JP2015109775A - モータ制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡素な構成で冗長性を高めることのできるモータ制御装置を提供する。
【解決手段】統合ECU23は、相開放リレー64u,64v,64wがオフ状態になった場合にEPSインバータ52から電力が供給されなくなるEPS給電線62u,62v,62wの接続点82u,82v,82wと、相開放リレー64u,64v,64wがオフ状態となった場合にもVGRインバータ54から電力が供給されるVGR給電線72u,72v,72wの接続点83u,83v,83wとを接続する接続線81u,81v,81wと、接続点82u,82v,82wと接続点83u,83v,83wとの間を遮断可能な切替リレー84u,84v,84wを備える。EPSマイコン51は、EPSインバータ52に異常が発生した場合には、相開放リレー64u,64v,64w,74u,74vをオフ状態とするとともに、切替リレー84u,84v,84wをオン状態とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、モータ制御装置に関する。
従来、車両用の操舵装置には、モータを駆動源として操舵機構にアシスト力を付与する操舵力補助装置(EPS装置)や、ステアリング操作に基づく入力軸の回転にモータ駆動に基づく回転を上乗せして出力軸に伝達する伝達比可変装置(VGR装置)等のモータを駆動源とするモータユニットを複数備えたものがある(例えば、特許文献1)。こうしたモータユニットの作動を制御するモータ制御装置は、複数のスイッチング素子を有する駆動回路と、モータ制御信号を出力する制御回路とを備えており、各スイッチング素子がモータ制御信号に応じてオンオフすることで、モータに駆動電力を供給する。
また、モータ制御装置には、モータと駆動回路とを接続する給電経路の途中に相開放リレー等のスイッチが設けられたものがある。そして、例えばスイッチング素子の溶着により駆動回路にショート故障等の異常が発生した場合には、駆動電源(バッテリ)からモータへの駆動電力の供給を停止するとともに、相開放リレーをオフ状態として駆動回路とモータとの間を通電不能に遮断する。これにより、例えばステアリング操作に連動してモータが回転しても、誘起電圧(逆起電圧)に応じて回生電流が流れることが抑制され、該モータがブレーキとして機能しなくなる。
特開2013−123949号公報 特開2013−79027号公報
ところで、操舵力補助装置の駆動回路に異常が発生して、該操舵力補助装置を停止させた場合には、操舵機構にアシスト力が付与されない状態となる。このとき、上記のように相開放リレーをオフ状態とすることでモータがブレーキとなってステアリング操作を妨げることは抑制できるものの、運転者の負担が大きく増加するため、駆動回路に異常が発生しても、継続してアシスト力を付与可能にすることが望ましい。
そこで、例えば特許文献2に記載されるように、モータ制御装置が2つの駆動回路を有する構成とすることで、該モータ制御装置に駆動回路に関する冗長性を持たせることが考えられる。これにより、一方の駆動回路に異常が発生した場合でも、他方の駆動回路からモータに駆動電力を供給することで、継続してアシスト力を付与できる。しかし、冗長化すると、同等の機能を有する駆動回路が余分に必要になるため、部品点数が著しく増加することとなり、製造コストの大幅な増大を招くといった問題がある。
なお、こうした問題は、操舵力補助装置の作動を制御するモータ制御装置に限らず、他のモータユニットの作動を制御するモータ制御装置であっても、同様に生じ得る。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、簡素な構成で冗長性を高めることのできるモータ制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するモータ制御装置は、複数のモータの作動を制御するものにおいて、前記複数のモータのうちの任意の1つである第1モータの作動を制御するための第1モータ制御信号、及び前記複数のモータのうちの別の1つである第2モータの作動を制御するため第2モータ制御信号を出力する制御回路と、前記第1モータ制御信号に基づいて前記第1モータに駆動電力を供給する第1駆動回路と、前記第2モータ制御信号に基づいて前記第2モータに駆動電力を供給する第2駆動回路と、前記第1モータと前記第1駆動回路とを接続する第1給電経路を遮断可能な第1スイッチと、前記第2モータと前記第2駆動回路とを接続する第2給電経路を遮断可能な第2スイッチと、前記第1スイッチがオフ状態になった場合に前記第1駆動回路から電力が供給されなくなる前記第1給電経路の接続点と、前記第2スイッチがオフ状態になった場合にも前記第2駆動回路から電力が供給される前記第2給電経路の接続点とを接続する接続経路を遮断可能な切替スイッチとを備え、前記制御回路は、前記第1駆動回路に異常が発生した場合には、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチをオフ状態とするとともに、前記切替スイッチをオン状態とすることを要旨とする。
上記構成によれば、第1駆動回路に異常が発生した場合には、第1スイッチ及び第2スイッチがオフ状態とされるとともに、切替スイッチがオン状態とされるため、第1モータと第1駆動回路との間、及び第2モータと第2駆動回路との間が遮断され、第1モータと第2駆動回路との間が導通される。これにより、第2モータを停止することにはなるものの、第1モータを継続して駆動できる。したがって、駆動回路を余分に設けることなく冗長化を実現できる。
上記モータ制御装置において、前記制御回路は、前記第1モータ制御信号を出力する第1制御回路と、前記第2モータ制御信号を出力する第2制御回路と、前記第1制御回路及び前記第2制御回路のいずれか一方に異常が発生した場合に、該いずれか一方の代わりとして機能する予備制御回路とを備えることが好ましい。
上記構成によれば、第1制御回路から第1モータ制御信号が出力され、第2制御回路から第2モータ制御信号が出力されるため、例えば1つの制御回路から第1モータ制御信号及び第2モータ制御信号を出力する場合に比べ、第1制御回路及び第2制御回路に要求される処理性能を下げることができる。また、予備制御回路が第1制御回路又は第2制御回路の代わりとなるため、第1制御回路及び第2制御回路のそれぞれに対して予備制御回路を設ける場合に比べ、少ない部品点数で制御回路に関する冗長性を高めることができる。
上記モータ制御装置において、前記第1及び第2モータは、それぞれ三相のブラシレスモータであり、前記第1及び第2駆動回路は、それぞれ一対のスイッチング素子の直列回路からなるスイッチングアームを3つ並列に接続した三相インバータであり、前記第1給電経路は、各相に対応した3本の第1給電線を含み、前記第2給電経路は、各相に対応した3本の第2給電線を含み、前記接続経路は、各相に対応した3本の接続線を含み、前記3本の第1給電線には、それぞれ前記第1スイッチが設けられ、前記3本の第2給電線のうちの2本には、それぞれ前記第2スイッチが設けられ、前記3本の接続線の一端は、前記各第1給電線における前記第1スイッチよりも前記第1モータ側の接続点にそれぞれ接続され、前記3本の接続線のうちの2本の他端は、前記第2スイッチが設けられた前記各第2給電線における該第2スイッチよりも前記第2駆動回路側の接続点にそれぞれ接続されるとともに、残りの1本の他端は、前記第2スイッチが設けられていない前記第2給電線に接続されることが好ましい。
上記構成によれば、3本の第2給電線にそれぞれ第2スイッチを設ける場合に比べ、部品点数を削減して構成の簡素化を図ることができる。
上記モータ制御装置において、前記接続経路には、互いに並列に接続された複数の前記切替スイッチが設けられることが好ましい。
上記構成によれば、切替スイッチに関する冗長性を高めることができる。
上記モータ制御装置において、前記複数のモータには、継続して駆動させる優先順位が設定されるものであり、前記複数のモータのうちの任意の2つの関係において、優先順位が高い方のモータが前記第1モータとなり、優先順位が低い方のモータが前記第2モータとなるように構成されることが好ましい。
上記構成によれば、継続して駆動させる優先順位の高いモータの駆動回路に関する冗長性を高めることができる。
上記モータ制御装置において、操舵機構にアシスト力を付与する操舵力補助装置の駆動源となるEPSモータ、及びステアリング操作に基づく入力軸の回転にモータ駆動に基づく回転を上乗せして出力軸に伝達する伝達比可変装置の駆動源となるVGRモータの作動を制御するものであり、前記EPSモータを優先順位が高い方の前記第1モータとし、前記VGRモータを優先順位が低い方の前記第2モータとすることが好ましい。
