JP2004507882A - ゲート酸化層の完全性を向上させた半導体トレンチデバイス - Google Patents
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Abstract
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、金属酸化膜半導体電界効果トランジスタに関し、詳しくは、トレンチ構造を有する二重拡散金属酸化膜半導体トランジスタに関する。
【0002】
【従来の技術】
二重拡散金属酸化膜半導体(double diffused metal oxide semiconductor:以下、DMOSという。)トランジスタは、トランジスタ領域の形成に拡散を用いた金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ(metal oxide semiconductor field effect transistor:MOSFET)の一種である。DMOSトランジスタは、一般的に、高電圧パワー集積回路用のパワートランジスタとして用いられている。DMOSトランジスタでは、単位面積当たりの電流が大きいとともに、順方向電圧降下が低いことが要求される。
【0003】
通常のDMOS回路は、2つ以上の独立したDMOSトランジスタセルを備え、これらは並列に設けられている。各DMOSトランジスタセルは、共通のドレインコンタクト(基板)を共有し、各DMOSトランジスタセルのソースは、全て金属層に短絡され、各DMOSトランジスタセルのゲートは、ポリシリコンを介して短絡されている。これにより、ディスクリートDMOS回路は、より小さなトランジスタのマトリクスとして形成されているが、単一の大きなトランジスタとして動作する。ディスクリートDMOS回路においては、トランジスタマトリクスがゲートによってオンにされたときの単位面積当たりの導電性を最大化することが望ましい。
【0004】
代表的なDMOSトランジスタとしては、所謂トレンチDMOSトランジスタがあり、トレンチDMOSトランジスタでは、チャネルが垂直に形成され、ゲートはソースとドレインの間に延びるトレンチ内に形成されている。トレンチの内壁には薄膜酸化層が設けられ、トレンチ内にはポリシリコンが埋め込まれており、このためトレンチを設けることにより電流が流れやすくなり、低い特性オン抵抗が実現される。トレンチDMOSトランジスタの具体例は、例えば米国特許第5072266(ブルシー(Bulucea)他)号、第5541425号(ニシハラ(Nishihara))、第5430324号(ベンクヤ(Bencuya))、第5639676号(フシエ(Hshieh)他)、第5316959号(クワン(Kwan)他、)、第5304381号(イルマズ(Yilmaz)他)、第5866931号等に開示されている。
【0005】
図1A及び図1Bは、従来のトレンチDMOSトランジスタ101を示している。トレンチDMOSトランジスタ101は、トランジスタの活性領域内に配設された第1のトレンチ103と、トランジスタの端部領域(termination region)に配設された第2のトレンチ105とを有する。
【0006】
図1Bは、図1Aに示すX−X’線に沿ったデバイスの断面を示しており、この図1Bに示すように、トレンチは、n+ドープ層107と、nドープエピタキシャル層109と、これらと逆の伝導性を有するp型拡散層111とを備える基板に設けられている。p型拡散層111の上層に形成されているn+ドープエピタキシャル層113は、ソースとして機能する。トレンチの底部は、nドープエピタキシャル層109内に位置している。各トレンチの内壁には、絶縁層であるシリコン酸化層115が形成されている。第1のトレンチ103の上方にはソース電極117が設けられており、第2のトレンチ105の上方には、ゲート電極119が設けられている。各トレンチには、ポリシリコン121が埋め込まれ、トレンチの上部は、BPSG(Boro−Phospho−Silicate−Glasses)123により覆われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
図1Bに示すデバイスにおいては、第1のトレンチ103を覆うシリコン酸化層115の平均厚みtox1は、第2のトレンチ105を覆うシリコン酸化層105の平均厚みtox2に等しく、すなわちtox1=tox2である。この種のデバイスでは、デバイスを製造する際のアーテファクト(artifact)が問題となる。詳しくは、このデバイスを製造するためには、少なくとも2回の酸化処理が必要である。すなわち、トレンチ形成時のシリコンエッチングにより生じた損傷を取り除くために第1の酸化が行われ、及びシリコン酸化層を形成するために第2の酸化が行われる。図1Cに示すように、これらの酸化により、シリコン酸化層115にp型拡散層111が侵入する形で、欠陥125が生じる。このような欠陥は、トレンチの側壁の上端の角部に生じる「ホーン(horn)」と呼ばれることもある。ホーンの端部は鋭角となる。ホーンの近傍のシリコン酸化層の厚みthは、トレンチの側壁又はp型拡散層の表面に形成されたシリコン酸化層の平均厚みtox2より薄くなる。
【0008】
動作時には、ホーン及びシリコン酸化層を覆うn型多結晶シリコン層127がゲートとして機能し、このn型多結晶シリコン層127には、所定の電圧が印加される。ここで、ホーンの形状のために、n型多結晶シリコン層127と基板との間の電界は、ホーン近傍に集中してしまう。また、ホーン近傍のシリコン酸化層の厚みが薄くなっているため、この領域のシリコン酸化層の降伏電圧は著しく低下する。
【0009】
この問題に対処するために、幾つかの手法が提案されている。例えば、1987年、8月、電子デバイスに関するIEEEトランザクション第34巻第8号(IEEE TRANSACTIONS ON ELECTRON DEVICES,VOL.ED−34,NO. 8)の第1681〜1687頁に開示されている手法では、シリコンの酸化条件を工夫している。すなわち、この手法では、酸化処理を1100℃といった高温で行う。この文献によれば、この温度では、ホーンが形成されず、トレンチの側壁の上端の角部が丸められる。この文献では、トレンチの側壁の上端の角部を丸めることにより、この部分に電界が集中されることが緩和され、トレンチの側壁の上端の角部の降伏電圧が向上すると説明されている。しかしながら、この手法に基づき、上述のような高い温度で酸化を行うと、先に形成されている不純物拡散層の構造に悪影響が生じるという問題がある。
【0010】
また、トレンチの側壁の上端の角部におけるシリコン酸化層の降伏電圧が低下することを回避するこの他の手法は、特開平64−57623号及び特開平63−166230号にも開示されている。これらの文献は、化学的ドライエッチングによりトレンチの側壁の上端の角部を丸める手法を開示している。しかしながら、電界の集中を緩和するために、このような手法でトレンチの側壁の上端の角部を丸めると、角部の曲率「r」を大きくしなくてはならい。このため、デバイスの寸法が制限され、特にDMOSトランジスタを最小化しなくてはならない場合に、この手法は難点がある。
