JP2007102006A - 警報機能付き携帯型電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】携帯型電子機器と防犯ブザーを一体化させたものにおいて、電子機器を動作させたことによる電源の早期の消耗によって警報音が鳴らなくなる不具合を回避する。
【解決手段】携帯可能な筐体は電池14と電池15をそれぞれ収納する電池収納部を備える。電池14と電池15は、各電池に直列に接続されたダイオード16とダイオード17を介してマイクロ・コントローラ・ユニット(MCU)11に駆動電圧を与える。圧電ブザー8は電池15のみから駆動電圧の供給を受ける。ブザー駆動回路20は、マイクロ・コントローラ・ユニット11が出力する発音信号によって、非常時は連続的に、また通常のゲームプレイ中には随時にオン駆動され、圧電ブザー8が警報音またはビープ音を発する。トリガーピン5が引き抜かれたとき、マイクロ・コントローラ・ユニット11は、トリガー検知部30からの信号に応じて、発音信号をブザー駆動回路20に出力する。
【選択図】図4

Description

本発明は、警報機能付き携帯型電子機器に関するものであり、特に、非常時に警報音を発する警報音源を内蔵した、警報機能付き携帯型電子機器に関するものである。
暴漢や痴漢、ひったくりなどの犯罪行為に遭遇した際に、大音量の警報音を発して犯罪者を威嚇しあるいは周囲に犯罪行為の発生を報知する、携帯型防犯ブザーが実用化され、効果的な防犯用品の一つとして認知されている。
この種の携帯型防犯ブザーは、警報音を発するブザーと、ブザーを駆動する電力を供給する電池と、トリガーピンに接続されたストラップとを備え、ストラップを引っ張ってトリガーピンを筐体から引き抜くことでブザーが駆動され、大音量の警報音を発する。
防犯ブザーは、犯罪行為の発生時に被害者が携帯していないと意味がない。そこで、犯罪行為のターゲットにされやすい女性や児童が携帯しようとする意欲が湧くように、吊下げアクセサリー様に外観がデザインされたものが広く市販されている。しかしながら、防犯ブザーの外観が携帯者の好みや趣味に合わないと携帯されにくい問題があり、外観に工夫を持たせただけでは普及率を高めるのに不十分であった。
かかる状況において、ミニ電子ゲーム機に防犯ブザーを一体化することにより、より携帯しようとする意欲を湧くようにした、携帯型のミニ電子ゲーム機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
登録実用新案第3105450号公報
上述した特許文献1の防犯ブザー付きミニ電子ゲーム機にあっては、共通の1つの電源(電池)からゲーム装置とブザー装置の両方に電力を供給し駆動するものであるため、携帯者が普通に電子ゲームを遊技することによって電池が早期に消耗しやすい。このため、電池の消耗によってブザー装置を駆動するための電力が不足すると防犯ブザーが鳴らない場合があり、真の緊急時に防犯ブザーとしての用をなさなくなってしまうおそれがある。
また、特許文献1の防犯ブザー付き電子ゲーム機にあっては、トリガーピンの引き抜きに基づいてブザー音を発するための警報回路及びブザーと、ゲームソフトに基づくビープ音を発するためのビープ回路及びスピーカを独立して備えている。したがって、これら2種類の音源と回路をケースにそれぞれ内蔵させることから、部品数が多く、機器を小型化しにくいのみならず、コスト高になりやすい。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、携帯型電子機器と警報音源とを一体化させたものにおいて、電子機器を動作させたことによる電源の早期の消耗によって警報音が鳴らなくなる不具合を回避した、警報機能付き携帯型電子機器を提供することを目的とする。また、本発明は、少ない部品数で警報音と電子機器のビープ音とをそれぞれ発する安価な警報機能付き携帯型電子機器を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明に係る警報機能付き携帯型電子機器は、携帯可能な筐体に電子機器と警報音源とを一体に組み込んでなる警報機能付き携帯型電子機器であって、第1の電源及び第2の電源をそれぞれ収納する電源収納部と、前記第1の電源から前記電子機器のみに電力を供給し、前記電子機器を駆動する電子機器駆動回路と、トリガーピンの引き抜き等の作動開始操作または前記電子機器の通常の動作に応じて発音信号を出力する、前記電子機器が備える演算装置と、前記発音信号の入力に応じて、前記第2の電源から前記警報音源に電力を供給し前記警報音源を駆動するサウンド回路と、を備え、前記第1の電源と前記第2の電源とは逆流防止手段を介して並列に接続されていることを特徴とする。
