JP2011199980A - インバータ装置、及び太陽光発電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】直流成分値の検出のバラツキを改善し、高精度の直流成分補正を可能とするインバータ装置を提供する。
【解決手段】インバータ主回路7と、インバータ主回路7の出力側に接続され、インバータ主回路7の出力電流の直流成分を検出する直流成分検出回路11と、前記出力電流の直流成分を入力し、前記出力電流の直流成分をもとにインバータ主回路7の直流成分補正を行うインバータ主回路制御回路8を備え、インバータ主回路制御回路8は、直流成分検出回路11と接続され、インバータ主回路7が非動作状態である時のインバータ主回路7の出力電流を直流オフセット電圧値として記憶する記録部9と、記録部9に接続され、前記直流オフセット電圧値を基準に、前記インバータ主回路7の出力電流の直流成分値を比較する比較部10と、比較部10に接続され、インバータ主回路7の直流成分補正を行う補正部17とを有することを特徴とするインバータ装置とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、太陽電池等から得られる直流電力から交流電力に変換するとともに、商用電力系統と連系して負荷へ交流電力を供給するインバータ装置、及び太陽光発電システムに関し、特に、インバータ装置が出力する交流電流に含まれる直流成分を高精度に検出して、その直流成分の発生を抑制することが出来るインバータ装置、及び太陽光発電システムに関するものである。
太陽電池等から得られる直流電力から交流電力に変換するとともに、商用電力系統と連系して負荷へ交流電力を供給するインバータ装置においては、交流出力電流の直流成分を検出して、その直流成分を抑制する様にスイッチング回路をスイッチング制御することが行なわれている。従来例としてのその直流成分の検出手段としては、電流センサ―による直流成分検出と、シャント抵抗による直流成分検出と組み合わせることによって、補正する方式が知られている。(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−051977号公報
従来のインバータ装置、及び太陽光発電システムにおいては、それらに使用される構成部品(例えば、特許文献1中のシャント抵抗やフィルター)のバラツキ等に起因して、その検出された直流成分値にバラツキが生じていた。
そこで、本発明は、直流成分値の検出のバラツキを改善し、高精度の直流成分補正を可能とするインバータ装置、及び太陽光発電システムを提供することを目的とする。
そこで、その目的を達成するために、本発明は、直流電源から供給される入力直流電圧を交流電圧に変換する直流から交流変換動作を行うとともに、電力系統に連系して負荷へ交流電力を供給するインバータ装置において、入力直流電力を交流電力に変換するインバータ主回路と、前記インバータ主回路の出力側に接続され、前記インバータ主回路の出力電流の直流成分を検出する直流成分検出回路と、前記出力電流の直流成分を入力し、前記出力電流の直流成分をもとに前記インバータ主回路の直流成分補正を行うインバータ主回路制御回路を備え、前記インバータ主回路制御回路は、前記直流成分検出回路と接続され、前記インバータ主回路が非動作状態である時の前記インバータ主回路の出力電流を直流オフセット電圧値として記憶する記録部と、前記記録部に接続され、前記直流オフセット電圧値を基準に、前記インバータ主回路の出力電流の直流成分値を比較する比較部と、前記比較部に接続され、前記インバータ主回路の直流成分補正を行う補正部とを有することを特徴とするものである。
以上のように本発明のインバータ装置、及び太陽光発電システムにおいては、インバータ主回路7が非動作状態であるときのインバータ主回路7の出力電流を直流オフセット電圧値として記憶し、その直流オフセット電圧値と、実際に計測された直流成分値とを比較し、その電圧差を打ち消すように直流成分の補正を行うことによって、直流成分値の検出のバラツキを改善し、高精度の直流成分補正を可能とするインバータ装置、及び太陽光発電システムを提供することができるのである。
