JP2005292673A - 画像形成装置の使用環境モニタ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 装置の設置環境を正確に検知して経済的な対策を迅速に講じることができ、装置の破損を回避できる画像形成装置の使用環境モニタ装置を提供する。
【解決手段】 複写機が設置された場所における環境温度や電源ノイズなど設置環境条件を検出する環境検知手段4Aと、前記環境検知手段4Aにより検出された環境条件が複写機の正常動作環境を逸脱するときに、異常環境である旨の警告を発する環境異常警報手段4Bを備えるとともに、複写機を停止させる作動停止手段4Cを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像形成装置の使用環境モニタ装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写機等の画像形成装置では、電源ノイズ、輻射ノイズ、環境温度等、装置の設置される一定の環境下で装置が正常に作動することを保証するために各種の規格に基づいて試験が行なわれ、各種の対策が講じられている。
このような規格の一例としてACラインノイズ規格があり、電気用品安全法では、サージ試験(電源ラインに瞬時高電圧ノイズを印加する)などの各種の電源変動試験により装置が異常動作を起こしたり部品が破損しないようにノイズフィルタを装着するなど、各種の対策のための設計が施されている。(特許文献1)
上述の規格は当該装置が使用される国や地域において異なり、夫々対応する規格を満たすように設計されている。
特開平8−140339号公報
しかし、このような規格を満たした装置であっても、その使用環境は様々であり、例えば電源事情の悪い地域では装置が正常に作動せずに誤動作を起こす場合もあった。このような場合、サービス要員が原因を容易に確認することができないために、悪戯に時間を費やすことになるばかりか、必要以上に高価な対策部品を取り付ける場合もあり、管理コストやメンテナンスコストが上昇するという不都合があった。
本発明は、上述の従来欠点に鑑み、装置の設置環境を正確に検知して経済的な対策を迅速に講じることができ、装置の破損を回避できる画像形成装置の使用環境モニタ装置を提供する点にある。
上述の目的を達成するため、本発明による画像形成装置の使用環境モニタ装置の第一の特徴構成は、特許請求の範囲の欄の請求項1に記載した通り、画像形成装置の設置環境条件を検出する環境検知手段と、前記環境検知手段により検出された環境条件が前記画像形成装置の正常動作環境を逸脱するときに、異常環境である旨の警告を発する環境異常警報手段を備えた点にある。
環境検知手段が例えば電源環境や温湿度環境を検知し、検知された環境条件に基づいて、環境異常警報手段が環境予め正常範囲として設定されている環境条件を逸脱すると判断したときに警報を発するように構成されているので、装置を購入したユーザーからのクレームがあったときでも、その警報に基づいて原因を的確に且つ迅速に把握することができるようになるのである。
さらに、前記環境異常検出手段は、前記環境検知手段により検出された環境条件に基づいて複数段階で異常環境を警告することが好ましく、その異常の程度に基づいて、考えられる複数の対策のうちの最も適切な対策を選択して対処できるようになり、管理コストやメンテナンスコストを適正な値に低減させることができるようになる。
上述の構成において、前記環境検知手段が、供給電源電圧のラインノイズレベルを検知するものであることが好ましく、特に電源事情の劣悪な環境下に装置が設置されるような場合に有効となる。
同様に、前記環境検知手段が、供給電源電圧の瞬時電圧停止時間を検知するものであったり、供給電源電圧の瞬時電圧変動を検知するものであったり、供給電源電圧の電圧レベルを検知するものであることが、適切な対策を迅速に講じることができるようになる点で好ましい。
さらに、前記環境検知手段が、前記画像形成装置の設置された環境温度または湿度を検知するものであれば、ヒーターやファン等の適切な対策部品を取り付けることばかりで無く、環境を改善するべくユーザーを指導できるという利点がある。
前記環境検知手段が、前記画像形成装置の設置された環境の電磁波ノイズレベルを検知するものであることが好ましく、この場合には、装置の要部にノイズシールドを施したり、ノイズ発生源である機器に対策を講じたりといった適切な対処が可能になるのである。
前記環境検知手段により検知された環境条件が許容環境条件を逸脱するときに、前記画像形成装置の作動を禁止する作動停止手段を備えてあることが好ましく、劣悪な環境下で敢て装置を作動させることによる装置の故障や破壊を事前に防止することができるのである。