【0011】
米国特許第5541425号(ニシハラ(Nishihara))には、2回の酸化処理によって薄くされたゲート酸化層のセグメントに関する問題を克服するための他の手法が開示されている。この手法では、追加的なマスクを用いてヒ素を高濃度に注入することにより、トレンチの側壁の上端の角部を丸めている。しかしながら、この手法は、フローティングヒ素領域(floating arsenic portion)により早期になだれ降伏が発生するため、パワーMOSFETには適さない。更に、高濃度にドープされたヒ素領域のために、例えば犠牲酸化層及びゲート酸化層等を形成するための後続する酸化処理において、シリコンに欠陥が生じやすくなるという問題がある。
【0012】
米国特許第5639676号(フシエ(Hshieh)他)には、7回のマスキング工程を用いたトレンチDMOSトランジスタの製造方法が開示されている。この手法では、マスキング工程を用いて、トランジスタの活性領域のゲート酸化層より厚い端部領域の絶縁酸化層を形成する。しかしながら、この種のデバイスは、トレンチの側壁の上端の角部における2回の酸化処理に起因して、図1A〜図1Cに示すデバイスと同様、トレンチの側壁の上端の角部におけるシリコン酸化層の降伏電圧が低下しやすい。
【0013】
そこで、ゲート酸化層の完全性(integrity)が向上されたトレンチDMOSデバイス、特に降伏電圧特性が向上されたゲート酸化層を有するトレンチDMOSデバイスの実現が望まれている。更に、このようなトレンチDMOSデバイスの製造方法であって、パワーMOSFETにも適用できる製造方法の実現が望まれている。本発明は、後述するように、これらの課題を解決するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ゲート酸化層の完全性(integrity)が向上されたトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスの製造方法、特に降伏電圧特性が向上されたゲート酸化層を有するトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスの製造方法及びこのトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスの製造方法に基づいて製造されたトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスに関する。
【0015】
一側面において、本発明は、トレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイス及びその製造方法に関する。トレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスは、第1の伝導性タイプを有する第1の領域(例えば、nドープエピタキシャル層)と、第2の伝導性タイプを有する第2の領域(例えば、p型拡散層)と、第1及び第2の領域に接続された第1及び第2のトレンチとを備える。第1の電気的な絶縁層は、第1のトレンチの表面に堆積され、第1のトレンチに亘る平均厚みt1を有する。第2の電気的な絶縁層は、第2のトレンチの表面に堆積され、第2のトレンチに亘る平均厚みt2を有する。これらの電気的な絶縁層は、例えばシリコン酸化層等の酸化層であってもよい。t1/t2は、1以上とし、好ましくは約1.2以上とする。
【0016】
本発明に基づいて製造されたトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスは、特にパワー金属酸化膜半導体トランジスタに有益である。このような適用例では、第1のトレンチは、トランジスタの端部領域に配設され、第2のトレンチは、トランジスタの活性領域に配設される。端部領域の絶縁層を厚くすることにより、絶縁層の降伏電圧、特に、2回の酸化処理(two−dimensional oxidation)によりホーン又はこれに類似する欠陥が生じやすいトレンチの上端の角部近傍の絶縁層の降伏電圧を許容可能なレベルに維持することができる。更に、絶縁層をより厚く形成することにより、電界分布(electric field distribution)が向上し、なだれ降伏がトランジスタの端部領域ではなく活性領域で生じ、したがって降伏電圧動作(breakdown voltage behavior)がより安定し及び予測可能となる。更に、絶縁層の厚みを厚くすることにより、プロセスの制御が容易になり、プロセスによる基板の汚染を低減することができる。更に、酸化層を厚くすることにより、電界の集中が緩和され、酸化膜破壊電圧をより高めることができる。更に、酸化層を厚くすることにより、不純物がドープされたポリシリコンから酸化層を介して基板領域に侵入する不純物の量が低減され、したがって、酸化層を厚くすることにより、基板汚染が軽減される。
【0017】
本発明に基づくトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスの幾つかの具体例においては、第2のトレンチの底部の絶縁層の平均厚みを厚くするとともに、これらのトレンチの上部の絶縁層の平均厚みをそのままにしている。このようなトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスは、上述した全ての利点を有している。更に、パワー金属酸化膜半導体トランジスタの活性領域のトレンチの底部の絶縁層の厚みを厚くすることにより、トレンチのこの領域における不純物が絶縁層を介してp型拡散層に透過する量が低減され、したがってパンチスルーを低減できる。
【0018】
他の側面においては、本発明は、トレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスの製造方法及びこのトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスの製造方法に基づいて製造されたトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスを提供する。このトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスの製造方法においては、第1の伝導性タイプを有する第1の領域と、第2の伝導性タイプを有する第2の領域とを備える構造を準備する。この構造は、第1及び第2の領域に接続された第1及び第2のトレンチを備える。第1のトレンチの表面には、第1の電気的な絶縁層が堆積される。第1の電気的な絶縁層は、第1のトレンチに亘る平均厚みt1を有する。次に、第2のトレンチの表面には、第2の電気的な絶縁層が堆積される。第2の電気的な絶縁層は、第2のトレンチに亘る平均厚みt2を有する。2つの絶縁層の厚みは、厚みt1及び厚みt2のうち大きい方の値をkとし、厚みt1及び厚みt2のうち小さい方の値をmとして、k/mが1以上、好ましくは約1.2以上に設定される。