操舵力補助装置を停止した場合と伝達比可変装置を停止した場合とを比較すると、運転者に与える影響等から、操舵力補助装置を優先的に継続して駆動させることが望ましい。したがって、上記構成のようにEPSモータを第1モータとし、VGRモータを第2モータとすることで、適切に冗長性を高めることができる。
本発明によれば、簡素な構成で冗長性を高めることができる。
一実施形態の操舵装置の概略構成図。 一実施形態の統合ECUのブロック図。 一実施形態のEPSモータへの電力供給経路切替制御の処理手順を示すフローチャート。 (a)は正常時のEPSモータへの電力供給態様を示す作用説明図、(b)は異常時のEPSモータへの電力供給態様を示す作用説明図。 別例の切替回路のブロック図。 別例の統合ECUの切替回路近傍を示すブロック図。
以下、モータ制御装置を搭載した操舵装置の一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、操舵装置1は、運転者によるステアリングホイール2の操作に基づいて転舵輪3を転舵させる操舵機構4を備えている。
操舵機構4は、ステアリングホイール2が固定されるステアリングシャフト11と、ステアリングシャフト11の回転に応じて軸方向に往復動するラック軸12とを備えている。ステアリングシャフト11は、ステアリングホイール2側から順にコラム軸13、中間軸14、及びピニオン軸15を連結することにより構成されている。ラック軸12とピニオン軸15とは、所定の交叉角をもって配置されており、ラック軸12に形成されたラック歯12aとピニオン軸15に形成されたピニオン歯15aとが噛合されることでラックアンドピニオン機構16が構成されている。また、ラック軸12の両端には、タイロッド17が連結されており、タイロッド17の先端は、転舵輪3が組み付けられた図示しないナックルに連結されている。したがって、操舵装置1では、ステアリング操作に伴うステアリングシャフト11の回転がラックアンドピニオン機構16によりラック軸12の軸方向移動に変換され、この軸方向移動がタイロッド17を介してナックルに伝達されることにより、転舵輪3の転舵角、すなわち車両の進行方向が変更される。
また、操舵装置1は、操舵機構4にアシスト力を付与する操舵力補助装置21と、ステアリングホイール2の操舵角に対する転舵輪3の転舵角の比率、すなわち入力側から出力側への回転伝達比(ステアリングギヤ比)を可変させる伝達比可変装置22とを備えている。さらに、操舵装置1は、操舵力補助装置21及び伝達比可変装置22の作動を制御するモータ制御装置としての統合ECU23を備えている。
操舵力補助装置21は、駆動源となるEPSモータ31と、EPSモータ31に連結されるとともにコラム軸13に連結されたウォームアンドホイール等の減速機構32とを備えている。そして、操舵力補助装置21は、EPSモータ31の回転を減速機構32により減速してコラム軸13に伝達することによって、モータトルクをアシスト力として操舵機構4に付与する。つまり、本実施形態の操舵装置1は、コラム型の電動パワーステアリング装置として構成されている。なお、本実施形態のEPSモータ31には、三相のブラシレスモータが採用されている。
伝達比可変装置22は、駆動源となるVGRモータ33と、波動歯車機構や遊星歯車機構等の差動機構34とを備えており、中間軸14の途中に設けられている。詳しくは、中間軸14は、コラム軸13に連結されることによりステアリング操作に伴う回転が入力される入力軸35と、ピニオン軸15に連結される出力軸36とを備えている。差動機構34は、入力軸35及び出力軸36に連結されるとともに、VGRモータ33に連結されている。そして、伝達比可変装置22は、差動機構34を用いてステアリング操作に伴う入力軸35の回転にVGRモータ33の駆動に基づく回転を上乗せして出力軸36に伝達し、ラックアンドピニオン機構16に入力される回転を増速(又は減速)することによって、ステアリングホイール2と転舵輪3との間の伝達比を変更する。なお、本実施形態のVGRモータ33には、三相のブラシレスモータが採用されている。
