JP2006333577A - インバータ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 運転制御手段20は、通常運転モードにおいて軽負荷判定周波数f1で定速運転を行い、負荷検出手段19により検出されたトルク電流Iqが軽負荷判定トルク電流Itrq1以下の場合にはモータ2を高速運転周波数f2まで加速する。データ設定手段22は、データ設定モードにおいてモータ2を軽負荷判定周波数f1で駆動し、負荷検出手段19により検出されたトルク電流Iqの平均値を軽負荷判定トルク電流Itrq1として自動設定する。
【選択図】 図1
Description
駆動するモータの負荷を検出する負荷検出手段を有し、この負荷検出手段により検出された負荷が小さい場合に前記モータの回転速度を高める軽負荷高速運転を行う制御手段を備えたインバータ装置において、
前記制御手段は、前記軽負荷高速運転の実行条件が規定された運転基準データを設定するデータ設定手段と、その設定された運転基準データに基づいて前記軽負荷高速運転の実行を制御する運転制御手段とを備え、
前記データ設定手段は、通常運転モードとは区別されたデータ設定モードにおいて前記モータを所定条件の下で駆動し、その駆動状態で前記負荷検出手段により検出された負荷に基づいて前記運転基準データを設定することを特徴とする。
図1は、ホイストクレーン装置に設けられた巻上装置の電気的構成を示している。この巻上装置は、インバータ装置1により巻上げ用のモータ2(例えば誘導電動機)を可変速制御するようになっている。モータ2の出力は、機械式ブレーキ装置3と減速機(図示せず)とを介して巻取りドラム4に伝達され、モータ2が回転すると、荷重7はフック6が取り付けられたケーブル5により吊り上げられるようになっている。
インバータ装置1は、自動設定選択信号がLレベルの場合に実行する通常運転モードと、自動設定選択信号がHレベルの場合に実行するデータ設定モードとを有している。通常運転モードとは、実際の巻上げ作業において周波数指令信号に従ってモータ2を駆動し、ケーブル5を巻き上げたり巻き下げたりする運転モードである。この通常運転モードにおいて、運転制御手段20は、負荷検出手段19により検出された負荷が小さい場合にモータ2の回転速度を高める軽負荷高速運転を実行するようになっている。一方、データ設定モードとは、実稼動運転に入る前に、データ設定手段22が上記軽負荷高速運転に用いる運転基準データを自動設定するモードである。
記憶手段21に記憶されている運転基準データは、軽負荷高速運転の実行条件を規定するもので、軽負荷判定周波数f1、f1L、検出開始遅れ時間Tw1、軽負荷判定時間T1、軽負荷判定トルク電流Itrq1、到達許容時間Ta、高速運転周波数f2、f2L、加速中負荷判定トルク電流Itrq2、検出開始遅れ時間Tw2、負荷計測時間T2、高速運転負荷判定トルク電流Itrq3などのデータから構成されている。ケーブル5の巻上げを行うモータ2の正転時と巻下げを行うモータ2の逆転時とでは負荷状態が異なるので、それぞれについて個別の運転基準データとなっている。また、モータ2の正転時と逆転時とで個別の運転基準データではなく、モータ2の力行時と回生時とで個別の運転基準データとし、インバータ内部の情報からそれぞれの状態時の運転基準データを用いて軽負荷高速運転を行う場合もある。
運転制御手段20は、巻上げ動作の運転指令信号がHレベルになると(時刻t1)、指令周波数fcに軽負荷判定周波数f1をセットし、モータ2を軽負荷判定周波数f1まで加速する。モータ2が、軽負荷判定周波数f1よりも到達検出幅だけ低い軽負荷判定周波数f1Lに達すると、到達信号がHレベルに変化する(時刻t2)。運転制御手段20は、この到達時点から検出開始遅れ時間Tw1が経過する時点(時刻t4)で負荷検出手段19からトルク電流Iqの入力を開始し、軽負荷判定時間T1が経過までの間(時刻t4から時刻t5までの期間)におけるトルク電流Iqの平均値を演算する。
データ設定手段22は、データ設定モードにおいて、軽負荷判定周波数f1での運転継続期間に求めた軽負荷判定トルク電流Itrq1に応じて高速運転周波数f2を設定するように構成してもよい。この場合、例えば軽負荷判定トルク電流Itrq1が大きいほど高速運転周波数f2を低く設定するとよい。