【0019】
本発明の様々な具体例においては、絶縁層の厚みの差は、第1及び第2のトレンチに第1の絶縁層を堆積させ、第1の絶縁層の少なくとも一部に少なくとも1つのマスク(例えば、絶縁層がシリコン酸化層等の酸化層である場合、酸化膜マスク)を堆積させ、マスクされた領域とマスクされていない領域とを画定することにより実現される。本発明の幾つかの具体例においては、マスクされた領域は、第1のトレンチの表面全体に延び、マスクされていない領域は、第2のトレンチの表面全体に延びる。他の具体例においては、マスクされた領域は、第1のトレンチの表面全体と、第2のトレンチの表面の第1の部分(例えば、底部)とに延び、マスクされていない領域は、第2のトレンチの第2の部分に延びる。マスクされていない領域に対応する第1の絶縁層の全ての部分は、例えばエッチングにより取り除かれ、t1≠t2として、平均厚みt2を有する第2の絶縁層をマスクされていない領域に堆積させる。第1のトレンチがトランジスタの端部領域に配設され、第2のトレンチがトランジスタの活性領域に配設されている場合、t1>t2とする。この製造方法は、特に、上述した種類のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスの製造方法として有益である。
【0020】
他の側面として、本発明は、トレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイス及びこれに類似するデバイスを形成するために有用な中間構造物(intermediary article)及びその製造方法を提供する。この構造物は、第1の伝導性タイプを有する第1の領域と、第2の伝導性タイプを有する第2の領域とを備える。第1のトレンチは、第1及び第2の領域に接続され、第1及び第2の壁を有し、第1の底部を末端とする。第1の壁は、第1の底部からこの構造物の表面に延び、この第1の壁と表面は、第1の部位を画定する。第2のトレンチは、第3の壁と第4の壁を備え、第2の底部を末端とし(第2の底部は第2の部位を画定する)、第1及び第2の領域に接続される。電気的な絶縁材料(例えば、シリコン酸化層等の酸化層)は、少なくとも第1の部位に堆積される。幾つかの具体例においては、絶縁材料は、第2の部位にも延びる。この構造物は、マスクされた領域とマスクされていない領域を画定する少なくとも1つのマスクを備える。マスクされた領域は、第1の部位に延び、幾つかの具体例においては、第2の部位にも延びる。マスクされていない領域は、マスクされた領域以外の全ての領域に延び、好ましくは、第2のトレンチの第3及び第4の壁の少なくとも一部を含む。
【0021】
本発明に基づく中間構造物から(例えば、絶縁材料がシリコン酸化層であり、少なくとも1つのマスクが酸化膜マスクである場合、エッチングにより)マスクされていない領域に堆積されている絶縁材料を除去し、(少なくとも1つのマスクを除去する前又は後に)マスクされていない領域の他の部分に同じ又は異なる絶縁材料を堆積させることにより、トレンチ二重拡散金属酸化膜半導体トランジスタ及びデバイスを製造することができる。これにより、トレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスにおけるマスクされた領域及びマスクされていない領域の絶縁材料(ゲート酸化層及び/又は犠牲酸化層を構成する)の厚みをそれぞれ独立して変化させることができ、上述した利点を有するトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスを製造することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明は、ゲート酸化層の完全性(integrity)が向上されたトレンチDMOSデバイス、特に降伏電圧特性が向上されたゲート酸化層を有するトレンチDMOSデバイス(及びその製造方法)を提供する。これらのトレンチDMOSデバイス及びその製造方法は、特にパワーMOSFETデバイスに有益である。
【0023】
図2は、本発明に基づいて製造されたトレンチDMOSデバイス1の第1の具体例を示している。トレンチDMOSデバイス1は、n+基板3を備え、n+基板3上には、n型不純物が低濃度にドープされたエピタキシャル層5が成長されている。エピタキシャル層5の上部には、逆の伝導性を有するp型拡散層7が設けられている。p型拡散層7の少なくとも一部の上層には、ソースとして機能するn+ドープエピタキシャル層9が設けられている。
【0024】
エピタキシャル層5内には、第1及び第2のトレンチ11、11’が形成されている。第1のトレンチ11は、トレンチDMOSデバイス1の活性領域12に対応する位置に設けられており、第2のトレンチ11’は、トレンチDMOSデバイス1の端部領域12’に対応する位置に設けられている。第2のトレンチ11’には、ポリシリコン14が埋め込まれており、このポリシリコン14は、トレンチ上面から延び、ゲート16に接触している。第1及び第2のトレンチ11、11’の内壁には、それぞれ第1及び第2の酸化層13、13’が形成されており、第1及び第2の酸化層13、13’の厚みは、それぞれt1、t2であり、ここでt2>t1である。
【0025】
第1及び第2の酸化層13、13’の厚みt1、t2は、t2>t1の要求を満たすとともに、意図された用途において酸化層が適切な降伏電圧を有するように選択される。端部領域12’の酸化層13’をより厚く形成することにより、2回の酸化処理(two−dimensional oxidation)によりホーン又はこれに類似する欠陥が生じやすいトレンチの上端の角部近傍の酸化層の降伏電圧を許容可能なレベルに維持することができる。更に、酸化層をより厚く形成することにより、電界分布(electric field distribution)が向上し、なだれ降伏がトランジスタの端部領域ではなく活性領域で生じ、したがって降伏電圧動作(breakdown voltage behavior)がより安定し及び予測可能となる。更に、シリコン酸化層の厚みを厚くすることにより、プロセスの制御が容易になり、プロセスによる基板の汚染を低減することができる。
【0026】
厚みt1と厚みt2の値は、t1:t2の比が少なくとも1.2、より好ましくは1.5、更に好ましくは2.0となるように選択するとよい。通常、(30Vデバイスにおいては)厚みt1の範囲は400〜700Å、より好ましくは500〜650Å、更に好ましくは550〜600Åとし、厚みt2の範囲は600〜840Å、より好ましくは750〜1050Å、更に好ましくは1000〜1400Åとする。ゲート酸化層の厚み(すなわち、活性領域12に設けられたトレンチ11の酸化層の厚み)は、通常、製造されるデバイスの動作電圧に基づいて決定される。
【0027】
