JP2007210041A - ねじ締め機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ねじ締め用のドライバビットに対してねじ締め方向の回転打撃力を付加するインパクト機構と、多数のねじを1本ずつねじ締め位置に供給するねじ送り装置を備えたねじ締め機において、ねじの締め込み量に対応するねじ締め機本体のねじ締め方向のストロークを検知して駆動系が遮断されるようにする。
【解決手段】 ねじ締め機本体10のねじ締め軸方向のストロークに伴う、ねじ送り装置30におけるフィーダボックス32のケース31に対するストローク上動端を検知する本体検知手段40により電動モータ11(駆動系)を遮断する構成とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、回転打撃機構(いわゆるインパクト機構)を備えたねじ締め機に関する。
例えば、特許第3268026号公報には、スピンドルに対してねじ締め方向の打撃を付加するためのインパクト機構を備えたねじ締め機に関する技術が開示されている。インパクト機構は、ドライバビットに一定以上の外部トルク(ねじ締め抵抗)が付加されると、ハンマーがアンビルに対してねじ締め方向に打撃されてドライバビットに大きなねじ締め力を付加する構成としたもので、このインパクト機構を備えたねじ締め機によれば、大きなねじ締めトルクを得ることができるので比較的長いねじを締め込む場合に適している。
また、特許第3628486号公報には、締め込むねじを1本ずつ供給するためのねじ送り装置を備えたねじ締め機に関する技術が開示されている。ねじ送り装置は、多数のねじを一定間隔をおいて並列に保持したねじ連結帯を、ねじ締め動作に連動してピッチ送りすることによりドライバビットの前方にねじを1本づつ供給する構成としたもので、このねじ送り装置を備えたねじ締め機によれば、作業者がドライバビットにねじを1本ずつセットする必要がないので連続してねじ締め作業を行うことができ、これにより多数本のねじ締め作業を効率よく行うことができる。通常このねじ送り装置は、作業形態に応じてねじ締め機本体への取り付け、取り外しが簡単にできるようになっている。
さらに、この種のねじ締め機は、通常駆動源として電動モータを備え、またねじの締め込みが完了した段階で駆動経路を遮断する機構が必要になる。
例えば、前者の特許第3268026号公報には、インパクト機構とは別にトルク感応型のクラッチを備え、このクラッチのトルク設定値を、インパクト機構が作動するトルク設定値よりも小さくすることによりインパクト機構を作動させることなくねじ締めトルクが設定値に達した時点でクラッチが遮断して電動モータへの通電が遮断されるノンインパクト状態と、トルク設定値をインパクト機構が作動するトルク設定値よりも大きくすることによりねじ締めトルクが設定値に達した時点でインパクト機構が作動するインパクト状態(クラッチの直結状態)とに切り換え可能とする構成が開示されており、後者のインパクト状態の場合には、ねじ締めトルクが設定値に達してハンマーがアンビルに対して離脱、打撃を繰り返すことにより駆動力の断続が行われる。
また、後者の特許第3628486号公報には、ねじの締め込みに伴ってスピンドルが徐々に進行してクラッチ歯の噛み合いが徐々に浅くなり、ねじ締め完了と同時に噛み合いが外れて駆動側を空転させるクラッチ機構が開示されている。
このように、ねじ締め機においてねじ締め完了後に駆動経路を遮断するための方法としては、スピンドルに付加されるねじ締めトルクが一定値に達した時に駆動経路を遮断する形態のものと、ねじの締め込み深さが一定値に達した時に駆動経路を遮断する形態のものが存在する。
特許第3628486号公報 特許第3268026号公報
ところが、インパクト機構を備えたねじ締め機の場合には、ねじ締めトルクが設定値に達するとハンマーがアンビルに対して離脱、打撃を繰り返すことにより駆動力の断続が行われる構成であり、ねじ締めの進行に伴ってスピンドルを軸方向に移動させることにより噛み合いクラッチを遮断する構成とは異なっている。
