JPH11215690A - 過電流保護装置 - Google Patents

過電流保護装置

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JPH11215690A
JPH11215690A JP3038898A JP3038898A JPH11215690A JP H11215690 A JPH11215690 A JP H11215690A JP 3038898 A JP3038898 A JP 3038898A JP 3038898 A JP3038898 A JP 3038898A JP H11215690 A JPH11215690 A JP H11215690A
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JP3038898A
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Takashi Mirumachi
隆 美留町
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誘導負荷のように起動時だけ必要電流量が大
きくなるような負荷の場合、最大電流でなく平均電流で
過電流保護機能を働かせることができる過電流保護装置
を提供する。 【解決手段】 電源装置では、スイッチ素子Q1に流れ
る電流は2次側の出力電流に比例するので、電流検出抵
抗Rspで検出された値が2次側の最大出力電流値I2
を越える時、1次側の電流検出回路11は過電流を検知
し、PWM制御により出力電流を制限するように動作す
る。また、2次側の電流検出回路12は抵抗Rssによ
り検出された電流値と平均電流量として規定された電流
値I1とを比較する。検出された電流値が電流値I1を
越えた時にパルス幅検出回路13は動作し、電流検出回
路12からの検出信号が連続して所定時間幅以上入力さ
れたと判断し、PWM制御により出力電流を制限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング電源
などの電源装置における過電流の保護動作を行う過電流
保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は従来の過電流保護装置が適用され
た電源装置の構成を示す回路図である。従来の過電流保
護装置は、主に1次側スイッチング回路の総電流を検出
することで2次側出力回路および負荷への電流量を抑制
するものと、2次側の出力部で各系統毎に抵抗やカレン
トトランスなどを用いて電流検出を行うことで電流量を
抑制するものとに大別される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の過電流保護装置のいずれの場合も、過電流制限は負
荷に供給される最大電流量に対して設定されるので、そ
の負荷が誘導負荷のようにピーク電流と平均電流とに著
しく差があるような負荷である場合、その負荷電流の最
大値により保護動作開始レベルを設定しなければならな
い。
【0004】その場合、電源装置から負荷までの配線に
対して安全を期するためには最大の負荷電流が流れた場
合でも大丈夫なように、電源回路内での使用素子や負荷
への配線材料を選定する必要があり、コストアップを余
儀なくされることが多かった。
【0005】そこで、本発明は、誘導負荷のように起動
時だけ必要電流量が大きくなるような負荷の場合、最大
電流でなく平均電流で過電流保護機能を働かせることが
できる過電流保護装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の過電流保護装置は、電源
装置に接続された負荷に過電流が供給されることを抑制
する過電流保護装置において、前記負荷に連続的に流れ
る電流量を検出する連続電流検出手段と、前記負荷に過
渡的に流れる電流量を検出する過渡電流検出手段と、前
記連続電流検出手段によって第1の所定値を越えて連続
的に流れる電流量が検出された場合、または前記過渡電
流検出手段によって第2の所定値を越える電流量が検出
された場合、前記負荷に供給される電流量を低減する電
