JP2010141146A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡便で自己整合な方法で形成されたボーダレスコンタクトを有する半導体装置の製造方法を提供する。
【解決手段】 基板上に第1絶縁層を形成する工程と、第1絶縁層の上に素子を形成する工程と、第1絶縁層の上に、素子を覆う第2絶縁層を形成することで、素子の上に第2絶縁層の突出部を形成する工程と、第2絶縁層の上に上面が平坦なレジスト層を形成する工程と、第2絶縁層の突出部が露出するまでレジスト層を削除する工程と、レジスト層をマスクとして素子の上面が露出するまで第2絶縁層をエッチングする工程と、を含み、第2絶縁層及び素子上に配線層を形成する工程を更に備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に係り、特に半導体素子上面にボーダレスコンタクトを有する半導体装置の製造方法に関する。
近年、半導体装置の集積度の向上に伴い、半導体装置に用いられる素子の微細化が要求されている。そのため、素子を最小寸法で形成することが要求される。更に、外部配線と接続するための開口を素子の上部に形成し、素子及び開口を共に最小寸法で形成することが、半導体装置の小型化には有用である。開口の形成寸法は、素子と外部配線との絶縁性を確保するため、素子の形成面積以下にする必要がある。
しかし、露光装置を用いて開口を形成する場合、開口と素子との間には位置合わせマージンを確保する必要がある。素子の最小形成寸法は、開口の最小形成寸法に加えて位置合わせマージンの分だけ大きく形成する必要がある。さらに、露光装置を用いて開口を形成する場合、形成できる開口の寸法には制限がある。そのため、素子の最小形成寸法は、開口の最小加工寸法よりも小さく形成することができなかった。
このような半導体装置の製造方法として、庇部支持型形状物をレジストで埋め込み、レジストを露光と現像で加工して庇部支持型形状物の庇部分全体もしくは一部を露出させ、露出した庇部分をエッチングする方法が提案されている(例えば、特許文献1)。
特開2004−140121号公報
しかしながら、このような半導体装置の製造方法は、凸状形状物(庇部支持型形状物)の全体及び一部を露出する工程の際に、レジストの性質や塗布膜厚、基板の形状・材料等に対する適切な露光量を対象物ごとに算出することが必要となる。そのため、製造プロセスの制御が煩雑となってしまう。
本発明は、簡便で自己整合な方法で形成されたボーダレスコンタクトを有する半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の課題を解決するため、本発明の第1の側面によれば、基板上に第1絶縁層を形成する工程と、前記第1絶縁層の上に素子を形成する工程と、前記第1絶縁層の上に、前記素子を覆う第2絶縁層を形成することで、前記素子の上に前記第2絶縁層の突出部を形成する工程と、前記第2絶縁層の上に上面が平坦なレジスト層を形成する工程と、前記第2絶縁層の前記突出部が露出するまで前記レジスト層を削除する工程と、前記レジスト層をマスクとして前記素子の上面が露出するまで前記第2絶縁層をエッチングする工程と、を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法を提供する。
本発明に係る半導体装置の製造方法によれば、第2絶縁層の突出部が露出するまでレジスト層を削除する工程により、レジスト層に第2絶縁層の突出部が露出する第1開口が形成される。素子の形成位置と、レジスト層に形成される第1開口の形成位置とは一致するため、素子と第1開口が自己整合的に形成される。次いで、レジスト層をマスクとして素子の上面が露出するまで第2絶縁層をエッチングする工程によって、第2絶縁層から素子の上面が露出する第2開口が形成される。素子と自己整合的に形成された第1開口によって露出された第2絶縁層がエッチングされて第2開口が形成されるため、第2開口は第1開口と同様に素子と自己整合的に形成される。素子の形成位置に合わせて第2開口が形成されるので、第2開口と素子との間の位置合わせマージンが必要なくなる。そのため、素子同様に第2開口も最小寸法で形成される。従って、素子の最小形成寸法に合わせて自己整合的に外部配線とのコンタクト面を形成することができる。そのため、露光装置の最小加工寸法に律速せず、簡便で自己整合な方法で形成されたボーダレスコンタクトを有する半導体装置の製造方法を提供することができる。