一方、前記したねじ送り装置を用いる場合には、締め込みねじの締め込み量を目で確認しづらいことから、実質的にねじの締め込み量に対応するねじ締め機本体のストロークに基づいて動力を遮断する構成を採用することが望ましい。
そこで、本発明は、特に長いねじを確実に締め込むために有効なインパクト機構と、多数のねじを連続して楽に締め込む作業に好適なねじ送り装置を備えたねじ締め機であって、ねじの締め込み深さに対応するねじ締め機本体のストロークに基づいて駆動系を遮断することができるねじ締め機を提供することを目的とする。
このため、本発明は特許請求の範囲の各請求項に記載した構成のねじ締め機とした。
請求項1記載のねじ締め機によれば、本体ストローク検知手段によりねじ締め機本体のねじ締め時のストローク(ねじ締め軸方向の移動距離)が検知される。ねじ締め機本体のストロークはねじの締め込み深さに相当する。ねじ締め機本体がねじ締め軸方向に予め設定した距離だけ移動したことが本体ストローク検知手段により検知され、これに基づいてねじ締め機本体の駆動系が遮断されてねじ締め動作が停止される。
このように、ねじ締め機本体のストロークひいてはねじの締め込み深さを検知する本体ストローク検知手段を備えることにより、インパクト機構を備えたねじ締め機においてスピンドルを軸方向に移動させる構成を採用することなく、ねじが適正に締め込まれた段階で自動的にねじ締め機本体の動作が停止される構成とすることができる。
なお、この明細書において、「ねじ締め軸方向」はねじが回転して締め込まれていく時のねじ軸方向の意味で用い、「ねじ締め回転方向」はねじが回転して締め込まれていく時のその回転方向の意味で用いる。
請求項2記載のねじ締め機によれば、ねじ送り装置のフィーダボックスの先端をねじ締め込み材に当接させ、この当接状態でねじ締め機本体をねじ締め軸方向に移動させると、ねじ送り装置がこれに連動してねじ締め機本体にねじを1本ずつ供給する。供給されたねじは、ねじ締め機本体をねじ締め軸方向に移動させることによりねじ締め込み材に締め込まれていく。ねじ締め機本体が予め設定した距離だけねじ締め軸方向に移動することによりこのねじがねじ締め込み材に締め込まれる。ねじがねじ締め込み材に適正に締め込まれると、フィーダボックスのストッパ部がケースのストローク規制部に当接し、これがセンサにより検知される。このセンサによりストッパ部がストローク規制部に当接したことが検知されると、ねじ締め機本体の駆動系が遮断されてねじ締め動作が停止される。
以上のことから、請求項2記載のねじ締め機によれば、インパクト機構を備える場合においてもねじ締め機本体側のスピンドルを軸方向に移動させ、これを利用して例えば噛み合いクラッチを遮断する等の構成を採用することなく、ねじ締め完了と同時にねじ締め機本体の動作を停止させることができる。
請求項3記載のねじ締め機によれば、ねじ締め機本体に対してねじ送り装置のケースを取り付け、取り外しすれば、これに伴ってセンサが駆動回路に対して電気的に接続、切断される。このため、ねじ締め機本体に対するねじ送り装置の取り付け取り外しに際して、別途センサの駆動回路に対する結線、断線を行う必要がないので、当該ねじ送り装置の取り扱い性をよくすることができる。
請求項4記載のねじ締め機によれば、締め付けるねじの締め込み深さの変更に対して簡単に対応させることができる。
次に、本発明の実施の形態を図1〜図3に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係るねじ締め機1の全体を示している。図では、ねじ締め軸方向が図示上下方向に一致する向きでねじ締め機1が示されている。従って、以下の説明において上下方向とはねじ締め軸方向に沿った方向であり、特に図示下方がねじが締め込まれていく時のねじの進行方向となる。
このねじ締め機1は、ねじ締め機本体10と、このねじ締め機本体10の先端(図示下部)に装着したねじ送り装置30を備えている。
