JP2009291313A - 画像表示装置、プログラム及び画像表示システム - Google Patents

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Abstract

【課題】周期的に運動する部位について正確な施術位置を容易に把握できるようにすること。
【解決手段】画像データ記憶部11は、連続的に収集された、周期的に運動する部位を含む領域に関する複数の透過画像を記憶する。表示画像抽出部12は、上記複数の透過画像から周期内での位相が略同一の複数の画像を抽出する。表示制御部14は、表示画像抽出部12で抽出された複数の画像を収集時の時間間隔に応じて切り替えてモニタ16に表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、X線診断装置などにより連続的に収集された周期的に運動する部位に関する複数の透過画像を表示する画像表示装置、プログラム及び画像表示システムに関する。
心臓冠状動脈インターベンションでは、医師は、事前の血管造影検査などで得られた対象部位の静止画像(以下、参照画像と称する。)を参照しながら、リアルタイムで得られる透視画像によりガイドワイヤの位置を確認して操作を行う。しかし、透視画像上のガイドワイヤは、心拍により動いて表示されるため、ガイドワイヤと参照画像上での血管との位置関係を把握しづらいという問題がある。
なお、本願に関連する公知文献としては、例えば次のようなものがある。
特開平4−20333号公報 特開平2−99040号公報
上述したように、心臓などの周期的に運動する部位に対してデバイスの操作を行う際に、リアルタイムで表示される透視画像上では心拍などによってデバイスが動いて表示されるため、デバイスの正確な位置などを把握しづらいという問題がある。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたもので、周期的に運動する部位について正確な施術位置を容易に把握できるようにする画像表示装置、プログラム及び画像表示システムを提供することを目的としている。
本発明は、上記目的を達成するため、次のような手段を講じている。
本発明の第1の態様は、連続的に収集された、周期的に運動する部位を含む領域に関する複数の透過画像を記憶する記憶部と、前記複数の透過画像から前記周期内での位相が略同一の複数の画像を抽出する抽出部と、前記抽出された複数の画像を収集時の時間間隔に応じて切り替えて表示する表示部とを具備する画像表示装置を提供する。
また、本発明の第2の態様は、コンピュータに、連続的に収集された、周期的に運動する部位を含む領域に関する複数の透過画像を記憶する処理と、前記複数の透過画像から前記周期内での位相が略同一の複数の画像を抽出する処理と、前記抽出された複数の画像を収集時の時間間隔に応じて切り替えて表示する処理とを実行させるための画像表示プログラムを提供する。
また、本発明の第3の態様は、周期的に運動する部位を含む領域に関する複数の透過画像を連続的に収集する収集部と、前記部位の運動周期を検知する検知部と、前記複数の透過画像から前記運動周期内での位相が略同一の複数の画像を抽出する抽出部と、前記抽出された複数の画像を収集時の時間間隔に応じて切り替えて表示する表示部とを具備する画像表示システムを提供する。
以上本発明によれば、周期的に運動する部位について正確な施術位置を容易に把握できるようにする画像表示装置、プログラム及び画像表示システムを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について、本発明に係る画像表示装置がX線診断装置に適用された場合を例に挙げて、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、X線診断装置は、Cアーム装置5を有する。Cアーム装置5は、Cアーム16と、Cアーム16を直交3軸に関して回転自在に支持する床置き又は天井吊り支持機構と、回転駆動源とを有する。Cアーム16の一端にはX線管1が取り付けられる。X線制御部4は、システム制御部9の制御に従って、X線管1からX線を発生するために、X線管1の電極間に管電圧を印加し、またX線管1の陰極フィラメントに加熱電流を供給する。Cアーム16の他端にはX線検出器2が取り付けられる。X線管1とX線検出器2とは寝台3上の被検体Pを挟んで対向する。X線検出器2は、例えばイメージインテンシファイアとTVカメラとの組み合わせから構成される。または、X線検出器2は、マトリクス状に配列された半導体検出素子を有するフラットパネルディテクタ(FPD:平面型X線検出器)で構成される。Cアーム移動制御部6は、システム制御部9の制御に従って、Cアーム16を回転するためにその駆動源に電力を供給する。また寝台移動機構7は、システム制御部9の制御に従って、寝台3を移動するためにその駆動源に電力を供給する。
