JP2009005486A - Pm型ステッピングモータ - Google Patents

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Abstract

【課題】ロータを支持する軸受とステータとの間を同軸にできると共に軸受が傾くことなく安定して保持することによって、ステータとロータとの間のエアーギャップをより小さくする。
【解決手段】複数の極歯を有する内ヨーク6と複数の極歯を有する外ヨーク7とを備えた2組のステータ2と、シャフト9に固着してなるロータマグネット10を備えて、ステータの内側に回転自在に配置したロータ3と、ロータを回転自在に支持する一対の軸受19,20とからなり、ボビン13が一対の内ヨークを背合わせに重ねて樹脂成形にて一体に成形されてなるPM型ステッピングモータ1であって、一対の内ヨークを背合わせに重ねて樹脂成形して両端面にフランジ14を成形すると共に、内ヨークの極歯はロータマグネットと対向する面を除いて樹脂12で覆われ、かつ内ヨークの極歯の先端にフランジの端面より突出し、フランジに連接する突起部17を同時に成形する。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラ、光ピックアップ、OA機器などに用いられる小型のPM型ステッピングモータに関する。
従来、爪状の極歯(クローポール)を用いた小型のPM型ステッピングモータとして、ボビンを樹脂成形にて一体成形したPM型ステッピングモータが知られている。このような構造として、たとえば、図3に示すようなステッピングモータがある(たとえば、特許文献1の図9参照)。
図3は、特許文献1の図9に示されたステッピングモータを示す側断面図である。
図3のステッピングモータにおいては、2個一対のステータコア111、これらステータコア111の磁極片131、この磁極片131を囲繞にて樹脂で一体成形されたコイル巻枠106、そのフランジ部161、端子113およびその保持部162などによってステータ組立体が構成され、コイル巻枠106には励磁コイル巻線121が巻回されており、ステータ組立体を軸線方向の両側から挟み込むようにして一対のケース体122が嵌められている。
各ケース体122は、ステータコア111の磁極片131と同様に形成された磁極片123とを有し、この磁極片123はステータコア111の磁極片131の間に嵌められ、磁極片131と磁極片123とが同一円周内で周方向に交互に配置され、このようにしてステータが構成されている。
ステータには、その両端のケース体122に取付け板124および底板125が固定されている。取付け板124および底板125の中央部には軸受127、128が取り付けられ、軸受127、128によって回転軸129が回転可能に支持されている。ロータ130を構成するロータマグネット132は周方向に交互に着磁されており、磁極片131、123はロータマグネット132の外周面に対向している。
図3に示す特許文献1に記載のステッピングモータにおいては、一対のステータコア111は樹脂で一体成形しているため、一対のステータコア111での芯出しは精度よくできるが、ロータ130を支持する軸受127、128を取り付けた取付け板124および底板125はケース体122にそれぞれ固定された構成となっているため、一対のステータコア111と軸受127、128との芯出しを精度良く一致させることが難しく、そのためロータ130と磁極片123、131との間のギャップをより小さくできないという問題がある。
この特許文献1における一対のステータコア111と軸受127、128との芯出しを精度良くできる手段として、磁極片123を有するケース体122の磁極片123の根元部内側に軸受を圧入固定したPM型ステッピングモータが知られている(たとえば、特許文献2参照)。
図4は特許文献2に記載のPM型ステッピングモータの一部断面図であり、図5は図4における軸受部周辺の構成を示す断面図である。
図4および図5のステッピングモータにおいては、軸受241のフランジ部241bをヨーク214の櫛歯状突極214aの根元部内側に圧入して、ヨーク214の櫛歯状突極214aと軸受241の内径中心とを直接位置あわせできる。このため、軸受241をヨーク214の櫛歯状突極214aで直接位置決めして、軸受241とヨーク214の櫛歯状突極214aとの芯出し精度を向上することができる。
