JP2006109018A - Fm復調装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】FM変調パルス信号及び同相のFM変調パルス信号の遅延信号の論理和を演算してパルス密度復調するとき、論理演算回路においてパルス幅の狭い検波パルスを用いるために論理演算回路に高速のデバイスが必要となり、検波パルスが周波数に依存する。
【解決手段】本発明に係るFM復調装置は、FM変調パルス信号を入力するFM変調信号入力端子と、前記FM変調信号入力端子からの前記FM変調パルス信号を一定の時間だけ遅延させてFM変調パルス遅延信号として出力する信号遅延回路と、前記FM変調信号入力端子からの前記FM変調パルス信号と前記信号遅延回路からの前記FM変調パルス遅延信号との論理和を出力論理和信号として出力する信号論理和回路と、前記信号論理和回路の前記出力論理和信号を出力するFM復調信号出力端子と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、遅延検波方式を用いた広帯域FM復調装置に関する。
従来の遅延検波方式を用いた広帯域FM復調装置の一例を図11に示す。図11において、91はリミッタ回路、93は遅延回路、94は論理演算回路、95は低域通過フィルタである。従来のFM復調装置は、FM変調信号をリミッタ回路91に入力し、リミッタ回路91の非反転出力端子92aから非反転信号96aを出力し、リミッタ回路91の反転出力端子92bから反転信号96bを出力する。反転信号96bは遅延回路93に入力され、一定の時間だけ遅延されて反転遅延信号96cとして出力される。非反転信号96aと反転遅延信号96cは論理演算回路94に入力さる。論理演算回路94は、例えば論理積回路や論理和否定回路が用いられる。論理演算回路94による演算の結果、論理演算出力信号97を得て、積分回路を兼ねる低域通過フィルタ95を介し、信号波を復調する。
さらに図12で従来のFM復調装置の検波動作について説明する。なお、本説明の論理演算の動作は正論理として説明する。図12は、前述の非反転信号96aと反転信号96cを、論理積演算して論理積出力信号99aを得る場合と、論理和否定演算して論理和否定出力信号99bを得る場合とを示す。論理積演算する場合、非反転信号96aと反転信号96cがともにHighの場合にHigh信号が出力され、論理積出力信号99aはFM変調信号の周波数(周期T)に依存しない検波パルスとすることができる。論理積出力信号99aの検波パルスのパルス幅は、遅延回路93の遅延時間Tdのみにより定まる。同様に、論理和否定演算する場合、非反転信号96aと反転信号96cがともにLowの場合にHigh信号が出力され、論理和否定出力信号99bはFM変調信号の周波数(周期T)に依存しない検波パルスとすることができる。論理和否定出力信号99bの検波パルスのパルス幅は、遅延回路93の遅延時間Tdのみにより定まる。このようにパルス幅がTdで一定の検波パルスを得ることで、FM変調信号の周波数(周期T)中の検波パルスの疎密からパルス密度復調によりアナログ信号を得て、アナログ信号中の搬送波成分を低域通過フィルタ95で除去し、信号波を復調する。
図13は、論理演算回路94に論理和否定回路を用いた場合の動作波形の詳細である。101は低周波動作波形、102は高周波動作波形、103は限界周波数動作波形を示す。論理出力の振幅を電圧V0とすると、FM変調信号の周波数FがF=1/Tであるとき、出力電圧の平均値Voutは、Vout=V0×Td×Fとなる。Voutは周波数Fに比例した値となり、周波数から電圧への変換効率であるF/V効率は、V0×Tdとなる。この変換動作は限界周波数動作波形103に示すように、入力されるFM変調信号の周期が2×Tdになるまで正常に行なわれる。したがって、検波パルスを作成する回路の最高動作周波数Fmaxは、Fmax=1/(2×Td)となる。
遅延検波方式を用いた広帯域FM復調装置の論理演算回路94には、論理積回路や論理和否定回路の他に排他的論理和回路を用いるものもある。排他的論理和回路を用いる場合、遅延信号には非遅延信号を反転しない同相の信号を用いる。排他的論理和回路を用いた場合は、入力信号の一周期中の立上りと立下りに二つの検波パルスが発生するので、遅延時間を同じにした場合、論理積回路や論理和否定回路を用いた場合の倍のF/V効率を得ることができる。
以上のように、従来の遅延検波方式を用いた広帯域FM復調装置では、論理演算回路の種別を問わず、いずれも遅延時間Tdに等しいパルス幅の検波パルスを作成し、入力信号の1周期中の検波パルスの疎密からFM復調信号を得ることを特徴としている(例えば、特許文献1を参照)。したがって、この従来の方式ではパルス幅の狭い検波パルスを作成するに当たり、論理演算回路には高速なデバイスを使用する必要があった。
また、遅延検波方式を用いた広帯域FM復調装置では、周波数から電圧への変換特性であるF/V特性の線形性を確保するため、検波パルスの振幅時間積分値(以降、この値を「面積」と表現する。)が入力信号の周波数によらず一定であることが求められる。実際の論理演算回路の出力は、立上り時間Trと立下り時間Tfを有し、図14に示すように台形型の検波パルスとなる。遅延時間Tdが短くなると検波パルスの面積がTr、Tfに依存する比率が高くなり、遅延時間Tdが(Tr+Tf)/2より短くなると、検波パルスの面積がTr、Tfのみに依存したものとなる。このTr、Tfは入力信号の周波数が低いと増加する傾向がある。したがって、検波パルスの面積が周波数の影響を受けてしまい、F/V特性の線形性を損なう恐れがある。近時のFM復調装置では、広帯域化の要求から、遅延時間Tdをより小さく設定することが望まれるので、Tr、Tfが検波パルスの面積に与える影響はいっそう顕著になってきている。どのような入力信号の周波数でもTr、Tfが一定となるようにするため、論理演算回路の前に利得を上げ十分なリミットをかけるためのリミッタアンプを設ける手段もあるが、消費電力が増加する問題があった。
