JP2006201425A - 映像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 機械的機構や調光ガラスによるマスクが不要で、無映像部をフレームに対して自然に目立たなくすることができる映像表示装置を提供すること。
【解決手段】 本リアプロジェクション装置10では、外装枠41に対して無映像領域TQ,BQが浮き立つことを防止できるだけでなく、制限表示領域LAの外縁4辺が線状枠領域FLによって強調され、外装枠41と無映像領域TQ,BQとがより一体的に観察されるので、制限表示領域LAに形成された通常と異なるアスペクト比の映像を違和感なく鑑賞することができる。また、本リアプロジェクション装置10では、複数の外装枠41,141を交換可能にも拘らず、交換前後において、外装枠41,141と無映像領域TQ,BQとが一体的に観察され、制限表示領域LAに形成された映像を違和感なく鑑賞することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、リアプロジェクション装置、液晶ディスプレイ、CRTその他の映像表示装置に関する。
従来の映像表示装置では、アスペクト比が4:3の画面にアスペクト比が16:9の映像を上下を黒くしたレターボックス形式で表示する場合や、逆にアスペクト比が16:9の画面にアスペクト比が4:3の映像を左右を黒くしたサイドブラック形式で表示する場合がある。このような場合、上下や左右の無映像部の存在が目に付き、映像鑑賞の妨げとなる傾向がある。
以上のように表示画面のアスペクト比と表示映像のアスペクト比とが異なる場合において、表示画面上に現れる無映像部を少しでも減少させるべく、ズームやパノラマ表示などの細工が行われているが(例えば特許文献1等参照)、このような映像処理では映像の欠落や歪みの発生を回避することができない。
一方、映像を欠落や歪みなく表示した場合の無映像部を目立たなくする技術として、画面近傍に調整可能なカバー、可動エスカッション、可動枠等の機械的機構を設けるものが存在する(特許文献2,3,4参照)。
また、映像を欠落や歪みなく表示した場合の無映像部を目立たなくする別の技術として、アスペクト比16:9のCRTパネルガラスの前面に調光ガラスを配置して、調光ガラス中央の4:3の部分に透過部分を形成するものが存在する(特許文献5参照)。
また、映像を欠落や歪みなく表示した場合の無映像部を目立たなくする別の技術として、ワイドディスプレイのサイドパネル部(すなわち無映像部)に任意のカラーを表示させるアスペクト比変換装置が存在する(特許文献6参照)。このアスペクト比変換装置では、ディスプレイのフレーム部のカラーに応じてサイドパネル部に表示するカラーを設定できるようになっている。
その他、ワイドディスプレイのサイドパネル部に単一色を表示させるものも存在する(特許文献7参照)。
特開2003−333462号公報 特開平3−89686号公報 特開平4−160989号公報 実開平2−44478号公報 特開平6−260113号公報 特開2003−87819号公報 特開平6−292138号公報
しかし、上記特許文献2,3,4のように機械的機構を用いる場合、応答性や省スペースの観点で問題がある。
また、上記特許文献5のように調光ガラスを用いる方法は、調光ガラスによるコストの増加や透過光の減光が無視できないものとなる。
また、上記特許文献6等のようにサイドパネル部に任意のカラーを表示させるアスペクト比変換装置は、簡易に無映像部を目立たなくできる点で優れるが、サイドパネル部は自発光型の色彩であり、フレームは受光型の色彩であることから、サイドパネル部がどうしても浮き立って表現される傾向が生じる。また、このようなアスペクト比変換装置では、無映像部であるサイドパネル部の色彩が固定的に設定されるので、映像鑑賞の環境や状況の変動に原因してサイドパネル部が目立ってしまう可能性がある。
そこで、本発明は、機械的機構や調光ガラスによるマスクが不要で、無映像部をフレームに対して自然に目立たなくすることができる映像表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る第1の映像表示装置は、(a)所定の有効領域を有し当該有効領域に映像を表示可能な映像表示部と、(b)映像表示部に取り付けられて有効領域の輪郭に対応する開口を有する外装枠と、(c)有効領域の大きさ以下の映像サイズを有する映像を、映像表示部の有効領域内の一部である制限表示領域に表示可能であるとともに、外装枠の色彩に関連付けられた所定の第1色彩を、有効領域内のうち制限表示領域を除いた無映像領域に表示可能であり、無映像領域に第1色彩を表示した場合に、制限表示領域と無映像領域との境界の線状領域に、外装枠の色彩と第1色彩とに対して類似性の低い所定の第2色彩を表示させる表示制御装置とを備える。