ここで、携帯型電子機器は、好ましくは、入力部(例えば筐体正面に配設される操作ボタンや操作キーと入力信号生成回路)と、演算装置(例えばマイクロ・プロセッシング・ユニット(MPU)、マイクロ・コントローラ・ユニット(MCU)、または中央演算装置(CPU))と、記憶装置(ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の記憶デバイス。MPUやMCU内に記憶装置が統合される場合もある。)と、表示部(例えば筐体正面に配設される液晶画面(LCD:Liquid Crystal Display)とその駆動回路)とを備えており、第1の電源及び第2の電源から電力供給を受けて動作する機器である。ここで、第1の電源及び第2の電源としては、例えばコイン型リチウム電池として公知のCR電池が好適である。
なお、電子機器は、携帯型のものであれば本発明を適用し所望の効果を得ることが勿論可能であり、電子ゲーム機、電子時計、電子式卓上計算機、電子アドレス帳、電子手帳、携帯情報端末、電子名刺交換機、電子歩数計、携帯電話機のいずれかを含むが、これらに限定されるものではない。
警報音源は好適には圧電ブザーであり、襲撃者への威嚇効果、周囲への非常報知効果を考慮して、例えば、90dB(A)/10cm前後の音圧で音を発するものを使用することができるが、本発明の警報音源は圧電ブザーに限定されるものではなく、電磁ブザーやスピーカであってもよく、また、警報音源が発する音圧の程度も任意である。警報音源は、好ましくは筐体に装着されたトリガーピンの引き抜きに起因して、または電子機器の通常の動作に起因して、その作動を開始するが、筐体に設けられた作動ボタン(警報ボタン)の押下に起因して作動を開始するように構成してもよい。
上記の警報機能付き携帯型電子機器の好ましい態様においては、前記逆流防止手段として、前記第1の電源及び前記第2の電源にそれぞれ直列に接続されるダイオードを用いることができる。
さらに、上記の警報機能付き携帯型電子機器の好ましい態様においては、前記筐体に装着されたトリガーピンの引き抜きを検知する検知部をさらに備え、前記演算装置は前記検知部からの信号に応じて発音信号を前記サウンド回路に出力する構成とすることができる。
本発明に係る警報機能付き携帯型電子機器においては、第1の電源及び第2の電源をそれぞれ収納する電源収納部を備えており、第1の電源から電子機器に電力を供給し電子機器を駆動する電子機器駆動回路を設ける一方、電子機器が備える演算装置は、トリガーピンの引き抜き等の作動開始操作または電子機器の通常の動作に応じて発音信号を出力し、当該発音信号の入力に応じて、第2の電源から警報音源に電力を供給し警報音源を駆動するサウンド回路を設けるようにしている。そして、第1の電源と第2の電源とを逆流防止手段を介して並列に接続するようにしている。したがって、例えば、電子機器の使用によって第1の電源の電力が消費され電子機器の駆動電圧が低下しても第2の電源から電子機器に補助電力を供給する。つまり、並列に接続された第1の電源と第2の電源とによって、電子機器を駆動するための電力量を十分に確保するとともに、第1の電源の電力のみが早期に消費されて電子機器の駆動電圧が低下し、緊急時に警報音源が鳴らなくなってしまうという不具合を回避する。また、演算装置が出力する発音信号に応じて警報音源の作動を電子的に切り替えることが可能であるため、電子機器の通常の使用状態においてビープ音を発するためのビープ回路やスピーカが不要であり、少ない部品数で安価な機器を提供することができる。
また、逆流防止手段は、好適には第1の電源及び第2の電源にそれぞれ直列に接続されるダイオードを用いることができる。逆流防止手段を備えることによって、並列接続された第1の電源及び第2の電源のうちの一方の電源に電圧低下が生じた場合に他方の電源から一方の電源に充電電流が流れ込むのを防ぎ、電源相互間の充電作用による不安全や不具合の発生を無くすことができる。
