JP2007018281A - Cadデータの処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 CADシステムのユーザがCADデータの正誤を容易に確認することが可能なCADデータの処理方法を提供する。
【解決手段】 複数のパターンデータが重ね合わされたCADデータ、及び複数の工程名を含む工程管理情報を、CADシステムに読み込む(ステップA1)。次に、各工程名に対応するパターンデータを調べる(ステップA2)。また、各パターンデータの少なくとも第2の座標軸の最大幅yiを算出する(ステップA3)。次に、1つの工程名を選択し、それに対応するパターンデータを、第2の座標軸に沿って、最大幅yiに所定の距離αを加えたシフト幅の分だけシフトさせて、その工程名と共に表示画面10上に表示する(ステップA4乃至A6)。選択した工程名に対応したパターンデータが存在しない場合は、工程名を点滅表示させる(ステップA7)。これらのステップA4乃至A7を、全ての工程名の選択が完了するまで繰り返す。
【選択図】 図1

Description

本発明は、CADシステムによる半導体装置の自動設計方法に関し、特に、複数のパターンデータが重なり合ってなるCADデータを画面上に表示するためのCADデータの処理方法に関する。
近年、半導体集積回路の大規模化に伴い、半導体集積回路を構成するセルや配線の高密化や多層化の傾向が益々高まっている。そのような半導体集積回路は、電子計算機を用いたCAD(Computer Aided Design)システムによる自動設計、即ち、機能設計、論理設計、及びレイアウト設計等を経て設計される。機能設計では、ハードウェア記述言語によって所望の半導体集積回路の機能を指定し、論理設計では、機能設計で指定した機能を実現するように論理合成を行って論理回路データを生成する。レイアウト設計では、論理設計で論理合成された論理回路データに基づいて、半導体チップ上に論理回路をレイアウトする。
なお、上記レイアウト設計では、回路のレイアウトのみならず、実際の製造プロセスで半導体ウェハに形成される各種のマーク、例えば複数の異なる工程を認識するための工程管理用マークや、アライメントマーク等についてレイアウトが行われる。これらのマークは、CADシステム上では、第1及び第2の座標軸からなる座標系(即ち2次元のデカルト座標系)に対応した複数のパターンデータ(以降、「パターンデータ」と略称して説明を行う)として扱われる。これらの複数のパターンデータは、上記座標系において互いに重ね合わされて、1つのCADデータとして、データベース等の記憶領域に格納される。
なお、関連する技術文献としては、例えば以下の特許文献が挙げられる。
特開2004−288685号公報
しかしながら、上述した従来例に係る半導体集積回路の自動設計では、図5に示すように、CADデータ30は、表示画面10上に表示される際に、複数のパターンデータ40が重なり合った状態で表示されていた。このとき、互いに重なり合った複数のパターンデータ40の中から1つのパターンデータ40を抽出することは可能であるが、表示画面10には、抽出した1つのパターンデータ40のみが表示されていた。そのため、配置されたパターンデータ40の正誤の確認や、上記座標系における異なるパターンデータ40同士の配置関係の確認が極めて困難であった。結果として、半導体集積回路の自動設計において、CADシステムのユーザの負担が増大していた。
そこで、本発明は、CADシステムのユーザがCADデータの正誤を容易に確認することが可能なCADデータの処理方法を提供する。
本発明のCADデータの処理方法は、上述の課題に鑑みて為されたものであり、半導体装置の自動設計を行うCADシステムにおいて、第1及び第2の座標軸に対応した複数のパターンデータが重なり合ってなるCADデータを画面上に表示するCADデータの処理方法であって、CADデータと、複数の工程名の集合からなる工程管理情報をCADシステムに読み込むステップと、CADデータから、各工程名に対応するパターンデータをそれぞれ抽出し、第2の座標軸における最大幅を算出するステップと、各パターンデータを、各最大幅に基づく各シフト幅を以って、第2の座標軸に沿って互いに重ならないように順次シフトさせながら、各パターンデータに対応する各工程名と共に画面上に表示するステップと、を含む。
本発明のCADデータの処理方法によれば、CADシステムによる半導体集積回路の自動設計において、複数のパターンデータが重ね合わされたCADデータの確認を容易に行うことが可能となる。即ち、半導体集積回路の自動設計の際にCADシステムのユーザの負担を大幅に軽減することが可能となる。
次に、本発明の実施形態に係るCADデータの処理方法について説明する。ここで、CADデータとは、電子計算機に所定のプログラムがインストールされたCADシステムにより行われる半導体集積回路の自動設計のうち、レイアウト設計に用いられるCADデータを意味する。また、このCADデータは、第1及び第2の座標軸からなる座標系(即ち2次元のデカルト座標系)に対応した複数のパターンデータが重ね合わさってなるものであり、そのパターンデータは、製造プロセスにおいて複数の異なる工程を認識するための工程管理用マークであるものとする。
なお、パターンデータは、実際のプロセスで半導体ウェハや、それに積層された層に形成される各種のマークであれば、上記以外のマークであってもよく、例えばアライメントマーク等であってもよい。
