JP2009108398A - 鍛造用鋼 - Google Patents

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Abstract

【課題】 冷間乃至熱間での鍛造性に優れた鍛造用鋼を提供する。
【解決手段】 質量%で、C量:0.001〜0.07%未満、Si:3.0%以下、Mn:0.01〜4.0%、Cr:5.0%以下、P:0.2%以下、S:0.35%以下、Al:0.0001%〜2.0%、N:0.03%以下を含有し、さらにMo:0.5%以下(0%含む)、Ni:4.5%以下(0%含む)のうちから1種または2種を含有し、残部が鉄および不可避的不純物からなり、下記(1)式により求められるDi値が60以上であることを特徴とする鍛造性に優れた鍛造用鋼。
Di=5.41×Di(Si)×Di(Mn)×Di(Cr)×Di(Mo)×Di(Al)・・・(1)
【選択図】 図1

Description

本発明は鍛造工程を経て種々の機械加工を施される鍛造用鋼に関するものである。
機械構造物に使用される鋼には、一般に、MnあるいはCr、あるいはCrとMo、あるいはこれらにさらにNiなどを組み合わせて添加した鋼材が用いられている。鋳造、圧延によって製造されたこれら鋼材は、鍛造、切削などの機械加工や熱処理を施されて鋼部品となる。
ところで、鋼部品を作製する際の労力や費用において、鍛造工程の占める割合が高く、これを低減することは重要な課題である。このためには、鍛造工程での金型寿命を向上させたり、鍛造回数を低減させるといった製造工程能力の向上を図ることが必要である。熱間鍛造は、鋼材の変形抵抗が低い温度域で鍛造するため、鍛造機への荷重負荷は小さいが、鋼材に多量のスケールが付いたり、鍛造部品の寸法精度が出にくいという欠点がある。温間鍛造は、熱間鍛造のもつ欠点が低減され、スケールが少なく、寸法精度の点でも有利であるが、熱間鍛造よりは変形抵抗は高いという欠点がある。冷間鍛造は、スケールもなく、寸法精度も良いという利点があるが、さらに鍛造の負荷荷重が大きいという欠点がある。熱間鍛造にはない長所をもった温間鍛造および冷間鍛造において、鋼材の軟質化を図るために従来から多くの技術が発明されてきた。
温間鍛造に適した鋼材についは、例えば、特許文献1は、C量を0.1〜0.3%の範囲に制御し、Ni、Al、Nの各量を最適化することにより浸炭性能を向上した温間鍛造用鋼の発明を開示している。また、特許文献2は、C量を0.1〜0.3%の範囲に制御し、Teを0.003〜0.05%添加することにより浸炭性能を向上した温間鍛造用鋼の発明を開示している。特許文献3は、C量を0.1〜0.3%の範囲に制御し、0.1〜0.5%のCuおよびTiなどを適量添加することで浸炭性能を改善した温間鍛造用鋼の発明を開示している。
また、特許文献4および特許文献5には、C量を0.07〜0.25%に成分調整することで軟質化を図り、Nb、Al、Nを適量添加することで浸炭性能を改善した温間鍛造用鋼の発明を開示している。
冷間鍛造については、例えば、特許文献6および特許文献7は、C量0.1〜0.3%の範囲でSiおよびMn量を低減することで鋼材の軟質化を図り、冷間鍛造性を向上させた鍛造用鋼の発明を開示している。また、特許文献8は、C量を0.05〜0.3%に成分調整することで軟質化を図り、冷間鍛造性を向上させた鍛造用鋼の発明を開示している。
特開昭63−183157号公報 特開昭63−4048号公報 特開平2−190442号公報 特開昭60−159155号公報 特開昭62−23930号公報 特開平11−335777号公報 特開2001−303172号公報 特開平5−171262号公報
しかしながら、これらの発明では、浸炭後の硬さは十分に維持されてはいるものの、鍛造時の変形抵抗の低減という観点では、いまだ不十分であった。
本発明は、鋼材を冷間鍛造及び温間鍛造、延いては熱間鍛造する際の変形抵抗を従来の鋼材に比べて大幅に低減し、かつ鍛造後に施す熱処理後は必要な強度を有することで、鍛造金型寿命の向上や、鍛造回数の低減を可能とする、鍛造性能の極めて優れた鋼を提供することを課題とする。
本発明者らは、このような課題を解決するために詳細な検討を行った結果、従来鋼(例えばSCr420)では 焼入・焼戻し後の強度確保のために必須とされていた0.20%程度のC量を大幅に下げることで、鍛造時の変形抵抗が大幅に下げられること、加えて鍛造後の部品強度は、浸炭焼入焼戻処理後の有効効果層深さに対応する成分範囲調整で確保しうることを見出し、本発明の完成に至った。
すなわち、本発明がその要旨とするところは、以下のとおりである。
(1) 質量%で、
C:0.001〜0.07%未満、
Si:3.0%以下、
Mn:0.01〜4.0%、
Cr:5.0%以下、
P:0.2%以下、
S:0.35%以下、
Al:0.0001%〜2.0%、
N:0.03%以下
を含有し、さらに、
Mo:1.5%以下(0%含む)
Ni:4.5%以下(0%含む)
のうちから1種または2種を含有し、残部が鉄と不可避的不純物からなり、下記(1)式により求められるDi値が60以上であることを特徴とする鍛造性に優れた鍛造用鋼。
Di=5.41×Di(Si)×Di(Mn)×Di(Cr)×Di(Mo)×Di(Ni)×Di(Al)・・・(1)
ここで、
Di(Si)=0.7×[%Si]+1
Mn≦1.2%の場合、Di(Mn)=3.335×[%Mn]+1
1.2%<Mnの場合、Di(Mn)=5.1×[%Mn]−1.12
Ni≦1.5%の場合、Di(Ni)=0.3633×[%Ni]+1
1.5%<Ni≦1.7の場合、Di(Ni)=0.442×[%Ni]+0.8884
1.7%<Ni≦1.8の場合、Di(Ni)=0.4×[%Ni]+0.96
1.8%<Ni≦1.9の場合、Di(Ni)=0.7×[%Ni]+0.42
1.9%<Niの場合、Di(Ni)=0.2867×[%Ni]+1.2055
Di(Cr)=2.16×[%Cr]+1
Di(Mo)=3×[%Mo]+1
Al≦0.05%の場合、Di(Al)=1
0.05%<Alの場合、Di(Al)=4×[%Al]+1
であって、式中[ ]は、該元素の含有量(質量%)を意味する。
(2) さらに、質量%で、
Cu:0.6%〜2.0%
を含有し、前記(1)式に代えて、下記(2)式により求められるDi値が60以上であることを特徴とする上記(1)記載の鍛造性に優れた鍛造用鋼。
Di=5.41×Di(Si)×Di(Mn)×Di(Cr)×Di(Mo)×Di(Ni)×Di(Al)×Di(Cu)・・・(2)
ここで、
Di(Si)、Di(Mn)、Di(Cr)、Di(Mo)、Di(Ni)、およびDi(Al)、の定義は、前記(1)式と同じであり、
Di(Cu)の定義は、
Cu≦1%の場合、Di(Cu)=1
1%<Cuの場合、Di(Cu)=0.36248×[%Cu]+1.0016
であって、式中[ ]は、該元素の含有量(質量%)を意味する。
