JP2005265751A - 磁気検出回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ホール素子とその周辺回路を一つの半導体チップ上に有するモノリシックIC化された磁気センサにおいて、製造ばらつきにかかわらずホール素子の磁気−電気変換特性の温度依存性を有効に補償することが可能な回路構成技術を提供する。
【解決手段】 ホール素子を電圧で駆動するとともに、Y=aT2+bまたはY=aT2+bT(a、bは定数、Tは絶対温度)で表わされる温度依存性を持つ電圧を発生する回路を設け、該回路で発生された電圧をホール素子に駆動電圧として印加してホール素子の磁気−電気変換特性の温度依存性を補償するようにした。
【選択図】 図1
【解決手段】 ホール素子を電圧で駆動するとともに、Y=aT2+bまたはY=aT2+bT(a、bは定数、Tは絶対温度)で表わされる温度依存性を持つ電圧を発生する回路を設け、該回路で発生された電圧をホール素子に駆動電圧として印加してホール素子の磁気−電気変換特性の温度依存性を補償するようにした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ホール素子を用いた磁気センサの駆動回路及び信号検出回路の温度補償および製造ばらつき補償に適用して有効な技術に関し、例えばホール素子とその周辺回路が1つのシリコンチップ上に形成されてなるモノリシックIC磁気センサに利用して有効な技術に関する。
従来、各種測定器や制御系におけるセンサとして磁気−電気変換特性を有するホール素子が利用されている。ホール素子の磁気−電気変換特性は温度依存性を有することが知られており、ホール素子を用いた磁気センサは比較的温度変化の大きな環境にて使用されることがあるので、温度変動に対して安定した出力が得られるようにするため種々の温度補償回路が従来より提案されており、例えば特許文献1や特許文献2に記載の発明などがある。
特許文献1の発明は、集積回路内においてホール素子を定電圧で駆動し、磁気−電気変換された電気信号を増幅するトランスコンダクタンス型増幅器の負荷にホール素子と同種の構造の抵抗を用いることで温度補償をしている。特許文献2の発明は、ホール素子を-1000ppm/℃程度の負の温度係数を持った電流で駆動することで磁気−電気変換特性の温度補償をしている。
また、ホール素子の磁気−電気変換特性は温度依存性が駆動電流の温度依存性とほぼ一致することに着目し、ホール素子の駆動電流を検出する監視手段と、検出された電流に比例した電圧を発生する回路とを設け、ホール素子の出力を弁別するコンパレータに対して安定したスレッシュホールド電圧を与えることにより温度補償するようにしたものがある。さらに、ホール素子を適当な温度依存性を持った定電圧源で駆動することにより、磁気−電気変換特性の温度依存性を補償するようにしたものもある。
米国特許4,760,285号
特開平10−253728号公報
上記従来技術にあっては温度補償の点ではそれほど問題はないものの、特許文献1の発明やホール素子の駆動電流を監視する方式にあっては、製造プロセスにおけるパラメータの変動(以下、単に製造ばらつきと称する)で抵抗値がばらつき、それによって増幅器のゲインやコンパレータのスレッシュホールド電圧がばらついてシステム全体としての磁気−電気変換特性がばらついてしまうという不具合がある。
また、現在、ホール素子を用いた磁気センサの駆動回路の多くはモノリシックIC化されているが、半導体チップ上におけるホール素子は一般にエピタキシャル層を用いて形成されることが多く、その場合、エピタキシャル層のキャリア濃度や厚みのばらつきが比較的大きいため素子自身の入力インピーダンスにばらつきが生じる。ホール素子の磁気−電気変換特性はホール移動度と印加電圧の積に比例しているため、ホール素子を特許文献2のように電流で駆動する方式にあっては、素子の製造ばらつきで入力インピーダンスにばらつきが生じると印加電圧が変化して、磁気−電気変換特性がばらついてしまう。そして、抵抗値やホール素子の特性ばらつきが大きいとICの歩留まりが低下するという課題がある。
ところで、従来より定電圧回路に関しては、温度変動や素子の製造ばらつきにかかわらず比較的安定した定電圧を生成可能な回路や温度に比例し素子の製造ばらつきに依存しない定電圧を生成可能な回路として、種々の回路形式のものが提案されている。従って、製造ばらつきに伴うホール素子の磁気−電気変換特性のばらつきを小さくするためには、ホール素子を電流で駆動する方式よりも電圧で駆動する方式の方が有利であるが、エピタキシャル層からなるホール素子は、キャリヤ濃度およびホール移動度の製造ばらつきは比較的小さいもののホール移動度が温度変化で変動し易いため、温度変化によって素子の磁気−電気変換特性が変動してしまう。
また、シリコンやGaAsのICの場合には、ホール素子の磁気−電気変換特性は負の温度依存性を有するため、この負の温度依存性を補償するには印加電圧に正の温度依存性を持たせる必要があるが、正の温度依存性を持つ駆動回路や増幅回路を実現するのが比較的困難であるとともに、仮に実現できたとしてもホール素子や回路を構成する素子の特性が製造ばらつきでばらついたのではホール素子の磁気−電気変換特性がばらついてしまい、結果としてシステム全体の磁気−電気変換特性のばらつきが大きくなる。さらに、この温度依存性を補償するための従来の技術は、ホール素子の製造プロセスや駆動回路・増幅回路等の周辺回路の製造プロセスのばらつきに大きく依存しており、既存のプロセスでは磁気−電気変換特性のばらつきを充分に低減することができず、プロセスを改善するとコストアップを招くおそれがある。
