JP2006129973A - 毛髪保持具 - Google Patents

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Takehiko Tojo
武彦 東城
Hideo Kobayashi
英男 小林
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Abstract

【課題】毛髪保持具の内側のシートと外側のシートとの間の歪みを解消することができ且つ容易に製造することができる毛髪保持具を提供すること。
【解決手段】一端の開口部21から他端の開口部22に向けて毛髪束を挿通可能にシート23A、23Bにより構成された扁平形状の筒状体2からなり、筒状体2の一方の面を形成するシート23Aは、テーバーこわさが0.4mN・m以下であり、筒状体2の他方の面を形成するシート23Bは、テーバーこわさが0.4mN・m以上であり、一方の面を形成するシート23Aがその長手方向に弛んだ状態で他方の面を形成するシート23Bに接合されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、毛髪束を所定の形状に巻回するときに用いられる毛髪保持具に関する。
パーマ等により毛髪にカールを付与する場合に、毛髪束を所定の形状に巻回するときに用いられる偏平筒状の毛髪保持具が提案されている。偏平筒状の毛髪保持具においては、毛髪保持具の内部に毛髪束を挿通して毛髪保持具を巻回すると、毛髪保持具の内側のシートと外側のシートとの間に歪みが生じ、その結果、毛髪束に綺麗なカールを付与できないという問題があった。
このような問題点を解決するために、本出願人により、毛髪保持具の内側のシートと外側のシートとの間の歪みを解消する毛髪保持具が開示されている(特許文献1,2)。
特開2003−319815号公報 特開2004−57256号公報
しかし、特許文献1記載の毛髪保持具によれば、それを構成するシートの伸縮性やテーバーこわさを最適化することにより前記歪みを解消しており、また、特許文献2記載の毛髪保持具によれば、それを構成するシートに空隙部を直列に形成することにより前記歪みを解消している。このように、特許文献1,2に記載の毛髪保持具においては、必ずしも、その製造が容易ではなかった。
従って、本発明の目的は、毛髪保持具の内側のシートと外側のシートとの間の歪みを解消することができ且つ容易に製造することができる毛髪保持具を提供することにある。
本発明は、一端の開口部から他端の開口部に向けて毛髪束を挿通可能にシートにより構成された扁平形状の筒状体からなり、前記筒状体の一方の面を形成する前記シートは、テーバーこわさが0.4mN・m以下であり、前記筒状体の他方の面を形成する前記シートは、テーバーこわさが0.4mN・m以上であり、該一方の面を形成するシートがその長手方向に弛んだ状態で該他方の面を形成するシートに接合されている毛髪保持具を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の毛髪保持具によれば、毛髪保持具の内側のシートと外側のシートとの間の歪みを解消することができ且つ容易に製造することができる。
以下、本発明の毛髪保持具を、その好ましい一実施形態について、図1を参照しながら説明する。
本実施形態の毛髪保持具1は、図1に示すように、一端の開口部21から他端の開口部22に向けて毛髪束H(図2参照)を挿通可能にシート23A、23Bにより構成された扁平形状の筒状体2からなり、筒状体2の一方の面を形成するシート23Aは、テーバーこわさが0.4mN・m以下であり、筒状体2の他方の面を形成するシート23Bは、テーバーこわさが0.4mN・m以上であり、一方の面を形成するシート23Aがその長手方向に弛んだ状態で他方の面を形成するシート23Bに接合されている。
本実施形態の毛髪保持具1について更に詳述すると、本実施形態の毛髪保持具1は、図1に示すように、一端の開口部21から他端の開口部22に向けて毛髪束H(図2参照)を挿通可能にシート23A、23Bにより構成された扁平形状の筒状体2からなる。筒状体2は、その一方の面を形成するシート(以下「一面シート」ともいう)23Aと、その他方の面を形成するシート(以下「他面シート」ともいう)23Bとが、それらの長手方向に沿う両側縁部24、24においてそれぞれ連続的に接合されて形成されている。
筒状体2の大きさは、長さ50〜350mm、長径20〜100mm、短径0〜30mmであることが好ましく、毛髪の長さやくせ付けしたい場所、挿入する毛髪束の量に応じて適宜選択できる。
一面シート23Aは、図1に示すように、その長手方向に弛んだ状態で他面シート23Bに接合されている。本実施形態においては、一面シート23Aの弛んだ状態の形状は、その長手方向に伸縮可能な蛇腹形状である。詳述すると、この蛇腹形状は、図1(b)に示すように、蛇腹部3が長手方向にずれるように繰り返し形成された形状である。蛇腹部3は、平滑な一面シート23Aを長手方向に180度山折りし、180度谷折りをして形成される。
一面シート23Aの長さは、蛇腹部3を形成する上で、他面シート23Bの長さ(筒状体2を構成しない部分がある場合には、該部分を除いた長さ)の105%以上であることが好ましく、110%以上であることが更に好ましい。
筒状体2を構成する一面シート23A,他面シート23Bとしては、各種可撓性材料が用いられ、例えば、不織布(ポリエチレン不織布、ポリエチレンテレフタレート不織布等)、織布、多孔性又は非多孔性の樹脂フィルム(ポリエチレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム等)、紙、高分子材料シート、ゴムシート、又はこれらの複合体等が挙げられる。本実施形態においては、毛髪処理剤を透過し得る不織布が用いられている。
一面シート23Aのテーバーこわさは、0.4mN・m以下であり、好ましくは0.2mN・m以下である。