また、伝達比可変装置22には、伝達比を機械的に固定可能なロック機構37が設けられている。ロック機構37は、VGRモータ33の回転軸(図示略)と入力軸35との相対回転を規制するロック状態となることで伝達比を機械的に固定する。なお、ロック機構37は、ソレノイド38への通電により回動するレバー(図示略)と、該レバーの回動に応じてその爪部が係脱する溝部が形成されたロックホルダ(図示略)とを備える周知の構成となっており、ソレノイド38に駆動電力が供給されるとアンロック状態になり、ソレノイド38への電力供給が停止するとロック状態になる。
統合ECU23には、車両の車速SPDを検出する車速センサ41、ステアリングシャフト11に付与された操舵トルクTを検出するトルクセンサ42、及びステアリングホイール2の操舵角θsを検出するステアリングセンサ(操舵角センサ)43が接続されている。そして、統合ECU23は、各センサにより検出される状態量に基づいて、EPSモータ31への駆動電力の供給を通じて操舵力補助装置21の作動を制御するとともに、VGRモータ33への駆動電力の供給を通じて伝達比可変装置22の作動を制御する。
次に、統合ECUの構成について詳細に説明する。
図2に示すように、統合ECU23は、EPSモータ制御信号S_meを出力するEPSマイコン51と、EPSモータ制御信号S_meに基づいてEPSモータ31に三相(U相、V相、W相)の駆動電力を供給するEPSインバータ52とを備えている。また、統合ECU23は、VGRモータ制御信号S_mv及びロック制御信号S_lkを出力するVGRマイコン53と、VGRモータ制御信号S_mvに基づいてVGRモータ33に三相の駆動電力を供給するVGRインバータ54と、ロック制御信号S_lkに基づいてソレノイド38に駆動電力を供給するソレノイド駆動回路55とを備えている。
先ず、操舵力補助装置に電力供給を行う側の構成について説明する。
EPSインバータ52は、複数のスイッチング素子としてのFET(電界効果型トランジスタ)61a〜61fを有している。本実施形態のEPSインバータ52は、FET61a,61d、FET61b,61e、及びFET61c,61fの各組の直列回路を基本単位(スイッチングアーム)とし、各スイッチングアームを並列に接続してなる周知の三相インバータとして構成されている。そして、FET61a,61d、FET61b,61e、FET61c,61fの各接続点は、EPS給電線62u,62v,62wを介してそれぞれEPSモータ31の各相のモータコイル63u,63v,63wに接続されている。なお、EPSモータ制御信号S_meは、FET61a〜61fのオンオフ状態を規定するゲートオンオフ信号となっている。そして、EPSモータ制御信号S_meに応答してFET61a〜61fがオンオフし、各相のモータコイル63u,63v,63wへの通電パターンが切り替わることにより、三相の駆動電力がEPSモータ31へと出力される。
EPSインバータ52とEPSモータ31との間には、EPS給電線62u,62v,62wの途中にそれぞれ設けられた相開放リレー64u,64v,64wを有するEPSリレー回路65が設けられている。なお、本実施形態の相開放リレー64u,64v,64wには、図示しないコイルへの通電により開閉する機械式のリレーが採用されている。EPSリレー回路65の相開放リレー64u,64v,64wは、EPSマイコン51に接続されており、EPSマイコン51から出力されるEPSリレー制御信号S_leによりオンオフする。そして、統合ECU23は、相開放リレー64u,64v,64wがオン状態となってEPS給電線62u,62v,62wが導通することによりEPSインバータ52からEPSモータ31への電力供給が可能となる。一方、相開放リレー64u,64v,64wがオフ状態となってEPS給電線62u,62v,62wが遮断(開放)することによりEPSインバータ52からEPSモータ31への電力供給が不能となる。
EPSマイコン51には、車速センサ41により検出される車速SPD、及びトルクセンサ42により検出される操舵トルクTがそれぞれ入力される。また、EPSマイコン51には、EPSモータ31に設けられた回転角センサ66から該EPSモータ31の回転角θmeが入力される。さらに、EPSマイコン51には、FET61a〜61fの接地配線に設けられた相電流センサ67u,67v,67wからEPSモータ31の各相電流値Iue,Ive,Iweが入力される。そして、EPSマイコン51は、各センサにより検出される状態量に基づいてEPSモータ31で発生させる目標トルクを演算し、該目標トルクが発生するようにEPSモータ31を制御するためのEPSモータ制御信号S_meを出力する。