本実施の形態1におけるインバータ装置を用いた太陽光発電システムの構成図 本実施の形態1における直流オフセット電圧値を計測する際の構成図
以下に、本発明のインバータ装置、及び太陽光発電システムの実施の形態を図面とともに詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本実施の形態1におけるインバータ装置を用いた太陽光発電システムの構成図を示すものである。
太陽電池1は、DC−DCコンバータ2の入力側に接続され、DC−DCコンバータ2の出力側はインバータ装置3の入力側に接続されている。このDC−DCコンバータ2は、太陽電池1からの出力電圧を所望の電圧値に昇圧するためのものである。また、インバータ装置3は、DC−DCコンバータ2から入力された直流電力を交流電力に変換するための回路である。また、インバータ装置3の出力側には負荷4が接続されている。さらに、負荷4に並列に柱上トランス5、商用系統電源6が接続されている。このように太陽光発電システムは構成されている。
また、インバータ装置3は、DC−DCコンバータ2から入力された直流電力を交流電力に変換するインバータ主回路7と、インバータ主回路7と接続されインバータ主回路7の交流変換動作の制御を行うインバータ主回路制御回路8と、インバータ主回路7の出力側に接続され、前記インバータ主回路7の出力電流の直流成分値を検出する直流成分検出回路11と、インバータ主回路制御回路8は、直流成分検出回路11に接続され、インバータ主回路7が非動作状態であるときに直流成分検出回路11で検出した値を直流オフセット電圧値として記憶する記録部9と、記録部9に接続され直流オフセット電圧値を基準に、前記インバータ主回路7の出力電流の直流成分値を比較する比較部10と、前記インバータ主回路7の出力電流の直流成分補正を行う補正部16から構成されている。
また、直流成分検出回路11は、インバータ主回路7の出力側に直列に接続されたシャント抵抗12と、シャント抵抗12に接続された増幅部13と、増幅部13に接続されたADコンバータ14と、ADコンバータ14に接続されたフォトカプラ15
から構成されている。また、フォトカプラ15は記録部9と比較部10に接続されている。
なお、インバータ主回路制御回路8と、インバータ主回路7の出力側(シャント抵抗12、直流成分検出回路11、負荷4、柱上トランス5、商用系統電源6)は電気的に絶縁されている。これは、インバータ主回路7の出力側の基準電位が商用系統電源の基準電位と、インバータ主回路制御回路8の基準電位が約200[V]の差があるためである。
次に、本実施形態における記録部9に記憶する直流オフセット電圧値の決定方法に関して説明する。
図2は、直流オフセット電圧値を計測する際の構成を示すものである。この際、図1と異なるのは、直流オフセット電圧値は、インバータ主回路7が交流電力を出力していない状態(インバータ主回路7が非動作状態)において行われること、及び、インバータ装置3の出力を商用系統電源6から解列した状態にすることである。インバータ主回路7が交流電力を出力していない状態、かつ、インバータ装置7が商用系統電源6から解列した状態では、理論上、直流成分電流値はゼロである。よって、このときに直流成分検出回路11で検出された値が、実際の直流成分がゼロの時の値である。そこで、予め、この時の直流成分検出回路11で検出された値を直流オフセット電圧値として、記録部9に記憶しておくことで、部品バラツキなどによる個々のインバータ装置がもつ固有の検出ずれを補正することが出来る。
次に、図1に示すような、本実施の形態1におけるインバータ装置を用いた太陽光発電システムの動作に関して説明する。太陽光にて発電された電力を蓄電する太陽電池1から出力された直流電圧をDC−DCコンバータ2は、十分大きな直流電圧に昇圧しインバータ装置3に対して出力する。インバータ装置3は、DC−DCコンバータ2から入力された直流電圧(即ち直流電力)を、負荷9(例えば、一般家庭で使用される家電製品に相当)に供給できる交流電圧(即ち交流電力)に変換する。また、負荷9には商用系統電源6(一般家庭では電力会社からの供給電源に相当)から柱上トランス5を介して必要な交流電圧(即ち交流電力)が供給されている。