上記した本発明の目的および利点並びに他の目的および利点は、以下の実施の形態の説明を通じてより明確に理解される。もっとも、以下に記述する実施の形態は例示であって、本発明はこれに限定されるものではない。
以下、本発明に係る警報機能付き携帯型電子機器の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下は、電子機器として電子ゲーム機を構成した例を説明するが、あくまで一例であって、本発明はこの実施の形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施の形態に係る警報機能付き携帯型電子ゲーム機1の全体構成を示す斜視図である。この警報機能付き携帯型電子ゲーム機1は、手のひらに乗るサイズの略長方形の筐体2で構成され、筐体2の表面に液晶表示部3と操作ボタン群4とが配設されるとともに、筐体2の下部にトリガーピン5を備えている。
トリガーピン5は、筐体2に装着/引き抜き可能なピン支柱51と、ピン支柱51とトリガーピン引き抜き用ストラップ6を接続する接続リング52とを備える。非常時には、携帯者がストラップ6を持って強く引っ張ることにより、トリガーピン5を筐体2から引き抜くことができる。
なお、筐体の上部には、ハンドバッグの把手、ランドセルのショルダーベルトや金具に吊下げて携帯できるよう、吊下げフック7を備えている。
図2は、警報機能付き携帯型電子ゲーム機1の背面図、図3はその左側面図である。図2の背面図に示すように、警報機能付き携帯型電子ゲーム機1は、警報音及びビープ音を発する圧電ブザー8を備えると共に、電子ゲーム機駆動用の電池と、圧電ブザー駆動用兼電子ゲーム機の補助電源用の電池とを独立して収納する電池収納部9a、9bを備えている。すなわち、一方の電池収納部9aは、通常時に電子ゲーム機を駆動するためのみの電池を収納し、他方の電池収納部9bは、非常時に連続的にまたはゲームプレイ中に随時に圧電ブザー8を駆動し、かつ、電子ゲーム機を駆動するための上記の電池の消耗に応じて電子ゲーム機に対して補助電力を供給するための電池を収納する。電池収納部9a、9bは、図2に示すとおり電池蓋を有しており、電池蓋に設けられた溝に硬貨等を差し込んで回すことにより電池蓋を取り外しかつ固定することにより、電池の装填と交換が可能である。なお、符号71は、筐体2に吊下げフック7を接続するための接続部である。
本実施の形態に係る警報機能付き携帯型電子ゲーム機1は、後述するように、電子ゲーム機の機能の一部として、同一の構成を有する他の警報機能付き携帯型電子ゲーム機と通信して情報交換を可能とする赤外線通信部(IR)を有している。図3の左側面図に示す符号41は、この赤外線通信部(IR)が備える通信ポートである。
図4は、警報機能付き携帯型電子ゲーム機1の回路構成を示すブロック図である。
警報機能付き携帯型電子ゲーム機1は、マイクロ・コントローラ・ユニット(MCU)11と、操作ボタン群4の入力信号を入力する入力部(KEY)12と、液晶表示部(LCD)3と、電子ゲーム機駆動用の電池14と電池14の正極側にアノードが接続されたダイオード16とを含む電子ゲーム機駆動回路21と、圧電ブザーへの電力供給と電子ゲーム機への補助電力供給のための電池15と電池15の正極側にアノードが接続されたダイオード17と圧電ブザー8を駆動するブザー駆動回路(BDC)20とを含むサウンド回路22と、トリガーピン5の引き抜きを検知するトリガー検知部(TDC)30と、他の警報機能付き携帯型電子ゲーム機との相互通信を可能とする赤外線通信部(IR)40とを備えている。
ここで、電池14と電池15とは、各電池に直列に接続されたダイオード16とダイオード17を介してマイクロ・コントローラ・ユニット(MCU)11に駆動電圧を与える。ここで、ダイオード16とダイオード17は、電池14と電池15のうちの一方の電池の電圧が低下した場合に他方の電池から一方の電池に充電電流が流れ込むのを防止する逆流防止手段である。
