JP2012162192A - 電動パーキングブレーキ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】アクセルペダル操作量信号APSを用いてスロットルバルブの開き始めのタイミングに電動パーキングブレーキを解除する代わりに、アクセルペダルが踏み込まれていない時刻t1のタイミングでのアクセルペダル操作量信号APSを取得して、基準アクセルペダル操作量信号APS*とし、その後は、アクセルペダル操作量信号APSと基準アクセルペダル操作量信号APS*との比をアクセル操作係数KACとし、アクセル操作係数KACが閾値KAC*以上になったタイミングで電動パーキングブレーキを解除する。
【選択図】図6
Description
また、電動パーキングブレーキ装置は、車両の停止や、運転者による発進操作を検出し、自動的に電動パーキングブレーキの制動及び解除動作を行わせるオートモードを備えたものもある。
ちなみに、特許文献1の電動パーキングブレーキは、パーキングブレーキケーブルをDC(Direct Current)モータで巻き上げたり、巻き戻して緩めたりして、左右の後輪のブレーキドラムにブレーキシューを押圧、又は押圧力解除をする構成のものである。
そして、特許文献2に記載の技術では、例えば、信号待ち停車時のアイドリングストップによるエンジン自動停止中に電動パーキングブレーキが作動した後に、エンジンの自動再始動時に運転者によりアクセルペダルが踏み込まれたときに、電動パーキングブレーキの解除信号を出力したとしても、電動パーキングブレーキの解除動作が遅く、車輪制動力が完全に開放されるまでに時間がかかるため、車両の発進性能が低下する課題があり、その改善技術が記載されている。
その結果、前記アクセルペダル操作量信号の所定の閾値に合わせて、電動パーキングブレーキを解除するように設定すると、実際にスロットルバルブが開き始めた後で、電動パーキングブレーキが解除され、電動パーキングブレーキが解除されないまま車両が発進する車両の引きずり現象や発進直後の制動ショックを生じ、車両発進時における乗員の乗り心地を悪化させる可能性があった。
そして、前記したアクセル操作係数の予め設定された所定の閾値を、スロットルバルブが全閉状態から開き始めるタイミングとして設定することにより、温度変化等の車両環境の変化に対して、安定してエンジンのトルクが発生したタイミングで電動パーキングブレーキを解除でき、車両の引きずり現象や発進直後の制動ショックが生じることを防止できる。
そして、スロットルバルブの開き始めに対応するアクセル操作係数の所定の閾値が一定値でも、スロットルバルブの開き始めのタイミングと電動パーキングブレーキの解除のタイミングとが安定して一致することになる。よって、安定してエンジンのトルクが発生したタイミングで電動パーキングブレーキを解除でき、車両の引きずり現象や発進直後の制動ショックが生じることを防止できる。
なお、前記した所定の閾値を低く補正する量は、算出された比の値が1よりも小さい度合いに応じて補正することが望ましい。
なお、予め設定された所定の閾値を高く補正する量は、登坂状態検出手段が検出した上り坂の度合いに応じて設定されることが好ましい。
その結果、安定してエンジンのトルクが発生したタイミングで電動パーキングブレーキを解除でき、車両の引きずり現象や発進直後の制動ショックが生じることを防止できる。
図1、図2を参照して第1の実施形態に係る電動パーキングブレーキ装置1Aについて説明する。図1は、第1の実施形態に係る電動パーキングブレーキ装置のブロック構成図である。
図1に示す電動パーキングブレーキ装置1Aでは、電動アクチュエータ5として、パーキングブレーキケーブルをDCモータ21で巻き上げたり、巻き戻して緩めたりして、左右の後輪のブレーキドラムにブレーキシューを押圧、又は押圧力解除をする構成のものを例に示してある。そして、パーキングブレーキケーブルの巻き上げ完了、巻き戻し完了を検出するためのストロークセンサ22が設けられている。この場合、ストロークセンサ22は、パーキングブレーキケーブルの移動量を直接検出するものではなく、例えば、DCモータ21の回転数を検出するものでも良い。動作機構7は、パーキングブレーキケーブルの巻き上げ、巻き戻しをするケーブルドラムに対応する。