(3)さらに、質量%で、
B:下記(7)式で求められるBLの値以上、0.008%以下、
Ti:0.15%以下(0%含む)
を含有し、前記(1)式に代えて、下記(3)式により求められるDi値が60以上であ
ることを特徴とする上記(1)記載の鍛造性に優れた鍛造用鋼。
Di=5.41×Di(Si)×Di(Mn)×Di(Cr)×Di(Mo)×Di(
Ni)×Di(Al)×1.976・・・(3)
ここで、
Di(Si)、Di(Mn)、Di(Cr)、Di(Mo)、Di(Ni)、およびDi(Al)の定義は、前記(1)式と同じである。
BL=0.0004+10.8/14×([%N]−14/47.9×[%Ti])・・(7)
但し、([%N]−14/47.9×[%Ti])<0のときは、([%N]−14/47.9×
[%Ti])=0とする。ここで、式中[ ]は、該元素の含有量(質量%)を意味する。
(4) さらに、質量%で、
B:下記(7)式で求められるBLの値以上、0.008%以下、
Ti:0.15%以下(0%含む)
を含有し、前記(2)式に代えて、下記(4)式により求められるDi値が60以上であ
ることを特徴とする上記(2)記載の鍛造性に優れた鍛造用鋼。
Di=5.41×Di(Si)×Di(Mn)×Di(Cr)×Di(Mo))×Di(
Ni)×Di(Al)×Di(Cu)×1.976・・・(4)
ここで、
Di(Si)、Di(Mn)、Di(Cr)、Di(Mo)、Di(Ni)、Di(Al)、およびDi(Cu)の定義は、前記(2)式と同じである。
BL=0.0004+10.8/14×([%N]−14/47.9×[%Ti])・・(7)
但し、([%N]−14/47.9×[%Ti])<0のときは、([%N]−14/47.9×
[%Ti])=0とする。ここで、式中[ ]は、該元素の含有量(質量%)を意味する。
(5) さらに、質量%で、
Ti:0.005〜0.15%、
を含有することを特徴とする上記(1)乃至(2)のいずれかに記載の鍛造性に優れた鍛造用鋼。
(6) さらに、質量%で、
Nb:0.005〜0.1%、
V:0.01〜0.5%、
のうちから1種または2種を含有することを特徴とする上記(1)乃至(5)のいずれかに記載の鍛造性に優れた鍛造用鋼。
(7) さらに、質量%で、
Mg:0.0002〜0.003%、
Te:0.0002〜0.003%、
Ca:0.0003〜0.003%、
Zr:0.0003〜0.005%、
REM:0.0003〜0.005%、
のうちから1種または2種以上を含有することを特徴とする上記(1)乃至(6)のいずれかに記載の鍛造性に優れた鍛造用鋼。
本発明によれば、冷間鍛造乃至熱間鍛造時の鋼材の変形抵抗を大幅に低減させ、かつ鍛造後に施す熱処理後は必要な強度を得る鋼材を提供することができ、部品の製造の効率化を大幅に向上させることができる。
以下に本発明を詳細に説明する。
C:0.001〜0.07%未満、およびDi値が60以上
CとDi値の範囲は、本発明の中で最も重要な規定であるので、詳細に説明する。
C量を0.001〜0.1%、Cr:0〜5.0%、Si:0〜3.0%、P:0〜0.2%、Mn:0.01〜4.0%、Mo:0〜1.5%、Ni:0〜4.5%、S:0〜0.35%、Al:0.0001〜2.0%、N:0.03%以下、残部がFeと不可避不純物の範囲で成分調整した多数のインゴットを製造して圧延し素材を製造した。
これらの素材から14mmφ×21mm長の大きさの円柱試験片を切削・研削加工により作成し、室温にて、歪速度15/秒で圧縮試験を行なった。相当歪0.5までのうちの最大の変形荷重を調べた。
また、上記の圧延素材から17.5mmφ×52.5mm長の大きさの試験片を切削・研削加工により作成し、浸炭処理を行なった。950℃、カーボンポテンシャル0.8%で360分の条件で浸炭し、その後焼入し、160℃で焼戻を行なった。該焼入焼戻を行った試験片のC断面を切断、研摩し、マイクロビッカース硬度計により荷重200gで断面内における表面からのHV硬さ分布を測定し、有効硬化層深さ(HV550での深さ)をJIS G 0557(1996年)に従って求めた。
上記の室温での圧縮試験の変形抵抗が比較鋼である代表的な肌焼き鋼JIS SCr420鋼(C:0.20%、Si:0.25%、Mn:0.65%、P:0.011%、S:0.014%、Cr:0.92%)に比べて、35%以上低減し、かつ、上記の浸炭焼入焼戻後の有効硬化層深さが0.6mm以上となったものを○、変形抵抗がJIS SCr420鋼に比べて、15〜35%低減し、かつ、浸炭焼入焼戻後の有効硬化層深さが0.6mm以上となったものを△、変形抵抗の低減が15%未満あるいは、浸炭焼入焼戻後の有効硬化層深さが0.6mm未満の結果となったものを×とし、合金元素の添加量を示す下記(1)式により求められるDi値を指標として、それらを整理した結果を図1に示す。
Di=5.41×Di(Si)×Di(Mn)×Di(Cr)×Di(Mo) ×Di(
Ni)×Di(Al) ・・・(1)
ここで、
Di(Si)=0.7×[%Si]+1
Mn≦1.2%の場合、Di(Mn)=3.335×[%Mn]+1
1.2%<Mnの場合、Di(Mn)=5.1×[%Mn]−1.12
Ni≦1.5%の場合、Di(Ni)=0.3633×[%Ni]+1
1.5%<Ni≦1.7の場合、Di(Ni)=0.442×[%Ni]+0.8884
1.7%<Ni≦1.8の場合、Di(Ni)=0.4×[%Ni]+0.96
1.8%<Ni≦1.9の場合、Di(Ni)=0.7×[%Ni]+0.42
1.9%<Niの場合、Di(Ni)=0.2867×[%Ni]+1.2055
Di(Cr)=2.16×[%Cr]+1
Di(Mo)=3×[%Mo]+1
Al≦0.05%の場合、Di(Al)=1
0.05%<Alの場合、Di(Al)=4×[%Al]+1
であって、式中[ ]は、該元素の含有量(質量%)を意味する。
同図から、変形抵抗が十分に低く、かつ表面の硬さ要件を同時に満たす範囲は、C:0
.07%未満かつ、Di値:60以上を満たす範囲の成分であることがわかる。
次に、高温での鍛造についても同様の実験を行なった。すなわち、C量を0.001〜0.1%、Cr:0〜5.0%、Si:0〜3.0%、P:0〜0.2%、Mn:0.01〜4.0%、Mo:0〜1.5%、Ni:0〜4.5%、S:0〜0.35%以下、Al:0.0001〜2.0%、N:0.03%以下、残部がFeと不可避不純物の範囲で成分調整した多数のインゴットを製造して圧延し素材を製造した。
これらの素材から8mmφ×12mm長の大きさの円柱試験片を切削・研削加工により作成し、830℃にて歪速度15/秒で圧縮試験を行なった。相当歪0.5までのうちの最大の変形荷重を調べた。