流制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】請求項2に記載の過電流保護装置では、請
求項1に係る過電流保護装置において前記連続電流検出
手段は、前記第1の所定値を越えて前記負荷に流れる電
流が連続的であるか否かを、該第1の所定値を越える電
流のパルス幅を検出することにより判別するパルス幅検
出手段を備えたことを特徴とする。
【0008】請求項3に記載の過電流保護装置では、請
求項1に係る過電流保護装置において前記電源装置はト
ランスの1次側に接続されたスイッチング素子を駆動し
てその2次側に接続された負荷に電力を供給する場合、
前記連続電流検出手段は前記2次側に流れる電流により
前記連続的に流れる電流量を検出し、前記過渡電流検出
手段は前記スイッチング素子に流れる電流により前記過
渡的に流れる電流量を検出することを特徴とする。
【0009】請求項4に記載の過電流保護装置では、請
求項1に係る過電流保護装置において前記電流制限手段
は、前記電源装置の出力を遮断することを特徴とする。
【0010】請求項5に記載の過電流保護装置では、請
求項1に係る過電流保護装置において前記電源装置はト
ランスの1次側に接続されたスイッチング素子を駆動し
てその2次側に接続された負荷に電力を供給する場合、
前記2次側に流れる電流を検出するカレントトランスを
設け、前記過渡電流検出手段は前記カレントトランスを
用いて前記過渡的に流れる電流を検出することを特徴と
する。
【0011】請求項6に記載の過電流保護装置では、請
求項1に係る過電流保護装置において前記電源装置はト
ランスの1次側に接続されたスイッチング素子を駆動し
てその2次側に接続された負荷に電力を供給する場合、
前記1次側に流れる電流を検出するカレントトランスを
設け、前記連続電流検出手段は前記カレントトランスを
用いて前記連続的に流れる電流を検出することを特徴と
する。
【0012】請求項7に記載の過電流保護装置では、請
求項2に係る過電流保護装置において前記パルス幅検出
手段は、前記電源装置内部の所定部位の温度を検出する
温度検出手段を備え、該検出された温度により、前記検
出されるパルス幅と比較される許容パルス幅を変更する
ことを特徴とする。
【0013】請求項8に記載の過電流保号装置は、請求
項7に係る過電流保護装置において前記2次側の出力電
圧を検出し、該検出された前記2次側の出力電圧が前記
許容パルス幅が制限されて電圧保証範囲内に収まらなく
なった場合、その旨を通知する通知手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の過電流保護装置の実施の
形態について説明する。
【0015】[第1の実施形態]図1は第1の実施形態
における過電流保護装置が適用された電源装置の構成を
示す回路図である。この電源装置は、トランスT1の1
次側で従来と同様に総電流による過電流検出を行う電流
検出回路11、2次側で過電流検出を行う電流検出回路
12、2次側の過電流のパルス幅を検出するパルス幅検
出回路13、電源装置内の半導体素子の温度を検出する
温度検出回路14、2次側の出力電圧を制御するPWM
制御回路15、2次側の出力電圧を検出する出力電圧検
出回路16、フォトカップラ17、18などを有する。
【0016】この電源装置では、商用電源である50H
zまたは60Hzの100V(または230V)の交流
入力Vinは整流ダイオードブリッジDBで整流され、
電解コンデンサC1により平滑化される。電解コンデン
サC1の両端には、直列に接続されたトランスT1の1
次側巻線Np、スイッチ素子Q1および電流検出抵抗R
spが接続されている。
【0017】スイッチ素子Q1では2次側の電圧が所定
の値になるようにPWM制御回路15によってそのオン
/オフ比が制御される。スイッチ素子Q1のオン/オフ
の繰り返しにより2次側に電力が供給されるが、このと
き、スイッチ素子Q1に流れる電流は2次側の出力電流
に比例するので、電流検出抵抗Rspで検出された値が
2次側の最大出力電流値(パルス電流最大規定値)I2
(図2参照)を越える時、1次側の電流検出回路11は
過電流を検知する。図2は電流検出抵抗Rspで検出さ
