JP2012117182A - 前紡工程のドラフト装置の制御方法及び制御装置 - Google Patents

前紡工程のドラフト装置の制御方法及び制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012117182A
JP2012117182A JP2010270075A JP2010270075A JP2012117182A JP 2012117182 A JP2012117182 A JP 2012117182A JP 2010270075 A JP2010270075 A JP 2010270075A JP 2010270075 A JP2010270075 A JP 2010270075A JP 2012117182 A JP2012117182 A JP 2012117182A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
draft
draft ratio
roller
bottom roller
drive motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010270075A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5924860B2 (ja
Inventor
Makoto Yakushi
誠 薬司
Yasuhiko Taniguchi
安彦 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Hara Shokki Seisakusho KK
Original Assignee
Toyota Industries Corp
Hara Shokki Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Industries Corp, Hara Shokki Seisakusho KK filed Critical Toyota Industries Corp
Priority to JP2010270075A priority Critical patent/JP5924860B2/ja
Priority to CN2011103894835A priority patent/CN102534884A/zh
Publication of JP2012117182A publication Critical patent/JP2012117182A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5924860B2 publication Critical patent/JP5924860B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Abstract

【課題】口出し作業時にドラフト装置から送出される帯状の繊維束がギャザラーを通過し易くすることができる前紡工程のドラフト装置の制御方法及び制御装置を提供する。
【解決手段】フロントボトムローラ13、ミドルボトムローラ14及びバックボトムローラ15がそれぞれ独立してフロントローラ駆動モータ28、ミドルローラ駆動モータ30及びバックローラ駆動モータ32により駆動されるドラフト装置11を備えている。制御装置37は、口出し作業時にドラフト比を定常運転時のドラフト比より大きな状態となるようにフロントローラ駆動モータ28、ミドルローラ駆動モータ30及びバックローラ駆動モータ32を制御するドラフト比変更手段を構成するCPU38を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、前紡工程のドラフト装置の制御方法及び制御装置に係り、詳しくは練条機やコーマのように複数本のスライバをドラフトした後に1本のスライバに束ねる工程、あるいはカードのようにドラフト装置でドラフトされた幅広の繊維束(ウェブ)をスライバにする工程を備えた前紡工程のドラフト装置の制御方法及び制御装置に関する。
練条機やコーマ等の前紡工程では、複数本のスライバがドラフト装置で同時にドラフトされ、フロントローラから帯状のフリースになって送出された後、ギャザラーで集束されて1本のスライバに束ねられ、コイラ装置でケンスに収容される。ギャザラーに送り込まれた帯状のフリースは、幅方向の両端部が内側に包み込まれるようにギャザラーで集束されないとケンス内に収容されたスライバが毛羽立ったりしてスライバ品質を落とすことになる。また、高速でギャザラーに送り込まれた帯状のフリースが、互いに干渉して繊維の毛羽立ちが発生する場合もある。このような問題の解決を目的としたギャザラーは提案されている(例えば、特許文献1参照)。