以上説明した通り、本発明によれば、装置の設置環境を正確に検知して経済的な対策を迅速に講じることができ、装置の破損を回避できる画像形成装置の使用環境モニタ装置を提供することができるようになった。
以下に本発明による画像形成装置の使用環境モニタ装置の実施の形態を説明する。図1に示すように、画像形成装置の一例である複写機の電源回路は、商用の交流電源ラインと接続されるACラインL1,L2に順にノイズフィルタNF、ブレーカBK、トランスTRが配置され、トランスTRにより降圧された二次出力からモータやソレノイドなどの駆動系の負荷にDC24Vの直流電力を供給する電圧レベルの高い第一の直流電源回路1と、複写機を制御するCPUを備えた制御基板3にDC5Vの直流電力を供給する電圧レベルの低い第二の直流電源回路2を備えて構成されている。
前記制御基板3には、図2に示すような圧電ブザー4bと圧電ブザー4bを駆動するトランジスタスイッチ回路4aなどで構成される使用環境モニタ装置4が設けられている。使用環境モニタ装置4は通常状態でCPUの出力ポートからの制御電圧によりトランジスタスイッチ回路4aがオフするように制御されているが、ノイズフィルタNFで除去できないレベルの高いノイズがACラインL1,L2から流れ込むと、トランジスタスイッチ回路4aのベースラインにノイズが乗り圧電ブザー4bを鳴動させるように構成されている。
従って、当該複写機の設置場所で圧電ブザー4bが鳴動するときには、電源ラインからのラインノイズのレベルが複写機の正常に動作可能な許容範囲を上回っていることがその場で判断でき、サービスマンはその状況に基づいて、ノイズ除去効果の高い別のノイズフィルタをACラインL1,L2に取り付けることで、正常に動作するように対策を採ることができるようになる。
即ち、トランジスタスイッチ回路4aが当該複写機の設置環境条件を検出する環境検知手段4Aとなり、圧電ブザー4bが異常環境である旨の警告を発する環境異常警報手段4Bとなる。
さらに、複写機の外カバーの内側で比較的設置場所の雰囲気に近い位置に温度センサTS及び湿度センサHSを配置して、その値が制御基板3に入力されるように構成してあり、制御基板のCPUは入力された温度信号及び湿度信号に基づいて予め設定されている動作可能な温度範囲、湿度範囲を逸脱しているか否かを判断し、その結果を、前記CPUの出力ポートに接続された温度、湿度に対応する一対の表示素子LED1,LED2に表示させるように構成している。例えば温度、湿度共に許容範囲内であれば両表示素子LED1,LED2を消灯させ、上方に逸脱している場合には点灯表示させ、下方に逸脱している場合には点滅表示させるように構成してある。
従って、当該複写機の設置場所での温湿度環境が把握でき、湿度が異常に高い環境であることが表示素子により把握できると、サービスマンは用紙カセットや感光体ドラムにパネルヒータなどの対策部品を取り付けて結露を防止したり、温度が異常に高い環境であることが表示素子により把握できると対策部品である冷却ファンを装置の所定の取付位置に取り付けるなどの適切な対処を迅速に採ることができるようになる。
即ち、温度センサTS及び湿度センサHSが当該複写機の設置環境条件を検出する環境検知手段4Aとなり、表示素子LED1,LED2が異常環境である旨の警告を発する環境異常警報手段4Bとなる。
このように複写機の制御に直接関与しない安価な部品を装着して使用環境モニタ装置を構成することにより、装置を購入したユーザーからのクレームがあったときでも、その警報に基づいて原因を的確に且つ迅速に把握して、適切な対策部品を取り付けることにより、複写機を正常に稼動させることができるようになる。
上述の実施形態では、許容範囲を逸脱するか否かの何れかを鳴動または表示出力するものを説明した、許容範囲に対してノイズレベルや温湿度がどのレベルにあるのかを複数段階で識別可能なように出力するように構成してもよい。これにより、設置環境の異常の程度により対策部品が異なる場合には、当該複数段階の何れの段階であるかに基づいて適切な対策部品を迅速に選択して装着することができるようになる。
さらに、環境検知手段4Aにより検知された環境条件が許容環境条件を逸脱するときに、複写機の作動を禁止する作動停止手段4Cを備えてもよい。作動停止手段4Cとしては、例えば前記トランジスタスイッチ回路4aのベース電圧に印加されるノイズ信号や表示素子LED1,LED2の駆動信号を検出するワンショトマルチバイブレータとその出力信号で前記ブレーカBKを切断するスイッチ回路などにより構成できる。これにより、環境条件が劣悪な中で複写機が作動して損傷を受けることを未然に防止することができる。