上記映像表示装置では、表示制御装置が、無映像領域に第1色彩を表示した場合に、制限表示領域と無映像領域との境界の線状領域に、外装枠の色彩と第1色彩とに対して類似性の低い所定の第2色彩を表示させるので、制限表示領域と無映像領域との境界が線状領域によって強調され、無映像領域が外装枠と一体的なものとして認識されやすくなる。つまり、線状領域によって制限表示領域の外縁が引き立つ結果として、無映像領域が目立ちにくくなり或いは外装枠と一体視されやくすくなるので、制限表示領域に表示された通常と異なるサイズやアスペクト比の映像を違和感なく鑑賞することができる
また、本発明の具体的側面又は態様では、上記映像表示装置において、所定の有効領域が第1アスペクト比を有し、制限表示領域に表示すべき映像が第1アスペクト比と異なる第2アスペクト比を有する。この場合、映像のアスペクト比に適合して、あたかも外装枠が変化するかような映像表示装置を提供することができる。
また、本発明の別の具体的側面又は態様では、上記映像表示装置において、表示制御装置が、第2アスペクト比の映像に対する制限表示領域を有効領域内の最大限に設定するとともに、無映像領域に第1色彩を表示した場合に、有効領域と外装枠との境界の線状領域にも、所定の第2色彩を表示させる。この場合、第2アスペクト比の映像を最大表示することになり、制限表示領域と外装枠とが接する箇所が形成されることになるが、結果的に、線状領域によって制限表示領域の外縁を引き立たせることができ、制限表示領域に形成された映像を違和感なく鑑賞することができる。
また、本発明の別の具体的態様では、映像表示部の周囲の環境変化を検出する環境センサをさらに備え、表示制御装置が、環境センサの出力に基づいて無映像領域に表示させる第1色彩を変化させる。この場合、周囲環境の変化に拘らず、無映像領域を外装枠と一体視されやすい状態に維持することができるので、制限表示領域に形成された映像を常に違和感なく鑑賞することができる。
また、本発明のさらに別の具体的態様では、表示制御装置が、環境センサの出力に応じて、無映像領域に表示させる第1色彩の色相及び明度を変化させる。この場合、周囲環境の変化に対して柔軟かつ多様に対応することができる。
また、本発明のさらに別の具体的態様では、外装枠の交換を検出する枠センサをさらに備え、第1色彩が、交換後の外装枠の色彩と関連付けたものに切り替えられる。この場合、外装枠の交換に拘わらず、無映像領域を外装枠と一体視されやすい状態に維持することができるので、制限表示領域に形成された映像を常に違和感なく鑑賞することができる。
また、本発明のさらに別の具体的態様では、枠センサが、外装枠の背後に設けた光センサの出力に基づいて外装枠の交換を検出する。この場合、外装枠の透過光等を利用して外装枠の色彩等を判定することができる。
また、本発明のさらに別の具体的態様では、第1色彩が、外装枠が有する色彩の色相と同一色相若しくは類似色相である。この場合、無映像領域と外装枠とが一体視されやくすくなる。
また、本発明のさらに別の具体的態様では、第2色彩が、外装枠の色彩の色相に対して補色若しくは当該補色の類似色相、又は外装枠の色彩に対して明度差のある無彩色である。この場合、制限表示領域の外縁を違和感なく効果的に引き立たせることができる。
また、本発明に係る第2の映像表示装置は、(a)所定の有効領域を有し当該有効領域に映像を表示可能な映像表示部と、(b)映像表示部に取り付けられて有効領域の輪郭に対応する開口を有する外装枠と、(c)映像表示部の周囲の環境変化、又は外装枠の交換を検出するセンサと、(d)有効領域の大きさ以下の映像サイズを有する映像を、映像表示部の有効領域内の一部である制限表示領域に表示可能であるとともに、外装枠の色彩に関連付けられた所定の第1色彩を、有効領域内のうち制限表示領域を除いた無映像領域に表示可能であり、無映像領域に第1色彩を表示した場合に、センサの出力に基づいて無映像領域に表示させる第1色彩を変化させる表示制御装置とを備える。
上記映像表示装置では、表示制御装置が、無映像領域に第1色彩を表示した場合に、センサの出力に基づいて無映像領域に表示させる第1色彩を変化させるので、周囲環境の変化や外装枠の交換に対応して、無映像領域を外装枠と一体視されやすい状態に維持することができ、制限表示領域に形成された映像を常に違和感なく鑑賞することができる。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係るリアプロジェクション装置の全体構造を説明する側面図である。このリアプロジェクション装置10は、動画や静止画を表示するための映像表示装置であり、筐体であるケース12の底部にプロジェクタ本体14を備え、ケース12内の背面側上部に反射ミラー16を備え、ケース12前面に透過型スクリーン部材18を備える。プロジェクタ本体14から射出された像光は、光軸OA1に略沿って後方斜め上方に進行し、反射ミラー16で光軸OA2方向に略沿って前面側に折り曲げられて、透過型スクリーン部材18に入射する。