また、EPSマイコン51には、車両のイグニッションスイッチ(IG)のオンオフ状態を示すがIG信号S_igが入力される。EPSマイコン51は、オン状態である旨のIG信号S_igが入力された場合には、相開放リレー64u,64v,64wをオン状態にするEPSリレー制御信号S_leをEPSリレー回路65に出力する。一方、IGがオフ状態である旨のIG信号S_igが入力された場合には、相開放リレー64u,64v,64wをオン状態にするEPSリレー制御信号S_leをEPSリレー回路65に出力する。
また、EPSマイコン51は、EPSインバータ52のショート故障及びオープン故障を検出する。本実施形態のEPSマイコン51は、相電流センサ67u,67v,67wにより検出される相電流値Iue,Ive,Iweとメモリ(図示略)に予め設定されたショート電流I_shとの大小比較を行い、相電流値Iue,Ive,Iweの少なくとも1つがショート電流I_shよりも大きい場合に、ショート故障が発生したと判定する。また、EPSマイコン51は、所定のFET61a〜61fをオン状態とするEPSモータ制御信号S_meを出力した状態で、対応する相電流センサ67u,67v,67wによって検出される相電流値Iue,Ive,Iweが略ゼロであることを示す閾値電流I_op以下の場合に、オープン故障が発生したと判定する。一例として、EPSマイコン51は、FET61a及びFET61eをオン状態にするEPSモータ制御信号S_meを出力した状態で、相電流値Iveが閾値電流I_op以下の場合に、オープン故障が発生したと判定する。
ここで、本実施形態のEPSマイコン51は、メインCPU68と、予備制御回路としてのサブCPU69とを備えている。メインCPU68とサブCPU69とは、図示しない信号線を介して相互に通信しており、サブCPU69は、所定周期毎にメインCPU68の異常検出を行う。そして、メインCPU68に異常が発生していない場合(正常な場合)には、該メインCPU68が上記EPSモータ制御信号S_me等の各種信号の出力に必要な各種演算や、EPSインバータ52の異常検出に必要な各種演算等を行う。一方、メインCPU68に異常が発生した場合には、メインCPU68に代わってサブCPU69がEPSモータ制御信号S_me等の各種信号の出力に必要な各種演算や、EPSインバータ52の異常検出に必要な各種演算等を行う。
なお、本実施形態のサブCPU69によるメインCPU68の異常検出は、サブCPU69が送信した確認信号に対するメインCPU68の応答に基づいて行う。本実施形態のメインCPU68は、サブCPU69から所定周期毎に送信される確認信号を受信すると、特定の応答信号をサブCPU69に送信する。そして、サブCPU69は、確認信号を送信しても、応答信号を受信できない場合や、受信した応答信号の示す内容が確認信号に応じた内容になっていない場合等にメインCPU68に異常が発生したと判断する。なお、サブCPU69は、メインCPU68に異常が発生した判定した場合には、メインCPU68への電力供給を停止する。
次に、伝達比可変装置に電力供給を行う側の構成について説明する。
VGRインバータ54は、複数のスイッチング素子としてのFET71a〜71fを有している。VGRインバータ54は、EPSインバータ52と同様に、周知の三相インバータとして構成されている。そして、FET71a,71d、FET71b,71e、FET71c,71fの各接続点は、VGR給電線72u,72v,72wを介してそれぞれVGRモータ33の各相のモータコイル73u,73v,73wに接続されている。
VGRインバータ54とVGRモータ33との間には、VGR給電線72u,72vの途中にそれぞれ設けられた相開放リレー74u,74vを有するVGRリレー回路75が設けられている。なお、本実施形態の相開放リレー74u,74vには、機械式のリレーが採用されている。VGRリレー回路75の相開放リレー74u,74vは、VGRマイコン53に接続されており、VGRマイコン53から出力されるVGRリレー制御信号S_lvによりオンオフする。そして、統合ECU23は、相開放リレー74u,74vがオン状態となってVGR給電線72u,72vが導通することによりVGRインバータ54からVGRモータ33への電力供給が可能となる。一方、相開放リレー74u,74vがオフ状態となってVGR給電線72u,72vが遮断することによりVGRインバータ54からVGRモータ33への電力供給が不能となる。
