JP2011196603A - 加熱調理器 - Google Patents
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Abstract
【課題】トーストなどのように被加熱物を、素早く、ムラ無く焼き上げることができる加熱調理器を提供する。
【解決手段】被加熱物100を加熱する加熱室2と、この加熱室2の底部に設けられ、底部の接続開口部を密閉する誘電体からなるカバー4とマイクロ波を加熱室2に供給する回転アンテナ5とを有する給電口3とを備えた加熱調理器において、給電口3の外部の両側または加熱室2の奥側の底部にシーズヒーターよりも速熱性の高い下ヒーター9を配置する。
【選択図】図1
【解決手段】被加熱物100を加熱する加熱室2と、この加熱室2の底部に設けられ、底部の接続開口部を密閉する誘電体からなるカバー4とマイクロ波を加熱室2に供給する回転アンテナ5とを有する給電口3とを備えた加熱調理器において、給電口3の外部の両側または加熱室2の奥側の底部にシーズヒーターよりも速熱性の高い下ヒーター9を配置する。
【選択図】図1
Description
本発明は、加熱調理器に関し、特に高周波加熱調理器の下ヒーターとその配置に関するものである。
高周波加熱調理器(以下、電子レンジと称する)は、被加熱部の載置台であるターンテーブルのないものが主流となっている。このような電子レンジにおいては、一般にマイクロ波による高周波加熱とヒーターによる電熱加熱の機能を備えているものが多い。このような電子レンジとして、加熱室の底部に、給電口と、この給電口の加熱室との接続開口部を密閉する誘電体からなるカバーと、給電口の周辺にヒーター(下ヒーター)を設置したものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、同文献には、回転アンテナが設置された給電口内の回転アンテナの周辺にヒーターを設置することも開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示されるように、給電口の周辺部にヒーターを設けた場合は、加熱室の底面より上に放射する熱は分散されるため、例えばトーストのように短時間で被加熱物を焦がす(焼き上げる)調理には適さない。また、給電口内の回転アンテナの周辺部にヒーターを設けた場合は、ヒーターの熱は給電口内部に分散され、同様に短時間で被加熱物を焦がす(焼き上げる)調理には適さない。
本発明は、上記のような従来技術に鑑み、トーストなどのように被加熱物を、素早く、ムラ無く焼き上げることができる加熱調理器を提供することを目的とする。
本発明に係る加熱調理器は、被加熱物を加熱する加熱室と、この加熱室の底部に設けられ、底部の接続開口部を密閉する誘電体からなるカバーとマイクロ波を前記加熱室に供給する回転アンテナとを有する給電口とを備えた加熱調理器において、
前記給電口の外部の両側または前記加熱室の奥側の底部にシーズヒーターよりも速熱性の高いヒーターを配置したものである.
前記給電口の外部の両側または前記加熱室の奥側の底部にシーズヒーターよりも速熱性の高いヒーターを配置したものである.
本発明の加熱調理器は、給電口の外部の両側または加熱室の奥側の底部に速熱性の高いヒーターを配置したので、トーストのように被加熱物を素早く、ムラ無く焼き上げることができる。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1における加熱調理器について、図1〜図3に基づいて説明する。図1は実施の形態1の加熱調理器の概略構成を示す断面正面図で、図2は同加熱調理器の給電口と下ヒーターとの配置関係を示す概略の断面上面図、図3は同加熱調理器の概略の断面側面図である。