ちなみに、「FI/AT」の「FI」は、エンジンの燃料噴射(Fuel Injection)を制御する意味でありエンジンに対する制御機能の全体を代表的に表示し、「AT」は自動変速機(Automatic Transmission)を制御する意味で自動変速機に対する制御機能を代表的に表示している。
先ず、FI/AT制御ユニット11について説明する。
FI/AT制御ユニット11は、CPU,RAM,ROM、書き込み可能な不揮発メモリ及びそれらを接続するバス、並びに入出力インタフェース回路を含むFI/AT−ECU(Electrical Control Unit)11aの他に、図示省略してあるが、例えば、燃料ポンプ駆動用電源等を含んでいるが、本発明には直接関係しないので詳細な説明は省略する。
FI/AT−ECU11aには、車室内の運転席に設けられているアクセルペダル(図示せず)の踏み込み位置(以下、「アクセルペダル操作量」と称する)を検出するアクセルペダルポジションセンサ(アクセルペダル操作量検出手段)13からのアクセルペダル操作量信号APS、アクセルセレクトレバー(図示せず)の選択位置を検出するセレクトレバーポジション・スイッチ14(以下、「セレクトレバーポジションSW14」と称する)からのセレクトレバーポジション情報信号SPS、スロットル(図示せず)の開度を検出するスロットルポジションセンサ(スロットル開度検出手段)16からのスロットル開度信号THS、自動変速機の変速段の設定状態を検出するAT変速段センサ18からの信号、エンジンのクランク角を検出するクランクパルスセンサ19からのクランクパルス信号、クランク角が気筒のTDC(Top Dead Center)に位置したことを検出するTDCセンサ(図示せず)からの信号等が入力される。
そして、FI/AT制御ユニット11は、FI/AT制御ユニット11以外の他の制御ユニット、例えば、電動パーキングブレーキ制御ユニット4A、その他制御ユニット12等にバッテリからの電源を供給するためのFI/AT−ECU11aにオン/オフ制御される電源スイッチ(図示せず)をも含んでいる。
そして、FI/AT−ECU11aは、アクセルペダル操作量信号APSがスロットルバルブ開閾値操作量APSthを超えたとき、スロットルバルブアクチュエータ15に少なくともΔAPS(=APS−APSth)に基づいた開度目標値を出力する。
先ず、その他制御ユニット12について説明する。その他制御ユニット12としては、具体的には、例えば、運転者によるブレーキペダルの操作に応じて各車輪に設けられたブレーキ装置を制御するブレーキ制御ユニット、運転者によるステアリングホイールの操作に応じて操舵力を補助したり操舵反力を制御したりする電動パワーステアリング制御ユニット、車両の旋回運動時の安定性を向上させたりする車両挙動安定化制御ユニット、所定以上の車両の急減速を検出したときにシートベルトを巻き上げるとともに張力を高めるシートベルト制御ユニット等を総称したものである。そして、それらの各制御ユニット間は、車載LAN25で通信可能に接続されており、各制御ユニットにおいて必要なパラメータの信号を、車載LAN25を介して受信するとともに、他の制御ユニットにおいて必要なパラメータの信号を、車載LAN25を介して送信している。
そして、シートベルト制御ユニットは、バックルSW2の検出したオン状態、オフ状態を示すバックル情報信号SBBSを、車載LAN25を介して他の制御ユニットに送信する。ちなみに、バックルSW2がオン状態を検出した場合は、シートベルトの装着を検出した状態を意味し、バックルSW2がオフ状態を検出した場合は、シートベルトの非装着状態を意味する。
電動パーキングブレーキ制御ユニット4Aは、電動パーキングブレーキ制御ECU30A(以下、「EPB−ECU30A」と称する)と駆動スイッチング回路(速度制御手段)40を含んで構成されている。