また、上記の圧延素材から17.5mmφ×52.5mm長の大きさの円柱状試験片を切削・研削加工により作成し、浸炭処理を行なった。950℃、カーボンポテンシャル0.8%で360分の条件で浸炭し、その後焼入し、160℃で焼戻を行なった。該焼入焼戻を行った試験片のC断面を切断、研摩し、マイクロビッカース硬度計により荷重200gで断面内における表面からのHv硬さ分布を測定し、有効硬化層深さ(Hv550での深さ)をJIS G 0557(1996年)に従って求めた。
上記の830℃での圧縮試験の変形抵抗が比較鋼である代表的な肌焼き鋼JIS SCr420鋼(C:0.20%、Si:0.25%、Mn:0.61%、P:0.011%、S:0.014%、Cr:1.01%)に比べて、35%以上低減し、かつ、上記の浸炭焼入焼戻後の有効硬化層深さが0.6mm以上となったものを●、変形抵抗がJIS SCr420鋼に比べて、15〜35%低減し、かつ、浸炭焼入焼戻後の有効硬化層深さが0.6mm以上となったものを▲、変形抵抗の低減が15%未満あるいは、浸炭焼入焼戻後の有効硬化層深さが0.6mm未満の結果となったものを×とし、(1)式により求められるDi値を指標として、それらを整理した結果を図1に示す。
同図から、変形抵抗が十分に低く、かつ表面の硬さ要件を同時に満たす範囲は、C:0.07%未満かつ、Di値:60以上を満たす範囲の成分であることがわかる。好ましくは、C:0.02%以下かつDi値:60以上である。
このような現象について、目下のところ以下のように推測している。まず、変形抵抗は、どのような元素も固溶強化能を有するが、最も強化能の高い元素はCであって、これを極力低減することによって大幅に軟質化できる。Cが0.07%以上では、JIS SCr420に比べて、変形抵抗の大幅な低減が得られない。
また、鉄の変形抵抗は、その結晶構造がbcc(体心立方格子の略称。以下、同じ。)の場合、fcc(面心立方格子の略称。以下、同じ。)に比べて低い。鉄は室温ではbcc構造であるが、高温ではfccになる。Cはfcc安定化元素なので、これを低減すれば、高温での鍛造において軟質なbccの割合が増し、変形抵抗の低減が図れる。
次に浸炭焼入焼戻後の硬さについてであるが、一般に肌焼き鋼の焼入性の指標にはジョミニー値が用いられるが、本発明鋼のような低Cの成分の鋼では、ジョミニー値は極めて低く、従来肌焼き鋼にはけっして用いられることがなかった。しかし、浸炭焼入焼戻後の部品の性能としては、図2に示す表面硬度と有効硬化層深さが重要であり実際の部品においても、通常、この二つの特性が要求され、内部硬度(内部の未浸炭部硬度)については要求されない場合が少なからずある。例えば、歯車部品の場合、歯面疲労強度を確保するために浸炭するのであり、表面硬度は、例えばHv700以上あることが仕様として求められる。また、歯面どうしが噛み合い、接触した場合のヘルツ応力は歯面からある深さのところに及ぶため、有効硬化層深さが仕様として求められるのである。表面硬度および有効硬化層深さの2つの仕様が必要ということなのであれば、従来の考え方を大きく変えることができる。図3に示すように、浸炭焼入焼戻した部品の断面をEPMAによりC濃度分布を測定すると、有効硬化層深さの定義であるHv550となる深さは、浸炭によりC濃度が0.4%程度浸入した深さに相当することがわかる。よって、素材そのものの焼入性が低くても0.4%のCが存在する深さでの焼入性が確保されれば、十分な有効硬化層深さが得られると考える。相乗法によって計算で焼入性能の指標であるDi値を求める場合、
Di=25.4×Di(C)×Di(Si)×Di(Mn)×Di(Cr)×Di(Mo)×Di(Ni)×Di(Al)×Di(Cu) ・・・(5)
ここで、
Di(C)=0.3428[%C]―0.09486[%C]+0.0908
・・・(6)
(式中[ ]は、Cの含有量(質量%))
Di(Si)、Di(Mn)、Di(Ni)、Di(Cr)、Di(Mo)、およびDi(Al)は、上記(1)式と同じ定義であり、
Di(Cu)は、
Cu≦1%の場合、Di(Cu)=1
1%<Cuの場合、Di(Cu)=0.36248×[%Cu]+1.0016
であって、式中[ ]は、該元素の含有量(質量%)を意味する。
で表せる式を用いるが、Di(C)を求める式に、上記により、C:0.4%を代入した場合、
Di(C)=0.213
となり、前記(1)および(2)式が導出されるが、前記(1)式、または(2)式から求まるDi値が、比較鋼の上記JIS SCr420鋼のDi値とほぼ同等なら、有効硬化層深さの位置で焼きが十分に入り、Hv550の硬さが得られるものと考える。
Di値とは臨界理想直径のことであり、理想的な焼入をしたとき、丸棒の中心が50%マルテンサイト組織となるような丸棒の直径を意味し、鋼材の焼入性の指標となるものである(日本鉄鋼協会編:第3版鉄鋼便覧IV p.122 丸善株式会社1981年発行)。
合金元素のDi値への影響については、研究者によって調査結果や算出方法が異なり、特許文献としては例えば、特開2007−50480号公報に、ASTM(米国材料試験協会)の「A−255」に準じたDi値の算出式が開示されており、また、一般文献としては例えば、大和久 重雄著「焼入性」(日刊工業新聞社、1979年発行)に、Di値を求める方法が記載されている。
ここで、(1)式、及び(2)式は、下記に示すとおり、本発明者らが、上記一般文献の大和久 重雄著「焼入性」を参考にしつつ、実験により作成したものである。
C量を0〜0.8%、Cr:0〜5.0%、Si:0〜3.0%、P:0〜0.2%、S:0〜0.35%、Mn:0〜4.0%、Mo:0〜1.5%、Ni:0〜4.5%、Al:0〜2.0%、N:0〜0.03%、Cu:0〜2.0%の範囲にふった種々の成分の圧延素材から、JIS G 0561(2000年)に示される形状の試験片を作製し、オーステナイト域の温度から焼入れて焼入性試験を行ない、種々の元素のDi値への影響を評価した。これらの実験値から最小二乗法によりなるべく簡便な計算式を作ることとし、影響特性線が略直線状である成分(Si、Cr、Mo)については、単に1次関数で表記し、また、影響特性線が比較的緩やかな曲線の成分(Mn、Ni、Al、Cu)については、成分範囲を複数に区分し、各区分内を1次関数で表記し、さらに、影響特性線が曲率半径の小さい部分を有し、且つ凸状である成分(C)については、2次関数で表記した。その結果、(5)式、及び(6)式を得ると共に、(6)式にC量を0.4%と代入し、Cuを添加しない場合は(1)式を、Cuを添加した場合は(2)式を得た。
前記(1)式、または(2)式により求まるDi値は、このような考え方に基づいて策定した、浸炭後0.4%C濃度のCが浸入した深さでの鋼の焼入性を表す指標である。たとえ、低Cの鋼材であっても上記Di値が十分にあれば、浸炭後の有効硬化層深さが得られたものと推定する。比較鋼のJIS SCr420鋼のDi値を(1)式により計算すると60であるので、上記で考察した推察が妥当であるといえる。本発明のC量が低いので、内部硬度は比較鋼に比べて低いが、Di値が大きくなるように合金元素を添加すれば、内部硬さが増加する。