ねじ締め機本体10は、その側部にハンドル部2を備えている。このハンドル部2の先端に充電式のバッテリ3が装着されている。このバッテリ3を電源として当該ねじ締め機1の駆動源としての電動モータ11が起動する。ハンドル部2の基部には、トリガ形式のスイッチレバー4が配置されている。ハンドル部2を把持した手でこのスイッチレバー4を引き操作すると電動モータ11が起動する。
電動モータ11の出力は、遊星歯車機構12を経てスピンドル13に伝達される。スピンドル13は軸方向へ移動不能に支持されており、その先端側にはインパクト機構20が接続されている。このインパクト機構20は、スピンドル13に対して軸方向移動可能かつ軸回りに回転可能に支持したハンマー21と、スピンドル13の先端に相対回転可能に支持したアンビル22を備えている。このアンビル22は、ねじ締め機本体10の本体ケース15の先端(図において下端)に取り付けたスリーブ形の軸受け14を介してスピンドル13と同軸で回転自在に支持されている。
ハンマー21とスピンドル13との間には圧縮ばね23が介装されている。この圧縮ばね23によってハンマー21はスピンドル13に対して常時その軸方向前方(図示下方)へ付勢されている。
また、ハンマー21とスピンドル13との間には、2つの鋼球24,24が挟み込まれている。この2つの鋼球24,24は、それぞれスピンドル13側の溝部13aとハンマー21側の溝部21a内に嵌り込んだ状態で挟み込まれている。スピンドル13側の溝部13aは、当該スピンドル13の軸線に対して傾斜する方向に沿って形成されている。一方、ハンマー21側の溝部21aも、スピンドル13の軸線に対して傾斜する方向に沿って形成されている。このため、ハンマー21は、スピンドル13に対して軸方向へ変位しつつ相対回転する。ハンマー21のスピンドル13に対する上動(図において上方への変位)は圧縮ばね23に抗してなされる。このため、圧縮ばね23の付勢力を適切に設定することにより、ねじ締め時の打撃が開始されるねじ締め抵抗を設定することができる。
ハンマー21の下部には、打撃アーム部21b,21bがスピンドル13の軸回り2等分位置に設けられている。一方、アンビル22の上部には、打撃部22a,22aが同じくスピンドル13の軸回り2等分位置に設けられている。ハンマー21側の打撃アーム部21b,21bがそれぞれアンビル22側の打撃部22aに対して回転方向に当接されることにより、ハンマー21とアンビル22がねじ締め方向の回転について一体化され、従ってスピンドル13の回転がアンビル22に伝達される。
アンビル22の先端側には、ドライバビット25が同軸に装着されている。ドライバビット25は、アンビル22と一体で回転する。
以上のように構成されたインパクト機構20によれば、例えばねじ締めの最終段階においてドライバビット25及びアンビル22に対するねじ締め抵抗が徐々に大きくなって上記圧縮ばね23の付勢力に勝ると、ハンマー21が圧縮ばね23に抗して上動し、これによりハンマー21の打撃アーム部21b,21bがアンビル22の打撃部22a,22aから外れる。すると、ハンマー21に対してねじ締め抵抗が付加されなくなるため、逆にハンマー21は、圧縮ばね23の付勢力及び鋼球24,24を介した溝部13a,13aと溝部21a,21aの傾斜作用によりスピンドル13に対して回転しつつ軸方向に沿って下動(前進)する。こうしてハンマー21がスピンドル13の軸回りに回転しつつ下動することにより、ハンマー21の両打撃アーム部21b,21bがそれぞれアンビル22の打撃部22aに対してねじ締め回転方向に打撃され、これによりアンビル22ひいてはドライバビット25に対してねじ締め方向の回転打撃力が付加される。このハンマー21のアンビル22に対する回転打撃力の付加が繰り返されることにより、ねじが強固に締め付けられていく。
