JP2006308703A - レンズバリヤ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】レンズバリヤ装置の駆動負荷を軽減して円滑な動作を可能にする。
【解決手段】開口部10aを画定するベース10、ベース10の前面10bに揺動自在に支持されて開口部10aを開閉するバリヤ羽根20,30、ベース10の後面10cに回動自在に支持されて光軸方向Lの押圧力Fを回転力に変換するカム部42を有しバリヤ羽根20,30を開閉駆動する駆動リング40、バリヤ羽根20,30が開く方向に駆動リング40を付勢するコイルバネ70を備え、駆動リング40は、カム部42の近傍においてコイルバネ70の一端71を掛止する掛止片45を有し、ベース10は、駆動リング40の略接線方向Tにコイルバネ70を張設するようにコイルバネ70の他端72を掛止する掛止片14を有する。これにより、不要な摩擦力等を軽減でき、円滑な開閉動作が得られる。
【選択図】図1
【解決手段】開口部10aを画定するベース10、ベース10の前面10bに揺動自在に支持されて開口部10aを開閉するバリヤ羽根20,30、ベース10の後面10cに回動自在に支持されて光軸方向Lの押圧力Fを回転力に変換するカム部42を有しバリヤ羽根20,30を開閉駆動する駆動リング40、バリヤ羽根20,30が開く方向に駆動リング40を付勢するコイルバネ70を備え、駆動リング40は、カム部42の近傍においてコイルバネ70の一端71を掛止する掛止片45を有し、ベース10は、駆動リング40の略接線方向Tにコイルバネ70を張設するようにコイルバネ70の他端72を掛止する掛止片14を有する。これにより、不要な摩擦力等を軽減でき、円滑な開閉動作が得られる。
【選択図】図1
Description
本発明は、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ等のカメラのレンズを保護するレンズバリヤ装置に関し、特に、レンズの光軸方向において作用する外力で光軸回りに回転する駆動リングによりバリヤ羽根を開閉駆動するレンズバリヤ装置に関する。
カメラにおいて、レンズの前面を開閉する従来のレンズバリヤ装置としては、最前に位置するレンズを押える押えリング、押えリングに対して回動自在に支持された駆動リング、駆動リングの前方に配置され開口部をもつベース(バリヤ支持枠)、ベースの前面において揺動自在に支持された一対のバリヤ羽根、バリヤ羽根が開く方向に駆動リングを付勢するコイルバネ、バリヤ羽根を覆うように前方に配置された開口部を有するカバー等を備えたものが知られている。
この装置において、駆動リングは、外周縁から光軸方向の後方に向けて延出すると共に光軸方向の押圧力を回転力に変換する直線的に傾斜したカム面をもつカム部、ベースを貫通するように光軸方向の前方に向けて突出しバリヤ羽根に係合する係合部(駆動ピン)等を備えており、カム部が光軸方向において押圧力(外力)を受けると、駆動リングが回転してバリヤ羽根が閉じ、押圧力から解放されると、コイルバネの付勢力により駆動リングが逆回転してバリヤ羽根が開くようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−40516号公報
ところで、この装置においては、ベースを境に後方に駆動リングを前方にバリヤ羽根を配置するため、カム部に作用する光軸方向の押圧力はバリヤ羽根に直接及ばない(バリヤ羽根を押圧して変形させるようなことはない)ものの、駆動リングがベースと面接触により支持されているため、その摺動抵抗が増加して駆動負荷が大きくなる。
また、バリヤ羽根が開く方向に駆動リングを付勢するコイルバネが、駆動リングの周方向に湾曲して張設されているため、そのバネ力の分力が駆動リングをラジアル方向に付勢し、ラジアル軸受けをなす押えリングと駆動リングの摺動抵抗が増加して同様に駆動負荷が大きくなる。
また、バリヤ羽根が開く方向に駆動リングを付勢するコイルバネが、駆動リングの周方向に湾曲して張設されているため、そのバネ力の分力が駆動リングをラジアル方向に付勢し、ラジアル軸受けをなす押えリングと駆動リングの摺動抵抗が増加して同様に駆動負荷が大きくなる。