以下、本発明の実施例について説明する。ただし、本発明は各実施例に限定されるものではない。
本発明の実施例において、図1から図3までの図は、半導体装置20の構造及び半導体装置20の製造方法を詳細に説明するものである。
図1は、本実施例に係る半導体装置20の構造を示す。図1Aは、半導体装置20の平面図である。図1Bは、図1AのA−B線に沿った断面図である。本実施例における半導体装置20は、磁気抵抗素子10、第1選択トランジスタ22a、第2選択トランジスタ22b、ソース線27、第1ワード線28a、第2ワード線28b、及びビット線32によって構成されている。
磁気抵抗素子10は、磁気抵抗体4を記憶素子として用いた不揮発性のメモリである。磁気抵抗素子10は、例えば100nm×150nmの大きさで形成されることが望ましい。
磁気抵抗素子10は、ビア30に接続する下部電極3と、配線層により形成されているビット線32に接続する上部電極5と、磁気抵抗体4とを備える。
下部電極3は、例えば44.5nmから65.5nmの層厚で形成されていることが望ましい。下部電極3は、例えば1.2μmから1.9μmの幅で形成されていることが望ましい。
磁気抵抗体4は、第1磁性体層41と、非磁性体層42と、第2磁性体層43とを備える。磁気抵抗体4は、例えば100nmから150nmの幅で形成されていることが望ましい。
第1磁性体層41、非磁性体層42、及び第2磁性体層43は、下部電極3上に積層して形成されている。第1磁性体層41は、例えば32.5nmから48.5nmの層厚で形成されることが望ましい。非磁性体層42は、例えば1.0nmから1.5nmの層厚で形成されることが望ましい。第2磁性体層43は、例えば1.5nmから1.7nmの層厚で形成されることが望ましい。
第1磁性体層41は、反磁性体層及び磁性体層が順次積層されて形成されている。第1磁性体層41における磁性体層は、磁気抵抗体4における固定層として作用する。固定層は、磁化方向が固定されている層である。非磁性体層42は、トンネル絶縁層として作用する。トンネル絶縁層は、第1磁性体層41及び第2磁性体層43間における電子の通過に対して障壁となる層である。第2磁性体層43は、磁気抵抗体4における自由層として作用する。自由層は、外部磁場の影響によって磁化方向が変化する層である。
磁気抵抗体4において、第1磁性体層41の第1磁化方向、及び第2磁性体層43の第2磁化方向が同一方向のとき、非磁性体層42を通過する電子の確率が高くなる。そのため、第1磁化方向、及び第2磁化方向が同一方向の場合、磁気抵抗素子10に電圧を印加するときに磁気抵抗体4に流れる電流量が大きくなる。第1磁化方向、及び第2磁化方向が同一方向のときの磁気抵抗体4の抵抗値を第1抵抗値という。磁気抵抗体4が第1抵抗値を有する状態において、磁気抵抗素子10に電圧を印加するときに磁気抵抗素子10に流れる電流を第1電流という。
一方、磁気抵抗体4において、第1磁性体層41の第1磁化方向、及び第2磁性体層43の第2磁化方向が反対方向のとき、非磁性体層42を通過する電子の確率が低くなる。そのため、第1磁化方向、及び第2磁化方向が反対方向の場合、磁気抵抗素子10に電圧を印加するときに磁気抵抗体4に流れる電流量が小さくなる。第1磁化方向、及び第2磁化方向が反対方向のときの磁気抵抗体4の抵抗値を第2抵抗値という。磁気抵抗体4が第2抵抗値を有する状態において、磁気抵抗素子10に電圧を印加するときに磁気抵抗素子10に流れる電流を第2電流という。
