JP2014205373A - ステアリングホイール - Google Patents

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山本 一郎
Ichiro Yamamoto
一郎 山本
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Abstract

【課題】被覆材が隙間形成部材の本体部に対し浮上がることを抑制する。【解決手段】ステアリングホイール10では、ピース24の突出部28が木部材22に当接されて、木部材22とピース24の本体部26との間に隙間30が形成されている。さらに、隙間30において革34が突出部28及び芯金12のリム部20に巻掛けられて、本体部26が革34によって被覆されている。ここで、革34の巻掛力によって突出部28が弾性変形されて、革34が突出部28を通過されている。このため、革34を隙間30に深く挿入でき、革34が本体部26に対し浮上がることを抑制できる。【選択図】図5

Description

本発明は、被覆材が隙間形成部材の本体部を被覆するステアリングホイールに関する。
下記特許文献1に記載のステアリングホイールでは、リング部芯金に硬質被覆部(硬質被覆部塗膜を含む)と革支持ピースの本体部とが固定されており、硬質被覆部に革支持ピースのスペーサ部が当接されて、硬質被覆部と革支持ピースの本体部との間に隙間が形成されている。さらに、硬質被覆部と革支持ピースの本体部との隙間に革巻き層が挿入されて、革巻き層が革支持ピースの本体部を被覆している。
ここで、このステアリングホイールでは、硬質被覆部と革支持ピースの本体部との隙間に革巻き層が革支持ピースのスペーサ部に到達するまで挿入される。
このため、リング部芯金から革支持ピースのスペーサ部が大きく離間する場合には、硬質被覆部と革支持ピースの本体部との隙間に革巻き層を深く挿入できず、革巻き層が革支持ピースの本体部に対し浮上がる可能性がある。
特開平11−34881号公報
本発明は、上記事実を考慮し、被覆材が隙間形成部材の本体部に対し浮上がることを抑制できるステアリングホイールを得ることが目的である。
請求項1に記載のステアリングホイールは、本体部から突出部が突出された隙間形成部材と、前記隙間形成部材に隣設され、前記本体部との間に前記突出部が配置されて前記本体部との間に隙間が形成される加飾体と、前記本体部と前記加飾体との隙間に挿入されることで前記突出部が変形されて前記突出部と前記加飾体との間に配置され、前記本体部を被覆する被覆材と、を備えている。
請求項2に記載のステアリングホイールは、請求項1に記載のステアリングホイールにおいて、前記突出部の基端が変形されて前記被覆材が前記突出部と前記加飾体との間に配置されている。
請求項3に記載のステアリングホイールは、請求項1又は請求項2に記載のステアリングホイールにおいて、前記突出部と前記加飾体との間に前記被覆材を挟持している。
請求項1に記載のステアリングホイールでは、隙間形成部材において本体部から突出部が突出されると共に、隙間形成部材に加飾体が隣設されており、本体部と加飾体との間に突出部が配置されて、本体部と加飾体との間に隙間が形成される。さらに、本体部と加飾体との隙間に被覆材が挿入されることで、被覆材が本体部を被覆している。
ここで、本体部と加飾体との隙間に被覆材が挿入されることで、突出部が変形されて、被覆材が突出部と加飾体との間に配置されている。このため、本体部と加飾体との隙間に被覆材を深く挿入でき、被覆材が隙間形成部材の本体部に対し浮上がることを抑制できる。
請求項2に記載のステアリングホイールでは、突出部の基端が変形されて、被覆材が突出部と加飾体との間に配置されている。このため、突出部が容易に変形でき、被覆材を突出部と加飾体との間に容易に配置できる。
請求項3に記載のステアリングホイールでは、突出部と加飾体との間に被覆材が挟持されている。このため、突出部と加飾体との間に被覆材を保持でき、被覆材が隙間形成部材の本体部に対し浮上がることを効果的に抑制できる。
本発明の第1実施形態に係るステアリングホイールを示す車両後側から見た正面図である。 本発明の第1実施形態に係るステアリングホイールの第1製造段階を示す車両後側から見た正面図である。 本発明の第1実施形態に係るステアリングホイールの第2製造段階を示す車両後側から見た正面図である。 本発明の第1実施形態に係るステアリングホイールのピースを示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るステアリングホイールの主要部を示す断面図(図1の5−5線断面図)である。 本発明の第2実施形態に係るステアリングホイールの主要部を示す断面図(図1の5−5線位置断面図)である。