図3は、本発明に基づいて製造されたトレンチDMOSデバイス21の第2の具体例を示している。この構造は、図2に示すトレンチDMOSデバイス1に類似しているが、この具体例では、図2に示す具体例と異なり、第1のトレンチ25の底部に形成されるゲート酸化層23の部分の厚みを厚くするためにマスキング技術を用いている。このようにゲート酸化層23を厚くすることにより、トレンチ23のこの領域において、絶縁層を介してp型拡散層に不純物材料が透過する量を低減でき、したがってパンチスルーを低減できる。同時に、トレンチ23内の他の部分のゲート酸化層は比較的薄くなり、したがって、なだれ降伏がトランジスタの端部領域ではなく、活性領域で確実に発生するようになる。このため、降伏電圧動作がより安定し及び予測可能となる。第1のトレンチ25の底部に形成される酸化層23の厚みtbと、この第1のトレンチ25の側面に形成される酸化層の厚みtsは、図2を用いて説明した厚みt1及び厚みt2と同様に設定できる。
【0028】
図4は、本発明に基づいて製造されたトレンチDMOSデバイス31の第3の具体例を示している。このトレンチDMOSデバイス31は、図3に示すトレンチDMOSデバイス21に類似しているが、この具体例では、図3に示す具体例と異なり、追加的なマスキング工程を用いて、トレンチDMOSデバイス31の端部領域に絶縁酸化層33を形成している。この絶縁酸化層33は、厚みt1を有する第1の領域35と、厚みt2を有する第2の領域37を備える。トレンチDMOSデバイス31の活性領域のゲート酸化層38の厚みはt3である。これらの酸化層の厚みは、t1>t2>t3となるように設定される。
【0029】
この具体例では、厚みt1と厚みt2の値は、t1:t2の比が少なくとも1.5、より好ましくは3.0、更に好ましくは4.0となるように選択する。また、厚みt1の範囲は1500〜2000Å、より好ましくは2000〜2500Å、更に好ましくは3500〜4500Åとし、厚みt2の範囲は600〜840Å、より好ましくは750〜1050Å、更に好ましくは1000〜1400Åとする。厚みt3の値は、図2に示す厚みt2の値に対応する。この具体例における第1の領域35の厚みを厚くすることにより、ゲートランナのキャパシタンス(Gate runner capacitance)を低減することができる。
【0030】
図5は、本発明に基づいて製造されたトレンチDMOSデバイス41の第4の具体例を示している。このトレンチDMOSデバイス41は、図4に示すトレンチDMOSデバイス31に類似しているが、この具体例では、図4に示す具体例と異なり、マスキング工程を用いて、トレンチDMOSデバイス41の活性領域におけるトレンチ47の底部に形成されるゲート酸化層45の部分43の厚みを厚くしている。ゲート酸化層45の部分43を厚くすることの利点は、図3に示す具体例において既に説明した通りである。ゲート酸化層45の部分43の厚みt4は、図4に示すトレンチDMOSデバイス31の厚みt2と同様に設定できる。
【0031】
図6A〜図6Eは、図4に示すようなトレンチDMOSデバイスを製造する本発明に基づくトレンチDMOSデバイスの製造方法の第1の具体例を示している。図6Aに示すように、まず、n+ドープ基板53上にnドープエピタキシャル層51を成長させる。30Vデバイスの場合、nドープエピタキシャル層51の厚みは、例えば5.5μmとする。次に、注入及び拡散処理により、p型拡散層55を形成する。p型拡散層55は、基板全体に亘って均一に形成されるため、マスクは不要である。p型拡散層55は、例えば、40〜60keVで、ドーズ量を5.5×1013/cm3としてホウ素を注入することにより形成される。
【0032】
続いて、図6Bに示すように、nドープエピタキシャル層51の表面を酸化層で覆い、この酸化層を露光し、パターンを形成し、マスク部分57を残すことにより、マスク酸化層を形成する。マスク部分57は、第1及び第2のトレンチ59、59’の位置を画定するために使用され、これら第1及び第2のトレンチ59、59’は、マスクの開口部を介して反応性イオンエッチングにより通常1.5〜2.5μmの深さまでエッチングを行うことにより形成される。
【0033】
次に、図6Cに示すように、緩衝酸化エッチング(buffered oxide etch)又はHFエッチングによってマスク部分を除去する。トレンチ59、59’は、パターンを有するトレンチマスクの除去より先に形成されるため、及びパターンを有するトレンチマスクがトレンチ形成プロセスにおいてキャップ又は緩衝材(buffer)として機能するため、不純物材料はp型拡散層55には到達せず、したがってパンチスルーが低減される。
【0034】
マスク部分を除去した後、構造全体に犠牲酸化層61を形成し、犠牲酸化層61によりトレンチの内壁及びp型拡散層55の表面を覆う。犠牲酸化層61の厚みt2は、約800Å以下、好ましくは約1000Å以下、更に好ましくは1200Å以下とする。
【0035】
図6Dに示すように、第2のトレンチ59’上には犠牲酸化膜マスク71を堆積させ、一方、第1のトレンチ59は、露出したままにする。次に、酸化エッチング処理により、第1のトレンチ59の表面から犠牲酸化層61を取り除く。
【0036】
更に、図6Eに示すように、第1のトレンチ59の表面にゲート酸化層75を堆積させ、この第1のトレンチ59内にポリシリコン77を埋め込む。次に、ポリシリコン77に塩化燐をドープし、若しくはヒ素又は燐を注入し、その抵抗値を下げる。ポリシリコン77の抵抗値は、例えば20Ω/cm2の範囲内とする。次に、第2のトレンチ59’上にフォトレジストポリシリコンマスク79を設け、この後、周知の手法を用いて、図2に示すようなトレンチDMOSデバイスが完成される。
【0037】
図7A〜図7Dは、本発明に基づくトレンチDMOSデバイスの製造方法の第2の具体例を示している。図7Aに示すように、この具体例では、図6Cに示す構造の表面に第2の犠牲酸化膜マスク81、81’を堆積させ、平均厚みt1を有する犠牲酸化層82が第2のトレンチ83’の付近を完全に覆い、及び第1のトレンチ83については底部のみを覆うようにする。続いて、この構造に対して酸化エッチングを行い、図7Bに示すように、第1のトレンチ83近傍の犠牲酸化層の一部を除去する。続いて、犠牲酸化膜マスクを除去し、平均厚みt2を有するゲート酸化層85を堆積させ、図7Cに示すような構造を形成する。次に、ゲート酸化層85及び犠牲酸化層82上にポリシリコン層87を堆積させ、ポリシリコンに不純物をドープし、第2のトレンチの上方にフォトレジストポリシリコンマスク89を設け、図7Dに示すような構造を形成する。この後、周知の手法を用いて、図3に示すようなトレンチDMOSデバイスが完成される。厚みt1及び厚みt2の値については、図3を用いて説明したトレンチDMOSデバイスと同様に設定される。
【0038】
図8A〜図8Bは、本発明に基づくトレンチDMOSデバイスの製造方法の第3の具体例を示している。図8Aに示すように、この具体例では、図6Aに示す構造の表面に厚みt1を有する第1の酸化層91を堆積させる。第1の酸化層91を、少なくとも第1及び第2の開口部93、93’を有する所定の形状にパターン化し、これにより酸化膜マスクを形成する。次に、この第1及び第2の開口部93、93’を介して異方性エッチングを行うことにより、対応する第1及び第2のトレンチ95、95’を形成する。この構造には、犠牲酸化層(図示せず)が堆積されており、これにより、エッチング処理の際に構造が破損することが防止されている。犠牲酸化層は、エッチング処理の後に取り除かれる。