プロジェクタ本体14は、光源光を発生する光源装置21と、光源装置21からの光源光をRGBの3色に分割する色分割光学系23と、色分割光学系23から射出された各色の照明光によってそれぞれ照明される3つの液晶ライトバルブからなる光変調部25と、光変調部25からの各色の像光を合成するクロスダイクロイックプリズムである光合成光学系27と、光合成光学系27を経た像光を透過型スクリーン部材18上に投射するための投射光学系である投射レンズ29とを備える。このプロジェクタ本体14は、不図示の手段によってケース12底部に位置決めして固定されている。なお、図からも明らかなように、プロジェクタ本体14からの像光は、光軸OA2に略沿って全体として傾いた状態で透過型スクリーン部材18に入射する。このため、投射レンズ29を光軸OA1に対して垂直方向に適宜変位させること等によって、透過型スクリーン部材18に矩形のシャープな映像を投影することとしている。
反射ミラー16は、台形の平面ミラーであり、不図示の手段によってケース12内に位置決めして固定されている。
透過型スクリーン部材18は、背面側にフレネルレンズシート、中間にレンチキュラレンズシート、前面側にフロントパネルを設けた積層体である。この透過型スクリーン部材18は、開口形成用のマスクを兼ねるホルダ31に支持されており、ホルダ31とともに前面支持枠32に埋め込まれた状態で固定されている。これらの透過型スクリーン部材18、ホルダ31、及び前面支持枠32は、映像を表示するための映像表示部として機能する。透過型スクリーン部材18の前面側には、当該透過型スクリーン部材18の輪郭に沿って矩形の外装枠41が着脱自在に取り付けられている。
この外装枠41は、透過型スクリーン部材18の有効領域の輪郭若しくは外縁に対応する開口APを有する。つまり、透過型スクリーン部材18に通常の表示を行う場合、外装枠41の開口AP内にぴったり収まるように映像が表示される。なお、透過型スクリーン部材18の有効領域とは、以下に詳述するが、透過型スクリーン部材18に映像を表示できる領域であり、この場合、4:3のアスペクト比を有する矩形となっている。
外装枠41は、下部の裏面の一部に型式識別用の凹凸パターン41aを有している。すなわち、外装枠41は、ユーザの好み等に応じて色彩が異なる同一形状の他の外装枠と交換できるようになっており、前面支持枠32に埋め込まれた機械式の枠センサ35によって、現在前面支持枠32に取り付けられている外装枠41の型式を自動的に判別できるようになっている。これにより、以下に詳述するが、透過型スクリーン部材18中に外装枠41の色彩等に応じた所望の表示を行わせることができる。
図2(a)は、図1のリアプロジェクション装置10の前面上部を示し、図2(b)は、外装枠の交換を説明する正面図である。
図2(a)に示すように、外装枠41は、四角形の4辺に対応する帯状の枠体であり、枠内の開口AP越しに透過型スクリーン部材18の有効領域EAを観察することができる。この有効領域EAは、4:3のアスペクト比を有しており、通常サイズの動画や静止画が表示される。図2(b)に示すように、図2(a)の外装枠41は、色彩等が異なる別の外装枠141に交換することができる。なお、この場合も、別の外装枠141に設けた凹凸パターン41aによってその型式を自動的に判別することができる。
図3(a)は、図2(a)に対応するもので有効領域の一部に映像を表示した例を示し、図3(b)は、図2(b)に対応する例を示す。
図3(a)に示す場合、第1色の外装枠41に囲まれた透過型スクリーン部材18の有効領域EAのうち、中央の制限表示領域LAは、比較的横長の16:9のアスペクト比を有しており、ワイド画面サイズの動画や静止画を歪や欠けなく表示する。制限表示領域LAの上側に設けた上側無映像領域TQと、下側に設けた下側無映像領域BQとは、映像が存在しない部分であり、外装枠41に対して同一色相、類似色相等である第1色彩を表示する。さらに、制限表示領域LAの外縁、すなわち制限表示領域LAの左右端と外装枠41との境界、さらに制限表示領域LAの上下端と無映像領域TQ,BQとの境界には、長方形の4辺に対応する線状枠領域FLが設けられている。この線状枠領域FLは、外装枠41等の色彩に対して否類似の補色等である第2色彩を表示する。