即ち、磁気抵抗体4は、第1磁化方向及び第2磁化方向が反対方向のときに、前述した第1抵抗値よりも大きい第2抵抗値を有する。また、磁気抵抗体4が第2抵抗値を有する状態において磁気抵抗素子10に流れる第2電流は、磁気抵抗体4が第1抵抗値を有する状態において第1電流と比較して小さくなる。磁気抵抗体4における第1磁性体層41の第1磁化方向、及び第2磁性体層43の第2磁化方向によって、磁気抵抗体4の抵抗値に差が生じる効果のことを、トンネル磁気抵抗(Tunnel Magneto Resistance:TMR)効果という。
磁気抵抗素子10において、磁気抵抗体4が第1抵抗値を有する状態は、出力データ“1”として関連付けることができる。一方、磁気抵抗素子10において、磁気抵抗体4が第2抵抗値を有する状態は、出力データ“0”として関連付けることができる。従って、磁気抵抗体4が有する抵抗値の差を利用することによって、磁気抵抗素子10を記憶素子として用いることが可能となる。
上部電極5は、例えば33nmから47nmの層厚で形成されていることが望ましい。上部電極5は、例えば100nmから150nmの幅で形成されていることが望ましい。
第1選択トランジスタ22a及び第2選択トランジスタ22bは、半導体基板21上に並んで形成されている。半導体基板21は、例えばn型の導電型を有するシリコン基板から形成されることが望ましい。
第1選択トランジスタ22aは、第1ゲート電極23a、ソース領域24、及び第1ドレイン領域25aを備える。ソース領域24及び第1ドレイン領域25aは、半導体基板21内に形成されている。なお、第1ゲート電極23aは、ビア30を介して第1ワード線28aに電気的に接続されている。
第2選択トランジスタ22bは、第2ゲート電極23b、ソース領域24、及び第2ドレイン領域25bを備える。ソース領域24及び第2ドレイン領域25bは、半導体基板21内に形成されている。なお、第2ゲート電極23bは、ビア30を介して第2ワード線28bに電気的に接続されている。
なお、第1選択トランジスタ22a及び第2選択トランジスタ22bは、ソース領域24を共有するように形成されている。ソース領域24は、ビア30を介してソース線27に電気的に接続されている。
ソース線27は、Y方向に形成されている。ソース線27は、ビア30を介して、第1選択トランジスタ22a及び第2選択トランジスタ22bのソース領域24と電気的に接続されている。
第1ワード線28a及び第2ワード線28bは、Y方向にソース線27を挟んで並行に形成されている。
複数のビット線32は、X方向に、且つ並行に形成されている。X方向に並んだ磁気抵抗素子10は、共通のビット線32に接続されている。ビット線32は、第2層間絶縁層31及び磁気抵抗素子10における上部電極5上に形成されている。ビット線32は、第1層間絶縁層26上に形成された複数の磁気抵抗素子10を電気的に接続するように形成されている。
第1層間絶縁層26は、半導体基板21、第1選択トランジスタ22a、及び第2選択トランジスタ22b上を覆うように形成されている。
配線層29及びビア30は、第1ドレイン領域25a、又は第2ドレイン領域25bに対して電気的に接続するように、第1層間絶縁層26内に形成されている。ビア30は、例えば0.35μmから0.5μmの幅で形成されていることが望ましい。
第2層間絶縁層31は、第1層間絶縁層26及び磁気抵抗素子10上を覆うように形成されている。なお、磁気抵抗素子10上に形成された第2層間絶縁層31は、磁気抵抗素子10における上部電極5が露出する開口33を備える。
図2及び図3は、本発明の半導体装置20の製造方法を説明するものである。なお、図1A及び図1Bで説明した構成と同様の構成には同一の符号を付し、説明を省略する。
図2Aは、第1層間絶縁層26内にビア30が形成されているようすを示す図である。第1層間絶縁層26は、第1選択トランジスタ22a(不図示)及び第2選択トランジスタ22b(不図示)が既に形成されている半導体基板21(不図示)上に形成されている。即ち、半導体基板21上に第1層間絶縁層26を形成する工程である。ビア30の上端は、第1層間絶縁層26の表面上に露出するように形成されている。第1層間絶縁層26は、例えばSiOから形成されていることが望ましい。ビア30は、例えばタングステンから形成されていることが望ましい。即ち、第1層間絶縁層26にビア30を形成する工程である。