【0039】
次に、トレンチに熱酸化処理を施し、t1>t2である厚みt2を有する第2の酸化膜97をトレンチの表面に形成する。第2の酸化膜97は、例えば、酸素/水素雰囲気において、950℃の温度を用いて形成でき、蒸着時間及び他のパラメータを制御して所望の膜厚を得ることができる。次に、第2のトレンチ95’上に酸化膜マスク99を堆積させる。次に、このデバイスに対して酸化エッチングを行い、図6Dに示す構造と同様の構造を形成し、次に図6Eを用いて説明した処理と同様の処理により、図4に示すようなトレンチDMOSデバイスを完成させる。ここで、必要であれば、酸化エッチング工程の前に、更なるマスキング(例えば、第1のトレンチの底部に酸化膜マスクを設ける)を行い、第1のトレンチの底部付近でゲート酸化層の厚みが厚くされた図5に示すようなトレンチDMOSデバイスを形成してもよい。
【0040】
以上、様々な実施の形態を図示し、説明したが、上述の説明から、この実施の形態を修正及び変更することができ、このような修正及び変更は、添付の請求の範囲に基づく本発明の思想及び範囲から逸脱するものではない。例えば、本発明に基づく製造方法は、上述した様々な半導体領域の伝導性(conductivities)を逆にしたパワーMOSFETの製造に適用してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1A】
従来のDMOSデバイスの平面図である。
【図1B】
図1に示すDMOSデバイスの線1B−1Bに沿った断面図である。
【図1C】
図1Bに示す領域2の拡大図である。
【図2】
本発明に基づいて製造されたトレンチDMOSトランジスタの断面図である。
【図3】
本発明に基づいて製造されたトレンチDMOSトランジスタの断面図である。
【図4】
本発明に基づいて製造されたトレンチDMOSトランジスタの断面図である。
【図5】
本発明に基づいて製造されたトレンチDMOSトランジスタの断面図である。
【図6A】
本発明に基づくトレンチDMOSトランジスタの製造方法における製造工程を説明する図である。
【図6B】
本発明に基づくトレンチDMOSトランジスタの製造方法における製造工程を説明する図である。
【図6C】
本発明に基づくトレンチDMOSトランジスタの製造方法における製造工程を説明する図である。
【図6D】
本発明に基づくトレンチDMOSトランジスタの製造方法における製造工程を説明する図である。
【図6E】
本発明に基づくトレンチDMOSトランジスタの製造方法における製造工程を説明する図である。
【図7A】
本発明に基づくトレンチDMOSトランジスタの製造方法における製造工程を説明する図である。
【図7B】
本発明に基づくトレンチDMOSトランジスタの製造方法における製造工程を説明する図である。
【図7C】
本発明に基づくトレンチDMOSトランジスタの製造方法における製造工程を説明する図である。
【図7D】
本発明に基づくトレンチDMOSトランジスタの製造方法における製造工程を説明する図である。
【図8A】
本発明に基づくトレンチDMOSトランジスタの製造方法における製造工程を説明する図である。
【図8B】
本発明に基づくトレンチDMOSトランジスタの製造方法における製造工程を説明する図である。
Claims (91)
- 第1の伝導性タイプを有する第1の領域と、第2の伝導性タイプを有する第2の領域と、該第1及び第2の領域に接続された第1及び第2のトレンチとを備える構造物を準備する工程と、
上記第1のトレンチに対し、該第1のトレンチに亘る平均厚みがt1となる第1の電気的な絶縁層を堆積させる工程と、
上記第2のトレンチに対し、該第2のトレンチに亘る平均厚みがt2となる第2の電気的な絶縁層を堆積させる工程とを有し、
t1/t2が少なくとも1.2であるトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。 - 上記t1/t2は、少なくとも約1.5であることを特徴とする請求項1記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- 上記t1/t2は、少なくとも約2であることを特徴とする請求項1記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- 上記厚みt1の値は、約600〜約840Åの範囲内にあることを特徴とする請求項1記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- 上記厚みt1の値は、約750〜約1050Åの範囲内にあることを特徴とする請求項1記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- 上記厚みt1の値は、約1000〜約1400Åの範囲内にあることを特徴とする請求項1記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- 上記第1及び第2の絶縁層は、酸化層であることを特徴とする請求項1記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- 上記第1及び第2の絶縁層は、シリコン酸化層を備えることを特徴とする請求項7記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- 上記第1及び第2のトレンチに多結晶シリコンを堆積させる工程を有する請求項1記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- 上記第1の絶縁層は、第1のトレンチに亘って実質的に均一な厚みを有することを特徴とする請求項1記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- 上記第1の絶縁層は、少なくとも、上記第1のトレンチの表面及び該第1のトレンチに隣接する領域によって画定される第1の部位に延び、該第1の絶縁層は、該第1の部位に亘って実質的に均一な厚みを有することを特徴とする請求項1記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- 上記第1の部位は、上記第1のトレンチの最大幅をkとして、上記第1のトレンチの表面と、該第1のトレンチからk/2Åの範囲内にある領域によって画定されることを特徴とする請求項11記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- 上記第2の絶縁層は、少なくとも、上記第2のトレンチの表面及び該第2のトレンチに隣接する領域によって画定される第2の部位に延び、該第2の絶縁層は、該第2の部位の第1の部分に亘って実質的に均一な厚みtfを有し、該第2の部位の第2の部分に亘って実質的に均一な厚みtsを有することを特徴とする請求項1記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- 