モータ2の負荷をトルク電流Iqにより検出したが、これに替えて、負荷電流検出量、インバータ装置1の入力電力、出力電力などのインバータの内部情報もしくはそれらから演算できる負荷に相当するもしくは代替可能な量により検出するように構成してもよい。
Claims (25)
- 駆動するモータの負荷を検出する負荷検出手段を有し、この負荷検出手段により検出された負荷が小さい場合に前記モータの回転速度を高める軽負荷高速運転を行う制御手段を備えたインバータ装置において、
前記制御手段は、前記軽負荷高速運転の実行条件が規定された運転基準データを設定するデータ設定手段と、その設定された運転基準データに基づいて前記軽負荷高速運転の実行を制御する運転制御手段とを備え、
前記データ設定手段は、通常運転モードとは区別されたデータ設定モードにおいて前記モータを所定条件の下で駆動し、その駆動状態で前記負荷検出手段により検出された負荷に基づいて前記運転基準データを設定することを特徴とするインバータ装置。 - 前記運転基準データは、少なくとも軽負荷判定周波数、軽負荷判定時間および軽負荷判定トルクのデータを含み、
前記運転制御手段は、前記通常運転モードにおいて、運転を開始した後前記モータを前記軽負荷判定周波数まで加速し、前記軽負荷判定周波数に到達後その軽負荷判定周波数で少なくとも前記軽負荷判定時間だけ運転を継続し、この運転継続期間において前記負荷検出手段により検出された負荷と前記軽負荷判定トルクとに基づいて前記モータの回転速度をさらに高めるか否かを判断することを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。 - 前記運転基準データは、さらに高速運転周波数および加速中負荷判定トルクのデータを含み、
前記運転制御手段は、前記通常運転モードにおいて、軽負荷により前記モータの回転速度をさらに高めると判断した場合、前記モータを前記高速運転周波数に向けて加速し、この加速期間において前記負荷検出手段により検出された負荷と前記加速中負荷判定トルクとに基づいて当該加速を継続するか否かを判断することを特徴とする請求項2記載のインバータ装置。 - 前記運転基準データは、さらに到達許容時間のデータを含み、
前記運転制御手段は、前記高速運転周波数への加速開始から前記到達許容時間が経過した時点で前記モータが前記高速運転周波数に到達していない場合、前記高速運転周波数への加速を中止することを特徴とする請求項3記載のインバータ装置。 - 前記運転基準データは、さらに高速運転負荷判定トルクのデータを含み、
前記運転制御手段は、前記高速運転周波数での運転中、前記負荷検出手段により検出された負荷と前記高速運転負荷判定トルクとに基づいて前記高速運転周波数での運転を継続するか否かを判断することを特徴とする請求項3記載のインバータ装置。 - 前記運転基準データは、少なくとも軽負荷判定周波数、軽負荷判定時間および軽負荷判定トルクのデータを含み、
前記データ設定手段は、前記データ設定モードにおいて、運転を開始した後前記モータを前記軽負荷判定周波数まで加速し、前記軽負荷判定周波数に到達後その軽負荷判定周波数で少なくとも前記軽負荷判定時間だけ運転を継続し、この運転継続期間において前記負荷検出手段により検出された負荷に基づいて前記軽負荷判定トルクを設定することを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。 - 前記運転基準データは、さらに高速運転周波数および加速中負荷判定トルクのデータを含み、
前記データ設定手段は、前記データ設定モードにおいて、前記モータを前記高速運転周波数に向けて加速し、この加速期間において前記負荷検出手段により検出された負荷に基づいて前記加速中負荷判定トルクを設定することを特徴とする請求項6記載のインバータ装置。 - 前記運転基準データは、さらに到達許容時間のデータを含み、
前記データ設定手段は、前記高速運転周波数への加速開始から前記高速運転周波数に到達するまでの時間に基づいて前記到達許容時間を設定することを特徴とする請求項7記載のインバータ装置。 - 前記運転基準データは、さらに高速運転負荷判定トルクのデータを含み、