特開2000−209035号公報
本発明は、遅延検波方式を用いた広帯域FM復調装置が、FM変調パルス信号及び同相のFM変調パルス信号の遅延信号の論理和を演算し、演算結果の信号をパルス密度復調するための検波パルスとする。これにより、論理演算回路においてパルス幅の狭い検波パルスを作成する必要が無く、結果として論理演算回路に高速のデバイスを必要としない。また、検波パルス中の追加パルスの面積は遅延時間のみによって定まる。これにより、F/V特性の線形性を確保したFM復調装置を提供することを目的とする。
また本発明は、FM変調パルス信号及び同相のFM変調パルス信号の遅延信号の論理和を演算し、FM変調パルス信号の反転信号及び同相のFM変調パルス信号の反転信号の遅延信号の論理和を演算し、両論理和の演算信号をアナログ的に合成しパルス密度復調するための検波パルスとする。これにより、論理演算回路においてパルス幅の狭い検波パルスを作成する必要が無く、結果として論理演算回路に高速のデバイスを必要としない。また、搬送波成分を抑圧した検波パルスを得ることができ、この検波パルスの面積は遅延時間にのみ依存する。これにより、F/V特性の線形性を確保したFM復調装置を提供することを目的とする。
さらに論理和回路における入力されたパルスを論理演算するための閾値電圧を可変にすることで、F/V特性に非線形性がある場合に修正が可能になり、よりF/V特性の線形性を確保できるFM復調装置を提供することを目的とする。加えて本発明は、論理和回路における入力されたパルスを論理演算するための閾値電圧をFM変調パルス信号の電圧の振幅の中心値に設定することで、論理演算回路の出力の立上り時間、立下り時間に影響されない検波パルスとすることができ、リミッタアンプを増設することなくF/V特性の線形性を確保できるFM復調装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、FM変調パルス信号及び同相のFM変調パルス信号の遅延信号の論理和を演算し、演算結果の信号をパルス密度復調するための検波パルスとするFM復調装置とする。また本発明は、FM変調パルス信号及び同相のFM変調パルス信号の遅延信号の論理和を演算し、FM変調パルス信号の反転信号及び同相のFM変調パルス信号の反転信号の遅延信号の論理和を演算し、両論理和の演算信号をアナログ的に合成しパルス密度復調するための検波パルスとするFM復調装置とする。さらに本発明は、論理和回路における入力されたパルスを論理演算するための閾値電圧をFM変調パルス信号の電圧の振幅の中心値に設定するFM復調装置とする。加えて論理和回路における入力されたパルスを論理演算するための閾値電圧を可変にするFM復調装置とする。
具体的には、本発明に係るFM復調装置は、FM変調パルス信号を入力するFM変調信号入力端子と、前記FM変調信号入力端子からの前記FM変調パルス信号を一定の時間遅延させてFM変調パルス遅延信号として出力する信号遅延回路と、前記FM変調信号入力端子からの前記FM変調パルス信号と前記信号遅延回路からの前記FM変調パルス遅延信号との論理和を出力論理和信号として出力する信号論理和回路と、前記信号論理和回路の前記出力論理和信号を出力するFM復調信号出力端子と、を備えることを特徴とする。
FM変調パルス信号とFM変調パルス遅延信号の論理和を演算し、パルス幅を広くして検波パルスを得ることで、論理演算回路においてパルス幅の狭い検波パルスを作成する必要が無く、結果として論理演算回路に高速のデバイスを必要としない。また、検波パルス中の遅延回路で追加したパルスの面積は遅延時間によって定まるため、追加したパルスによるF/V特性は線形となる。
本発明に係るFM復調装置は、FM変調パルス信号を非反転パルス信号として入力する非反転入力端子と、FM変調パルス信号を反転した信号を反転パルス信号として入力する反転入力端子と、前記非反転入力端子からの前記非反転パルス信号を一定の時間遅延させて非反転パルス遅延信号として出力する第1遅延回路と、前記反転入力端子からの前記反転パルス信号を一定の時間遅延させて反転パルス遅延信号として出力する第2遅延回路と、 前記非反転入力端子からの前記非反転パルス信号と前記第1遅延回路からの前記非反転パルス遅延信号との論理和を非反転論理和信号として出力する第1論理和回路と、前記反転入力端子からの前記反転パルス信号と前記第2遅延回路からの前記反転パルス遅延信号との論理和を反転論理和信号として出力する第2論理和回路と、前記第1論理和回路からの前記非反転論理和信号と前記第2論理和回路からの前記反転論理和信号とを合成し出力するFM復調信号出力端子と、を備えることを特徴とする。
第1論理和回路及び第2論理和回路では、遅延していない信号及び同相の遅延した信号の論理和を演算するだけで、第1論理和回路の出力と第2論理和回路の出力をアナログ的に合成して検波パルスを得る。ここで合成とは、アナログ的に電流出力を電流加算すること又はアナログ的に電圧出力を電圧加算することをいう。これにより、論理演算回路においてパルス幅の狭い検波パルスを作成する必要が無く、結果として論理演算回路に高速のデバイスを必要としない。また、搬送波成分を抑圧した検波パルスを得ることができる。この検波パルスの面積は遅延時間にのみ依存するためF/V特性の線形性を確保できる。さらにこの検波パルスは搬送波の立上り側と立下り側の二つが得られ、従来の排他的論理和回路を使用したFM復調装置と同様、従来の論理積回路や論理和否定回路を用いた場合の倍のF/V効率が得られる。また、FM変調パルス信号とFM変調パルス信号を反転した信号を入力とするため、本発明に係るFM復調装置中に反転信号を得るための差動バッファ回路を要しない。
