JP2005303902A - スピーカ用ダンパー及びスピーカ - Google Patents
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Abstract
【課題】 織布における伸縮性や強度が繊維の軸方向に依存せず、大きな振幅力
が作用するような場合でも、ローリングの発生を防止して音質の向上を図ること
のできるスピーカ用ダンパー及びスピーカを提供する。
【解決手段】
スピーカの振動系を支持するダンパー40は、4本の繊維43,44,45,
46を互いに約45度ずつ角度をずらして織り込んだ4軸織りの織布41に、熱
硬化性樹脂を含浸させてコルゲーション形状に成形される。
【選択図】 図5
が作用するような場合でも、ローリングの発生を防止して音質の向上を図ること
のできるスピーカ用ダンパー及びスピーカを提供する。
【解決手段】
スピーカの振動系を支持するダンパー40は、4本の繊維43,44,45,
46を互いに約45度ずつ角度をずらして織り込んだ4軸織りの織布41に、熱
硬化性樹脂を含浸させてコルゲーション形状に成形される。
【選択図】 図5
Description
本発明は、スピーカ用ダンパー及びスピーカに関する。
図1は、従来の一般的なスピーカの構成を示したものである。
このスピーカ1は、磁気回路3と、この磁気回路3が後部に取り付けられたフ
レーム5と、外周のロール状のエッジ7がフレーム5の前部のエッジ支持部5a
に固定されたコーン状の振動板9と、円筒状のボイスコイルボビン11に巻回さ
れたボイスコイル12とを備えた構成である。
このスピーカ1は、磁気回路3と、この磁気回路3が後部に取り付けられたフ
レーム5と、外周のロール状のエッジ7がフレーム5の前部のエッジ支持部5a
に固定されたコーン状の振動板9と、円筒状のボイスコイルボビン11に巻回さ
れたボイスコイル12とを備えた構成である。
磁気回路3は、円板状のプレート15aの中心に円筒状のセンターポール15
bが突設された構造のヨーク15と、センターポール15bの外周に遊嵌するリ
ング状のマグネット16と、プレート15aとの間にマグネット16を挟み込む
ようにセンターポール15bの先端側に遊嵌して装備されたリング状のトッププ
レート17とから構成されている。
トッププレート17の内周とセンターポール15bとの間の隙間が、ボイスコ
イル12を配置する磁気ギャップ19となっている。
bが突設された構造のヨーク15と、センターポール15bの外周に遊嵌するリ
ング状のマグネット16と、プレート15aとの間にマグネット16を挟み込む
ようにセンターポール15bの先端側に遊嵌して装備されたリング状のトッププ
レート17とから構成されている。
トッププレート17の内周とセンターポール15bとの間の隙間が、ボイスコ
イル12を配置する磁気ギャップ19となっている。
振動板9の中心には、ボイスコイルボビン11を挿通させる開口部9aが形成
されている。振動板9の外周縁に接合されたエッジ7は、該エッジ7の外周に装
備された取付用フランジ部がエッジ支持部5aに貼着されたリング状のガスケッ
ト21とエッジ支持部5aとの間に挟まれた形態で、エッジ支持部5aに固定さ
れる。開口部9aを形成している振動板9の内周縁9bは、開口部9aに挿通さ
れたボイスコイルボビン11の外周に接着等により固定される。
されている。振動板9の外周縁に接合されたエッジ7は、該エッジ7の外周に装
備された取付用フランジ部がエッジ支持部5aに貼着されたリング状のガスケッ
ト21とエッジ支持部5aとの間に挟まれた形態で、エッジ支持部5aに固定さ
れる。開口部9aを形成している振動板9の内周縁9bは、開口部9aに挿通さ
れたボイスコイルボビン11の外周に接着等により固定される。
また、このような振動板9の中央部には、ダストキャップ23が貼着装備され
る。このダストキャップ23は、ボイスコイルボビン11の前方を覆って、磁気
ギャップ19への塵埃等の進入を防止する。
円筒状のボイスコイルボビン11は、軸方向に移動自在に、センターポール1
5bの外周に遊嵌すると共に、軸方向の移動が規制されるように、ダンパー25
を介してフレーム5に弾性支持される。そして、ボイスコイル12への入力信号
に伴うボイスコイルボビン11の往復振動によって振動板9を振動させて、音響
再生をする。
る。このダストキャップ23は、ボイスコイルボビン11の前方を覆って、磁気