以上の結果、本リアプロジェクション装置10では、外装枠41に対して無映像領域TQ,BQが浮き立つことを防止できるだけでなく、制限表示領域LAの外縁4辺が線状枠領域FLによって強調され、外装枠41と無映像領域TQ,BQとがより一体的に観察されるので、制限表示領域LAに形成された、有効領域EAと異なるアスペクト比の映像を違和感なく鑑賞することができる。つまり、ユーザは、あたかも外装枠41が映像のアスペクト比に応じて変化するように感じることになる。なお、無映像領域TQ,BQに黒色を表示させた場合、制限表示領域LAとの間で焼きつきの程度差が生じる可能性があるが、本リアプロジェクション装置10では、そのような問題も生じにくい。
一方、図3(b)に示す場合、図3(a)の場合と異なる第2色の外装枠141が透過型スクリーン部材18の周囲に取り付けられている。この場合、上側無映像領域TQと下側無映像領域BQとに、第1色彩として、外装枠141の色彩(図3(a)の場合と異なる)に対して同一色相、類似色相等を表示する。なお、外装枠141や無映像領域TQ,BQの色彩に応じて、線状枠領域FLの色彩を目立つよう変更することもできる。
以上の結果、本リアプロジェクション装置10では、複数の外装枠41,141を交換可能にも拘らず、交換前後において、外装枠41,141と無映像領域TQ,BQとが一体的に観察され、制限表示領域LAに形成された映像を違和感なく鑑賞することができる。
以上の説明では、第1色彩の色相について主に説明したが、第1色彩としては、以上から明らかなように、外装枠41に近似する色相であって明度や彩度が近似するものを使用することが望ましい。また、第2色彩としては、外装枠41に非類似の色相だけに限らず、類似の色相であっても明度や彩度が非近似のものを使用することができる。例えば、外装枠41の色彩に対して明度差のある黒、グレー等の無彩色とすることもできる。
図4は、図1のリアプロジェクション装置10に内蔵されている信号処理回路の一部を概念的に説明するブロック図である。この信号処理回路は、ビデオ信号等の外部映像信号が入力される映像処理部51と、映像処理部51から出力された映像信号に擬似枠や境界線を重畳する枠・線重畳部52と、ユーザが動作状態を設定する操作部53と、図1等に示す透過型スクリーン部材18に表示すべき像光を形成する表示部55と、これらの動作を統括的に制御する制御部57とを備える。これらのうち、映像処理部51、枠・線重畳部52、及び制御部57は、リアプロジェクション装置10に設けた透過型スクリーン部材18に投射すべき映像の状態を調整する表示制御装置となっている。
以上の信号処理回路のうち、映像処理部51は、外部から入力された映像信号が4:3のアスペクト比を有するか16:9のアスペクト比を有するかに関する情報を制御部57に出力する。また、映像処理部51は、4:3のアスペクト比を有する映像信号に対して、映像全体が図2(a)に示す透過型スクリーン部材18の有効領域EAにぴったり収まるような処理を施す。この結果、映像信号に対応する映像が有効領域EA全面に歪や欠落なく表示される。一方、映像処理部51は、比較的横長の16:9のアスペクト比を有する映像信号に対して、映像全体が図2(a)に示す透過型スクリーン部材18の有効領域EAに収まるようなアスペクト変換処理を施す。この結果、映像信号に対応する映像が、レターボックス形式同様に有効領域EAの左右いっぱい、かつ、上下中間の制限表示領域LAに歪や欠落なく表示される(図3(a)参照)。
枠・線重畳部52は、映像処理部51から出力された駆動信号が後者のように比較的横長の16:9のアスペクト比を有するものである場合、図3(a)に示すように、映像信号に対応する映像が表示される制限表示領域LAの上下の無映像領域TQ,BQに、外装枠41の色彩と関連する類似色相の第1色彩を表示させるような信号処理を行う。また、枠・線重畳部52は、映像処理部51から駆動出力された信号が比較的横長の16:9のアスペクト比を有するものである場合、制限表示領域LAの外縁の線状枠領域FLに、外装枠41等の色彩に対して類似性の低い第2色彩を表示させるような信号処理を行う。枠・線重畳部52で行われる以上のような処理を「枠重畳処理」と呼ぶものとする。
枠重畳処理について具体的に説明すると、枠・線重畳部52は、例えばスイッチング回路により、画面上から所定走査線分の上側無映像領域TQの描画に対応するタイミングで上記第1色彩に対応する擬似枠信号を生成し表示部55に出力する。また、枠・線重畳部52は、中間の制限表示領域LAを表示する直前の数走査線分の描画(線状枠領域FLの上辺)に対応するタイミングで上記第2色彩に対応する擬似枠信号を生成し表示部55に出力する。また、枠・線重畳部52は、中間の制限表示領域LAを表示する走査線の描画に際して、各走査線の最初と最後の数画素分(線状枠領域FLの左辺及び右辺)のタイミングで上記第2色彩に対応する擬似枠信号を生成し表示部55に出力するとともに、最初と最後を除いた全体では、映像処理部51からの映像信号に対応する駆動信号を生成し表示部55に出力する。また、また、枠・線重畳部52は、中間の制限表示領域LAを表示した直後の数走査線分の描画(線状枠領域FLの下辺)に対応するタイミングで上記第2色彩に対応する擬似枠信号を生成し表示部55に出力する。さらに、枠・線重畳部52は、画面下から所定走査線分の下側無映像領域BQの描画に対応するタイミングで上記第1色彩に対応する擬似枠信号を生成し表示部55に出力する。