さらに、図11(a),(b)に示すように、駆動リング1に設けられたカム部1aは、傾斜角度θの直線的なカム面として形成されている。したがって、押圧部材Pをカム部1aに当接させて光軸方向に押圧力Fを及ぼし、コイルバネ2のバネ力Fsに抗しつつ、駆動リング1を全開位置から全閉位置まで回転させるとき、図11(a),(b)及び図12(a),(b)に示すように、F=tan2θ・k・Lc(ただし、θは押圧部材Pがカム面1aと接する一定の角度、kはコイルバネ2のバネ定数、Lcは押圧部材Pの変位量)の関係により、バネ力FsがFso〜Fscまで増加すると、押圧力Fもそれに応じて0〜最大値Fcまで増加させる必要がある。
それ故に、押圧部材Pを相対的に移動させるには大きな駆動力が必要となり、駆動源の大型化、消費電力の増加、装置の大型化等を招くことになる。
それ故に、押圧部材Pを相対的に移動させるには大きな駆動力が必要となり、駆動源の大型化、消費電力の増加、装置の大型化等を招くことになる。
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、光軸方向において作用する外力(例えば押圧力)を回転駆動力に変換する駆動リングでバリヤ羽根を開閉駆動するレンズバリヤ装置において、構造の簡略化、薄型化、小型化、低消費電力化、組付けの容易化等を図りつつ、駆動負荷を低減して円滑な開閉動作を確保できるレンズバリヤ装置を提供することにある。
本発明のレンズバリヤ装置は、レンズの前方に配置されて開口部を画定するベースと、ベースの前面に揺動自在に支持されて開口部を開閉するバリヤ羽根と、ベースの後面に回動自在に支持されて光軸方向の押圧力を回転力に変換するカム部を有しバリヤ羽根を開閉駆動する駆動リングと、バリヤ羽根が開く方向に駆動リングを付勢するコイルバネと、を備えたレンズバリヤ装置であって、上記駆動リングは、カム部の近傍において、コイルバネの一端を掛止する掛止片を有し、上記ベースは、駆動リングの略接線方向にコイルバネを張設するようにコイルバネの他端を掛止する掛止片を有する、ことを特徴としている。
この構成によれば、バリヤ羽根がベースの前面にかつ駆動リングがベースの後面にそれぞれ支持され、コイルバネは、カム部の近傍に設けられた掛止片とベースに設けられた掛止片との間で駆動リングの接線方向に張設されるため、カム部に及ぼす押圧力がバリヤ羽根に影響を及ぼすのを防止できると共に、カム部に及ぼす押圧力で駆動リングを回転させる回転駆動力とコイルバネのバネ力とが略直線状において拮抗するため、駆動リングをラジアル方向に押圧する法線荷重を解消ないしは低減でき、駆動リングを円滑に回動させるすなわちバリヤ羽根を円滑に開閉させることができる。
したがって、不要な摩擦力等が発生するのを防止ないしは抑制でき、駆動力を小さく、すなわち、駆動源の小型化、低消費電力化、装置の小型化等を達成できる。
したがって、不要な摩擦力等が発生するのを防止ないしは抑制でき、駆動力を小さく、すなわち、駆動源の小型化、低消費電力化、装置の小型化等を達成できる。
上記構成において、カム部は、コイルバネのバネ力の増加に対して、略一定の押圧力により駆動リングを回転させるように湾曲したカム面を有する、構成を採用することができる。
この構成によれば、バリヤ羽根を全開位置から全閉位置まで移動させるべく、コイルバネのバネ力に抗して駆動リングを回転させる際に、コイルバネのバネ力は増加しても、略一定の押圧力を加えるだけで駆動リングを回転させることができる。したがって、駆動力を小さくでき、駆動源の小型化、低消費電力化、装置の小型化等を達成できる。
この構成によれば、バリヤ羽根を全開位置から全閉位置まで移動させるべく、コイルバネのバネ力に抗して駆動リングを回転させる際に、コイルバネのバネ力は増加しても、略一定の押圧力を加えるだけで駆動リングを回転させることができる。したがって、駆動力を小さくでき、駆動源の小型化、低消費電力化、装置の小型化等を達成できる。
上記構成において、バリヤ羽根は、ベースに対して揺動自在に支持される被支持部の近傍において、駆動リングの係合部が係合する被係合部を有する、構成を採用することができる。
この構成によれば、駆動リングの係合部が、バリヤ羽根の被支持部の近傍に設けられた被係合部に係合して開閉駆動力を及ぼすため、バリヤ羽根の曲げあるいは撓み等を防止でき、バリヤ羽根を円滑に開閉駆動することができる。
この構成によれば、駆動リングの係合部が、バリヤ羽根の被支持部の近傍に設けられた被係合部に係合して開閉駆動力を及ぼすため、バリヤ羽根の曲げあるいは撓み等を防止でき、バリヤ羽根を円滑に開閉駆動することができる。
