JP2012108047A - 車両用ナビゲーション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】走行中の道路の勾配を認識することができるナビゲーション装置を提供する。
【解決手段】表示器20に、詳細図100、指示図200を表示する。詳細図100の走行中道路図形120に、道路の幅方向となるように縞模様130を表示する。この縞模様130は、勾配が急であるほど多くの本数の線が表示される。また、指示図200の勾配表示領域210に横帯211を表示する。横帯211は、勾配表示領域210の中心から上方向に延びている場合には、走行中の道路が上り勾配であることを示す。また、太さにより、勾配の程度を示し、勾配が大きいほど太く表示される。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両用ナビゲーション装置に関し、特に、車両用ナビゲーション装置における画面表示に関する。
車両用ナビゲーション装置は、通常、表示器を備えている。表示器には、道路に関する種々の情報が表示されるようになっており、たとえば、特許文献1では、出発地から目的地までの全体経路が表示されている画面において、経路中の標高が、経路を示す線の色によって示されている(特許文献1の図2)。また、同図では、経路を示す線を部分的に囲むことにより、勾配が所定以上の部分が示されている。また、特許文献1の図8には、出発地から目的地までの標高の変化を示すとともに、標高の変化による勾配の変化を示す図が示されている。
特開010−2362号公報
特許文献1のものは、全体経路が表示されている画面において道路の勾配が示されているが、この画面は、経路選択の際の画面であり、車両走行中の画面ではない。従って、走行中の道路の勾配を表示内容から把握することはできない。
また、車両用ナビゲーション装置は、通常、車両走行中には、現在位置を中心とした道路地図を表示器に表示することが可能であり、走行中の実際の道路形状がカーブしている場合には、表示器に表示される道路の形状も、実際の道路のカーブ形状に応じたカーブ形状で表示される。
車両が山道を走行している場合にも、当然、表示器には、実際に走行している道路のカーブ形状に応じたカーブ形状の道路が表示される。しかし、カーブ形状が表示されるのみであり、走行中の道路の勾配を表示器から認識することはできない。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、走行中の道路の勾配を認識することができるナビゲーション装置を提供することにある。
その目的を達成するための請求項1記載の発明は、表示器に、走行中の道路を含む地図である走行中道路地図が表示されている状態において、その表示器に、走行中の道路の勾配を示す勾配情報を表示する。よって、この勾配情報から、走行中の道路の勾配を認識することができる。
ここで、勾配情報は、文字により勾配を示すものでもよいし、また、色により勾配を示すものでもよい。また、請求項2のように、勾配情報として、勾配の程度を図形表示する勾配情報図形を表示するようにしてもよい。なお、ここでの図形には文字は含まれない。勾配の程度を図形表示するようにすれば、文字により勾配の程度を示す場合よりも短時間で走行中の道路の勾配の程度を認識することができる。
請求項3のように、勾配情報図形を、走行中道路地図において走行中の道路に重畳表示された縞模様とし、縞模様の数、或いは、縞模様の密度により、勾配を示すことができる。このようにすれば、走行中道路地図により、走行中の道路の勾配を把握することができる。
また、請求項4記載の発明では、走行中道路地図には、自車位置マークも表示されており、その自車位置マークに対する縞模様の位置が、車両走行によっても変化しない。このようにすれば、車両が走行しても、縞模様は、自車位置マークに対して常に同じ位置に表示されることになる。よって、縞模様の位置を確認することが容易になり、その結果、より短時間で道路の勾配を把握することができる。
また、請求項5のように、勾配情報図形を、走行中道路地図において走行中の道路に重畳表示されたグラデーション模様とし、濃淡の変化により勾配を示すようにしてもよい。このようにしても、走行中道路地図により、現在位置を確認するのと同時に、走行中の道路の勾配を把握することができる。
請求項6記載の発明は、上記縞模様およびグラデーション模様をともに走行中道路地図の走行中道路に重畳表示する発明である。このようにすれば、走行中の道路の勾配をより把握しやすくなる。
なお、上記走行中道路地図における走行中の道路の形状は、必ずしも、その道路の実際のカーブ形状に応じた形状となっている必要はない。しかし、請求項7記載のように、走行中道路地図において、走行中の道路は、その道路の実際のカーブ形状に応じた形状で表示されていることが好ましい。このようにすれば、走行中道路地図により、走行中の道路のカーブ形状および勾配を同時に把握することができる。
