JP2009297635A - 竪型ローラミル - Google Patents

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Abstract

【課題】
竪型ローラミルに於いて、供給した塊状の石炭の飛跳ねを抑制し、粉砕効率の向上、更には送風動力の軽減を図る。
【解決手段】
分級室を形成するハウジング3と、該ハウジングの下部に周囲に吹出し口11を形成する様収納され、回転駆動される粉砕テーブル6と、該粉砕テーブルに加圧ローラ16を押圧し、前記粉砕テーブル上の石炭を粉砕する複数のローラ加圧装置12と、塊状石炭を前記粉砕テーブルに供給する給炭管23と、前記粉砕テーブルの下方に1次空気を供給する1次空気供給口8を具備し、前記粉砕テーブルで飛跳ねた塊状石炭を弾返す飛跳防止部材18を前記ローラ加圧装置の間に配置した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、石炭焚きボイラへ供給する石炭を粉砕する竪型ローラミルに関するものである。
石炭を燃料とする石炭焚きボイラでは、塊状の石炭を竪型ローラミルにより粉砕して微粉炭とし、微粉炭を1次空気と共に燃焼装置であるバーナに供給している。
竪型ローラミルは、所定の回転数で回転する粉砕テーブルと、該粉砕テーブルに押圧される加圧ローラとを有し、前記粉砕テーブルには給炭管から塊状の石炭が落下され、供給される。供給された塊状の石炭は、前記粉砕テーブルの回転遠心力によって外周へと移動する。
石炭が前記粉砕テーブルの外周に移動する過程で、加圧ローラと前記粉砕テーブルの間に噛込まれて粉砕される。粉砕された微粉炭は前記粉砕テーブル周囲の1次空気吹出し口より、吹上がる1次空気によって上昇し、1次空気と共にバーナに供給される。
ところが、供給された塊状の石炭の一部は、前記粉砕テーブルに落下した勢いで跳ね、該粉砕テーブルの外に飛出してしまう。飛出した塊状の石炭は、1次空気に吹上げられ、前記粉砕テーブルに戻され、前記加圧ローラにより圧砕されるが、1次空気のエネルギの一部が飛出した塊状の石炭の吹上げに消費されてしまい、圧損を生じる。
この為、空気の送風動力に無駄が生じ、更に、供給した塊状の石炭の全てが直ちに粉砕されないので、粉砕効率も低下するという問題があった。
特開平3−86255号公報
特開2000−317326号公報
本発明は斯かる実情に鑑み、竪型ローラミルに於いて、供給した塊状の石炭の飛跳ねを抑制し、粉砕効率の向上、更には送風動力の軽減を図るものである。
本発明は、分級室を形成するハウジングと、該ハウジングの下部に周囲に吹出し口を形成する様収納され、回転駆動される粉砕テーブルと、該粉砕テーブルに加圧ローラを押圧し、前記粉砕テーブル上の石炭を粉砕する複数のローラ加圧装置と、塊状石炭を前記粉砕テーブルに供給する給炭管と、前記粉砕テーブルの下方に1次空気を供給する1次空気供給口を具備し、前記粉砕テーブルで飛跳ねた塊状石炭を弾返す飛跳防止部材を前記ローラ加圧装置の間に配置した竪型ローラミルに係るものである。
又本発明は、前記飛跳防止部材の下端は、前記吹出し口よりも内側に位置する竪型ローラミルに係り、更に又前記飛跳防止部材の上端が、中心に倒れる様に傾斜して設置された竪型ローラミルに係るものである。
本発明によれば、分級室を形成するハウジングと、該ハウジングの下部に周囲に吹出し口を形成する様収納され、回転駆動される粉砕テーブルと、該粉砕テーブルに加圧ローラを押圧し、前記粉砕テーブル上の石炭を粉砕する複数のローラ加圧装置と、塊状石炭を前記粉砕テーブルに供給する給炭管と、前記粉砕テーブルの下方に1次空気を供給する1次空気供給口を具備し、前記粉砕テーブルで飛跳ねた塊状石炭を弾返す飛跳防止部材を前記ローラ加圧装置の間に配置したので、前記粉砕テーブル上に落ちた塊状の石炭が、前記加圧ローラに噛込まれないまま前記粉砕テーブルを跳越えることを防ぎ、塊状の石炭の噛込みの遅れの抑止を図り、粉砕効率を高めることができると共に、圧損による送風動力の増大を防止し、省エネルギ化を図る。
