JP2014005255A - 化粧料 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】CaAl12O19で表される化合物を含有することを特徴とする化粧料。
【選択図】図1
Description
上記CaAl12O19で表される化合物は、化粧料全体に対して1〜90重量%であることが好ましい。
上記CaAl12O19で表される化合物は、長径Lが6μm〜30μmの範囲で、短径Sが0.1μm〜5μmの範囲の板状粒子が90%以上含まれることが好ましい。
上記CaAl12O19で表される化合物は、長径Lと短径Sとの比のL/Sが、1.2≦L/S≦300の範囲である板状粒子が90%以上含まれることが好ましい。
本発明の化粧料は、CaAl12O19で表わされる化合物(以下、「カルシウムアルミネート」と記す)を含有するものである。カルシウムアルミネートは、蛍光体材料等として公知の化合物である。しかしながら、本発明の化合物を化粧品用素材として使用することに関しては検討されておらず、化粧品素材としては新規の素材である。
長径Lを6μm以上にすることで、滑りの良い粒子とすることができ、30μm以下とすることで、加工時も十分な機械強度を持つことができる。
また、短径Sを0.1μm以上とすることで、加工時も十分な機械強度を持つことができ、5μm以下とすることで滑りの良い粒子とすることができる。
なお、本発明においては、走査型電子顕微鏡を用いて1000倍に拡大した写真中に含まれる粒子を任意に100個選んで、それらの長径及び短径を測定し、粒子径が上述した範囲内の板状粒子が90%以上であることが好ましい。上記範囲内の板状粒子は、95%以上であることがより好ましい。
また、上述した方法によって測定されたL,Sの平均値がそれぞれ、上述した数値範囲内に含まれるものであることが好ましい。
L/Sを1.2以上とすることで、滑りの良い板状粒子が得られ、L/Sを300以下とすることで、加工時も十分な機械強度を持つことができる。
なお、本明細書においては、上述した方法で測定した長径及び短径を測定した場合のL/Sが上記範囲内に含まれる粒子が90%以上であることが好ましい。
また、上述した方法によって測定されたL,Sの平均値から測定されたL/Sも上述した数値範囲内のものであることが好ましい。
カルシウムの前駆体としては、炭酸カルシウムや水酸化カルシウムが例示できる。
アルミニウムの前駆体化合物としては、酸化アルミニウムや水酸化アルミニウムが例示できる。
上述したこれらの前駆体化合物を、精密天秤を用いて目的の組成比になるように測り採り、良く混合した後に焼成する。
フラックス量を0.01重量%以上とすることで、結晶性の高い粒子が得られる点で好ましく、10重量%以下とすることで、異常に結着することなく、独立性の高い粒子が得られる点で好ましい。
焼成する方法は、従来から知られる、いかなる方法でも良い。例えばセラミックス製ルツボを用いて焼成する方法でもよく、ロータリーキルンを用いて回転させながら焼成する方法でも良い。
焼成温度の範囲は、800℃〜2000℃が好ましい。より好ましくは1000℃〜1600℃である。
焼成温度を800℃以上とすることで、前駆体同士の反応が進み、単一の結晶を得ることができ、2000℃以下とすることで、異常な粒子成長をすることなく、また経済的にも有利である。
ジフォスホン酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジフォスホン酸四ナトリウム塩、クエン酸ナトリウム、ポリリン酸ナトリウム、メタリン酸ナトリウム、グルコン酸、リン酸、クエン酸、アスコルビン酸、コハク酸、エデト酸等を挙げることができる。
炭酸カルシウム(堺化学工業製CWS−20 4.47g)、酸化アルミニウム(住友化学製AKP−50 32.01g)及びフラックス成分としてフッ化カルシウム(和光一級試薬0.21g)とフッ化マグネシウム(和光特級試薬 0.16g)を秤量し、水中に入れて遊星ボールミルを用いて十分に混合した。混合スラリーを130℃にて蒸発乾燥させて得られた固形物を乳鉢で解砕して焼成前駆体粉末を得た。次いで、その焼成前駆体をアルミナ製坩堝に20g充填して、大気雰囲気中で200℃/時で1600℃まで昇温し、そのまま3時間保持後、200℃/時で室温まで降温した。
こうして得られた焼成物を、遊星ボールミルを用いて水中で粉砕して整粒し、濾過・乾燥して目的のアルミン酸カルシウムを得た。
実施例1で得られたアルミン酸カルシウムを、遊星ボールミルを用いて水中で粉砕して整粒し、濾過・乾燥してアルミン酸カルシウムを得た。