特開平4−222454号公報 実開平6−029388号公報
しかしながら、特許文献2のPM型ステッピングモータにあっては、軸受241をヨーク214の櫛歯状突極214aで直接位置決めして、軸受241とヨーク214の櫛歯状突極214aとの芯出し精度の向上を図っているが、櫛歯状突極214aは根元を内側に折り曲げて形成しているため、櫛歯状突極214aの折り曲げ状態にバラツキが生じる。このため軸受241をヨーク214の櫛歯状突極214aの根元部内側に圧入したとき、軸受241のフランジ部241bの外周面と櫛歯状突極214aとの接触状態にバラツキが生じ易く、場合によっては、圧入状態が不十分であるために軸受241の保持力が不足してしまうという問題や、圧入した軸受241の姿勢に傾きが生じて軸受241とヨーク214の櫛歯状突極214aとの間で芯ずれが生じる虞があり、その結果、ロータと櫛歯状突極との間のギャップが均一にならないという問題が生じる。
本発明は係る問題に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、ロータを回転可能に支持する軸受とステータとの間を同軸にできると共に軸受が傾くことなく安定して保持できることによって、ステータとロータとの間のエアーギャップをより小さくできる小型のPM型ステッピングモータを提供することにある。
本発明は上記の目的を達成するために、複数の極歯を有する内ヨークと複数の極歯を有する外ヨークとコイルを巻回してなるボビンとを備えた2組のステータと、シャフトと該シャフトに固着してなるロータマグネットとからなり、前記ステータの内側に回転自在に配置したロータと、前記ロータを回転自在に支持する一対の軸受とからなり、前記ボビンが前記一対の内ヨークを背合わせに重ねて樹脂成形にて一体に成形されてなるPM型ステッピングモータであって、前記一対の内ヨークを背合わせに重ねて樹脂成形して両端面にフランジを成形すると共に、前記内ヨークの極歯は前記ロータマグネットと対向する面を除いて樹脂で覆われ、かつ前記内ヨークの極歯の先端に前記フランジの端面より突出し前記フランジに連接する突起部を同時に成形してなることを特徴とする。
また本発明は、前記突起部の少なくとも一方側の内周に前記ロータを回転自在に支持する軸受を装着してなることを特徴とする。
また本発明は、前記外ヨークは内周縁に複数の極歯を有するカップ状であって、前記内ヨークの極歯の間に形成された凹部に、前記外ヨークの極歯を配置してなることを特徴とする。
本発明によれば、ロータを回転可能に支持する軸受とステータとの間を同軸にできると共に軸受が傾くことなく安定して保持できることによって、ステータとロータとの間のエアーギャップをより小さくできる小型のPM型ステッピングモータを提供することができる。
すなわち本願請求項1に係る発明によれば、一対の内ヨークを背合わせで重ね、内径基準で樹脂成形してボビンを一体成形する際に、同時に軸受を保持するための突起部を内ヨークの極歯の先端部に一体成形するため、内ヨークと突起部は芯ずれを生じることなく同軸にできる。また、突起部は金型にて樹脂成形で一体に成形しているため、突起部の形状を全て精度良く均一に形成できる。
また、本願請求項2に係る発明によれば、突起部の形状を全て精度良く均一に形成できるので、突起部に装着した軸受とステータとは芯ずれを生じることなく同軸にできると共に軸受が傾くことなく安定して保持できる結果、ステータとロータとの間のエアーギャップをより小さくできる。
また、本願請求項3に係る発明によれば、外ヨークは内周縁に複数の極歯を有するカップ状であるため、別部品としてのモータケースを省くことができ、さらに外ヨークの極歯を樹脂成形した内ヨークの極歯の間に形成された凹部に配置できるため、外ヨークの極歯の装着が容易になる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施の形態によるPM型ステッピングモータの構成を示す側断面図である。
また、図2は、図1における内ヨーク同士を樹脂で一体成形した状態を示した斜視図である。