上記構成において、被支持部の周りには、バリヤ羽根を閉じ方向に付勢する捩りバネが配置され、捩りバネは、その一端が直線状に形成されてベースに掛止され、その他端が環状に形成されてバリヤ羽根に設けられたピンに外嵌して掛止されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、捩りバネの一端がベースに掛止され他端がバリヤ羽根のピンに外嵌により掛止されているため、捩りバネの傾き等を防止しつつ、その取付けを容易にかつ確実に行うことができる。
この構成によれば、捩りバネの一端がベースに掛止され他端がバリヤ羽根のピンに外嵌により掛止されているため、捩りバネの傾き等を防止しつつ、その取付けを容易にかつ確実に行うことができる。
上記構成において、バリヤ羽根は、お互いに協働して開口部を開閉する第1バリヤ羽根及び第2バリヤ羽根からなり、駆動リングは、周方向における略二等分する位置において、第1バリヤ羽根の被係合部と係合する第1係合部及び第2バリヤ羽根の被係合部と係合する第2係合部を有し、カム部及びコイルバネの一端を掛止する掛止片は、周方向において、第1係合部及び第2係合部の略中間領域に設けられている、構成を採用することができる。
この構成によれば、駆動リングは、その周方向において略180°離れた位置にある第1係合部と第2係合部とで、それぞれ第1バリヤ羽根及び第2バリヤ羽根を開閉駆動する。この際、カム部が第1係合部及び第2係合部の略中間位置にあるため、カム部に及ぼされた押圧力は、偏ることなく均等に回転駆動力として分配され、第1バリヤ羽根及び第2バリヤ羽根を円滑に開閉駆動させることができる。
この構成によれば、駆動リングは、その周方向において略180°離れた位置にある第1係合部と第2係合部とで、それぞれ第1バリヤ羽根及び第2バリヤ羽根を開閉駆動する。この際、カム部が第1係合部及び第2係合部の略中間位置にあるため、カム部に及ぼされた押圧力は、偏ることなく均等に回転駆動力として分配され、第1バリヤ羽根及び第2バリヤ羽根を円滑に開閉駆動させることができる。
上記のように、本発明のレンズバリヤ装置によれば、光軸方向において作用する押圧力を回転駆動力に変換する駆動リングでバリヤ羽根を開閉駆動するレンズバリヤ装置において、構造の簡略化、薄型化、小型化、低消費電力化、組付けの容易化等を達成しつつ、駆動負荷を低減して、円滑な開閉動作を確保することができる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図10は、本発明に係るレンズバリヤ装置の一実施形態を示すものであり、図1は装置の分解斜視図、図2は装置の後方斜視図、図3は装置の後面図、図4及び図5は駆動リング及びバリヤ羽根の関係を示す前面図及び後面図、図6はバリヤ羽根及び捩りバネを示す斜視図、図7及び図8は駆動リングのカム部の作用を説明する図、図9及び図10はバリヤ羽根が全開位置及び全閉位置にある状態を示す後方斜視図である。
図1ないし図10は、本発明に係るレンズバリヤ装置の一実施形態を示すものであり、図1は装置の分解斜視図、図2は装置の後方斜視図、図3は装置の後面図、図4及び図5は駆動リング及びバリヤ羽根の関係を示す前面図及び後面図、図6はバリヤ羽根及び捩りバネを示す斜視図、図7及び図8は駆動リングのカム部の作用を説明する図、図9及び図10はバリヤ羽根が全開位置及び全閉位置にある状態を示す後方斜視図である。
このレンズバリヤ装置は、図1ないし図3に示すように、開口部10aを画定するベース10、ベース10に対して揺動自在に設けられたバリヤ羽根としての第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30、第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30を開閉駆動する駆動リング40、第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30を覆うようにベース10に連結されると共に開口部50aを画定するカバー50、第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30を閉じ方向に付勢する2つの捩りバネ60、第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30を開き方向に駆動するように駆動リング40を付勢するコイルバネ70等を備えている。