図4は、同一のガス浸炭焼入焼戻(950℃、カーボンポテンシャル1.1%で176分、ついでカーボンポテンシャル0.8%で110分の条件で浸炭し、その後焼入し、160℃で焼戻)において、0.2%Cを含有したSCr420等の従来鋼(点線)と0.07%未満のC量を含有した鋼(縞線)とで、Di値と有効硬化層深さの関係を示した図である。極低C鋼であっても、有効硬化層深さは、鋼材のDi値の増加により増加させることができる。さらに、浸炭時間の延長、浸炭温度の上昇、浸炭後の高周波加熱の追加により、さらに深くすることができる。
Di値が60以上であれば、浸炭焼入焼戻後の部品に要求される有効硬化層深さや内部硬度などの性能(仕様)に応じて、Di値を調整すればよく、上限は設けない。例えば、(1)式で計算してDi値80のJIS SCr420鋼の鍛造時の変形抵抗を下げて、かつ浸炭後の有効硬化層深さを比較鋼の70〜90%程度以上得るためには、(1)式でDi値が80以上になるように本発明範囲内で元素を選択すれば、効果が得られる。Di値をもっと大きくすれば、比較鋼の90%〜100%以上の有効硬化層深さを得ることができる。
このように有効硬化層深さを確保しつつ、冷間、温間、熱間に到る広い温度範囲において、従来鋼に比べて、大幅に変形抵抗の低減を達成したのが本発明であって、その性能の概略を図5に示す。室温(冷間)の鍛造においては、主にC量の低減による固溶強化を低減することにより軟質化を図り、温間の鍛造においては、C量の低減による固溶強化の低減やbcc安定化元素の利用によるbcc分率を増加させることにより軟質化を図り、熱間の鍛造においては、bcc安定化元素を積極的に利用してbcc分率を増加させることにより軟質化を図った。以下に、各元素の添加および制限の理由について詳細に述べる。
Cは工業的に0.001%未満に低減することは困難あるいは著しい製造コストの増加を招くので、下限を0.001%とした。上限は変形抵抗を十分に低くするためには0.07%未満とすることが必要である。従って、Cの範囲は、0.001〜0.07%未満とする。浸炭や浸炭窒化後の内部硬さを確保する必要がある場合は、0.005〜0.07%未満とするのが好ましい。低変形抵抗を重視する場合は、0.001〜0.05%未満とするのが好ましい。さらに低変形抵抗化を指向する場合は、0.001〜0.03%未満とするのが好ましい。また、0.001〜0.02%未満とすれば、さらなる低変形抵抗効果が得られる。
Si:3.0%以下、Mn:0.01〜4.0%、Cr:5.0%以下
代表的な肌焼き鋼JIS SCr420を例にとれば、MoとNiは含有されないから、Si、Mn、Crの3元素が鋼のDi値を決める主たる合金元素である。これらを選択的に組み合わせて、(1)式のDi値を60以上にすれば良い。これら元素の中で、単位含有量(%)当たりでは、焼入れ性の向上は、Si→Cr→Mnの順で添加効果が大であり、一方、室温での変形抵抗は大きい順に、Si→Mn→Crである。従って、冷間鍛造時の低変形抵抗を重視する場合は、これら3元素の中ではCrの添加量を最も多くすることが好ましい。Crを多く添加した場合は、Siは、意図的に添加することを回避することもできる。Crは、5.0%超の添加は、浸炭性を阻害するため、上限を5.0%とする。
鉄は温度が上昇すると、合金元素による固溶強化能が小さくなる。室温では、固溶強化能大であるSiも高温では影響が小さくなる。むしろ、Siはbcc相を安定化する元素として有効に活用でき、温間乃至熱間の鍛造温度域でbcc分率を増加することができ、高温域での鍛造の変形抵抗を低減できる。
Siは、3.0%超を含有させた場合は、浸炭性を阻害するため、上限を3.0%以下とした。Siは室温での変形抵抗を大きく増加させる元素なので、冷間鍛造の場合は、0.7%以下の添加にすることが好ましい。一方、Siはbcc安定化元素なので、温間乃至熱間鍛造の場合は、0.1〜3.0%の添加が好ましい。
Mnは、鋼に焼入性を付与する効果があるばかりでなく、含有するSによる熱間脆性を防止する役割がある。焼入性へのMn添加の効果は0.01%以上から得られる。被削性が不要の場合は、Sを無添加にすることができるが、現在の精錬技術ではSを0%にすることは不可能であるため、Mnの下限値を0.01%とした。一方で、4.0%超の添加は鍛造時の変形抵抗を大きく増加させてしまう。そこで、Mnの上限を4.0%以下とする。従って、Mn量の範囲を0.01〜4.0%とする。冷間鍛造用には、Mnの好ましい範囲は、0.01〜1.0%である。
Crは、前記したようにSi、Mnと選択的に組合せて鋼のDi値を決める合金元素であるが、5.0%超の添加は、浸炭性を阻害するため、上限を5.0%以下とするが、好ましくは4.0%以下である。
P:0.2%以下
Pは、室温では固溶強化能が高いので、冷間鍛造用には0.03%以下、更には0.02%以下とするのが好ましい。高温での鍛造ではbcc安定化元素として利用でき、0.2%までの添加が可能であるが、0.2%超の添加は、圧延や連続鋳造時の疵発生の原因となるため、Pの上限を0.2%とする。
S:0.35%以下
Sは、熱間脆性引き起こす不可避的不純物で少ないほうが好ましいが、鋼中のMnと化合しMnSを形成すると被削性を向上する作用も有する。0.35%超の添加は鋼の靭性を著しく劣化させるため上限を0.35%に制限する。
N:0.03%以下
0.03%超のNの含有は、圧延や連続鋳造時の疵発生の原因となるため、Nの範囲は0.03%以下とする。AlNを粗大粒防止のピン止め作用として利用する場合は、Nの好ましい添加量は、0.01〜0.016%である。
Mo:1.5%以下(0%含む)、Ni:4.5%以下(0%含む)のうちから1種または2種
Moは、添加すれば、主に二つの効果がある。一つは、鋼材のDi値の増加や組織制御を行なう役割である。ただし、この役割をSiやMn、Crなど他の元素で満たせる場合は、あえて添加する必要はない。もう一つの理由は、例えば、鋼部品が歯車やCVTシーブなどの場合には、部品使用中に温度が上がることによる軟化を抑制するためにMoの添加が有効である。この効果を得るには、0.05%以上の添加が好ましい。但し、この場合も軟化抵抗抑制元素として、他の元素で満たせる場合は、あえて添加する必要はない。室温では変形抵抗を著しく増加させるため、冷間鍛造用には0.4%以下の添加が好ましい。しかし、高温での鍛造の場合、Moはbcc安定化元素であるため、有効利用できる。しかしながら、1.5%超の添加は、高温での変形抵抗を大きく上昇させるため、上限を1.5%とした。
Niは、添加すれば、主に二つの効果がある。一つは、鋼材のDi値の増加や組織制御を行なう役割である。ただし、この役割をSiやMn、Crなど他の元素で満たせる場合は、あえて添加する必要はない。もう一つの効果は、例えば、鋼部品が低速用歯車などの場合には、部品に靭性が要求されるが、Niの添加は靭性向上に有効である。この目的でNiを添加する場合は0.4%以上の添加が好ましい。一方、Niは、4.5%超の添加は浸炭性を阻害する。従って、Niの範囲を4.5%以下とする。Niはfcc安定化元素であるため、高温域での変形抵抗を低下させるには、bcc安定化元素を同時に添加すると効果的である。