本発明に係るFM復調装置は、FM変調パルス信号を入力するFM変調信号入力端子と、 前記FM変調信号入力端子からの前記FM変調パルス信号を一定の時間遅延させてFM変調パルス遅延信号として出力する信号遅延回路と、前記FM変調信号入力端子からの前記FM変調パルス信号を、非反転出力端子から前記FM変調パルス信号のまま非反転パルス信号として出力し、反転出力端子から前記FM変調パルス信号を反転させ反転パルス信号として出力する第1バッファ回路と、前記信号遅延回路からの前記FM変調パルス遅延信号を、非反転出力端子から前記FM変調パルス遅延信号のまま非反転パルス遅延信号として出力し、反転出力端子から前記FM変調パルス遅延信号を反転させ反転パルス遅延信号として出力する第2バッファ回路と、前記第1バッファ回路からの前記非反転パルス信号と前記第2バッファ回路からの前記非反転パルス遅延信号との論理和を非反転論理和信号として出力する第1論理和回路と、前記第1バッファ回路からの前記反転パルス信号と前記第2バッファ回路からの前記反転パルス遅延信号との論理和を反転論理和信号として出力する第2論理和回路と、前記第1論理和回路からの前記非反転論理和信号と前記第2論理和回路からの前記反転論理和信号とを合成し出力するFM復調信号出力端子と、を備えることを特徴とする。
第1論理和回路及び第2論理和回路では、遅延していない信号及び同相の遅延した信号の論理和を演算するだけで、第1論理和回路の出力と第2論理和回路の出力をアナログ的に合成して検波パルスを得る。ここで合成とは、アナログ的に電流出力を電流加算すること又はアナログ的に電圧出力を電圧加算することをいう。これにより、論理演算回路においてパルス幅の狭い検波パルスを作成する必要が無く、結果として論理演算回路に高速のデバイスを必要としない。また、搬送波成分を抑圧した検波パルスを得ることができる。この検波パルスの面積は遅延時間にのみ依存するためF/V特性の線形性を確保できる。さらにこの検波パルスは搬送波の立上り側と立下り側の二つが得られ、従来の排他的論理和回路を使用したFM復調装置と同様、従来の論理積回路や論理和否定回路を用いた場合の倍のF/V効率が得られる。また、反転信号を第1バッファ回路と第2バッファ回路により作成するため、本発明に係るFM復調装置外部に反転信号を得るための差動バッファ回路を要しない。
本発明に係るFM復調装置は、前記信号論理和回路における入力されたパルスを論理演算するための閾値電圧は、可変であることが好ましい。閾値電圧を可変にすることで、F/V特性に非線形性がある場合に修正が可能になり、よりF/V特性の線形性を確保できる。
また、本発明に係るFM復調装置は、前記第1論理和回路及び前記第2論理和回路における入力されたパルスを論理演算するための閾値電圧は、可変であることが好ましい。閾値電圧を可変にすることで、F/V特性に非線形性がある場合に修正が可能になり、よりF/V特性の線形性を確保できる。
また、本発明に係るFM復調装置は、前記信号論理和回路における入力されたパルスを論理演算するための閾値電圧は、前記FM変調パルス信号の電圧の振幅の中心値であることが好ましい。信号論理和回路の出力の立上り時間、立下り時間に影響されない検波パルスとすることができ、リミッタアンプを増設することなくF/V特性の線形性を確保できる。
さらに、本発明に係るFM復調装置は、前記第1論理和回路及び前記第2論理和回路における入力されたパルスを論理演算するための閾値電圧は、前記FM変調パルス信号の電圧の振幅の中心値であることが好ましい。第1論理和回路と第2論理和回路の出力の立上り時間、立下り時間に影響されない検波パルスとすることができ、リミッタアンプを増設することなくF/V特性の線形性を確保できる。
さらに、本発明に係るFM復調装置は、前記信号論理和回路からの前記出力論理和信号が、電流出力であることを含む。出力論理和信号が電流出力であることにより、本発明に係るFM復調装置を複数使用してFM復調信号を得る場合、能動素子を用いずに受動素子でもアナログ的に合成信号を得ることができる。
本発明に係るFM復調装置は、前記第1論理和回路からの前記非反転論理和信号及び前記第2論理和回路からの前記反転論理和信号が、電流出力であることを含む。非反転論理和信号と反転論理和信号が、電流出力であることにより能動素子を用いずに受動素子でもアナログ的に合成信号を得ることができる。
また、本発明に係るFM復調装置は、前記FM復調信号出力端子からの出力をパルス密度復調するパルス密度復調回路と、前記パルス密度復調回路からの出力の搬送波成分を除去し出力する低域通過フィルタを備えることが好ましい。パルス密度復調回路により、パルスの密度に応じたアナログ信号に変換し、これを低域通過フィルタで搬送波成分を除去することで、搬送波に変調された信号波を抽出することができる。
本発明により、遅延検波方式を用いた広帯域FM復調装置が、FM変調パルス信号及び同相のFM変調パルス信号の遅延信号の論理和を演算し、演算結果の信号をパルス密度復調するための検波パルスとする。これにより、論理演算回路においてパルス幅の狭い検波パルスを作成する必要が無く、結果として論理演算回路に高速のデバイスを必要としない。また、検波パルス中の追加パルスの面積は遅延時間のみによって定まる。これにより、F/V特性の線形性を確保したFM復調装置を提供することができる。
