JP2005075615A - 昇降装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】たるんだワイヤ31が鍔部25cを乗り越えてドラム25から外れたり、モータ24のシャフト24bなどに絡んで昇降動作不良が発生することを抑制する。
【解決手段】モータ24とドラム25の間には、規制体としての取付板23を取り付ける。取付板23は断面略L字形に形成されドラム25の顎部の周の外側となる部分には凸部23aが3つドラムに向かうように設けられている。
このように構成することによって、鍔部25cの外周縁に飛び出したワイヤ31があっても凸部23aによって取付板23とドラム25の間に挿入することを低減することができる。さらに凸部23aによってたるんで飛び出そうとするワイヤ31をドラム25の顎部25cより中側に押し込もうとするためワイヤ31がドラム25の外側に飛ぶ出すこと自体を減らすことができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、高天井に設置される昇降装置に関する。
体育館や工場などの天井の高い建物には、ランプの交換や器具の清掃などのメンテナンスを容易にするため、照明装置に電動機を設け灯具の昇降を行う昇降装置が用いられている。
昇降装置は、天井などに昇降装置本体を設置し、この昇降装置本体内に電動機およびこの電動機の正逆回転駆動によってワイヤを巻取繰出するドラムを配設し、このドラムから繰出されたワイヤの先端に電気機器を備えた昇降部を連結している。
そうして昇降部の下降時において、昇降部が床面等に到達してドラムから繰出されるワイヤにたるみが生じたことを検知することにより、電動機を自動停止させるたるみ検知手段がある。しかしながら、この状態では、ワイヤがドラムの鍔部より外側に出た状態にたるみが生じることがある。
この状態から、昇降部の上昇のためにドラムが巻取方向に回動されると、ワイヤが鍔部に引っ掛かって乗り上げて、ドラムから外れたり、電動機にワイヤが絡み付く場合があり、電動機が動作しなくなったり、ワイヤが切断され昇降部が落下する虞があった。
このため、特許文献1には、ドラムの軸方向に対して垂直に位置しドラムの鍔部の円周方向の円周の一部が間隙を介して挿入される開口部を有する規制体とを具備した昇降装置が開示されている。
そうしてこの昇降装置は、ドラムの鍔部の下端が取付板の切抜き部に、鍔部の外周縁と切抜き部の縁との距離がワイヤの太さより幅狭となる位置に挿入されているので、たるんだワイヤが巻取部に規制案内され、鍔部を乗り越えてドラムから外れたり、電動機の駆動軸などに絡んで昇降動作不良が発生することを防止するものである。
特許2661655号公報
しかしながら、この昇降装置では、例えばたるみ検知手段が正常に動作しなかったような場合、たるんだワイヤが大きくなってしまいたるんだワイヤがドラムの顎部を越え、更に規制体を乗り越えてしまい、電動機のシャフト部分に絡まってワイヤが断線するなどの虞があった。
そこで、本発明はワイヤのたるんだ部分が大きくなってもワイヤがドラムの顎部を越えてシャフトに絡まることを低減させた昇降装置を提供するものである。
請求項1の発明の昇降装置は、昇降装置本体と;昇降装置本体内部に収納され、軸方向両端にこの軸方向に対して垂直に設けられた円板状の鍔部を有するドラムと;ドラムを正逆に回転させるためのモータと;ドラムとモータの間に配置され、ドラムの軸方向に対して垂直に位置しドラムの鍔部の円周の外側にドラム側に向かって形成される凸部を有する規制体と;巻取りドラムによって巻装さるワイヤと;ワイヤによって吊り下げられ巻き取りドラムの回転によって昇降される昇降部と;を具備している。
本発明および以下の発明において、特に指定しない限り、用語の定義および技術的な意味は次による。
昇降装置本体は天井などに固定されており、モータ、ドラム等を備えており電動機によりドラムを回転させワイヤの巻き上げ、巻き降しにより昇降部を昇降させる機能を備えている。また、点灯装置などを昇降装置本体側に収納することもできる。
ワイヤは、昇降部を吊持することができればよく、索条、線状、ベルト状などの形状を許容する。
規制体は、ドラムとモータの間に設けられ、ドラムの顎部よりも大きな板状の規制板に、ドラムの顎部の周囲に凸部を複数設けている。ワイヤはたるんだときには重力によってドラムの下側にたるむため凸部は主にドラムの下側に設けることが好ましい。さらに、凸部の高さは少なくともドラムの顎部の厚みの半分以上の高さがあることが好ましく、また、この凸部にワイヤが絡まない用に凸部は角などがないようにすることが好ましい。
さらに、ドラムの周囲を覆うように規制体を構成してもよく、規制体のたわりに器具本体の内壁を利用しても構わない。このように構成することによってドラムの周囲からワイヤが飛び出すことがなくなり、ワイヤがモータのシャフトなどに絡まる可能性がさらに減少する。
本発明によれば、弛んだワイヤが鍔部を乗り越えてドラムから外れたり、モータのシャフなどに絡んで昇降動作不良が発生する、ワイヤがモータのシャフトに絡まってワイヤが断線してしまい昇降部が落下してしまうことを抑制する。
以下、図1〜図3を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、昇降装置の断面図であり、図中21は四角箱状の装置本体であり、これにはコの字状の設置用ステー22が装置本体21を跨ぐように連結されている。この設置用ステー22を介して装置本体21は、例えば体育館の天井側高所に設けた図示しない昇降装置設置部材に連結される。
装置本体21内には減速機ボックス24a付きの正逆回転が可能であるモータ24が配置され、このモータ24により正転および逆転されるドラム25とが備えられている。ドラム24は、モータ24のシャフト24bが嵌合できる嵌合孔25aの我執面にワイヤを巻取るドラム部25bとドラム部25bの軸方向両端にこの軸方向に対して略垂直に設けられた円盤上の顎部25cとから構成されている。