他面シート23Bのテーバーこわさは、0.4mN・m以上であり、好ましくは1mN・m以上である。
尚、前記「テーバーこわさ」は、JIS P8125に規定される「こわさ試験方法」により測定されるテーパーこわさである。
筒状体2の一端の開口部21の端部近傍には、図1に示すように、他面シート23Bから筒状体2の長手方向に延出した延設部4が設けられている。本実施形態においては、他面シート23Bと延設部4とは一体形成されている。
延設部4における一面シート23Aとの反対側には、巻き留め部5が設けられている。巻き留め部5は、一面シート23Aに係合可能なもので、巻き上げ状態の筒状体2を巻き留め部5に係合させることにより筒状体2の巻き上げ状態を維持するものである。巻き留め部5としては、一面シート23Aに係合可能なものであれば種々のものを用いることができ、本実施形態においては、メカニカルファスナーのオス部材を用いている。
次に、本発明の毛髪保持具の前記実施形態の一使用態様として、パーマ処理により毛髪(頭髪)に直接カールを付与する場合について、図2を参照しながら説明する。
先ず、毛髪束Hの量や得ようとするカール形状に応じて、適当な長さ及び幅を有する筒状体2からなる毛髪保持具1を用い、図2(a)に示すように、筒状体2の一端の開口部21を楕円形状に開口し、毛髪束Hを開口部21の中へ挿入する。
毛髪束Hを筒状体2に挿通させた後、図2(b)及び(c)に示すように、筒状体2をその他端の開口部22の側から、一面シート23Aを外側にして巻き上げる。筒状体2を巻き上げた後、図2(d)に示すように、巻き留め部5と一面シート23Aとを係合させる。その結果、筒状体2が所定の巻径の巻き上げ状態で固定される。
その後、筒状体2の外側からパーマ用の毛髪処理剤を毛髪束Hに付与する。毛髪処理剤は、主として、一面シート23A及び他面シート23Bを透過して、毛髪束Hに付与される。所定時間後、筒状体2から毛髪束Hを挿脱し、洗髪等して、パーマ処理を完了する。
尚、筒状体2の開口部21から毛髪束Hを挿入させる際に、必要に応じ、該開口部21を真円状に開口した方が、毛髪束Hをスムーズに挿入させ易い。毛髪束Hをフック可能なフック部が設けられた毛髪挿入具を用いると、毛髪束Hを筒状体2に容易に挿通できる。毛髪束Hの先端を筒状体2の他端の開口部22からはみ出させてもよい。
本実施形態の毛髪保持具1によれば、一面シート23A及び他面シート23Bが所定範囲のテーバーこわさを有し、一面シート23Aがその長手方向に弛んだ状態で他面シート23Bに接合されているため、一面シート23Aを外側にして筒状体2を巻き上げた際に、弛んだ状態の一面シート23Aが伸び、内側の他面シート23Bと外側の一面シート23Aとの間の歪みを解消することができる。そのため、本実施形態の毛髪保持具1によれば、毛髪束Hに綺麗なカールを付与することができ、しかも、一面シート23Aを弛んだ状態で他面シート23Bに接合することで筒状体2を形成できるため、その製造が容易である。
本発明の毛髪保持具は、前記実施形態に制限されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない限り、適宜変更が可能である。
筒状体は、一方の面を形成するシートがその長手方向に弛んだ状態で他方の面を形成するシートに接合されて形成されていれば、一方の面を形成するシートの弛んだ状態の形状は、前記実施形態のような蛇腹形状に制限されない。蛇腹部等の弛み部分の形状、大きさ、個数等は適宜設定することができる。
前記実施形態においては、一方の面を形成するシートと他方の面を形成するシートとがそれらの長手方向に沿う両側縁部においてそれぞれ連続的に接合されているが、本発明においては、両シートの両側縁部を不連続的に接合することができる。例えば、両シートの両側縁部を、蛇腹部等の弛み部分において不連続で、その他の部分において連続的に接合することができ、また、両シートの両側縁部を点状のシールで接合することもできる。
筒状体は、その形成方法について特に制限はなく、シートを縫合、融着又は接着して形成したものでもよい。
尚、本発明の毛髪保持具における「筒状体」を構成するシート材の形状及びその表面状態は、上述の形態の筒状体を形成可能なものであれば良く、「扁平形状」という場合、シート材の表面は、凹凸面であってもよい。
また、本発明の毛髪保持具は、パーマ処理により毛髪にカールを付与する場合に限らず、毛髪束を巻回した後、ドライヤー等により熱処理したり、乾燥した毛髪を巻回状態で保持したり、濡れた状態の毛髪を巻回状態で保持し自然乾燥させたりして、毛髪にカールを付与する場合等にも適用することができる。
図1は、本発明の毛髪保持具の一実施形態を示す図で、(a)は正面図、(b)は(a)に示すB−B断面図である。 図2(a)〜(d)は、図1に示す毛髪保持具を用いて毛髪束にカールを付与する手順を順次示す斜視図である。
符号の説明
1 毛髪保持具
2 筒状体
21、22 開口部
23A,23B シート
24 側縁部
3 蛇腹部
4 延設部
5 巻き留め部
H 毛髪束

Claims (3)

  1. 一端の開口部から他端の開口部に向けて毛髪束を挿通可能にシートにより構成された扁平形状の筒状体からなり、
    前記筒状体の一方の面を形成する前記シートは、テーバーこわさが0.4mN・m以下であり、前記筒状体の他方の面を形成する前記シートは、テーバーこわさが0.4mN・m以上であり、該一方の面を形成するシートがその長手方向に弛んだ状態で該他方の面を形成するシートに接合されている毛髪保持具。
  2. 前記一方の面を形成するシートの弛んだ状態の形状は、その長手方向に伸縮可能な蛇腹形状である請求項1記載の毛髪保持具。
  3. 前記一方の面を形成するシートと前記他方の面を形成するシートとは、それらの長手方向に沿う両側縁部においてそれぞれ連続的に接合されている請求項1又は2に記載の毛髪保持具。

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