なお、以上の動作は例示であり、図2(a)に示す透過型スクリーン部材18の有効領域EAに対応するフレームメモリを設けることもでき、この場合、フレームメモリのうち、上下の所定行数の画素分(図3(a)の無映像領域TQ,BQに相当)に、上記第1色彩に対応する画素信号を書き込んで保持する。また、フレームメモリのうち、中央の矩形領域(図3(a)の制限表示領域LAに相当)に、映像処理部51からの映像信号に対応する画素信号を書き込んで保持する。さらに、フレームメモリのうち、制限表示領域LAの外縁に相当する矩形枠状領域に、上記第2色彩に対応する画素信号を書き込んで保持する。
操作部53は、制御部57に制御信号を出力してリアプロジェクション装置10の動作モードを切り替える。例えば、無映像領域TQ,BQに、外装枠41の色彩と関連する第1色彩を表示させず、無映像領域TQ,BQに黒色を表示させるレターボックス表示を行わせることもできる。また、無映像領域TQ,BQに、ユーザの好みの色彩を表示させることもできる。さらに、ズームやパノラマ表示等を行わせる動作モードを選択できるようにもなっている。
表示部55は、光変調部25を構成する3つの液晶ライトバルブ25a,25b,25cを備えてなり、各液晶ライトバルブ25a,25b,25cに含まれる各色の液晶表示パネルに対応して駆動回路等を備える。これらの駆動回路は、枠・線重畳部52を経た映像信号に応じて動作する。
制御部57は、映像処理部51から、映像信号が4:3と16:9のいずれのアスペクト比とを有するかに関する情報を受け取る。また、制御部57は、操作部53によって設定された動作モードで動作している。通常の動作モードにおいて、入力信号が4:3のアスペクト比の映像信号である場合、制御部57は、枠・線重畳部52で処理を行わせず、映像処理部51からの映像信号をそのまま表示部55に出力させる。つまり、制御部57は、図2(a)に示す透過型スクリーン部材18の有効領域EA全体に映像を表示させる。一方、入力信号が比較的横長の16:9のアスペクト比の映像信号である場合、制御部57は、枠・線重畳部52に対し透過型スクリーン部材18の適所に枠を表示させる枠重畳処理を行わせ、枠重畳処理後の映像信号を表示部55に出力させる。つまり、制御部57は、枠・線重畳部52での処理によって図3(a)に示す透過型スクリーン部材18の無映像領域TQ,BQや線状枠領域FLに対応する色表示を行わせることができる。この際、線状枠領域FLに囲まれた制限表示領域LAに16:9のアスペクト比の映像が表示される。
制御部57は、枠センサ35からの検出信号に基づいて、図2(a)の外装枠41と図2(b)の外装枠141とのいずれが透過型スクリーン部材18の周囲に装着されているかを判定できるようになっており、両外装枠41,141のいずれが装着されているかに応じて、枠・線重畳部52の枠重畳処理を切り替えられるようになっている。つまり、図3(a)に示す外装枠41が装着されている場合、無映像領域TQ,BQに外装枠41に対応する色彩を表示させ、図3(b)に示す外装枠141が装着されている場合、無映像領域TQ,BQに外装枠141に対応する色彩を表示させる。
〔第2実施形態〕
図5は、第2実施形態に係るリアプロジェクション装置を説明する正面図である。このリアプロジェクション装置210は、図1等に示す第1実施形態に係るリアプロジェクション装置10を変形したものであり、特に説明しない部分については、第1実施形態の装置と同様であるものとする。
このリアプロジェクション装置210の場合、透過型スクリーン部材218や外装枠241が16:9のアスペクト比を有しており、ワイド画面サイズの映像を表示するのが通常である。
一方、このように比較的横長の透過型スクリーン部材218に通常サイズの映像を表示する場合、透過型スクリーン部材218の有効領域EAのうち不使用の部分に枠を表示する枠重畳処理が行われる。すなわち、中央の制限表示領域LA2は、4:3のアスペクト比を有しており、通常サイズの動画や静止画を歪や欠けなく表示する。制限表示領域LA2の左側に設けた左側無映像領域LQと、右側に設けた右側無映像領域RQとは、映像が存在しない部分であり、外装枠241に対して同一色相、類似色相等である第1色彩を表示する。さらに、制限表示領域LA2の外縁、すなわち制限表示領域LA2の上下端と外装枠241との境界、さらに制限表示領域LA2の左右端と無映像領域LQ,RQとの境界には、長方形の4辺に対応する線状枠領域FL2が設けられている。この線状枠領域FL2は、外装枠241等の色彩に対して否類似の補色等である第2色彩を表示する。
