JP2006296080A - 瞬時電圧低下補償装置の制御方法。 - Google Patents
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Abstract
【課題】直列形の瞬時電圧低下補償装置は、直送サイリスタスイッチを使用していることにより制御回路が複雑となり、且つ冷却器を備えるため構造が大形となる。
【解決手段】交流電源の定常時にインバータを構成するスイッチング素子の一方の極側のみをオンして直列変圧器の二次巻線、リアクトル、及びインバータ間に電流を還流させ、瞬時電圧低下発生時にはインバータ動作に切替えるよう制御する。
【選択図】 図1
【解決手段】交流電源の定常時にインバータを構成するスイッチング素子の一方の極側のみをオンして直列変圧器の二次巻線、リアクトル、及びインバータ間に電流を還流させ、瞬時電圧低下発生時にはインバータ動作に切替えるよう制御する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、直列形の瞬時電圧低下補償装置の制御方法に関するものである。
直列型の瞬時電圧低下補償装置としては、特許文献1のものが知られている。この特許文献1で示される直列形の補償装置は、図4のように構成されている。同図において、1は交流電源、2は負荷で、この負荷2と交流電源1との間にサイリスタスイッチ3が直列に接続されている。4は直列変圧器で、その一次巻線4aはサイリスタスイッチ3と並列に接続され、二次次巻線4bにはインバータ5が接続されている。6はリアクトル、7はコンデンサである。
図4のように構成された補償装置は、常時の負荷2への電力供給はサイリスタスイッチ3を介して供給され、停電を含む瞬時電圧低下時にはサイリスタスイッチ3をオフしてインバータ5をオン状態とし、このインバータ5の出力を直列変圧器4の二次巻線4bを通して一次巻線4aに電力を注入して負荷2に供給するように構成している。
また、図5のように、直列変圧器4の二次巻線4bと並列にサイリスタスイッチ8を接続し、一次巻線4aに過電流が流れたときにこのサイリスタスイッチ8をオン状態としてインバータ5を保護するものも知られている。
特許第2773214号公報
直列形の瞬時電圧低下補償装置を高圧の電力系統に接続する場合には、直列変圧器と並列に接続するスイッチ3又は8としてサイリスタが用いられている。このため、サイリスタは自己消弧能力がないことに基づき切替時には逆電圧を印加するなどの強制消弧をしなければならず、回路が複雑となっている。また、図4の場合には、常時電流はサイリスタスイッチ3を通って負荷に供給されることに伴い、サイリスタの発熱を抑制するための連続定格用の冷却装置が必要となり、これが大形となる等の問題を有している。
本発明が目的とするところは、強制消弧や冷却装置を不要とした瞬時電圧低下補償装置の制御方法を提供することにある。
本発明は、交流電源と負荷間に直列変圧器の一次巻線を接続し、この直列変圧器の二次巻線にリアクトルを介してインバータを接続し、交流電源側の瞬時電圧低下時にインバータより負荷側に電力を供給する瞬時電圧低下を補償するものにおいて、
前記交流電源の定常時には、前記インバータを構成するスイッチング素子の一方の極側のみをオンとし、前記直列変圧器の二次巻線、リアクトル、及びインバータ間に電流を還流させ、瞬時電圧低下発生時にはインバータ動作に切替えることを特徴としたものである。
前記交流電源の定常時には、前記インバータを構成するスイッチング素子の一方の極側のみをオンとし、前記直列変圧器の二次巻線、リアクトル、及びインバータ間に電流を還流させ、瞬時電圧低下発生時にはインバータ動作に切替えることを特徴としたものである。
以上のとおり、本発明によれば、定常時にはインバータの一方の極性のみをオンすることで負荷への給電を行うため、直送のためのスイッチング素子に連続定格の耐量を持たせなくてもよいため、装置の小型化が可能となる。
また、インバータは一方の極性側のみのオン状態からインバータの運転状態への移行だけとなるため制御回路が簡単となり、且つ装置は小型になる。
また、図4で示す従来の直送スイッチによる給電方式では、瞬時電圧低下補償時には変圧器、リアクトルに急に電流を流しているため、負荷電圧波形が歪む問題を有しているが、本発明では常時、変圧器及びリアクトルを通して電流が流れているので、瞬時電圧低下補償時には電圧波形の歪みが小さくなる。
また、インバータは一方の極性側のみのオン状態からインバータの運転状態への移行だけとなるため制御回路が簡単となり、且つ装置は小型になる。
また、図4で示す従来の直送スイッチによる給電方式では、瞬時電圧低下補償時には変圧器、リアクトルに急に電流を流しているため、負荷電圧波形が歪む問題を有しているが、本発明では常時、変圧器及びリアクトルを通して電流が流れているので、瞬時電圧低下補償時には電圧波形の歪みが小さくなる。