ここで、インバータ装置3の動作を説明する。インバータ主回路7は、インバータ主回路制御回路8によって、具体的な制御(例えば、出力電力値の制御や出力電力の周波数の制御)がなされている。このインバータ主回路7とインバータ主回路制御回路8のより詳細な構成や動作に関しては、特開2009−142005公報にて開示されているので、そちらを参照願います。(特に、特開2009−142005公報の図1中のFETブリッジ4が、インバータ主回路7に相当し、制御部42がンバータ主回路制御回路8に相当する。)
また、インバータ主回路7からの出力電圧の直流成分を検出する構成や動作に関して詳細を説明する。
インバータ主回路7に直列に非常に小さい抵抗(数[mohm]程度)をシャント抵抗12として接続する。非常に小さい抵抗を用いるのは、シャント抵抗によるロスを極力抑え、インバータ主回路7から出力された電力を極力負荷へ供給するためである。本実施の形態1では、このシャント抵抗12は、1[mohm]を用いた。
ここで、直流成分検出回路11の構成と動作を説明する。
シャント抵抗12で検出された直流電圧成分は、増幅部13にて増幅し、ADコンバータ14に入力する。ADコンバータ14は入力されたアナログ値をデジタル値に変換し、フォトカプラ15を通して、インバータ主回路制御回路8に入力する。インバータ主回路制御回路8は、直流オフセット電圧値と、インバータ主回路7の出力電流の直流成分を比較部10で比較してデジタル値の差がゼロになるようにインバータ主回路7を制御する。
これにより、インバータ主回路7が非動作状態時に、インバータ主回路7の出力電流を直流オフセット電圧値として記憶し、この直流オフセット電圧値と、実際に計測された直流成分値とを比較し、その電圧差を打ち消すように直流成分の補正を行うことで、直流成分値の検出のバラツキを改善し、高精度の直流成分補正を可能するインバータ装置、及び太陽光発電システムを提供することができるのである。
また、本実施例においては、直流成分をフォトカプラ15経由でインバータ主回路制御回路8に入力する理由は、前述のように、インバータ主回路7の出力側の基準電位、即ち商用系統電源6や直流成分検出回路11の基準電位とインバータ主回路制御回路8の基準電位との差が前述のように約200[V]あるため、直流成分検出回路11で検出した直流成分電流値を電位差のあるインバータ主回路制御回路8にデジタル値としてデータを転送するためである。
一方、前述の特許文献1(特開平11−051977号公報)記載であるインバータ回路(本出願の本実施の形態1のインバータ装置3に相当)は、シャント抵抗9(本出願の本実施の形態1のシャント抵抗12に相当)で検出された出力の直流電圧成分の正負の符号のみを、主回路電源(本出願の本実施の形態1の商用系統電源6に相当)と基準電位の異なる電流制御回路19(本出願の本実施の形態1のンバータ主回路制御回路8に相当)内のマイクロコンピュータ16に入力し、その符号と電流センサ8(本出願の本実施の形態1では不在)の結果によって、インバータ主回路2(本出願の本実施の形態1のンバータ主回路制御回路7に相当)の出力電圧の直流成分を徐々にゼロに補正する(特開平11−051977号公報段落[0026]〜[0028]記載を参照)ものである。
しかしながら、シャント抵抗9(本出願の本実施の形態1のシャント抵抗12に相当)側では、正負の符号しか検出を行わないため、その補正に時間ロスが発生してしまう。
先行技術である特許文献1に比較し、本実施の形態1においては、シャント抵抗12と直流成分検出回路11を用いて、検出されたインバータ主回路7の直流成分を、商用系統電源6の基準電位と同じ側にてデジタル値に変換し、商用系統電源6の基準電位と異なるインバータ主回路制御回路8に入力し、正負の符号とデジタル値を元に電圧差をゼロにするようにインバータ主回路7を制御することによって、直流成分の補正を素早く行うことができる。よって、商用電力系統のシステム全体の効率を改善することができるのである。