本X線診断装置では、被検体Pを計測して心電図を発生するために心電計10が装備される。画像データ記憶部11は、X線検出器2で発生された複数の透過画像に関するデータを、心電図からシステム制御部9により取得される心位相のデータを関連付けて記憶する。なお、心位相とは、心電図のR波から次のR波までの期間内の各時点を規定する尺度として定義され、典型的には、R波から次のR波までの期間を100%に規格化し、当該期間内の各時点をパーセントの単位で表記する。
複数の投影画像は、動画を構成し、例えば20フレーム/秒、つまり1秒あたり20枚を撮影する速度で、複数の心拍周期、好ましくは少なくとも3心拍周期にわたって継続的に撮影される。複数の投影画像の撮影と並行して心電図が計測され、システム制御部9で特定された心位相(%)のデータとともに複数の投影画像のデータが、画像データ記憶部11に記憶される。また、画像データ記憶部11には、事前の血管造影検査などで得られた対象部位の静止画像が記憶される。この記憶された血管造影画像は、医師が施術の際に血管位置等を確認するために参照する参照画像として用いられる。
操作部8は、ユーザからの各種指令をシステム制御部9に伝達するために設けられ、キーボード、マウス等の各種入力デバイスを有する。モニタ15およびモニタ16は、CRT(cathode-ray tube)や液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)等で構成される。例えば、モニタ15には、リアルタイムに収集される透視画像が動画表示され、モニタ16には、血管造影画像等の対象部位が鮮明に表された参照画像が表示され、施術中に医師が対象部位を観察できるように両モニタが並んで配置される。
例えば、心臓冠状動脈インターベンションでは、医師は、モニタ15およびモニタ16により、リアルタイムで収集される透視画像と参照画像とを観察しながら、ガイドワイヤの位置を確認して操作を行う。しかしながら、透視画像上のガイドワイヤは、心拍により動いて表示されるため、ガイドワイヤと参照画像上での血管との位置関係を把握しづらいという問題があった。
そこで、本実施形態では、心拍の影響を受けずに血管とガイドワイヤとの位置関係を容易に把握できるような表示を実現するために、表示画像抽出部12、画像処理部13、および表示制御部14を設ける。表示画像抽出部12は、連続的に収集された複数の透過画像から周期内での位相が略同一の複数の画像を抽出する。表示制御部14は、上記抽出された複数の画像を収集時の時間間隔に応じて(通常速度、倍速などで)切り替えてモニタ16に表示する。また、画像処理部13は、必要に応じて、表示画像抽出部12で抽出された画像に対して特有の画像処理を行う。
以下、本実施形態により実現される画像表示について、表示画像抽出部12、画像処理部13、および表示制御部14の具体的な処理内容を各実施例にしたがって説明する。
(実施例1)
実施例1は、心電図信号をもとに参照画像と同位相の画像を1心拍(1周期)毎に1画像(1フレーム)を抽出して、リアルタイムで収集される透視画像と時刻同期させて、参照画像に重ね合わせて1周期に1回切り替えて表示するものである。
図2は、実施例1における画像表示処理の手順を示した図である。
操作部8においてオペレータにより透視のX線発生操作が行われると、システム制御部9は、表示制御部14に透視画像のリアルタイム表示を指示する。この指示を受けて、表示制御部14は、X線検出器2により発生された透視画像のデータを用いて、モニタ15にリアルタイムの透視画像を表示する。
また、システム制御部9は、操作部8においてオペレータにより行われる血管造影画像の中からの参照画像の選択を受け付ける(ステップS201)。表示画像抽出部12は、心電図信号をもとに、上記選択された参照画像と同位相の画像を1周期に1画像抽出する(ステップS202)。表示制御部14は、表示画像抽出部12で抽出された画像を収集時の時間間隔に従って1周期に1回切り替えて、モニタ16上に参照画像に重ね合わせて表示する(ステップS203)。
すなわち、モニタ16には、モニタ15にリアルタイム表示される透視画像と時刻同期して、参照画像に重ね合わせて参照画像と同位相の透視画像が1周期に1回更新して表示される。このようにすることで、周期的な動きの影響が少なくなり、参照画像上でデバイスと血管との位置関係を容易に把握できるようになる。
(実施例1の変形例1)