図1は、本発明の実施例を示す構成図で、単相回路の場合を示したものである。図4及び図5と同一部分若しくは相当する部分に同一符号を付してその説明を省略する。インバータ5は、スイッチング素子SW1〜SW4からなるブリッジ接続で構成され、各スイッチング素子SW1〜SW4にはそれぞれダイオードD1〜D4が逆並列に接続されている。Eは直流電源で、このように構成されたインバータ5の出力端子はリアクトル6を介して直列変圧器4の二次巻線4bの両端に接続される。また、二次巻線4bの両端にはコンデンサ7が接続されて電力変換器が構成されている。
図2は電力変換器の制御回路を示したものである。10は指令値設定部で、予め設定された値と図示省略された電圧検出部により検出された交流電源の電圧信号を基に指令値が演算される。11はPWM信号生成部で、指令値設定部10の出力信号に基づいてPWM信号が生成される。12は瞬時電圧低下検出部で、交流電源1の瞬時電圧低下を監視し、その値が閾値以下となったときに電圧低下信号を出力する。13は同極側信号発生部で、インバータを構成するスイッチング素子SW1〜SW4のうち、例えば正極側であるSW1,SW2を同時にオンし、負極側であるSW3,SW4を同時オフする。又はこの逆の極性でオンオフする。
15は反転回路、14,16は切替スイッチ、17はゲート制御部である。
15は反転回路、14,16は切替スイッチ、17はゲート制御部である。
以上のように構成された本発明は次のような動作を実行する。
交流電源電圧が正常な定常時においては、瞬時電圧低下検出部12からは検出信号が出力されていない。このため、反転回路15の出力によって切替スイッチ16がオン状態となっていて、例えば、インバータ5の正極側素子のみにオン信号を出力し、負極側はオフ状態となっている。この状態では、二次巻線4bの誘起電圧の極性に基づいて、リアクトルL1、ダイオードD1、スイッチング素子SW2、リアクトルL2及び二次巻線4bのルートか、或いはその逆であるリアクトルL2、ダイオードD2、スイッチング素子SW1、リアクトルL1及び二次巻線4bのルートに常時流れている。
交流電源電圧が正常な定常時においては、瞬時電圧低下検出部12からは検出信号が出力されていない。このため、反転回路15の出力によって切替スイッチ16がオン状態となっていて、例えば、インバータ5の正極側素子のみにオン信号を出力し、負極側はオフ状態となっている。この状態では、二次巻線4bの誘起電圧の極性に基づいて、リアクトルL1、ダイオードD1、スイッチング素子SW2、リアクトルL2及び二次巻線4bのルートか、或いはその逆であるリアクトルL2、ダイオードD2、スイッチング素子SW1、リアクトルL1及び二次巻線4bのルートに常時流れている。
したがって、定常時にはインバータの一方の極性のみをオンすることで負荷への給電を行うため、直送のためのスイッチング素子に連続定格の耐量を持たせなくてもよいため、装置の小型化が可能となる。
交流電源に瞬時電圧低下が発生すると、瞬時電圧低下検出部12が直ちに検出して電圧低下信号を発生し、切替スイッチ16をオフすると共に切替スイッチ14をオンする。したがって、インバータ5は、通常の動作であるスイッチング素子SW1,SW3又はスイッチング素子SW2,SW4の組み合わせによるオンオフ動作が実行され、電圧低下分に相当する電力を直列変圧器の二次巻線4bを介して一次巻線4aに注入し、負荷に給電する。
上記のように、瞬時電圧低下が発生すると、インバータは一方の極性のみのオン状態からインバータの運転状態への移行だけとなるため、制御回路が複雑となることなく実施できる。
また、図4で示す従来の直送スイッチによる給電方式では、瞬時電圧低下補償時には変圧器、リアクトルに急に電流を流しているため、負荷電圧波形が歪む問題を有しているが、本発明では常時、変圧器及びリアクトルを通して電流が流れているので、瞬時電圧低下補償時には電圧波形の歪みが小さくなる。
また、図4で示す従来の直送スイッチによる給電方式では、瞬時電圧低下補償時には変圧器、リアクトルに急に電流を流しているため、負荷電圧波形が歪む問題を有しているが、本発明では常時、変圧器及びリアクトルを通して電流が流れているので、瞬時電圧低下補償時には電圧波形の歪みが小さくなる。
図3は三相回路の場合を示したもので、三相の場合の定常時でのスイッチング素子は、SW1〜SW3の正極側とSW4〜SW6の負極側が組みとなって何れかの極のみがオン状態となっている。その動作は、単相の場合と同様であるので説明は省略する。
1… 交流電源
2… 負荷
3… 直送サイリスタスイッチ
4… 直列変圧器
5… インバータ
6… リアクトル
7… コンデンサ
8… サイリスタスイッチ
10… 指令値設定部
11… PWM信号生成部
12… 瞬時電圧低下検出部