ギャップ19への塵埃等の進入を防止する。
円筒状のボイスコイルボビン11は、軸方向に移動自在に、センターポール1
5bの外周に遊嵌すると共に、軸方向の移動が規制されるように、ダンパー25
を介してフレーム5に弾性支持される。そして、ボイスコイル12への入力信号
に伴うボイスコイルボビン11の往復振動によって振動板9を振動させて、音響
再生をする。
ダンパー25は、熱硬化性樹脂を含浸させた織布30に加熱成形をすることで
、例えば半径方向に交互に凹凸が並ぶコルゲーション形状(蛇腹形状)に形成さ
れたもので、コルゲーションダンパーと呼ばれている。
このダンパー25は、外周縁がフレーム5のダンパー支持部5bに固定される
と共に、内周縁がボイスコイルボビン11の外周に固定されており、ボイスコイ
ルボビン11の半径方向の変位を規制し、且つ、振動板9の駆動時には、コルゲ
ーションの変形によって振動エネルギーを吸収し、振動板9の制振を行う。
、例えば半径方向に交互に凹凸が並ぶコルゲーション形状(蛇腹形状)に形成さ
れたもので、コルゲーションダンパーと呼ばれている。
このダンパー25は、外周縁がフレーム5のダンパー支持部5bに固定される
と共に、内周縁がボイスコイルボビン11の外周に固定されており、ボイスコイ
ルボビン11の半径方向の変位を規制し、且つ、振動板9の駆動時には、コルゲ
ーションの変形によって振動エネルギーを吸収し、振動板9の制振を行う。
ところで、ダンパー25に使用される織布30の織り構造としては、図2に示
すように、縦横2本の繊維31,32を織り込んだ2軸織り(平織り)が一般的
であった(例えば、特許文献1参照)。
しかし、2軸織りの場合は、縦横の各軸方向の繊維相互の開き角が90度で、
縦横の繊維方向とこれらの繊維方向に対して45度の角度で傾斜した斜め方向
(図に、矢印Aで示す方向)とでは、伸縮性や強度に大きな差が出てしまう。
すように、縦横2本の繊維31,32を織り込んだ2軸織り(平織り)が一般的
であった(例えば、特許文献1参照)。
しかし、2軸織りの場合は、縦横の各軸方向の繊維相互の開き角が90度で、
縦横の繊維方向とこれらの繊維方向に対して45度の角度で傾斜した斜め方向
(図に、矢印Aで示す方向)とでは、伸縮性や強度に大きな差が出てしまう。
そのため、ボイスコイルボビン11の振幅が伝播したときに、織布30内での
応力バランスが崩れて、コルゲーションの変位に歪みを生じ、その結果、ボイス
コイルボビン11の円滑な動きを妨げるローリングが発生し易いという問題があ
った。
ローリングの発生は、ボイスコイルボビン11と磁気ギャップ19との干渉を
招いてノイズを発生させたり、或いは振動板9の振動を歪めて音質を低下させる
原因となる。
応力バランスが崩れて、コルゲーションの変位に歪みを生じ、その結果、ボイス
コイルボビン11の円滑な動きを妨げるローリングが発生し易いという問題があ
った。
ローリングの発生は、ボイスコイルボビン11と磁気ギャップ19との干渉を
招いてノイズを発生させたり、或いは振動板9の振動を歪めて音質を低下させる
原因となる。
そこで、図3に示すように、3本の繊維34,35,36を互いに約60度ず
つ角度をずらして織り込んだ3軸織りの織布33を使用したスピーカ用ダンパー
が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
このような3軸織りの織布33では、各軸方向の繊維相互の開き角が60度で
、2軸織りの場合よりも狭くなるため、軸方向と異なる方向に外力が作用した場
合に、力の作用方向によって伸縮性や強度にばらつきが生じる傾向は2軸織りの
場合よりも改善される。
つ角度をずらして織り込んだ3軸織りの織布33を使用したスピーカ用ダンパー
が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
このような3軸織りの織布33では、各軸方向の繊維相互の開き角が60度で
、2軸織りの場合よりも狭くなるため、軸方向と異なる方向に外力が作用した場
合に、力の作用方向によって伸縮性や強度にばらつきが生じる傾向は2軸織りの
場合よりも改善される。
しかしながら、上記特許文献2で提案されたスピーカ用ダンパーは、図3に矢
印Bで示したように、軸方向に対して30度の角度で傾斜した方向に力が作用し
た場合には、軸方向に沿って力が作用した場合と比較して、やはり伸縮性や強度
