JP2006143156A - インパネリインホースメント - Google Patents

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Abstract

【課題】構成部品点数が少なく、プレス成形しやすいインパネリインホースメントを得る。
【解決手段】クロスビーム2は筒状に形成されると共に、運転席側クロスビーム4と助手席側クロスビーム6とが連結されて形成される。また、運転席側クロスビーム4と助手席側クロスビーム6とはそれぞれ軸方向に沿って上下に分割した上側部材8,14と下側部材10,16とを重ね合わせて形成されると共に、それぞれがプレス成形される。上側部材8,14は、断面がコ字状に成形されると共に、下側部材10,16は断面コ字状の開口を塞いで取り付けられる。助手席側クロスビーム6の下側部材16に取付ブラケット部16a,16bが一体にプレス成形される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両のインストルメントパネル(通称インパネ)の内側で左右ピラー間に架設されるインパネリインホースメントに関する。
従来より、車両の左右ピラー間には、車幅方向に沿ってインパネリインホースメントが設けられている。インパネリインホースメントは、車両の衝突時のインストルメントパネルの変形を抑制すると共に、ラジオ、エアバック等を支持している。
このようなインパネリインホースメントとして、例えば、クロスビームに多くの取付ブラケットを溶接により固定していた。また、特許文献1にあるように、インストルメントパネルに取り付けるための取付ブラケットや、ラジオを取り付けるための取付ブラケット等の多くの取付ブラケットとクロスビームとをプレス成形により一体成形したものも知られている。
特開2000−185603号公報
しかしながら、こうした従来のものでは、クロスビームに多くの取付ブラケットを溶接により取り付けていたのでは、組付作業が繁雑であるという問題があった。また、クロスビームと多くのブラケットとを一体でプレス成形しようとすると、大きなプレス成形部品となるので、プレス成形し難いという問題があった。
本発明の課題は、構成部品点数が少なく、プレス成形しやすいインパネリインホースメントを提供することにある。
かかる課題を達成すべく、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即ち、
クロスビームが車両の左右ピラー間に架設されるインパネリインホースメントにおいて、
前記クロスビームは筒状に形成されると共に、運転席側クロスビームと助手席側クロスビームとが連結されて形成され、また、前記運転席側クロスビームと前記助手席側クロスビームとはそれぞれ軸方向に沿って分割されると共に、それぞれがプレス成形され、
かつ、前記助手席側クロスビームには取付ブラケットが一体成形されたことを特徴とするインパネリインホースメントがそれである。
前記運転席側クロスビームと前記助手席側クロスビームとはそれぞれ軸方向に沿って上下に分割した上側部材と下側部材とを重ね合わせて形成された構成が好ましい。その際、前記上側部材は、断面がコ字状に成形されると共に、前記下側部材は前記上側部材の断面コ字状の開口を塞いで取り付けられた構成としてもよい。更に、前記助手席側クロスビームの前記下側部材に前記取付ブラケットが一体成形された構成としてもよい。あるいは、前記運転席側クロスビームの前記下側部材にステアリングサポートが一体成形された構成としてもよい。
前記取付ブラケットは、インストルメントパネルに取り付ける取付ブラケットと、ラジオを取り付ける取付ブラケットであってもよい。また、前記助手席側クロスビームの前記上側部材にピラーに取り付ける取付座を一体成形した構成でもよい。更に、前記運転席側クロスビームの前記上側部材にピラーに取り付ける取付座を一体成形した構成でもよい。あるいは、前記助手席側クロスビームの前記上側部材にエアバックを取り付けるナットを溶着した構成でもよい。
本発明のインパネリインホースメントは、クロスビームを運転席側クロスビームと助手席側クロスビームとを連結して形成し、運転席側クロスビームと助手席側クロスビームとを軸方向に沿って分割形成し、助手席側クロスビームに取付ブラケットを一体成形したので、構成部品点数が少なく、プレス成形しやすいという効果を奏する。
以下本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、1はインパネリインホースメントで、インパネリインホースメント1はクロスビーム2を備えている。クロスビーム2は、運転席側クロスビーム4と助手席側クロスビーム6とを備えており、運転席側クロスビーム4の外形は太く、助手席側クロスビーム6の外形は細く形成されている。