コーマの運転準備では、最初にドラフト装置のフロントローラから送り出される帯状のフリースをギャザラーに通す口出し作業を行う必要があるが、このときフリースがギャザラーに詰まってフリースが切れ易い。そのため口出し作業を数回繰り返すのが普通である。
特開2010−150713号公報
コーマにおける運転準備の際に口出し作業を繰り返す回数が多いと、その分、運転開始までに時間が掛かり、機台の生産性が低下する。また、コーマに限らず、複数のケンスから供給される複数本のスライバがドラフト装置で同時にドラフトされ、フロントローラから帯状のフリースになって送出された後、ギャザラーで集束されて1本のスライバに束ねられる練条機でも同様の問題がある。従来技術のギャザラーの改良は、スライバ品質の低下防止には寄与するが、口出し作業時におけるフリース切れを抑制して口出し作業の繰り返し回数を少なくする配慮はなされていない。
本発明は前記の問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、口出し作業時にドラフト装置から送出される帯状の繊維束がギャザラーを通過し易くすることができる前紡工程のドラフト装置の制御方法及び制御装置を提供することにある。
前記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、フロントボトムローラ及びバックボトムローラがそれぞれ独立してモータにより駆動されるドラフト装置を備えた前紡工程のドラフト装置の制御方法であって、口出し作業時にドラフト比を定常運転時のドラフト比より大きな状態となるように前記ドラフト装置を制御する。ここで、「口出し作業」とは、ドラフト装置のフロントローラから送出される幅広の繊維束(例えば、フリースあるいはウェブ)をギャザラーに挿入する作業を意味する。以下、同じ意味で使用する。
この発明では、口出し作業時にドラフト比が定常運転時のドラフト比より大きな状態、即ちドラフト倍率を上げた状態となるようにドラフト装置が制御されるため、ドラフト装置のフロントローラから送り出される幅広の繊維束の厚さが薄くなって単位長さ当たりの繊維量が少なくなる。そして、繊維束がギャザラーを通過する際の抵抗が小さくなってギャザラーを通過し易くなり、口出し作業の成功率が高くなる。
請求項2に記載の発明は、前記フロントボトムローラの回転速度が定常運転時より大きくなるように、かつ前記バックボトムローラは定常運転時の速度となるように前記ドラフト装置を制御する。
この発明では、フロントボトムローラを高速にする代わりにバックボトムローラを低速にしてブレーキドラフト比を大きくする場合に比べてコーマ全体の制御が簡単になる。
請求項3に記載の発明は、フロントボトムローラ及びバックボトムローラがそれぞれ独立してモータにより駆動されるドラフト装置を備えた前紡工程のドラフト装置の制御装置であって、口出し作業時にドラフト比を定常運転時のドラフト比より大きな状態となるように前記モータを制御するドラフト比変更手段を備えている。
この発明では、口出し作業時には、ドラフト比を定常運転時のドラフト比より大きな状態となるように、ドラフト比変更手段がフロントボトムローラを駆動するモータ及びバックローラを駆動するモータを制御する。したがって、請求項1に記載の発明の制御方法が実施され、ドラフト装置のフロントローラから送り出される幅広の繊維束の厚さが薄くなって単位長さ当たりの繊維量が少なくなる。そして、繊維束がギャザラーを通過する際の抵抗が小さくなってギャザラーを通過し易くなり、口出し作業の成功率が高くなる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記ドラフト比変更手段は、口出しスイッチのオン状態の間はドラフト比を前記大きな状態となるように前記モータを制御する。この発明では、口出し作業時に作業者が口出しスイッチをオン操作している間、ドラフト比が定常運転時のドラフト比より大きな状態となる。したがって、作業者は繊維束がギャザラーを通過する状態を観察しながら口出しスイッチをインチング操作することにより、より適切に口出し作業を行うことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は請求項4に記載の発明において、前記ドラフト比変更手段は、口出し作業時に増大されたドラフト比を定常運転時のドラフト比に漸次的に移行させる。口出し作業時に増大されたドラフト比を急に定常運転時のドラフト比に変更すると、紡出条件によってはギャザラーへの詰まりが生じ易くなる場合がある。しかし、この発明では、そのような問題の発生が抑制される。