上記第2の部位は、上記第2のトレンチの最大幅をkとして、上記第2のトレンチの表面と、該第2のトレンチからk/2Åの範囲内にある領域によって画定されることを特徴とする請求項13記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- 上記第2の部位の第1の部分は、上記第2のトレンチの底部であり、tf>tsであることを特徴とする請求項14記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- tf/tsは、少なくとも1.2であることを特徴とする請求項15記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- tf/tsは、少なくとも1.5であることを特徴とする請求項15記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- tf/tsは、少なくとも2であることを特徴とする請求項15記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- 上記第1の領域は、nドープエピタキシャル層を備え、上記第2の領域は、p型拡散層を備えることを特徴とする請求項1記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- 上記構造物は、n+ドープエピタキシャル層を備え、上記p型拡散層は、上記nドープエピタキシャル層の第1の面に堆積されており、上記n+ドープエピタキシャル層は、上記nドープエピタキシャル層の第2の面に堆積されていることを特徴とする請求項19記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- 上記トレンチ二重拡散金属酸化膜半導体は、活性領域と端部領域とを備え、上記第1のトレンチは、端部領域に配設され、上記第2のトレンチは活性領域に配設されることを特徴とする請求項1記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- 請求項21記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法に基づいて製造されたパワー金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ。
- 第1の伝導性タイプを有する第1の領域と、第2の伝導性タイプを有する第2の領域と、該第1及び第2の領域に接続された第1及び第2のトレンチとを備える構造物を準備する工程と、
上記第1のトレンチ及び該第1のトレンチに隣接する領域は第1の部位を画定し、上記第2のトレンチ及び該第2のトレンチに隣接する領域のうち、該第2のトレンチの底部を除く領域は第2の部位を画定し、該第2のトレンチの底部は第3の部位を画定し、上記第1の部位に亘る平均厚みがt1であり、上記第2の部位に亘る平均厚みがt2であり、上記第3の部位に亘る平均厚みがt3である電気的な絶縁層を上記第1、第2、第3の部位に堆積させる工程とを有するトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。 - t3>t2であることを特徴とする請求項23記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- t1/t2は、少なくとも約1.5であることを特徴とする請求項23記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- t1/t2は、少なくとも約2であることを特徴とする請求項23記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- 上記厚みt1の値は、約600〜約840Åの範囲内にあることを特徴とする請求項23記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- 上記厚みt1の値は、約750〜約1050Åの範囲内にあることを特徴とする請求項23記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- 上記厚みt1の値は、約1000〜約1400Åの範囲内にあることを特徴とする請求項23記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- 上記電気的な絶縁層は、上記第1の部位に亘って実質的に均一な厚みを有することを特徴とする請求項23記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- 上記電気的な絶縁層は、上記第2の部位に亘って実質的に均一な厚みを有することを特徴とする請求項30記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- 上記電気的な絶縁層は、上記第3の部位に亘って実質的に均一な厚みを有することを特徴とする請求項23記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- 上記絶縁層は、酸化層であることを特徴とする請求項23記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- 上記絶縁層は、シリコン酸化層を備えることを特徴とする請求項33記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- 請求項23記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法に基づいて製造された二重拡散金属酸化膜半導体デバイスであって、活性領域と端部領域とを備え、上記第1のトレンチは端部領域に配設され、第2のトレンチは活性領域に配設されていることを特徴とする二重拡散金属酸化膜半導体デバイス。
- 請求項23記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法に基づいて製造されたパワー金属酸化膜半導体電界効果トランジスタ。
- 上記第1の部位は、上記第1のトレンチの最大幅をkとして、上記第1のトレンチの表面と、該第1のトレンチからk/2Åの範囲内にある領域によって画定されることを特徴とする請求項23記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- 上記第2の部位は、上記第2のトレンチの最大幅をkとして、上記第2のトレンチの表面と、該第2のトレンチからk/2Åの範囲内にある領域によって画定されることを特徴とする請求項23記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- k≦8000Åであることを特徴とする請求項37又は38記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体の製造方法。