運転席側クロスビーム4は、図2に示すように、軸方向に沿って上下に分割された上側部材8と下側部材10とを備えている。上側部材8は軸方向に沿ってその断面形状がほぼコ字状に、下方が開口された形状にプレス成形されている。上側部材8の一端には、図示しないピラーに取り付けるための取付座8aが径方向外側に折り曲げられた状態でフランジ状に形成されている。上側部材8の他端には、外形が徐々に縮径されたテーパ部8bが形成されており、テーパ部8bに連接して挿入部8cが形成されている。
下側部材10は、図4に示すように、上側部材8のコ字状断面の開口をほぼ塞ぐ形状にプレス成形されている。下側部材10には、径方向に水平に突き出したステアリングサポート部10aが一体にプレス成形されている。上側部材8のコ字状断面の開口を塞ぐようにして、上側部材8に下側部材10がレーザ溶接により取り付けられて固定され、運転席側クロスビーム4が筒状に形成される。
上側部材8の側面と下側部材10のステアリングサポート部10aとを繋ぐように、補強部材12が設けられており、補強部材12は上側部材8の側面と下側部材10のステアリングサポート部10aとを繋ぐ一対のステー部12aと、図示しないインストルメントパネルに固定する一対の取付ブラケット部12bとが一体にプレス成形されて形成されている。
取付ブラケット部12bには、溶接ナット14が溶着されている。補強部材12は、上側部材8の側面と下側部材10のステアリングサポート部10aとを繋ぐように、上側部材8と下側部材10とにレーザ溶接により取り付けられて固定される。
一方、助手席側クロスビーム6も、図2に示すように、軸方向に沿って上下に分割された上側部材14と下側部材16とを備えている。上側部材14は、図6に示すように、軸方向に沿ってその断面形状がほぼコ字状に、下方が開口された形状にプレス成形されている。上側部材14の一端には、図示しないピラーに取り付けるための取付座14aが径方向外側に折り曲げられた状態でフランジ状に形成されている。上側部材14には、図示しないエアバックを取り付けるための一対の溶接ナット18が溶着されている。
下側部材16は、図7に示すように、上側部材14のコ字状断面の開口をほぼ塞ぐ形状にプレス成形されている。下側部材16には、径方向に突き出した図示しないインストルメントパネルに取り付けるための一対の取付ブラケット部16aと、同様に径方向に突き出した図示しないラジオを取り付けるための一対の取付ブラケット部16bとが、一体にプレス成形されている。上側部材14のコ字状断面の開口を塞ぐようにして、上側部材14に下側部材16がレーザ溶接により取り付けられて固定され、助手席側クロスビーム6が筒状に形成される。各取付ブラケット部16a,16bには、それぞれ溶接ナット20が溶着されている。
図1に示すように、運転席側クロスビーム4の挿入部8cに助手席側クロスビーム6が挿入されて、レーザ溶接等により溶着されて、一体に連結・固定されている。運転席側クロスビーム4の外側には、図1、図2に示すように、図示しないボディに取り付けられるブラケット22がレーザ溶接等により固定されている。ブラケット22もプレス成形により形成されている。更に、図示しないボディの床に取り付けられるブレース24が運転席側クロスビーム4の下側から挿入されて、レーザ溶接等により固定されている。ブレース24もプレス成形により形成されている。
次に、本実施形態のインパネリインホースメントの作動について説明する。
クロスビーム2の両端の取付座8a,14aがそれぞれ左右のピラーに固定され、ステアリングサポート部10aには、図示しないステアリングが取り付けられる。また、ブラケット22がボディに固定されると共に、ブレース24が床に固定される。更に、取付ブラケット部12b、16aはインストルメントパネルに固定されると共に、取付ブラケット部16bには、ラジオが固定される。エアバックが溶接ナット18を用いて固定される。
クロスビーム2は、運転席側クロスビーム4と助手席側クロスビーム6とから形成されると共に、運転席側及び助手席側クロスビーム4,6は、それぞれ上側部材8,14と下側部材10,16とから形成されている。上側部材8,14と、下側部材10,16をプレス成形すればよく、プレス成型品が大型にならず、クロスビーム2をプレス成形により容易に形成できる。