次に、ねじ送り装置30は、ねじ締め機本体10のねじ締め動作に連動してドライバビット25の前方(図示下方)にねじSを1本ずつ供給する機能を有するもので、ねじ締め機本体10の前部に取り付けられている。このねじ送り装置30は、断面矩形のケース31とこのケース31に対してねじ締め軸方向に沿って上下動(前進、後退)可能に支持されてフィーダボックス32を備えている。
ケース31は、固定ビス31a〜31aを締め付けることにより一体化されたいわゆる2つ割り構造を有している。このケース31は、その上部にねじ締め機本体10の軸受け14を挿入した状態で一つのつまみねじ38を締め込むことによりねじ締め機本体10に対して固定され、これによりねじ送り装置30がねじ締め機本体10の前部に取り付けられる。一つのつまみねじ38を緩めれば、ケース31ひいてはねじ送り装置30をねじ締め機本体10から取り外すことができる。ねじ締め機本体10からねじ送り装置30を取り外した状態が図3に示されている。なお、図ではつまみねじ38が締め込まれるねじ孔のみが示されている。
このケース31の内側ほぼ中央に沿ってドライバビット25が挿通されている。また、ケース31とフィーダボックス32との間には圧縮ばね33が介装されている。この圧縮ばね33によってフィーダボックス32がねじ締め付け材W側(図において下方)に押されている。
フィーダボックス32には、中間ギヤ34とこれに噛み合うラチェットホイール35がそれぞれ回転可能に支持されている。中間ギヤ34にはアーム34aが設けられている。このアーム34aは、中間ギヤ34の回転軸心を中心として一定角度範囲で傾動可能に支持されている。しかも、このアーム34aは、1方向(後述するねじ送り方向、図において反時計回り方向))についてのみ中間ギヤ34と回転について一体化され、逆方向(図において時計回り方向)の回転については相対回転可能となっている。すなわち、中間ギヤ34及び後述するラチェットホイール35は、ねじ送り方向にのみ間欠回転し、その反対方向へは回転しない。
アーム34aの先端にはガイドローラ36が支持されている。このガイドローラ36は、ケース31の側部に設けたガイド溝31b内に進入している。このガイド溝31bは、フィーダボックス32の移動方向(ドライバビット25の軸線方向、図において上下方向)に沿って形成されている。図示するようにこのガイド溝31bの下部一定の範囲は、フィーダボックス32の移動方向に対して傾斜している。このため、ケース31に対するフィーダボックス32の移動範囲のうち下動端付近においてガイドローラ36がガイド溝31bの傾斜部に進入する。以下、ガイド溝31bのうち、ドライバビット25の軸線に沿った範囲を直線部といい、傾斜した範囲を傾斜部という。
図1に示すようにフィーダボックス32がケース31に対して下動端に位置する状態であって、ガイドローラ36がガイド溝31bの傾斜部に位置する状態(ねじ締め機本体10が上動端位置に位置する状態)からねじ締め機本体10を下方へ移動させ始めると、フィーダボックス32がケース31に対して相対的に上動し始める。すると、ガイドローラ36が傾斜部に沿って移動するため、アーム34aが図において反時計回り方向(図において左側)に一定角度傾動し、これにより中間ギヤ34が同方向に一定角度回転する。中間ギヤ34が図において反時計回り方向に回転すると、ラチェットホイール35が図において矢印で示す時計回り方向(ねじ送り方向)に一定角度回転する。
ラチェットホイール35とその下方に設けた送り台座部37との間に、ねじ連結帯SBが装填されている。ねじ連結帯SBは、樹脂製の帯に一定の間隔をおいてねじSが1本ずつ並列に多数保持されたもので、ラチェットホイール35の外周に設けた係合爪部35a〜35aが係合されている。このため、ラチェットホイール35がねじ送り方向に一定角度回転すると、ねじ連結帯SBが図1において左側へ1ピッチ送られ、これによりフィーダボックス32のケース31に対する相対的な上下動ひいてはねじ締め機本体10のねじ締め動作に連動して1本のねじSがドライバビット25と同軸の位置に供給される。ねじ連結帯SBの送り後端側は、ねじ締め機本体10のハンドル部2の先端と、ケース31の側部に設けた張り出し片部31cとの間に架け渡すように設けた保持部5の保持溝部5aに挿入されて保持されている。