[第1実施形態]
図1には、本発明の第1実施形態に係るステアリングホイール10が車両後側から見た正面図にて示されている。さらに、図2には、ステアリングホイール10の第1製造段階が車両後側から見た正面図にて示されており、図3には、ステアリングホイール10の第2製造段階が車両後側から見た正面図にて示されている。なお、図面では、車両右側を矢印RHで示し、上側を矢印UPで示す。
本実施形態に係るステアリングホイール10は、車両後側において車両の運転席に対向されて、運転席に着座する乗員(運転手)が周方向へ回転操作可能にされている。
図2及び図3に示す如く、ステアリングホイール10には、骨格部材としての金属製の芯金12が設けられており、芯金12の中央部分には、中央部としての板状のボス部14が設けられている。ボス部14は、支持軸としての円柱状のステアリングシャフト16の車両後側端(上端)に固定されており、ステアリングホイール10(芯金12)は、ステアリングシャフト16に一体回転可能に支持されている。これにより、乗員がステアリングホイール10を周方向へ回転操作することで、ステアリングシャフト16が軸周りに回転されて、車両が操舵される。
ボス部14の外周には、接続部としての長尺板状のスポーク部18が3本一体に設けられており、スポーク部18は、ボス部14から車両右側、車両左側及び下側(ステアリングホイール10及びステアリングシャフト16の径方向外側)へ延伸されている。スポーク部18の延伸方向中間部には、板状の延出部18Aが一体に形成されており、延出部18Aは、スポーク部18の延伸周方向全体において、スポーク部18から延出されている。
3本のスポーク部18の延伸先端には、外周部(固定部)としての正面視円環状のリム部20が一体に設けられており、リム部20は、ステアリングシャフト16と同軸上に配置されている。
リム部20の上側、車両右斜め下側及び車両左斜め下側には、加飾体としての円筒状の木部材22(本杢材)が設けられており、木部材22は、リム部20の延伸方向(長手方向)に沿って延伸されて湾曲されると共に、リム部20の延伸周方向全体を被覆している。
図5に示す如く、木部材22は、車両前側と車両後側との半円筒状の部分体22Aによって構成されており、各部分体22Aの内面(木部材22の内周面)がリム部20に接着されると共に、一対の部分体22Aが互いに接着されて、木部材22がリム部20に固定されている。
一方の部分体22Aの内孔には、長手方向両端部において、略半円錐状の拡大部22Bが形成されており、拡大部22Bは、一方の部分体22Aの内孔の長手方向端部を、木部材22の長手方向端面側へ向かうに従い木部材22の径方向外側へ向かう方向に徐々に拡大させている。拡大部22Bは、一方の部分体22Aの長手方向端面から解放されており、拡大部22Bは、リム部20の温度変化による変形移動を許容している。
図3〜図5に示す如く、リム部20には、各木部材22の長手方向両側において、隙間形成部材としての樹脂製で略円筒状のピース24が設けられており、ピース24は、木部材22と隣設されている。ピース24は、車両前側と車両後側との略半円筒状の構成体24Aによって構成されており、各構成体24Aの内面(ピース24の内周面)がリム部20に接着されると共に、一対の構成体24Aが互いに接着されて、ピース24がリム部20に固定されている。
ピース24には、円筒状の本体部26が設けられている。本体部26の木部材22側の部分には、大径部26Aが設けられており、大径部26Aは、リム部20の延伸周方向全体を被覆すると共に、木部材22に比し外径が小さくされている。本体部26の木部材22とは反対側の部分には、小径部26Bが設けられており、小径部26Bは、大径部26Aに比し外径が小さくされている。
隣設されるピース24と木部材22とでは、本体部26(大径部26A)の木部材22側端面が木部材22のピース24側端面と対向しており、本体部26の木部材22側端面は、木部材22のピース24側端面と平行に配置されている。ピース24の一方の構成体24Aは、木部材22の一方の部分体22Aに隣設されると共に、ピース24の他方の構成体24Aは、木部材22の他方の部分体22Aに隣設されており、一方の構成体24Aの内孔の木部材22側端は、半楕円状にされて、一方の部分体22Aの拡大部22Bに対向されている。