図1および図2において、本実施の形態のPM型ステッピングモータ1は、軸方向に積層した2組のステータA、Bからなるステータ2と、このステータ2の内側に所定のエアーギャップを介して回転可能に配置されるロータ3と、このロータ3を回転可能に支持する一対の軸受19、20とから概略構成されている。
ステータAは、内周縁に複数の極歯6aを有する円板状の軟磁性材(たとえば、電磁鋼板)からなる内ヨーク6と、内周縁に複数の極歯(図示省略)を有するカップ状の軟磁性材(たとえば、電磁鋼板)からなる外ヨーク7と、コイル8とを備え、内ヨーク6の極歯6aと外ヨーク7の極歯(図示省略)とは交互に噛み合って外周にコイル8が巻回されている。
ステータBは、ステータAと同様に、内周縁に複数の極歯6aを有する円板状の軟磁性材(たとえば、電磁鋼板)からなる内ヨーク6と、内周縁に複数の極歯(図示省略)を有するカップ状の軟磁性材(たとえば、電磁鋼板)からなる外ヨーク7と、コイル8とを備え、内ヨーク6の極歯6aと外ヨークの極歯(図示省略)とは交互に噛み合って外周にコイル8が巻回されている。
このステータAとステータBとは、内ヨーク6同士が背合わせで軸方向に重ね合わされて積層されている。
ロータ3は、金属製で丸棒状のシャフト9と、Nd−Fe−B系希土類ボンド磁石からなる円筒状のロータマグネット10とから構成され、ロータマグネット10は接着剤にてシャフト9に固着されており、ロータマグネット10の外周面には周方向に多極着磁が施されている。
ロータ3は、ステータ2の内側に所定のエアーギャップを介して回転可能に配置されており、ステータ2の内ヨーク6の極歯6aや外ヨーク7の極歯(図示省略)は、ロータ3のロータマグネット10の外周面にエアーギャップを介して対向している。
続いて、本実施の形態のPM型ステッピングモータ1の組立手順について説明する。
まず、ステータAの内ヨーク6とステータBの内ヨーク6とを図示しない金型内に背合わせに重ねてセットする。このとき、ステータAとステータBとは電気角で90°の位相差となるように位置合わせされる。
金型内にセットさせた後、樹脂注入ゲート11から金型内に合成樹脂12(たとえば液晶ポリマー材)を注入してステータAの内ヨーク6とステータBの内ヨーク6とを一体成形する。このとき、合成樹脂12にて両端部にフランジ14、14と内ヨーク6同士の背合わせ部分に端子台15がそれぞれ同時に一体成形されると共に、極歯6a、6aの外周も合成樹脂12で覆われ、この箇所がコイル8を巻回してなるボビン13の巻芯部16を形成し、ボビン13が樹脂成形にて一体成形される。また、極歯6a、6aは、ロータマグネット10と対向する面を除いて合成樹脂12で覆われ、その先端部にはフランジ14、14と連接し、その端面から軸方向にそれぞれ突出する突起部17が一体に成形される。
なお、図2では一方側の極歯6aの先端部に一体成形した突起部17のみ図示しているが、他方側にも同様に突起部17が成形されており、構造は上下対称の形状となっている。
金型に合成樹脂12を注入した後、金型から取り出すと、図2に示す成形品4が得られる。
その後、巻芯部16、16にそれぞれコイル8が巻回され、コイル8のリード部8aは端子台15に植設された端子ピン18に絡げられる。
フランジ14、14は、巻芯部16、16にコイル8,8を巻回するとき、コイル8、8の巻き崩れを防止すると共に、後述する外ヨーク7、7を装着したときのコイル8と外ヨーク7との間の絶縁を確保する。
次に、外ヨーク7の極歯を一方側の内ヨーク6の極歯6a間に形成された凹部5に配置して、内ヨーク6の極歯6aと外ヨーク7の極歯とを交互に噛み合わせて芯出しを行う。
外ヨーク7の極歯と内ヨーク6の極歯6aとを電気角で180°の位置に調整した上で、外ヨーク7の外周と内ヨーク6の外周とをレーザ溶接にて固着する。
また、他方側も同様に外ヨーク7の極歯を凹部5に配置して芯出しを行った後、位置調整した上で外ヨーク7の外周と内ヨーク6の外周とをレーザ溶接にて固着する。
その後、予め、大径部と小径部からなる軸受20の小径部の外周縁を加締めて軸受20を装着した鉄板からなるフロントプレート21を、一方側の外ヨーク7上に載置し、軸受20とステータ2との芯出しを行った後、レーザ溶接にてフロントプレート21を外ヨーク7に固着する。なお、成形品4は上下対称の形状となっているため、フロントプレート21を固着する側としてはどちら側でも選択することができる。