上記実施例1では、オペレータにより選択された1枚の血管造影画像を参照画像としこの画像に重ね合わせて表示したが、図3に示すように、参照画像と同位相の画像を抽出して最小値トレースした画像に重ね合わせて表示することもできる。この場合、画像データ記憶部11には数心拍分の血管造影画像を予め記憶しておく。
具体的には、図4に示すように、ステップS201とステップS202の間に、後述のステップS401〜S403の処理を追加する。操作部8で参照画像が選択されると、最小値トレース処理を行うか否かをオペレータに選択させる(ステップS401)。最小値トレース処理を行うと選択されると、選択された参照画像と同位相の画像を少なくとも1枚抽出し(ステップS402)、これらの画像を用いて最小値トレース画像を作成する(ステップS403)。表示制御部14は、作成された最小値トレース画像に重ね合わせて、表示画像抽出部12で抽出された画像を収集時の時間間隔に従って1周期に1回切り替えて表示する。これは、例えば、Slow Flowがあったり、側副血行路があったり、対側造影の際に、最適なフレームが選択できない場合に効果がある。
(実施例1の変形例2)
上記実施例1では、表示画像抽出部12で抽出された画像を参照画像に通常の重ね合わせた処理で表示したが、図5に示すように、表示画像抽出部12で抽出された画像と参照画像とを差分処理した画像を表示することもできる。
例えば、図6に示すように、図2のステップS203の代わりに以下のように処理する。差分処理設定がオンの場合は(ステップS601:オン)、画像処理部13において、表示画像抽出部12により周期毎に抽出された画像と参照画像とを差分処理し、表示制御部14は、この差分処理された画像をモニタ16に表示するようにする(ステップS602)。なお、差分処理設定がオフの場合は(ステップS601:オフ)、表示制御部14は、上記実施例1と同様に通常の重ね合わせ処理した画像をモニタ16に表示する(ステップS603)。このようにすることで、ガイドワイヤと血管との位置関係をさらに明確に表示できる場合がある。
(実施例1の変形例3)
また、上記実施例1では、動きは心拍のみとしているが、実際には呼吸や体動による動きも含まれることが多い。このような影響を少なくするために、図7に示すように、抽出された透視画像と参照画像との重ね合わせ処理の際に動き補正を行ってもよい。
図8に、この変形例3の処理手順を示す。図8では、図2のステップS203の代わりに以下のように処理する。動き補正処理を行う設定がオンの場合は(ステップS801:オン)、画像処理部13において、表示画像抽出部12により周期毎に抽出された画像と参照画像との間の動き補正をした後に(ステップS802)、表示制御部14は、両画像とを重ね合わせてモニタ16に表示する(ステップS803)。なお、動き補正には、例えば、横隔膜やガイドカテーテルを基準に用いる。また、動き補正の設定がオフの場合は(ステップS801:オフ)、表示制御部14は、上記実施例1と同様に通常の重ね合わせ処理した画像をモニタ16に表示する(ステップS804)。このようにすることで、抽出された透視画像と参照画像とが正確に重ね合せて表示されるため、ガイドワイヤ等のデバイスと血管との位置関係をさらに正確に把握できるようになる。
(実施例2)
心臓環状動脈インターベンションでは、透視下でステントを留置する操作を行うことがある。この際にも、透視画像上のステントは、心拍によって動くので位置を把握しづらいという問題がある。そこで、実施例2は、図9に示すように、周期毎に位相が略同一の画像を1枚抽出し、さらに抽出した画像の一部領域を切り出して、リアルタイムで収集される透視画像と時刻同期させて表示する。さらに、切り出した一部領域の画像に対して、特有の画像処理を施して表示する。特有の処理とは、例えば、背景差分、ヒストグラム伸張、ハイパスフィルタ(High Pass Filter)、WW/WL、拡大/縮小、最小値/最大値トレースなどである。
図10は、実施例2における画像表示処理の手順を示す図である。なお、装置構成は、上記図1と同一であるため、図1を用いて説明を行う。
操作部8においてオペレータにより透視のX線発生操作が行われると、システム制御部9は、表示制御部14に透視画像のリアルタイム表示を指示する。この指示を受けて、表示制御部14は、X線検出器2を介して収集された透視画像のデータを用いて、モニタ15にリアルタイムの透視画像を表示する。