また、請求項8のように、表示器に、走行中道路地図とは別に、前記勾配情報が表示されている勾配表示領域が備えらえていてもよい。このようにすれば、勾配表示領域を確認することで走行中の道路の勾配を確認することができる。なお、この場合においても、走行中道路地図にも勾配情報を表示するようにしてもよいし、また、走行中道路地図には勾配情報を表示しないようにしてもよい。
この勾配表示領域には、例えば請求項9のように、勾配表示領域の中心から上あるいは下へ示されることで勾配の方向を示し、且つ、上下方向の長さにより勾配の程度を示す勾配図形が表示される。このようにすれば、この勾配図形から、勾配の方向および勾配の程度を瞬時に把握することができる。なお、この勾配図形は、無模様でもよいが、中心から離れるほど濃くなるグラデーション模様であってもよい。
また、請求項10のように、勾配表示領域の色が、所定の基準色に対して変化することで勾配の方向および程度が示されるようになっていてもよい。たとえば、基準色として可視光スペクトルにおいて略中央となっている緑色を用い、青側の色は下りを示す色、赤側は上りを示す色とし、勾配が急であるほど、緑から離れた色を用いるようにすればよい。このようにすれば、色のみにより、勾配の方向および程度を把握することができる。
また、請求項11記載の発明では、表示器に、走行中道路地図とは別に、走行中の道路の前方カーブに関する前方カーブ情報が表示されている前方カーブ表示領域が備えられている。このようにすれば、前方カーブに関する情報を知りたいときは、前記カーブ表示領域を見ればよいことから、前方カーブに関する情報を知りたいときに短時間で知りたい情報を取得することができる。
直近のカーブに関する情報は、前方に存在するカーブのうちでドライバーが最も知りたい情報である場合が多い。そこで、請求項12のように、前方カーブ表示領域には、直近のカーブに関する情報である直近カーブ情報が表示されることが好ましい。
また、請求項13記載の発明では、直近カーブ情報として、直近のカーブの方向および曲率を矢印の方向および曲率により示す直近カーブ図形が表示される。このようにすれば、直近カーブ図形という一つの図形により、直近のカーブの方向および曲率を把握することができるので、短時間で直近のカーブの方向および曲率を把握することができる。
また、請求項14のように、直近カーブ情報を表示するための表示領域の中心から左あるいは右へ示されることで直近のカーブの方向を示し、且つ、左右方向の長さによりカーブの曲率を示す第2のカーブ図形が示されるようになっていてもよい。このようにすれば、第2のカーブ図形により、カーブの方向およびカーブの曲率を短時間で把握することができる。なお、この第2のカーブ図形は、無模様でもよいが、表示領域の中心から離れるほど濃くなるグラデーション模様であってもよい。
また、請求項15のように、前方カーブ表示領域には、直近のカーブ情報が表示されている領域とは別に第2のカーブ表示領域が備えられており、その第2のカーブ表示領域に、2番目あるいは2番目および3番目のカーブ方向を示すカーブ方向図形が表示されていてもよい。このようにすれば、第2のカーブ表示領域の表示内容から、2番目あるいは2番目および3番目のカーブ方向を把握することができる。しかも、カーブ方向図形は、曲率によらない図形であることから、2つ先や3つ先のカーブについてはカーブ方向のみ知りたいドライバーに、必要な情報のみを伝達することができる。
請求項16記載の発明では、表示器に、走行中道路地図とは別に、走行中の道路を含み、且つ、走行中道路地図よりも広い範囲が含まれている広域道路地図が表示される。このようにすれば、広域道路地図により、自車位置から比較的遠方までを確認することができる。
さらに、請求項17のように、広域道路地図はノースアップ表示する一方、走行中道路地図をヘッディングアップ表示できるようになっていることが好ましい。走行中の道路が蛇行している場合には、走行中道路地図をヘディングアップ表示としていると、走行中道路地図は頻繁に回転することになり、走行中道路地図だけでは、自車が向かっている方位が分かりにくくなってしまう。しかし、このように、広域道路地図をノースアップ表示しておけば、広域道路地図から、自車が向かっている方位を容易に認識することができる。しかも、走行中道路地図はヘディングアップ表示となっているので、周辺に実際に見える道路と表示器に表示されている道路との対応も容易に把握できる。
また、請求項18記載の発明では、交差点、分岐点、合流点を示すノード、および、ノード間に配置される形状補間点を含み、道路の形状を点で示す形状点が記憶されている道路地図データを備えており、勾配情報は、形状点の平面座標および標高に基づいて決定される。このようにすれば、勾配情報をノードの情報のみに基づいて決定するよりも精度のよい勾配情報を表示することができる。また、山道などにおけるカーブ区間の開始地点、終了地点に形状補間点を設けることで、カーブ区間毎の勾配情報を求めて提供することができる。
本発明が適用された車両用ナビゲーション装置1の構成を示すブロック図である。 制御装置40が、通常画面表示と山道専用画面表示とを切り替えるために実行する処理を示すフローチャートである。 図2のステップS3の山道専用画面表示の処理を詳しく示すフローチャートである。 図3のステップS33〜S35が実行された後の表示器20の表示内容の一例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明が適用された車両用ナビゲーション装置1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、この車両用ナビゲーション装置1は、位置検出器10、表示器20、記憶装置30、制御装置40を備えている。
位置検出器10は、このナビゲーション装置1が搭載された車両の現在位置を逐次検出する装置であり、たとえば、GPS人工衛星からの電波を受信するGPS受信機、ジャイロセンサ、地磁気センサなど、車両の現在位置を算出するために必要な情報を取得する情報取得装置を少なくとも一つ備えており、その情報取得装置によって取得された情報に基づいて車両の現在位置を逐次算出する。表示器20は、運転席から視認可能な車室内の所定位置に設置されており、道路地図などを表示する。
記憶装置30は、たとえばハードディスクなどの大容量の記憶媒体を備えており、その記憶媒体に道路地図データベースを記憶している。道路地図データベースは、道路の平面形状および標高を記憶しているデータベースであり、道路の平面形状は形状点とその形状点間を結ぶセグメントによって表現されている。
形状点には、交差点、分岐点、合流点を示すノードと、ノード間に配置される形状補間点とがあり、本実施形態では、山道などにおけるカーブ区間の開始地点、終了地点には形状補間点が設けられている。そして、道路地図データベースには、各形状点の平面座標および標高が格納されている。なお、隣接する2つのノード間に含まれるセグメントを結合したもの、すなわち、ノード間の道路形状を示すものがリンクである。
各セグメントは、セグメントを特定するセグメントID、セグメントの長さを表すセグメント長、セグメントの曲率、セグメントの両端の形状点ID等が付与されている。また、リンクには、リンクを特定する固有番号(リンクID)、リンクの長さを示すリンク長、リンクの始端及び終端ノード座標(緯度・経度)、道路名称、道路種別、道路幅員、車線数、右折・左折専用車線の有無とその専用車線の数、及び制限速度等のリンクデータが付与されている。ノードには、ノードID、ノード座標、ノード名称、ノードに接続するリンクのリンクIDが記述される接続リンクID、交差点種類等のノードデータが付与されている。
また、道路地図データベースには、道路周辺の施設(たとえば、道の駅(登録商標)、退避所など)の位置およびその施設を地図上に表示する際の施設図形も格納されている。
制御装置40は、CPU、ROM、RAMなどを備えた公知のコンピュータであり、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、ROMに記憶されたプログラムをCPUが実行することによって、現在位置周辺の道路地図を表示器20に表示する道路地図表示制御を実行する。
この道路地図表示制御においては、位置検出器1から車両の現在位置を逐次取得し、その取得した現在位置に基づいて、記憶装置30の道路地図データベースから、現在位置周辺の道路地図データを取得する。そして、取得した道路地図データに基づいて、この車両が現在走行中の道路を含む現在位置周辺の道路地図(以下、走行中道路地図)を表示器20に表示する。
また、本実施形態では、走行中道路地図の表示態様として、通常画面表示と山道専用画面表示の2種類の表示態様が可能となっており、現在位置が予め設定された山道区間内である場合には山道専用画面を表示し、それ以外の区間では通常画面を表示する。
図2は、制御装置40が、通常画面表示と山道専用画面表示とを切り替えるために実行する処理を示すフローチャートである。図2に示す処理は、この車両用ナビゲーション装置1の電源がオンされることにより開始される。
まず、ステップS1では、現在位置周辺の道路を通常画面にて表示器20に表示する。この通常画面は、市街地など、山道区間以外の区間における道路地図表示画面であり、どのような態様で地図を表示するかは予め設定されているが、例えば、走行中の道路の勾配に関する情報は表示されない道路地図である。
続くステップS2では、現在位置が山道区間内であるか否かを判断する。山道区間は、前述のように予め設定されているが、この山道区間は、勾配の変化が多い区間が設定されるようになっている。このステップS2の判断が否定判断となった場合にはステップS1へ戻る。