本発明によれば、口出し作業時にドラフト装置から送出される帯状の繊維束がギャザラーを通過し易くすることができる。
一実施形態を示すコーマのドラフト装置とその下流側の概略側面図。 ボトムローラの駆動部の構成を示す模式図。 別の実施形態を示す練条機のドラフト装置とコイラ装置を示す概略側面図。 別の実施形態におけるボトムローラの駆動部の構成を示す模式図。
以下、本発明を前紡工程としてのコーマに具体化した一実施形態を図1及び図2にしたがって説明する。
図1に示すように、ドラフト装置11は、図示しない複数のコーミングヘッドからそれぞれ送り出された後に集束された複数本のスライバを案内する集束テーブル12の下流側に設けられている。ドラフト装置11は、フロントボトムローラ13、ミドルボトムローラ14及びバックボトムローラ15を備えた3線式の構成となっている。各ボトムローラ13,14,15は、図示しないローラスタンドに支持されている。フロントボトムローラ13、ミドルボトムローラ14及びバックボトムローラ15と対応する位置に、フロントトップローラ16、ミドルトップローラ17及びバックトップローラ18が配置されている。各ボトムローラ13〜15及び各トップローラ16〜18は、スライバSが上流側から下流側に向かって上昇して進むように配置されている。
フロントボトムローラ13の上部前側には、スライバSの進行方向を斜め下方へ変更させるガイドローラ19が配設されている。フロントボトムローラ13より前方には、ギャザラー20、ドロートランペット21、ベルトコンベア22及びコイラ装置23がフロントボトムローラ13側から順に配設されている。ベルトコンベア22は、ギャザラー20を通過して1本に束ねられて斜め下側に向かって進んでドロートランペット21を通過した後のスライバSの進行方向を再び斜め上向きに変更して搬送する部分22aと、上側で水平方向に搬送する部分22bとを備えている。なお、図1ではスライバSが各ローラ及びベルトコンベア22と接触しない状態で描いているが、実際はスライバSが各ローラ及びベルトコンベア22と接触した状態で移動する。
コイラ装置23は、コイラトランペット24、一対のコイラカレンダーローラ25及びチューブホイール26を備えている。そして、ベルトコンベア22の前端から下方に向かって進行するとともにコイラカレンダーローラ25で再度圧縮された後のスライバSを、チューブホイール26を用いてケンス27内に収納する。
次にドラフト装置11のボトムローラの駆動部の構成を説明する。図2に示すように、
フロントボトムローラ13は一端側(図2おいて左側)からフロントローラ駆動モータ28により駆動されるようになっている。フロントローラ駆動モータ28の出力軸と、フロントボトムローラ13の一端部との間には歯車列29が設けられている。
ミドルボトムローラ14は一端側(図2おいて右側)からミドルローラ駆動モータ30により駆動されるようになっている。ミドルローラ駆動モータ30の出力軸と、ミドルボトムローラ14の一端部との間には歯車列31が設けられている。
バックボトムローラ15は一端側(図2おいて右側)からバックローラ駆動モータ32により駆動されるようになっている。バックローラ駆動モータ32の出力軸と、バックボトムローラ15の一端部との間には歯車列33が設けられている。
各駆動モータ28,30,32には、それぞれサーボモータが使用されている。各駆動モータ28,30,32はロータリエンコーダ(図示せず)をそれぞれ備えている。各駆動モータ28,30,32はサーボドライバ(サーボアンプ)34,35,36にそれぞれ電気的に接続され、制御装置37によりサーボドライバ34,35,36を介して制御される。
制御装置37は、CPU(中央処理装置)38、メモリ39及び入力装置(図示せず)を備えている。CPU38は入力インタフェースを介して各駆動モータ28,30,32のロータリエンコーダとそれぞれ電気的に接続されている。CPU38は出力インタフェース及びモータ駆動回路を介してサーボドライバ34,35,36にそれぞれ電気的に接続されている。CPU38は、口出しスイッチ40に電気的に接続されている。口出しスイッチ40として、押圧操作されている間のみオン状態になる構成のスイッチ、即ち自動復帰型スイッチが使用されている。
