JP2014147984A - 研削ホイールユニット - Google Patents

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敦志 清野
Hiroshi Kitamura
宏 北村
Tomoko Ichinozawa
友子 市野澤
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Abstract

【課題】交換用の研削ホイールの収容場所を削減するとともに作業者による研削ホイール品種の取り付け間違いを低減しうる研削ホイールを提供する。
【解決手段】研削装置のスピンドル先端に固定されたマウントに装着される研削ホイールであって、マウントに装着される装着面を有した第一基台と第一基台の装着面の反対面に配設された第一研削砥石とを有した第一研削ホイール体と、第一研削ホイール体の第一研削砥石側に装着される装着面を有し第一研削砥石を収容する砥石収容部を有した第二基台と第二基台の装着面の反対面に配役された第二研削砥石とを有した第二研削ホイール体と、第一研削ホイール体をマウントに着脱可能に固定するとともに第二研削ホイール体を第一研削ホイール体を介してマウントに着脱可能に固定する固定手段と、を少なくとも備えた研削ホイールとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、研削装置に装着される研削ホイールユニットに関する。
従来、例えば、特許文献1に開示されるように、半導体ウェーハなどの被加工物を研削するための研削装置において、研削ホイールは、通常、基台と基台に配設された複数または環状の研削砥石とから構成されることが知られている。
この研削砥石は、ダイヤモンド等の砥粒をガラスや金属、レジン等のボンド材で固めたものであり、被加工物を研削するのに伴って磨耗することになるため、研削ホイールの研削砥石が磨耗して使用限界に達すると、新たな研削ホイールに交換する必要が生じることになる。
特開2007−296601号公報
研削ホイールを交換すると、実際に被加工物を加工する前に各種の調整作業を実施する必要がある。具体的には、研削砥石の研削送り量を管理するために研削送り方向における原点出し(セットアップ作業)や、被加工物を保持する保持テーブルの保持面と研削砥石の研削面との平行出しのために研削砥石で保持テーブルを研削するセルフグラインド作業等といった、各種調整作業を実施する必要がある。
よって、研削ホイールの磨耗量が多い場合には、研削ホイールの交換が頻繁に生じ、交換に伴う各種調整作業が必要となり、非常に生産効率が悪いという問題があった。
以上の問題の対策として、研削送り方向により長い(厚い)研削砥石を有した研削ホイールを使用することで、研削ホイールのライフ(寿命)の長期化を図る(延命させる)ことが考えられる。
しかし、過度に長い研削砥石、即ち突出量の多い研削砥石では、研削中の研削負荷によって研削砥石がびびる(振動する)ことによって研削品質が悪化したり、研削砥石が研削中に欠けてしまう等のおそれがある。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、研削砥石の突出量に起因したびびり(振動)による研削品質の悪化や研削砥石の損傷を防止できる研削ホイールユニットを提供することである。
請求項1に記載の発明によると、研削装置のスピンドル先端に固定されたマウントに装着される研削ホイールユニットであって、基台と基台に配設された研削砥石とを有する研削ホイール体と、研削ホイール体の研削砥石が挿入される挿入孔が形成され、挿入孔に挿入された研削砥石の先端を含む一部を露出させた状態に研削砥石を保持して研削ホイール体を収容する収容部と、マウントに装着される装着部と、を有したフランジと、フランジをマウントに固定する固定手段と、フランジに挿入された研削ホイール体を繰り出して挿入孔から突出する研削砥石の突出量を変化させる繰り出し手段と、を備えた研削ホイールユニットが提供される。
本発明によると、研削砥石の突出量に起因したびびり(振動)による研削品質の悪化や研削砥石の損傷を防止できる研削ホイールユニットが提供される。