ベース10は、樹脂材料を用いて、図1ないし図3に示すように、円形状の開口部10aを画定するように環状に形成されており、前面10bにおいて第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30を揺動自在に支持する2つの支軸11、捩りバネ60の一端61を掛止する掛止片12、後面10cにおいて,開口部10aの内周面を画定すると共に光軸方向Lの後方に向けて突出する円筒部13、円筒部13に設けられバヨネット形式により駆動リング40の抜け落ちを規制する4つの規制片13a、コイルバネ70の他端72を掛止する掛止片14、支軸11の近傍に開けられた貫通孔15等を備えている。
また、ベース10は、カバー50を位置決めするためのピン16、レンズ鏡筒等への取付けの際に用いる孔17、カバー50をスナップフィットにより連結するための突起18等を備えている。
ここで、ベース10は、前面10bで第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30を揺動自在に支持し、後面10cで駆動リング40を回動自在に支持するため、駆動リング40(の後述するカム部42)に及ぼす光軸方向Lの押圧力Fは、ベース10の後面10cが直接受け止めて、第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30までは及ばず、その変形あるいは撓み等を防止できる。
ここで、ベース10は、前面10bで第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30を揺動自在に支持し、後面10cで駆動リング40を回動自在に支持するため、駆動リング40(の後述するカム部42)に及ぼす光軸方向Lの押圧力Fは、ベース10の後面10cが直接受け止めて、第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30までは及ばず、その変形あるいは撓み等を防止できる。
第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30は、樹脂材料により薄板状に又は薄板状の金属板により形成されており、図1、図4ないし図6に示すように、ベース10の支軸11が通されて揺動自在に支持される被支持部21,31、被支持部21の近傍において平行に突出して形成され駆動リング40の第1係合部43,第2係合部44と係合する被係合部22,32、被支持部21,31の近傍において平行に突出して形成され捩りバネ60の他端62が外嵌して掛止されるピン23,33等を備えている。
ここで、被係合部22,32は、ベース10に対して揺動自在に支持される被支持部21,31の近傍に形成されているため、駆動リング40の第1係合部43及び第2係合部44が被係合部22,32に係合して開閉駆動力を及ぼす際に、曲げモーメント等が加わらず、第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30の曲げあるいは撓み等を防止でき、円滑な開閉動作が可能になる。
ここで、被係合部22,32は、ベース10に対して揺動自在に支持される被支持部21,31の近傍に形成されているため、駆動リング40の第1係合部43及び第2係合部44が被係合部22,32に係合して開閉駆動力を及ぼす際に、曲げモーメント等が加わらず、第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30の曲げあるいは撓み等を防止でき、円滑な開閉動作が可能になる。
駆動リング40は、樹脂材料により形成されており、図1ないし図3に示すように、ベース10の後面10c及び円筒部13の外周面に対して摺動自在に支持されるべく環状に形成された環状部41、環状部41から光軸方向Lの後方に向けて突出するカム部42、環状部41から光軸方向の前方に突出し第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30の被係合部22,32に係合する第1係合部43及び第2係合部44、コイルバネ70の一端71を掛止する掛止片45、ベース10へ組付けた状態で規制片13aにより抜け落ちが規制される4つの被規制部46等を備えている。