ねじ締め機本体10がさらに下動して、フィーダボックス32がケース31に対して上動すると、ガイドローラ36がガイド溝31bの直線部に進入する。ガイドローラ36がガイド溝31bの直線部に沿って移動する段階ではアーム34aは傾動せず、従ってラチェットホイール35が一定の回転位置に保持されて、供給された1本のねじSがドライバビット25と同軸位置に保持される。
ねじ締め機本体10がさらに下動する途中の段階で、電動モータ11の起動により軸回りに回転するドライバビット25の先端が、同軸位置に供給された1本のねじSの頭部に突き当てられ、そのままねじ締め機本体10を下動させることにより、このねじSがねじ締め込み材Wに締め込まれていく。
ねじSの締め込みに伴ってドライバビット25に付加されるねじ締め抵抗が大きくなると、前記したようにインパクト機構20によってドライバビット25にねじ締め方向の回転打撃力が付加され、これによりねじSが強固に締め付けられていく。
ねじSが所定の深さまで締め込まれると、フィーダボックス32がケース31に対して上動端位置に至り、このときねじ締め機本体10は下動端位置に至る。この段階の状態が図2に示されている。フィーダボックス32の側部にはストッパ部45が設けられている。一方、ケース31には、ストローク規制部41が設けられている。図2に示すようにこのストローク規制部41にストッパ部45が当接することにより、フィーダボックス32のケース31に対する上動端位置が規制されている。ストローク規制部41には近接センサ42が取り付けられている。この近接センサ42によって、フィーダボックス32のストッパ部45がストローク規制部41に当接したことが検知され、これに基づいて電動モータ11が停止される。これについては後述する。
ねじSのねじ締めが完了した後、ねじ締め機本体10を上方へ戻すと、フィーダボックス32がケース31に対して相対的に下動する。フィーダボックス32が下動端付近に至ると、ガイドローラ36がガイド溝31bの直線部から傾斜部に進入する。この段階では、ガイドローラ36がガイド溝31bの傾斜部に沿って移動することにより、アーム34aが図1において右側(反ねじ送り方向)へ傾動する。アーム34aは反ねじ送り方向に傾動する段階では、中間ギヤ34に係合されない。このため、中間ギヤ34は反ねじ送り方向には回転せず、従ってラチェットホイール35は反ねじ送り方向へは回転しない。
このように、例示したねじ送り装置30によれば、ねじ締め機本体10の上下動操作に連動して、ねじSが1本ずつドライバビット25と同軸位置に供給される。さらに、ねじ締め機本体10をねじ締め込み材Wに向けて下動させると、供給されたねじSがドライバビット25によってねじ締め込み材Wに締め込まれていく。ねじ締め機本体10が下動端に至り、従ってフィーダボックス32がケース31に対して上動端位置に至ると、ねじ締めが完了する。ねじ締めが完了すると、ストッパ部45がストローク規制部41に当接し、これによりねじ締め機本体10の下動端位置が規制され、これが近接センサ42によって検知される。
近接センサ42の配線42aの端部には、コネクタ42bが接続されている。このコネクタ42bは、ケース31の上端部に固定されている。一方、ねじ締め機本体10には、電動モータ11の起動停止等を制御する駆動回路43が設けられている。この駆動回路43には、配線43aを介してコネクタ43bが接続されている。このコネクタ43bは、ねじ締め機本体10の本体ケース15の下端部付近に固定されている。