また、システム制御部9は、操作部8において表示対象の位相および一部領域の指定を受け付ける(ステップS1001)。表示画像抽出部12は、心電図信号をもとに、上記指定された位相の画像を1周期に1画像抽出し(ステップS1002)、抽出された画像から指定された一部領域を切り出して画像処理部13に供給する(ステップS1003)。画像処理部13は、供給された一部領域の画像に対して所定の特有の画像処理を行う(ステップS1004)。表示制御部14は、モニタ16に、画像処理後の画像を収集時の時間間隔に従って1周期に1回切り替えて表示する(ステップS1005)。
このようにすることで、モニタ16には、モニタ15にリアルタイム表示される透視画像と時刻同期して、透視画像の一部領域が拡大等された画像が1周期に1回更新して表示される。これにより、心拍による動きの影響をほとんど受けずにステントの現在位置を表示することが可能となり、一部領域画像にはステントがほぼ止まって見えるようになる。
また、通常収集される透視画像は、観察したい部分より広い面積をカバーしている。このため、この透視画像を黒過ぎず、白過ぎずに最適に表示するためには、広い濃度値がすべて適切に表示されるように輝度調整する必要がある。よって観察したい部分の濃度値が見やすい濃度値となっているとは限らない。一方、観察したい部分のみを切り出した場合は、画像全体と比べて狭い濃度値範囲に分布するため、その範囲のみに適した輝度調整をすることにより、観察したい部分をより見やすく表示することが可能となる。つまり、一部領域に特化した画像処理をすることにより、画像全体を最適化した画像よりも見やすい画像ができる。
なお、上記実施例2では、画像の一部領域の切り出し方法は、操作部8からオペレータが指定することとしたが、次のように構成することもできる。例えば、動きのある領域を画像から自動検出し、検出された領域を候補領域としてオペレータに提示して、選択された候補領域を切り出し対象の領域とする。また、切り出し対象の領域のサイズ及び位置をプリセットするようにしてもよい。
また、上記実施例2では、抽出された一部領域の画像についてのみ画像処理部13で特有の画像処理を行ったが、図11Aのようにリアルタイムで表示される透視画像と抽出された一部領域の画像について異なる処理をして表示することもできる。また、図11Bに示すように、元のリアルタイム透視画像に共通の処理Aを行い、さらに抽出された画像にのみ処理Bを行うようにしてもよい。
また、画像処理部13で行う特有の画像処理の例を図12に示す。図12Aは、背景差分の処理手順を示したもので、過去画像をもとに背景差分した画像を表示する。図12Bは、ヒストグラム伸張の処理手順を示したもので、濃度値の幅を伸張する処理である。図12Cは、ハイパスフィルタ(High Pass Filter)の処理手順を示したもので、基準以上の高周波成分のみを抽出することができる。図12Dは、ウィンドウレベル最適化の処理手順を示したものである。また、周期運動の検知は、心電図信号に基づいて行うようにしたが、元のリアルタイム透視画像から周期性を検知するようにしてもよい。
(実施例3)
実施例3は、収集された透視画像から周期毎に位相が略同一の画像を抽出し、抽出された画像を上記透視画像と時刻同期させて表示するものである。なお、装置構成は、上記図1と同一であるため、図1を用いて説明を行う。
図13は、実施例3の画像表示処理を示す図である。操作部8においてオペレータにより透視のX線発生操作が行われると、システム制御部9は、表示制御部14に透視画像のリアルタイム表示を指示する。この指示を受けて、表示制御部14は、X線検出器2X線検出器2を介して収集された透視画像のデータを用いて、モニタ15にリアルタイムの透視画像を表示する。
また、システム制御部9は、操作部8において表示する位相の指定を受け付けると、システム制御部9は、指定された位相を表示画像抽出部12に通知する。この通知を受けて、表示画像抽出部12は、心電図信号をもとに、上記指定された位相(例えば、75%の位相:RR75)の画像を1周期に1画像抽出する。表示制御部14は、モニタ16に、画像処理後の画像を収集時の時間間隔に従って1周期に1回切り替えて表示する。
このようにすることで、モニタ16には、モニタ15にリアルタイム表示される透視画像と時刻同期して、位相75%の画像が1周期に1回更新して表示される。例えば、図13に示したように、モニタ15にリアルタイムの透視画像7が表示される時刻に、モニタ16に抽出された画像7が表示される。また、図14に示すように、抽出される画像の位相は、所定範囲内であればよい。例えば、RR75と指定された場合でも、表示画像抽出部12は、RR65からRR85までの間で画像を抽出すればよい。