また、本発明により、FM変調パルス信号及び同相のFM変調パルス信号の遅延信号の論理和を演算し、FM変調パルス信号の反転信号及び同相のFM変調パルス信号の反転信号の遅延信号の論理和を演算し、両論理和の演算信号をアナログ的に合成しパルス密度復調するための検波パルスとする。これにより、論理演算回路においてパルス幅の狭い検波パルスを作成する必要が無く、結果として論理演算回路に高速のデバイスを必要としない。また、搬送波成分を抑圧した検波パルスを得ることができ、この検波パルスの面積は遅延時間にのみ依存するためF/V特性の線形性を確保できるFM復調装置を提供することができる。
さらに、本発明により、論理和回路における入力されたパルスを論理演算するための閾値電圧を可変にすることで、F/V特性に非線形性がある場合に修正が可能になり、よりF/V特性の線形性を確保できるFM復調装置を提供することができる。加えて論理和回路における入力されたパルスを論理演算するための閾値電圧をFM変調パルス信号の電圧の振幅の中心値に設定することで、論理演算回路の出力の立上り時間、立下り時間に影響されない検波パルスとすることができ、リミッタアンプを増設することなくF/V特性の線形性を確保できるFM復調装置を提供することができる。
以下、本発明について実施形態を示しながら詳細に説明するが本発明はこれらの記載に限定して解釈されない。以下、図1から図10を参照しながら本実施形態に係るFM復調装置について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態に係るFM復調装置100の一形態を示す概略図である。FM復調装置100は、信号遅延回路1と、信号論理和回路2とを備える。さらに、FM変調信号入力端子3と、FM復調信号出力端子4と、調整端子28とを備える。
図1において、FM復調装置100の信号の流れについて説明する。FM変調された信号は、リミッタ回路(不図示)により振幅を一定値に制限され、FM変調パルス信号5としてFM変調信号入力端子3に入力される。図1においてFM復調装置100にはリミッタ回路を含まない構成としたが、FM復調装置100にリミッタ回路を設ける構成とし、FM変調信号入力端子3への入力を振幅を一定値に制限される前のFM変調された信号を入力するものとしても良い。信号遅延回路1は、FM変調信号入力端子3に入力されたFM変調パルス信号5の時間を一定時間だけ遅延させ、FM変調パルス遅延信号6として出力する。信号論理和回路2は、FM変調パルス信号5とFM変調パルス遅延信号6を入力し、これらの論理和を演算する。そして演算結果を、出力論理和信号7として出力する。出力論理和信号7は、FM復調信号出力端子4より出力される。
図4は、信号論理和回路2における検波動作の詳細を示す図である。図4の10aは、FM変調パルス信号の周波数が低い場合、図4の10bは、FM変調パルス信号の周波数が高い場合、図4の10cは、FM変調パルス信号の周波数が限界周波数である場合の動作波形を示す。信号論理和回路2に入力されたFM変調パルス信号5とFM変調パルス信号6は、図4の10a、10b、10cの各上段に示す関係になる。つまり、FM変調パルス信号6は、FM変調パルス信号5より遅延時間Tdだけ遅延され、且つ同相で入力される。この2つの信号の論理和を演算すると、図4の10a、10b、10cの各下段に示すようにFM変調パルス信号5が時間Tdだけ長くなった検波パルスである出力論理和信号7を得る。検波パルスを時間Tdだけ長くすることで、FM変調された信号が有する周波数よりも低い周波数を信号の中に含ませることができる。したがって、この検波パルスをパルス密度復調回路8でパルス密度復調してアナログ信号を得て、このアナログ信号を低域通過フィルタ9により搬送波成分を除去することにより信号波の抽出が可能になる。また、検波パルスである出力論理和信号7は従来のFM復調装置の検波パルスよりも長い検波パルスである。従来の検波パルスは、パルス幅が狭く、これを演算処理するためには論理演算回路に高速のデバイスを必要としたが、本実施形態に係るFM復調装置100ではこの高速のデバイスを必要としない。
さらに、従来のFM復調装置の検波パルスは、立上り時間Tr、立下り時間Tfが周波数によって傾きが変わり、検波パルスの面積が周波数に依存して変わるために生じるF/V特性の非線形性の問題があったが、本実施形態に係るFM復調装置100ではこの問題が生じない。出力論理和信号7の遅延回路で追加したパルスの面積は、平行四辺形であり、遅延時間Tdと検波パルスのHigh位置での電圧からLow位置での電圧を減算して得る基準電圧V0によって定まる。したがって、この面積が周波数に影響される立上り時間Tr、立下り時間Tfに依存せず、追加したパルスによるF/V特性は線形となり、検波パルスのF/V特性の線形性が確保される。
本実施形態に係るFM復調装置100では、図4の10cに示すように限界周波数Fmaxは、Fmax=1/(2×Td+Tr+Tf)となる。この限界周波数は、Tr+Tfに依存する分、従来のFM復調装置の限界周波数より低くなるが、TdはFM復調信号のS/Nの許す範囲で小さくすることは可能であり、また、従来のFM復調装置の限界をF/V特性が線形性を確保できる範囲と捉えると、実質的な限界周波数は本実施形態に係るFM復調装置100の方が大きく、広帯域のFM復調装置とすることができる。