ねじ締め機本体10に対してケース31ひいてはねじ送り装置30を取り付けると、これに伴ってコネクタ42bがコネクタ43bに結合される。コネクタ42bがコネクタ43bに結合された状態では、近接センサ42が上記駆動回路43に電気的に接続された状態となる。ストローク規制部41にストッパ部45が当接するとこの近接センサ42がオンし、このオン信号が配線42a,43aを経て駆動回路43に出力される。駆動回路43に近接センサ42のオン信号が入力されると、電動モータ11への電源供給が遮断され、これにより電動モータ11が停止する。このため、ねじSのねじ締めが完了してねじ締め機本体10が下動端に至ると、電動モータ11が自動的に停止される。このことから、本実施形態の場合は、主としてストッパ部45、ストローク規制部41及び近接センサ42等が本体ストローク検知手段40を構成している。
停止後、スイッチレバー4の引き操作を解除すると、近接センサ42のオン信号がリセットされる。従って、その後再度スイッチレバー4を引き操作すれば電動モータ11が起動してねじ締め作業を行うことができる。
次に、上記ストローク規制部41は、ケース31に対してその位置を変更可能に支持されている。ストローク規制部41には支持片部41aが設けられている。この支持片部41aは、ケース31の側方へ突き出され、張り出し片部31cに設けた中空部31d内に至っている。張り出し片部31cには、調整ねじ44がその軸回りに回転可能に支持されている。この調整ねじ44は、中空部31dを上下方向に跨った状態に位置している。この調整ねじ44が、中空部31d内に位置するストローク規制部41の支持片部41aに設けたねじ孔に噛み合わされている。このため、調整ねじ44をその軸回りに回転させることによりストローク規制部41を上下に位置調整することができる。
調整ねじ44には円板形の調整ダイヤル46が取り付けられている。この調整ダイヤル46を回転操作することにより、調整ねじ44をその軸回りに回転させることでき、従ってストローク規制部41の位置を上下方向に調整することができる。ストローク規制部41は、その支持片部41aが中空部31d内で上下に移動可能な範囲で位置調整することができる。
ストローク規制部41の上下方向の位置を調整することにより、フィーダボックス32のケース31に対する上動端位置を変更することができ、これによりドライバビット25の先端が同軸位置に供給されたねじSの頭部に当接した時点から、当該ねじSの締め込みが完了してその頭部がねじ締め込み材Wの上面にほぼ至った時点までにおける当該ねじ締め機本体10のストローク(ねじ締め深さ)を変更することができる。
以上説明した本実施形態に係るねじ締め機1によれば、ねじ締め抵抗が一定以上になった時点でドライバビット25に対してねじ締め回転方向の打撃を与えるインパクト機構20を備える一方、ねじ締め機本体10が下動端に至ってねじ締めが完了すると本体ストローク検知手段40によって自動的に電動モータ11が停止される。従って、インパクト機構20を備えたねじ締め機1において、スピンドル13を軸方向へ移動させ、これに基づいて噛み合いクラッチ(駆動系)を切断する構成を採用することなく、ねじ締め機本体10のストロークに基づいて駆動系(本実施形態の場合は電動モータ11)を遮断することができるねじ締め機1を提供することができる。
また、本体ストローク検知手段40の近接センサ42は、ねじ送り装置30のケース31側のコネクタ42bと、ねじ締め機本体10側のコネクタ43bとが結合されることにより、駆動回路43に対して電気的に接続される。コネクタ42bとコネクタ43bは、ねじ締め機本体10にねじ送り装置30を取り付けると、これに伴って自動的に結合される。このため、別途コネクタ42bをコネクタ43bに結合する作業をすることなく、ねじ供給装置30をねじ締め機本体10に取り付ければ、本体ストローク検知手段40が作動する状態となり、これにより当該ねじ締め機機1の使い勝手をよくすることができる。
さらに、調整ダイヤル45を回転操作することによりストローク規制部41の位置を調整することができるので、適用するねじSの締め込み深さの変更に迅速に対応することができ、この点でも当該ねじ締め機1の使い勝手を向上することができる。