また、ホール素子を適当な温度依存性を持った定電圧源で駆動することで温度補償を行なう従来方式にあっても、温度補償回路を構成する素子のばらつきによって特性がばらついてしまうとともに、定電圧源に所望の温度依存性を持たせるには抵抗値の温度依存性が低くかつ製造ばらつきの小さな抵抗が必要となるが、シリコンチップ上でそのような抵抗を形成することは困難であるため、精度を高めるには外付けの抵抗素子が必要になったり、抵抗値のトリミングが必要になるという課題がある。
この発明の目的は、ホール素子とその周辺回路を一つの半導体チップ上に有するモノリシックIC化された磁気センサにおいて、周辺回路の製造ばらつきにかかわらずホール素子の磁気−電気変換特性の温度依存性を有効に補償することが可能な回路構成技術を提供することにある。
この発明の他の目的は、ホール素子とその温度補償を行なう機能を有する周辺回路を一つの半導体チップ上にモノリシックIC化するのに好適な回路構成技術を提供することにある。
この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添附図面から明らかになるであろう。
この発明の他の目的は、ホール素子とその温度補償を行なう機能を有する周辺回路を一つの半導体チップ上にモノリシックIC化するのに好適な回路構成技術を提供することにある。
この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴については、本明細書の記述および添附図面から明らかになるであろう。
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、ホール素子を電圧で駆動するとともに、Y=aT2+bまたはY=aT2+bT(a、bは定数、Tは絶対温度)で表わされる温度依存性を持つ電圧を発生する回路を設け、該回路で発生された電圧をホール素子に駆動電圧として印加してホール素子の磁気−電気変換特性の温度依存性を補償するようにしたものである。
すなわち、ホール素子を電圧で駆動するとともに、Y=aT2+bまたはY=aT2+bT(a、bは定数、Tは絶対温度)で表わされる温度依存性を持つ電圧を発生する回路を設け、該回路で発生された電圧をホール素子に駆動電圧として印加してホール素子の磁気−電気変換特性の温度依存性を補償するようにしたものである。
ここで、上記式で表わされる温度依存性を持つ電圧をホール素子に駆動電圧として印加する代わりに、ホール素子の出力を増幅する増幅回路をそのゲインが上記式で表わされる温度依存性を有するように制御しても良い。また、ホール素子の出力を弁別するコンパレータを設けて磁気入力に対して2値化した信号を出力するセンサにおいては、コンパレータのスレッシュホールドレベルを、上記式で表わされる温度依存性に基づいて1/Yとなるように制御することで、ホール素子の磁気−電気変換特性が温度に依存して変化したとしても温度に影響されない正確な検出出力を補償させるようにしても良い。
ホール素子をシリコンチップ上に形成する場合、使用されるのはエピタキシャル層あるいは拡散層からなるn形半導体層であり、その場合ホール素子の磁気−電気変換特性はキャリヤ濃度に左右されるため製造ばらつきでばらつくおそれがあるが、上記式で表わされる温度依存性を持つ電圧がホール素子に駆動電圧として印加または増幅回路のゲインが上記式で表わされる温度依存性を有するように制御されると、製造ばらつきでホール素子の磁気−電気変換特性がばらついたとしても、温度依存性の少ない検出出力が得られるようになる。また、磁気入力に対して2値化した信号を出力するセンサにおいては、コンパレータのスレッシュホールドレベルを上記式で表わされる温度依存性に基づいて1/Yとなるように制御することで、ホール素子の磁気−電気変換特性が温度に依存して変化したとしても温度に影響されない正確な2値化出力が得られるようになる。
なお、本発明の上記した手段は、ホール素子を有する磁気センサがモノリシックICとして形成される場合に適用すると最も有効であるが、ホール素子と周辺回路が別の半導体チップ上に形成される場合にも有効である。また、ホール素子が形成される半導体チップは、シリコンまたはGaAsに限定されるものでないが、シリコンまたはGaAsである場合に適用すると有効である。
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記のとおりである。
すなわち、ホール素子とその周辺回路を一つのシリコンチップ上に有するモノリシックIC化された磁気センサにおいて、製造ばらつきにかかわらずホール素子の磁気−電気変換特性の温度依存性を有効に補償し、温度が変化しても安定した検出出力を得ることができるようになる。また、ホール素子とその温度補償を行なう機能を有する周辺回路を一つのシリコンチップ上にモノリシックIC化することが容易になり、歩留まりが向上するという効果がある。
すなわち、ホール素子とその周辺回路を一つのシリコンチップ上に有するモノリシックIC化された磁気センサにおいて、製造ばらつきにかかわらずホール素子の磁気−電気変換特性の温度依存性を有効に補償し、温度が変化しても安定した検出出力を得ることができるようになる。また、ホール素子とその温度補償を行なう機能を有する周辺回路を一つのシリコンチップ上にモノリシックIC化することが容易になり、歩留まりが向上するという効果がある。