以上の結果、本リアプロジェクション装置210では、外装枠241に対して無映像領域LQ,RQが浮き立つように表示されることを防止できるだけでなく、制限表示領域LA2の外縁4辺が線状枠領域FL2によって強調され、外装枠241と無映像領域LQ,RQとがより一体的に観察されるので、制限表示領域LA2に形成された通常のアスペクト比の映像を違和感なく鑑賞することができる。なお、本リアプロジェクション装置210では、複数の外装枠241を交換可能にも拘らず、交換前後において、外装枠241と無映像領域LQ,RQとが一体的に観察され、制限表示領域LA2に形成された映像を自然に鑑賞することができる。
〔第3実施形態〕
図6(a)及び図6(b)は、第3実施形態に係るリアプロジェクション装置を説明する正面図である。
図6(a)は、図3(a)に示す表示例を変形したものであり、透過型スクリーン部材18において、制限表示領域LAの上下端と無映像領域TQ,BQとの境界にのみ線状枠領域FL’が表示されている。これらの線状枠領域FL’には、第1実施形態の場合と同様に、外装枠41等の色彩に対して否類似の補色等である第2色彩を表示する。なお、上下の無映像領域TQ,BQには、外装枠41に対して同一色相、類似色相等である第1色彩を表示する。この場合も、制限表示領域LAと無映像領域TQ,BQとの境界が線状枠領域FL’によって強調され、外装枠41と無映像領域TQ,BQとがより一体的に観察される。
図6(b)は、図5に示す表示例を変形したものであり、透過型スクリーン部材218において、制限表示領域LA2の左右端と無映像領域LQ,RQとの境界にのみ線状枠領域FL2’が表示されている。これらの線状枠領域FL2’には、第2実施形態の場合と同様に、外装枠241等の色彩に対して否類似の補色等である第2色彩を表示する。なお、左右の無映像領域LQ,RQには、外装枠241に対して同一色相、類似色相等である第1色彩を表示する。この場合も、制限表示領域LA2と無映像領域LQ,RQとの境界が線状枠領域FL2’によって強調され、外装枠241と無映像領域LQ,RQとがより一体的に観察される。
〔第4実施形態〕
図7(a)及び図7(b)は、第4実施形態に係るリアプロジェクション装置を説明する正面図である。
図7(a)は、図6(a)に示す表示例を変形したものであり、透過型スクリーン部材18において、制限表示領域LAの上下端に無映像領域TQ,BQが表示されているが、図6(a)の線状枠領域FL’に相当するものが表示されてない。なお、上下の無映像領域TQ,BQには、外装枠41に対して同一色相、類似色相等である第1色彩を表示する。この場合、外装枠41に対して無映像領域TQ,BQが浮き立つことを防止できる。
図7(b)は、図6(b)に示す表示例を変形したものであり、透過型スクリーン部材218において、制限表示領域LA2の左右端に無映像領域LQ,RQが表示されているが、図6(b)の線状枠領域FL2’に相当するものが表示されてない。なお、左右の無映像領域LQ,RQには、外装枠241に対して同一色相、類似色相等である第1色彩を表示する。この場合、外装枠241に対して無映像領域LQ,RQが浮き立つことを防止できる。
〔第5実施形態〕
図8は、第5実施形態に係るリアプロジェクション装置を説明する正面図である。
図8は、図5に示す表示例を変形したものであり、透過型スクリーン部材218の中央部に周囲の外装枠241に全く接しない制限表示領域LAを設けている。つまり、制限表示領域LAは、外装枠241内の透過型スクリーン部材218よりも一回り小さくなっている。図示の例では、制限表示領域LAのアスペクト比と透過型スクリーン部材218のアスペクト比とが異なっているが、両者のアスペクト比を一致させることもできる。本実施形態は、リサイズ処理などで映像の大きさを有効領域よりも小さくする場合に対応しており、PC映像などを表示する場合に好適である。なお、この場合、図4に示す信号処理回路の映像処理部51や制御部57では、映像信号のアスペクト比に応じて表示領域を最大限とする処理ではなく、映像の縮小処理等を含む映像サイズの管理が行われる。具体的には、例えば操作部53からのリサイズ指令信号に応じて制御部57にリサイズ処理モードを設定し、映像処理部51では、制御部57からの制御信号に基づいて、映像信号に対して透過型スクリーン部材218よりも一回り小さく表示させるリサイズ処理が施される。
