軸から構成されたクランクシャフトと、前記主軸を軸支すると共にボア部を有するシリンダブロックと、前記ボア部内を往復動するピストンと、前記偏心軸の回転運動を前記ピストンへ伝達する伝達手段とを備え、前記シリンダブロックの前記ボア部の両側面にフランジ部を設けるとともに、前記密閉容器の前記フランジ部に対向する位置に、前記フランジ部の動きを規制する規制部を設けた密閉型電動圧縮機。
- 前記規制部は凹形状の鋼板を前記密閉容器に固着することで形成した請求項1に記載の密閉型電動圧縮機。
- 前記規制部は前記密閉容器の絞り成形で形成した請求項1に記載の密閉型電動圧縮機。
- 前記規制部に防振材を貼り付けた請求項3に記載の密閉型電動圧縮機。
- 前記電動要素は始動時に誘導電動機として始動し、同期回転数近くで同期引込みを行い同期運転をする同期モータである請求項1から4のいずれか1項に記載の密閉型電動圧縮機。
- 前記回転子の鉄心に内蔵した永久磁石は希土類からなる請求項5記載の密閉型電動圧縮機。
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