以下、本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。
本発明の第1の実施形態は、ホール素子を電圧で駆動するとともに、Y=aT2+b(a、bは定数、Tは絶対温度)で表わされる温度依存性を持つ電圧を発生する回路を設け、該回路で発生された電圧をホール素子に駆動電圧として印加してホール素子の磁気−電気変換特性の温度依存性を補償するようにしたものである。
本発明の第1の実施形態は、ホール素子を電圧で駆動するとともに、Y=aT2+b(a、bは定数、Tは絶対温度)で表わされる温度依存性を持つ電圧を発生する回路を設け、該回路で発生された電圧をホール素子に駆動電圧として印加してホール素子の磁気−電気変換特性の温度依存性を補償するようにしたものである。
一般にモノリシック集積回路において、絶対温度Tに比例し製造ばらつきにほとんど依存しない電圧を得るのは容易である。また、温度や製造ばらつきにほぼ依存しない定電圧源を得るのも比較的簡単である。このような定電圧生成回路の一つとしてバンドギャップ基準電圧回路が良く知られている。また、上記定数a、bの調整は同種類の抵抗など2つ素子のサイズ比を適宜設定することで実現可能である。モノリシックICプロセスで形成される抵抗素子は、個々の素子の抵抗値のばらつきが大きく温度係数も決して小さくないが、抵抗比はばらつきが小さく温度依存性も非常に小さい。従って、抵抗比を利用して定電圧を発生させてホール素子を駆動するように構成すると、製造プロセスにほぼ依存しない温度補償された磁気−電気変換特性が得られる。
なお、ホール素子の製造ばらつきによってホール素子の入力抵抗や出力抵抗は大きくばらつくが、ホール移動度はあまり変化しない。例えば、キャリヤ濃度が1×1015cm-3のn型シリコンの場合、キャリヤ濃度が一桁ずれてもホール移動度の変化は高々10%程度である。通常のシリコンICプロセスではキャリヤ濃度のバラツキを10%程度に押さえるのは比較的容易であので、エピタキシャル層やn型拡散層からなるホール素子とその周辺回路が1つの半導体チップに形成されたモノリシックICにおいて、ホール素子のホール移動度のばらつきはないとみなすことができる。
ところで、通常、ホール素子の磁気−電気変換特性は、以下の様に記述することができる。
VH=k・μH・Vi・B ……(1)
VH=k・μH・Vi・B ……(1)
ここで、VHはホール電圧(ホール素子の出力電圧)、kはホール素子の形状等による定数、μHはホール移動度、Viはホール素子への印加電圧(入力電圧)、Bは印加磁束密度である。式(1)より、磁気−電気変換率は、
VH/B=k・μH・Vi ……(2)
となり、μHとViの積に比例することが分かる。シリコンの場合μHはn型の方がp型よりも大きく、低濃度の方が高濃度の場合よりも大きい為、もっぱら低濃度(1×1014cm-3〜1×1016cm-3程度)のn型半導体が用いられる。この場合μHの温度依存性は−4000〜−8000ppm/℃程度となるが、この濃度領域では濃度のバラツキによるμHのばらつきは小さく無視できる。従って、印加電圧Viを製造プロセスに依存しない値にすることができれば、VH/Bを製造プロセスに依存しない値にすることができる。以下、n型シリコンについて記述するが、他の場合も数値が異なるだけで原理は同じである。
VH/B=k・μH・Vi ……(2)
となり、μHとViの積に比例することが分かる。シリコンの場合μHはn型の方がp型よりも大きく、低濃度の方が高濃度の場合よりも大きい為、もっぱら低濃度(1×1014cm-3〜1×1016cm-3程度)のn型半導体が用いられる。この場合μHの温度依存性は−4000〜−8000ppm/℃程度となるが、この濃度領域では濃度のバラツキによるμHのばらつきは小さく無視できる。従って、印加電圧Viを製造プロセスに依存しない値にすることができれば、VH/Bを製造プロセスに依存しない値にすることができる。以下、n型シリコンについて記述するが、他の場合も数値が異なるだけで原理は同じである。
しかし、μHの温度依存性も同時に補償するには、式(2)を温度で微分した次式
{(VH/B)/dT}(VH/B)=(dμH /dT)/μH+(dVi/dT)/Vi ……(3)
の左辺が≒0となる必要がある。一方、μHは以下のように表わせる。
μH=μH0・exp(αT) ……(4)
ここで、μHOは基準温度T0でのμH、αは−0.004〜−0.008/℃即ち−4000〜−8000ppm/℃である。
{(VH/B)/dT}(VH/B)=(dμH /dT)/μH+(dVi/dT)/Vi ……(3)
の左辺が≒0となる必要がある。一方、μHは以下のように表わせる。
μH=μH0・exp(αT) ……(4)
ここで、μHOは基準温度T0でのμH、αは−0.004〜−0.008/℃即ち−4000〜−8000ppm/℃である。
従って、式(3)と式(4)とから、
(dVi/dT)/Vi=−(dμH /dT)/μH0・exp(αT)
が得られる。ここで、dμH /dT=αμH0・exp(αT)であるので、
(dVi/dT)/Vi=−α ……(5)
が温度補償条件となる。
(dVi/dT)/Vi=−(dμH /dT)/μH0・exp(αT)
が得られる。ここで、dμH /dT=αμH0・exp(αT)であるので、