メモリ39にはサーボドライバ34,35,36を制御するプログラムデータと、その実行に必要な各種データとが記憶されている。前記各種データには種々の繊維原料、紡出スライバの太さ等の紡出条件と、定常運転時のドラフト比に対応する各駆動モータ28,30,32の回転速度との対応データ等がある。
また、メモリ39には、口出し作業時にドラフト比を定常運転時のドラフト比より大きな状態となるようにフロントローラ駆動モータ28、ミドルローラ駆動モータ30及びバックローラ駆動モータ32を制御する口出し時制御プログラムが記憶されている。CPU38及び口出し時制御プログラムは、口出し作業時にドラフト比を定常運転時のドラフト比より大きな状態となるようにフロントローラ駆動モータ28、ミドルローラ駆動モータ30及びバックローラ駆動モータ32を制御するドラフト比変更手段を構成する。この実施形態では、口出し時制御プログラムは、メインドラフト比(フロントローラ及びミドルローラ間のドラフト比)と、ブレーキドラフト比(ミドルローラ及びバックローラ間のドラフト比)との両方を変更するように構成されている。
CPU38は、定常運転時には入力装置により入力された紡出条件に対応して予め設定されたドラフト比となるように、フロントボトムローラ13、ミドルボトムローラ14、バックボトムローラ15を回転駆動させるように、各駆動モータ28,30,32を制御する。また、CPU38は、口出しスイッチ40のオン状態の間はメインドラフト比及びブレーキドラフト比を定常運転時のドラフト比より大きな状態となるように、かつバックローラ駆動モータ32は定常運転時の速度で各駆動モータ28、30,32を制御する。口出し時のドラフト比は、例えば、口出し時にドラフト装置11から送出されるフリースFの厚さが定常運転時の半分になるようなドラフト比(好ましくは定常運転時のドラフト比の2倍程度)に設定される。
CPU38は口出し時、ドラフト比を増大させる際は、ドラフト比ができるだけ早く目的のドラフト比となるように駆動モータ28,30,32を制御する。CPU38は、口出し作業終了後、口出し作業時に増大されたドラフト比を定常運転時のドラフト比に漸次的に移行させるように駆動モータ28,30,32を制御する。
次に前記のように構成された装置の作用を説明する。コーマの運転に先立って繊維原料、紡出番手等の紡出条件が入力装置により制御装置37に入力される。口出し作業が終了した定常運転時には、制御装置37からの指令に基づき、サーボドライバ34,35,36を介して各駆動モータ28,30,32が、紡出条件に対応して予め設定されたドラフト比となる回転速度で回転するように制御される。そして、ドラフト装置11で所定の倍率にドラフトされたフリースFはギャザラー20及びドロートランペット21を通過して1本のスライバSに集束され、ベルトコンベア22によりコイラ装置23へ搬送される。スライバSはコイラ装置23のコイラカレンダーローラ25で再度圧縮された後、チューブホイール26を経てケンス27に収容される。
一方、コーマの運転準備の際の口出し作業時には、作業者は口出しスイッチ40をインチング操作して口出し作業を行う。CPU38は、口出し作業時にドラフト比が定常運転時のドラフト比より大きな状態、即ちドラフト倍率を上げた状態となるようにサーボドライバ34,35,36を介して各駆動モータ28,30,32を制御する。この実施形態では、フロントボトムローラ13とミドルボトムローラ14の回転速度差及びミドルボトムローラ14とバックボトムローラ15の回転速度差が共に定常運転時より大きくなるように各駆動モータ28,30,32を制御する。本実施形態では、フロントボトムローラ13及びミドルボトムローラ14の回転速度が定常運転時よりも大きくされる。また、バックボトムローラ15の回転速度は定常運転時の回転速度と同じになるようにバックローラ駆動モータ32は制御される。その結果、ドラフト装置11のフロントローラ(フロントボトムローラ13及びフロントトップローラ16)から送り出される幅広の繊維束(フリースF)の厚さが薄くなって単位長さ当たりの繊維量が少なくなる。そして、フリースFがギャザラー20を通過する際の抵抗が小さくなってギャザラー20を通過し易くなり、口出し作業が容易になる。