前記データ設定手段は、前記高速運転周波数での運転中に前記負荷検出手段により検出された負荷に基づいて前記高速運転負荷判定トルクを設定することを特徴とする請求項7記載のインバータ装置。 - 前記データ設定手段は、前記データ設定モードにおいて得られた軽負荷判定トルクが所定の上限値を超える場合、その軽負荷判定トルクの設定を行わないことを特徴とする請求項6記載のインバータ装置。
- 情報を出力する報知手段を備え、
前記データ設定手段は、前記軽負荷判定トルクの設定を行わない場合に、前記報知手段により異常情報を出力することを特徴とする請求項10記載のインバータ装置。 - 前記データ設定手段は、前記軽負荷判定周波数での運転継続期間において、前記負荷検出手段により検出された負荷に基づいて前記高速運転周波数を設定することを特徴とする請求項7記載のインバータ装置。
- 前記運転基準データは検出開始遅れ時間を含み、
前記運転制御手段は、前記軽負荷判定周波数または前記高速運転周波数に到達してから前記検出開始遅れ時間が経過した後に負荷の大小判断を開始することを特徴とする請求項2または5記載のインバータ装置。 - 前記運転基準データは検出開始遅れ時間を含み、
前記データ設定手段は、前記軽負荷判定周波数または前記高速運転周波数に到達した後に前記負荷検出手段により検出された負荷に基づいて前記検出開始遅れ時間を設定することを特徴とする請求項6または9記載のインバータ装置。 - 前記データ設定手段は、前記軽負荷判定周波数または前記高速運転周波数に到達してから前記負荷検出手段により検出された負荷が安定するまでの時間を前記検出開始遅れ時間として設定することを特徴とする請求項14記載のインバータ装置。
- 前記運転基準データは、前記モータの正転時のデータと逆転時のデータが別個のデータであることを特徴とする請求項1ないし15の何れかに記載のインバータ装置。
- 前記データ設定手段は、前記運転基準データを設定する際に正転運転と逆転運転の何れであるかを判断し、その運転方向に対応した運転基準データを設定することを特徴とする請求項16記載のインバータ装置。
- 前記データ設定手段は、前記運転基準データを設定する際に正転運転と逆転運転とを連続的に行い、各運転方向に対応する運転基準データをそれぞれ設定することを特徴とする請求項16記載のインバータ装置。
- 前記運転基準データは、前記モータの力行時のデータと回生時のデータが別個のデータであることを特徴とする請求項1ないし18の何れかに記載のインバータ装置。
- 前記データ設定手段は、前記運転基準データを設定する際に力行運転と回生運転の何れであるかを判断し、その運転状態に対応した運転基準データを設定することを特徴とする請求項19記載のインバータ装置。
- 情報を出力する報知手段を備え、
前記データ設定手段は、前記データ設定モードの期間中、前記運転基準データの設定動作中であることを示す情報を前記報知手段により出力することを特徴とする請求項1ないし20の何れかに記載のインバータ装置。 - 前記運転基準データの設定動作を行うか否かを選択するための選択手段を備え、
前記データ設定手段は、前記選択手段により前記運転基準データの設定動作を行うことが選択された場合、運転指令に応じて前記運転基準データの設定動作を開始することを特徴とする請求項1ないし21の何れかに記載のインバータ装置。 - 前記運転制御手段および前記データ設定手段は、それぞれ前記負荷検出手段により検出された負荷の平均値を用いて運転制御および前記運転基準データの設定を行うことを特徴とする請求項1ないし22の何れかに記載のインバータ装置。
- 前記運転制御手段および前記データ設定手段は、それぞれ前記負荷検出手段により検出された負荷の最大値を用いて運転制御および前記運転基準データの設定を行うことを特徴とする請求項1ないし22の何れかに記載のインバータ装置。
- 前記運転制御手段および前記データ設定手段は、それぞれ前記負荷検出手段により検出された負荷を一次遅れフィルタで処理した値を用いて運転制御および前記運転基準データの設定を行うことを特徴とする請求項1ないし24の何れかに記載のインバータ装置。
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