ピース24には、矩形平板状の突出部28が一対設けられており、突出部28は、各構成体24Aに配置されると共に、本体部26(大径部26A)の木部材22側端から木部材22側に突出される。一方の構成体24Aでは、突出部28が、リム部20からリム部20の延伸直角方向に大きく離間されて、木部材22(一方の部分体22A)のピース24側端面における拡大部22B側端部に当接される(図5の2点鎖線参照)。他方の構成体24Aでは、突出部28が、リム部20近傍に配置されて、木部材22(他方の部分体22A)のピース24側端面におけるリム部20側端部に当接されている。これにより、木部材22のピース24側端面と本体部26の木部材22側端面との間に一対の突出部28によって隙間30(木目込部)が形成されている。
図3及び図5に示す如く、スポーク部18の延出部18Aと木部材22間の一対のピース24との間には、樹脂製(例えばポリウレタン製)で正面視略T字状の内部材32が形成されている。
内部材32は、スポーク部18の延出部18Aまで延伸されており、内部材32は、スポーク部18及び延出部18Aに固定されると共に、スポーク部18の延伸周方向全体を被覆して、外周面が延出部18Aの外周面と面一にされている。また、内部材32は、一対のピース24間のリム部20に固定されており、内部材32は、リム部20の延伸方向(長手方向)に沿って延伸されて湾曲されると共に、リム部20の延伸周方向全体を被覆している。さらに、内部材32は、ピース24(本体部26)の小径部26Bまで延伸されており、内部材32は、小径部26Bに固定されると共に、小径部26Bの周方向全体を被覆して、外周面がピース24(本体部26)の大径部26Aの外周面と面一にされている。
図1及び図5に示す如く、内部材32、スポーク部18の延出部18A及び木部材22間の一対のピース24の大径部26Aは、被覆材としての革34によって被覆されており、革34の内部材32延伸周方向における両端部は、例えば縫製によって連結されている。
革34のスポーク部18側端部及び木部材22側端部には、例えば折返された状態での縫製によって筒部34Aが形成されており、筒部34Aは、スポーク部18の延出部18Aよりボス部14側及び木部材22とピース24の本体部26との隙間30に挿入されている。筒部34A内には、紐体としての長尺の糸36が挿通されており、糸36は、筒部34Aの長手方向両端から延出されている。
スポーク部18の延出部18Aよりボス部14側では、糸36が、スポーク部18に巻掛けられて、両端部を連結されており、これにより、革34のスポーク部18側端部(筒部34Aを含む)がスポーク部18に巻掛けられて固定されている。
木部材22とピース24の本体部26との隙間30では、糸36が、ピース24の突出部28及びリム部20に巻掛けられて、両端部を連結されており、これにより、革34の木部材22側端部(筒部34Aを含む)が突出部28及びリム部20に巻掛けられて固定されている。また、ピース24の一方の構成体24Aでは、革34の巻掛力によって、突出部28が、突出基端において弾性変形されて、回動されることで、革34が突出部28を通過される(突出部28と木部材22(一方の部分体22A)との間に配置される)と共に、突出部28が弾性復元力によって木部材22(一方の部分体22A)との間に革34を挟持している(図5の実線参照)。さらに、ピース24の他方の構成体24Aでは、革34が突出部28に巻掛けられている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
以上の構成のステアリングホイール10では、ピース24の一対の突出部28が木部材22のピース24側端面に当接されて、木部材22とピース24の本体部26との間に一対の突出部28によって隙間30が形成されている。さらに、内部材32及びピース24の本体部26の大径部26Aが革34によって被覆されている。
また、木部材22とピース24の本体部26との隙間30では、革34の木部材22側端部がピース24の突出部28及び芯金12のリム部20に巻掛けられて固定されている。
ここで、ピース24の一方の構成体24Aでは、革34の巻掛力によって、突出部28が、弾性変形されて、回動されることで、革34が突出部28を通過されている。このため、突出部28がリム部20からリム部20の延伸直角方向に大きく離間される場合でも、革34を木部材22とピース24の本体部26との隙間30に突出部28を越えて深く挿入でき、革34がピース24の大径部26A及び内部材32に対し浮上がることを抑制できて、ステアリングホイール10の外観品質を向上できる。
さらに、突出部28が、突出基端において弾性変形されて、回動されることで、革34が突出部28を通過されている。このため、革34の巻掛力による突出部28の回動モーメントを大きくできて、突出部28が容易に変形でき、革34が突出部28を容易に通過できる。