一方、ステップS2が肯定判断となった場合には、ステップS3へ進み、山道専用画面を表示器20に表示する。このステップS3における処理は図3に示す処理である。なお、図3の処理は後述する。
ステップS3において山道専用画面を表示したら、ステップS4へ進み、山道が継続しているか、すなわち、現在位置が山道区間内である状態が継続しているかを判断する。この判断が肯定判断であればステップS3へ戻り、否定判断であればステップS1へ戻る。
次に、ステップS3の山道専用画面表示の処理を、図3を用いて説明する。まず、ステップS31では、表示更新タイミングであるか否かを判断する。山道専用画面は車両が所定距離走行する毎に表示を更新するようになっており、このステップS31では、この更新のタイミングとなったか否かを判断するものである。
この判断が否定判断となった場合には図3に示す処理を終了し、図2に戻る。一方、肯定判断となった場合には、表示データを作成する。ここで作成する表示データは、次のステップ以降で表示する画像の表示データであり、勾配情報については、道路地図データベースから形状点の座標および標高を取得し、隣接する形状点間の平面方向の距離に対する標高差に基づいて作成する。
続くステップS33では表示器20に詳細図100を表示し、ステップS34では表示器20に指示図200を表示し、ステップS35では表示器20に平面図300を表示する。図4は、ステップS33〜S35が実行された後の表示器20の表示内容の一例を示す図である。
図4において、表示器20の表示画面の左側ほぼ半分に表示されているのが詳細図100であり、特許請求の範囲の走行中道路地図に相当する地図である。また、表示器20の表示画面の中央付近に縦長に表示されているのが指示図200である。この指示図200の右側に表示されているのが平面図300であり、特許請求の範囲の広域道路地図に相当する地図である。
まず、詳細図100について説明する。この詳細図100は、車両が走行中の道路を含む地図であり、自車後方の上空から斜めに自車が走行中の道路を見た状態の地図である。また、画面上方向が常に進行方向となるヘディングアップ表示になっている。
この詳細図100には、自車位置を示す自車位置マーク110が、走行中の道路を示す線状の走行中道路図形120に重畳表示されている。この走行中道路図形120は、実際に走行している道路のカーブ形状に対応したカーブ形状で表示されている。よって、走行中道路図形120から、走行中の道路のカーブ形状を把握することができる。
また、この走行中道路図形120は、標高が高いほど濃色となるグラデーション模様が付されている。よって、走行中道路図形120の各場所の表示色からその場所の標高が分かるとともに、表示色の濃淡の変化により勾配を認識することもできる。
さらに、走行中道路図形120には、道路の幅方向となるように縞模様130が表示されている。この縞模様130は、線の数により勾配を示しており、勾配が急であるほど多くの本数の線が表示される。また、この縞模様130は、自車位置マーク110よりも少し先に表示されるようになっており、その表示位置に対応する実際の道路の勾配を線の本数によって表示している。よって、この縞模様130により、ドライバーは目の前の道路の勾配を認識することができる。
また、自車位置マーク110と縞模様130との道路上の距離は固定されており、車両が走行しても、自車位置マーク110に対する縞模様130の位置は変化しない。よって、ドライバーは縞模様130の位置を容易に確認することができ、その結果、瞬間的に走行中の道路の勾配を把握することができる。なお、縞模様130は、前述のように勾配によって本数が変化するが、自車位置マーク110と縞模様130との道路上の距離は、縞模様130を構成する線のうち最も自車位置マーク110に近い側、あるいは、最も自車位置マーク110から最も遠い側のいずれかに基準が予め設定されている。
また、この図4の詳細図100には、退避所の存在をを示す退避所図形140が表示されている。このように、詳細図100には、退避所など、走行中の道路の周辺に存在する施設を示す施設図形も表示される。施設図形が詳細図100に表示されることにより、自車から比較的近い位置に施設が存在することを知ることができる。
次に、指示図200について説明する。指示図200には、走行中の道路の勾配についての情報のみを表示する勾配表示領域210と、進行方向おける直近のカーブに関する情報のみを表示する直近カーブ情報表示領域220と、2つ目および3つ目のカーブに関する情報のみを表示する第2のカーブ情報表示領域230とに分けられれている。なお、直近カーブ情報表示領域220および第2のカーブ情報表示領域230は、いずれも、特許請求の範囲の前方カーブ表示領域に相当する。