また、助手席側クロスビーム6には、インストルメントパネルやラジオを取り付けるための取付ブラケット部16a,16bがプレス成形により一体に形成されているので、部品点数を低減できると共に、取付ブラケット部16a,16bを取り付けるための溶接作業が不要になり、組立作業が容易になる。
運転席側及び助手席側クロスビーム4,6の上側部材8,14は断面がコ字状に形成され、下側部材10,16は上側部材8,14の断面コ字状の開口を塞ぐように、ほぼ平坦に近い形状に形成されているので、容易にプレス成形できる。助手席側クロスビーム6の下側部材16に取付ブラケット部16a,16bが形成されているので、プレス成形により容易に形成できる。また、運転席側クロスビーム4の下側部材10にステアリングサポート部10aが形成されているので、プレス成形により容易に形成でき、部品点数を低減できると共に、組立作業が容易になる。
更に、運転席側及び助手席側クロスビーム4,6の上側部材8,14にそれぞれ取付座8a,14aを形成したので、プレス成形により容易に形成でき、部品点数を低減できると共に、組立作業が容易になる。助手席側クロスビーム6の上側部材14にエアバックを取り付けるための溶接ナット18を溶着したので、エアバック取付のブラケットが不要になり、部品点数を低減できると共に、組立作業が容易になる。
以上本発明はこの様な実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
本発明の一実施形態としてのインパネリインホースメントの斜視図である。 本実施形態のインパネリインホースメントの分解斜視図である。 本実施形態の運転席側クロスビームの上側部材の拡大斜視図である。 本実施形態の運転席側クロスビームの下側部材の拡大斜視図である。 本実施形態の運転席側クロスビームの補強部材の拡大斜視図である。 本実施形態の助手席側クロスビームの上側部材の拡大斜視図である。 本実施形態の助手席側クロスビームの下側部材の拡大斜視図である。
符号の説明
1…インパネリインホースメント 2…クロスビーム
4…運転席側クロスビーム 6…助手席側クロスビーム
8,14…上側部材 8a,14a…取付座
10,16…下側部材 10a…ステアリングサポート部
12…補強部材 12b,16a,16b…取付ブラケット部
14…溶接ナット 18,20…溶接ナット
22…ブラケット 24…ブレース

Claims (9)

  1. クロスビームが車両の左右ピラー間に架設されるインパネリインホースメントにおいて、
    前記クロスビームは筒状に形成されると共に、運転席側クロスビームと助手席側クロスビームとが連結されて形成され、また、前記運転席側クロスビームと前記助手席側クロスビームとはそれぞれ軸方向に沿って分割されると共に、それぞれがプレス成形され、
    かつ、前記助手席側クロスビームには取付ブラケット部が一体成形されたことを特徴とするインパネリインホースメント。
  2. 前記運転席側クロスビームと前記助手席側クロスビームとはそれぞれ軸方向に沿って上下に分割した上側部材と下側部材とを重ね合わせて形成されたことを特徴とする請求項1に記載のインパネリインホースメント。
  3. 前記上側部材は、断面がコ字状に成形されると共に、前記下側部材は前記上側部材の断面コ字状の開口を塞いで取り付けられたことを特徴とする請求項2に記載のインパネリインホースメント。
  4. 前記助手席側クロスビームの前記下側部材に前記取付ブラケット部が一体成形されたことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のインパネリインホースメント。
  5. 前記運転席側クロスビームの前記下側部材にステアリングサポート部が一体成形されたことを特徴とする請求項2ないし請求項4に記載のインパネリインホースメント。
  6. 前記取付ブラケット部は、インストルメントパネルに取り付ける取付ブラケット部と、ラジオを取り付ける取付ブラケット部であることを特徴とする請求項1ないし請求項5に記載のインパネリインホースメント。
  7. 前記助手席側クロスビームの前記上側部材にピラーに取り付ける取付座を一体成形したことを特徴とする請求項2ないし請求項6に記載のインパネリインホースメント。
  8. 前記運転席側クロスビームの前記上側部材にピラーに取り付ける取付座を一体成形したことを特徴とする請求項2ないし請求項7に記載のインパネリインホースメント。
  9. 前記助手席側クロスビームの前記上側部材にエアバックを取り付けるナットを溶着したことを特徴とする請求項2ないし請求項8に記載のインパネリインホースメント。
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