- 第1の伝導性タイプを有する第1の領域と、第2の伝導性タイプを有する第2の領域と、上記第1及び第2の領域に接続され、平均厚みがt1となる第1の電気的な絶縁層が堆積されている第1のトレンチを含む端部領域と、上記第1及び第2の領域に接続され、平均厚みがt2となる第2の電気的な絶縁層が堆積されている第2のトレンチを含む活性領域とを備え、t1>t2であるトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイス。
- t1/t2は、少なくとも約1.2であることを特徴とする請求項40記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイス。
- t1/t2は、少なくとも約1.5であることを特徴とする請求項40記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイス。
- t1/t2は、少なくとも約2であることを特徴とする請求項40記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイス。
- 上記厚みt1の値は、約600〜約840Åの範囲内にあることを特徴とする請求項40記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイス。
- 上記厚みt1の値は、約750〜約1050Åの範囲内にあることを特徴とする請求項40記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイス。
- 上記厚みt1の値は、約1000〜約1400Åの範囲内にあることを特徴とする請求項40記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイス。
- 上記電気的な絶縁層は、上記第1のトレンチの最大幅をkとして、上記第1のトレンチの表面と、該第1のトレンチからk/2Åの範囲内にある領域によって画定される第1の部位に亘って実質的に均一な厚みを有することを特徴とする請求項40記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイス。
- 上記電気的な絶縁層は、上記第2のトレンチの最大幅をkとして、上記第2のトレンチの表面と、該第2のトレンチからk/2Åの範囲内にある領域によって画定される第2の部位に亘って実質的に均一な厚みを有することを特徴とする請求項40記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイス。
- k≦8000Åであることを特徴とする請求項47又は48記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイス。
- 上記電気的な絶縁層は、上記第2のトレンチの底部によって画定される第3の部位に亘って実質的に均一な厚みを有することを特徴とする請求項40記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイス。
- 上記第1及び第2の絶縁層は、酸化層であることを特徴とする請求項40記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイス。
- 上記第1及び第2の絶縁層は、シリコン酸化層を備えることを特徴とする請求項51記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイス。
- 第1の伝導性タイプを有する第1の領域と、
第2の伝導性タイプを有する第2の領域と、
上記第1及び第2の領域に接続された第1のトレンチを含む端部領域と、
上記第1のトレンチに堆積され、該第1のトレンチの最大幅をkとして、該第1のトレンチの表面と、該第1のトレンチからk/2Åの範囲内にある領域によって画定される第1の部位に亘って実質的に均一な厚みを有する第1の絶縁層と、
上記第1及び第2の領域に接続された第2のトレンチを含む活性領域と、
上記第2のトレンチに堆積され、該第2のトレンチの最大幅をkとして、該第2のトレンチの表面と、該第2のトレンチからk/2Åの範囲内にある領域によって画定される第2の部位に亘って実質的に均一な厚みを有する第2の絶縁層とを備え、
t1>t2であるパワー金属酸化膜半導体トランジスタ。 - 上記第2の部位は、上記第2のトレンチの底部を含むことを特徴とする請求項53記載のパワー金属酸化膜半導体トランジスタ。
- 上記第2のトレンチの底部によって画定される第3の部位に亘って実質的に均一な厚みを有する第3の電気的な絶縁層を有する請求項53記載のパワー金属酸化膜半導体トランジスタ。
- 上記第3の電気的な絶縁層は、平均厚みt3を有し、t3>t2であることを特徴とする請求項55記載のパワー金属酸化膜半導体トランジスタ。
- 上記第1及び第2の電気的な絶縁層は、酸化層であることを特徴とする請求項53記載のパワー金属酸化膜半導体トランジスタ。
- 上記第1及び第2の電気的な絶縁層は、シリコン酸化層であることを特徴とする請求項57記載のパワー金属酸化膜半導体トランジスタ。
- k≦8000Åであることを特徴とする請求項53記載のパワー金属酸化膜半導体トランジスタ。
- k≦10000Åであることを特徴とする請求項53記載のパワー金属酸化膜半導体トランジスタ。
- 第1の伝導性タイプを有する第1の領域と、第2の伝導性タイプを有する第2の領域と、該第1及び第2の領域に接続された第1及び第2のトレンチとを備える構造物(an article)を準備する工程と、
上記第1及び第2のトレンチの表面に平均厚みがt1となる第1の電気的な絶縁層を堆積させる工程と、
上記絶縁層の少なくとも一部の上に、上記第1のトレンチの表面上に延びるマスクされた領域と、上記第2のとトレンチの表面の少なくとも一部に延びるマスクされていない領域とを画定する少なくとも1つのマスクを堆積させる工程と、
上記マスクされていない領域上に平均厚みがt2となる第2の絶縁層を堆積させる工程とを有し、
厚みt1及び厚みt2のうち大きい方の値をkとし、厚みt1及び厚みt2のうち小さい方の値をmとして、k/mが少なくとも約1.2であるトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスの製造方法。 - 上記第2の絶縁層の堆積の前に、上記第1の絶縁層を上記マスクされていない領域から取り除く工程を有する請求項61記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスの製造方法。
- 上記第1の絶縁層は、エッチングによって取り除かれることを特徴とする請求項62記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスの製造方法。