勾配表示領域210は、指示図200の最も下部に位置する矩形領域であり、その中央部に、現在走行中の道路の勾配を示す数値(図4では「7%」)が示されている。なお、勾配が下り勾配である場合には、上記数値の前に「−」符号が付けられ、これにより、勾配の方向が分かるようになっている。また、図4では、「+」符号は付けられていないが、上り勾配の場合に「+」符号を付けるようにしてもよい。
さらに、図4の勾配表示領域210には横帯211が表示されている。この横帯211は特許請求の範囲の勾配図形に相当し、横帯211も走行中の道路の勾配の方向および程度を示している。この図4に示すように、横帯211が勾配表示領域210の中心から上方向に延びている場合には、走行中の道路が上り勾配であることを示している。また、これとは反対に、中心から下方向に延びている場合には、走行中の道路が下り勾配であることを示している。また、この横帯211は、その太さ(上下方向の長さ)により勾配の程度を示すようになっており、勾配が大きいほど太く表示される。
このように、勾配表示領域210に横帯211が表示されることで、横帯211から、走行中の道路の勾配の方向および勾配の程度を短時間で把握することができる。しかも、この勾配表示領域210に表示されているのは、走行中の道路の勾配についての情報のみであることから、走行中の道路の勾配を知りたい場合、ドライバーはこの勾配表示領域210を見れば、走行中の道路の勾配を短時間で把握することができる。しかも、勾配を示す数字もこの勾配表示領域210に表示されていることから、時間的余裕があるときは、数字を読むことで、具体的な勾配を知ることもできる。
次に直近カーブ情報表示領域220を説明する。直近カーブ情報表示領域220は、指示図200の上下方向中央に位置する矩形領域であり、特許請求の範囲の直近カーブ図形に相当する直近カーブ矢印221が示されている。この直近カーブ矢印221は、矢印の方向により直近のカーブの方向を示しており、また、矢印の曲率により直近のカーブの曲率を示している。よって、直近カーブ矢印221という一つの図形により、直近のカーブの方向および曲率を把握することができるので、短時間で直近のカーブの方向および曲率を把握することができる。また、この直近カーブ矢印221のすぐ下には、直近のカーブまでの距離(ここでは「300m」)が示されているので、直近のカーブまでの距離も容易に把握することができる。
さらに、この直近カーブ情報表示領域220には縦帯222が表示されている。この縦帯222は特許請求の範囲の第2のカーブ図形に相当し、縦帯222も直近のカーブの方向および曲率を示している。この図4に示すように、縦帯222が直近カーブ表示領域220の中心から左向に延びている場合には、直近のカーブが左カーブであることを示している。また、これとは反対に、中心から右方向に延びている場合には、直近のカーブは右カーブであることを示している。また、この縦帯222は、その太さ(左右方向の長さ)によりカーブの曲率を示すようになっており、曲率が大きいほど太く表示される。この縦帯222からも、直近のカーブの方向およびカーブの曲率を短時間で把握することができる。
次に第2のカーブ情報表示領域230を説明する。第2のカーブ情報表示領域230は、直近カーブ情報表示領域220の上に配置された矩形領域である。この第2のカーブ情報表示領域230には、2番目のカーブの方向を示す第2カーブ方向矢印231と、3番目のカーブの方向を示す第3カーブ方向矢印232とが表示されている。これらはいずれも特許請求の範囲のカーブ方向図形に相当する。
第2カーブ方向矢印231および第3カーブ方向矢印232は、実際の2番目、3番目のカーブの曲率よらず、その曲率が決定されている。よって、第2カーブ方向矢印231および第3カーブ方向矢印232は、2番目、3番目のカーブの方向のみを示しており、曲率は示していない。2つ先や3つ先のカーブについてはカーブ方向のみ知りたいドライバーが多いと考えられるので、そのようなドライバーにとって、カーブ方向矢印231、232は必要な情報(カーブの方向)のみを伝達することができる。
次に平面図300を説明する。平面図300も、詳細図100と同様に、走行中の道路を含む地図であり、自車位置を示す自車位置マーク310が走行中の道路に重畳表示されている。ただし、平面図300は、詳細図100よりも縮尺が小さくなっており、詳細図100よりも広い範囲が表示範囲に含まれている。そのため、詳細図では表示範囲となっていない位置に存在する施設図形320(ここでは道の駅を示す図形)が表示されている。このように、平面図300により、自車位置から比較的遠方までを確認することができる。
また、詳細図100がヘディングアップ表示となっているのに対して、この平面図300は、画面上方向が北方向となっているノースアップ表示となっている。よって、仮に、車両方向の変化により詳細図100が頻繁に回転してしまい、詳細図100からは方位が分かりにくくなってしまったとしても、平面図300から、自車が向かっている方位を容易に認識することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