例えばラインノイズを検出するノイズレベル検出回路とその検出ノイズレベルに応じてその程度を報知する表示部とブザーを備えた異常警報回路と、検出レベルに応じて複写機のブレーカBKを切断する切断回路を設けて、図3に示すように、ノイズレベルに応じてその程度を表示するとともに、許容範囲を超えたときに切断回路を作動させて装置を停止させるように構成することもできる。図3に示す例では、装置への給電が開始されると(ステップS1)、ラインノイズを検出するノイズレベル検出回路でノイズレベルを検知し(ステップS2)ラインノイズが3KV以下(ステップS3のYES)では正常であると表示し(ステップS7)、ノイズレベルが3KVより大きく5KVよりも小さい時には(ステップS4のYES)、装置が正常に動作できるノイズレベルの限界に近づいていることを表示し(ステップS8)、ノイズレベルが5KVより大きく7KVよりも小さい時には(ステップS5のNO)、装置が異常動作を起こす恐れがあるため異常表示を行いブザーを鳴らす(ステップS9)。ノイズレベルが7KVより大きい時は(ステップS5のYES)ブレーカを切断し装置を停止させる(ステップS6)。
上述した実施形態では、複写機に使用環境モニタ装置4を内蔵したものを説明したが、複写機とは別体の使用環境モニタ装置4を構成してもよい。例えば、バッテリ駆動でノイズレベル信号や温湿度信号が処理でき環境検知手段4Aとして作動する制御回路と、当該制御回路により駆動される環境異常警報手段4Bとしての液晶などでなる表示部を備えて構成し、サービスマンが携帯できるような装置である。当該使用環境モニタ装置4に発信手段を備えるとともに複写機に受信手段を備え、環境異常を検出したときに発信手段から発信信号が出力されるように構成し、受信手段にその発信信号を受信して前記ブレーカBKを切断するスイッチ回路を備えることにより作動停止手段4Cを構成することができる。
環境検知手段4Aとしては、電源のラインノイズレベルや温湿度を検出するもの以外に、供給電源電圧の瞬時電圧停止時間を検知するものや、供給電源電圧の瞬時電圧変動を検知するものや、供給電源電圧の電圧レベルを検知するもの、さらには電磁波ノイズレベルを検知するものであってもよい。これらの検知回路は公知の検出回路により適宜構成されるものであり、その電源サージが甚だしいときには適切なサージアブソーバを付加し、電源サグが甚だしいときには無停電電源装置を用い、電磁ノイズが甚だしいときには制御基板をシールドするなど、異常環境とそのレベルに応じて予め設定されている対策部品を装着することにより、最も適切な対策を選択して迅速に対処できるようになり、管理コストやメンテナンスコストを適正な値に低減させることができるようになるのである。
画像形成装置の電源回路図 使用環境モニタ装置の一例を説明する要部の回路図 使用環境モニタ装置の動作の一例を示すフローチャート
符号の説明
1:第一の直流電源回路
2:第二の直流電源回路
3:制御基板
4:使用環境モニタ装置
4A:環境検知手段
4B:環境異常警報手段
4C:作動停止手段
L1,L2:ACライン

Claims (9)

  1. 画像形成装置の設置環境条件を検出する環境検知手段と、前記環境検知手段により検出された環境条件が前記画像形成装置の正常動作環境を逸脱するときに、異常環境である旨の警告を発する環境異常警報手段を備えた画像形成装置の使用環境モニタ装置。
  2. 前記環境異常検出手段は、前記環境検知手段により検出された環境条件に基づいて複数段階で異常環境を警告する請求項1記載の画像形成装置の使用環境モニタ装置。
  3. 前記環境検知手段が、供給電源電圧のラインノイズレベルを検知するものである請求項1または2記載の画像形成装置の使用環境モニタ装置。
  4. 前記環境検知手段が、供給電源電圧の瞬時電圧停止時間を検知するものである請求項1または2記載の画像形成装置の使用環境モニタ装置。
  5. 前記環境検知手段が、供給電源電圧の瞬時電圧変動を検知するものである請求項1または2記載の画像形成装置の使用環境モニタ装置。
  6. 前記環境検知手段が、供給電源電圧の電圧レベルを検知するものである請求項1または2記載の画像形成装置の使用環境モニタ装置。
  7. 前記環境検知手段が、前記画像形成装置の設置された環境温度または湿度を検知するものである請求項1または2記載の画像形成装置の使用環境モニタ装置。
  8. 前記環境検知手段が、前記画像形成装置の設置された環境の電磁波ノイズレベルを検知するものである請求項1または2記載の画像形成装置の使用環境モニタ装置。
  9. 前記環境検知手段により検知された環境条件が許容環境条件を逸脱するときに、前記画像形成装置の作動を禁止する作動停止手段を備えてある請求項1から8の何れかに記載の画像形成装置の使用環境モニタ装置。
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