JP2014105902A - 油回収装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】油の付着した小さな機械部品から効率よく油を回収できる油回収装置を提供する。
【解決手段】油回収装置は、水平の載置面を有し、油を有する部品を収容する部品収容器35と、部品収容器を上下方向に移動させるスライダークランク機構20と、スライダークランク機構20に接続された容器保持部30と、容器保持部30に保持された部品収容器35と、部品収容器35の下面に設けられ、鋼球から油を回収するための油回収パン36とを含む。
【選択図】図1

Description

この発明は油回収装置に関し、特に、油の付着した小さな機械部品から効率よく油を回収できる油回収装置に関する。
従来の、水切りや油きりをする方法としては、次のようなものがあった。たとえば、食品フライヤーでのてんぷらの油きり、機械切削チップの脱油、野菜水洗後の水切りなどは、主として遠心式分離機に投入して高速回転を与える方式を採用していた。また、風圧や吸引ブロワーによる空気分離方式もあった。
従来の水切りや油きりをする方法としては上記のようなものがあった。遠心式分離機に投入して高速回転を与える方式では、装置が大掛かりになるとともに、品物投入と搬出の工程が必要となるという問題があった。
また、風圧や吸引ブロワーによる空気分離方式は、品物が多層に重なりのある状態では効果が薄い、という問題があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、小さな機械部品等から効率よく油切りが可能な油回収装置を提供することを目的とする。
この発明に係る油回収装置は、水平の載置面を有し、油を有する部品を収容する部品収容器と、部品収容器を上下方向に移動させるスライダークランク機構とを含む。
好ましくは、スライダークランク機構は重力加速度が1を越えないように部品収容器を上下方向に移動する。
さらに好ましくは、部品収容器は軸受用の鋼球を収容する。
スライダークランク機構は1個の部品収容器について2個設けられてもよい。
部品を収容する部品収容器をスライダークランク機構で上下動させることにより部品からの油切を行うようにしたため、簡単な構成で、小さな機械部品から効率よく油を回収できる油回収装置を提供できる。
この発明の一実施の形態に係る油回収装置の正面図である。 図1において矢印II−IIで示す部分の矢視図である。 図1において矢印III−IIIで示す部分の矢視図である。 スライダークランク機構の要部を示す図である。 スライダークランク機構の動作等を示す図である。 この発明の他の実施の形態を示す図である。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、この発明の一実施の形態に係る油回収装置の要部を示す正面図である。図2は図1において矢印II−IIで示す部分の矢視図(平面図)であり、図3は図1において矢印III−IIIで示す部分の矢視図である。ここでは、油回収装置10が軸受用の鋼球を油焼き入れした後に、鋼球から油を回収する場合について説明する。
図1〜3を参照して、油回収装置10はスライダークランク機構20と、スライダークランク機構20に接続された容器保持部30と、容器保持部30に保持された部品収容器35と、部品収容器35の下面に設けられ、鋼球から油を回収するための油回収パン36とを含む。なお、スライダークランク機構20、容器保持部30、部品収容器35、および油回収パン36は架台40に保持されている。
部品収容器35は油焼き入れ後の軸受用の鋼球を含む6段のケース35a〜35fからなる。6段のケース35a〜35fは相互に縦方向に一体化されている。それぞれのケース35a〜35fは底面を有する直方体状であり、底面に複数の鋼球が載置されている。容器保持部30は、リニアガイド33a,33b(図3参照)に沿って、垂直方向に上下動する。
容器保持部30はスライダークランク機構20の棒部材28に接続されたリンク25の他端にピン31aを介して接続された昇降支持部31と、部品収容器35を搬入するためのローラコンベヤ34と、ローラコンベヤ34を含んで、部品収容器35の周囲を囲むように設けられた収容枠体38を含む。収容枠体38は、直方体を構成する12の辺39を有し、部品収容器35をその上端部で覆うワーク押え部材37を有する。昇降支持部31に一体的に接続された収納枠体36がスライダークランク機構20によってリニアガイド33a,33bに沿って上下動される。
なお、図中、二点鎖線で示したのは容器保持部30が上端および下端に移動された場合を示す。また、図3において、リンク等の図示は省略している。
架台40はスライダークランク機構20を駆動するモータ45、および、後に説明する棒部材28の一端を回動自在に保持する軸受27を支持する軸受支持台27aを支持するモータ支持架台41eを含む。
ここでは、油焼き入れ後の軸受用の鋼球を含む6段のケース35a〜35fが容器保持部35を介してスライダークランク機構20によって上下動され、それによって鋼球から油が滴下し、滴下した油が油回収パン36によって回収される。
次に、スライダークランク機構20について説明する。図4はスライダークランク機構20の全体構成を示す模式図である。図4を参照して、スライダークランク機構20は、モータ45(図2参照)の回転軸点26を中心として回転される円盤21を含む。円盤21はその外周部にピン22を有する。