に顕著な差が出てしまい、その結果、織布33内での応力バランスが崩れる。
そのため、スピーカの大出力化等によって、スピーカ用ダンパーに大きな振幅
力が作用するような場合には、織布33内での応力バランスの崩れによってコル
ゲーションの変位に歪みが生じて、ローリングの発生を招く虞があった。
印Bで示したように、軸方向に対して30度の角度で傾斜した方向に力が作用し
た場合には、軸方向に沿って力が作用した場合と比較して、やはり伸縮性や強度
に顕著な差が出てしまい、その結果、織布33内での応力バランスが崩れる。
そのため、スピーカの大出力化等によって、スピーカ用ダンパーに大きな振幅
力が作用するような場合には、織布33内での応力バランスの崩れによってコル
ゲーションの変位に歪みが生じて、ローリングの発生を招く虞があった。
近年は、ホームシアターシステムや車載用のシアタシステムが普及し、スピー
カに対する大出力化の要求が強くなっている。そのため、ボイスコイルボビンか
ら大きな振幅力を受けても、織布内での応力バランスが崩れることがなく、円滑
に制振することができるように、織布における伸縮性や強度の軸方向依存性をさ
らに改善したスピーカ用ダンパーの開発が強く望まれている。
そこで、従来のスピーカ用ダンパーは、織布における伸縮性や強度が織布を構
成している繊維の軸方向に強く依存しており、振幅伝播時に織布内での応力バラ
ンスの崩れによってローリングが発生し易いという問題が一例として挙げられる
。
カに対する大出力化の要求が強くなっている。そのため、ボイスコイルボビンか
ら大きな振幅力を受けても、織布内での応力バランスが崩れることがなく、円滑
に制振することができるように、織布における伸縮性や強度の軸方向依存性をさ
らに改善したスピーカ用ダンパーの開発が強く望まれている。
そこで、従来のスピーカ用ダンパーは、織布における伸縮性や強度が織布を構
成している繊維の軸方向に強く依存しており、振幅伝播時に織布内での応力バラ
ンスの崩れによってローリングが発生し易いという問題が一例として挙げられる
。
請求項1に記載の発明は、スピーカの振動系を支持するスピーカ用ダンパーで
あって、4本の繊維を互いに約45度ずつ角度をずらして織り込んだ4軸織りの
織布に熱硬化性樹脂を含浸させて所望の形状に成形したものである。
あって、4本の繊維を互いに約45度ずつ角度をずらして織り込んだ4軸織りの
織布に熱硬化性樹脂を含浸させて所望の形状に成形したものである。
本発明に係わるスピーカ用ダンパー及びスピーカの実施の形態について説明す
る。
本発明のスピーカ用ダンパーは、スピーカの振動系を支持するスピーカ用ダン
パーであって、4本の繊維を互いに約45度ずつ角度をずらして織り込んだ4軸
織りの織布に熱硬化性樹脂を含浸させて所望の形状に成形したものである。
る。
本発明のスピーカ用ダンパーは、スピーカの振動系を支持するスピーカ用ダン
パーであって、4本の繊維を互いに約45度ずつ角度をずらして織り込んだ4軸
織りの織布に熱硬化性樹脂を含浸させて所望の形状に成形したものである。
即ち、使用する織布が4軸織りで、各軸方向の繊維相互の開き角が約45度に
なっているので、従来の2軸織りや3軸織りと比較して、更に開き角が挟角化さ
れたことで、振幅伝播時の作用力が各軸方向に大きく傾斜することがなくなる。
しかも、各軸の交差する位置では、4本の繊維が絡んで、交差部における繊維
相互の結合力が強まるため、軸方向に傾斜して張力が作用した場合でも、作用し
た張力は各繊維の交差部で軸方向に分散して各繊維に軸方向力として吸収され易
くなる。
そこで、織布における伸縮性や強度の方向性がなくなり、スピーカ用ダンパー
の変形を抑制できる。
なっているので、従来の2軸織りや3軸織りと比較して、更に開き角が挟角化さ
れたことで、振幅伝播時の作用力が各軸方向に大きく傾斜することがなくなる。
しかも、各軸の交差する位置では、4本の繊維が絡んで、交差部における繊維
相互の結合力が強まるため、軸方向に傾斜して張力が作用した場合でも、作用し
た張力は各繊維の交差部で軸方向に分散して各繊維に軸方向力として吸収され易
くなる。
そこで、織布における伸縮性や強度の方向性がなくなり、スピーカ用ダンパー
の変形を抑制できる。
また、本発明のスピーカ用ダンパーが、半径方向に交互に凹凸が並ぶコルゲー
ション形状に形成された場合には、織布における伸縮性や強度の方向性がなくな