具体的には、本発明の研削ホイールユニットによれば、研削ホイール体を収容する収容部を有したフランジと、フランジに収容された研削ホイール体の研削砥石を繰り出す繰り出し手段とを備えるため、フランジからの研削砥石の突出量を調整することができ、研削ホイールの交換頻度を低減することができる。また、過度に研削砥石の突出量が多くなることが無く、びびり(振動)による研削品質の悪化や、砥石が研削中に欠けてしまう等のおそれを低減できる。
そして、研削送り方向により長い(厚い)研削砥石を有した研削ホイール体を使用することが可能となることにより、研削ホイール体のライフ(寿命)の長期化を図る(延命させる)ことが可能となり、研削ホイール体の交換頻度の低下によって生産効率の向上が図られる。
本発明の実施に適した研削装置の斜視図である。 研削ホイール体とフランジを有する研削ホイールユニットについて示す斜視図である。 研削ホイール体とフランジを有する研削ホイールユニットについて示す断面図である。 研削ホイールユニットの他の実施形態について示す断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明実施形態の研削装置2の斜視図を示している。4は研削装置2のベースであり、ベースの後方にはコラム6が垂直に立設されている。コラム6には、上下方向に延びる一対のガイドレール8が固定されている。
この一対のガイドレール8に沿って粗研削ユニット10が上下方向に移動可能に装着されている。粗研削ユニット10は、そのハウジング20が一対のガイドレール8に沿って上下方向に移動する移動基台12に取り付けられている。
粗研削ユニット10は、ハウジング20と、ハウジング20から下方に突出されるスピンドル21と、スピンドルを回転駆動するサーボモータ22と、スピンドル21の先端に固定された複数の粗研削用の研削砥石を有する研削ホイール体71を含んでいる。
粗研削ユニット10は、粗研削ユニット10を一対の案内レール8に沿って上下方向に移動するボールねじ14とパルスモータ16とから構成される粗研削ユニット移動機構18を備えている。パルスモータ16をパルス駆動すると、ボールねじ14が回転し、移動基台12が上下方向に移動される。
さらに、コラム6には、上下方向に伸びる一対のガイドレール19が固定されている。この一対のガイドレール19に沿って仕上げ研削ユニット28が上下方向に移動可能に装着されている。
仕上げ研削ユニット28は、そのハウジング36が一対のガイドレール19に沿って上下方向に移動する図示しない移動基台に取り付けられている。仕上げ研削ユニット28は、ハウジング36と、ハウジング36から下方に突出されるスピンドル37と、スピンドル37を回転駆動するサーボモータ38と、スピンドルの先端に固定された仕上げ研削用の研削砥石を有する研削ホイールユニット40を含んでいる。
仕上げ研削ユニット28は、仕上げ研削ユニット28を一対の案内レール19に沿って上下方向に移動するボールねじ30とパルスモータ32とから構成される仕上げ研削ユニット移動機構34を備えている。パルスモータ32を駆動すると、ボールねじ30が回転し、仕上げ研削ユニット28が上下方向に移動される。
研削装置2は、コラム6の前側においてベース4の上面と略面一となるように配設されたターンテーブル44を具備している。ターンテーブル44は比較的大径の円盤状に形成されており、図示しない回転駆動機構によって矢印45で示す方向に回転される。
ターンテーブル44には、互いに円周方向に120°離間して3個のチャックテーブル46が水平面内で回転可能に配置されている。チャックテーブル46は、ポーラスセラミック材によって円盤状に形成された吸着部を有しており、吸着部の保持面上に載置されたウェーハを真空吸引手段を作動することにより吸引保持する。
ターンテーブル44に配設された3個のチャックテーブル46は、ターンテーブル44が適宜回転することにより、ウェーハ搬入・搬出領域A、粗研削加工領域B、仕上げ研削加工領域C、及びウェーハ搬入・搬出領域Aに順次移動される。
ベース4の前側部分には、第1のウェーハカセット50と、第2のウェーハカセット52と、ウェーハ搬送ロボット54と、複数の位置決めピンを有する位置決めテーブル56と、ウェーハ搬入機構(ローディングアーム)60と、ウェーハ搬出機構(アンローディングアーム)62と、スピンナユニット63が配設されている。