マイクロ・コントローラ・ユニット11は、メモリとしてROM101とRAM102を備えている。ROM101は主に電子ゲーム機として機能させるための所定のプログラムを格納する。また、RAM102は、電子ゲーム機の初期設定情報(例えば、初期通電時に携帯者が入力する日付時刻設定データ等)、及び最新のゲーム履歴データを保持する。マイクロ・コントローラ・ユニット11は、ROM101から所定のプログラムを読み出してRAM102に書き込み、当該プログラムを実行する。また、マイクロ・コントローラ・ユニット11には、入力部12、トリガー検知部30、赤外線通信部40からの入力信号が入力され、マイクロ・コントローラ・ユニット11は所定のプログラムに従い演算処理を行い、処理結果を液晶表示部3、ブザー駆動回路20、または赤外線通信部40に出力する。
液晶表示部3は、マイクロ・コントローラ・ユニット11が実行するプログラムの処理結果に従い、マイクロ・コントローラ・ユニット11が有する液晶駆動回路(図示せず)を介して、液晶画面3に所定のゲーム画像を表示させる。
ブザー駆動回路20は、マイクロ・コントローラ・ユニット11が出力する発音信号によってオン駆動される駆動端を有している。圧電ブザー8は、電池14からではなく、電池15のみから駆動電圧の供給を受ける。ブザー駆動回路20は、上記の発音信号によって、非常時は連続的に、また通常のゲームプレイ中には随時にオン駆動されることにより、電池15から圧電ブザー8に電力が供給され、圧電ブザー8が警報音またはビープ音を発する。
トリガー検知部30は、トリガーピン5の引き抜きを検知したことに応じて、マイクロ・コントローラ・ユニット11に対し所定の信号、例えば電圧がHighからLowに変化する信号を与える。マイクロ・コントローラ・ユニット11は、トリガー検知部30からの信号に応じて、ブザー駆動回路20をオン駆動させるための発音信号をブザー駆動回路20に対し出力する。
赤外線通信部40は、他の警報機能付き携帯型電子ゲーム機と通信ポート41を介して相互通信することを可能とするもので、例えば、警報機能付き携帯型電子ゲーム機1のゲーム内容が、ゲームキャラクタとのコミュニケーションを通じての娯楽性を持たせたキャラクタゲームである場合、携帯者のゲームキャラクタが仮想的に相手方の警報機能付き携帯型電子ゲーム機に移動し、食べ物や遊技を通して獲得したアイテムの情報交換をしたり、相手方携帯者が教えたコトバを学習したりするといった、携帯者間の(複数の電子ゲーム機間の)コミュニケーションを実現する。
つぎに、この警報機能付き携帯型電子ゲーム機1の動作について説明する。
まず、図4において、電池収納部9a(図2参照)に電池14が装填されると、電池14とダイオード16を含む電子ゲーム機駆動回路21が駆動され、マイクロ・コントローラ・ユニット11、ROM101、RAM102、入力部12、液晶表示部3、トリガー検知部30、赤外線通信部40に必要な電力が供給され、電子ゲーム機として作動可能な状態となる。一方、電池収納部9b(図2参照)に電池15が装填されると、サウンド回路22においてブザー駆動回路20に圧電ブザー8駆動用の駆動電圧が与えられ、ブザー駆動回路20が有する駆動端への発音信号入力待機状態となる。なお、上記のとおり、この発音信号はマイクロ・コントローラ・ユニット11から出力され、当該発音信号によってブザー駆動回路20がオン駆動されることによって、電池15から圧電ブザー8に電力が供給されるものである。
電池14及び電池15を装填すると、マイクロ・コントローラ・ユニット11が速やかに動作を開始し、ROM101から電子ゲーム機の最初のプログラムを読み出してRAM102に書き込み、実行する。マイクロ・コントローラ・ユニット11は、実行された最初のプログラムの処理結果として所定の初期設定画面(図示せず)を液晶表示部3に表示させる。携帯者は、操作ボタン群4の選択ボタン4a、キャンセルボタン4b、上下移動ボタン4c、4d(図1参照)を操作して日付時刻を入力し、初期設定をする。初期設定を完了後、携帯者は、通常の使用状態において、電子ゲーム機の所定のプログラムに従い、ゲームを自由に楽しむことができる。
例えば、警報機能付き携帯型電子ゲーム機1のゲーム内容が、ゲームキャラクタとのコミュニケーションを通じての娯楽性を持たせたキャラクタゲームである場合、ROM101に格納する所定のプログラムの一例として、携帯者が様々なコトバをキャラクタに教える場面、携帯者が教えたコトバに関する質問をキャラクタが発して回答を促す場面、脇役のキャラクタが画面に登場し主役のキャラクタと交流する場面、キャラクタが食べ物やアイテムを獲得ないし収集する場面、携帯者のキャラクタに対する関わり合いの程度(ボタンの操作の頻度)に応じてキャラクタの生活態度や会話内容が変化する場面等を、所定のタイミングであるいはランダムに切り替えながら、液晶表示部3に表示させるプログラムとすることができる。このようにして、電子機器を、コミュニケーション性、コトバ遊び性、常時携帯性の要素を持たせたキャラクタゲーム機に仕立てることにより、携帯者が電子機器を携帯しようとする意欲を頗る高めることができる。