図2Bは、第1層間絶縁層26上に、且つビア30の上端を覆うように、第1導電層3a、磁気抵抗体4a、及び第2導電層5aを順次積層形成するようすを示す図である。
最初に、例えばスパッタ法により、第1層間絶縁層26上に、且つビア30の上端を覆うように、タンタル層が例えば4.5nmから5.5nmの層厚によって形成される。
次に、例えばスパッタ法により、タンタル層上にルテニウム層が例えば40nmから60nmの層厚によって形成される。このようにして、タンタル層及びルテニウム層とからなる積層体によって、第1導電層3aが形成される。
次に、例えばスパッタ法により、第1導電層3a上に、白金マンガン層が例えば10nmから20nmの層厚によって形成される。次に、コバルト鉄層、ルテニウム層、及びコバルト鉄ボロン層の積層体が形成される。コバルト鉄層は、例えば2.0nmから2.5nmの層厚によって形成される。次に、ルテニウム層は、例えば0.5nmから1.0nmの層厚によって形成される。次に、コバルト鉄ボロン層は、例えば2.0nmから2.5nmの層厚によって形成される。このようにして、反強磁性体層及び磁性体層の積層体からなる第1磁性体層41aが形成される。
次に、例えばスパッタ法により、第1磁性体層41aのコバルト鉄ボロン層上に、非磁性体層42aとしての酸化マグネシウム層が例えば1.0nmから1.5nmの層厚によって形成される。
次に、例えばスパッタ法により、磁気抵抗体4a上に第2導電層5aとしてのルテニウム層が例えば0.8nmから1.2nmの層厚によって形成される。
次に、例えばスパッタ法により、ルテニウム層上に第2導電層5aとしてのタンタル層が例えば25nmから35nmの層厚によって形成される。
図2Cは、第1層間絶縁層26上に形成された第2導電層5a及び磁気抵抗体4aをパターニングし、次に第1導電層3aをパターニングするようすを示す図である。
最初に、例えば、リソグラフィー工程及びエッチング工程により第2導電層5a、磁気抵抗体4a及び第1導電層3aを例えば1.2μmから1.85μmの幅でビア30上に重なるようにパターニングする。
次に、リソグラフィー工程及びエッチング工程により第2導電層5aを例えば100nmから150nmの幅でパターニングする。次に、第2導電層5aの最上層のタンタル層をハードマスクとして、通常の異方性エッチング法により、例えば100nmから150nmの幅で磁気抵抗体4aをパターニングする。このようにして、第1層間絶縁層26上から突出する磁気抵抗素子10が形成される。
図2Dは、第1層間絶縁層26及び磁気抵抗素子10上に、第2層間絶縁層31を形成するようすを示す図である。図2Dに示すように、例えばChemical Vapor Deposition(CVD)法により、第2層間絶縁層31が第1層間絶縁層26及び磁気抵抗素子10上に形成される。第2層間絶縁層31は、例えばSiO又はSiから形成されていることが望ましい。なお、この工程により、第1層間絶縁層26上から突出した磁気抵抗素子10における上部電極5上の第2層間絶縁層31の部分も突出する。即ち、第1層間絶縁層26の上に突出した前記素子を含めて第2層間絶縁層31を形成することで、磁気抵抗素子10の上に第2層間絶縁層31の突出部を形成する工程である。
図2Eは、第2層間絶縁層31上に、平坦な上面を有するレジスト層7を形成するようすを示す図である。図2Eに示すように、レジスト層7を例えば塗布回転数5000rpmで塗布する。回転塗布後、レジスト層7は例えば110℃、3分間加熱することにより硬化される。前述した塗布条件により、239nmから251nmの層厚で平坦な上面を有するレジスト層7が形成される。なお、磁気抵抗素子10が形成されている第2層間絶縁層31上の突出部におけるレジスト層7は例えば190nmから220nmの層厚で形成される。上部電極5上の第2層間絶縁層31の部分が突出しているため、上部電極5上の第2層間絶縁層31の表面からレジスト層7表面までにおけるレジスト層7の層厚は薄い。一方、上部電極5上を除く領域に形成された第2層間絶縁層31の表面からレジスト層7表面までにおけるレジスト層7の層厚は厚い。即ち、第2層間絶縁層31の上に上面が平坦なレジスト層7を形成する工程である。