次に、本実施形態のCADデータの処理方法のフロー、及びCADデータが表示される表示画面について、図面を参照して説明する。図1及び図2は、本実施形態に係るCADデータの処理方法を示すフロー図である。図1はメインルーチンを示し、図2は図1のサブルーチンを示している。また、図3は、本実施形態に係るCADデータから抽出されたパターンデータを示す図である。また、図4は、本実施形態に係るCADデータの表示画面を示している。なお、図3及び図4では、図5に示したものと同様の構成要素については、同一の符号を付して説明を行うものとする。
図1のメインルーチンに示すように、ステップA1では、CADシステムにCADデータが読み込まれる。また、CADシステムには、製造プロセスに必要な複数の工程の工程名が含まれた工程管理情報が読み込まれる。ここで、複数の工程名は、N個の工程名であるものとする。なお、これらのCADデータの読み込み、もしくは工程管理情報の読み込みは、いわゆるリダイレクション機能(オペレーティングシステムによるデータファイルの入出力機能)等を用いてユーザの操作により行われるが、プログラムにより自動的に行われてもよい。
次に、ステップA2では、工程管理情報に含まれるN個の工程名と、CADデータを構成する複数のパターンデータを参照して、各工程名に対応するパターンデータを検索する。そして、工程名と、それに対応するパターンデータの組は、第1の記憶領域に格納される。工程名に対応するパターンデータが存在しない場合には、工程名のみが第1の記憶領域に格納される。
次に、ステップA3では、各パターンデータの第1の座標軸における各最大幅xi(i=1,2,・・・N)、及び第2の座標軸における各最大幅yi(i=1,2,・・・N)を算出する。ここで、パターンデータの各最大幅xi,yiとは、言い換えれば、そのパターンデータの全ての座標点を包含する最小の矩形(いわゆるバウンダリーボックス)の第1及び第2の座標軸に沿った各辺の長さである。
上記第1及び第2の座標軸における各最大幅xi,yiの算出は、例えば図2のサブルーチンのように行われる。即ち、ステップB1ではN個の工程名の中から1つの工程名を選択し、それに対応するパターンデータを抽出する。そして、ステップB2では、そのパターンデータの第1の方向の最大幅xiを算出する。その算出は、例えば次のように行われる。
まず、そのパターンデータに含まれる各座標点について、第1の座標軸における座標原点からの距離を算出する。次に、図3(A)に示すように、それらの距離の中から、最小値xia及び最大値xibを検索し、それらの差の絶対値を算出する。この絶対値を第1の座標軸における最大幅xiとする。
次に、ステップB3では、ステップB1で選択した工程名に対応するパターンデータの第2の方向の最大幅yiを算出する。その算出は、例えば第1の方向の最大幅xiと同様に次のように行われる。
まず、そのパターンデータに含まれる各座標点について、第2の座標軸における座標原点からの距離を算出する。次に、図3(B)に示すように、それらの距離の中から、最小値yia及び最大値yibを検索し、それらの差の絶対値を算出する。この絶対値を第2の座標軸における最大幅yiとする。
以上に示したパターンデータの最大幅xi,yiの算出を、全ての工程名が選択されるまで繰り返し、全てのパターンデータの最大幅xi,yiの算出を行う。なお、選択された工程名に対応するパターンデータが存在しない場合、いわゆるNULLデータとして、例えば、最大幅xi,yiは零とする。こうして算出された各パターンデータの第1及び第2の座標軸における最大幅xi,yiは、例えばバッファ等の第2の記憶領域に格納される。
次に、図1のメインルーチンのステップA4では、工程管理情報に含まれる複数の工程名の中から1つの工程名が選択される。この工程名の選択は、好ましくは製造プロセスの工程順に従って行われる。そして、第1の記憶領域を参照して、選択した工程名に対応するパターンデータを選択し、そのパターンデータのみをCADデータから抽出する。
そして、図4に示すように、選択した工程名に対応するパターンデータが存在する場合(即ち、最大幅xi,yiが零でない場合)、その工程名と共に、それに対応するパターンデータ40を表示画面10のパターンデータ表示領域11に表示する。この工程名及びパターンデータ40の表示の際には、ステップA5及びステップA6において、第2の記憶領域を参照して、パターンデータ40の第2の座標軸における最大幅yiに所定の距離αを加えたシフト幅Lsの分だけ、パターンデータ40を第2の座標軸に沿ってシフトさせて表示する。ここで、所定の距離αは、複数の工程名及びパターンデータ40が第2の座標軸に沿って繰り返し表示されても、それらが互いに重畳しないようなシフト幅Lsが得られるように、任意の距離で設定される。また、パターンデータ40は、第1の座標軸においてはシフトされずに、本来の座標を保ったまま表示されている。
なお、図示しないが、必要に応じて、上記パターンデータ40の表示の際、パターンデータ40を、その第1の座標軸における最大幅xiを基準として、第1の座標軸に沿ってシフトさせて表示してもよい。