れる電流特性を示すグラフである。
【0018】1次側の電流検出回路11は過電流を検知
すると、PWM制御回路15のPWM制御によりオン幅
を制限し、スイッチング周波数を低下させることで、出
力電流を制限するように動作する(図3のc参照)。
【0019】スイッチ素子Q1のオン/オフ比によりト
ランスT1の2次巻線Nsに生じる電圧は、そこに接続
された整流ダイオードDs1により整流され、平滑用の
コイルLsと電解コンデンサCoにより直流電圧に変換
される。ダイオードDs2はスイッチ素子Q1のオフ時
にコイルLsに蓄えられたエネルギーを出力側へ還流す
るためのダイオードである。
【0020】2次側の電流検出回路12は平滑用電解コ
ンデンサCoと出力端子間に直列に挿入された抵抗Rs
sにより検出された電流値と、平均電流量として規定さ
れた電流値(連続電流最大規定値)I1(図2参照)と
をコンパレータ21により比較する。検出された電流値
が規定された電流値I1を越えた時、パルス幅検出回路
13が動作する。
【0021】このように、2次側の電流検出回路12が
過電流を検出すると、パルス幅検出回路13は動作を開
始する。パルス幅検出回路13はコンデンサCt、抵抗
Rtなどの積分回路で構成されており、コンデンサCt
の充電電圧レベルを基準電圧レベルVref2と比較す
る。図3はパルス幅検出回路13の充電電圧、出力電流
Ioおよび出力電圧の変化を示すタイミングチャートで
ある。
【0022】コンデンサCtの充電電圧レベルが基準電
圧レベルVref2を越えている場合(図1参照)、パ
ルス幅検出回路13は電流検出回路12からの検出信号
が連続して所定時間幅以上入力されたと判断し、1次側
の過電流保護動作と同様にPWM制御によりオン幅を制
限し、スイッチング周波数を低下させることで、出力電
流を制限するように動作する(図3のd参照)。
【0023】また、温度検出回路14は電源装置内の半
導体素子の温度を検出するサーミスタ等の温度検出素子
を有し、検出された温度に応じてコンデンサCtへの充
電時定数を変更することで、パルス幅検出回路13に対
してパルス幅の許容値を変更するように動作する。温度
検出回路14で検出される温度に応じて充電電圧の傾き
が変わり、温度が高いと傾きが大きくなり(図3の波線
a)、温度が低いと傾きが小さくなる(図3の波線
b)。
【0024】このように、温度を監視して許容パルス幅
を変更することで、電源装置が複数の出力系を有してい
る場合に1次側の総電流量による過電流の設定は複数の
出力系の総和値となるように設定してあるため、各出力
が同じような負荷異常に陥り、総和値に対しては過電流
保護が動作しないレベルの電流を流し続けるような状態
になった場合でも、許容パルス幅をせまくする、つま
り、過電流保護レベルをさげることで、温度上昇時には
異常と判断して保護動作が働くように、また電源装置を
構成する部品の負担を軽減するように保護レベルを変更
することが可能である。
【0025】本実施形態の電源装置によれば、電源の出
力異常や負荷の異常時、負荷への配線材での異常時にお
いても、確実に過電流保護を動作させることが可能とな
り、電源装置へのストレスを軽減できる。
【0026】したがって、誘導負荷などのように起動時
だけ必要電流量が大きくなるような負荷の場合、最大電
流でなく平均電流で過電流保護機能を働かせることがで
き、電源装置内での使用素子や負荷への配線材料を選定
する際、必要以上のものを選定しなくて済み、コストア
ップを抑えることができる。
【0027】[第2の実施形態]図4は第2の実施形態
における過電流保護装置が適用された電源装置の構成を
示す回路図である。第2の実施形態における電源装置
は、前記第1の実施形態とほぼ同様の回路構成を有する
が、パルス幅検出回路13の出力構成において相違す
る。
【0028】すなわち、第1の実施形態では、2次側の
電流検出回路12により電流レベルが規定された電流値
I1を越えているか否かを判別し、その結果によりパル
ス幅検出回路13は動作し、許容パルス幅以上のパルス
であれば、PWM制御回路15のPWM制御によりオン
幅を制限し、スイッチング周波数を低下させることで、
出力電流を制限するように動作していた。