次に、図5を用いて本実施形態に係るFM復調装置100の信号論理和回路における論理閾値の設定について説明する。図5は、FM変調パルス信号5と、論理閾値11と、信号論理和回路の出力である出力波形1及び出力波形2を示す。信号論理和回路にはリミッタ回路で振幅を一定値に制限したFM変調パルス信号5が入力される。このリミッタ回路の利得が不足している場合、FM変調パルス信号5の立上り時間Tr、立下り時間Tfが周波数の上昇とともに短くなるという事象は現実によく起こりうる。この場合、信号論理和回路の論理閾値をFM変調パルス信号5の中心値よりも高く又は低く設定していると、出力波形1及び出力波形2に示すように、信号論理和回路が信号パルスとして捉える面積がTr、Tfに依存して変わる。したがって、FM復調装置としてF/V特性の線形性を確保できない。これに対して、論理閾値をFM変調パルス信号5の中心値とすることで、Tr、Tfが周波数に応じて短くなったり長くなったりしても、信号論理和回路が信号パルスとして捉える面積を一定にすることができる。これによりFM復調装置としてF/V特性の線形性を確保できる。
図6は、図5の論理閾値11を変化させた場合のF/V特性を示すグラフである。論理閾値を振幅の中心値よりも低く設定すると、FM変調パルス信号の周波数が高くなるとともにTr、Tfが小さくなり、信号論理和回路が信号パルスとして捉える面積が小さくなる。面積の減少にともなって、得られるFM復調する信号の電圧も小さくなり、F/V特性は右肩下がりの特性を示す。一方、論理閾値を振幅の中心値よりも高く設定すると、FM変調パルス信号の周波数が高くなるとともにTr、Tfが小さくなり、信号論理和回路が信号パルスとして捉える面積が大きくなる。面積の増加にともなって、得られるFM復調する信号の電圧も大きくなり、F/V特性は右肩上がりの特性を示す。論理閾値を設定し、F/V特性の線形性を維持できない帯域において、図1に示す調整端子28により論理閾値を変化させることにより、F/V特性の線形性を確保することができる。
(第2実施形態)
図2は、本実施形態に係るFM復調装置200の一形態を示す概略図である。FM復調装置200は、第1遅延回路12と、第2遅延回路13と、第1論理和回路14と、第2論理和回路15と、を備える。さらに、非反転入力端子16と、反転入力端子17と、FM復調信号出力端子18と、調整端子28と、を備える。
図2において、FM復調装置200の信号の流れについて説明する。FM変調された信号は、リミッタ回路(不図示)により振幅を一定値に制限され、FM変調パルス信号5となる。また、FM変調パルス信号5は、反転回路(不図示)によりFM変調パルス信号を反転した信号19となる。FM変調パルス信号5は、非反転入力端子16から入力される。非反転入力端子16に入力された信号の名称を非反転パルス信号20とする。FM変調パルス信号を反転した信号19は、反転入力端子17から入力される。ここで反転入力端子17に入力された信号の名称を反転パルス信号21とする。図2においてFM復調装置200にはリミッタ回路及び反転回路を含まない構成としたが、FM復調装置200にリミッタ回路と反転回路を設ける構成とし、非反転入力端子16に振幅を一定値に制限される前のFM変調された信号を入力する。さらにリミッタ回路の出力を反転回路で反転し、反転入力端子17に入力することとしても良い。第1遅延回路12は、非反転パルス信号20を一定時間だけ遅延させ、非反転パルス遅延信号22を出力する。第2遅延回路13は、反転パルス信号21を一定時間だけ遅延させ、反転パルス遅延信号23を出力する。第1論理和回路14は、非反転パルス信号20と非反転パルス遅延信号22を入力し、これらの論理和を演算する。そして演算結果を、非反転論理和信号24として出力する。第2論理和回路15は、反転パルス信号21と反転パルス遅延信号23を入力し、これらの論理和を演算する。そして演算結果を、反転論理和信号25として出力する。図2において非反転論理和信号24と反転論理和信号25は電流信号である。非反転論理和信号24と反転論理和信号25は合成、すなわちアナログ的に電流加算され、FM復調信号26としてFM復調信号出力端子18から出力される。ここで、非反転論理和信号24と反転論理和信号25を電圧信号として電圧加算することとしても良い。
図7は、第1論理和回路14及び第2論理和回路15における検波動作の詳細を示す。図7は、非反転パルス信号20と非反転パルス遅延信号22からなる第1論理和回路入力波形30と、反転パルス信号21と反転パルス遅延信号23からなる第2論理和回路入力波形31と、論理和演算結果である第1論理和波形32と、第1論理和波形32の搬送波成分である第1論理和搬送波成分33と、第1論理和波形32の検波成分である第1論理和検波成分34と、論理和演算結果である第2論理和波形35と、第2論理和波形35の搬送波成分である第2論理和搬送波成分36と、第2論理和波形35の検波成分である第2論理和検波成分37と、第1論理和波形32と第2論理和波形35を合成した合成波形38と、合成波形の実形状39とを示す。