たとえば、前述の実施形態では、現在位置が山道区間である場合に限り、山道専用画面として、図4に示したような、詳細図100、指示図200、平面図300が同時表示されている画面を表示していた。しかし、図4に示す画面を山道専用画面とする必要はなく、常時、図4のような画面を表示するようにしてもよい。また、ユーザの操作により、通常画面と図4の表示画面とを切り替えるようにしてもよい。
また、詳細図100、指示図200、平面図300のすべてが表示される必要はなく、いずれか2つの図のみを表示するようにしてもよい。また、詳細図100のみを表示するようにしてもよい。また、平面図300に、詳細図100と同様の縞模様130やグラデーション模様を付して、平面図300のみを表示するようにしてもよい。また、平面図300は、特許請求の範囲の広域道路地図に相当するものであるが、広域道路地図を、詳細図100と同様に、自車後方の上空から斜めに自車が走行中の道路を見た状態の地図としてもよい。また、平面図300もヘディングアップ表示するようにしてもよい。また、詳細図100、平面図300とも、ヘディングアップ表示とノースアップ表示が選択可能となっていてもよい。
また、前述の実施形態の縞模様130は、その本数により、勾配を示していたが、縞模様の密度により勾配を示すようにしてもよい。また、指示図200の3つの表示領域210、220、230のうちのいずれか2つのみを表示するようにしてもよい。また、勾配表示領域210の表示として、勾配表示領域全体の色を変化させることで、走行中の道路の勾配の方向および程度を示すようにしてもよい。より具体的には、勾配がない場合の基準色を緑色とし、下り勾配は青側の色、上り勾配は赤側の色で示し、且つ、勾配が急であるほど、可視光スペクトルにおいて緑から離れた色を用いるようにする。このようにすれば、色のみにより、勾配の方向および程度を把握することができる。
また、直近カーブ情報表示領域220の表示として、領域全体の色を変化させることで、直近のカーブの方向および曲率を示すようにしてもよい。より具体的には、曲がりがない場合の基準色を緑色とし、左カーブは青または赤側の色、右カーブは緑色に対して左カーブで用いる色とは反対側の色で示し、且つ、曲率が大きいほど、可視光スペクトルにおいて緑から離れた色を用いるようにする。このようにすれば、色のみにより、直近のカーブの方向および曲率を把握することができる。
また、前述の実施形態の直近カーブ情報表示領域220には、直近カーブ矢印221および縦帯222が表示されていたが、いずれか一方のみでもよい。また、これらに代えて、勾配表示領域210に表示されているものと同様に、数字でカーブ方向および曲率を示すようにしてもよい。
1:車両用ナビゲーション装置、 10:位置検出器、 20:表示器、 30:記憶装置、 40:制御装置、 100:詳細図(走行中道路地図)、 110:自車位置マーク、 120:走行中道路図形、 130:縞模様(勾配情報図形)、 140:退避所図形(施設図形)、 200:指示図、 210:勾配表示領域、 211:横帯(勾配図形)、 220:直近カーブ情報表示領域(前方カーブ情報表示領域)、 221:直近カーブ矢印(直近カーブ図形)、 222:縦帯(第2のカーブ図形)、 230:第2のカーブ情報表示領域(前方カーブ情報表示領域)、 231:第2カーブ方向矢印(カーブ方向図形)、 232:第3カーブ方向矢印(カーブ方向図形)、 300:平面図(広域道路地図)、 310:自車位置マーク、 320:施設図形

Claims (18)

  1. 表示器を備えた車両用ナビゲーション装置であって、
    前記表示器に、走行中の道路を含む地図である走行中道路地図が表示されている状態において、その表示器に、走行中の道路の勾配を示す勾配情報を表示することを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  2. 請求項1において、
    前記勾配情報として、勾配の程度を図形表示する勾配情報図形を表示することを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  3. 請求項2において、
    前記勾配情報図形は、前記走行中道路地図において、走行中の道路に重畳表示された縞模様であり、縞模様の数、或いは、縞模様の密度により、勾配を示すことを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  4. 請求項3において、
    前記走行中道路地図には、自車位置マークも表示されており、その自車位置マークに対する前記縞模様の位置が、車両走行によっても変化しないことを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  5. 請求項2において、