図2Fは、磁気抵抗素子10上の第2層間絶縁層31が露出するまでレジスト層7を等方的に灰化するようすを示す図である。図2Fに示すように、レジスト層7は例えば不図示のダウンストリーム型アッシング装置を用いて等方的に灰化される。レジスト層7の灰化条件は、例えばパワー300W、圧力0.5Torrであることが望ましい。レジスト層7の灰化工程は、酸素雰囲気中で行われることが望ましい。レジスト層7の灰化速度は、例えば32Å/秒であることが望ましい。
レジスト層7の灰化工程は、灰化速度のパラメータのみで制御することができる。また、酸素雰囲気中でレジスト層7の灰化工程を実施するため、第2層間絶縁層31を形成するSiO又はSiに対するエッチング選択比が無限大となる。そのため、このレジスト層7の灰化工程により、露出した第2層間絶縁層31はエッチングされず、磁気抵抗素子10上の第2層間絶縁層31をそのまま露出することができる。
なお、上部電極5上の第2層間絶縁層31の表面から、レジスト層7表面までにおけるレジスト層7の層厚は薄い。そのため、上部電極5上の第2層間絶縁層31におけるレジスト層7は、早く除去される。一方、上部電極5上を除く領域に形成された第2層間絶縁層31の表面から、レジスト層7表面までにおけるレジスト層7の層厚は厚い。そのため、上部電極5上を除いた第2層間絶縁層31上方に形成されたレジスト層7は、上部電極5上の第2層間絶縁層31におけるレジスト層7が灰化した後もそのまま残る。従って、レジスト層7に、上部電極5上の第2層間絶縁層31の突出部が露出する第1開口34が形成される。なお、上部電極5の形成位置と、第1開口34の形成位置とは一致するため、上部電極5と第1開口34との位置合わせマージンは不要となる。従って、すでに形成された第1層間絶縁層26から突出する磁気抵抗素子10の上部電極5を、上部電極5上に第1開口34を有するレジストマスク形成工程に利用することによって、上部電極5と第1開口34が自己整合的に形成される。即ち、第2層間絶縁層31の突出部が露出するまでレジスト層7を削除する工程である。
図3Aは、磁気抵抗素子10の上部電極5が露出するまで第2層間絶縁層31をエッチングするようすを示す図である。例えばフッ素系ガスを用いた異方性エッチング法によって、図2Fに示す第1開口34によって露出された第2層間絶縁層31がエッチングされる。なお、第2層間絶縁層31のエッチング工程は、異方性エッチング法に限らず、フッ酸含有溶液を用いたウェットエッチング法によって行われても良い。上部電極5は、第1層間絶縁層26から突出して形成されているため、第2層間絶縁層31のエッチング工程によって、第2層間絶縁層31に上部電極5が露出する第2開口33が形成される。第2開口33から磁気抵抗素子10の上部電極5が露出した部分は、後述するビット線32のコンタクト面となる。即ち、レジスト層7をマスクとして磁気抵抗素子10の上面が露出するまで第2層間絶縁層31をエッチングする工程である。
図3Bは、第2層間絶縁層31上のレジスト層7を除去するようすを示す図である。図3Bに示すように、不図示の灰化用の溶液、又はレジスト層7の剥離液を用いて、第2層間絶縁層31上からレジスト層7が除去される。
図3Cは、第2層間絶縁層31及び磁気抵抗素子10の上部電極5上にビット線32を形成するようすを示す図である。図3Cに示すように、先ず不図示の導電層が、例えばスパッタ法によって、第2層間絶縁層31及び磁気抵抗素子10の上部電極5上に形成される。スパッタは、アルゴン雰囲気中で行われることが望ましい。導電層は、例えばアルミニウムからなることが望ましい。導電層は、例えば350nmから450nmの層厚で形成されることが望ましい。次いで、不図示のレジスト層が導電膜上に形成される。次いで、レジスト層を露光及び現像することにより、レジスト層が磁気抵抗素子10の上部電極5上に重なるようにパターニングされる。次いで、例えば塩素系ガスを用いた異方性エッチング法により、レジスト層をマスクとして、導電層がパターニングされる。このような工程を経て、第2層間絶縁層31及び磁気抵抗素子10の上部電極5上に、ビット線32が形成される。