ることにより、大きな振幅力が作用するような場合でも、振幅伝播時に織布内で
の応力バランスの崩れを防止して、コルゲーションの均等な変位動作によって円
滑に振動を減衰させることができるので、コルゲーションの不均等な変位動作に
起因するローリングの発生を防止できる。
更に、上記構成のスピーカ用ダンパーを用いたスピーカは、スピーカ用ダンパ
ーの変形が抑制されることで、特性が安定して音質の向上を図ることができる。
ション形状に形成された場合には、織布における伸縮性や強度の方向性がなくな
ることにより、大きな振幅力が作用するような場合でも、振幅伝播時に織布内で
の応力バランスの崩れを防止して、コルゲーションの均等な変位動作によって円
滑に振動を減衰させることができるので、コルゲーションの不均等な変位動作に
起因するローリングの発生を防止できる。
更に、上記構成のスピーカ用ダンパーを用いたスピーカは、スピーカ用ダンパ
ーの変形が抑制されることで、特性が安定して音質の向上を図ることができる。
以下、添付図面に基づいて本発明の一実施例に係るスピーカ用ダンパー及びス
ピーカを詳細に説明する。
図4は本発明の一実施例に係るスピーカの構成を示す縦断面図であり、図5は
図4に示したスピーカ用ダンパーで使用する織布の織り構造の一実施例を示した
ものである。
ピーカを詳細に説明する。
図4は本発明の一実施例に係るスピーカの構成を示す縦断面図であり、図5は
図4に示したスピーカ用ダンパーで使用する織布の織り構造の一実施例を示した
ものである。
図4に示したスピーカ61は、磁気回路3と、この磁気回路3が後部に取り付
けられたフレーム5と、外周のロール状のエッジ7がフレーム5の前部のエッジ
支持部5aに固定されたコーン状の振動板9と、円筒状のボイスコイルボビン1
1に巻回されたボイスコイル12とを備えた構成である。
けられたフレーム5と、外周のロール状のエッジ7がフレーム5の前部のエッジ
支持部5aに固定されたコーン状の振動板9と、円筒状のボイスコイルボビン1
1に巻回されたボイスコイル12とを備えた構成である。
磁気回路3は、円板状のプレート15aの中心に円筒状のセンターポール15
bが突設された構造のヨーク15と、センターポール15bの外周に遊嵌するリ
ング状のマグネット16と、プレート15aとの間にマグネット16を挟み込む
ようにセンターポール15bの先端側に遊嵌して装備されたリング状のトッププ
レート17とから構成されている。
トッププレート17の内周とセンターポール15bとの間の隙間が、ボイスコ
イル12を配置する磁気ギャップ19となっている。
bが突設された構造のヨーク15と、センターポール15bの外周に遊嵌するリ
ング状のマグネット16と、プレート15aとの間にマグネット16を挟み込む
ようにセンターポール15bの先端側に遊嵌して装備されたリング状のトッププ
レート17とから構成されている。
トッププレート17の内周とセンターポール15bとの間の隙間が、ボイスコ
イル12を配置する磁気ギャップ19となっている。
振動板9の中心には、ボイスコイルボビン11を挿通させる開口部9aが形成
されている。振動板9の外周縁に接合されたエッジ7は、該エッジ7の外周に装
備された取付用フランジ部がエッジ支持部5aに貼着されたリング状のガスケッ
ト21とエッジ支持部5aとの間に挟まれた形態で、エッジ支持部5aに固定さ
れる。開口部9aを形成している振動板9の内周縁は、開口部9aに挿通された
ボイスコイルボビン11の外周に接着等により固定される。
されている。振動板9の外周縁に接合されたエッジ7は、該エッジ7の外周に装
備された取付用フランジ部がエッジ支持部5aに貼着されたリング状のガスケッ
ト21とエッジ支持部5aとの間に挟まれた形態で、エッジ支持部5aに固定さ
れる。開口部9aを形成している振動板9の内周縁は、開口部9aに挿通された
ボイスコイルボビン11の外周に接着等により固定される。
また、このような振動板9の中央部には、ダストキャップ23が貼着装備され
る。このダストキャップ23は、ボイスコイルボビン11の前方を覆って、磁気
ギャップ19への塵埃等の侵入を防止する。
円筒状のボイスコイルボビン11は、軸方向に移動自在に、センターポール1
5bの外周に遊嵌すると共に、軸方向の移動が規制されるように、ダンパー(ス
ピーカ用ダンパー)40介してフレーム5に弾性支持される。そして、ボイスコ
イル12への入力信号に伴うボイスコイルボビン11の往復振動によって振動板