カム部42は、このレンズバリヤ装置が、例えば、カメラのレンズ鏡筒の先端に取り付けられた場合、レンズ鏡筒の沈胴動作に伴って、カメラ側に設けられた押圧部材Pがカム面42aに係合するようになっている。
すなわち、カム部42に対して、光軸方向Lの前方に向かう押圧力(外力)Fが加わると、その押圧力Fがカム面42aのカム作用を介して、駆動リング40を光軸L回りに回転させる回転駆動力Frに変換され、駆動リング40がコイルバネ70のバネ力Fsに抗して、光軸L回りに回転するようになっている。
すなわち、カム部42に対して、光軸方向Lの前方に向かう押圧力(外力)Fが加わると、その押圧力Fがカム面42aのカム作用を介して、駆動リング40を光軸L回りに回転させる回転駆動力Frに変換され、駆動リング40がコイルバネ70のバネ力Fsに抗して、光軸L回りに回転するようになっている。
ここで、カム部42とコイルバネ70の一端71を掛止する掛止片45とは、図1ないし図3に示すように、駆動リング40の周方向において近傍に配置されている。また、コイルバネ70の他端72を掛止する掛止片14は、図3に示すように、コイルバネ70の一端71及び他端72を掛止した状態で、コイルバネ70が駆動リング40の略接線方向Tに張設される位置に設けられている。
これにより、図3に示すように、カム部42に及ぼす光軸方向Lの押圧力Fで生じる駆動リング40の回転駆動力Frとコイルバネ70のバネ力Fsとが略直線状において拮抗するため、駆動リング40をラジアル方向の内側に押圧する法線荷重Fnを極力小さくできる。したがって、駆動リング40を円滑に回動させることができ、それ故に、第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30を円滑に開閉させることができ、不要な摩擦力等が発生するのを防止ないしは抑制でき、駆動力を小さく、すなわち、駆動源の小型化、低消費電力化、装置の小型化等を達成できる。
これにより、図3に示すように、カム部42に及ぼす光軸方向Lの押圧力Fで生じる駆動リング40の回転駆動力Frとコイルバネ70のバネ力Fsとが略直線状において拮抗するため、駆動リング40をラジアル方向の内側に押圧する法線荷重Fnを極力小さくできる。したがって、駆動リング40を円滑に回動させることができ、それ故に、第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30を円滑に開閉させることができ、不要な摩擦力等が発生するのを防止ないしは抑制でき、駆動力を小さく、すなわち、駆動源の小型化、低消費電力化、装置の小型化等を達成できる。
また、カム部42は、コイルバネ70のバネ力Fsの増加に対して、略一定の押圧力Fにより駆動リング40を回転させるように押圧部材P側に凸となる湾曲したカム面42aを有する。
すなわち、押圧部材Pをカム部42のカム面42aに当接させて光軸方向Lに押圧力Fを及ぼし、コイルバネ70のバネ力Fsに抗しつつ、駆動リング40を全開位置(押圧部材Pがカム面42aと接する角度θo)から全閉位置(押圧部材Pがカム面42aと接する角度θc)まで回転させるとき、図7(a),(b)及び図8(a),(b)に示すように、F=tan2θ・k・Lc(ただし、θは押圧部材Pが移動中にカム面42aと接すると共にθoからθcに向けて徐々に小さくなる角度、kはコイルバネ70のバネ定数、Lcは押圧部材Pの変位量)の関係により、バネ力FsがFso〜Fscまで増加しても、押圧力Fとしては略一定の押圧力Fcを加えるだけで駆動リング40を回転させることができる。したがって、駆動力を小さくでき、駆動源の小型化、低消費電力化、装置の小型化等を達成できる。
すなわち、押圧部材Pをカム部42のカム面42aに当接させて光軸方向Lに押圧力Fを及ぼし、コイルバネ70のバネ力Fsに抗しつつ、駆動リング40を全開位置(押圧部材Pがカム面42aと接する角度θo)から全閉位置(押圧部材Pがカム面42aと接する角度θc)まで回転させるとき、図7(a),(b)及び図8(a),(b)に示すように、F=tan2θ・k・Lc(ただし、θは押圧部材Pが移動中にカム面42aと接すると共にθoからθcに向けて徐々に小さくなる角度、kはコイルバネ70のバネ定数、Lcは押圧部材Pの変位量)の関係により、バネ力FsがFso〜Fscまで増加しても、押圧力Fとしては略一定の押圧力Fcを加えるだけで駆動リング40を回転させることができる。したがって、駆動力を小さくでき、駆動源の小型化、低消費電力化、装置の小型化等を達成できる。