(dVi/dT)/Vi=−α ……(5)
が温度補償条件となる。
次に、モノリシックICプロセスにおいてプロセス変動に対して安定な電圧源を検討する。
詳細は後述の具体例において説明するが、温度依存電圧源はVT電圧源として広く知られており、その発生電圧Vthermalは以下の通りになる。
Vthermal=(lnN)・(kB・T/q)=(lnN)・VT ……(6)
詳細は後述の具体例において説明するが、温度依存電圧源はVT電圧源として広く知られており、その発生電圧Vthermalは以下の通りになる。
Vthermal=(lnN)・(kB・T/q)=(lnN)・VT ……(6)
ここで、lnは対数関数、Nはエミッタ面積比、kBはボルツマン定数、qは電気素量、VT=kB・T/qである。従って、Vthermalは温度Tに比例する電圧で、その係数はすべて定数でプロセスのバラツキには全く依存しない。一方で、プロセスのバラツキに対して安定で温度に対して独立な電圧源としてはバンドギャップ基準電圧回路のような電圧源が良く知られており、この電圧をVBGとする。
上記Vthermal、VBGを元に、モノリシックICプロセスにおいて可能な手段で印加電圧Viを発生させ、式(5)を満たせば目的は達成される。モノリシックICプロセスでは、プロセスばらつきに対して安定で簡単な演算回路として定数倍、加算(または、減算)、乗除算の各回路があり、これらを利用して以下の電圧が発生可能である。そのブロックを図1に示す。
図1において、10は温度依存性のある電圧を発生するVT電圧発生回路、20は温度依存性のない電圧を発生するVBG電圧発生回路、30はY=aT2+bにおけるaT2に相当する成分を得るための乗除算器、40はY=aT2+bにおけるbに相当する成分を得るための定数倍回路、50はaT2+bの演算を行なう加算器(もしくは減算器でも可)である。図1の回路により生成される電圧Viは、次式
Vi=a1・(Vthermal)2/VBG+b1・VBG ‥‥(7)
で表わすことができる。ここで、a1、b1は定数である。式(6)を用いて式(7)を変形すると、
Vi={a1・(lnN)2/VBG)・VT2+b1・VBG ……(8)
となる。この式は、さらに、VT=kB・T/qより、
Vi={a1・(lnN)2・kB2/q2・VBG)}T2+b1・VBG ……(9)
と変形される。ここで、{a1・(lnN)2・kB2/q2・VBG)}は定数であるので“a”とおき、b1・VBGを“b”とおくと、a,bはプロセスに依存しない独立の定数とみなすことができる。
Vi=a1・(Vthermal)2/VBG+b1・VBG ‥‥(7)
で表わすことができる。ここで、a1、b1は定数である。式(6)を用いて式(7)を変形すると、
Vi={a1・(lnN)2/VBG)・VT2+b1・VBG ……(8)
となる。この式は、さらに、VT=kB・T/qより、
Vi={a1・(lnN)2・kB2/q2・VBG)}T2+b1・VBG ……(9)
と変形される。ここで、{a1・(lnN)2・kB2/q2・VBG)}は定数であるので“a”とおき、b1・VBGを“b”とおくと、a,bはプロセスに依存しない独立の定数とみなすことができる。
上記式(8)又は(9)を、温度Tで微分すると以下の式が得られる。
(dVi/dT)/Vi=(2・T)/{T2+(b/a)} ……(10)
基準温度T0で(5)式を満たすとき、(5)、(10)式より、
(b/a)=−(2/α)・T0−T02 ……(11)
この条件とき(11)式を(10)式に代入すると、
(dVi/dT)/Vi=−α[1+{(T-T0)/T0}]/[1−αTo{(T−T0)/To}
+(αT0/2){(T-T0)/T0}2] ……(12)
が得られる。(12)式より、T=T0の近傍で近似的に(dVi/dT)/Vi=−αが成り立つ。
(dVi/dT)/Vi=(2・T)/{T2+(b/a)} ……(10)
基準温度T0で(5)式を満たすとき、(5)、(10)式より、
(b/a)=−(2/α)・T0−T02 ……(11)
この条件とき(11)式を(10)式に代入すると、
(dVi/dT)/Vi=−α[1+{(T-T0)/T0}]/[1−αTo{(T−T0)/To}
+(αT0/2){(T-T0)/T0}2] ……(12)
が得られる。(12)式より、T=T0の近傍で近似的に(dVi/dT)/Vi=−αが成り立つ。
ここで、−25℃から100℃までの使用温度範囲を想定して、基準温度をT0=310K(約37℃)とし、ホール移動度μH0の温度係数αを−0.0055/℃即ち−5500ppm/℃とすると、(b/a)=1.66×104となり、この時の(2)式で表される磁気−電気変換率を実際に計算すると、図2の様になり、充分な温度補償がなされていることが分かる。
図3には、Vi=a1・(Vthermal)2/VBG+b1・VBGすなわちY=aT2+bで表わされる温度依存性を持つ電圧を発生する回路の具体例を示す。なお、図3において、バイポーラトランジスタを示す記号の近傍に付記されている“1”,“2”,“4”,“9”なる数字はトランジスタ特にエミッタのサイズを比で表わしたものである。