以上説明した実施形態には、種々変更を加えることができる。例えば、近接センサ42を用いてストッパ部45のストローク規制部41に対する当接時を検知する構成を例示したが、近接センサに代えて光電式のセンサあるいはリミットスイッチ等他のセンサを用いる構成としてもよい。
さらに、ストローク規制部41の位置を調整可能な構成を例示したが、これを省略してストローク規制部の位置が固定された構成としてもよい。この場合、ストローク規制部41の支持片部41a、調整ねじ44及び調整ダイヤル46を省略することができる。
バッテリ3(直流電源)を電源とするねじ締め機1を例示したが、本発明に係るねじ締め機は、交流電源を電源とするねじ締め機にも同様に適用することができる。
本発明の実施形態に係るねじ締め機全体の内部構造を示す側面図である。本図は、ねじ締め機本体が上動端位置に位置する状態を示している。 本発明の実施形態に係るねじ締め機の下部及びねじ供給装置の内部構造を示す側面図である。本図は、ねじ締め機本体が下降端位置に位置する状態を示している。 本発明の実施形態に係るねじ締め機の下部及びねじ供給装置の内部構造を示す側面図である。本図は、ねじ締め機本体からねじ供給装置を取り外した状態を示している。このため、本図では、近接センサのコネクタが駆動回路のコネクタから分離された状態が示されている。
符号の説明
W…ねじ締め付け材
1…ねじ締め機
4…スイッチレバー
10…ねじ締め機本体
11…電動モータ(駆動系)
13…スピンドル
14…軸受け
15…本体ケース
20…インパクト機構
21…ハンマー
22…アンビル
25…ドライバビット
30…ねじ送り装置
31…ケース
32…フィーダボックス
34…中間ギヤ
35…ラチェットホイール
36…ガイドローラ
SB…ねじ連結帯、S…ねじ
40…本体ストローク検知手段
41…ストローク規制部
42…近接センサ、42b…コネクタ
43…駆動回路、43b…コネクタ
44…調整ねじ
45…ストッパ部
46…調整ダイヤル

Claims (4)

  1. 電動モータを駆動源とするねじ締め機本体のねじ締め込み軸方向へのストロークを利用して多数のねじを並列に連結したねじ連結帯を前記ねじ締め機本体に対してピッチ送りするねじ送り装置と、ドライバビットを装着したアンビルに対してねじ締め込み回転方向の打撃を付加するインパクト機構を備えたねじ締め機であって、
    前記ねじ締め機本体のねじ締め込み軸方向のストロークを検知する本体ストローク検知手段を有し、該本体ストローク検知手段により検知される前記ねじ締め機本体のストロークに基づいて該ねじ締め機本体の駆動系を遮断する構成としたねじ締め機。
  2. 請求項1記載のねじ締め機であって、
    前記ねじ送り装置は、前記ねじ締め機本体に着脱可能に取り付けるケースと、該ケースに対してねじ締め込み軸方向にストロークするフィーダボックスと、該フィーダボックスのストロークに連動してねじ連結帯の送り方向に回転するラチェットホイールを備え、
    前記本体ストローク検知手段は、前記フィーダボックスにストッパ部を設ける一方、前記ケースに、前記ストッパ部を当接させて前記フィーダボックスの前記ケースに対するストロークを規制するストローク規制部を設け、
    前記ストローク規制部に前記ストッパ部を検知するセンサを取り付けた構成としたねじ締め機。
  3. 請求項2記載のねじ締め機であって、前記ねじ締め機本体側の駆動回路と前記センサとが、前記ケース側のコネクタと前記ねじ締め機本体側のコネクタが結合されて電気的に結線され、前記ケース側のコネクタと前記ねじ締め機本体側のコネクタは、前記ねじ締め機本体に対する前記ケースの取り付け、取り外しに伴って結合、分離される構成としたねじ締め機。
  4. 請求項2記載のねじ締め機であって、前記ストローク規制部は、前記ケースに対してねじ締め込み軸方向に位置調整可能に設けられ、該位置調整をダイヤルの回転操作により行う構成としたねじ締め機。
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