所定のプログラムが電子ゲーム機において実行されているとき、通常のゲームプレイ中の所定のビープ音を、随時に圧電ブザー8から発することができる。すなわち、あらかじめプログラムされたゲーム内容に従い、マイクロ・コントローラ・ユニット11は、ゲームの進行中のあるタイミングで発音信号を出力し、当該発音信号によってブザー駆動回路20がオン駆動されることによって、圧電ブザー8がビープ音を発する。したがって、電子ゲーム機のビープ音を発するための専用のビープ回路やスピーカは不要である。
上記のビープ音は、警報音と同じ音量で発せられても、また、警報音よりも小さい音量で発せられてもよい。なお、ビープ音の音量と警報音の音量を異ならせたいときには、例えば、マイクロ・コントローラ・ユニット11からブザー駆動回路20に、ビープ音の発音用と警報音の発音用の2種類の発音信号を出力し、ブザー駆動回路20は、前者の発音信号が駆動端に入力されたときには圧電ブザー8を低い電圧で駆動し、後者の発音信号が駆動端に入力されたときには通常の電圧で駆動するように構成すればよい。
次に、携帯者が非常時にトリガーピン5を筐体2から引き抜いたときの、警報機能付き携帯型電子ゲーム機1の動作を説明する。
トリガー検知部30は、筐体2に装着されたトリガーピン5の引き抜きを検知したことに応じて、マイクロ・コントローラ・ユニット11に対し所定の信号(例えば、電圧がHighからLowに変化する信号)を与える。すると、マイクロ・コントローラ・ユニット11は、トリガー検知部30からの信号に応じて、ブザー駆動回路20が有する駆動端に対し発音信号を出力する。これにより、ブザー駆動回路20がオン駆動され、電池15から圧電ブザー8に電力が供給され、圧電ブザー8が警報音を発する。
ここで、図4のブロック図に示したように、電池14と直列にダイオード16が接続され、かつ電池15と直列にダイオード17が接続されて、電池14と電池15とは逆流防止手段(ダイオード16及びダイオード17)を介して並列に接続されている点に留意すべきである。つまり、並列に接続された電池14と電池15とによって、マイクロ・コントローラ・ユニット11すなわち電子ゲーム機を駆動するための電力量が十分確保されている。仮に、電池14のみからマイクロ・コントローラ・ユニット11に駆動電圧を与えていた場合、電子ゲーム機の連続使用によって電池14の電力が早期に消費され、ある時点でマイクロ・コントローラ・ユニット11の駆動電圧が急激に低下して緊急時に圧電ブザーが鳴らなくなってしまう不具合が発生するおそれがある。そこで、本実施の形態の形態における警報機能付き携帯型電子ゲーム機では、電池14と電池15とを逆流防止手段を介して並列に接続し、電子ゲーム機の使用によって電池14の電力が消費されても、電池15からマイクロ・コントローラ・ユニット11に対し補助的に電力を供給するようにして、かかる不具合の発生を回避している。
なお、上記の実施の形態において、サウンド回路22では、電池15からRAM102に記憶保持用(バックアップ用)の補助電力が供給されるように構成してもよい。このように構成すると、警報機能付き携帯型電子ゲーム機1の通常の使用状態において電池14が消耗しても、また、消耗した電池を交換するために電池14を電池収納部から取り出しても、RAM102に記憶されている、電子ゲームに関する初期設定情報及び最新のゲーム履歴データが失われることがない。したがって、マイクロ・コントローラ・ユニット11や電子ゲーム機駆動回路21にRAM102の記憶保持用のバックアップ回路を別途設ける必要がなく、シンプルで安価な警報機能付き携帯型電子ゲーム機1を実現することができる。
また、筐体2に装着したトリガーピン5の引き抜きに起因して圧電ブザー8が作動を開始するようにしたが、筐体2にブザー作動ボタン(非常ボタン)を設け、ブザー作動ボタンの押下に起因して作動が開始するように構成してもよい。