- 上記第1及び第2の絶縁層は、酸化層であり、上記少なくとも1つのマスクは酸化膜マスクであることを特徴とする請求項61記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスの製造方法。
- 上記第1及び第2の絶縁層は、シリコン酸化層を含むことを特徴とする請求項64記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスの製造方法。
- k/mは少なくとも約1.5であることを特徴とする請求項64記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスの製造方法。
- k/mは少なくとも約2であることを特徴とする請求項64記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスの製造方法。
- 上記マスクされていない領域は、上記第2のトレンチの表面の第1の部分に延び、上記マスクされた領域は、該第2のトレンチの表面の第2の部分に延びることを特徴とする請求項61記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスの製造方法。
- 上記マスクされていない領域は、上記第2のトレンチの上側の部分に延び、上記マスクされた領域は、該第2のトレンチの下側の部分に延びることを特徴とする請求項68記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスの製造方法。
- 上記マスクされていない領域は、上記第2のトレンチの表面の全体に亘って延びていることを特徴とする請求項61記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスの製造方法。
- 構造物において、
第1の伝導性タイプを有する第1の領域と、
第2の伝導性タイプを有する第2の領域と、
上記第1及び第2の領域に接続され、第1の底部を末端とし、該第1の底部から当該構造物の表面に延び、該第1の底部とともに第1の部位を画定する第1の壁及び第2の壁を有する第1のトレンチと、
上記第1及び第2の領域に接続され、第2の部位を画定する第2の底部を末端とし、第3の壁及び第4の壁を有する第2のトレンチと、
上記第1の部位に堆積された電気的な絶縁材料と、
上記第1の部位に延びるマスクされた領域及び上記第3及び第4の壁の少なくとも一部に延びるマスクされていない領域を画定する少なくとも1つのマスクとを備える構造物。 - 上記マスクされた領域は、上記第1のトレンチに延び、上記マスクされていない領域は、上記第2のトレンチに延びることを特徴とする請求項71記載の構造物。
- 上記マスクされた領域は、第2の部位に延びることを特徴とする請求項71記載の構造物。
- 上記絶縁材料は、上記マスクされた領域に延びることを特徴とする請求項73記載の構造物。
- 上記絶縁材料は、上記マスクされていない領域に延びていないことを特徴とする請求項74記載の構造物。
- 上記絶縁材料は、上記少なくとも1つのマスクと、上記第1の部位との間に配設されていることを特徴とする請求項71記載の構造物。
- 上記絶縁材料は、上記少なくとも1つのマスクと、上記第2の部位との間に配設されていることを特徴とする請求項76記載の構造物。
- 上記絶縁材料は、シリコン酸化物であることを特徴とする請求項71記載の構造物。
- 上記少なく1つのマスクは、酸化膜マスクであることを特徴とする請求項78記載の構造物。
- 上記第2の領域は拡散領域であることを特徴とする請求項71記載の構造物。
- 上記拡散領域は、p型拡散領域であることを特徴とする請求項72記載の構造物。
- 第1の伝導性タイプを有する第1の領域と、第2の伝導性タイプを有する第2の領域とを有する基板を準備する工程と、
上記基板表面に第1及び第2の開口部を有する第1の酸化層を形成する工程と、
上記第1及び第2の開口部の位置に上記第1及び第2の領域に接続する第1及び第2のトレンチを形成する工程と、
上記第2のトレンチに対し、該第2のトレンチに亘る平均厚みがt2となる第2の酸化層を形成する工程と、
上記第1のトレンチに対し、第1の部分に亘る平均厚みがt3であり、第2の部部に亘る平均厚みがt4である第3の酸化層を形成する工程とを有し、t2/t4が少なくとも約1.2であるトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスの製造方法。 - 上記第1の酸化層を形成する工程は、蒸着法により酸化物の層を堆積させる工程を有することを特徴とする請求項82記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスの製造方法。
- 上記第2の酸化層を形成する工程は、
上記第2のトレンチの表面に犠牲酸化層を堆積させる工程と、
上記犠牲酸化層を上記第2のトレンチの表面から除去する工程とを有することを特徴とする請求項82記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスの製造方法。 - 上記第3の酸化層を形成する工程は、
上記第1及び第2のトレンチの表面に第2の酸化層を形成する工程と、
上記第2のトレンチ上に酸化膜マスクを配設する工程と、
上記第1のトレンチの表面から上記第2の酸化層を除去する工程とを有する請求項82記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスの製造方法。 - 上記第3の酸化層を形成する工程は、蒸着法により酸化物の層を堆積させる工程を有することを特徴とする請求項85記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスの製造方法。
- 上記第1の酸化層は、平均厚みt1を有し、t1/t2>1であることを特徴とする請求項82記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスの製造方法。
- 厚みt3及び厚みt4は実質的に等しいことを特徴とする請求項82記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスの製造方法。
- t3/t4は少なくとも約1.2であることを特徴とする請求項82記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスの製造方法。
- 上記第1のトレンチの第2の部分は、該第1のトレンチの底部を含むことを特徴とする請求項89記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスの製造方法。
- 請求項82に記載のトレンチ二重拡散金属酸化膜半導体デバイスの製造方法に基づいて製造された金属酸化膜半導体トランジスタであって、活性領域と端部領域とを備え、上記第1のトレンチは該活性領域に配設され、上記第2のトレンチは、該端部領域に配設されている金属酸化膜半導体トランジスタ。
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