一方、棒部材28は、軸受27によって、その一端に設けられた支点23を中心として上下動可能である。棒部材28にはその他方端側に長孔24を有し、この長孔24にピン22が係合する。その結果、モータ45によって軸26を中心として円盤21が図中Aで示す方向に回転すると、それに応じてピン22は長孔24に沿ってスライドし、棒部材28は支点23を中心として軸26を中心に図中Cで示すように上下動する。このとき、図中矢印Bで示す範囲ではリンク25の上下動が早くなる。
なお、ピン22が係合する棒部材28の長孔24の位置、円盤21に設けられたピン22との位置関係はモータ45の回転に応じて、棒部材28に接続されたリンク25の上下動が適切に油を切るように選ばれている。
なお、ここでは、次の条件で油の回収を行うものとする。
軸受の鋼球の径は0.8mm〜4mmであり、これがケースに収容され、そのケースを複数重ねて処理する。
個々のケースは772mm長さ×450mm幅×300mm高さの直方体状であり、これが6段セットされたものから油を回収する。ここで、全重量はケース込みで160kgである。また、油の回収時間は1ロット当たり15分とする。
油の回収目標値は6段ケースで約2kgの油の付着を最低限半分回収するものとする。
次に、スライダークランク機構20の仕様について説明する。図5(A)〜(C)は、それぞれ、スライダークランク機構20を構成する円盤21に設けられたピン22の回転角度ごとの上下位置H(cm)(A)と、速度V(m/s)(B)と、重力加速度G(C)を示すグラフであり、表1はその内容を示すデータである。
Figure 2014105902
ここでは、スライダークランク機構20は次の条件のもとで駆動される。
棒部材28が水平位置にあるときを0°とする(図4参照)。なお、図5においては、回転角度の1が0°に対応し、37が360°に対応する。
棒部材28による上下動によって部品収容器35にかかる重力加速度が1を越えないようにする。これは、1を越えると中に収容した軸受用の鋼球が浮き上がり、鋼球に付着した油切りができなくなるためである。
その結果、この実施の形態においては、回転盤ピンの回転数を50rpmとし、上下の振り寸法は35.6cmであり、回転盤は左回転とし、約110度まで円盤ピンを回転させるとスライダーは上死点まで上昇し、下降に移る。
表1を参照して、120度〜250度までが下向きの運動で、最大速度は1.5m/sであり、上向きの0.65m/sより早くなっている。したがって、下向きの振り切り運動となっている。
このとき、重力加速度は1Gを越えないため、収容された鋼球は浮き上がらない。
なお、このような稼働条件は、インバータモータの回転数を変えることにより上下速度を変更し、鋼球の径に対して最適なスピードやパターンが得られる。
また、油の回収は油回収パン36で行うので油の飛散を防ぐことができる。
なお、振り切ったときの油回収を確実にするために、下部にショックアブソーバまたはばねを設けてもよい。
以上のように、この実施の形態においては、スライダークランク機構を用いて、上下の速度差を利用して振り切るように装置を構成したため、有効に油切が可能になる。
次に、この発明の他の実施の形態について説明する。この実施の形態における図1に対応する正面図を図6に示す。図6を参照して、この実施の形態においては、部品収容器35に対して、その長手方向の両端部にそれぞれスライダークランク機構20を設けている。
それ以外の点については先の実施の形態と同様であるので、先の実施の形態に対応する部分に同一の参照符号を付してその説明を省略する。
この実施の形態においては、部品収容器を両側から保持するため、先の実施の形態に比べて部品を安定して上下動できる。
また、この実施の形態においては、ケースに入れたままで油切りができるのでケースに入った複数の物品を一度に油切できる。
なお、上記実施の形態においては、6ケースをまとめて1回の処理で油回収する場合について説明したが、これに限らず、1ケースでもよいし、任意の複数個について行ってもよい。
また装置が簡単で、構成部品も少なくメンテナンスも容易である。
なお、上記実施の形態においては、装置を油回収用に用いた場合について説明したが、これに限らず、水切りにも使用可能である。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
この発明によれば、スライダークランク機構を用いて油切を行うようにしたので、小さな機械部品から効率よく油を回収できるため、油回収装置として有利に使用される。
10 油回収装置、20 スライダークランク機構、28 棒部材、30 容器保持部、31 昇降支持部、34 ローラコンベヤ、35 部品収容器、36 油回収パン、40 架台、45モータ。

Claims (4)

  1. 水平の載置面を有し、油を有する部品を収容する部品収容器と、
    前記部品収容器を上下方向に移動させるスライダークランク機構とを含む、油回収装置。
  2. 前記スライダークランク機構は重力加速度が1を越えないように前記部品収容器を上下方向に移動する、請求項1に記載の油回収装置。
  3. 前記部品収容器は軸受用の鋼球を収容する、請求項1または2に記載の油回収装置。
  4. 前記スライダークランク機構は1個の部品収容器について2個設けられる、請求項1〜3のいずれかに記載の油回収装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH08182964A (ja) * 1994-12-28 1996-07-16 Kurita Mach Mfg Co Ltd ふるい機のふるい振動装置

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