JP2013206777A - 銀被覆フレーク状硝子粉およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】レーザー回折法による平均粒径D50が1〜8μm、アスペクト比が3以上のフレーク状硝子粉を錫イオン含有溶液中に浸漬して、フレーク状硝子粉の表面に錫イオンを被着させた後、銀イオン含有溶液中に浸漬し、その溶液に錯化剤またはアルカリと還元剤を添加して、析出した銀でフレーク状硝子粉の表面を被覆するとともに、溶液中に表面処理剤を添加して、銀で被覆されたフレーク状硝子粉の表面に脂肪酸、脂肪酸塩、界面活性剤、有機金属化合物、キレート剤および高分子分散剤からなる群から選ばれる1種以上からなる表面処理剤を付着させることにより、銀被覆フレーク状硝子粉を製造する。
【選択図】なし
Description
SiO2・Al2O3・MgOからなる平均粒径9.5μm、平均厚さ0.7μmでアスペクト比13.6のフレーク状硝子粉(日本板硝子株式会社製のファインフレークMTD010FYX)17gをSUSボール(直径1.6mm)553gとともに振動ボールミル(HEIKO社製のTI−100)に投入し、振幅6.4mm、振動数1493vpmで10分間破砕処理を行って、フレーク状硝子粉を破砕した。得られたフレーク状硝子粉0.3gをイソプロピルアルコール30mLに添加し、出力50Wの超音波洗浄器により5分間分散させた後、マイクロトラック粒度分布測定装置(日機装株式会社製のHoneywell 9320X−100)を用いて、レーザー回折法による平均粒径D50を測定したところ、4.7μmであった。なお、フレーク状硝子粉は、長手軸方向が優先的に破砕されると考えられるため、平均厚さが変わらないと仮定すると、得られたフレーク状硝子粉のアスペクト比は6.7であった。
振動ボールミルへのフレーク状硝子粉の投入量を10gとし、破砕処理時間を2分間とした以外は、実施例1と同様の方法により得られたフレーク状硝子粉および銀被覆フレーク状硝子粉について、実施例1と同様の方法により、フレーク状硝子粉のレーザー回折法による平均粒径D50を測定してアスペクト比を算出し、銀被覆フレーク状硝子粉のレーザー回折法による平均粒径D50およびBET比表面積を測定するとともに、タップ密度および強熱減量値を算出した。
振動ボールミルへのフレーク状硝子粉の投入量を12gとし、破砕処理時間を70分間とした以外は、実施例1と同様の方法により得られたフレーク状硝子粉および銀被覆フレーク状硝子粉について、実施例1と同様の方法により、フレーク状硝子粉のレーザー回折法による平均粒径D50を測定してアスペクト比を算出し、銀被覆フレーク状硝子粉のレーザー回折法による平均粒径D50およびBET比表面積を測定するとともに、タップ密度を算出した。
振動ボールミルへのフレーク状硝子粉の投入量を10gとし、破砕処理時間を7分間とした以外は、実施例1と同様の方法によりフレーク状硝子粉を得るとともに、表面処理剤として15.5質量%のステアリン酸のエマルション水溶液0.74gを使用した以外は、実施例1と同様の方法により銀被覆フレーク状硝子粉を得た。このようにして得られたフレーク状硝子粉および銀被覆フレーク状硝子粉について、実施例1と同様の方法により、フレーク状硝子粉のレーザー回折法による平均粒径D50を測定してアスペクト比を算出し、銀被覆フレーク状硝子粉のレーザー回折法による平均粒径D50およびBET比表面積を測定するとともに、タップ密度を算出した。
破砕処理を行わなかった以外は、実施例1と同様の方法により得られた銀被覆フレーク状硝子粉について、実施例1と同様の方法により、銀被覆フレーク状硝子粉のレーザー回折法による平均粒径D50およびBET比表面積を測定するとともに、タップ密度を算出した。
フレーク状硝子粉の代わりに、SiO2・B2O3・CaO・Al2O3からなる平均粒径4.5μmの球状の粒子形状の硝子粉(ポッターズ・バロティーニ社製のEMB−10)を使用し、破砕処理を行わなかった以外は、実施例1と同様の方法により得られた銀被覆球状硝子粉について、実施例1と同様の方法により、銀被覆球状硝子粉のレーザー回折法による平均粒径D50およびBET比表面積を測定するとともに、タップ密度を算出した。