EPB−ECU30Aは、CPU,RAM,ROM、書き込み可能な不揮発メモリ及びそれらを接続するバス、並びに入出力インタフェース回路を含んで構成されている。
EPB−ECU30Aには、例えば、車室内の運転席と助手席との間に配置されたセンターコンソールの上面側に設けられたパーキングブレーキスイッチ3(以下、「パーキングブレーキSW3」と称する)からのオン/オフ状態を示す信号が入力される。また、EPB−ECU30Aは、パーキングブレーキSW3のオン/オフ状態を切り換える制御をするとともに、パーキングブレーキSW3に内蔵された、例えば、赤色LED(Light Emitting Diode)等で構成された表示手段3a1や、運転席の前方側に設けられたメータパネル内の、例えば、赤色LED等で構成された表示手段3a2にパーキングブレーキSW3のオン、オフ状態を示す表示の制御をする。
ちなみに、前記したオン状態は、パーキングブレーキを解除状態から制動状態に移行させる動作の途中及び制動状態への移行動作完了状態の両方の意味を含んでいる。同様に、このオフ状態は、パーキングブレーキを解除動作の途中及び解除動作完了状態の両方に意味を含んでいる。パーキングブレーキSW3に内蔵された表示手段3a1及びメータパネル内の表示手段3a2が点灯している状態は、電動パーキングブレーキが動作状態(制動状態)を示し、表示手段3a1,3a2が消灯している場合は、電動パーキングブレーキが解除状態を示しているとする。
そして、EPB−ECU30Aは、前記したようにブレーキペダルの踏み込み状態でのパーキングブレーキSW3のオン操作で電動パーキングブレーキを動作状態にし、パーキングブレーキSW3のオフ操作で電動パーキングブレーキを解除状態にする。更に、後記するように電動パーキングブレーキの動作状態において、パーキングブレーキSW3の操作を必要とせずに所定の制御により、電動パーキングブレーキを自動解除し、パーキングブレーキSW3をオフ状態に設定する。
また、駆動スイッチング回路40は、EPB−ECU30Aからの作動状態(制動状態)から解除状態への移行指令を受けたとき、電動アクチュエータ5のDCモータ21に給電し所定の回転速度で逆回転させ、動作機構7に対してパーキングブレーキケーブルを緩める操作をさせ、所定の緩め量をストロークセンサ22で検出したときにEPB−ECU30Aからの停止指令を受けてDCモータ21への給電を停止し、動作機構7が緩め操作を停止する。
次に、図2を参照しながら電動パーキングブレーキ制御ユニット4AのEPB−ECU30Aの機能構成を詳細に説明する。図2は、図1における電動パーキングブレーキ制御ユニットのブロック構成図である。
EPB−ECU30Aは、CPUにおいてROMに格納されたプログラムを実行することにより実現する機能部として、車載LAN通信部31、基準アクセル操作量取得部32、アクセル操作係数算出部(実アクセルペダル操作量算出手段)33、アクセル操作係数閾値設定部34A、閾値補正部(判定値補正手段)35、自動解除判定部(パーキングブレーキ解除判定手段)36、駆動制御部(速度制御手段)37を含んで構成されている。
閾値補正部35は、解除速度設定部35aと車両前後傾斜角検出部(登坂状態検出手段)35bを有している。また、駆動制御部37は、駆動速度設定部(速度制御手段)37a、表示制御部37bを有している。
なお、アクセルペダル操作量信号APSは、車載LAN通信部31からアクセル操作係数算出部33にも入力される。
ここで、「アクセル操作係数KAC」が特許請求の範囲に記載の「実アクセルペダル操作量の変化量」に対応する。