この実施形態では、CPU38は口出しスイッチ40がオン状態の間はドラフト比が定常運転時のドラフト比より大きな状態となるように駆動モータ28,30,32を制御する。そして、作業者はフロントローラから送出されるフリースFのギャザラー20の通過状態を観察しながら、口出しスイッチ40をインチング操作して口出しスイッチ40のオン状態を調節して口出し作業を行う。
口出し作業が完了すると、CPU38は口出し作業時に増大されたドラフト比を定常運転時のドラフト比に漸次的に移行させる。そして、紡出条件に対応して設定されているドラフト比で定常運転が行われる。
なお、定常運転開始御、ドラフト装置11とギャザラー20との間でフリース切れが発生した場合も、コーマの運転が一時停止され、口出し作業が行われる。また、口出し作業時にドラフト比が定常運転時と異なるドラフト比で紡出されたスライバSは製品にはならず、除去、回収される。
この実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)ドラフト装置11の制御方法は、口出し作業時にドラフト比が定常運転時のドラフト比より大きな状態となるようにドラフト装置11が制御されるため、ドラフト装置11のフロントローラから送り出される幅広の繊維束(フリースF)の厚さが薄くなって単位長さ当たりの繊維量が少なくなる。そして、繊維束がギャザラー20を通過する際の抵抗が小さくなってギャザラー20を通過し易くなり、口出し作業の成功率が高くなる。その結果、従来に比べて口出し作業が成功するまでの口出し作業の繰り返し回数が少なくなって、短時間で定常運転を開始することができる。
(2)制御装置37は、口出し作業時にドラフト比を定常運転時のドラフト比より大きな状態となるようにフロントローラ駆動モータ28、ミドルローラ駆動モータ30及びバックローラ駆動モータ32を制御するドラフト比変更手段(CPU38)を備えている。したがって、(1)の制御方法を実施でき、(1)と同様な効果が得られる。
(3)ドラフト比変更手段(CPU38)は、口出しスイッチ40のオン状態の間はドラフト比が定常運転時のドラフト比より大きな状態となるようにフロントローラ駆動モータ28、ミドルローラ駆動モータ30及びバックローラ駆動モータ32を制御する。したがって、作業者は繊維束(フリースF)がギャザラー20を通過する状態を観察しながら口出しスイッチ40をインチング操作することにより、より適切に口出し作業を行うことができる。
(4)ドラフト比変更手段(CPU38)は、口出し作業時に増大されたドラフト比を定常運転時のドラフト比に漸次的に移行させる。口出し作業時に増大されたドラフト比を急に定常運転時のドラフト比に変更すると、紡出条件によってはギャザラー20への詰まりが生じ易くなる場合がある。しかし、口出し作業時に増大されたドラフト比を定常運転時のドラフト比に漸次的に移行させることにより、そのような問題の発生が抑制される。
(5)口出しスイッチ40として、押圧操作されている間のみオン状態になる構成のスイッチが使用されている。したがって、作業者による口出しスイッチ40のインチング操作が容易になる。
(6)口出し作業時にドラフト比を定常運転時のドラフト比より大きな状態となるように、メインドラフト比及びブレーキドラフト比の両方が変更される。メインドラフト比及びブレーキドラフト比のいずれか一方のみを変更することにより、ドラフト比を定常運転時のドラフト比より大きな状態となるようにすることも可能であるが、フロントローラ駆動モータ28のみを定常運転時より高速駆動にすると、目的の厚さのフリースFを紡出するのにフロントローラ駆動モータ28に大きな負荷が掛かる。しかし、メインドラフト比及びブレーキドラフト比の両方を変更すれば、そのような問題の発生を回避することができる。
(7)CPU38は、フロントボトムローラ13とミドルボトムローラ14の回転速度差及びミドルボトムローラ14とバックボトムローラ15の回転速度差が共に定常運転時より大きくなるように、フロントボトムローラ13及びミドルボトムローラ14の回転速度が定常運転時よりも大きくされ、かつバックローラ駆動モータ32は定常運転時の速度で各駆動モータ28,30,32を制御する。したがって、フロントボトムローラ13を高速にする代わりにミドルボトムローラ14を低速にしてメインドラフト比を大きくし、ミドルボトムローラ14を高速にする代わりにバックボトムローラ15を低速にしてブレーキドラフト比を大きくする場合に比べてコーマ全体の制御が簡単になる。