JP2007169905A - 壁下端水切り構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】特に下から見たときの外観が良好であるとともに、作業性もよい壁下端水切り構造。
【解決手段】建物の二階以上のコンクリート製壁躯体1の下端部に配置され、外側の側板18と内側の側板20と上記両側板20、18の下端部を連結する天板21とを備え、全体が水平方向に湾曲した壁下端水切り構造において、上記両側板20、18の互いに向き合う側面の下端の長手方向に沿って嵌合溝31、26を形成するとともに、上記両側板20、18と天板21とをそれぞれ水平方向方向に湾曲させ、かつ上記天板21の両側縁を上記両側板20、18の嵌合溝31、26に嵌合させるとともに、上記両側板20、18を連結材11で連結した。
【選択図】図1

Description

本発明は、建物の二階以上の壁躯体の下端部に配置された水切り構造で、特に上記壁躯体がコンクリート製で、その下端部が水平方向に湾曲している場合に対応する壁下端水切り構造に関する。
一般に、建物の二階以上のコンクリート製の壁躯体の下端部には、上記壁躯体の表面に沿って流れ落ちた雨水を効率的に水切りするために、アルミニウム又はその合金の押出型材から構成された下端水切り材が取り付けられている。下端水切り材は壁躯体の下端部の下方に、上記下端部を覆うように配置されている。
通常の場合は、壁躯体は真直状に形成されているから、下端水切り材の押出型材も、一体型で対応することができる。
ところが、壁躯体が水平方向に湾曲している構造においては、下端水切り材もそれに応じて湾曲させなければならない。
このような例に対応する構成として、例えば特許文献1のように、構成部材を分割し、各部材を溶接したり接着したりするものが知られている。
特開平6−158805号公報 特開平9−72055号公報
しかしながら、分割された構成部材を溶接するのは、作業が面倒であり、特にアルミニウムをきれいに溶接するのは熟練者でも難しいほか、溶接部分が波形になって全体のラインの美的外観を損ないやすいという問題点があった。また、接着の場合も作業が面倒であるという欠点がある。特に、下端水切り材は、下から良く見えるので外観体裁を良くすることがなによりも重要である。
本発明は上記問題点を解消し、特に下から見たときの外観が良好であるとともに、作業性もよい壁下端水切り構造を提供することをその課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、建物の二階以上のコンクリート製壁躯体の下端部に配置され、外側の側板と内側の側板と上記両側板の下端部を連結する天板とを備え、全体が水平方向に湾曲した壁下端水切り構造において、上記両側板の互いに向き合う側面の下端の長手方向に沿って嵌合溝を形成するとともに、上記両側板と天板とをそれぞれ水平方向方向に湾曲させ、かつ上記天板の両側縁を上記両側板の嵌合溝に嵌合させるとともに、上記両側板を連結材で連結したことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1において、上記連結材をコの字状に形成し、その両側部を上記両側板に固定し、中央の底部を上記天板の上面に当接させたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2において、上記連結材を上記両側板の上縁部に固定したことを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、壁下端水切り材は、それぞれ水平方向に湾曲した外側の側板と内側の側板と天板及び連結材から分割構成され、上記両側板の嵌合溝に天板の両側縁を嵌合させ、上記内外両側板を連結材で連結したものであるから、一体の押出型材を水平方向に湾曲する構成に比べ、壁下端水切り構造を簡単に製作することができるとともに、嵌合部のラインがきれいに見える。
また、連結材を介して内外両側板を連結するためには、単にリベット止めすればよいので、分割された構成部材を溶接する方式に比べ、作業性がよく、低コストで供給でき、外観体裁も良好である。
請求項2に係る発明によれば、連結材の中央の底部を天板の上面に当接させているので、天板の変形を抑えることができる。
請求項3に係る発明によれば、内外両側板を連結するため、コの字状の連結材を上記両側板の上縁部に固定したので、下からはネジが見えない。したがって、下からの外観も良好である。
図1は壁下端水切り材とその周辺の断面図である。同図において符号1は壁躯体で、二階以上のコンクリート製壁躯体1の下端部を示す。上記壁躯体1はL形構造材2に支持されている。この構造材2には取付金具3を介して壁下端水切り材4が取り付けられている。
なお、上記壁躯体1は水平方向にカーブしているものとする。
取付金具3は取付ベース3aとブラケット3bとから構成されている。
取付ベース3aは図2に示されるように、短尺の部材で、上下端からそれぞれ鉤片5と取付片6を直角に突出形成した板状の垂直金具7と、一端から鉤片8を突出形成した水平金具10とをL字形に組み、水平金具10の他端上に垂直金具7の取付片6を重合させ、図1のようにネジ12により一体に結合したもので、垂直金具7と水平金具10の中間からは間隔保持片13が突出形成されている。そして、取付ベース3aは、垂直金具7と水平金具10の鉤片5、8を上記L形構造材2の側端部に係止させることによって、構造材2の長手に沿って間隔をおいて取り付け固定されている。
ブラケット3bは短尺の部材で、上片14と中央片15と下片16とをZ字形に形成してなるもので、中央片15はネジ17によって上記水平金具10にネジ止めされている。