また、突出部28の弾性復元力によって、突出部28と木部材22(一方の部分体22A)との間に革34が挟持されている。このため、突出部28と木部材22との間に革34を保持(固定)でき、革34がピース24の本体部26及び内部材32に対し浮上がることを効果的に抑制できる。
さらに、突出部28が弾性変形された後でも、突出部28がピース24(一方の構成体24A)から離脱されない(折れて外れない)。このため、ピース24から離脱された突出部28がステアリングホイール10内(例えばピース24内)を自由に移動して音を発生することを防止できる。
[第2実施形態]
図6には、本発明の第2実施形態に係るステアリングホイール50の主要部が断面図にて示されている。
本実施形態に係るステアリングホイール50は、上記第1実施形態とほぼ同様の構成であるが、以下の点で異なる。
図6に示す如く、本実施形態に係るステアリングホイール50では、ピース24の一方の構成体24Aにおいて、突出部28(図6の2点鎖線参照)が、台形柱状(三角柱状でもよい)にされており、突出部28は、本体部26(大径部26A)の木部材22側端から木部材22側(一方の部分体22A側)及び芯金12のリム部20側に突出される。このため、突出部28が木部材22(一方の部分体22A)のピース24側端面における拡大部22B側端部に当接されて、木部材22のピース24側端面と本体部26の木部材22側端面との間に突出部28によって隙間30(木目込部)が形成されている。また、突出部28のリム部20とは反対側の面は、案内部としての案内面28Aにされて、木部材22側へ向かうに従いリム部20側へ向かう方向に傾斜される。
ピース24の一方の構成体24Aでは、革34の巻掛力によって、突出部28が、突出基端において弾性変形されて、回動されることで、革34が突出部28を通過される(突出部28と木部材22(一方の部分体22A)との間に配置される)と共に、突出部28が弾性復元力によって木部材22(一方の部分体22A)との間に革34を挟持している(図6の実線参照)。
ここで、本実施形態でも、上記第1実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
さらに、ピース24の一方の構成体24Aでは、突出部28の案内面28Aが木部材22側へ向かうに従いリム部20側へ向かう方向に傾斜される。このため、革34の木部材22側端部がピース24の突出部28及び芯金12のリム部20に巻掛けられる際には、革34が案内面28Aに案内されて木部材22側に移動されることで、革34の巻掛力が突出部28の木部材22側端部(突出先端部)に作用される。これにより、革34の巻掛力による突出部28の回動モーメントを効果的に大きくできて、突出部28が一層容易に変形でき、革34が突出部28を一層容易に通過できる。
なお、上記第1実施形態及び第2実施形態では、突出部28が変形された際に突出部28がピース24から離脱されない。しかしながら、突出部28が変形された際に突出部28がピース24から離脱されてもよい。
また、上記第1実施形態及び第2実施形態では、ピース24に突出部28を一対設けた。しかしながら、ピース24に突出部28を1個又は3個以上設けてもよい。
さらに、上記第1実施形態及び第2実施形態では、ピース24を一対の構成体24Aによって構成した。しかしながら、ピース24を3個以上の構成体24Aによって構成してもよい。
また、上記第1実施形態及び第2実施形態では、本発明の加飾体を木製の木部材22とした。しかしながら、本発明の加飾体を、竹製等にしてもよく、また、被加飾体の表面が木目調や竹調等の加飾材で被覆されたものにしてもよい。
10 ステアリングホイール
22 木部材(加飾体)
24 ピース(隙間形成部材)
26 本体部
28 突出部
30 隙間
34 革(被覆材)
50 ステアリングホイール

Claims (3)

  1. 本体部から突出部が突出された隙間形成部材と、
    前記隙間形成部材に隣設され、前記本体部との間に前記突出部が配置されて前記本体部との間に隙間が形成される加飾体と、
    前記本体部と前記加飾体との隙間に挿入されることで前記突出部が変形されて前記突出部と前記加飾体との間に配置され、前記本体部を被覆する被覆材と、
    を備えたステアリングホイール。
  2. 前記突出部の基端が変形されて前記被覆材が前記突出部と前記加飾体との間に配置された請求項1記載のステアリングホイール。
  3. 前記突出部と前記加飾体との間に前記被覆材を挟持した請求項1又は請求項2記載のステアリングホイール。
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