さらに、駆動リング40においては、図1、図4、図5に示すように、周方向の略二等分する位置において、第1バリヤ羽根20の被係合部22と係合する第1係合部43及び第2バリヤ羽根30の被係合部32と係合する第2係合部44が設けられ、かつ、カム部42及びコイルバネ70の一端71を掛止する掛止片45が、周方向において第1係合部43及び第2係合部44の略中間領域に設けられている。
これによれば、カム部42に及ぼされた押圧力Fにより、略180°離れた位置にある第1係合部43と第2係合部44を介して第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30を開閉駆動する際に、カム部42に及ぼされた押圧力Fは、偏ることなく均等に回転駆動力Frとして分配され、第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30を円滑に開閉駆動させることができる。
これによれば、カム部42に及ぼされた押圧力Fにより、略180°離れた位置にある第1係合部43と第2係合部44を介して第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30を開閉駆動する際に、カム部42に及ぼされた押圧力Fは、偏ることなく均等に回転駆動力Frとして分配され、第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30を円滑に開閉駆動させることができる。
コイルバネ70は、第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30が開く方向に駆動リング40を付勢するものであり、前述の図3に示すように、一端71が駆動リング40の掛止片45に掛止され、他端72がベース10の掛止片14に掛止されることにより、駆動リング40に接触することなく、駆動リング40の接線方向Tにのみ引張力を及ぼすものである。
捩りバネ60は、第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30を閉じ方向に付勢するものであり、コイルバネ70の付勢力よりも小さい付勢力を生じるように形成されている。 また、捩りバネ60は、図1、図5及び図6に示すように、その一端61が直線状に形成されてベース10の掛止片12に掛止され、その他端62が環状に形成されて第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30に設けられたピン23,33に外嵌して掛止されている。
したがって、第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30が開閉動作を行っても、特に他端62がピン23,33に対して外嵌により掛止されているため、確実に掛止されて脱落等が防止され、それ故に、捩りバネ60の傾き等も防止され、又、その取付けも容易にかつ確実に行うことができる。
したがって、第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30が開閉動作を行っても、特に他端62がピン23,33に対して外嵌により掛止されているため、確実に掛止されて脱落等が防止され、それ故に、捩りバネ60の傾き等も防止され、又、その取付けも容易にかつ確実に行うことができる。
カバー50は、図1に示すように、樹脂材料により円板状に形成されており、その中央部に略矩形状の開口部50a、外周縁から光軸方向Lの後方に向けて延出しベース10の突起18にスナップフィットされる掛止片51、ベース10のピン16を通す2つの位置決め孔52、レンズ鏡筒等への取付けの際に用いる孔53等を備えている。そして、カバー50は、ベース10と協働して第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30を収容する羽根室を画定する。
次に、この装置の動作について、図9及び図10を参照しつつ説明する。先ず、駆動リング40のカム部42が、図9に示すように、カメラ側の押圧部材P等から押圧力を受けない状態においては、駆動リング40はコイルバネ70により付勢されて時計回りの回転端に位置する。このとき、第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30は、その被係合部22,32が、捩りバネ60の付勢力に抗しつつ、駆動リング40の第1係合部43及び第2係合部44により押されて、カバー50の開口部50aを全開する全開位置に位置している。