なぜならば、ミドルボトムローラ14及びバックボトムローラ15を定常運転時より低速にしてメインドラフト比及びブレーキドラフト比を大きくすると、各コーミングヘッドから送出されるスライバSの速度を定常運転時より低速にする必要があり、ドラフト装置11だけでなくコーミングヘッドの制御も定常運転時と変更する必要があるからである。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ 前紡工程としての練条機のドラフト装置に適用してもよい。練条機に適用する場合は、図3に示すように、ドラフト装置11とコイラ装置23との間にベルトコンベア22が存在せず、ドラフト装置11は複数本のスライバSが水平に進むように配設される。ギャザラー20は、ギャザラー20を通過したスライバSがコイラトランペット24の入口向かって真っ直ぐ下方へ進むように配置されている。この実施形態においても前記実施形態と同様な効果が得られる。
○ コーマにおいても、練条機のようにギャザラー20を通過したスライバSがコイラ装置23のコイラトランペット24の入口向かって真っ直ぐ下方へ進むように、ドラフト装置11がコイラ装置23の上方に配置された構成としてもよい。
○ ミドルボトムローラ14及びバックボトムローラ15を共通のサーボモータで駆動する構成としてもよい。例えば、図4に示すように、ミドルローラ駆動モータ30を省略して、ミドルボトムローラ14の一端部を歯車列41に連結する。そして、歯車列33に対して連結軸42を介して歯車列41に回転を伝達する歯車列43を追加する。口出し作業時には、フロントボトムローラ13とミドルボトムローラ14の回転速度差が定常運転時より大きくなるように両駆動モータ28,32を制御する。この実施形態では、ミドルボトムローラ14及びバックボトムローラ15が共通のバックローラ駆動モータ32により駆動される。したがって、フロントボトムローラ13、ミドルボトムローラ14及びバックボトムローラ15をそれぞれ別のモータで駆動させる構成に比べてモータの数を少なくでき、製造コストを低くできる。
○ フロントローラ駆動モータ28、ミドルローラ駆動モータ30及びバックローラ駆動モータ32としてサーボドライバ34,35,36を介して制御されるサーボモータを使用する代わりに、インバータで制御されるモータを使用してもよい。
○ 口出しスイッチ40として、自動復帰型スイッチ以外のスイッチ、例えば、レバーの位置切換でオン・オフを選択するスイッチを使用してもよい。
○ CPU38は、口出しスイッチ40のオン状態の間及び、口出しスイッチ40のオフ後一定時間はドラフト比を定常運転時より大きな状態となるようにフロントローラ駆動モータ28、ミドルローラ駆動モータ30、バックローラ駆動モータ32の少なくとも一つを駆動するようにしてもよい。
○ CPU38は、口出しスイッチ40が一度オンになった後、予め設定された一定時間は口出しスイッチ40のオン状態及びオフ状態に拘わらずドラフト比を定常運転時のドラフト比より大きな状態となるようにドラフト装置のモータを制御するようにしてもよい。
○ 口出し作業時のドラフト比を、複数の候補の中から作業者が選択可能な構成にしてもよい。
○ 口出し作業時のドラフト比を、ドラフト比変更手段(CPU38)があらかじめ準備された複数の値の中から紡出条件に基づいて選択する構成にしてもよい。
○ ドラフト装置11は3線式のドラフト装置に限らず、4線式及び5線式のドラフト装置であってもよい。また、フロントローラとバックローラの2線式のドラフト装置であってもよい。そして、口出し作業時にはドラフト比を定常運転時のドラフト比より大きな状態となるようにモータを制御する。
○ ドラフト装置11の前側に配置されるガイドローラ19を省略してもよい。
○ 前紡工程は練条機やコーマに限らず、複数本のスライバをドラフトした後に1本のスライバに束ねる工程を備えた紡機、例えば、スライバラップマシーンやリボンラップマシーンに適用してもよい。
○ 前紡工程は複数本のスライバをドラフトした後に1本のスライバに束ねる工程を備えた紡機に限らず、カードのようにドラフト装置でドラフトされた幅広の繊維束(ウェブ)をスライバにする工程を備えた紡機であってもよい。
以下の技術的思想(発明)は前記実施形態から把握できる。
(1)請求項3に記載の発明において、前記ドラフト比変更手段は、口出しスイッチがオフになった後、一定時間はドラフト比を口出しスイッチがオン状態の間と同じドラフト比となるように前記モータを制御する。
11…ドラフト装置、13…フロントボトムローラ、15…バックボトムローラ、37…制御装置、38…ドラフト比変更手段としてのCPU、40…口出しスイッチ。