ちなみに、前記したように増分δAPSは、アクセルペダル操作量信号APSをデジタル信号に変換するA/D(アナログ・デジタル)変換器並びにアクセルペダルポジションセンサ13の製造のばらつき、A/D(アナログ・デジタル)変換器並びにアクセルペダルポジションセンサ13の回路特性誤差、直線性誤差等を考慮して、予め少し高めの値に設定している。従って、アクセル操作係数判定値KACth0の値を、増分δAPSに対応した値として設定する際に、増分δAPSよりも幾分小さめの値に、例えば、前記した誤差等を考慮した分を幾分か小さめの値にするように設定して、FI/AT−ECU11aがスロットルバルブを全閉状態から開動作を始めるよりも少し早めに電動パーキングブレーキの自動解除を開始させるようにアクセル操作係数判定値KACth0を設定しても良い。このようにすることにより、電動アクチュエータ5の動作の開始が早まり、車両の引きずり現象や発進直後の制動ショックを生じさせないようにすることができる。
なお、登坂路の角度の推定は、例えば、予め前後加速度信号αFSと登坂路の角度との相関関係を実験的に求めた関数、又はデータテーブルをROMに格納しておき、車両前後傾斜角検出部35bにおいて、その関数、又はデータテーブルを用いて前後加速度信号αFSから登坂路の角度を求めることによって、容易にできる。
駆動制御部37は、パーキングブレーキSW3からの信号に対して、電動パーキングブレーキの作動(制動)動作、解除動作を判定して、駆動スイッチング回路40に標準の速度での作動又は解除のための駆動信号を出力する。そして、ストロークセンサ22から目標位置に達したことを検出したとき、駆動スイッチング回路40への駆動信号を停止する。
駆動制御部37は、表示制御部37bにおいて電動パーキングブレーキが作動状態(制動状態)か解除状態かを監視させて、その状態信号を書き込み可能な不揮発メモリに書き込む機能を有しており、EPB−ECU30Aが起動している状態では、その状態を書き込み可能な不揮発メモリから読み出し、FI/AT制御ユニットが起動している場合は、その状態を表示手段3a1,3a2に表示させる。また、EPB−ECU30Aが起動している場合は、電動パーキングブレーキが作動状態(制動状態)か解除状態かを示す電動パーキング状態情報信号を基準アクセル操作量取得部32に入力する。
なお、駆動制御部37の表示制御部37bは、前記した表示手段3a1,3a2の点灯、消灯を制御する。
ステップS02では、車載LAN通信部31は、エンジン回転速度信号NeS、アクセルペダル操作量信号APS、スロットル開度信号THS、ブレーキ操作SW信号BSWS、セレクトレバーポジション情報信号SPS、前後加速度信号αFS、バックル情報信号SBBSの受信を開始する。
そして、基準アクセル操作量取得部32へは、アクセルペダル操作量信号APS、スロットル開度信号THS、ブレーキ操作SW信号BSWS、セレクトレバーポジション情報信号SPSを入力し、アクセル操作係数算出部33へは、アクセルペダル操作量信号APSを入力し、駆動制御部37へは、ブレーキ操作SW信号BSWS、バックル情報信号SBBS、エンジン回転速度信号NeSを入力する。
ステップS07では、基準アクセル操作量取得部32は、カウンタnをリセットして、カウンタnをスタートさせる(n=1)。ステップS08では、基準アクセル操作量取得部32は、アクセルペダル操作無しの状態でのアクセルペダル操作量信号APSを取得し、一時記憶する。
ステップS10では、基準アクセル操作量取得部32は、カウンタnがN以上(n≧N)か否かをチェックする。カウンタnがN以上の場合(Yes)は、結合子(A)に従って図4のステップS12へ進み、そうでない場合(No)はステップS11へ進む。ステップS11では、カウンタnを1だけインクレメントして(n=n+1)、ステップS08へ戻る。
ここで、閾値ε1の値は、FI/AT−ECU11aがIG−SW20がオンになった直後に、アクセルペダルが踏み込まれていない状態で取得した初期のアクセルペダル操作量信号APSと、基準アクセルペダル操作量信号APS*との間に有意な差異が生じていない場合に、算出された初期アクセル操作係数KAC0の値に基づいて、後記するアクセル操作係数判定値KAC*を過剰に補正することを避けるために設定する所定の小さな正値である。