【0029】これに対し、第2の実施形態では、過電流
を検出した時点で過電圧保護回路19などで使用してい
るPWM制御回路15のシャットダウン(ON/OF
F)端子に信号を入力することで、電源装置の出力を遮
断するように動作する。
【0030】これにより、電源装置、負荷、負荷への配
線のいずれかで異常が生じた場合、電源を即座に停止で
きる。
【0031】[第3の実施形態]図5は第3の実施形態
における過電流保護装置が適用された電源装置の構成を
示す回路図である。第3の実施形態の電源装置は、2次
側巻線Nsと整流ダイオードDs1との間にカレントト
ランスCTsを介在させた電流検出回路(パルスピーク
検出回路)20を設けることで、2次側の電流検出回路
だけでパルスピーク(パルス電流)の検出を行えるよう
にしたものである。その他の構成である電流検出回路1
2、パルス幅検出回路13、温度検出回路14などは前
記第1の実施形態と同様である。
【0032】ここで、カレントトランスCTsは前記第
1の実施形態における1次側のスイッチ素子Q1の電流
検出と同様の働きを行う。つまり、カレントトランスC
Tsに電流が流れるのはスイッチ素子Q1がオンしたと
きであり、その電流isは入力電圧をVin、オン時間
をtonとすると、トランスT1の巻数比がNp:Ns
であるので、数式(1)に示す変動幅Δisを出力電流
loに対して持つ電流となる。
【0033】 △is=Vin×(Ns/Np)×ton/Ls ……… (1) このカレントトランスCTsによるパルスピーク検出回
路20の比較基準レベルをその出力系統の最大電流とす
ることで、前記第1の実施形態と同様に、パルスピーク
検出回路20はPWM制御回路15のPWM制御により
オン幅を制限し、スイッチング周波数を低下させること
で、出力電流を制限するように動作する。
【0034】前記第1の実施形態では、他の出力系統も
含めた最大電流により規定されていたが、第3の実施形
態では所定の出力系統だけの最大電流で規定でき、より
最適な過電流保護を行うことができる。
【0035】[第4の実施形態]図6は第4の実施形態
における過電流保護装置が適用された電源装置の構成を
示す回路図である。第4の実施形態の電源装置は、1次
側にカレントトランスCTpを設けて出力電流の平均値
を検出する電流検出回路(平均電流検出回路)25、パ
ルスピーク(パルス電流)を検出する電流検出回路(パ
ルスピーク検出回路)26、パルス幅検出回路27およ
び温度検出回路28を設けることで、1次側の電流検出
回路だけで平均電流とパルスピーク検出を行えるように
したものである。
【0036】その他の構成は前記第1の実施形態と同様
である。ここで、カレントトランスCTpは、前記第1
の実施形態の1次側のスイッチ素子Q1における電流検
出と、2次側の平均電流検出とを兼ねた働きを行うもの
である。
【0037】すなわち、スイッチ素子Q1では2次側の
電圧が所定の値になるようにPWM制御回路によってそ
のオン/オフ比が制御される。スイッチ素子Q1のオン
/オフの繰り返しにより2次側に電力が供給されるが、
このとき、スイッチ素子Q1に流れる電流は2次側の出
力電流に比例するので、カレントトランスCTpに付加
されたパルスピーク検出回路26では2次側出力電流の
最大値を検出することができ、同様にカレントトランス
CTpに付加された平均電流検出回路25では2次側の
平均電流を検出することができる。
【0038】これにより、前記第1の実施形態と同様
に、PWM制御によりオン幅を制限し、スイッチング周
波数を低下させることで、出力電流を制限するように1
次側の電流検出回路は動作する。
【0039】ただし、1次側で検出される値は各出力系
の総和であるので、前記第3の実施形態ほど最適な過電
流保護を行うことはできないが、2次側に別回路を設け
なくて済むので、部品の実装面積が制限される場合に特
に有効である。
【0040】[第5の実施形態]図7は第5の実施形態
における過電流保護装置が適用された電源装置の構成を
示す回路図である。第5の実施形態における過電流保護
装置は、許容パルス幅を制限することで出力電圧が保証
できなくなった場合にシステムコントロール部31に電
力供給不可を通知する低電圧検出回路33を有する。そ