9を振動させて、音響再生をする。
る。このダストキャップ23は、ボイスコイルボビン11の前方を覆って、磁気
ギャップ19への塵埃等の侵入を防止する。
円筒状のボイスコイルボビン11は、軸方向に移動自在に、センターポール1
5bの外周に遊嵌すると共に、軸方向の移動が規制されるように、ダンパー(ス
ピーカ用ダンパー)40介してフレーム5に弾性支持される。そして、ボイスコ
イル12への入力信号に伴うボイスコイルボビン11の往復振動によって振動板
9を振動させて、音響再生をする。
ダンパー40は、外周縁がフレーム5のダンパー支持部5bに固定されると共
に、内周縁がボイスコイルボビン11の外周に固定されており、ボイスコイルボ
ビン11の半径方向の変位を規制し、且つ、振動板9の駆動時には、コルゲーシ
ョンの変形によって振動エネルギーを吸収し、振動板9の制振を行う。
に、内周縁がボイスコイルボビン11の外周に固定されており、ボイスコイルボ
ビン11の半径方向の変位を規制し、且つ、振動板9の駆動時には、コルゲーシ
ョンの変形によって振動エネルギーを吸収し、振動板9の制振を行う。
本実施例のダンパー40は、例えばフェノール樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸さ
せた織布41を所定の成形型に収めて加熱成形をすることで、半径方向に交互に
凹凸が並ぶコルゲーション形状(蛇腹形状)に成形されたコルゲーションダンパ
ーである。
更に、このダンパー40は、図5に示すように、織布41の織り構造が、4本
の繊維43,44,45,46を互いに約45度ずつ角度をずらして織り込んだ
4軸織りとされている。
せた織布41を所定の成形型に収めて加熱成形をすることで、半径方向に交互に
凹凸が並ぶコルゲーション形状(蛇腹形状)に成形されたコルゲーションダンパ
ーである。
更に、このダンパー40は、図5に示すように、織布41の織り構造が、4本
の繊維43,44,45,46を互いに約45度ずつ角度をずらして織り込んだ
4軸織りとされている。
ここで、各繊維43,44,45,46には、例えば、芳香族ポリアミド繊維
や、フェノール繊維の他、公知の各種の繊維を選定することができ、軸方向毎に
材質の異なる繊維を採用することも可能である。
また、各繊維43,44,45,46は、外径を統一しても良いが、例えば、
縦軸及び横軸の繊維43,44と比較して、傾斜した軸の繊維45,46は外径
の細いものを採用するなど、各軸方向毎に繊維の外径を変えることも可能である
。
や、フェノール繊維の他、公知の各種の繊維を選定することができ、軸方向毎に
材質の異なる繊維を採用することも可能である。
また、各繊維43,44,45,46は、外径を統一しても良いが、例えば、
縦軸及び横軸の繊維43,44と比較して、傾斜した軸の繊維45,46は外径
の細いものを採用するなど、各軸方向毎に繊維の外径を変えることも可能である
。
即ち、上述した本実施例のダンパー40によれば、使用する織布41が4軸織
りで、各軸方向の繊維相互の開き角が約45度になっているので、図2及び図3
に示した従来の2軸織りや3軸織りの織布と比較して、更に開き角が挟角化され
ており、振幅伝播時の作用力が各軸方向に大きく傾斜することがなくなる。
りで、各軸方向の繊維相互の開き角が約45度になっているので、図2及び図3
に示した従来の2軸織りや3軸織りの織布と比較して、更に開き角が挟角化され
ており、振幅伝播時の作用力が各軸方向に大きく傾斜することがなくなる。
しかも、各軸の交差する位置では、4本の繊維43,44,45,46が絡ん
で交差部51における繊維相互の結合が強まるため、例えば、図5中に矢印Cで
示したように、軸方向に対して約22.5度に傾斜した角度で張力が作用した場
合でも、作用した張力は各繊維の交差部51で軸方向に分散して各繊維43,4
4,45,46に軸方向力として吸収され易くなる。
で交差部51における繊維相互の結合が強まるため、例えば、図5中に矢印Cで
示したように、軸方向に対して約22.5度に傾斜した角度で張力が作用した場
合でも、作用した張力は各繊維の交差部51で軸方向に分散して各繊維43,4
4,45,46に軸方向力として吸収され易くなる。
そして、織布41における伸縮性や強度が、該織布41を構成している繊維4
3,44,45,46の軸方向にそれほど依存せず、方向性がなくるので、ダン