その後、ステアリン酸ナトリウム(関東化学製 試薬特級)1gを測り採り、攪拌下で純水500mlに加えて、80℃に加温して完全に溶解させた、ステアリン酸ナトリウム水溶液を予め作製しておき、温度を維持したまま、アルミン酸カルシウムの粉末100gを添加し、スラリーAとした。
また、塩化アルミニウム6水和物(関東化学製 試薬特級)0.263gを測り採り、純水10gに溶解した、塩化アルミニウム水溶液を調製して水溶液Aとした。
スラリーAに水溶液Aを、10分かけて添加し、その後30分間80℃を維持したまま攪拌した。
次いで、スラリーを攪拌下で30℃以下まで放冷した後、濾過、水洗、乾燥を行い、表面にステアリン酸アルミニウムが1重量%処理された、表面処理アルミン酸カルシウムを得た。
実施例1及び2で得られた粉末を、日本電子製JSM-840F型走査型電子顕微鏡を用いて、1000倍に拡大した写真を10枚撮影し、その視野に含まれる粒子を任意に100個選んで、長径と短径を測定した。
その結果、板状形状で、長径Lが6μm〜30μmの範囲で、短径Sが0.1μm〜5μmの範囲尚且つ、その比が1.2≦L/S≦300の範囲を満たすものが、実施例1では98個、実施例2では97個であった。
サンプルの長径L、短径Sの測定値の平均値、及びL/Sの比の計算値を表2に示す。なお、表1の数値は、小数点以下2桁目を四捨五入した値である。
実施例1及び2で得られた粉末の滑り性評価は次のような方法で行った。スライドガラスに両面テープを貼り付け、粘着面に薬さじ半分程度の粉末を載せ、化粧用スポンジで粉末を展ばし、その上に摩擦子をセットした。スライドガラスを移動させて摩擦子にかかる負荷から平均摩擦係数と平均摩擦係数の変動を測定した。測定は摩擦感テスター(カトーテック製KES-SE)により行った。
表2に、測定結果を示す。
平均摩擦係数MIUは、数値が小さいほど粉体が滑ることを示し、摩擦係数の変動値MMDは数値が小さいほど滑らかでざらつきが無いことを示す指標である。
表1から、実施例1及び2で得られた粉末は、市販されているマイカやセリサイト、タルクに比べても遜色ない滑り性を有することが分かった。
とりわけ、実施例2で得た表面処理された粉末は、極めて高い滑り性を有し、化粧料用素材として適することが分かった。
実施例1及び2で得られた粉末と、市販されているタルクとセリサイトを用いて、以下の表3にあるような配合で、パウダーファンデーションを調製した。なお、下記ファンデーションに用いた材料は、実施例以外はすべて化粧品グレードのものである。
上記のようにして得たファンデーションF1〜F4を、10人のパネラーに対して官能試験を行った。
番号を分からないようにして使用感の良いもの1つを選ぶという評価を行ったところ、以下の結果を得た。
実施例1及び2で得られた粉末のソフトフォーカス性評価は、次のような方法にて行った。
粉末とジメチルポリシロキサン(1000cps)を、1:9の重量比になるように測り採り、よく混合した後、フーバー式マラーを用いて、1rpmの回転速度で50回転させ、ぺーストを調製した。
そのようにして調製したペーストを、1MILのアプリケーターを用いてガラス板上に均一に成膜した。
このようにして得られた塗膜を、ヘイズメーター(日本電色工業製NDH2000型)でヘイズと全光透過率を測定し、ソフトフォーカス性を評価した。
表5にその結果を示す。なお、評価に際しては、超微粒子酸化チタン及び顔料用の酸化チタンを比較とした。
実施例1および2で示されるサンプルについては、全光透過率が比較的大きく、またヘイズもある程度大きな数値であることより、顔料用酸化チタンのように素地を隠蔽することが少ない上に、超微粒子酸化チタンのように透明でないことが示される。
つまり、透過光が適度に散乱し、素地をぼかす効果を得ることができるため、ソフトフォーカス性を有することが示された。
Claims (4)
- CaAl12O19で表される化合物を含有することを特徴とする化粧料。
- CaAl12O19で表される化合物は、化粧料全体に対して1〜90重量%である請求項1記載の化粧料。
- CaAl12O19で表される化合物は、長径Lが6μm〜30μmの範囲で、短径Sが0.1μm〜5μmの範囲の板状粒子が90%以上含まれる請求項1又は2記載の化粧料。
- CaAl12O19で表される化合物は、長径Lと短径Sとの比のL/Sが、1.2≦L/S≦300の範囲である板状粒子が90%以上含まれる請求項1,2又は3記載の化粧料。
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