この状態から、駆動リング40のカム部42がカメラ側の押圧部材P等により押圧力Fを受けて、駆動リング40がコイルバネ70の付勢力に抗しつつ、所定角度だけ反時計回りに回転すると、駆動リング40の第1係合部43及び第2係合部44は、第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30の被係合部22,32から後退すると同時に、捩りバネ60の付勢力により、第1バリヤ羽根20及び第2バリヤ羽根30はそれぞれ回転して閉じ動作を行う。
この閉じ動作において、前述のようにコイルバネ70のバネ力Fsは増加しても、略一定の押圧力F(Fc)を加えるだけで駆動リング40を回転させることができるため、駆動力を発生する駆動源(モータ等)を小さくでき、低消費電力化、装置の小型化等を達成できる。
この閉じ動作において、前述のようにコイルバネ70のバネ力Fsは増加しても、略一定の押圧力F(Fc)を加えるだけで駆動リング40を回転させることができるため、駆動力を発生する駆動源(モータ等)を小さくでき、低消費電力化、装置の小型化等を達成できる。
上記実施形態においては、バリヤ羽根として2枚のバリヤ羽根20,30を示したが、これに限定されるものではなく、1枚あるいは3枚以上のバリヤ羽根において本発明の構成を採用してもよい。
以上述べたように、本発明に係るレンズバリヤ装置は、レンズの前面に配置されてレンズを保護するものであれば、沈胴式のレンズ鏡筒を備えるカメラに限らず、その他のデジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラ、銀塩フィルム式カメラ等においても使用することができる。
10 ベース
10a 開口部
10b 前面
10c 後面
11 支軸
12掛止片
13 円筒部
14 掛止片(コイルバネの他端を掛止する掛止片)
15 貫通孔
20 第1バリヤ羽根
21 被支持部
22 被係合部
23 ピン
30 第2バリヤ羽根
31 被支持部
32 被係合部
33 ピン
40 駆動リング
41 環状部
42 カム部
42a カム面
43 第1係合部
44 第2係合部
45 掛止片(コイルバネの一端を掛止する掛止片)
50 カバー
50a 開口部
60 捩りバネ
61 一端
62 他端
70 コイルバネ
71 一端
72 他端
L 光軸方向
P 押圧部材
F 押圧力
Fs コイルバネのバネ力
Fr 回転駆動力
T 駆動リングの接線方向
10a 開口部
10b 前面
10c 後面
11 支軸
12掛止片
13 円筒部
14 掛止片(コイルバネの他端を掛止する掛止片)
15 貫通孔
20 第1バリヤ羽根
21 被支持部
22 被係合部
23 ピン
30 第2バリヤ羽根
31 被支持部
32 被係合部
33 ピン
40 駆動リング
41 環状部
42 カム部
42a カム面
43 第1係合部
44 第2係合部
45 掛止片(コイルバネの一端を掛止する掛止片)
50 カバー
50a 開口部
60 捩りバネ
61 一端
62 他端
70 コイルバネ
71 一端
72 他端
L 光軸方向
P 押圧部材
F 押圧力
Fs コイルバネのバネ力
Fr 回転駆動力
T 駆動リングの接線方向
Claims (5)
- レンズの前方に配置されて開口部を画定するベースと、前記ベースの前面に揺動自在に支持されて前記開口部を開閉するバリヤ羽根と、前記ベースの後面に回動自在に支持されて光軸方向の押圧力を回転力に変換するカム部を有し前記バリヤ羽根を開閉駆動する駆動リングと、前記バリヤ羽根が開く方向に前記駆動リングを付勢するコイルバネと、を備えたレンズバリヤ装置であって、
前記駆動リングは、前記カム部の近傍において、前記コイルバネの一端を掛止する掛止片を有し、
前記ベースは、前記駆動リングの略接線方向に前記コイルバネを張設するように、前記コイルバネの他端を掛止する掛止片を有する、
ことを特徴とするレンズバリヤ装置。 - 前記カム部は、前記コイルバネのバネ力の増加に対して、略一定の押圧力により前記駆動リングを回転させるように湾曲したカム面を有する、