なお、正の値であるアクセル操作係数判定値KAC*の補正値ΔKAC1の値は、固定値とせず、例えば、|KAC0−1.0+ε1|の値に応じて、予めROMに格納された関数又はテーブルを用いて設定するとことが好ましい。つまり、|KAC0−1.0+ε1|の値が大きければ大きいほど補正値ΔKAC1の値は正値で大きく設定する。
ちなみに、差分(=KAC0−1.0)が負の値になるのは、運転者が意図せずアクセルペダルを足先で引っ掛けて、アクセルペダルの位置が上がり、アクセルペダル操作量信号ASP(単位:電圧V)が基準アクセルペダル操作量信号APS*の値よりも小さくなった様な場合に生じる可能性がある。
差分が正の値の閾値ε1以上の場合(Yes)は、ステップS18へ進み、そうでない場合は(No)、ステップS19へ進む。
このような場合、FI/AT−ECU11aの学習するスロットルバルブ開閾値操作量APSthがより高い電圧Vの値になってしまう可能性があり、それに基づいてスロットルバルブの開動作が始まるタイミングが遅くなる可能性があるのに対し、運転者はアクセルペダルの踏込みに対するエンジンの応答が遅いのでより深く勢い良く踏み込み動作をする可能性を生じる。電動パーキングブレーキを解除するDCモータ21の駆動速度を標準の駆動速度のままとすると、駆動輪に駆動力が伝わりはじめたにも拘わらず、電動パーキングブレーキの解除のタイミングが遅れて、車両の引きずり現象や発進直後の制動ショックを乗員に感じさせる可能性があり、それを抑制するため解除速度を速めるようにDCモータ21の駆動速度を標準速度より高く設定するものである。
ステップS21では、閾値補正部35は、電動パーキングブレーキ解除のアクセル操作係数判定値KAC*を大きく補正する(KAC*=KAC*+ΔKAC2)。
ちなみに、補正値ΔKAC2の値は、補正値ΔKAC1の値より大きな正の値であることが望ましい。こうすることにより、ステップS15で標準のアクセル操作係数判定値KACth0よりも小さい値にアクセル操作係数判定値KAC*が設定されても、その後のステップS21において標準のアクセル操作係数判定値KACth0よりも大きい値にアクセル操作係数判定値KAC*が設定され、登坂路で車両が発進時に後ずさりすることを抑制できる。
こうすることによりエンジンからの駆動トルクが、登坂路での車両の重量によるずり下がりに打ち勝って前進するタイミングで電動パーキングブレーキが自動解除できるようになり、車両の後ずさりを防止でき、登坂路でのスムーズな発進が可能になる。
バックル情報がOKの場合(Yes)は、ステップS23へ進み、そうでない場合(No)は、ステップS22を繰り返す。その後、自動解除判定部36は、アクセル操作係数KACがアクセル操作係数判定値KAC*以上(KAC≧KAC*)になったか否かをチェックする。KAC≧KAC*の場合(Yes)は、ステップS25へ進む。そうでない場合は、ステップS24へ進み、新たなアクセル操作係数KACを算出してステップS23へ戻る。
ステップS26では、駆動制御部37は、駆動スイッチング回路40に対して電動アクチュエータ5に閾値補正部35からの解除速度指令C1に応じた所定の速度での解除を指令する。ステップS27では、駆動制御部37は、所定ストロークに達したか否かをチェックする。所定ストロークに達した場合(Yes)は、ステップS28において駆動制御部37は駆動スイッチング回路40に対して電動アクチュエータ5を停止させる(「電動アクチュエータ停止」)。所定ストロークに達していない場合(No)は、ステップS26へ戻る。
以上で、一連の電動パーキングブレーキのアクセルペダルの踏み込み操作による自動解除の制御を終了する。
次に図1、図7から図10を参照しながら本発明の第2の実施形態に係る電動パーキングブレーキ装置1Bについて説明する。図7は、第2の実施形態に係る電動パーキングブレーキ装置における電動パーキングブレーキ制御ユニットのブロック構成図である。
第1の実施形態と同じ構成については同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