VGRマイコン53には、車速センサ41により検出される車速SPD、及びステアリングセンサ43により検出される操舵角θsがそれぞれ入力される。また、VGRマイコン53には、VGRモータ33に設けられた回転角センサ76から該VGRモータ33の回転角θmvが入力される。さらに、VGRマイコン53には、FET71a〜71fの接地配線に設けられた相電流センサ77u,77v,77wからVGRモータ33の各相電流値Iuv,Ivv,Iwvが入力される。そして、VGRマイコン53は、各センサにより検出される状態量に基づいてVGRモータ33の目標角度を演算し、該目標角度となるようにVGRモータ33を制御するためのVGRモータ制御信号S_mvを出力する。
また、VGRマイコン53には、IG信号S_igが入力される。VGRマイコン53は、オン状態である旨のIG信号S_igが入力された場合には、相開放リレー74u,74vをオン状態にするVGRリレー制御信号S_lvをVGRリレー回路75に出力するとともに、ソレノイド38に駆動電力を供給する(ロック機構37をアンロック状態にする)ロック制御信号S_lkをソレノイド駆動回路55に出力する。一方、IGがオフ状態である旨のIG信号S_igが入力された場合には、相開放リレー74u,74vをオン状態にするVGRリレー制御信号S_lvをVGRリレー回路75に出力するとともに、ソレノイド38への電力供給を停止する(ロック機構37をロック状態にする)ロック制御信号S_lkをソレノイド駆動回路55に出力する。
また、VGRマイコン53は、VGRインバータ54のショート故障及びオープン故障を検出する。なお、VGRマイコン53は、EPSマイコン51と同様の方法でVGRインバータ54のショート故障及びオープン故障を検出する。
ここで、VGRマイコン53は、メインCPU78を備えているが、該メインCPU78の代わりとなるサブCPUは備えていない。VGRマイコン53は、上記EPSマイコン51と接続されており、VGRマイコン53のメインCPU78は、EPSマイコン51のサブCPU69と接続されている。そして、サブCPU69は、所定周期毎にメインCPU78の異常検出を行う。なお、サブCPU69によるメインCPU78の異常検出は、EPSマイコン51のメインCPU68の異常検出と同様の方法で行われる。そして、メインCPU78に異常が発生していない場合には、該メインCPU78が上記VGRモータ制御信号S_mv等の各種信号の出力に必要な各種演算や、VGRインバータ54の異常検出に必要な各種演算等を行う。一方、メインCPU78に異常が発生した場合には、メインCPU78に代わってサブCPU69がVGRモータ制御信号S_mv等の各種信号の出力に必要な各種演算や、VGRインバータ54の異常検出に必要な各種演算等を行う。
なお、サブCPU69は、VGRマイコン53のメインCPU78に代わって各種演算を行う状態でも、EPSマイコン51のメインCPU68の異常検出を行っている。そして、サブCPU69は、EPSマイコン51のメインCPU68に異常が発生した場合には、VGRモータ33を停止させ、ロック機構37をロック状態としてから、EPSマイコン51のメインCPU68に代わって各種演算等を行う。
(冗長化構成)
ところで、EPSインバータ52に異常が発生した場合には、該EPSインバータ52からEPSモータ31に駆動電力を供給できなくなり、VGRインバータ54に異常が発生した場合には、該VGRインバータ54からVGRモータ33に駆動電力を供給できなくなる。ここで、操舵力補助装置21を停止させる場合と伝達比可変装置22を停止させる場合とを比較すると、運転者に与える影響等から、操舵力補助装置21を優先的に継続して駆動させることが望ましい。つまり、機能上の重要度等の観点から、操舵力補助装置21の方が伝達比可変装置22よりも、冗長化させる(継続して駆動させる)優先順位が高い。この点を踏まえ、本実施形態の統合ECU23は、EPSインバータ52に異常が発生しても、VGRインバータ54からEPSモータ31に駆動電力を供給可能に構成されている。つまり、本実施形態では、EPSモータ31が第1モータ、EPSインバータ52が第1駆動回路、EPS給電線62u,62v,62wが第1給電線及び第1給電経路、相開放リレー64u,64v,64wが第1スイッチ、EPSマイコン51のメインCPU68が第1制御回路、EPSモータ制御信号S_meが第1モータ制御信号にそれぞれ相当する。また、VGRモータ33が第2モータ、VGRインバータ54が第2駆動回路、VGR給電線72u,72v,72wが第2給電線及び第2給電経路、相開放リレー74u,74vが第2スイッチ、VGRマイコン53のメインCPU78が第2制御回路、VGRモータ制御信号S_mvが第2モータ制御信号にそれぞれ相当する。