Al:0.0001%〜2.0%
Alの添加は主に3つの目的がある。一つは、AlNの利用である。浸炭時に粗大粒が発生することを防止するためにAlN析出物による粒界移動のピン止め効果を使うことができる。Alが0.0001%未満では、AlN析出物の量が不足し、上記効果を発揮できないため、Alは0.0001%以上の添加が必要である。二つ目の目的は、高温域での鍛造に、bcc安定化元素として活用することである。bcc分率を増やすことで、高温域での鍛造の変形抵抗を低減できる。3つ目の目的は、鋼材への焼入性の付与である。Alを添加することでDi値を増加させることができる。2.0%超の添加は、浸炭性を阻害させる。よって、Alの範囲は、0.0001%〜2.0%とする。好ましくは0.001〜2.0%である。0.06%超〜2.0%にすれば、bcc分率が増え、温間や熱間での変形抵抗の低減に効果がある。
Cu:0.6%〜2.0%
Cuは、添加すれば、主に3つの効果がある。一つは、鋼材の耐食性を向上させる役割である。もう一つの効果は、靭性と疲労強度向上の作用であり、低速ギア用鋼への添加が有効である。上記2つの目的の場合、0.6%未満では、この効果は小さい、従って、下限は0.6%以上とする。3つ目の目的は、鋼材への焼入性の付与である。この場合は、1%超の添加で効果がでる。Cuは、2%超の添加は、鋼の熱間延性を著しく劣化させ、圧延での疵を多発する原因となる。従って、Cuの範囲を0.6%〜2.0%とする。Cuは、室温での変形抵抗を増加させるので、冷鍛用には1.5%以下の添加が好ましい。また、Cuはfcc安定化元素であるため、高温域での変形抵抗を低下させるには、bcc安定化元素を同時に添加すると効果的である。
B:下記(7)式で求められるBLの値以上、0.008%以下、
Ti:0.15%以下(0%含む)
BL=0.0004+10.8/14×([%N]−14/47.9×[%Ti])・・(7)
但し、([%N]−14/47.9×[%Ti])<0のときは、([%N]−14/47.9×
[%Ti])=0とする。ここで、式中[ ]は、該元素の含有量(質量%)を意味する。
さらに、Nは、BよりもTiと親和性が強いので、Tiを添加すると、まずTiNが形成され、BNとなるB量が減少する。Nの原子量が14、Tiの原子量が47.9なので、TiN形成後の残存N量は(N−14/47.9×Ti)となり、この残存NがBNを形成するから、固溶Bを0.0004%以上確保するには、B含有量を、上記(7)で求められるBLの値以上とする必要がある。但し、後述するように、Tiを、固溶B量を得るためのTiN形成目的の他、TiN形成に消費される分を超えて添加した場合は、その超過分は、TiN形成に寄与しないので、([%N]−14/47.9×[%Ti])<0のときは、([%N]−14/47.9×[%Ti])=0とする。
このように、B含有量の下限を規定することにより、固溶B量を0.0004%以上確保でき、十分な焼入れ性を得ることができる。
一方、B含有量が0.008%を超えるとその効果が飽和すると共に製造性を阻害するので、上限を0.008%とした。
Tiは、上記のとおり、添加するとTiNを形成するが、N量が十分に低くて固溶B量を確保できるB含有量とした場合は、固溶B量を得るためのTiN形成目的で添加する必要はない。
しかし、TiNは、結晶粒の粗大化抑制の効果がある。さらに、47.9/14×Nを超えるTiは、TiCを形成し、TiNと共に結晶粒界の移動を抑制する。浸炭温度が高い場合等には、粗大粒が発生しやすく、Ti添加が有効である。生成したTi炭窒化物が結晶粒界の移動を阻止するには、Tiを0.005%以上添加するのが好ましい。一方、0.15%超の添加は粗大なTi炭窒化物を生成し、疲労破壊の起点となってしまうので、Ti量の上限は、0.15%以下とする。
Bを添加した場合、Di値は、上記(1)式、または(2)式に、Di値への影響を評価した1.976を乗算し、下記(3)式、または(4)式により求める。
Di=5.41×Di(Si)×Di(Mn)×Di(Cr)×Di(Mo)×Di(N
i)×Di(Al)×1.976・・・(3)
Di=5.41×Di(Si)×Di(Mn)×Di(Cr)×Di(Mo))×Di(
Ni)×Di(Al)×Di(Cu)×1.976・・・(4)
ここで、(3)式、及び(4)式を求める際に、(1)式、及び(2)式に対するBの寄与を明らかにするため以下の実験を行なった。
すなわち、C量を0.4%で一定とし、Cr:0〜5.0%、Si:0〜3.0%、Mn:0.01〜4.0%、Mo:0〜1.5%、Ni:0〜4.5%、S:0.35%以下、Al:0.0001〜2.0%、P:0.2%以下、N:0.03%以下、Cu:0〜2.0%、B:0〜0.007%、残部がFeと不可避不純物の範囲で成分調整した多数のインゴットを製造して圧延し素材を製造した。上記の種々の成分の圧延素材から、JIS G 0561(2000年)に示される形状の試験片を作製し、オーステナイト域の温度から焼入れて焼入性試験を行なった。この試験で得られたデータにおいて、0.4%C量の鋼におけるB添加鋼とB無添加鋼における焼入性の差を調べ、上記一般文献の大和久 重雄著「焼入性」に記載された方法に従い、Di値を求めた。これからBの焼入性の効果の平均値1.976を得た。この値を(1)式、および(2)式に乗じた式が、(3)式、および(4)式である。
Nb:0.005〜0.1%、V:0.01〜0.5%のうちから1種または2種
鍛造や切削などの機械加工の後、熱処理する際、熱処理温度が高いと結晶粒が粗大化する場合がある。粒が粗大化した部位では周囲とは組織が異なるため、部品が歪むなどの障害が起こりうる。熱処理歪に対する要求が厳しい場合には、結晶粒の粗大化を防止することが必要となり、Nb炭窒化物、V炭窒化物を粒界移動に対するピン止めとして利用することが有効である。
生成したTi炭窒化物が結晶粒界の移動を阻止するには、Tiを0.005%以上添加することが必要である。一方、0.15%超のTi添加は、粗大なTiNを生成し、疲労強度を劣化させるため、Tiは0.15%以下とする。よって、Tiの範囲は、0.005〜0.15%である。
生成したNb炭窒化物が結晶粒界の移動を阻止するには、Nbを0.005%以上添加することが必要である。一方、0.1%超のNb添加は変形抵抗を著しく増加させるため、Nbは0.1%以下とする。よって、Nbの範囲は、0.005〜0.1%である。
生成したV炭窒化物が結晶粒界の移動を阻止するには、Vを0.01%以上添加することが必要である。一方、0.5%超のV添加は圧延時の疵発生の原因となるため、Vは0.5%以下とする。よって、Vの範囲は、0.01〜0.5%である。