図7に示すように、アクセル操作係数閾値設定部34Bには、車載LAN25経由で車載LAN通信部31が受信した環境温度信号TEMPAPS、スロットル開度信号THS、アクセル操作係数算出部33で算出されたアクセル操作係数KACが入力される。
そして、図8を参照しながらアクセル操作係数閾値学習部34aにおける、アクセル操作係数閾値の学習制御の流れについて説明する。図8は、図7におけるアクセル操作係数閾値学習部のスロットル開度の開き始めにおけるアクセル操作係数の学習の制御の流れを示すフローチャートである。
ステップS33では、アクセル操作係数閾値設定部34Bは、スロットルバルブ(スロットル)の開き始めを検出したか否かをチェックする。ロットルの開き始めを検出した場合(Yes)は、ステップS34へ進み、そうでない場合(No)は、ステップS32に戻る。
図9に示すようにアクセル操作係数閾値テーブルは、環境温度TEMPAPを所定の温度帯、例えば、TX1〜TX2,TX2〜TX3,・・・,TXN〜TXN+1に分け、取得されたスロットルの開き始めのアクセル操作係数KACを、それを取得したときの環境温度TEMPAPが対応する所定の温度帯に蓄積記憶していく。そして、各温度帯に対して最寄りの最大L個のデータ、例えば、TX1〜TX2の温度帯に対してKAC1〜KAC2を蓄積記憶する。そして、図10に示すように図3におけるステップS06の代わりにステップS06Aのように、環境温度信号TEMPAPSの示す環境温度TEMPAPを用いて、アクセル操作係数閾値テーブルを参照して、アクセル操作係数閾値KACth0を設定する。例えば、平均値をもってアクセル操作係数閾値KACth0とし、閾値補正部35に出力する。
2 シートベルトバックルSW
3 パーキングブレーキSW
4A,4B 電動パーキングブレーキ制御ユニット
5 電動アクチュエータ
7 動作機構
8 車輪速センサ
9 ブレーキペダル操作SW(サービスブレーキ動作状態取得手段)
10 前後加速度センサ
11 FI/AT制御ユニット
11a FI/AT−ECU
12 その他制御ユニット
13 アクセルペダルポジションセンサ(アクセルペダル操作量検出手段)
14 セレクトレバーポジションSW
15 スロットルバルブアクチュエータ
16 スロットルポジションセンサ(スロットル開度検出手段)
17 ATアクチュエータ
18 AT変速段センサ
19 クランクパルスセンサ
20 IG−SW
21 DCモータ
22 ストロークセンサ
25 車載LAN
26 温度センサ(車両環境状態検出手段)
30A,30B EPB−ECU
31 車載LAN通信部
32 基準アクセル操作量取得部(基準アクセル操作量取得手段)
33 アクセル操作係数算出部(実アクセルペダル操作量算出手段)
34A アクセル操作係数閾値設定部
34B アクセル操作係数閾値設定部
34a アクセル操作係数閾値学習部(閾値アクセル操作量取得手段)
34b 標準のアクセル操作係数判定値設定部
35 閾値補正部(判定値補正手段)
35a 解除速度設定部
35b 車両前後傾斜角検出部(登坂状態検出手段)
36 自動解除判定部(パーキングブレーキ解除判定手段)
37 駆動制御部(速度制御手段)
37a 駆動速度設定部(速度制御手段)
40 駆動スイッチング回路(速度制御手段)
Claims (6)
- 電動アクチュエータによってパーキングブレーキを作動状態又は解除状態に切り換える電動パーキングブレーキと、車両のアクセルペダルの操作量を検出するアクセルペダル操作量検出手段と、を備え、前記アクセルペダル操作量検出手段が検出した前記アクセルペダルの操作量に基づいて前記電動パーキングブレーキを作動状態から解除状態に切り換える電動パーキングブレーキ装置において、
前記アクセルペダルの操作量に応じて開閉されるスロットルバルブの実開度を検出するスロットル開度検出手段と、
前記スロットル開度検出手段により前記スロットルバルブの実開度が全閉状態のときに、前記アクセルペダル操作量検出手段で検出した前記アクセルペダルの操作量を基準アクセルペダル操作量として取得して記憶更新する基準アクセル操作量取得手段と、