次に、壁下端水切り材4は、図3に示されるように、それぞれ長尺の外側の側板18と内側の側板20と上記両側板18、20の下端部を連結する天板21とから構成され、上記両側板18、20の上縁部を複数の短尺の連結材11によって連結することにより一体的に結合されている。
外側の側板18は、垂直板部22の上下に上板部23と下板部24とをコ字形に形成し、さらに上記上板部23の先端から上方に上縁部25を形成したものである。なお、下板部24の上部にはその長手方向に沿って嵌合溝26が形成されている。
内側の側板20も同様に、垂直板部27の上下に上板部28と下板部29とをコ字形に形成し、さらに上記上板部28の先端から上方に上縁部30を形成したものである。なお、内側の側板20の高さは外側の側板18よりも低く、内側の側板20の上縁部30の上端は、外側の側板18の上板部23の高さよりも少しだけ低く形成されている。また、内側の側板20の下板部29の上部にはその長手方向に沿って嵌合溝31が形成されている。この嵌合溝31は上記外側の側板18の嵌合溝26と互いに向き合うように形成されている。
次に、上記内外側の側板20、18は、図4に示されるように、それぞれ水平方向に湾曲形成されている。湾曲させるための装置としては、前掲特許文献1に示されるようなものを使用すればよい。
さらに、天板21は平板をその幅方向に湾曲形成したもので、外側縁部32は外側の側板18の湾曲形状に即し、また内側縁部33は内側の側板20の湾曲形状に即した形状となっている。天板21の湾曲形状は平板を切り出すことによって簡単に得ることができる。
連結材11は金属製の短尺の部材で、両側の立上り部11a、11bと底部11cとからコ字状に形成されている。
以上のように、壁下端水切り材4は、図3に示されるように、上記天板21と上記内外の両側板20、18とを、上記天板21の両側縁33、32を上記両側板20、18の嵌合溝31、26に嵌合させるとともに、上記両側板20、18の上縁部30、25に連結材11の立上り部11a、11bをリベット34で固定することにより構成されている。
なお、このとき連結材11の中央の底部11cは上記天板21の上面に当接している。ただし、天板21が肉厚で十分な剛性を有しているときは、上記底部11cを天板21に当接させる必要はない。
次に、上記壁下端水切り材4を上記取付金具3に取り付けるときは、図1に示されるように、予め壁躯体1の下部に取り付けられた取付金具3の下から上記壁下端水切り材4を押し上げ、取付金具3のブラケット3bの下片16と上片14の外側を上記内外の上縁部30、25に当接し、ネジ35によって固定すればよい。
なお、上記ブラケット3bと連結材11とは、図4のように、互いに同じ位置にならないよう、取付位置をずらすように配置される。
最後に、壁躯体1の屋外側の下端と外側の側板18の上板部23との間にコーキング材36を打ち、内側の側板20の上板部28の上面には天井板37を支持させればよい。コーキング材36によりビス等の頭を隠すことができる。
上述のように、壁下端水切り材4は、それぞれ水平方向に湾曲した外側の側板18と内側の側板20と天板21及び連結材11から分割構成され、上記両側板20、18の嵌合溝31、26に天板21の両側縁を嵌合させ、上記内外両側板20、18を連結材11で連結したものであるから、一体の押出型材を水平方向に湾曲する構成に比べ、壁下端水切り材4を簡単に製作することができるとともに、外観体裁も良好である。
また、連結材11を介して内外両側板20、18を連結するためには、単にリベット止めすればよいので、分割された構成部材を溶接する方式に比べ、作業が簡単である。
さらに、内外両側板20、18を連結するため、コの字状の連結材11を上記両側板20、18の上縁部30、25に固定したので、下からはネジ35が見えない。したがって、下からの外観も良好である。
さらにまた、連結材11の中央の底部11cを天板21の上面に当接させているので、天板21の変形を抑えることができる。
本発明に係る壁下端水切り構造の断面図である。 取付ベースの斜視図である。 壁下端水切り材の断面図である。 壁下端水切り材の一部の斜視図である。
符号の説明
1 壁躯体
11 連結材
18 外側の側板
20 内側の側板
21 天板
26、31 嵌合溝

Claims (3)

  1. 建物の二階以上のコンクリート製壁躯体の下端部に配置され、外側の側板と内側の側板と上記両側板の下端部を連結する天板とを備え、全体が水平方向に湾曲した壁下端水切り構造において、
    上記両側板の互いに向き合う側面の下端の長手方向に沿って嵌合溝を形成するとともに、上記両側板と天板とをそれぞれ水平方向に湾曲させ、かつ上記天板の両側縁を上記両側板の嵌合溝に嵌合させるとともに、上記両側板を連結材で連結した
    ことを特徴とする壁下端水切り構造。
  2. 上記連結材をコの字状に形成し、その両側部を上記両側板に固定し、中央の底部を上記天板の上面に当接させた
    ことを特徴とする請求項1に記載の壁下端水切り構造。
  3. 上記連結材を上記両側板の上縁部に固定した
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の壁下端水切り構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH06158805A (ja) * 1991-02-20 1994-06-07 Riken Light Metal Ind Co Ltd 弧状笠木及びその製造方法
JPH11343711A (ja) * 1998-06-02 1999-12-14 Daiken Co Ltd 湾曲状笠木

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