さらに、上記の実施の形態において、電子機器として携帯型電子ゲーム機を構成した例を説明したが、マイクロ・コントローラ・ユニット11が備えるROM101に書き込むプログラムを適宜変更すること、さらには必要に応じて操作ボタン群4の数や配置状態を適宜変更することにより、電子機器を、電子時計、電子式卓上計算機、電子アドレス帳、電子手帳、携帯情報端末、電子名刺交換機、電子歩数計として使用できるようにすることができる。また、RF(Radio Frequency)回路、A/D変換回路、D/A変換回路、音声入力用のマイクロフォン、音声出力用のスピーカ、アンテナ等の構成部品を追加的に組み込むことにより、電子機器を携帯電話機として使用できるようにすることも、勿論可能である。
このように、本発明は、各種の携帯型の電子機器に警報機能を一体化させる場合に好適に適用でき、携帯型電子機器が有する本来の機能によって携帯者がこれを常時携帯しようとする意欲を刺激する一方で、2つの電源によって電子機器を駆動するための電力量を十分に確保して電子機器の使用により一方の電源が早期に消耗し警報音が鳴らなくなる不具合を回避することに加えて、電子機器の通常の使用状態においてビープ音を発するためのビープ回路やスピーカを不要とし、少ない部品数で安価な機器を提供するという、本発明特有の有利な効果を発揮させ得るものである。
本発明を適用した警報機能付き携帯型電子ゲーム機1の全体構成を示す斜視図である。 本発明を適用した警報機能付き携帯型電子ゲーム機1の背面図である。 本発明を適用した警報機能付き携帯型電子ゲーム機1の左側面図である。 警報機能付き携帯型電子ゲーム機1の回路構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 警報機能付き携帯型電子ゲーム機
2 筐体
3 液晶表示部(LCD)
4 操作ボタン群
5 トリガーピン
6 トリガーピン引き抜き用ストラップ
7 吊下げフック
8 圧電ブザー
9a、9b 電池収納部
11 マイクロ・コントローラ・ユニット(MCU)
12 入力部(KEY)
14、15 電池
16、17 ダイオード
20 ブザー駆動回路(BDC)
21 電子ゲーム機駆動回路
22 サウンド回路
30 トリガー検知部(TDC)
40 赤外線通信部(IR)
41 通信ポート
101 ROM
102 RAM

Claims (5)

  1. 携帯可能な筐体に電子機器と警報音源とを一体に組み込んでなる警報機能付き携帯型電子機器であって、
    第1の電源及び第2の電源をそれぞれ収納する電源収納部と、
    前記第1の電源から前記電子機器に電力を供給し、前記電子機器を駆動する電子機器駆動回路と、
    トリガーピンの引き抜き等の作動開始操作または前記電子機器の通常の動作に応じて発音信号を出力する、前記電子機器が備える演算装置と、
    前記発音信号の入力に応じて、前記第2の電源から前記警報音源に電力を供給し前記警報音源を駆動するサウンド回路と、
    を備え、
    前記第1の電源と前記第2の電源とは逆流防止手段を介して並列に接続されていること
    を特徴とする警報機能付き携帯型電子機器。
  2. 前記電子機器は、さらに入力部、記憶装置、及び表示部を備えることを特徴とする請求項1に記載の警報機能付き携帯型電子機器。
  3. 前記逆流防止手段は、前記第1の電源及び前記第2の電源にそれぞれ直列に接続されるダイオードであることを特徴とする請求項1または2に記載の警報機能付き携帯型電子機器。
  4. 前記筐体に装着されたトリガーピンの引き抜きを検知する検知部をさらに備え、前記演算装置は前記検知部からの信号に応じて発音信号を前記サウンド回路に出力することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の警報機能付き携帯型電子機器。
  5. 前記電子機器は、電子ゲーム機、電子時計、電子式卓上計算機、電子アドレス帳、電子手帳、携帯情報端末、電子名刺交換機、電子歩数計、携帯電話機のいずれかであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の警報機能付き携帯型電子機器。
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