図3において、トランジスタQ6,Q8,Q9および抵抗R3,R4,R5からなる回路は温度依存性のない電圧を発生するバンドギャップ基準電圧回路であり、トランジスタQ8,Q9のコレクタが抵抗R4,R5を介して結合されたノードAに、バンドギャップ電圧VBG(概ね1.26V程度)に相当する電位が発生する。そして、このノードAに抵抗R8を介して直列にトランジスタQ5が接続されことにより、Q5のエミッタが接続されたノードBにはバンドギャップ電圧VBGの2倍の電位VBが発生するように設計されている。トランジスタQ1〜Q4および抵抗R1,R2からなる回路60は、バンドギャップ基準電圧回路にバイアスを与えるバイアス回路である。
本実施例のバンドギャップ基準電圧回路は、トランジスタQ8とQ9のエミッタ面積比をN(本実施例ではN=9)とすると、抵抗R3に発生する電圧VR3は、VR3=VT(lnN)である。これが図1の温度Tに依存する電圧発生回路10に相当するものとなる。従って、トランジスタQ8のコレクタ電流IcQ8は、
IcQ8=VT(lnN)/R3 ……(18)
で表わされる温度依存性のある電流となる。図3の回路においては、R4=R5とされており、これによりIcQ8=IcQ9となる。さらに、トランジスタQ5とQ7はそのエミッタ面積比が2:1されているため、
IcQ8=IcQ9=IcQ5/2=IcQ7=IcQlO=IcQ12=VT(lnN)/R3 ……(19)
であり、IcQ7は温度依存性のある電流となる。R3≒R4/10である。
IcQ8=VT(lnN)/R3 ……(18)
で表わされる温度依存性のある電流となる。図3の回路においては、R4=R5とされており、これによりIcQ8=IcQ9となる。さらに、トランジスタQ5とQ7はそのエミッタ面積比が2:1されているため、
IcQ8=IcQ9=IcQ5/2=IcQ7=IcQlO=IcQ12=VT(lnN)/R3 ……(19)
であり、IcQ7は温度依存性のある電流となる。R3≒R4/10である。
図3の回路では、直列のトランジスタQ10とQ12が2乗回路を構成しており、これに前記トランジスタQ7のコレクタ電流が流されることで、温度に依存した電圧VTが2乗された電流IVT2が生成され、カレントミラー回路でトランジスタQ11に転写される。
上記ノードBから温度依存性のない電圧VBが引き出されて印加されたノードFと接地点との間に接続されたトランジスタQ20〜Q23と抵抗R9,R10は、図1における電圧VBGを発生する回路20に相当する回路を構成している。この回路内の抵抗R9,R10は抵抗比が2:1すなわちR9=2・R10とされており、Q20,Q21,Q22のベース・エミッタ間電圧VBEはほぼ等しいすなわちVBEQ20=VBEQ22とみなすことができる。そのため、トランジスタQ23に流れる電流IcQ23は、次式
IcQ23=IcQ21+IcQ22=IcQ20+IcQ22
=(2・VBG−VBEQ20−VBEQ22)/R9+VBEQ20/R10
=2・VBG/R9−2・VBEQ20/R9+2・VBEQ20/R9
=2・VBG/R9 ……(20)
で表わされる。
IcQ23=IcQ21+IcQ22=IcQ20+IcQ22
=(2・VBG−VBEQ20−VBEQ22)/R9+VBEQ20/R10
=2・VBG/R9−2・VBEQ20/R9+2・VBEQ20/R9
=2・VBG/R9 ……(20)
で表わされる。
そして、この回路で生成された電流IcQ23(以下、IVBGと記す)が、上記トランジスタQ23とカレントミラーをなすトランジスタQ24に転写され、Q24のコレクタ電流が上記トランジスタQ11から引き抜かれることにより、トランジスタQ15には上記2乗電流IVT2を電流IVBGで除算した値に相当する電流IVT2/IVBGが流れる。つまり、Q10,Q11,Q12,Q15は乗除算器を構成しており、IcQ23=IcQ24=IcQ11であることから
IcQ15=IcQ10・IcQ12/IcQ11={VT2・(lnN)2・R9}(2・VBG・R32) ……(21)
となる。この電流がトランジスタQ13とQ14とからなるカレントミラーでQ14に転写される。
IcQ15=IcQ10・IcQ12/IcQ11={VT2・(lnN)2・R9}(2・VBG・R32) ……(21)
となる。この電流がトランジスタQ13とQ14とからなるカレントミラーでQ14に転写される。
トランジスタQ18,Q19および抵抗R11,R12は図1における定数倍回路40に相当する回路を構成しており、Q17のコレクタ電流IcQ17は該定数倍回路により抵抗R11,R12の抵抗比に応じて定数倍されIcQ19として出力される。この電流IcQ19は次式
IcQ19=R11/R12・IcQ17=R11/R12・IcQ23
=2・(R11/R12)(VBG/R9) ……(22)
で表わされる。
IcQ19=R11/R12・IcQ17=R11/R12・IcQ23
=2・(R11/R12)(VBG/R9) ……(22)
で表わされる。
そして、上記電流IcQ14とIcQ19が流されるトランジスタQ14とQ19はコレクタ同士が結合されて電流加算回路を構成しているため、電流IcQ14とIcQ19は共通コレクタで電流加算され、さらに抵抗R7で電流から電圧に変換される為、ノードDの電位VDは次式
VD=R7・(IcQ14十IcQ19)
=R7・[{VT2・(lnN)2・R9}/(2・VBG・R32)
+2・(R11/R12)(VBG/R9)}]
={(R7/R3)(R9/R3)(lnN)2/(2・VBG)}・VT2
+2・(R11/R12)(R7/R9)・VBG
=(R7/R3)(R9/R3)(lnN)2/(2・VBG)・(kB/q)2・T2
+2・(R11/R12)(R7/R9)・VBG ……(23)