詳しくは、統合ECU23は、EPS給電線62u,62v,62wとVGR給電線72u,72v,72wとを接続する接続経路としての接続線81u,81v,81wを備えている。
接続線81u,81v,81wの一端は、EPS給電線62u,62v,62wにおける相開放リレー64u,64v,64wよりもEPSモータ31側の接続点82u,82v,82wにそれぞれ接続されている。ここで、接続点82u,82v,82wには、相開放リレー64u,64v,64wがオフ状態になった場合にFET61a〜61fのオンオフに応じた電圧が発生しなくなる、すなわちEPSインバータ52から電力が供給されなくなる。つまり、接続線81u,81v,81wの一端は、相開放リレー64u,64v,64wがオフ状態になった場合にEPSインバータ52から電力が供給されなくなる接続点82u,82v,82wにそれぞれ接続されている。
一方、接続線81u,81vの他端は、VGR給電線72u,72vにおける相開放リレー74u,74vよりもVGRインバータ54側の接続点83u,83vにそれぞれ接続されている。また、接続線81wの他端は、VGR給電線72wの接続点83wに接続されている。ここで、接続点83u,83v,83wには、相開放リレー74u,74vがオフ状態になった場合にもFET71a〜71fのオンオフに応じた電圧が発生する、すなわちVGRインバータ54から電力が供給される。つまり、接続線81u,81v,81wの他端は、相開放リレー74u,74vがオフ状態になった場合にもVGRインバータ54から電力が供給される接続点83u,83v,83wにそれぞれ接続されている。
各接続線81u,81v,81wには、接続点82u,82v,82wと接続点83u,83v,83wとの間の通電を遮断可能な切替スイッチとしての切替リレー84u,84v,84wを有する切替回路(コンタクタ)85が設けられている。なお、本実施形態の切替リレー84u,84v,84wには、機械式のリレーが採用されている。切替回路85の各切替リレー84u,84v,84wは、EPSマイコン51に接続されており、EPSマイコン51から出力される切替信号S_swによりオンオフする。なお、IGオン時(通常時)は、切替リレー84u,84v,84wは、オフ状態とされる。
EPSマイコン51は、図3に示すように、EPSインバータ52に異常が発生した場合には(ステップ101:YES)、相開放リレー64u,64v,64wをオフ状態とするEPSリレー制御信号S_leを出力するとともに、相開放リレー74u,74vをオフ状態とするVGRリレー制御信号S_lvをVGRマイコン53から出力させる(ステップ:102)。また、ソレノイド38への通電を停止するロック制御信号S_lkをVGRマイコン53から出力させることで、ロック機構37をロック状態とする(ステップ103)。そして、EPSマイコン51は、切替リレー84u,84v,84wをオン状態とする切替信号S_swを出力し(ステップ104)、VGRマイコン53を介してEPSモータ制御信号S_meをVGRインバータ54に出力する。これに対し、EPSマイコン51は、EPSインバータ52に異常が発生していない場合には(ステップ101:NO)、ステップ102〜105の処理を実行せず、EPSモータ制御信号S_meをEPSインバータ52に出力する(ステップ105)。
次に、本実施形態の統合ECUによるEPSモータへの電力供給(作用)ついて説明する。
図4(a)に示すように、統合ECU23に異常が発生していない場合、相開放リレー64u,64v,64w,74u,74vがオン状態とされ、切替リレー84u,84v,84wがオフ状態とされる。そのため、EPSモータ31とEPSインバータ52との間、及びVGRモータ33とVGRインバータ54との間がそれぞれ導通され、EPSモータ31とVGRインバータ54との間が遮断される。これにより、EPSインバータ52からEPSモータ31に駆動電力が供給されるとともに、VGRインバータ54からVGRモータ33に駆動電力が供給されることで、EPSモータ31(操舵力補助装置21)及びVGRモータ33(伝達比可変装置22)をそれぞれ駆動できる。