次に、ロータ3をステータ2内に挿入して配置し、シャフト9の一方側を軸受20に挿通させ、シャフト9の他方側に軸受19を挿通させ、軸受19の大径部を突起部17の内周面に圧入して軸受19を装着する。
最後に、鋼板からなる円板状の薄板のエンドプレート22を外ヨーク7上に載置し、軸受19の小径部の外周縁を加締めてエンドプレート22を軸受19に装着し、エンドプレート22と外ヨーク7とをレーザ溶接にて固着する。このエンドプレート22は、軸受19の保持や、ステータ2内部への塵埃等の侵入を防止する役割を果たす。
23、23は、ロータマグネット10と軸受19、20と間にそれぞれ介装した摺動性を有する樹脂ワッシャであり、軸受19、20とロータマグネット10との摺動性を向上させる。
このように、本実施の形態によれば、一対の内ヨーク6を背合わせで重ね、内径基準で樹脂成形してボビン13を一体成形する際に、同時に軸受19を装着し保持するための突起部17を、内ヨーク6の極歯6aの先端部に一体成形するため、突起部17の内周に装着保持される軸受19と一対の内ヨーク6とは芯ずれを生じることなく、同軸に保たれる。
また、本実施の形態によれば、軸受19を装着し保持するための突起部17は、金型にて内ヨーク6の極歯6aの先端部に樹脂成形で一体に成形しているため、突起部17の形状を全て精度良く均一に形成することができ、軸受19が傾くことなく安定して保持することができる。このため、ステータ2とロータ3との間のエアーギャップをより小さくすることができ、その結果、モータ特性を向上することができると共にモータ外径を小径化することができる。
また、本実施の形態によれば、ボビン13が一体成形にて形成されているため、ボビン13の巻芯部16の剛性が上がることにより巻芯部16の薄肉化が図れる。このため、コイル8と極歯との間隔をより小さくして密着させることができる結果、モータ特性が向上する。
本発明の一実施の形態によるPM型ステッピングモータの構成を示す側断面図である。 図1における内ヨーク同士を樹脂で一体成形した状態を示した斜視図である。 特許文献1の図9に示されたステッピングモータを示す側断面図である。 特許文献2に記載のPM型ステッピングモータの一部断面図である。 図4における軸受部周辺の構成を示す断面図である。
符号の説明
1 PM型ステッピングモータ
2 ステータ
3 ロータ
4 成形品
5 凹部
6 内ヨーク
6a 極歯
7 外ヨーク
8 コイル
8a リード部
9 シャフト
10 ロータマグネット
11 ゲート
12 合成樹脂
13 ボビン
14 フランジ
15 端子台
16 巻芯部
17 突起部
18 端子ピン
19 軸受
20 軸受
21 フロントプレート
22 エンドプレート
23 樹脂ワッシャ

Claims (3)

  1. 複数の極歯を有する内ヨークと複数の極歯を有する外ヨークとコイルを巻回してなるボビンとを備えた2組のステータと、
    シャフトと該シャフトに固着してなるロータマグネットとからなり、前記ステータの内側に回転自在に配置したロータと、
    前記ロータを回転自在に支持する一対の軸受と
    からなり、
    前記ボビンが前記一対の内ヨークを背合わせに重ねて樹脂成形にて一体に成形されてなるPM型ステッピングモータであって、
    前記一対の内ヨークを背合わせに重ねて樹脂成形して両端面にフランジを成形すると共に、前記内ヨークの極歯は前記ロータマグネットと対向する面を除いて樹脂で覆われ、かつ前記内ヨークの極歯の先端に前記フランジの端面より突出し前記フランジに連接する突起部を同時に成形してなることを特徴とするPM型ステッピングモータ。
  2. 前記突起部の少なくとも一方側の内周に前記ロータを回転自在に支持する軸受を装着してなることを特徴とする請求項1に記載のPM型ステッピングモータ。
  3. 前記外ヨークは内周縁に複数の極歯を有するカップ状であって、前記内ヨークの極歯の間に形成された凹部に、前記外ヨークの極歯を配置してなることを特徴とする請求項1または2に記載のPM型ステッピングモータ。
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