一方、選択された工程名に対応するパターンデータが存在しない場合、ステップA7では、第2の記憶領域を参照して、第2の座標軸における各最大幅yiの中から最大値ymaxを検索し、その最大値ymaxをシフト幅Lsとする。もしくは、その最大値ymaxに上記所定の距離αを加えて、これをシフト幅Lsとする。そして、そのシフト幅Lsを以って、その工程名を第2の座標軸に沿ってシフトさせて表示させる。このとき、その工程名は、対応するパターンデータが存在しないことをユーザに対して明示するようにして、例えば点滅表示される。また、本来ならばパターンデータ40が表示される領域では、上記シフト幅Lsの範囲を、何も表示されない非表示領域とする。これにより、パターンデータが存在しない工程名の視認性を確実に高めることができる。
このステップA4乃至A7を、全ての工程名が選択されるまでN回繰り返す。こうして、図4に示すように、各工程及びそれに対応する各パターンデータ40を、互いに重畳させずに、同時に並列させて表示することができる。
なお、複数のパターンデータ40が重なり合ったCADデータは、表示画面10の所定の領域、例えばCADデータ表示領域12において表示されてもよい。もしくは、このCADデータ表示領域12では、読み込まれたCADデータが、読み込まれた工程管理情報のいずれの工程名にも対応しないパターンデータを含んでいた場合、そのパターンデータのみが表示されてもよい。その場合、ステップA4で選択された工程名に対応するパターンデータ40がCADデータから抽出される度に、そのパターンデータ40をCADデータから削除し、残ったパターンデータをCADデータ表示領域12に表示させればよい。
こうして、本実施形態によれば、各工程名及びそれに対応する各パターンデータ40を第2の座標軸に沿って互いに重畳しないように並列して表示することが可能となる。そのため、CADシステムのユーザが、CADデータを構成する複数のパターンデータ40の正誤を確認する際に、従来例のように、1つの工程名に対応するパターンデータ40の抽出と表示を、複数の工程名に対して繰り返さなくともよい。即ち、CADシステムのユーザにとってCADデータの正誤の確認が容易となる。
また、表示画面10に表示されたパターンデータ40の第1の座標軸が固定されている場合、第1の座標軸に関する各パターンデータ40間の配置関係を、ユーザが容易に確認することができる。結果として、半導体集積回路の自動設計において、CADシステムのユーザの負担を大幅に軽減することが可能となる。
なお、上記実施形態では、パターンデータの第1及び第2の最大幅を算出するステップ(図2のステップB2及びB3)は、ステップA3として、図2のサブルーチン内で行われたが、本発明はこれに限定されない。即ち、パターンデータの第1及び第2の最大幅を算出するステップB2及びステップB3は、図1のメインルーチンのループ内において、ステップA4の後に行われてもよい。
また、上記実施形態では、第1及び第2の座標軸における各最大幅xi,yiを算出するものとしたが、本発明はこれに限定されない。即ち、パターンデータを第1の座標軸に沿ってシフトさせて表示する必要がなければ、第1の座標軸における最大幅xiを算出するステップB2は省略されてもよい。
本発明の実施形態に係るCADデータの処理方法を説明するフロー図である。 本発明の実施形態に係るCADデータの処理方法を説明するフロー図である。 本発明の実施形態に係るCADデータから抽出されたパターンデータを示す図である。 本発明の実施形態に係るCADデータの表示画面を示す図である。 従来例に係るCADデータの表示画面を示す図である。
符号の説明
10 表示画面
11 パターンデータ表示領域 12 CADデータ表示領域
30 CADデータ 40 パターンデータ

Claims (5)

  1. 半導体装置の自動設計を行うCADシステムにおいて、第1及び第2の座標軸に対応した複数のパターンデータが重なり合ってなるCADデータを画面上に表示するCADデータの処理方法であって、
    前記CADデータと、複数の工程名からなる工程管理情報を、前記CADシステムに読み込むステップと、
    前記CADデータから各工程名に対応する前記パターンデータをそれぞれ抽出し、前記第2の座標軸における各パターンデータの各最大幅を算出するステップと、
    各パターンデータを、各最大幅に基づく各シフト幅を以って、前記第2の座標軸に沿って互いに重ならないように順次シフトさせながら、各パターンデータに対応する各工程名と共に前記画面上に表示するステップと、を含むことを特徴とするCADデータの処理方法。
  2. 前記第2の座標軸上における前記パターンデータの最大幅を算出するステップは、
    前記パターンデータに含まれる各座標点について、前記第2の座標軸における座標原点からの距離を算出するステップと、
    前記距離の最小値と最大値の差を算出し、その差の絶対値を前記最大幅として決定するステップと、を含むことを特徴とする請求項1記載のCADデータの処理方法。
  3. 前記工程名に対応するパターンデータが前記CADデータ中に存在しない場合に、その工程名を前記画面上で点滅表示させるステップを含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のCADデータの処理方法。
  4. 前記パターンデータは、工程管理用のマークであることを特徴とする請求項1、2、3のいずれかに記載のCADデータの処理方法。
  5. 前記パターンデータを表示するステップでは、各パターンデータを、前記第2の座標軸のみならず前記第1の座標軸に沿ってシフトさせて表示することを特徴とする請求項1、2、3、4のいずれかに記載のCADデータの処理方法。
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