の他の構成については前記第1の実施形態と同様であ
る。
【0041】この電源装置では、商用電源である50H
zまたは60Hzの100V(または230V)の交流
入力Vinは整流ダイオードブリッジDBで整流され、
電解コンデンサC1により平滑化される。電解コンデン
サC1の両端には、直列に接続されたトランスT1の1
次巻線Np、スイッチ素子Q1および電流検出抵抗Rs
pが接続されている。
【0042】スイッチ素子Q1では2次側の電圧が所定
の値になるようにPWM制御回路15によってそのオン
/オフ比が制御される。スイッチ素子Q1のオン/オフ
の繰り返しにより2次側に電力が供給されるが、このと
き、スイッチ素子Q1に流れる電流は2次側の出力電流
に比例するので、電流検出抵抗Rspで検出された値が
2次側の最大出力電流を越える時に過電流を検知し、P
WM制御によりオン幅を制限し、スイッチング周波数を
低下させることで、出力電流を制限するように、1次側
の電流検出回路11は動作する。
【0043】スイッチ素子Q1のオン/オフによりトラ
ンスT1の2次側巻線Nsに生じる電圧は、2次側巻線
Nsに接続された整流ダイオードDs1により整流さ
れ、平滑用のコイルLsと電解コンデンサCoにより直
流電圧に変換される。ダイオードDs2はスイッチ素子
Q1のオフ時にコイルLsに蓄えられたエネルギーを出
力側へ還流するためのダイオードである。
【0044】2次側の電流検出回路12では、平滑用電
解コンデンサCoと出力端子との間に直列に挿入された
抵抗Rssにより検出された電流値を、コンパレータ2
1により平均電流量として規定した電流値と比較し、そ
の値を越えた場合、パルス幅検出回路13が動作する構
成となっている。
【0045】このように、電流検出回路12で過電流が
検出されると、パルス幅検出回路13が動作を開始す
る。パルス幅検出回路13はコンデンサCt、抵抗Rt
などの積分回路で構成されており、コンデンサCtの充
電電圧レベルを基準電圧レベルと比較することで、電流
検出回路12からの検出信号が連続して所定時間幅(許
容パルス幅)以上入力されたと判断し、1次側の過電流
保護動作と同様にPWM制御によりオン幅を制限し、ス
イッチング周波数を低下させることで、出力電流を制限
するように動作する。
【0046】このとき、許容パルス幅を制限することに
より出力電圧が規定範囲内に納まらなくなった場合、低
電圧検出回路33が動作し、システムへの安定電圧の供
給が不可能になったことをシステムコントロール部31
に通知する。
【0047】この通知により、システムコントロール部
31は異常処理をおこない、ユーザへの通知や表示装置
にエラー発生を表示することで、電源および負荷の診断
を促す。
【0048】また、温度検出回路14は、コンデンサC
tへの充電時定数を検出された温度に応じて変更し、パ
ルス幅検出回路13に対してパルス幅の許容値を変更す
るように動作する。つまり、この温度の監視により許容
パルス幅を変更することで、電源装置が複数の出力系を
有している場合に1次側の総電流量による過電流の設定
は複数の出力系の総和値となるので、各出力が同じよう
な負荷異常に陥り、総和値に対しては過電流保護が動作
しないあるレベルの電流を流し続けるような状態になっ
た場合でも、温度が上昇すれば、許容パルス幅をせまく
する、つまり、レベルをさげて電源装置を構成する部品
の負担を軽減するように保護レベルを変更することがで
きる。
【0049】このように、第5の実施形態によれば、電
源の出力異常や負荷の異常時、負荷への配線材での異常
時においても、確実に過電流保護の動作を行うことが可
能となり、電源装置へのストレスを軽減でき、それによ
って万一、システムへの電力供給に支障が生じる可能性
が発生した場合、いち早くシステム側に通知してシステ
ムの誤動作等を防止することが可能となる。
【0050】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の過電流保護装
置によれば、電源装置に接続された負荷に過電流が供給
されることを抑制する際、連続電流検出手段により前記
負荷に連続的に流れる電流量を検出し、過渡電流検出手