また、リアルタイムの透視画像と抽出された1心拍1枚の画像との同期表示についてのバリエーションを図15に示す。図15Aは、本実施例3のように、別々のモニタに表示して時刻同期をさせたものである。この場合、表示制御部14は、2つのモニタで同期表示させるための制御機能を有する。図15Bは、1つのモニタに複数のウィンドウを表示してリアルタイムの透視画像と抽出された1心拍1枚の画像とを時刻同期させて表示させたものである。また、図15Cでは、図15Bのように、1つのモニタに複数のウィンドウを表示してリアルタイムの透視画像と抽出された1心拍1枚の画像とを時刻同期させ、さらに、X線被爆の低減のために、抽出された1心拍1枚の画像の表示領域には自動的にX線遮蔽装置を挿入するようにする。また、抽出された1心拍1枚の画像の一部領域を拡大表示したり、一部領域をリアルタイムの透視画像上に枠で表示することもできる。
また、操作部8における位相を指定するためのインタフェースの一例を図16に示す。図16Aは、オペレータがバーを左右に動かすことによって位相を指定するものである。図16Bは、オペレータがキーボード等により数値を入力するものである。図16Cは、オペレータが一部領域を選択した際に用いた画像の心位相を用いるものである。なお、位相は、上記述べたように心電図のRR間隔内の割合「%」で指定する手法のほか、R波からの絶対時間「秒」で指定する手法を用いることができる。
また、図17に、画像処理部13で行われる特有の処理のバリエーションを示す。必要に応じて、表示画像抽出部12で抽出された1心拍1枚の画像に対して、図17に示すような処理を画像処理部13により行うことができる。
図17Aは、抽出された1心拍1枚の画像に対して動き補正を行うものである。図17Bは、抽出された1心拍1枚の画像に対して心拍間加算処理を行うものである。また、類似度を検出して類似度が基準より高い場合にのみ加算平均するようにしてもよい。図17Cは、指定された位相の近傍フレームと前回の表示画像との間の類似度を計算して最も類似度が高い画像を表示するようにしたものである。図17Dは、心拍間リカーシブ加算であり、抽出された1心拍1枚の画像に対して重み付きの加算平均を行うものである。図17Eは、上記図17Aに示した動き補正に類似度検索機能付き心拍間加算平均を加えたものである。図17Fは、上記図17Aに示した動き補正に類似度機能付き近傍画像加算平均を加えたものである。
さらに、上記実施例1乃至3を任意に組み合わせて実施することもできる。例えば、図18に示すように、オペレータから参照画像の選択と共に表示対象の一部領域の指定を受け付ける。また、リアルタイムで収集される透視画像から上記選択された参照画像と同位相の画像の一部領域を1周期毎に抽出する。そして、上記参照画像の一部領域と上記抽出された参照画像と同位相の画像の一部領域とを重ね合わせ、必要に応じて特有の処理を施して、リアルタイムで収集される透視画像と共に時刻同期して表示させる。
図19にこの場合の処理手順を示す。なお、装置構成は、上記図1と同一であるため、図1を用いて説明を行う。
操作部8においてオペレータにより透視のX線発生操作が行われると、システム制御部9は、表示制御部14に透視画像のリアルタイム表示を指示する。この指示を受けて、表示制御部14は、X線検出器2を介して収集された透視画像のデータを用いて、モニタ15にリアルタイムの透視画像を表示する。
また、システム制御部9は、操作部8において血管造影画像の中からの参照画像の選択と、表示対象の一部領域の指定を受け付け、選択された参照画像から一部領域を抽出する(ステップS1901)。また、表示画像抽出部12は、心電図信号をもとに、リアルタイムで収集される透視画像から上記選択された参照画像と同位相の画像の一部領域を1周期毎に抽出する(ステップS1902)。画像処理部13は、参照画像から抽出された一部領域と、上記抽出された参照画像と同位相の画像の一部領域とを重ね合わせ、特有の処理を行う(ステップS1903)。表示制御部14は、この処理後の画像を収集時の時間間隔に従って1周期に1回切り替えてモニタ16に表示することで、リアルタイムで収集される透視画像と共に時刻同期して表示させる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。具体的な変形例としては、例えば次のようなものがある。
(1)本実施形態に係る各機能は、当該処理を実行するプログラムをワークステーション等のコンピュータにインストールし、これらをメモリ上で展開することによっても実現することができる。このとき、コンピュータに当該手法を実行させることのできるプログラムは、磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの記録媒体に格納して頒布することも可能である。