Mg:0.0002〜0.003%、Te:0.0002〜0.003%、Ca:0.0003〜0.003%、Zr:0.0003〜0.005%、REM:0.0003〜0.005%のうちから1種または2種以上
鋼部品中に存在する伸長したMnSは、鋼部品の機械特性に異方性を与えたり、金属疲労の破壊起点になる欠点がある。部品によっては、疲労強度を極度に要求される場合があり、この場合には、MnSの形態を制御するため、Mg、Te、Ca、Zr、REMの内の1種または2種以上を添加する。ただし、添加には以下の理由により範囲が規制される。
MnSを形態制御するためには、Mgは最低0.0002%の量が必要である。一方、0.003%超のMg添加は、酸化物を粗大化させ、かえって疲労強度を劣化させる。よって、Mgの範囲は0.0002〜0.003%である。
MnSを形態制御するためには、Teは最低0.0002%の量が必要である。一方、0.003%超のTe添加は、熱間脆性を著しく強め、鋼材の製造を困難にする。よって、Teの範囲は0.0002〜0.003%である。
CaがMnSを形態制御するためには、最低0.0003%の量が必要である。一方0.003%超のCa添加は、酸化物を粗大化させ、かえって疲労強度を劣化させる。よって、Caの範囲は0.0003〜0.003%である。
ZrがMnSを形態制御するためには、最低0.0003%の量が必要である。一方0.005%超のZr添加は、酸化物を粗大化させ、かえって疲労強度を劣化させる。よって、Zrの範囲は0.0003〜0.005%である。
REMがMnSを形態制御するためには、最低0.0003%の量が必要である。一方0.005%超のREM添加は、酸化物を粗大化させ、かえって疲労強度を劣化させる。よって、REMの範囲は0.0003〜0.005%である。
本発明鋼を用いて鍛造あるいは切削などの機械加工などを経て熱処理する際、ガス浸炭、真空浸炭、高濃度浸炭、浸炭窒化、等の各種表面硬化処理に用いることができる。また、これら各処理後に、高周波加熱焼入を組み合わせて用いることができる。
本発明鋼は、冷間鍛造、温間鍛造および熱間鍛造において、その変形抵抗を下げる鍛造性能の優れた鋼であり、これらの複数の工程と組み合わせて部品を製造できる鋼である。
以下に本発明を実施例によってさらに詳細に説明するが、これらの実施例は本発明を限定する性質のものではなく、前記、後記の趣旨に徴して設計変更することはいずれも本発明の技術的範囲に含まれるものである。
(実施例1)
最初に、冷間鍛造の実施例を説明する。表1に示す化学組成の鋼を溶製し、分塊圧延した鋼片を1150℃に加熱して熱間圧延し、930℃で仕上げ、50mmφの棒鋼を作製した。
Figure 2009108398
上記棒鋼から14mmφ×21mm長の大きさの円柱状試験片を切削・研作加工により作成し、室温にて、歪速度10/秒で圧縮試験を行なった。相当歪0.5までのうちの最大の変形応力を調べた。
さらに、上記棒鋼から、17.5mmφ×52.5mm長の大きさの円柱状試験片を切削・研作加工により作成し、ガス浸炭焼入、真空浸炭焼入あるいは、浸炭窒化焼入、さらには、これらの処理後に高周波加熱焼入焼戻を組み合わせた熱処理を行なった。ここで、ガス浸炭は、950℃、カーボンポテンシャル1.1%で176分、ついでカーボンポテンシャル0.8%で110分の条件で浸炭し、その後焼入し、160℃で焼戻を行なった。および、950℃、カーボンポテンシャル1.1%で234分、ついでカーボンポテンシャル0.8%で146分の条件の長時間の浸炭し、その後焼入し、160℃で焼戻を行なった水準も実施した。浸炭窒化は、940℃、カーボンポテンシャル0.8%の条件で浸炭し、次いで、同じ炉内で840℃に温度を下げて、NH 7%をプラスすることで窒化処理し、焼入した。高周波加熱は、900℃加熱後水冷した。焼戻は、すべて160℃で行なった。その後、試験片のC断面を切断、研磨し、マイクロビッカース硬度計により荷重200gで断面内における表層からのHv硬さ分布を測定し、有効硬化層深さを求めた。
以上の調査結果を表2に示す。また、表2には、鍛造温度におけるbcc分率(%)を示した。bcc分率は、Thermo−Calc Software社製の計算ソフト「Thermo−Calc」を使用し、表1に示す成分(%)および表2に示す鍛造する温度(℃)をインップットし、コンピューターにより算出した。
Figure 2009108398
試番1に適用した鋼は0.2%C量を含有し、Di値が60であるJIS SCr420比較鋼である。これを冷鍛での変形抵抗を下げた本発明鋼が、試番5〜27に適用した鋼である。本発明例の試番5〜27は、いずれも大幅に変形抵抗が低減されている。これら本発明例のうち、Di値の低い鋼は、有効硬化層深さが、試番1の85%程度であるが、いずれも有効硬化層深さ0.6mm以上あり、Di値の高い本発明例である試番27は、0.88mmと同等の有効硬化層深さである。また、Di値が低くとも試番11のように浸炭窒化→高周波加熱焼入焼戻したもの、試番19のようにガス浸炭→高周波加熱焼入焼戻したもの、および試番6のようにガス浸炭(長時間)焼入焼戻した例は、0.88mmと同等の有効硬化層深さである。
試番2に適用した鋼は、0.2%C量を含有し、Di値が95であるJIS SNCM220比較鋼である。このDi値を維持しつつ変形抵抗を低減する場合には、本発明鋼である試番15〜27に適用した鋼がふさわしい。もちろん、焼入部品が小さければ、試番5〜試番27に適用した鋼のいずれも用いることができる。
試番3に適用した鋼は、0.2%C量を含有し、Di値が125であるJIS SCM420比較鋼である。このDi値を維持しつつ軟質化する場合には、本発明鋼である試番21〜27に適用した鋼がふさわしい。もちろん、焼入部品が小さければ、試番5〜試番27に適用した鋼のいずれも用いることができる。
試番4に適用した鋼は、0.15%C量を含有し、Di値が191であるJIS SNCM815比較鋼である。このDi値を維持しつつ軟質化する場合には、本発明鋼である試番24〜27に適用した鋼がふさわしい。もちろん、焼入部品が小さければ、試番5〜試番27に適用した鋼のいずれも用いることができる。
一般に、大きな部品にはDi値の大きい鋼材が適用されるが、本発明鋼の場合も同様に、大きな部品には大きなDi値の本発明鋼を適用することができる。
また、鋼材の特性を決める要因はDi値ばかりでなく、例えば、靭性を上げるためにNiを添加する場合がある。この場合は、Di値を維持しつつ、本発明の成分範囲内でNiを添加すればよい。