第1論理和回路入力波形30と第2論理和回路入力波形31は上下反転した波形である。第1論理和波形32は、論理和演算した結果、もとの非反転パルス信号20が遅延時間Tdだけ延長された信号となる。同様に第2論理和波形35は、論理和演算した結果、もとの反転パルス信号21が遅延時間Tdだけ延長された信号となる。第1論理和波形32は、概念的に第1論理和搬送波成分33と、第1論理和検波成分34とが合成されたものと考えることができる。同様に第2論理和波形35は、概念的に第2論理和搬送波成分36と、第2論理和検波成分37とが合成されたものと考えることができる。したがって、第1論理和波形32と第2論理和波形35を合成すると、搬送波成分である第1論理和搬送波成分33と第2論理和搬送波成分36とは相殺され、概念的には合成波形38に示すような平行四辺形の検波パルスを抽出することができる。平行四辺形の検波パルスの面積は底辺が遅延時間Tdであり、高さがパルスの電圧であるため、入力の周波数に依存するTr、Tfに影響されること無く不変である。したがって、広い入力周波数にわたり高いF/V特性の線形性を確保できる。実際の検波パルスの形状は、第1論理和波形32と第2論理和波形35を合成して得るので、合成波形の実形状39に示す台形形状となるが、合成波形38の平行四辺形検波パルスと面積は等しいので、F/V特性の線形性を確保できる。さらに、合成波形38の検波パルスは、搬送波の1周期中に2つ得られるので、従来の排他的論理和回路を使用した検波回路と同等のF/V効率を得ることができる。
(第3実施形態)
図3は、本実施形態に係るFM復調装置300の一形態を示す概略図である。FM復調装置300は、信号遅延回路1と、第1バッファ回路41と、第2バッファ回路42と、第1論理和回路14と、第2論理和回路15と、を備える。さらに、FM変調信号入力端子3と、FM復調信号出力端子18と、調整端子28と、を備える。
図3において、FM復調装置300の信号の流れについて説明する。FM変調された信号は、リミッタ回路(不図示)により振幅を一定値に制限され、FM変調パルス信号5としてFM変調信号入力端子3から入力される。図3においてFM復調装置300にはリミッタ回路を含まない構成としたが、FM復調装置300にリミッタ回路を設ける構成とし、FM変調信号入力端子3への入力を振幅を一定値に制限される前のFM変調された信号を入力するものとしても良い。信号遅延回路1は、FM変調信号入力端子3に入力されたFM変調パルス信号5の時間を一定時間だけ遅延させ、FM変調パルス遅延信号6として出力する。第1バッファ回路41は、FM変調パルス信号5を入力し、非反転出力端子からFM変調パルス信号5をそのまま出力する。この出力の名称を非反転パルス信号20とする。また、第1バッファ回路41は、反転出力端子からFM変調パルス信号5の正負を反転させ出力する。この出力の名称を反転パルス信号21とする。第2バッファ回路42は、FM変調パルス遅延信号6を入力し、非反転出力端子からFM変調パルス遅延信号6をそのまま出力する。この出力の名称を非反転パルス遅延信号22とする。また、第2バッファ回路42は、反転出力端子からFM変調パルス遅延信号6の正負を反転させ出力する。この出力の名称を反転パルス遅延信号23とする。第1論理和回路14は、非反転パルス信号20と非反転パルス遅延信号22を入力し、これらの論理和を演算する。そして演算結果を、非反転論理和信号24として出力する。第2論理和回路15は、反転パルス信号21と反転パルス遅延信号23を入力し、これらの論理和を演算する。そして演算結果を、反転論理和信号25として出力する。図3において非反転論理和信号24と反転論理和信号25は電流信号である。非反転論理和信号24と反転論理和信号25は合成、すなわちアナログ的に電流加算され、FM復調信号26としてFM復調信号出力端子18から出力される。ここで、非反転論理和信号24と反転論理和信号25を電圧信号として電圧加算することとしても良い。
本実施形態に係るFM復調装置300の第1論理和回路14及び第2論理和回路15における検波動作は、図7で説明した第2実施形態に係るFM復調装置200の検波動作と同じである。したがって、搬送波成分は相殺され、概念的には平行四辺形の検波パルスを抽出することができる。平行四辺形の検波パルスの面積は底辺が遅延時間Tdであり、高さがパルスの電圧であるため、入力の周波数に依存するTr、Tfに影響されること無く不変である。したがって、広い入力周波数にわたり高いF/V特性の線形性を確保できる。実際の検波パルスの形状は台形形状となるが、概念的に得られる平行四辺形の検波パルスと面積は等しいので、F/V特性の線形性を確保できる。さらに搬送波の1周期中に検波パルスを2つ得られるので、従来の排他的論理和回路を使用した検波回路と同等のF/V効率を得ることができる。
(第4実施形態)
図8は、本実施形態に係るFM復調装置400の一形態を示す概略図である。FM復調装置400は、第2実施形態に係るFM復調装置200を2つ備え、夫々を第1FM復調部50aと第2FM復調部50bとする。図8では、第2実施形態に係るFM復調装置200を2つ備える形態としたが、第3実施形態に係るFM復調装置300を2つ備えることとしても良い。また、図8では、第2実施形態に係るFM復調装置200を2つ備える形態としたが、第2実施形態に係るFM復調装置200または第3実施形態に係るFM復調装置300を複数備える形態としても良い。第1FM復調部50aの非反転入力端子16aと第2FM復調部50bの非反転入力端子16bとが接続され、第1FM復調部50aの反転入力端子17aと第2FM復調部50bの反転入力端子17bとが接続される。また、第1FM復調部50aのFM復調信号出力端子18aと第2FM復調部50bのFM復調信号出力端子18bとが接続され、この接続部をFM復調合成信号出力端子51とする。FM復調合成信号出力端子51は、第1FM復調部50aからのFM復調信号26aと第2FM復調部50bからのFM復調信号26bを合成したFM復調合成信号52を出力する。
また、第1FM復調部50aの第1遅延回路12a及び第2遅延回路13aは入力される信号を一定時間Tdだけ遅延させ、第1FM復調部50bの第1遅延回路12b及び第2遅延回路13bは入力される信号を第1FM復調部50aの第1遅延回路12a及び第2遅延回路13aと異なる時間Td’だけ遅延させる。