    前記勾配情報図形は、前記走行中道路地図において、走行中の道路に重畳表示されたグラデーション模様であり、濃淡の変化により勾配を示すことを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  6. 請求項2において、
    前記勾配情報図形として、前記走行中道路地図において、走行中の道路に重畳表示された縞模様と走行中の道路に重畳表示されたグラデーション模様とが表示されていることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  7. 請求項3〜6のいずれか1項において、
    前記走行中道路地図において、走行中の道路は、その道路の実際のカーブ形状に応じた形状で表示されていることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項において、
    前記表示器に、前記走行中道路地図とは別に、前記勾配情報が表示されている勾配表示領域が備えられていることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  9. 請求項8において、
    前記勾配表示領域に、その勾配表示領域の中心から上あるいは下へ示されることで勾配の方向を示し、且つ、上下方向の長さにより勾配の程度を示す勾配図形が表示されることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  10. 請求項8において、
    前記勾配表示領域の色が、所定の基準色に対して変化することで前記勾配の方向および程度が示されていることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項において、
    前記表示器に、前記走行中道路地図とは別に、走行中の道路の前方カーブに関する前方カーブ情報が表示されている前方カーブ表示領域が備えられていることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  12. 請求項11において、
    前記前方カーブ表示領域には、直近のカーブに関する情報である直近カーブ情報が表示されていることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  13. 請求項12において、
    前記直近カーブ情報として、直近のカーブの方向および曲率を矢印の方向および曲率により示す直近カーブ図形が表示されていることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  14. 請求項12または13において、
    前記直近カーブ情報を表示するための表示領域の中心から左あるいは右へ示されることで直近のカーブの方向を示し、且つ、左右方向の長さによりカーブの曲率を示す第2のカーブ図形が示されていることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  15. 請求項12〜14のいずれか1項において、
    前記前方カーブ表示領域には、直近のカーブ情報が表示されている領域とは別に第2のカーブ表示領域が備えられており、その第2のカーブ表示領域に、2番目あるいは2番目および3番目のカーブの方向を示し、且つ、そのカーブの曲率によらない形状のカーブ方向図形が表示されていることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  16. 請求項1〜15のいずれか1項において、
    前記表示器に、前記走行中道路地図とは別に、走行中の道路を含み、且つ、前記走行中道路地図よりも広い範囲が含まれている広域道路地図が表示されていることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  17. 請求項16において、
    前記広域道路地図をノースアップ表示する一方、前記走行中道路地図をヘディングアップ表示することができることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
  18. 請求項1〜17のいずれか1項において、
    交差点、分岐点、合流点を示すノード、および、ノード間に配置される形状補間点を含み、道路の形状を点で示す形状点が記憶されている道路地図データを備え、
    前記道路地図データの形状点のデータとして、形状点の平面座標、および、形状点の標高が含まれており、
    前記勾配情報は、前記形状点の平面座標および標高に基づいて決定されることを特徴とする車両用ナビゲーション装置。
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