本実施形態の場合、リサイズ処理後の映像を表示する制限表示領域LAの外周に、上下左右を囲むように比較的幅広い無映像領域PQが表示されている。また、制限表示領域LAと無映像領域PQとの境界に線状枠領域FLが表示されている。ここで、無映像領域PQには、第1実施形態の場合と同様に、外装枠241に対して同一色相、類似色相等である第1色彩を表示する。また、線状枠領域FLには、外装枠241等の色彩に対して否類似の補色等である第2色彩を表示する。この場合も、制限表示領域LAと無映像領域PQとの境界が線状枠領域FLによって強調され、外装枠241と無映像領域PQとがより一体的に観察される。
〔第6実施形態〕
図9(a)及び図9(b)は、第6実施形態に係るリアプロジェクション装置を説明する部分拡大断面図である。
図9(a)は、図1に示す第1実施形態に係るリアプロジェクション装置10等を変形したものであり、外装枠41(141,241)の背後に光量検出用の環境センサ535を設けた構造となっている。環境センサ535は、容器537に収納されて外装枠41(141,241)の背面に固定されており、外装枠41(141,241)の適所に形成された開口41cに設けた集光レンズ539に対向している。この環境センサ535を利用することで、リアプロジェクション装置の周囲環境(例えば、明るい室内、暗い室内、昼間、夕方、夜間等)の明るさを検出することができる。これにより、図4の枠・線重畳部52における処理内容を変更することができる。具体的には、環境センサ535の検出結果を図4の制御部57に取り込んで、その検出結果に基づいて枠・線重畳部52の動作を変更し、図3(a)等に示す無映像領域TQ,BQ,LQ,RQ,PQに表示させる第1色彩の明度設定等を変化させ、さらに、線状枠領域FL,FL2に表示させる第2色彩の明度設定や色相設定を変化させる。これにより、周囲環境の明暗変化に拘わらず、無映像領域TQ,BQ,LQ,RQ,PQが外装枠41(141,241)等と一体視されやすい状態に維持される。よって、制限表示領域LAに形成された映像を常に違和感なく鑑賞することができる。
図9(b)は、図1に示す第1実施形態に係るリアプロジェクション装置10等を変形したものであり、外装枠41(141,241)の背後に色彩及び光量検出用の枠環境センサ635を設けた構造となっている。枠環境センサ635は、容器637に収納されて外装枠41(141,241)背面に対向する適所に固定されたカラーセンサであり、外装枠41(141,241)の適所に形成された観察窓41dの背後に設けた集光レンズ539に対向している。観察窓41dは、遮光性基板41fの一部に形成された円形の透明部41gに対応し、外装枠41(141,241)の表面塗装41hを介して外光を取り入れることができるようになっている。この枠環境センサ635を利用することで、リアプロジェクション装置の周囲環境の明るさを検出することができるだけでなく、外装枠41(141,241)の色も判別することができる。これにより、周囲環境の変化や外装枠41(141,241)の交換に応じて、図4の枠・線重畳部52における処理内容を変更することができる。具体的には、枠環境センサ635の出力を図4の制御部57に取り込んで、その検出結果に基づいて枠・線重畳部52の動作を変更し、無映像領域TQ,BQ,LQ,RQ,PQに表示させる第1色彩の色相設定や明度設定を変化させ、さらに、線状枠領域FL,FL’,FL2,FL2’に表示させる第2色彩の色相設定や明度設定を変化させる。これにより、周囲環境の明暗変化や外装枠41(141,241)の交換に拘わらず、無映像領域TQ,BQ,LQ,RQ,PQが外装枠41(141,241)と一体視されやすい状態に維持される。よって、制限表示領域LAに形成された映像を常時違和感なく鑑賞することができる。
以上実施形態に即して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記技術は、リアプロジェクション装置10だけでなく、液晶表示装置(LCD)、プラズマ表示装置(PDP)等の各種平面ディスプレイ(FPD)に適用することができる。つまり、平面ディスプレイの映像表示部と周囲の外装枠との間に外装枠の色彩と近似する色彩の無映像領域を設け、中央の制限表示領域の周囲に外装枠の色彩と近似しない色彩の線状枠領域を設ける。この際、外装枠の交換や周囲環境の変化に応じて、無映像領域や線状枠領域の色相、光量等を調節することもできる。
また、以上の各実施形態において、線状枠領域FL,FL’,FL2,FL2’の幅は例示であり、様々な幅の線又は帯とすることができる。