前述したように第1実施形態乃至第3実施形態のFM復調装置は、パルス幅の狭い検波パルスを論理演算回路で作成しないことにより広帯域でF/V特性の線形性を確保でき、さらに周波数が比較的高い領域で線形性が維持できない場合にも論理閾値の微調整を行なうことでF/V特性の線形性を確保できる。しかし、さらに広帯域のFM復調を行なう場合、論理演算回路に高速なデバイスを使用し実現を図る。この場合、論理演算回路の出力波形には、高速なデバイスを使用することにともなうオーバーシュートやアンダーシュートに起因するリンギングが発生し、その影響でF/V特性に高次の非線形誤差が発生する場合がある。このF/V特性の高次の非線形誤差を修正するため、本実施形態に係るFM復調装置400を用いることができる。本実施形態に係るFM復調装置400が、第2実施形態に係るFM復調装置200または第3実施形態に係るFM復調装置300を複数備え、第1FM復調部50aの遅延時間Tdと、第2FM復調部50bの遅延時間Td’を異なる時間とし、第1FM復調部50a及び第2FM復調部50bのそれぞれの出力の非線形誤差を調整端子28で調整し、これを適当な比で加算することで非線形誤差を平均化し、広帯域での線形性の改善が図れる。
図9、図10を用いて高次の非線形誤差を改善できることについて説明する。図9、図10では、第1FM復調部50aの遅延時間Tdを、第2FM復調部50bの遅延時間Td’より長く設定している。図9は、図8に示した第1FM復調部50aからのFM復調信号26aと、第2FM復調部50bからのFM復調信号26bと、FM復調合成信号52のF/V効率を示すグラフで、横軸は周波数、縦軸は電圧を示す。FM復調信号26aのF/V効率は、第1FM復調部50aの遅延時間が長いことにより、FM復調信号26bのF/V効率より大きなものとなっている。FM復調合成信号52のF/V効率は、FM復調信号26aとFM復調信号26bを合成したものであり、F/V効率はより大きいものとなる。非線形誤差は非常に小さい値であり、図9ではその差異がわからない。そこで、夫々のF/V特性に対し、1〜3GHzまでのデータから最小二乗法により理想直線を求め、理想直線との誤差を直線の傾きで規格化したものを規格化誤差として図10に示した。
図10は、FM復調信号26aの規格化誤差と、FM復調信号26bの規格化誤差と、FM復調合成信号52の規格化誤差とを示す。本実施形態に係るFM復調装置400では論理演算回路に高速のデバイスを使用しているため、高周波側で検波動作が破綻する以前にリンギングの影響による高次の非線形誤差が現れる。FM復調信号26aは、遅延時間Tdが大きい分F/V効率は大きくなるが、検波動作が破綻する周波数はその分低くなる。一方、FM復調信号26bは、遅延時間Tdが小さい分検波動作が破綻する周波数は高くなるが、F/V効率が低くなり、規格化された高次の非線形誤差も大きく現れる。FM復調合成信号52は、FM復調信号26aとFM復調信号26bを加算したもので、夫々の非線形誤差が平均化され、線形性が改善されていることがわかる。このように本実施形態に係るFM復調装置400とすることで、非常に高い線形性をもったFM復調装置とすることができる。
上記の第1実施形態乃至第3実施形態に係るFM復調装置のFM復調信号出力端子及び第4実施形態に係るFM復調装置のFM復調合成信号出力端子は、パルス密度復調回路により、パルスの密度に応じたアナログ信号に変換される。パルス密度復調回路とは、ある一定周期内に存在するパルス数、すなわちパルス密度をもってパルス信号をアナログ信号に復調する回路である。このパルス密度復調回路の出力を低域通過フィルタで搬送波成分を除去し、搬送波に変調された信号波を抽出する。
上記の第1実施形態に係るFM復調装置の信号論理和回路、第2実施形態乃至第4実施形態に係るFM復調装置の第1論理和回路及び第2論理和回路は、正論理として記載しているが、負論理として構成しても良い。
第1実施形態に係るFM復調装置の概略図である。 第2実施形態に係るFM復調装置の概略図である。 第3実施形態に係るFM復調装置の概略図である。 第1実施形態に係るFM復調装置の信号論理和回路の検波動作を示す図である。 第1実施形態に係るFM復調装置の信号論理和回路の論理閾値の設定を説明する図である。 論理閾値とF/V特性の関係を示すグラフである。 第1論理和回路及び第2論理和回路における検波動作を示す図である。 第4実施形態に係るFM復調装置の概略図である。 第4実施形態に係るFM復調装置のF/V特性を示すグラフである。 第4実施形態に係るFM復調装置の規格化誤差を示すグラフである。 従来のFM復調装置の概略図である。 従来のFM復調装置の論理演算回路の検波動作を示す図である。 従来のFM復調装置の論理演算回路の動作波形の詳細を示す図である。 従来のFM復調装置の検波波形のTr、Tf依存性を示す図である。
符号の説明
1,信号遅延回路
2,信号論理和回路
3,FM変調信号入力端子
4,FM復調信号出力端子
5,FM変調パルス信号
6,FM変調パルス遅延信号
7,出力論理和信号
8,パルス密度復調回路
9,低域通過フィルタ
10a,低周波動作波形
10b,高周波動作波形
10c,限界周波数動作波形
11,論理閾値
12,12a,12b,第1遅延回路
13,13a,13b,第2遅延回路
14,14a,14b,第1論理和回路
15,15a,15b,第2論理和回路
16,16a,16b,非反転入力端子
17,17a,17b,反転入力端子
18,18a,18b,FM復調信号出力端子
19,FM変調パルス信号を反転した信号
20,非反転パルス信号
21,反転パルス信号
22,非反転パルス遅延信号