ベース4の前側部分には、各種操作を入力したり、動作状況を表示するためのタッチパネル3が配設されている。
次に、図2及び図3を用いて本発明の特徴的な構成について説明する。図2は研削ホイール体71とフランジ72を有する研削ホイールユニット70の構成について示す斜視図であり、図3は同じく研削ホイールユニット70の斜視図である。
なお、図2、図3に示す構成は、図1に示す粗研削ユニット10に装着されるものであるが、図1に示す仕上げ研削ユニット28に装着される研削ホイールユニット40についても同様に適用することができる。
本実施形態の研削ホイールユニット70は、研削ホイール体71と、フランジ72と、フランジ72をスピンドル21の先端に固定されたマウント23に固定するため固定手段としての固定ボルト81と、研削砥石71bの突出量を変化させる繰り出し手段を構成するフランジふた73及び押圧ネジ74と、を有して構成される。
以下、各部材について詳述すると、研削ホイール体71は、円環状の基台71aと、基台71aの下面71vに周方向に離間して複数配設される研削砥石71bと、各研削砥石71bの間に配設されるスプリング71sと、を有して構成される。
また、基台71aの上面、つまりは、研削砥石71bが付設される側と反対側の面は、押圧ネジ74によって押圧される被押圧面71uとして構成される。
フランジ72は、円盤状の基台72aを有して構成される。この基台72aの上面、つまりは、スピンドル21先端に固定されたマウント23に対向する側の面は、マウント23の下面23vに対して当接される装着部72uとして構成される。
基台72aの装着部72uには、研削ホイール体71の下面71vに設けられる研削砥石71bが挿入される円環状の溝で構成される収容部72sが形設される。収容部72sは、その内側に研削砥石71bを収めつつ、収容部72sの底面部72wに形設された上下方向に貫通する複数の挿入孔72xから研削砥石71bの先端部が突出されるように構成される。
挿入孔72xの内側壁面によって研削砥石71bの外側面が保持されることとなり、研削砥石71bの大きなズレが挿入孔72xによって規制され、ズレに伴うびびり(振動)の発生を抑制することができる。なお、挿入孔72xからの研削砥石71bの繰り出しを可能とするとともに、研削砥石71bの側面を保持して振動を効果的に防止するために、挿入孔72xの内周部をゴムなどの弾性部材でコーティングすることなどが好ましい。
収容部72sの底面部72wにおいて挿入孔72xが形成されない部位には、研削ホイール体71のスプリング71sの下端部が当接され、研削ホイール体71が全体としてスプリング71sを介して下側から支えられるようになっている。
基台72aの装着部72uには、四箇所に上下方向の雌ネジ孔72cが形設されており、雌ネジ孔72cには固定手段となる固定ボルト81が挿入されるようになっている。
回転駆動されるスピンドル21の下端部に設けられるマウント23は、スピンドル21よりも径の大きい固定フランジ部23aを有して構成されている。固定フランジ部23aには、円周方向に離間して四箇所に上下方向の雌ネジ孔23cが形設されており、固定ボルト81を雌ネジ孔23cを通してフランジ72の雌ネジ孔72cに螺挿することにより、フランジ72が固定ボルト81を介して固定フランジ部23aに固定される。
フランジふた73は、円環状の板材にて構成され、周方向における四箇所に上下方向に貫通する雌ネジ孔73c,73cが形設されている。
フランジふた73の雌ネジ孔73c,73cには押圧ネジ74が螺挿され、押圧ネジ74の先端部がフランジふた73の下面73vから突出されるように構成される。
フランジふた73の下面73vから突出された押圧ネジ74の先端部は、基台71aの被押圧面71uを上から押圧し、基台71aをスプリング71sの付勢力に抗して上側から支えるように機能する。このフランジふた73は、フランジ72に対して着脱可能に固定されるものであり、固定の形態としては、ネジなどの固定手段を用いるほか、フランジふた73の一部をフランジ72に対して螺合させるなど、様々な方法が考えられる。