(2)上記各実施形態においては、上記実施形態は、心臓のX線画像を説明に用いたが、X線画像に限らず、MRI画像、超音波画像など他の医用画像にも適用できる。また、心電図信号は必ずしも必須ではなく、心位相に代えて他の周期的な生体運動(例えば呼吸運動)の位相を用いることもできる。
(3)上記実施形態では、画像送信装置は、X線診断装置と一体化した構成として説明したが、画像データ記憶部11、表示画像抽出部12、画像処理部13及び表示制御部14を備えた画像表示装置として、別個に独立した構成とすることもできる。
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明に係る画像表示装置を備えたX線診断装置の一実施形態を示す図。 実施例1における画像表示処理の手順を示す流れ図。 実施例1の変形例1の画像表示処理を示す図。 図3の処理手順を示す流れ図。 実施例1の変形例2の画像表示処理を示す図。 図5の処理手順を示す流れ図。 実施例1の変形例3の画像表示処理を示す図。 図7の処理手順を示す流れ図。 実施例2の画像表示処理を示す図。 図9の処理手順を示す流れ図。 実施例2における特有の画像処理の手順の一例を示す図。 実施例2における特有の画像処理の手順の一例を示す図。 実施例2における特有の画像処理の一例を示す図。 実施例2における特有の画像処理の一例を示す図。 実施例2における特有の画像処理の一例を示す図。 実施例2における特有の画像処理の一例を示す図。 実施例3の画像表示処理を示す図。 実施例3の画像表示処理の他の例を示す図。 表示制御部により表示される画像表示例を示す図。 表示制御部により表示される画像表示例を示す図。 表示制御部により表示される画像表示例を示す図。 心位相を指定するためのインタフェースの一例を示す図。 心位相を指定するためのインタフェースの一例を示す図。 心位相を指定するためのインタフェースの一例を示す図。 画像処理部の特有の処理を例示する図。 画像処理部の特有の処理を例示する図。 画像処理部の特有の処理を例示する図。 画像処理部の特有の処理を例示する図。 画像処理部の特有の処理を例示する図。 画像処理部の特有の処理を例示する図。 本実施形態における他の変形例を示す図。 図18の処理手順を示す流れ図。
符号の説明
1…X線管、2…X線検出器、3…寝台、4…X線制御部、5…Cアーム装置、6…Cアーム移動機構、7…寝台移動機構、8…操作部、9…システム制御部、10…心電計、11…画像データ記憶部、12…表示画像抽出部、13…画像処理部、14…表示制御部、15、16…モニタ。

Claims (7)

  1. 連続的に収集された、周期的に運動する部位を含む領域に関する複数の透過画像を記憶する記憶部と、
    前記複数の透過画像から前記周期内での位相が略同一の複数の画像を抽出する抽出部と、
    前記抽出された複数の画像を収集時の時間間隔に応じて切り替えて表示する表示部と
    を具備することを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記表示部は、予め収集された前記位相の前記領域に関する静止画像と、前記抽出された複数の画像とを重畳して表示することをさらに特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  3. 前記表示部は、前記複数の透過画像と、前記抽出された複数の画像とを収集時刻に応じて同期させて表示することを特徴とする請求項1記載の画像表示装置。
  4. 前記表示部は、前記抽出された複数の画像の一部領域を表示することをさらに特徴とする請求項1乃至3記載の画像表示装置。
  5. 前記抽出された複数の画像のそれぞれに対して特有の画像処理を行う処理部をさらに具備することを特徴とする請求項1乃至4記載の画像表示装置。
  6. コンピュータに、
    連続的に収集された、周期的に運動する部位を含む領域に関する複数の透過画像を記憶する処理と、
    前記複数の透過画像から前記周期内での位相が略同一の複数の画像を抽出する処理と、
    前記抽出された複数の画像を収集時の時間間隔に応じて切り替えて表示する処理と
    を実行させることを特徴とする画像表示プログラム。
  7. 周期的に運動する部位を含む領域に関する複数の透過画像を連続的に収集する収集部と、
    前記部位の運動周期を検知する検知部と、
    前記複数の透過画像から前記運動周期内での位相が略同一の複数の画像を抽出する抽出部と、
    前記抽出された複数の画像を収集時の時間間隔に応じて切り替えて表示する表示部と
    を具備することを特徴とする画像表示システム。
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