ことを特徴とする請求項1記載のレンズバリヤ装置。 - 前記バリヤ羽根は、前記ベースに対して揺動自在に支持される被支持部の近傍において、前記駆動リングの係合部が係合する被係合部を有する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズバリヤ装置。 - 前記被支持部の周りには、前記バリヤ羽根を閉じ方向に付勢する捩りバネが配置され、
前記捩りバネは、その一端が直線状に形成されて前記ベースに掛止され、その他端が環状に形成されて前記バリヤ羽根に設けられたピンに外嵌して掛止されている、
ことを特徴とする請求項3記載のレンズバリヤ装置。 - 前記バリヤ羽根は、お互いに協働して前記開口部を開閉する第1バリヤ羽根及び第2バリヤ羽根からなり、
前記駆動リングは、周方向における略二等分する位置において、前記第1バリヤ羽根の被係合部と係合する第1係合部及び前記第2バリヤ羽根の被係合部と係合する第2係合部を有し、
前記カム部及び前記コイルバネの一端を掛止する掛止片は、周方向において、前記第1係合部及び第2係合部の略中間領域に設けられている、
ことを特徴とする請求項3又は4に記載のレンズバリヤ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005128790A JP2006308703A (ja) | 2005-04-27 | 2005-04-27 | レンズバリヤ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005128790A JP2006308703A (ja) | 2005-04-27 | 2005-04-27 | レンズバリヤ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2006308703A true JP2006308703A (ja) | 2006-11-09 |
Family
ID=37475686
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2005128790A Pending JP2006308703A (ja) | 2005-04-27 | 2005-04-27 | レンズバリヤ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2006308703A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009237145A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Tamron Co Ltd | バリア機構、レンズ装置および撮像装置 |
| JP2011215280A (ja) * | 2010-03-31 | 2011-10-27 | Canon Inc | レンズ鏡筒及び撮像装置 |
| JP2013156532A (ja) * | 2012-01-31 | 2013-08-15 | Canon Inc | レンズ鏡筒、及び撮像装置 |
| JP2014100086A (ja) * | 2012-11-19 | 2014-06-05 | Suntory Holdings Ltd | 植栽容器及び同植栽容器を含む植栽装置 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0329843U (ja) * | 1989-07-28 | 1991-03-25 | ||
| JPH10161185A (ja) * | 1996-11-27 | 1998-06-19 | Fuji Photo Optical Co Ltd | バリア開閉機構 |
| JP2002040516A (ja) * | 2000-07-26 | 2002-02-06 | Olympus Optical Co Ltd | バリア装置 |
| JP2005106969A (ja) * | 2003-09-29 | 2005-04-21 | Nidec Copal Corp | レンズバリヤ装置 |
-
2005
- 2005-04-27 JP JP2005128790A patent/JP2006308703A/ja active Pending
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