パー40の変形を抑制できる。
また、ダンパー40は、半径方向に交互に凹凸が並ぶコルゲーション形状に形
成されているが、織布41における伸縮性や強度の方向性がなくなることにより
、大きな振幅力が作用するような場合でも、振幅伝播時に織布41内での応力バ
ランスの崩れを防止して、コルゲーションの均等な変位動作によって円滑に振動
を減衰させることができる。
3,44,45,46の軸方向にそれほど依存せず、方向性がなくるので、ダン
パー40の変形を抑制できる。
また、ダンパー40は、半径方向に交互に凹凸が並ぶコルゲーション形状に形
成されているが、織布41における伸縮性や強度の方向性がなくなることにより
、大きな振幅力が作用するような場合でも、振幅伝播時に織布41内での応力バ
ランスの崩れを防止して、コルゲーションの均等な変位動作によって円滑に振動
を減衰させることができる。
そこで、ダンパー40は、コルゲーションの不均等な変位動作に起因するロー
リングの発生を防止できる。
従って、本実施例のスピーカ61は、コルゲーションの不均等な変位動作に起
因するローリングの発生が防止され、音質が向上する。
尚、本発明のスピーカ用ダンパー及びスピーカにおける繊維、織布及びスピー
カ用ダンパー等の構成は、上記実施例の構成に限定されるものではなく、本発明
の趣旨に基づいて種々の形態を採りうることは勿論である。
リングの発生を防止できる。
従って、本実施例のスピーカ61は、コルゲーションの不均等な変位動作に起
因するローリングの発生が防止され、音質が向上する。
尚、本発明のスピーカ用ダンパー及びスピーカにおける繊維、織布及びスピー
カ用ダンパー等の構成は、上記実施例の構成に限定されるものではなく、本発明
の趣旨に基づいて種々の形態を採りうることは勿論である。
40 ダンパー(スピーカ用ダンパー)
41 織布
43,44,45,46 繊維
51 交差部
61 スピーカ
41 織布
43,44,45,46 繊維
51 交差部
61 スピーカ
Claims (3)
- スピーカの振動系を支持するスピーカ用ダンパーであって、
4本の繊維を互いに約45度ずつ角度をずらして織り込んだ4軸織りの織布に
熱硬化性樹脂を含浸させて所望の形状に成形したスピーカ用ダンパー。 - 請求項1に記載されたスピーカ用ダンパーが、半径方向に交互に凹凸が並ぶコ
ルゲーション形状に形成されたことを特徴とするスピーカ用ダンパー。 - 請求項1又は請求項2に記載したスピーカ用ダンパーを用いたスピーカ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004120433A JP2005303902A (ja) | 2004-04-15 | 2004-04-15 | スピーカ用ダンパー及びスピーカ |
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004120433A JP2005303902A (ja) | 2004-04-15 | 2004-04-15 | スピーカ用ダンパー及びスピーカ |
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| Publication Number | Publication Date |
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| JP2005303902A true JP2005303902A (ja) | 2005-10-27 |
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ID=35334880
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|---|---|---|---|
| JP2004120433A Pending JP2005303902A (ja) | 2004-04-15 | 2004-04-15 | スピーカ用ダンパー及びスピーカ |
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|---|---|
| JP (1) | JP2005303902A (ja) |
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