振動ボールミルへのフレーク状硝子粉の投入量を11gとし、破砕処理時間を10分間とした以外は、実施例1と同様の方法によりフレーク状硝子粉を得るとともに、表面処理剤を使用しなかった以外は、実施例1と同様の方法により銀被覆フレーク状硝子粉を得た。このようにして得られたフレーク状硝子粉および銀被覆フレーク状硝子粉について、実施例1と同様の方法により、フレーク状硝子粉のレーザー回折法による平均粒径D50を測定してアスペクト比を算出し、銀被覆フレーク状硝子粉のレーザー回折法による平均粒径D50およびBET比表面積を測定するとともに、タップ密度を算出した。
振動ボールミルへのフレーク状硝子粉の投入量を10gとし、破砕処理時間を6分間とした以外は、実施例1と同様の方法によりフレーク状硝子粉を得るとともに、得られたフレーク状硝子粉16gを使用して銀の析出および被覆のための原材料の重量を1/10倍とした以外は、実施例1と同様の方法により、5質量%の銀を含む銀被覆フレーク状硝子粉を得た。このようにして得られたフレーク状硝子粉および銀被覆フレーク状硝子粉について、実施例1と同様の方法により、フレーク状硝子粉のレーザー回折法による平均粒径D50を測定してアスペクト比を算出し、銀被覆フレーク状硝子粉のレーザー回折法による平均粒径D50およびBET比表面積を測定するとともに、タップ密度を算出した。
Claims (16)
- フレーク状硝子粉の表面を銀で被覆する工程と、この銀で被覆されたフレーク状硝子粉の表面に表面処理剤を付着させる工程とを備えたことを特徴とする、銀被覆フレーク状硝子粉の製造方法。
- 前記銀で被覆する工程が、前記フレーク状硝子粉を銀イオン含有溶液中に浸漬し、その溶液に錯化剤またはアルカリと還元剤を添加して、析出した銀で前記フレーク状硝子粉の表面を被覆する工程からなることを特徴とする、請求項1に記載の銀被覆フレーク状硝子粉の製造方法。
- 前記銀で被覆する工程の前に、前記フレーク状硝子粉を錫イオン含有溶液中に浸漬して、前記フレーク状硝子粉の表面に錫イオンを被着させる工程を備えたことを特徴とする、請求項1または2に記載の銀被覆フレーク状硝子粉の製造方法。
- 前記表面処理剤を付着させる工程が、前記溶液中に表面処理剤を添加する工程からなることを特徴とする、請求項1乃至3のいずれかに記載の銀被覆フレーク状硝子粉の製造方法。
- 前記表面処理剤が、脂肪酸、脂肪酸塩、界面活性剤、有機金属化合物、キレート剤および高分子分散剤からなる群から選ばれる1種以上であることを特徴とする、請求項1乃至4のいずれかに記載の銀被覆フレーク状硝子粉の製造方法。
- 前記フレーク状硝子粉のアスペクト比が3以上であることを特徴とする、請求項1乃至5のいずれかに記載の銀被覆フレーク状硝子粉の製造方法。
- 前記フレーク状硝子粉のレーザー回折法による平均粒径D50が1〜8μmであることを特徴とする、請求項1乃至6のいずれかに記載の銀被覆フレーク状硝子粉の製造方法。
- 前記銀被覆フレーク状硝子粉中の銀含有量が10質量%以上であることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれかに記載の銀被覆フレーク状硝子粉の製造方法。
- 銀で被覆されたフレーク状硝子粉の表面に表面処理剤が付着していることを特徴とする、銀被覆フレーク状硝子粉。
- 前記表面処理剤が、脂肪酸、脂肪酸塩、界面活性剤、有機金属化合物、キレート剤および高分子分散剤からなる群から選ばれる1種以上であることを特徴とする、請求項9に記載の銀被覆フレーク状硝子粉。
- 前記フレーク状硝子粉のアスペクト比が3以上であることを特徴とする、請求項9または10に記載の銀被覆フレーク状硝子粉。
- 前記銀被覆フレーク状硝子粉のレーザー回折法による平均粒径D50が1〜8μmであることを特徴とする、請求項9乃至11のいずれかに記載の銀被覆フレーク状硝子粉。
- 前記銀被覆フレーク状硝子粉中の銀含有量が10質量%以上であることを特徴とする、請求項9乃至12のいずれかに記載の銀被覆フレーク状硝子粉。
- 前記銀被覆フレーク状硝子粉の強熱減量値が0.01〜1%であることを特徴とする、請求項9乃至13のいずれかに記載の銀被覆フレーク状硝子粉。
- 請求項9乃至14のいずれかに記載の銀被覆フレーク状硝子粉を導体として用いたことを特徴とする、導電性ペースト。
- 請求項9乃至14のいずれかに記載の銀被覆フレーク状硝子粉を導体として用いたことを特徴とする、樹脂硬化型導電性ペースト。
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