本実施の形態の加熱調理器10は、本体1に設けられた加熱室2と、加熱室2の底部中央部に設けられ、マイクロ波を加熱室2に供給するための給電口3とを備えている。加熱室2の底部中央部に設けられた給電口3の接続開口部は誘電体(例えば、セラミックプレート)からなるカバー4で密閉され、水や吹きこぼれた煮汁等が給電口3に浸入しないようになっている。この給電口3にはモーター6で回転駆動される回転アンテナ5が設けられ、マグネトロン7で発生させたマイクロ波を導波管8で給電口3に導き、回転アンテナ5の回転によりマイクロ波を加熱室2内にあらゆる方向に万遍なく拡散供給するようになっている。
本発明の実施の形態1における加熱調理器について、図1〜図3に基づいて説明する。図1は実施の形態1の加熱調理器の概略構成を示す断面正面図で、図2は同加熱調理器の給電口と下ヒーターとの配置関係を示す概略の断面上面図、図3は同加熱調理器の概略の断面側面図である。
本実施の形態の加熱調理器10は、本体1に設けられた加熱室2と、加熱室2の底部中央部に設けられ、マイクロ波を加熱室2に供給するための給電口3とを備えている。加熱室2の底部中央部に設けられた給電口3の接続開口部は誘電体(例えば、セラミックプレート)からなるカバー4で密閉され、水や吹きこぼれた煮汁等が給電口3に浸入しないようになっている。この給電口3にはモーター6で回転駆動される回転アンテナ5が設けられ、マグネトロン7で発生させたマイクロ波を導波管8で給電口3に導き、回転アンテナ5の回転によりマイクロ波を加熱室2内にあらゆる方向に万遍なく拡散供給するようになっている。
さらに、給電口3の外部の両側、すなわち加熱室2に対して左右両側に、例えば管ヒーターからなる2本の下ヒーター9が並列に配置されている。各々の下ヒーター9は、熱反射板11で囲われ、板金からなる加熱室2の底面に取り付けられている。管ヒーターは、石英ガラス管の中にニクロム線などを花巻状に巻いて入れたもので、遠赤外線の輻射熱を放射し、一般的なシーズヒーターに比べて、速熱性の高いヒーターである。なお、下ヒーター9としてカーボンヒーターやハロゲンヒーター等を用いてもよい。
また、加熱室2の天面にも上ヒーター12が2本並列に配置されている。ここでは、上ヒーター12はシーズヒーターであり、下ヒーター9に対して平面視でクロス状に配置されている。また、上ヒーター12も熱反射板13で囲まれている。なお、上ヒーター12は棒状の形態としているが、リング状でも構わない。
上記のように構成された加熱調理器10において、高周波加熱を行う場合は従来と同様であるので説明は省略し、以下では、トーストのように焦げ目を付ける被加熱物100の電熱加熱について説明する。
図1に示すように、加熱室2の側面には皿受け15が設けられており、図示しない耐熱ガラス等の皿が支持できるとともに、ここでは被加熱物100として、例えば食パン2枚を載せた金網20を支持して加熱を開始する。このとき、食パンの中心が略下ヒーター9上に位置するように食パンを金網20上に載せる。
加熱を開始すると、管ヒーターからなる下ヒーター9が発熱した熱は熱反射板11により反射され、その上の加熱室2の底板を加熱するとともに、遠赤外線による輻射熱が食パンの下面にほぼ均一に放射される。一方、上ヒーター12からの発熱により加熱室2内の温度が上昇するので、下ヒーター9の遠赤外線により食パン内部の水分が素早く蒸発し表裏両面をムラ無くこんがりと焼き上げることになる。したがって、サクサクとした食感が得られる。
加熱を開始すると、管ヒーターからなる下ヒーター9が発熱した熱は熱反射板11により反射され、その上の加熱室2の底板を加熱するとともに、遠赤外線による輻射熱が食パンの下面にほぼ均一に放射される。一方、上ヒーター12からの発熱により加熱室2内の温度が上昇するので、下ヒーター9の遠赤外線により食パン内部の水分が素早く蒸発し表裏両面をムラ無くこんがりと焼き上げることになる。したがって、サクサクとした食感が得られる。
このように、下ヒーター9に管ヒーターを使用しているので、昇温の立ち上がりがはやく、トーストを素早く、ムラ無く焼き上げることができる。ちなみに、下ヒーターにシーズヒーターを使用する従来例ではトーストの加熱時間は約7〜8分であったのに対し、本実施の形態の下ヒーター9に管ヒーターを使用したものでは約4分位であった。
実施の形態2.