13… 同極側信号発生部
14… 切替スイッチ
15… 反転回路
16… 切替スイッチ
17… ゲート制御部
2… 負荷
3… 直送サイリスタスイッチ
4… 直列変圧器
5… インバータ
6… リアクトル
7… コンデンサ
8… サイリスタスイッチ
10… 指令値設定部
11… PWM信号生成部
12… 瞬時電圧低下検出部
13… 同極側信号発生部
14… 切替スイッチ
15… 反転回路
16… 切替スイッチ
17… ゲート制御部
Claims (1)
- 交流電源と負荷間に直列変圧器の一次巻線を接続し、この直列変圧器の二次巻線にリアクトルを介してインバータを接続し、交流電源側の瞬時電圧低下時にインバータより負荷側に電力を供給する瞬時電圧低下を補償するものにおいて、
前記交流電源の定常時には、前記インバータを構成するスイッチング素子の一方の極側のみをオンとし、前記直列変圧器の二次巻線、リアクトル、及びインバータ間に電流を還流させ、瞬時電圧低下発生時にはインバータ動作に切替えることを特徴とした瞬時電圧低下補償装置の制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2005113038A JP2006296080A (ja) | 2005-04-11 | 2005-04-11 | 瞬時電圧低下補償装置の制御方法。 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2005113038A JP2006296080A (ja) | 2005-04-11 | 2005-04-11 | 瞬時電圧低下補償装置の制御方法。 |
Publications (1)
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ID=37416041
Family Applications (1)
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| JP2005113038A Pending JP2006296080A (ja) | 2005-04-11 | 2005-04-11 | 瞬時電圧低下補償装置の制御方法。 |
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Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010148204A (ja) * | 2008-12-17 | 2010-07-01 | Fuji Electric Systems Co Ltd | 電力変換装置 |
| CN101453135B (zh) * | 2007-11-30 | 2012-10-31 | 北京市电力公司 | 用于高电压等级电压跌落补偿装置的实验装置和方法 |
| CN106849102A (zh) * | 2017-03-02 | 2017-06-13 | 安徽伊格瑞德电气设备有限公司 | 一种中高压串联补偿及深度限流系统 |
| WO2020233151A1 (zh) * | 2019-05-18 | 2020-11-26 | Guo Qiaoshi | 灭弧电路及装置 |
| US12014893B2 (en) | 2018-09-19 | 2024-06-18 | Qiaoshi Guo | Arc-extinguishing circuit with two power supplies and apparatus |
-
2005
- 2005-04-11 JP JP2005113038A patent/JP2006296080A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101453135B (zh) * | 2007-11-30 | 2012-10-31 | 北京市电力公司 | 用于高电压等级电压跌落补偿装置的实验装置和方法 |
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| US12014893B2 (en) | 2018-09-19 | 2024-06-18 | Qiaoshi Guo | Arc-extinguishing circuit with two power supplies and apparatus |
| WO2020233151A1 (zh) * | 2019-05-18 | 2020-11-26 | Guo Qiaoshi | 灭弧电路及装置 |
| CN112243555A (zh) * | 2019-05-18 | 2021-01-19 | 郭桥石 | 灭弧电路及装置 |
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