また、モータ24とドラム25の間には、規制体としての取付板23が取り付けられる、取付板23は断面略L字形に形成され一面にはモータ24のシャフト24bが挿通可能な挿通口23bを略中央に有しており、その周辺のドラム25の顎部の周の外側となる部分には凸部23aが3つドラムに向かうように設けられている。また、他面には、昇降装置本体21と固定可能なネジ穴23cが形成されている。
このとき取付板は、ドラムの顎部25cよりも大きく構成され、昇降装置本体21の内面と沿うような形状にし、昇降装置本体21の内部と取付板23の隙間を少なくすることが、ワイヤがたるんだときに取付板を超えてモータ24のシャフト24bなどに絡まる虞がなくなり好適である。
装置本体21内のドラム25と対向する側には第1滑車26が水平な姿勢で取付けられている。ドラム25と第1滑車26との間、例えば装置本体21の中央部に位置してこの本体21の下面開口に対向する昇降体ホルダ27が配置されている。このホルダ27は、昇降体を振れ止めするガイド壁27aを四隅に有しており、ガイド壁27aの間には、夫々ロック爪28が取付けられている。これらロック爪28は図示しないばねで付勢されているとともに、所定角度範囲を上下方向に回動可能に設けられている。
昇降体ホルダ27の外側に位置して装置本体21の中央部には第2滑車29が配置されている。この滑車29は装置本体21に固定された滑車ホルダ30に立てて取付けられている。第2滑車29の高さ位置は、その溝の上端が第1滑車26の溝の高さと略一致する高さに設定されている。
第2滑車29を経由したワイヤ31の繰り出し部分は昇降体32を吊持している。この吊持は、昇降体32内の同じ高さ位置に内蔵された一対の図示しないガイドローラを経由して実現したものであり、昇降体32から引き出されたワイヤ31の先端部31aは装置本体21に固定されるようになっている。
昇降体32は、その下側に被昇降物例えば照明器具33を連結して支持するものであり、このため昇降体32の下面部には照明器具33との電気的接続をなすための器具用端子(図示しない)が複数設けられているとともに、上面にも図示しない受電端子が複数設けられている。
装置本体21内には第1滑車26と第2滑車29との間に位置して弛み検知手段としての弛み検知装置35が配置されている。弛み検知装置35は、ベース36およびマイクロスイッチ37から構成されワイヤ31が弛んでワイヤ31の張力が消失すると、マイクロスイッチ37が動作する。マイクロスイッチ37が動作するとモータが停止するような構成となっている。すなわち、以上のような弛み検知装置35での弛み検知により、照明器具33が床面に到達した直後に駆動部23のモータ24の動作を自動的に停止させることができる。
次に、上記実施例の動作について説明する。
まず、昇降体32の下降時においては、モータ24の駆動により、ドラム25がワイヤ31の引き出し方向に回転され、ドラム25からワイヤ31が繰出されて昇降体32が下降する。
そして、昇降体32あるいは昇降体32に接続された照明器具33が床面などに降りたり、下降途中に昇降体32あるいは照明器具33が障害物などの上に載ったり引っ掛かりして、ワイヤ31にたるみが生じると、弛み検知装置35が検知してモータ24の駆動を停止する。
一方、この下降状態から昇降体32を上昇させるには、モータ24の逆回転駆動によりドラム25にワイヤ31が巻き取られるので、昇降体32が上昇し、位置検知手段により照明器具33が定位置に達したことが検知されると、モータ24の駆動が停止される。
ところが、弛み検知装置35に不具合が生じ昇降体32あるいは照明器具33が床面などに到達してドラム25から繰出されるワイヤ31にたるみが生じても、弛みを検知することができずにモータを停止させることができなくなり、ワイヤ31がドラム25の顎部25cより外側に出ようとする状態を生じることがある。
しかし、本実施例では、ドラム25の鍔部25cの下端に凸部23aが一定間隔で設けられているので、鍔部25cの外周縁に飛び出したワイヤ31があっても凸部23aによって取付板23とドラム25の間に挿入することを低減することができる。さらに凸部23aによってたるんで飛び出そうとするワイヤ31をドラム25の顎部25cより中側に押し込もうとするためワイヤ31がドラムの外側に飛ぶ出すこと自体を減らすことができる。このため、たるんだワイヤ31が規制案内され、鍔部25cを乗り越えてドラム25から外れたり、モータ24のシャフト24bなどに絡んで昇降動作不良が発生することを防止できる。
また、モータ24にドラム25および取付板23を取り付けるのに、凸部23aを取付板23に設けて、鍔部17の周囲に凸部を沿わせて取り付けるので、位置決めが容易で取付作業性あるいは保守点検性が向上できる。
本発明の昇降装置の断面図である。 同上、ドラムと取付板の側面図である。 同上のドラムと取付板及びモータの取付状態を示す斜視図である。
符号の説明
21・・・昇降装置本体 24・・・モータ 23・・・取付板 23a・・・凸部 25・・・ドラム 25c・・・顎部

Claims (1)

  1. 昇降装置本体と;
    昇降装置本体内部に収納され、軸方向両端にこの軸方向に対して垂直に設けられた円板状の鍔部を有するドラム;
    ドラムを正逆に回転させるためのモータと;
    ドラムとモータの間に配置され、ドラムの軸方向に対して垂直に位置しドラムの鍔部の円周の外側にドラム側に向かって形成される凸部を有する規制体と;
    巻取りドラムによって巻装さるワイヤと;
    ワイヤによって吊り下げられ巻き取りドラムの回転によって昇降される昇降部と;
    を具備していることを特徴とする昇降装置。
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