VD=R7・(IcQ14十IcQ19)
=R7・[{VT2・(lnN)2・R9}/(2・VBG・R32)
+2・(R11/R12)(VBG/R9)}]
={(R7/R3)(R9/R3)(lnN)2/(2・VBG)}・VT2
+2・(R11/R12)(R7/R9)・VBG
=(R7/R3)(R9/R3)(lnN)2/(2・VBG)・(kB/q)2・T2
+2・(R11/R12)(R7/R9)・VBG ……(23)
上記式(23)の第1項のT2の項の係数はプロセスに依存しない定数と抵抗比のみであり、第2項も同様である。このため、抵抗R2〜R10をモノリシックIC内に同一種類の抵抗として形成すれば、ノードDの電位VDはプロセスのバラツキに対して極めて安定で所望の温度依存性を有する電圧となる。ノードDの電位VD を受けるトランジスタQ29〜Q34および抵抗R13,R14からなる回路70は、出力電圧を抵抗R13,R14で分割した電圧が反転入力端子(Q30のベースにフィードバックされることで入力電圧(VD)に比例した電圧を出力するインピーダンス変換用のアンプである。
ホール素子に十分な電力を供給できるようにするため、本実施例ではトランジスタ25のエミッタ側のノードEとグランドとの間にホール素子の電源端子を接続した。この場合も抵抗R13とR14を同一種類の抵抗とすればノードEとグランドとの間の電圧は、ノードDの電位と全く同じ温度依存性を有するようになる。図4に温度に対するノードEの電位すなわちホール素子の印加電圧を、また図5に本実施例の駆動回路を用いた場合のホール素子の磁気−電気変換特性を示す。図5より十分な温度補償効果が得られていることが分かる。
以上、ホール素子の駆動電圧をY=aT2+bとした場合を説明したが、ホール素子の駆動電圧をY=aT2すなわちb=0としたり、bを負とすることも可能である。Y=aT2とした場合やbが負の場合には、Y=aT2+bでbが正の場合よりも大きい温度係数を得られる。したがって、ホール素子自体の温度依存性が大きい場合(低濃度の場合)に対応できるばかりでなく、多くの場合にアプリケーションに用いられる磁石の発生する磁場の温度依存性が通常では負であることを考慮すると、Y=aT2またはbを負とした方が、システムの温度依存性を安定にできる場合があるので、かかる方式も有効である。
また、本実施例は回路構成を簡単かつ分かり易くすることを念頭において考えたため、図3の様な回路になったが、図3の回路では、各トランジスタのベース電流が誤差を発生することがある。したがって、乗除算器、加算(減算)器としてオペアンプ回路を用いた乗除算器、加算(減算)器などを用いればもっと高精度な回路を実現することができる。さらに、本実施例では、アナログ乗除算器を用いているが、アナログ乗算器を用いても良いし、デジタル乗除算回路もしくはデジタル乗算回路あるいはDSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)などを用いても良い。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。第2の実施形態は、ホール素子を電圧で駆動するとともに、Y=aT2+bT(a、bは定数、Tは絶対温度)で表わされる温度依存性を持つ電圧を発生する回路を設け、該回路で発生された電圧をホール素子に駆動電圧として印加してホール素子の磁気−電気変換特性の温度依存性を補償するものである。
具体的には、温度依存のあるVT電圧源を用いて、次式
Vi=a1・(Vthermal)2/VBG+b1・Vthermal ……(13)
で表わされる電圧を発生してホール素子に駆動電圧として印加する。
Vi=a1・(Vthermal)2/VBG+b1・Vthermal ……(13)
で表わされる電圧を発生してホール素子に駆動電圧として印加する。
ここで、a1、b1は定数である。(13)式を変形して
Vi={a1・(lnN)2/VBG}・VT2+b1・(lnN)VT ……(14)
さらに、
Vi={a1・(lnN)2・kB2/(q2・VBG)}・T2+b1(kB/q)T……(15)
となる。ここで、{a1・(lnN)2・kB2/q2・VBG)}は定数であるのでaとおき、同様にb1(kB/q)をbとおくと、a,bはプロセスに依存しない独立の定数とみなすことができる。
Vi={a1・(lnN)2/VBG}・VT2+b1・(lnN)VT ……(14)
さらに、
Vi={a1・(lnN)2・kB2/(q2・VBG)}・T2+b1(kB/q)T……(15)
となる。ここで、{a1・(lnN)2・kB2/q2・VBG)}は定数であるのでaとおき、同様にb1(kB/q)をbとおくと、a,bはプロセスに依存しない独立の定数とみなすことができる。
ここで、式(14)又は(15)を温度Tで微分すると以下の式が得られる。
(dVi/dT)/Vi={2・T+(b/a)}/{T2+(b/a)T} ……(16)
(dVi/dT)/Vi={2・T+(b/a)}/{T2+(b/a)T} ……(16)
基準温度T0で(5)式を満たすとき、(5)、(16)式より、
(b/a)=−(2T0+αT02)/(1+αT0) ……(17)