前記アクセルペダル操作量検出手段が検出した前記アクセルペダルの操作量と前記基準アクセルペダル操作量に基づいて実アクセルペダル操作量の変化量を算出する実アクセルペダル操作量算出手段と、
前記実アクセルペダル操作量算出手段で算出された前記実アクセルペダル操作量の変化量が、予め設定された所定の閾値を超えたときに前記電動パーキングブレーキを作動状態から解除状態に切り換えるパーキングブレーキ解除判定手段と、を備えることを特徴とする電動パーキングブレーキ装置。 - サービスブレーキの動作状態を取得するサービスブレーキ動作状態取得手段を、更に備え、
前記基準アクセル操作量取得手段は、前記電動パーキングブレーキが作動状態で、且つ、前記サービスブレーキ動作状態取得手段によって前記サービスブレーキが踏み込まれていることを検出している状態で、前記基準アクセルペダル操作量を取得して記憶更新し、
前記実アクセルペダル操作量算出手段が、前記記憶更新された前記基準アクセルペダル操作量を用いて前記実アクセルペダル操作量の変化量を算出することを特徴とする請求項1に記載の電動パーキングブレーキ装置。 - 前記実アクセルペダル操作量算出手段が、前記実アクセルペダル操作量の変化量として、前記アクセルペダル操作量検出手段が検出した前記アクセルペダルの操作量と前記記憶更新された基準アクセルペダル操作量との比の値を算出し、
前記算出された比の値が1よりも小さいときは、前記予め設定された所定の閾値を低く補正して、前記パーキングブレーキ解除判定手段に出力する判定値補正手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電動パーキングブレーキ装置。 - 前記電動アクチュエータの回転速度を制御する速度制御手段を、更に備え、
前記実アクセルペダル操作量算出手段が、前記実アクセルペダル操作量の変化量として、前記アクセルペダル操作量検出手段が検出した前記アクセルペダルの操作量と前記記憶更新された基準アクセルペダル操作量との比の値を算出し、
前記速度制御手段が、前記算出された比の値が1よりも大きいときは、前記パーキングブレーキ解除判定手段が前記電動パーキングブレーキを作動状態から解除状態に切り換えた際に、前記電動アクチュエータの解除の作動速度を、前記算出された比の値が1以下のときよりも大きくすることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電動パーキングブレーキ装置。 - 車両が登坂状態であることを検出する登坂状態検出手段を更に備え、
前記実アクセルペダル操作量算出手段が、前記実アクセルペダル操作量の変化量として、前記アクセルペダル操作量検出手段が検出した前記アクセルペダルの操作量と前記記憶更新された基準アクセルペダル操作量との比の値を算出し、
前記登坂状態検出手段が、車両が登坂状態であることを検出した場合に、前記予め設定された所定の閾値を高く補正して、前記パーキングブレーキ解除判定手段に出力する判定値補正手段を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電動パーキングブレーキ装置。 - 更に、前記車両の環境状態情報を検出する車両環境状態検出手段と、
前記スロットル開度検出手段により検出される前記スロットルバルブの実開度が、全閉状態から開き始めるタイミングのときに、前記アクセルペダル操作量検出手段で検出した前記アクセルペダルの操作量を、閾値アクセルペダル操作量として、前記車両環境状態検出手段が取得した前記車両の環境状態情報とともに取得して蓄積記憶する閾値アクセル操作量取得手段と、
前記蓄積記憶された前記閾値アクセルペダル操作量と、前記車両環境状態検出手段が取得した車両の環境状態情報と、に基づいて前記予め設定された所定の閾値を設定する判定値設定手段と、を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の電動パーキングブレーキ装置。
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