段により前記負荷に過渡的に流れる電流量を検出し、前
記連続電流検出手段によって第1の所定値を越えて連続
的に流れる電流量が検出された場合、または前記過渡電
流検出手段によって第2の所定値を越える電流量が検出
された場合、電流制御手段により前記負荷に供給される
電流量を低減するので、誘導負荷などのように起動時だ
け必要電流量が大きくなるような負荷の場合、最大電流
でなく平均電流で過電流保護機能を働かせることができ
る。これにより、電源装置内での使用素子や負荷への配
線材料を選定する際、必要以上のものを選定しなくて済
み、コストアップを抑えることができる。
【0051】また、過渡時と定常時とで著しく電流値が
異なるような負荷に対する過電流保護を適切に設定して
動作させることができ、システムの誤動作などを防止で
きる。
【0052】請求項2に記載の過電流保護装置によれ
ば、パルス幅検出手段により前記第1の所定値を越えて
前記負荷に流れる電流が連続的であるか否かを、該第1
の所定値を越える電流のパルス幅を検出することにより
判別するので、パルス幅が許容パルス幅を越える場合に
連続的であるとすることで簡単に判別できる。
【0053】請求項3に記載の過電流保護装置によれ
ば、前記電源装置はトランスの1次側に接続されたスイ
ッチング素子を駆動してその2次側に接続された負荷に
電力を供給する場合、前記連続電流検出手段は前記2次
側に流れる電流により前記連続的に流れる電流量を検出
し、前記過渡電流検出手段は前記スイッチング素子に流
れる電流により前記過渡的に流れる電流量を検出するの
で、各出力系統毎に連続的に流れる電流量を検出でき
る。
【0054】請求項4に記載の過電流保護装置によれ
ば、前記電流制限手段は、前記電源装置の出力を遮断す
るので、電源装置、負荷、負荷への配線のいずれかで異
常が生じた場合、電源装置を停止させることで、即座に
過電流を遮断できる。
【0055】請求項5に記載の過電流保護装置によれ
ば、前記電源装置はトランスの1次側に接続されたスイ
ッチング素子を駆動してその2次側に接続された負荷に
電力を供給する場合、前記2次側に流れる電流を検出す
るカレントトランスを設け、前記過渡電流検出手段は前
記カレントトランスを用いて前記過渡的に流れる電流を
検出するので、トランスの2次側だけで連続的および過
渡的に流れる電流量を検出することが可能であり、所定
の出力系統だけの最大電流で規定でき、より最適な過電
流保護を行うことができる。
【0056】請求項6に記載の過電流保護装置によれ
ば、前記電源装置はトランスの1次側に接続されたスイ
ッチング素子を駆動してその2次側に接続された負荷に
電力を供給する場合、前記1次側に流れる電流を検出す
るカレントトランスを設け、前記連続電流検出手段は前
記カレントトランスを用いて前記連続的に流れる電流を
検出するので、トランスの1次側だけで連続的および過
渡的に流れる電流量を検出することが可能である。した
がって、2次側に別回路を設けなくて済むので、部品の
実装面積が制限される場合に特に有効である。
【0057】請求項7に記載の過電流保護装置によれ
ば、前記パルス幅検出手段は、前記電源装置内部の所定
部位の温度を検出する温度検出手段を備え、該検出され
た温度により、前記検出されるパルス幅と比較される許
容パルス幅を変更するので、電源装置の周囲温度が上昇
し過ぎた場合や、電源装置の定電圧制御系や負荷側に何
らかの異常が生じて最大電流が流れる時間が長くなった
場合などでも確実に過電流保護が働くように設定でき
る。
【0058】請求項8に記載の過電流保護装置によれ
ば、前記2次側の出力電圧を検出し、該検出された前記
2次側の出力電圧が前記許容パルス幅が制限されて電圧
保証範囲内に収まらなくなった場合、通知手段によりそ
の旨を通知するので、万一、システムへの電力供給に支
障が生じる可能性が発生した場合、いち早くシステム側
に通知してシステムの誤動作等を防止することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における過電流保護装置が適用
された電源装置の構成を示す回路図である。
【図2】電流検出抵抗Rspで検出される電流特性を示
すグラフである。