そして、押圧ネジ74をねじ込んで下側に進行させると、基台71aが下側へと移動してフランジ72の下面72vからの研削砥石71bの突出量Hが増加されるようになっている。このように、押圧ネジ74の操作によって研削砥石71bの突出量Hを調整することができ、研削砥石71bが磨耗した際には、適宜、押圧ネジ74を操作することで適正な突出量Hに設定することができる。
研削砥石71bの磨耗がより進行し、十分な突出量Hが確保できない状況となった際には、フランジふた73をフランジ72から取り外すことによって、収容部72sを開放し、研削ホイール体71を新たな研削ホイール体71に交換される。
以上のようにして本発明を実施することができる。
即ち、研削装置のスピンドル21先端に固定されたマウント23に装着される研削ホイールユニット70であって、基台と基台に配設された研削砥石71bとを有する研削ホイール体71と、研削ホイール体71の研削砥石71bが挿入される挿入孔72xが形成され、挿入孔72xに挿入された研削砥石71bの先端を含む一部を露出させた状態に研削砥石71bを保持して研削ホイール体71を収容する収容部72sと、マウント23に装着される装着部72uと、を有したフランジ72と、フランジ72をマウント23に固定する固定手段となる固定ボルト81と、フランジ72に挿入された研削ホイール体71を繰り出して挿入孔72xから突出する研削砥石71bの突出量Hを変化させる繰り出し手段を構成するフランジふた73及び押圧ネジ74と、を備えた研削ホイールユニット70とするものである。
これにより、研削砥石71bの突出量Hに起因したびびり(振動)による研削品質の悪化や研削砥石71bの損傷を防止できる研削ホイールユニット70が提供される。
具体的には、本発明の研削ホイールユニット70によれば、研削ホイール体71を収容する収容部72sを有したフランジ72と、フランジ72に収容された研削ホイール体71の研削砥石71bを繰り出す繰り出し手段とを備えるため、フランジ72からの研削砥石71bの突出量Hを調整することができ、研削ホイールの交換頻度を低減することができる。また、過度に研削砥石71bの突出量Hが多くなることが無く、びびり(振動)による研削品質の悪化や、砥石が研削中に欠けてしまう等のおそれを低減できる。
そして、研削送り方向により長い(厚い)研削砥石71bを有した研削ホイール体71を使用することが可能となることにより、研削ホイール体のライフ(寿命)の長期化を図る(延命させる)ことが可能となり、研削ホイール体の交換頻度の低下によって生産効率の向上が図られる。
図4は、研削砥石71bの突出量Hを変化させる繰り出し手段についての別の実施形態について示すものである。この実施形態では、筒状の繰出部材91を、フランジ72Aに捻じ込むことにより、繰出部材91の先端(下端)において研削ホイール体71の被押圧面71uを上から押し下げる構成とするものである。
フランジ72Aの収容部72sの外周面には雌ネジ72mが刻設されており、この雌ネジ72mに対して繰出部材91の外周面に刻設された雄ネジ91mを螺合させることで、繰出部材91の筒肉部91nが収容部72sへと差込まれるようになっている。
このような図4に示す構成によっても、繰出部材91の捻じ込み量によって、研削砥石71bの突出量Hを調整することができる。
21 スピンドル
23 マウント
23a 固定フランジ部
70 研削ホイールユニット
71 研削ホイール体
71a 基台
71s スプリング
71u 被押圧面
72 フランジ
72s 収容部
72x 挿入孔
74 押圧ネジ
H 突出量

Claims (1)

  1. 研削装置のスピンドル先端に固定されたマウントに装着される研削ホイールユニットであって、
    基台と該基台に配設された研削砥石とを有する研削ホイール体と、
    該研削ホイール体の該研削砥石が挿入される挿入孔が形成され、該挿入孔に挿入された該研削砥石の先端を含む一部を露出させた状態に該研削砥石を保持して該研削ホイール体を収容する収容部と、マウントに装着される装着部と、を有したフランジと、
    該フランジを該マウントに固定する固定手段と、
    該フランジに挿入された該研削ホイール体を繰り出して該挿入孔から突出する該研削砥石の突出量を変化させる繰り出し手段と、
    を備えた研削ホイールユニット。


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