又本発明によれば、前記飛跳防止部材の下端は、前記吹出し口よりも内側に位置するので、前記飛跳防止部材が1次空気の送風を妨げることがない。
更に又本発明によれば、前記飛跳防止部材の上端が、中心に倒れる様に傾斜して設置されたので、弾いた塊状の石炭を前記粉砕テーブル上に落とし、又高濃度で存在する微粉炭が飛跳防止部材上に堆積するのを防ぐという優れた効果を発揮する。
以下、図面を参照しつつ本発明を実施する為の最良の形態を説明する。
図1、図2は本発明が実施される竪型ローラミル1の一例を示す概略図である。
中空構造又は脚構造の基台2に筒状のハウジング3が立設され、該ハウジング3の上側に給炭機4が設けられている。
前記基台2にはテーブル駆動装置5が収納され、該テーブル駆動装置5によって粉砕テーブル6が定速又は可変速で回転される様になっている。該粉砕テーブル6は前記ハウジング3の下部に収納されており、前記基台2の上端と前記ハウジング3の下端とは仕切られ、前記粉砕テーブル6の周囲には1次空気室7が形成され、前記ハウジング3内部の前記粉砕テーブル6より上方は、分級室9となっている。
前記ハウジング3の下部には、1次空気供給口8が取付けられ、該1次空気供給口8は前記1次空気室7に連通している。前記粉砕テーブル6の周囲にはエアポート11が形成され、該エアポート11は前記1次空気供給口8と前記分級室9とを連通し、1次空気の吹出し口として機能する。
前記ハウジング3の下部には、放射状の貫通する複数、例えば3組のローラ加圧装置12が設けられ、該ローラ加圧装置12は120°間隔で設けられ、主に液圧シリンダである加圧シリンダ13、水平軸14を中心に上下方向に回転可能な加圧ローラユニット15から構成され、更に該加圧ローラユニット15は回転自在な加圧ローラ16を具備している。前記加圧ローラユニット15の下面には前記エアポート11と対峙した位置にコールシールド(石炭衝突板)19が設けられ、該コールシールド19は、中心に向かうほど水平面から離反する様な傾斜面となっており、前記エアポート11を通過する1次空気と共に吹上げられる石炭が衝突し、前記加圧ローラユニット15への石炭衝突を防止し、摩耗を防止する。
前記粉砕テーブル6の上面にはリング上の凹部を形成するテーブルセグメント17が設けられ、前記加圧ローラ16は前記加圧シリンダ13によって前記テーブルセグメント17の凹部に押圧される。
前記ハウジング3の内壁の所要位置、図示では円周を3等分した位置(前記ローラ加圧装置12,12の中間位置)に飛跳防止板18が設けられる。該飛跳防止板18は、前記ハウジング3の内壁に取付けられた支持板21によって支持される。前記飛跳防止板18は、前記加圧ローラ16,16との間隔を略塞ぐ水平方向の長さを有する矩形形状の板であり、上端が中心側に倒れる様に傾斜し、傾斜角度は前記飛跳防止板18に衝突した塊状の石炭が、効果的に前記テーブルセグメント17に落下する様になっている。尚、塊状の石炭を前記テーブルセグメント17に弾返せばよいので、傾斜せず垂直であってもよい。
又前記飛跳防止板18の下端は、少なくとも前記エアポート11よりも中心側に位置し、前記粉砕テーブル6上面との間に隙間を有している。
前記給炭機4は、出炭部ハウジング22及び該出炭部ハウジング22を貫通して前記ハウジング3の内部に延出するパイプ状の給炭管23に接続されている。
前記出炭部ハウジング22の下端は開放され、前記分級室9に連通している。又、前記出炭部ハウジング22には微粉炭送給管24が接続され、該微粉炭送給管24はボイラのバーナ(図示せず)に接続されている。
前記給炭管23は前記粉砕テーブル6の回転中心の延長上にあり、前記給炭管23の上端は前記給炭機4に接続され、下端は前記加圧ローラ16の近傍に位置している。前記給炭管23の中途部に分級機26が設けられ、該分級機26は前記分級室9の上部に位置し、前記出炭部ハウジング22の下端開口部に隣接している。前記分級機26は、回転駆動部25に連結され、回転使用される。
前記分級機26は短冊状のブレード27が円周方向に所要ピッチで配設され、前記給炭管23に支持されたものであり、前記ブレード27が円周上を回転する様になっている。
以下、前記竪型ローラミル1の作動について説明する。