【図3】パルス幅検出回路13の充電電圧、出力電流I
oおよび出力電圧の変化を示すタイミングチャートであ
る。
【図4】第2の実施形態における過電流保護装置が適用
された電源装置の構成を示す回路図である。
【図5】第3の実施形態における過電流保護装置が適用
された電源装置の構成を示す回路図である。
【図6】第4の実施形態における過電流保護装置が適用
された電源装置の構成を示す回路図である。
【図7】第5の実施形態における過電流保護装置が適用
された電源装置の構成を示す回路図である。
【図8】従来の過電流保護装置が適用された電源装置の
構成を示す回路図である。
【符号の説明】
11、12、20、25、26 電流検出回路 13、27 パルス幅検出回路 14、28 温度検出回路 15 PWM制御回路 19 過電圧保護回路 33 低電圧検出回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源装置に接続された負荷に過電流が供
    給されることを抑制する過電流保護装置において、 前記負荷に連続的に流れる電流量を検出する連続電流検
    出手段と、 前記負荷に過渡的に流れる電流量を検出する過渡電流検
    出手段と、 前記連続電流検出手段によって第1の所定値を越えて連
    続的に流れる電流量が検出された場合、または前記過渡
    電流検出手段によって第2の所定値を越える電流量が検
    出された場合、前記負荷に供給される電流量を低減する
    電流制御手段とを備えたことを特徴とする過電流保護装
    置。
  2. 【請求項2】 前記連続電流検出手段は、前記第1の所
    定値を越えて前記負荷に流れる電流が連続的であるか否
    かを、該第1の所定値を越える電流のパルス幅を検出す
    ることにより判別するパルス幅検出手段を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の過電流保護装置。
  3. 【請求項3】 前記電源装置はトランスの1次側に接続
    されたスイッチング素子を駆動してその2次側に接続さ
    れた負荷に電力を供給する場合、 前記連続電流検出手段は前記2次側に流れる電流により
    前記連続的に流れる電流量を検出し、 前記過渡電流検出手段は前記スイッチング素子に流れる
    電流により前記過渡的に流れる電流量を検出することを
    特徴とする請求項1記載の過電流保護装置。
  4. 【請求項4】 前記電流制限手段は、前記電源装置の出
    力を遮断することを特徴とする請求項1記載の過電流保
    護装置。
  5. 【請求項5】 前記電源装置はトランスの1次側に接続
    されたスイッチング素子を駆動してその2次側に接続さ
    れた負荷に電力を供給する場合、 前記2次側に流れる電流を検出するカレントトランスを
    設け、 前記過渡電流検出手段は前記カレントトランスを用いて
    前記過渡的に流れる電流を検出することを特徴とする請
    求項1記載の過電流保護装置。
  6. 【請求項6】 前記電源装置はトランスの1次側に接続
    されたスイッチング素子を駆動してその2次側に接続さ
    れた負荷に電力を供給する場合、 前記1次側に流れる電流を検出するカレントトランスを
    設け、 前記連続電流検出手段は前記カレントトランスを用いて
    前記連続的に流れる電流を検出することを特徴とする請
    求項1記載の過電流保護装置。
  7. 【請求項7】 前記パルス幅検出手段は、前記電源装置
    内部の所定部位の温度を検出する温度検出手段を備え、 該検出された温度により、前記検出されるパルス幅と比
    較される許容パルス幅を変更することを特徴とする請求
    項2記載の過電流保護装置。
  8. 【請求項8】 前記2次側の出力電圧を検出し、該検出
    された前記2次側の出力電圧が前記許容パルス幅が制限
    されて電圧保証範囲内に収まらなくなった場合、その旨
    を通知する通知手段とを備えたことを特徴とする請求項
    7記載の過電流保護装置。
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