Claims (5)

  1. フロントボトムローラ及びバックボトムローラがそれぞれ独立してモータにより駆動されるドラフト装置を備えた前紡工程のドラフト装置の制御方法であって、口出し作業時にドラフト比を定常運転時のドラフト比より大きな状態となるように前記ドラフト装置を制御することを特徴とする前紡工程のドラフト装置の制御方法。
  2. 前記フロントボトムローラの回転速度が定常運転時より大きくなるように、かつ前記バックボトムローラは定常運転時の速度となるように前記ドラフト装置を制御する請求項1に記載の前紡工程のドラフト装置の制御方法。
  3. フロントボトムローラ及びバックボトムローラがそれぞれ独立してモータにより駆動されるドラフト装置を備えた前紡工程のドラフト装置の制御装置であって、口出し作業時にドラフト比を定常運転時のドラフト比より大きな状態となるように前記モータを制御するドラフト比変更手段を備えていることを特徴とする前紡工程のドラフト装置の制御装置。
  4. 前記ドラフト比変更手段は、口出しスイッチのオン状態の間はドラフト比を前記大きな状態となるように前記モータを制御する請求項3に記載の前紡工程のドラフト装置の制御装置。
  5. 前記ドラフト比変更手段は、口出し作業時に増大されたドラフト比を定常運転時のドラフト比に漸次的に移行させる請求項3又は請求項4に記載の前紡工程のドラフト装置の制御装置。
JP2010270075A 2010-12-03 2010-12-03 前紡工程のドラフト装置の制御方法及び制御装置 Active JP5924860B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010270075A JP5924860B2 (ja) 2010-12-03 2010-12-03 前紡工程のドラフト装置の制御方法及び制御装置
CN2011103894835A CN102534884A (zh) 2010-12-03 2011-11-30 在前纺工艺中控制牵伸机的方法和控制装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010270075A JP5924860B2 (ja) 2010-12-03 2010-12-03 前紡工程のドラフト装置の制御方法及び制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012117182A true JP2012117182A (ja) 2012-06-21
JP5924860B2 JP5924860B2 (ja) 2016-05-25