本実施の形態においては、直流成分検出回路11内にフォトカプラ15を用いたが、このフォトカプラ15の代わりに、電気的に絶縁された部分(図1では、フォトカプラ15記録部9の間)におけるデータの送信が行えるものであればそれを用いることができる。例えば、アイソレータ等を用いてもよい。
本発明にかかるインバータ装置は、太陽光電池等のパワーコンディショナー用のインバータ装置として有用である。
1. 太陽電池
2. DC−DCコンバータ
3. インバータ装置
4. 負荷
5. 柱上トランス
6. 商用系統電源
7. インバータ主回路
8. インバータ主回路制御回路
9. 記録部
10.比較部
11.直流成分検出回路
12.シャント抵抗
13.増幅部
14.ADコンバータ
15.フォトカプラ
16.補正部

Claims (4)

  1. 直流電源から供給される入力直流電圧を交流電圧に変換する直流から交流変換動作を行うとともに、電力系統に連系して負荷へ交流電力を供給するインバータ装置において、
    入力直流電力を交流電力に変換するインバータ主回路と、
    前記インバータ主回路の出力側に接続され、前記インバータ主回路の出力電流の直流成分を検出する直流成分検出回路と、
    前記出力電流の直流成分を入力し、前記出力電流の直流成分をもとに前記インバータ主回路の直流成分補正を行うインバータ主回路制御回路と、
    を備え、
    前記インバータ主回路制御回路は、
    前記直流成分検出回路と接続され、前記インバータ主回路が非動作状態である時の前記インバータ主回路の出力電流を直流オフセット電圧値として記憶する記録部と、
    前記記録部に接続され、前記直流オフセット電圧値を基準に、前記インバータ主回路の出力電流の直流成分値を比較する比較部と、
    前記比較部に接続され、前記インバータ主回路の直流成分補正を行う補正部と、
    を有することを特徴とするインバータ装置。
  2. 前記直流成分検出回路は、ADコンバータを有し、前記ADコンバータを用いて前記直流成分値の正負の符号とデジタル値を含んだ値を検出することを特徴とする請求項1記載のインバータ装置。
  3. 直流電源から供給される入力直流電圧を交流電圧に変換する交流変換動作を行うとともに、電力系統と連系して負荷へ交流電圧を供給するインバータ装置を用いた太陽光発電システムにおいて、
    太陽電池と、
    前記太陽電池に接続されたDC−DCコンバータと、
    前記DC−DCコンバータの出力側に接続された前記インバータ装置と、
    前記インバータ装置の出力側に接続された負荷と、
    前記負荷に並列に接続された柱上トランスと、
    前記柱上トランスに並列に接続された商用系統電源と、
    を備え、
    前記インバータ装置は、
    入力直流電力を交流電力に変換するインバータ主回路と、
    前記インバータ主回路の出力側に接続され、前記インバータ主回路の出力電流の直流成分を検出する直流成分検出回路と、
    前記出力電流の直流成分を入力し、前記出力電流の直流成分をもとに前記インバータ主回路の直流成分補正を行うインバータ主回路制御回路と、
    を備え、
    前記インバータ主回路制御回路は、
    前記直流成分検出回路と接続され、前記インバータ主回路が非動作状態である時の前記インバータ主回路の出力電流を直流オフセット電圧値として記憶する記録部と、
    前記記録部に接続され、前記直流オフセット電圧値を基準に、前記インバータ主回路の出力電流の直流成分値を比較する比較部と、
    前記比較部に接続され、前記インバータ主回路の直流成分補正を行う補正部と、
    を有することを特徴とする太陽光発電システム。
  4. 前記直流成分検出回路は、ADコンバータを有し、前記ADコンバータを用いてデジタル値を検出することを特徴とする請求項3記載の太陽光発電システム。
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