試番28は、Di値が本発明範囲未満であったために、焼入性が不足し、浸炭焼入焼戻後において、極表層においても硬さがHv400程度しか出ず、従ってHv550となる有効硬化層深さがゼロmmとなった例である。試番29および試番30は、Di値が本発明範囲未満であったために、焼入性が不足し、浸炭焼入焼戻後において、極表層においても硬さがHv500程度しか出ず、従ってHv550となる有効硬化層深さがゼロmmとなった例である。試番31および試番32は、Di値が本発明範囲未満であったために、焼入性が不足し、浸炭焼入焼戻後において、有効硬化層深さが不十分であった例である。試番33は、Siの添加量が本発明範囲を越えたために、浸炭性が劣化し、有効硬化層が得られなかった例である。試番34はC量が本発明範囲を越えたため、変形抵抗が高くなった例である。
試番35はMnが本発明範囲を越えたため、変形抵抗が高くなった例である。試番36は、Pが本発明範囲を越えたため、割れが発生し、製造不能となった例である。試番37はSが本発明範囲を越えたため、熱間脆性のために割れが発生し、製造不能となった例である。試番38は、Crが本発明範囲を越えたために、浸炭性が劣化し、有効硬化層が得られなかった例である。試番39は、Alが本発明範囲を越えたために、浸炭性が劣化し、有効硬化層が得られなかった例である。試番40は、Nが本発明範囲を越えたため、割れが発生し、製造不能となった例である。
(実施例2)
次に、温間および熱間鍛造の実施例を説明する。表3に示す化学組成の鋼を溶製し、分塊圧延した鋼片を1150℃に加熱して熱間圧延し、930℃で仕上げ、50φの棒鋼を作製した。
Figure 2009108398
上記棒鋼から8mmφ×12mm長の大きさの円柱状試験片を切削・研作加工により作成し、表4に示す温度にて、歪速度10/秒で圧縮試験を行なった。相当歪0.5までのうちの最大の変形応力を調べた。
さらに、上記鋼材から、17.5mmφ×52.5mm長の大きさの円柱状試験片を切削・研作加工により作成し、ガス浸炭焼入、真空浸炭焼入あるいは、浸炭窒化焼入、さらには、これらの処理後に高周波加熱焼入焼戻を組み合わせた熱処理を行なった。ここで、ガス浸炭は、950℃、カーボンポテンシャル1.1%で176分、ついでカーボンポテンシャル0.8%で110分の条件で浸炭し、その後焼入し、160℃で焼戻を行なった。および、950℃、カーボンポテンシャル1.1%で234分、ついでカーボンポテンシャル0.8%で146分の条件の長時間の浸炭し、その後焼入し、160℃で焼戻を行なった水準も実施した。真空浸炭は、940℃で200分処理し、その後焼入し、160℃で焼戻を行なった。および940℃で265分処理し、その後焼入し、160℃で焼戻をする長時間の水準の真空浸炭も実施した。浸炭窒化は、940℃、カーボンポテンシャル0.8%の条件で浸炭し、次いで、同じ炉内で840℃に温度を下げて、NH 7%をプラスすることで窒化処理し、焼入した。高周波加熱は、900℃加熱後水冷した。焼戻は、すべて160℃で行なった。その後、試験片のC断面を切断、研磨し、マイクロビッカース硬度計により荷重200gで断面内における表層からのHv硬さ分布を測定し、有効硬化層深さを求めた。
以上の調査結果を表4に示す。また、表4には、鍛造温度におけるbcc分率(%)を示した。bcc分率は、Thermo−Calc Software社製の計算ソフト「Thermo−Calc」を使用し、表3に示す成分(%)および表4に示す鍛造する温度(℃)をインップットし、コンピューターにより計算した。
Figure 2009108398
試番41〜44に適用した鋼は、0.2%C量を含有し、Di値が60〜61であるJIS SCr420比較鋼である。これを高温域での鍛造で変形抵抗を下げた本発明鋼が、試番50〜95に適用した鋼である。800℃鍛造で比較したのが試番41と本発明鋼である試番55である。850℃鍛造で比較したのが試番42と本発明鋼である試番50〜54、56〜70、72、74〜77、80、81、83、85〜88、91、94、95である。900℃鍛造で比較したのが試番43と本発明鋼である試番71、73、78、82、84、90、92である。1200℃鍛造で比較したのが試番44と本発明鋼である試番89、93である。いずれも大幅に軟質化されている。試番41〜44は、各鍛造温度において、軟質なbcc相が少ないのに対して、本発明鋼は、固溶強化能の高い合金元素を低減したばかりでなく、種々の成分調整を行い、軟質なbcc相の比率を増しているために変形抵抗の低減を達成している。
これら本発明例のうち、Di値の低い鋼は、有効硬化層深さが、比較鋼である試番41〜44の85%程度であるが、いずれも有効硬化層深さ0.6mm以上ある。また、Di値が低くとも試番56のように浸炭窒化→高周波加熱焼入焼戻したもの、試番66のようにガス浸炭→高周波加熱焼入焼戻したもの、試番85、89、93のように長時間浸炭焼入焼戻した例は、0.88mm以上の有効硬化層深さである。
試番45に適用した鋼は、0.2%C量を含有し、Di値が93であるSAE8620比較鋼である。このDi値を維持しつつ軟質化する場合には、本発明例である試番60〜95に適用した鋼がふさわしい。もちろん、焼入部品が小さければ、試番50〜95に適用した鋼のいずれも用いることができる。
試番46に適用した鋼は、0.2%C量を含有し、Di値が95であるJIS SNCM220比較鋼である。このDi値を維持しつつ軟質化する場合には、本発明例である試番61〜95に適用した鋼がふさわしい。もちろん、焼入部品が小さければ、試番50〜95に適用した鋼のいずれも用いることができる。
一般に、大きな部品にはDi値の大きい鋼材が適用されるが、本発明鋼の場合も同様に、大きな部品には大きなDi値の本発明鋼を適用することができる。
また、鋼材の特性を決める要因はDi値ばかりでなく、例えば、靭性を上げるためにNiを添加する場合がある。この場合は、Di値を維持しつつ、本発明の成分範囲内でNiを添加すればよい。
試番47に適用した鋼は、0.2%C量を含有し、Di値が105であるDIN規格 20MnCr5比較鋼である。このDi値を維持しつつ軟質化する場合には、本発明例である試番66〜95に適用した鋼がふさわしい。もちろん、焼入部品が小さければ、試番50〜95に適用した鋼のいずれも用いることができる。
試番48は、0.2%C量を含有し、Di値が125であるJIS SCM420比較鋼である。このDi値を維持しつつ軟質化する場合には、本発明例である試番71〜95に適用した鋼がふさわしい。もちろん、焼入部品が小さければ、試番50〜95に適用した鋼のいずれも用いることができる。
試番49は、0.15%C量を含有し、Di値が191であるJIS SNCM815比較鋼である。このDi値を維持しつつ軟質化する場合には、本発明例である試番79〜95に適用した鋼がふさわしい。もちろん、焼入部品が小さければ、試番50〜95に適用した鋼のいずれも用いることができる。