が得られる。この時の温度による微分式の計算は省略するが、−25℃から100℃までの使用温度範囲を想定して、基準温度をT0=310K(約37℃)とし、ホール移動度μH0の温度係数αを−0.0055/℃即ち−5500ppm/℃とすると、(b/a)=130となる。この時、(2)式で表される磁気−電気変換率を計算により求めると、図6のようになり、充分な温度補償がなされていることが分かる。この第2実施形態の場合、(b/a)は第1実施形態の(11)式の計算値よりかなり小さい。このことはホール素子の材料や回路方式の選択の幅を広げることを意味する。
(b/a)=−(2T0+αT02)/(1+αT0) ……(17)
が得られる。この時の温度による微分式の計算は省略するが、−25℃から100℃までの使用温度範囲を想定して、基準温度をT0=310K(約37℃)とし、ホール移動度μH0の温度係数αを−0.0055/℃即ち−5500ppm/℃とすると、(b/a)=130となる。この時、(2)式で表される磁気−電気変換率を計算により求めると、図6のようになり、充分な温度補償がなされていることが分かる。この第2実施形態の場合、(b/a)は第1実施形態の(11)式の計算値よりかなり小さい。このことはホール素子の材料や回路方式の選択の幅を広げることを意味する。
第2実施形態のY=aT2+bTで表わされる温度依存性を持つ電圧を発生する回路は、図1のブロック図において、破線Aのように、VT発生回路10から加算器(減算器)50へ温度Tの一次関数で示される電流を供給することで可能であり、その具体的な回路は、図示しないが、図3の回路に若干の修正を加えることで実現することが可能である。
以上、ホール素子の印加電圧を制御する方式を説明したが、ホール素子を温度依存性のない定電圧で駆動し、ホール素子の出力電圧を増幅するアンプのゲインにノードDの電圧と同じ温度依存性を持たせてもよい。この場合、ホール素子の出力電圧は温度依存性(=α)を有したままであるが、アンプの出力では温度補償ができている。このようにゲインをコントロールする方法の具体的な一つの例として、コントロール可能な電流源を2つ有し、その電流比でゲインが決定されるようなアンプを用いる方法がある。
図7にそのようなゲイン調整可能なアンプの具体例を示す。
図7の利得可変アンプは、入力電圧Vinを次式
Vout=Vc+Vo=Vc+A・(I2/I1)・Ro・Vin ……(24)
で表わされる電圧に変換して出力する。ここで、VcはボルテージフォロワVFの非反転入力端子に印加される定電圧源からの電圧、Aはアンプのゲイン、I2/I1は定電流源I1,I2の電流比、RoはボルテージフォロワVFの出力端子とアンプの出力ノードとの間に接続された抵抗の抵抗値である。式(24)より、定電流源I1の電流値I1を一定にして定電流源I2の電流値I2を変化させればアンプのゲインを変化させることができることが分かる。
図7の利得可変アンプは、入力電圧Vinを次式
Vout=Vc+Vo=Vc+A・(I2/I1)・Ro・Vin ……(24)
で表わされる電圧に変換して出力する。ここで、VcはボルテージフォロワVFの非反転入力端子に印加される定電圧源からの電圧、Aはアンプのゲイン、I2/I1は定電流源I1,I2の電流比、RoはボルテージフォロワVFの出力端子とアンプの出力ノードとの間に接続された抵抗の抵抗値である。式(24)より、定電流源I1の電流値I1を一定にして定電流源I2の電流値I2を変化させればアンプのゲインを変化させることができることが分かる。
したがって、定電流源I1,I2の電流として、図3の実施例の回路のノードBの電位VBを電圧−電流変換した電流(換言すればIcQ17と相似の電流)とノードDの電位VDを電圧−電流変換した電流(換言すればIcQ14+IcQ19と相似の電流)を用いれば、図7のアンプの入力が温度依存性を有していなくても、アンプの出力に第1の実施形態と同様なaT2+bの温度依存性を与えることが可能である。
さらに、磁気入力に対し2値化出力をする方式の磁気センサにあっては、その磁気スレシュホールドの値の温度依存性を補償するようにしても良い。図8には、そのような2値化出力をする方式の磁気センサの概略構成を示す。
図8において、100は単結晶シリコンのような半導体チップ、110はこの半導体チップ上にn形エピタキシャル層として形成されたホール素子、120は前記ホール素子110の一方の端子に印加する駆動電圧を発生する定電圧電源回路、130は上記ホール素子2の一対の出力端子が差動入力端子に接続されホール素子の出力を増幅するアンプ、140はこのアンプ130の出力電圧と所定のスレシュホールド値VTHとを比較するコンパレータ、150はコンパレータ140に供給されるスレシュホールド値VTHを生成する回路である。
コンパレータ140に入力された電圧が上記スレシュホールド値VTHと比較され、その出力によってオープンコレクタ形式の出力バイポーラトランジスタQ0がオン、オフ駆動されて出力電流の形で出力端子OUTより外部へ出力される。出力端子OUTに接続された外付けの抵抗および容量はノイズを低減するための素子である。この実施例においては、コンパレータ140に供給されるスレシュホールド値VTHが、図3のような回路により生成されるY=aT2+bで示されるような電圧Yに基づいて、1/Yのような温度依存性を有するように制御される。このような方式によって、前記実施例と同様に、ホール素子の磁気−電気変換特性が温度に依存して変化したとしても温度に影響されない正確な検出出力を得ることができる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば上記実施例では、ホール素子が周辺回路を構成する素子とともに1つの半導体チップ上に形成されたモノリシックIC磁気センサに適用した場合について説明したがこの発明はそれに限定されるものでなく、複数のICと電子部品からなるハイブリッドIC磁気センサに適用することができる。