以上説明した図2Aから図3Cまでの工程を経て、磁気抵抗素子10を備える半導体装置20が形成される。
本実施例に係る半導体装置20の製造方法によれば、先ず、第1層間絶縁層26の上に突出する磁気抵抗素子10が形成される。次いで、第1層間絶縁層26の上に突出した磁気抵抗素子10を含めて第2層間絶縁層31を形成することで、磁気抵抗素子10の上に第2層間絶縁層31が突出する。次いで、第2層間絶縁層31の上に上面が平坦なレジスト層7が形成される。上部電極5上の第2層間絶縁層31の表面から、レジスト層7表面までにおけるレジスト層7の層厚は薄く形成される。そのため、上部電極5上の第2層間絶縁層31上に形成されたレジスト層7は、早く除去される。一方、上部電極5上を除く領域に形成された第2層間絶縁層31の表面から、レジスト層7表面までにおけるレジスト層7の層厚は厚く形成される。そのため、上部電極5上を除く領域に形成された第2層間絶縁層31上のレジスト層7は、上部電極5上の第2層間絶縁層31におけるレジスト層7が灰化した後もそのまま残る。次いで、第2層間絶縁層31の突出部が露出するまでレジスト層7を削除する工程により、レジスト層7に上部電極5上の第2層間絶縁層31の突出部が露出する第1開口34が形成される。上部電極5の形成位置と、レジスト層7に形成される第1開口34の形成位置とは一致するため、上部電極5と第1開口34が自己整合的に形成される。
次いで、レジスト層7をマスクとして磁気抵抗素子10の上面にある上部電極5が露出するまで第2層間絶縁層31をエッチングする工程によって、第2層間絶縁層31から上部電極5が露出する第2開口33が形成される。上述したように、レジスト層7に形成される第1開口34は、上部電極5と自己整合的に形成されている。上部電極5と自己整合的に形成された第1開口34によって露出された第2層間絶縁層31がエッチングされて第2開口33が形成されるため、第2開口33は第1開口34と同様に上部電極5と自己整合的に形成される。第2開口33は、上部電極5の形成位置に合わせて形成されるため、第2開口33と磁気抵抗素子10との間の位置合わせマージンが必要なくなる。そのため、磁気抵抗素子10同様に第2開口33も最小寸法で形成される。従って、磁気抵抗素子10の最小形成寸法に合わせて自己整合的にビット線32とのコンタクト面を形成することができる。そのため、露光装置の最小加工寸法に律速せず、簡便で自己整合な方法で形成されたボーダレスコンタクトを有する半導体装置の製造方法を提供することができる。
なお、これまで説明してきた形状を有する素子は磁気抵抗素子として説明しているが、本実施例は磁気抵抗素子に制限されるものではない。磁気抵抗素子のほかには、抵抗変化素子及び位相変化素子など、同様の形状を有する素子の最上層面に外部配線を設ける構造であればよい。
(付記1)
基板上に第1絶縁層を形成する工程と、
前記第1絶縁層の上に素子を形成する工程と、
前記第1絶縁層の上に、前記素子を覆う第2絶縁層を形成することで、前記素子の上に前記第2絶縁層の突出部を形成する工程と、
前記第2絶縁層の上に上面が平坦なレジスト層を形成する工程と、
前記第2絶縁層の前記突出部が露出するまで前記レジスト層を削除する工程と、
前記レジスト層をマスクとして前記素子の上面が露出するまで前記第2絶縁層をエッチングする工程と、
を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記2)
前記第2絶縁層及び前記素子上に配線層を形成する工程を更に備えることを特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記3)