23,反転パルス遅延信号
24,非反転論理和信号
25,反転論理和信号
26,26a,26b,FM復調信号
28,調整端子
30,第1論理和回路入力波形
31,第2論理和回路入力波形
32,第1論理和波形
33,第1論理和搬送波成分
34,第1論理和検波成分
35,第2論理和波形
36,第2論理和搬送波成分
37,第2論理和検波成分
38,合成波形
39,合成波形の実形状
41,第1バッファ回路
42,第2バッファ回路
50a,第1FM復調部
50b,第2FM復調部
51,FM復調合成信号出力端子
52,FM復調合成信号
91,リミッタ回路
92a,非反転出力端子
92b,反転出力端子
93,遅延回路
94,論理演算回路
95,低域通過フィルタ
96a,非反転信号
96b,反転信号
96c,反転遅延信号
97,論理演算出力信号
99a,論理積出力信号
99b,論理和否定出力信号
100,FM復調装置
101,低周波動作波形
102,高周波動作波形
103,限界周波数動作波形
200,300,400,FM復調装置

Claims (10)

  1. FM変調パルス信号を入力するFM変調信号入力端子と、
    前記FM変調信号入力端子からの前記FM変調パルス信号を一定の時間遅延させてFM変調パルス遅延信号として出力する信号遅延回路と、
    前記FM変調信号入力端子からの前記FM変調パルス信号と前記信号遅延回路からの前記FM変調パルス遅延信号との論理和を出力論理和信号として出力する信号論理和回路と、
    前記信号論理和回路の前記出力論理和信号を出力するFM復調信号出力端子と、
    を備えることを特徴とするFM復調装置。
  2. FM変調パルス信号を非反転パルス信号として入力する非反転入力端子と、
    FM変調パルス信号を反転した信号を反転パルス信号として入力する反転入力端子と、
    前記非反転入力端子からの前記非反転パルス信号を一定の時間遅延させて非反転パルス遅延信号として出力する第1遅延回路と、
    前記反転入力端子からの前記反転パルス信号を一定の時間遅延させて反転パルス遅延信号として出力する第2遅延回路と、
    前記非反転入力端子からの前記非反転パルス信号と前記第1遅延回路からの前記非反転パルス遅延信号との論理和を非反転論理和信号として出力する第1論理和回路と、
    前記反転入力端子からの前記反転パルス信号と前記第2遅延回路からの前記反転パルス遅延信号との論理和を反転論理和信号として出力する第2論理和回路と、
    前記第1論理和回路からの前記非反転論理和信号と前記第2論理和回路からの前記反転論理和信号とを合成し出力するFM復調信号出力端子と、
    を備えることを特徴とするFM復調装置。
  3. FM変調パルス信号を入力するFM変調信号入力端子と、
    前記FM変調信号入力端子からの前記FM変調パルス信号を一定の時間遅延させてFM変調パルス遅延信号として出力する信号遅延回路と、
    前記FM変調信号入力端子からの前記FM変調パルス信号を、非反転出力端子から前記FM変調パルス信号のまま非反転パルス信号として出力し、反転出力端子から前記FM変調パルス信号を反転させ反転パルス信号として出力する第1バッファ回路と、
    前記信号遅延回路からの前記FM変調パルス遅延信号を、非反転出力端子から前記FM変調パルス遅延信号のまま非反転パルス遅延信号として出力し、反転出力端子から前記FM変調パルス遅延信号を反転させ反転パルス遅延信号として出力する第2バッファ回路と、
    前記第1バッファ回路からの前記非反転パルス信号と前記第2バッファ回路からの前記非反転パルス遅延信号との論理和を非反転論理和信号として出力する第1論理和回路と、
    前記第1バッファ回路からの前記反転パルス信号と前記第2バッファ回路からの前記反転パルス遅延信号との論理和を反転論理和信号として出力する第2論理和回路と、
    前記第1論理和回路からの前記非反転論理和信号と前記第2論理和回路からの前記反転論理和信号とを合成し出力するFM復調信号出力端子と、
    を備えることを特徴とするFM復調装置。
  4. 前記信号論理和回路における入力されたパルスを論理演算するための閾値電圧は、可変であることを特徴とする請求項1に記載のFM復調装置。
  5. 前記第1論理和回路及び前記第2論理和回路における入力されたパルスを論理演算するための閾値電圧は、可変であることを特徴とする請求項2又は3に記載のFM復調装置。
  6. 前記信号論理和回路における入力されたパルスを論理演算するための閾値電圧は、前記FM変調パルス信号の電圧の振幅の中心値であることを特徴とする請求項1又は4に記載のFM復調装置。
  7. 前記第1論理和回路及び前記第2論理和回路における入力されたパルスを論理演算するための閾値電圧は、前記FM変調パルス信号の電圧の振幅の中心値であることを特徴とする請求項2、3又は5に記載のFM復調装置。
  8. 前記信号論理和回路からの前記出力論理和信号が、電流出力であることを特徴とする請求項1、4又は6に記載のFM復調装置。
  9. 前記第1論理和回路からの前記非反転論理和信号及び前記第2論理和回路からの前記反転論理和信号が、電流出力であることを特徴とする請求項2、3、5又は7に記載のFM復調装置。
  10. 前記FM復調信号出力端子からの出力をパルス密度復調するパルス密度復調回路と、前記パルス密度復調回路からの出力の搬送波成分を除去し出力する低域通過フィルタを備えることを特徴とする請求項1から9に記載のFM復調装置。
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