図4は実施の形態2における加熱調理器の概略構成を示す断面正面図で、図5は同加熱調理器の給電口と下ヒーターとの配置関係を示す概略の断面上面図、図6は同加熱調理器の概略の断面側面図である。
実施の形態2は、下ヒーター9を給電口3の外部の前後、すなわち加熱室2に対して扉(不図示)側の前側と奥側に配置した点が実施の形態1と相違する。その他は実施の形態1と同じ構成であり、上記同様の効果がある。ただし、加熱室2の奥の方が前側よりも温度が高くなりやすいので、奥側の下ヒーター9に対する電力量を減少するなどの制御が必要になる。
図4は実施の形態2における加熱調理器の概略構成を示す断面正面図で、図5は同加熱調理器の給電口と下ヒーターとの配置関係を示す概略の断面上面図、図6は同加熱調理器の概略の断面側面図である。
実施の形態2は、下ヒーター9を給電口3の外部の前後、すなわち加熱室2に対して扉(不図示)側の前側と奥側に配置した点が実施の形態1と相違する。その他は実施の形態1と同じ構成であり、上記同様の効果がある。ただし、加熱室2の奥の方が前側よりも温度が高くなりやすいので、奥側の下ヒーター9に対する電力量を減少するなどの制御が必要になる。
実施の形態3.
図7は実施の形態3における加熱調理器の概略構成を示す断面正面図で、図8は同加熱調理器の給電口と下ヒーターとの配置関係を示す概略の断面上面図、図9は同加熱調理器の概略の断面側面図である。
実施の形態3は、1本の下ヒーター9を加熱室2の奥側の底部に配置し、給電口3は扉側の前側の底部に配置した点が実施の形態1及び2と相違する。
本実施の形態によれば、加熱室2の奥側の温度が高くなりやすいので、より素早くトーストを焼き上げることができる。
図7は実施の形態3における加熱調理器の概略構成を示す断面正面図で、図8は同加熱調理器の給電口と下ヒーターとの配置関係を示す概略の断面上面図、図9は同加熱調理器の概略の断面側面図である。
実施の形態3は、1本の下ヒーター9を加熱室2の奥側の底部に配置し、給電口3は扉側の前側の底部に配置した点が実施の形態1及び2と相違する。
本実施の形態によれば、加熱室2の奥側の温度が高くなりやすいので、より素早くトーストを焼き上げることができる。
以上の実施の形態1〜3ではトーストを焼き上げる場合について説明したが、本発明の加熱調理器は、餅や魚、ピザ、グラタンなどの調理にも広く使用することができるものである。
1 本体、2 加熱室、3 給電口、4 カバー、5 回転アンテナ、6 モーター、7 マグネトロン、8 導波管、9 下ヒーター、10 加熱調理器、11 熱反射板、12 上ヒーター、13 熱反射板、15 皿受け、20 金網、100 被加熱物。
Claims (4)
- 被加熱物を加熱する加熱室と、この加熱室の底部に設けられ、底部の接続開口部を密閉する誘電体からなるカバーとマイクロ波を前記加熱室に供給する回転アンテナとを有する給電口とを備えた加熱調理器において、
前記給電口の外部の両側または前記加熱室の奥側の底部にシーズヒーターよりも速熱性の高いヒーターを配置したことを特徴とする加熱調理器。 - 前記ヒーターとして、管ヒーター、カーボンヒーター、ハロゲンヒーターのうちのいずれかを用いたことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
- 前記ヒーターは、熱反射板で囲まれていることを特徴とする請求項1または2記載の加熱調理器。
- 前記加熱室の天面に上ヒーターが配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の加熱調理器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010063465A JP2011196603A (ja) | 2010-03-19 | 2010-03-19 | 加熱調理器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2010063465A JP2011196603A (ja) | 2010-03-19 | 2010-03-19 | 加熱調理器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2011196603A true JP2011196603A (ja) | 2011-10-06 |
Family
ID=44875059
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2010063465A Withdrawn JP2011196603A (ja) | 2010-03-19 | 2010-03-19 | 加熱調理器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2011196603A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20170056863A (ko) * | 2015-11-16 | 2017-05-24 | 삼성전자주식회사 | 조리 장치, 이의 제어 방법 및 겹판 |
-
2010
- 2010-03-19 JP JP2010063465A patent/JP2011196603A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20170056863A (ko) * | 2015-11-16 | 2017-05-24 | 삼성전자주식회사 | 조리 장치, 이의 제어 방법 및 겹판 |
| US11193676B2 (en) | 2015-11-16 | 2021-12-07 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Cooking apparatus, control method therefor and double plate |
| KR102402039B1 (ko) * | 2015-11-16 | 2022-05-26 | 삼성전자주식회사 | 조리 장치 및 이의 제어 방법 |
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