第1実施形態に係るリアプロジェクション装置の側面図である。 (a)は、図1の装置の前面上部を示し、(b)は、外装枠の交換を説明する。 (a)は、図2(a)に対応する一部映像表示例であり、(b)は、図2(b)に対応する一部映像表示例である。 図1の装置に内蔵されている信号処理回路のブロック図である。 第2実施形態に係る装置を説明する正面図である。 (a)、(b)は、第3実施形態に係る装置を説明する正面図である。 (a)、(b)は、第4実施形態に係る装置を説明する正面図である。 第5実施形態に係る装置を説明する正面図である。 (a)、(b)は、第5実施形態の装置を説明する部分拡大断面図である。
符号の説明
10…リアプロジェクション装置、 14…プロジェクタ本体、 16…反射ミラー、 18…透過型スクリーン部材、 25…光変調部、 25a,25b,25c…液晶ライトバルブ、 29…投射レンズ、 32…前面支持枠、 35…枠センサ、 41…外装枠、 51…映像処理部、 52…枠・線重畳部、 53…操作部、 55…表示部、 57…制御部、 AP…開口、 BQ…下側無映像領域、 EA…有効領域、 FL…線状枠領域、 LA…制限表示領域、 LQ…左側無映像領域、 RQ…右側無映像領域、 TQ…上側無映像領域

Claims (10)

  1. 所定の有効領域を有し当該有効領域に映像を表示可能な映像表示部と、
    前記映像表示部に取り付けられて前記有効領域の輪郭に対応する開口を有する外装枠と、
    前記有効領域の大きさ以下の映像サイズを有する映像を、前記映像表示部の前記有効領域内の一部である制限表示領域に表示可能であるとともに、前記外装枠の色彩に関連付けられた所定の第1色彩を、前記有効領域内のうち前記制限表示領域を除いた無映像領域に表示可能であり、前記無映像領域に前記第1色彩を表示した場合に、前記制限表示領域と前記無映像領域との境界の線状領域に、前記外装枠の色彩と前記第1色彩とに対して類似性の低い所定の第2色彩を表示させる表示制御装置と
    を備える映像表示装置。
  2. 前記所定の有効領域は第1アスペクト比を有し、前記制限表示領域に表示すべき映像は前記第1アスペクト比と異なる第2アスペクト比を有することを特徴とする請求項1記載の映像表示装置。
  3. 表示制御装置は、前記第2アスペクト比の映像に対する前記制限表示領域を前記有効領域内の最大限に設定するとともに、前記無映像領域に前記第1色彩を表示した場合に、前記有効領域と前記外装枠との境界の線状領域にも、前記所定の第2色彩を表示させることを特徴とする請求項2記載の映像表示装置。
  4. 前記映像表示部の周囲の環境変化を検出する環境センサをさらに備え、前記表示制御装置は、前記環境センサの出力に基づいて前記無映像領域に表示させる前記第1色彩を変化させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項記載の映像表示装置。
  5. 前記表示制御装置は、前記環境センサの出力に応じて、前記無映像領域に表示させる前記第1色彩の色相及び明度を変化させることを特徴とする請求項4記載の映像表示装置。
  6. 前記外装枠の交換を検出する枠センサをさらに備え、前記第1色彩は、交換後の外装枠の色彩と関連付けたものに切り替えられることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項記載の映像表示装置。
  7. 前記枠センサは、前記外装枠の背後に設けた光センサの出力に基づいて前記外装枠の交換を検出することを特徴とする請求項6記載の映像表示装置。
  8. 前記第1色彩は、前記外装枠が有する色彩の色相と同一色相若しくは類似色相であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項記載の映像表示装置。
  9. 前記第2色彩は、前記外装枠の色彩の色相に対して補色若しくは当該補色の類似色相、又は前記外装枠の色彩に対して明度差のある無彩色であることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項記載の映像表示装置。
  10. 所定の有効領域を有し当該有効領域に映像を表示可能な映像表示部と、
    前記映像表示部に取り付けられて前記有効領域の輪郭に対応する開口を有する外装枠と、
    前記映像表示部の周囲の環境変化、又は前記外装枠の交換を検出するセンサと、
    前記有効領域の大きさ以下の映像サイズを有する映像を、前記映像表示部の前記有効領域内の一部である制限表示領域に表示可能であるとともに、前記外装枠の色彩に関連付けられた所定の第1色彩を、前記有効領域内のうち前記制限表示領域を除いた無映像領域に表示可能であり、前記無映像領域に前記第1色彩を表示した場合に、前記センサの出力に基づいて前記無映像領域に表示させる前記第1色彩を変化させる表示制御装置と
    を備える映像表示装置。
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