本発明は、車速度センサ、車輪速度センサ、クランク角センサ等の温度の変化が大きい環境で使用される磁気センサに適用すると最も有効であるが、自動車以外の用途、例えば洗濯機、エアコンなどのブラシレスモターの回転子の位置検出などの家庭用電気製品における磁気センサ、その他、無接点マイクロスイッチ、流量計、車高調整やシフトレバーなどに代表されるポジションセンサなどにも利用することができる。
10 VT電圧発生回路
20 VBG電圧発生回路
30 乗除算器
40 定数倍回路
50 加算器(減算器)
100 半導体チップ
110 ホール素子
120 定電圧電源回路
130 定電流源
140 コンパレータ
20 VBG電圧発生回路
30 乗除算器
40 定数倍回路
50 加算器(減算器)
100 半導体チップ
110 ホール素子
120 定電圧電源回路
130 定電流源
140 コンパレータ
Claims (5)
- ホール素子と、該ホール素子に印加される駆動電圧を発生する定電圧駆動回路とを備え、1つの半導体チップに形成された磁気検出回路であって、上記定電圧回路は、Y=aT2+bまたはY=aT2+bT(a、bは定数、Tは絶対温度)で表わされる温度依存性を持つ駆動電圧を発生し、該駆動電圧の温度依存性で上記ホール素子の磁気−電気変換特性を補償させるようにしたことを特徴とする磁気検出回路。
- ホール素子と、該ホール素子に印加される駆動電圧を発生する定電圧駆動回路と、前記ホール素子の出力を増幅する可変利得増幅回路とを備え、1つの半導体チップに形成された磁気検出回路であって、前記定電圧駆動回路は温度依存性のない電圧を発生するように構成され、前記増幅回路はそのゲインがY=aT2+bまたはY=aT2+bT(a、bは定数、Tは絶対温度)で表わされる温度依存性を有するように制御されることを特徴とする磁気検出回路。
- ホール素子と、該ホール素子に印加される駆動電圧を発生する定電圧駆動回路と、前記ホール素子の出力を弁別するコンパレータと、該コンパレータに供給されるスレシュホールド値を生成する定電圧回路とを備え、1つの半導体チップに形成された磁気検出回路であって、前記定電圧電源回路は温度依存性のない電圧を発生するように構成され、前記定電圧回路はY=aT2+bまたはY=aT2+bT(a、bは定数、Tは絶対温度)で表わされる温度依存性に基づいて1/Yとなるように制御されるスレシュホールド値を生成するように構成されていることを特徴とする磁気検出回路。
- 前記定電圧駆動回路は、温度依存性を持つ電流を生成する第1電流生成回路と、温度依存性のない電流を生成する第2電流生成回路と、前記第1電流生成回路および第2電流生成回路で生成された電流を入力とする乗除算回路と、前記第2電流生成回路で生成された電流に比例した電流を出力する定数倍回路と、前記乗除算回路と前記定数倍回路から出力される電流を加算もしくは減算する電流合成回路と、合成された電流を電圧に変換する電流−電圧変換手段とから構成されていることを特徴とする請求項1に記載の磁気検出回路。
- 前記ホール素子は前記半導体チップに形成されたエピタキシャル層またはn型半導体層からなることを特徴とする請求項1〜4に記載の磁気検出回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004082165A JP2005265751A (ja) | 2004-03-22 | 2004-03-22 | 磁気検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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ID=35090449
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2010049900A (ja) * | 2008-08-21 | 2010-03-04 | Panasonic Corp | スイッチ装置 |
| KR101124684B1 (ko) * | 2010-04-14 | 2012-03-20 | 주식회사 오토산업 | 홀 센서의 온도 보상 장치 |
| JP2014163825A (ja) * | 2013-02-26 | 2014-09-08 | Asahi Kasei Electronics Co Ltd | 磁気センサの温度特性補正回路及び温度特性補正方法 |
| JP2015099089A (ja) * | 2013-11-19 | 2015-05-28 | 旭化成エレクトロニクス株式会社 | 磁気センサ |
| JP2017161505A (ja) * | 2016-03-08 | 2017-09-14 | エスアイアイ・セミコンダクタ株式会社 | 磁気センサ及び磁気センサ装置 |
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-
2004
- 2004-03-22 JP JP2004082165A patent/JP2005265751A/ja active Pending
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