Family

ID=46342852

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010270075A Active JP5924860B2 (ja) 2010-12-03 2010-12-03 前紡工程のドラフト装置の制御方法及び制御装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5924860B2 (ja)
CN (1) CN102534884A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105297197A (zh) * 2014-07-24 2016-02-03 村田机械株式会社 纺织机及纺织方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103103644A (zh) * 2012-12-10 2013-05-15 苏州尊元纺织有限公司 一种纺织机械的罗拉驱动系统
CN109735977B (zh) * 2019-03-13 2023-09-19 安徽新雅新材料有限公司 交变牵伸五通道纺纱装置及变支变比变捻纱线的纺制方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62257427A (ja) * 1986-04-10 1987-11-10 トリユツツシユレル・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシヤフト 精紡準備機械におけるフロントロ−ラおよびカレンダロ−ラ間の円筒形の帯状材料案内路
JP2003278035A (ja) * 2002-03-18 2003-10-02 Murata Mach Ltd 紡績方法及びその装置

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60185826A (ja) * 1984-03-02 1985-09-21 Shikishima Boseki Kk スライバ太さ制御方法
US5400476A (en) * 1994-07-12 1995-03-28 Myrick-White, Inc. Apparatus and method for controlling draft uniformity in textile sliver
DE19528484A1 (de) * 1995-08-03 1997-02-06 Truetzschler Gmbh & Co Kg Vorrichtung an einer Strecke zur Messung der Stärke eines Faserverbandes
DE69500919T2 (de) * 1994-11-29 1998-06-10 M & M Electric Service Co Inc Festkörper-Faserbandsensor
DE19618642B4 (de) * 1996-05-09 2007-07-19 Rieter Ingolstadt Spinnereimaschinenbau Ag Vliestrichter
DE10306209A1 (de) * 2003-02-13 2004-08-26 Rieter Ingolstadt Spinnereimaschinenbau Ag Vorrichtung mit einem Mikrowellenresonator für eine oder an einer Spinnereivorbereitungsmaschine
DE102008049363B4 (de) * 2008-08-19 2022-10-13 Trützschler Group SE Vorrichtung für eine oder an einer Spinnereivorbereitungsmaschine, die ein Streckwerk zum Verstrecken von strangförmigem Fasermaterial aufweist
CN201386166Y (zh) * 2009-05-11 2010-01-20 海安纺织机械有限公司 无级差调速的棉纺并条机

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62257427A (ja) * 1986-04-10 1987-11-10 トリユツツシユレル・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンデイトゲゼルシヤフト 精紡準備機械におけるフロントロ−ラおよびカレンダロ−ラ間の円筒形の帯状材料案内路
JP2003278035A (ja) * 2002-03-18 2003-10-02 Murata Mach Ltd 紡績方法及びその装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105297197A (zh) * 2014-07-24 2016-02-03 村田机械株式会社 纺织机及纺织方法

Also Published As

Publication number Publication date
CN102534884A (zh) 2012-07-04
JP5924860B2 (ja) 2016-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101377026B (zh) 纱线卷绕机及假捻加工机
CN103276485A (zh) 一种多色彩嵌入式段彩纺纱方法及其装置和产品
CN103014947A (zh) 一种ab差异化多组份复合纺纱装置
JPH02216226A (ja) コーミングマシン
JP5924860B2 (ja) 前紡工程のドラフト装置の制御方法及び制御装置
JPH01156519A (ja) 紡績方法及び紡績装置
CN100543203C (zh) 梳毛机
JP6164190B2 (ja) 紡機における特殊糸製造装置
JP2004068243A (ja) 精紡機
CN103814161B (zh) 纺制花式纱线的方法、用于通过所述方法纺制花式纱线的机器以及通过所述方法生产的花式纱线
JPH108329A (ja) デタチング・ピーシング装置を備えたコーミングマシン
CN116837509B (zh) 四罗拉异形板负压握持展纤式夹心包缠纺纱装置和方法
CN103866439A (zh) 气流纺纱装置
EP2805907B1 (en) Yarn winding machine
CN203065685U (zh) 一种ab差异化多组份复合纺纱装置
CN1050868C (zh) 由于合成纤维的拉伸变形机
CN203212698U (zh) 一种多色彩嵌入式段彩纺纱装置
CN1589342A (zh) 纺纱机上用于压实纤维须条的装置
JPH06166920A (ja) ラップ製造方法及び装置
EP4133124B1 (de) Anlage und verfahren zur herstellung eines gekämmten faserbandes
CN115787165B (zh) 一种羊毛锦纶双包复合纱的生产方法
JP2000110035A (ja) 粗糸製造における3種類のスライバーのドラフト切り替 え装置
JP2016030887A (ja) 空気紡績された糸を製造する方法
JP2020090738A (ja) 有撚炭素繊維ステープル集束体、その製造方法及び製造装置
CN203360673U (zh) 组合纺纱制线小样机

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20130206

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20130206

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130304

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140313

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20140826

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141126

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20141203

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20150206

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160419

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5924860

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151