試番96は、Di値が本発明範囲未満であったために、焼入性が不足し、浸炭焼入焼戻後において、極表層においても硬さがHV400程度しか出ず、従ってHV550となる硬化層深さがゼロmmとなった例である。試番97および試番98は、Di値が本発明範囲未満であったために、焼入性が不足し、浸炭焼入焼戻後において、極表層においても硬さがHV500程度しか出ず、従ってHV550となる有効硬化層深さがゼロmmとなった例である。試番99および試番100は、Di値が本発明範囲未満であったために、焼入性が不足し、浸炭焼入焼戻後において、有効硬化層深さが不十分であった例である。試番101は、Siの添加量が本発明範囲を越えたために、浸炭性が劣化し、有効硬化層が得られなかった例である。試番102はC量が本発明範囲を越えたため、変形抵抗が高くなった例である。
C量およびDi値と、室温および830℃での変形抵抗(SCr420との比較)および浸炭後の硬化層深さ(SCr420との比較)の良否との関係を示す図である。 浸炭焼入焼戻後における鋼材の表面からの硬さ分布を表す図である。 浸炭焼入焼戻後における鋼材の表面からの炭素濃度分布を表す図である。 浸炭焼入焼戻後におけるDi値と有効硬化層深さの関係を表す図である。 冷間乃至熱間における変形抵抗とDi値の関係を表す図である。

Claims (7)

  1. 質量%で、
    C:0.001〜0.07%未満、
    Si:3.0%以下、
    Mn:0.01〜4.0%、
    Cr:5.0%以下、
    P:0.2%以下、
    S:0.35%以下、
    Al:0.0001%〜2.0%、
    N:0.03%以下
    を含有し、さらに、
    Mo:1.5%以下(0%含む)、
    Ni:4.5%以下(0%含む)
    のうちから1種または2種を含有し、残部が鉄と不可避的不純物からなり、下記(1)式により求められるDi値が60以上であることを特徴とする鍛造性に優れた鍛造用鋼。
    Di=5.41×Di(Si)×Di(Mn)×Di(Cr)×Di(Mo)×Di(N
    i)×Di(Al)・・・(1)
    ここで、
    Di(Si)=0.7×[%Si]+1
    Mn≦1.2%の場合、Di(Mn)=3.335×[%Mn]+1
    1.2%<Mnの場合、Di(Mn)=5.1×[%Mn]−1.12
    Ni≦1.5%の場合、Di(Ni)=0.3633×[%Ni]+1
    1.5%<Ni≦1.7の場合、Di(Ni)=0.442×[%Ni]+0.8884
    1.7%<Ni≦1.8の場合、Di(Ni)=0.4×[%Ni]+0.96
    1.8%<Ni≦1.9の場合、Di(Ni)=0.7×[%Ni]+0.42
    1.9%<Niの場合、Di(Ni)=0.2867×[%Ni]+1.2055
    Di(Cr)=2.16×[%Cr]+1
    Di(Mo)=3×[%Mo]+1
    Al≦0.05%の場合、Di(Al)=1
    0.05%<Alの場合、Di(Al)=4×[%Al]+1
    であって、式中[ ]は、該元素の含有量(質量%)を意味する。
  2. さらに、質量%で、
    Cu:0.6%〜2.0%
    を含有し、前記(1)式に代えて、下記(2)式により求められるDi値が60以上であることを特徴とする請求項1記載の鍛造性に優れた鍛造用鋼。
    Di=5.41×Di(Si)×Di(Mn)×Di(Cr)×Di(Mo)×Di(N
    i)×Di(Al)×Di(Cu)・・・(2)
    ここで、
    Di(Si)、Di(Mn)、Di(Cr)、Di(Mo)、Di(Ni)、およびDi(Al)、の定義は、前記(1)式と同じであり、
    Di(Cu)の定義は、
    Cu≦1%の場合、Di(Cu)=1
    1%<Cuの場合、Di(Cu)=0.36248×[%Cu]+1.0016
    であって、式中[ ]は、該元素の含有量(質量%)を意味する。
  3. さらに、質量%で、
    B:下記(7)式で求められるBLの値以上、0.008%以下、
    Ti:0.15%以下(0%含む)
    を含有し、前記(1)式に代えて、下記(3)式により求められるDi値が60以上であ
    ることを特徴とする請求項1記載の鍛造性に優れた鍛造用鋼。
    Di=5.41×Di(Si)×Di(Mn)×Di(Cr)×Di(Mo)×Di(
    Ni)×Di(Al)×1.976・・・(3)
    ここで、
    Di(Si)、Di(Mn)、Di(Cr)、Di(Mo)、Di(Ni)、およびDi(Al)の定義は、前記(1)式と同じである。
    BL=0.0004+10.8/14×([%N]−14/47.9×[%Ti])・・(7)
    但し、([%N]−14/47.9×[%Ti])<0のときは、([%N]−14/47.9×
    [%Ti])=0とする。ここで、式中[ ]は、該元素の含有量(質量%)を意味する。
  4. さらに、質量%で、
    B:下記(7)式で求められるBLの値以上、0.008%以下、
    Ti:0.15%以下(0%含む)
    を含有し、前記(2)式に代えて、下記(4)式により求められるDi値が60以上であ
    ることを特徴とする請求項2記載の鍛造性に優れた鍛造用鋼。
    Di=5.41×Di(Si)×Di(Mn)×Di(Cr)×Di(Mo))×Di(
    Ni)×Di(Al)×Di(Cu)×1.976・・・(4)
    ここで、
    Di(Si)、Di(Mn)、Di(Cr)、Di(Mo)、Di(Ni)、Di(Al)、およびDi(Cu)の定義は、前記(2)式と同じである。
    BL=0.0004+10.8/14×([%N]−14/47.9×[%Ti])・・(7)
    但し、([%N]−14/47.9×[%Ti])<0のときは、([%N]−14/47.9×
    [%Ti])=0とする。ここで、式中[ ]は、該元素の含有量(質量%)を意味する。
  5. さらに、質量%で、
    Ti:0.005〜0.15%
    を含有することを特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載の鍛造性に優れた鍛造用鋼。
  6. さらに、質量%で、
    Nb:0.005〜0.1%、
    V:0.01〜0.5%
    のうちから1種または2種を含有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の鍛造性に優れた鍛造用鋼。
  7. さらに、質量%で、
    Mg:0.0002〜0.003%、
    Te:0.0002〜0.003%、
    Ca:0.0003〜0.003%、
    Zr:0.0003〜0.005%、
    REM:0.0003〜0.005%
    のうちから1種または2種以上を含有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の鍛造性に優れた鍛造用鋼。
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