前記粉砕テーブル6が前記テーブル駆動装置5により回転され、前記1次空気供給口8より1次空気が導入された状態で、前記給炭管23より塊状の石炭が投入される。塊状の石炭は前記給炭管23の下端より流落し、前記粉砕テーブル6上に落下される。該粉砕テーブル6上の石炭は、前記加圧ローラ16により粉砕され粉状となり、粉状の石炭は前記エアポート11を吹上がる1次空気に乗って上昇する。
又、流落した際、前記粉砕テーブル6上で弾み、該粉砕テーブル6を跳越えようとした塊状の石炭は、前記飛跳防止板18によって弾かれて前記粉砕テーブル6上に戻され、粉砕される。
粉砕されて粉状となった石炭は、前記エアポート11を吹上がる1次空気に乗って上昇する(以下、1次混合空気と称す)。又、前記飛跳防止板18の少なくとも外側端は、1次空気の流れを妨げない様前記エアポート11よりも内側に位置し、前記飛跳防止板18を支える前記支持板21も又、1次空気の流れを妨げない様鉛直に設けられている。
前記コールシールド19に対向する部分の前記エアポート11から吹上がった1次混合空気は、前記コールシールド19に衝突し、1次混合空気中の粉状石炭の内、粒径の大きなものは前記粉砕テーブル6上に落下し、更に粉砕される。
従って、前記粉砕テーブル6を跳越えようとした塊状の石炭は、前記飛跳防止板18によって前記粉砕テーブル6上に戻されて粉砕され、1次混合空気中の粉状石炭の内、粒径の大きなものは前記コールシールド19によって分離されるので、前記分級室9を上昇する過程で重力によって分離する分級に比べ、迅速に効率よく分級される。
前記飛跳防止板18、前記コールシールド19により、前記分級室9を上昇する1次混合空気は、粒径の大きな粉状石炭が除去されたものとなっている。
上昇した1次混合空気は、前記給炭管23を中心に回転する前記ブレード27を横切って前記分級機26内部に流入し、更に前記出炭部ハウジング22の下端開口部から該出炭部ハウジング22内部に流入する。
1次混合空気が前記ブレード27を横切る際に粒径の大きい石炭粉は、前記ブレード27に衝突して落下する。粒径の小さい微粉炭のみが1次空気に乗って前記分級機26内に流入し、更に前記出炭部ハウジング22を経て、前記微粉炭送給管24より出炭され、ボイラのバーナ(図示せず)に供給される。
上記の様に、前記給炭管23より流落した塊状の石炭が、前記粉砕テーブル6に衝突して該粉砕テーブル6を跳越えようとした場合、塊状の石炭は前記飛跳防止板18に弾返されて再び前記粉砕テーブル6上に戻される。従って、塊状の石炭が前記加圧ローラ16に粉砕されないまま1次空気に吹上げられることによる1次空気の圧力損失を防ぎ、送風動力の軽減が図れ、又前記粉砕テーブル6から飛出すことによる塊状の石炭の粉砕の遅れがなくなり、石炭の粉砕効率は上昇する。
本発明の実施の形態を示す立断面図である。 図1のA矢視図である。
符号の説明
1 竪型ローラミル
5 テーブル駆動装置
6 粉砕テーブル
8 1次空気供給口
9 分級室
11 エアポート
12 ローラ加圧装置
16 加圧ローラ
18 飛跳防止板
19 コールシールド
22 出炭部ハウジング
23 給炭管
24 微粉炭送給管
25 回転駆動部
26 分級機
27 ブレード

Claims (3)

  1. 分級室を形成するハウジングと、該ハウジングの下部に周囲に吹出し口を形成する様収納され、回転駆動される粉砕テーブルと、該粉砕テーブルに加圧ローラを押圧し、前記粉砕テーブル上の石炭を粉砕する複数のローラ加圧装置と、塊状石炭を前記粉砕テーブルに供給する給炭管と、前記粉砕テーブルの下方に1次空気を供給する1次空気供給口を具備し、前記粉砕テーブルで飛跳ねた塊状石炭を弾返す飛跳防止部材を前記ローラ加圧装置の間に配置したことを特徴とする竪型ローラミル。
  2. 前記飛跳防止部材の下端は、前記吹出し口よりも内側に位置する請求項1の竪型ローラミル。
  3. 前記飛跳防止部材の上端が、中心に倒れる様に傾斜して設置された請求項1の竪型ローラミル。
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