前記第2絶縁層は、SiO又はSiからなることを特徴とする付記1又は付記2に記載の半導体装置の製造方法。
(付記4)
前記第2絶縁層の前記突出部が露出するまで前記レジスト層を削除する前記工程は、酸素雰囲気中で行われることを特徴とする付記1乃至付記3の何れか1つに記載の半導体装置の製造方法。
(付記5)
前記第1絶縁層にビアを形成する工程をさらに含み、
前記素子は、前記ビアに接続する下部電極と、前記配線層に接続する上部電極と、前記下部電極と前記上部電極間に第1磁性体層、非磁性体層、及び第2磁性体層が順次積層されて形成された磁気抵抗体と、を有することを特徴とする付記1乃至付記4の何れか1つに記載の半導体装置の製造方法。
(付記6)
前記磁気抵抗体は、前記第1磁性層の第1磁化方向、前記第2磁性体の第2磁化方向が同一方向のときに第1抵抗値を有し、前記磁気抵抗体は、前記第1磁化方向及び前記第2磁化方向が反対方向のときに、前記第1抵抗値よりも大きい第2抵抗値を有することを特徴とする付記5に記載の半導体装置の製造方法。
(付記7)
前記素子は、凸型形状を有することを特徴とする付記1乃至付記5の何れか1つに記載の半導体装置の製造方法。
(付記8)
前記素子は、磁気抵抗素子、抵抗変化素子、又は位相変化素子であることを特徴とする付記1乃至付記6の何れか1つに記載の半導体装置の製造方法。
図1は、本実施例による半導体装置20の構造を示す図である。 図2は、本実施例による半導体装置20の製造方法を示す図である。 図3は、本実施例による半導体装置20の製造方法を示す図である。
符号の説明
3 下部電極
3a 第1導電層
4 磁気抵抗体
4a 磁気抵抗体
5 上部電極
5a 第2導電層
7 レジスト層
10 磁気抵抗素子
20 半導体装置
21 半導体基板
22a 第1選択トランジスタ
22b 第2選択トランジスタ
23a 第1ゲート電極
23b 第2ゲート電極
24 ソース領域
25a 第1ドレイン領域
25b 第2ドレイン領域
26 第1層間絶縁層
27 ソース線
28a 第1ワード線
28b 第2ワード線
29 配線層
30 ビア
31 第2層間絶縁層
32 ビット線
33 開口、第2開口
34 第1開口
41、41a 第1磁性体層
42、42a 非磁性体層
43、43a 第2磁性体層

Claims (5)

  1. 基板上に第1絶縁層を形成する工程と、
    前記第1絶縁層の上に素子を形成する工程と、
    前記第1絶縁層の上に、前記素子を覆う第2絶縁層を形成することで、前記素子の上に前記第2絶縁層の突出部を形成する工程と、
    前記第2絶縁層の上に上面が平坦なレジスト層を形成する工程と、
    前記第2絶縁層の前記突出部が露出するまで前記レジスト層を削除する工程と、
    前記レジスト層をマスクとして前記素子の上面が露出するまで前記第2絶縁層をエッチングする工程と、
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記第2絶縁層及び前記素子上に配線層を形成する工程を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第2絶縁層は、SiO又はSiからなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第2絶縁層の前記突出部が露出するまで前記レジスト層を削除する前記工程は、酸素雰囲気中で行われることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第1絶縁層にビアを形成する工程をさらに含み、
    前記素子は、前記ビアに接続する下部電極と、前記配線層に接続する上部電極と、前記下部電極と前記上部電極間に第1磁性体層、非磁性体層、及び第2磁性体層が順次積層されて形成された磁気抵抗体と、を有することを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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