これに対し、図4(b)に示すように、EPSインバータ52に異常が発生すると、相開放リレー64u,64v,64w,74u,74vがオフ状態とされ、切替リレー84u,84v,84wがオン状態とされる。そのため、EPSモータ31とEPSインバータ52との間、及びVGRモータ33とVGRインバータ54との間がそれぞれ遮断され、EPSモータ31とVGRインバータ54との間が導通される。これにより、VGRインバータ54からEPSモータ31に駆動電力が供給されることで、VGRモータ33を停止することにはなるものの、EPSモータ31を継続して駆動できる。なお、EPSインバータ52にショート故障が発生していても、相開放リレー64u,64v,64wがオフ状態になることで全てのEPS給電線62u,62v,62wが遮断されているため、VGRインバータ54から供給される電力(電流)がEPSインバータ52側に回り込むことは防止される。
次に、本実施形態の効果について記載する。
(1)EPSマイコン51は、EPSインバータ52に異常が発生したと判定すると、VGRモータ33を停止させ、VGRインバータ54からEPSモータ31に駆動電力を供給するようにした。つまり、VGRインバータ54をEPSインバータ52のバックアップとして用いるようにした。したがって、インバータ(駆動回路)を余分に設けることなくEPSインバータ52の冗長化を実現できる。
(2)統合ECU23は、EPSモータ制御信号S_meを出力するメインCPU68を有するEPSマイコン51と、VGRモータ制御信号S_mvを出力するメインCPU78を有するVGRマイコン53とを備えた。そのため、例えば1つのCPUによってEPSモータ制御信号S_me及びVGRモータ制御信号S_mvを出力する場合に比べ、各メインCPU68,78に要求される処理性能を下げることができる。また、EPSマイコン51に、メインCPU68,78のいずれか一方に異常が発生した場合に、該いずれか一方の代わりとして機能するサブCPU69を設けた。このように1つのサブCPU69がメインCPU68,78のいずれか一方の代わりとなるため、メインCPU68,78のそれぞれに対してサブCPUを設ける場合に比べ、少ない部品点数でメインCPUに関する冗長性を高めることができる。
(3)VGR給電線72u,72vにのみ、相開放リレー74u,74vを設けたため、VGR給電線72u,72v,72wのそれぞれに相開放リレーを設ける場合に比べ、部品点数を削減して構成の簡素化を図ることができる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の態様にて実施することもできる。
・上記実施形態では、切替回路85が接続線81u,81v,81wにそれぞれ1つずつ設けられる切替リレー84u,84v,84wを有する構成とした。しかし、これに限らず、例えば図5に示すように、接続線81u,81v,81wのそれぞれに互いに並列に接続された複数(図5では、2つ)の切替リレー84u,84v,84wを有する構成としてもよい。このように構成することで、切替リレー(切替スイッチ)に関する冗長性を高めることができる。
・上記実施形態において、VGRリレー回路75がVGR給電線72u,72v,72wのそれぞれに設けられる3つの相開放リレーを有する構成としてもよい。
・上記実施形態では、相開放リレー64u,64v,64w,74u,74v、及び切替リレー84u,84v,84wに機械式のリレーを用いたが、これに限らず、FET等からなる半導体リレーや他のスイッチを用いてもよい。
・上記実施形態では、サブCPU69によるメインCPU68の異常検出は、サブCPU69が送信した確認信号に対するメインCPU68,78の応答に基づいて、これらメインCPU68,78の異常検出を行ったが、異常検出の方法は適宜変更可能である。同様に、EPSインバータ52及びVGRインバータ54の異常検出(ショート故障及びオープン故障)の方法は適宜変更可能である。なお、ショート故障及びオープン故障のいずれか一方のみを検出するようにしてもよい。
・上記実施形態では、サブCPU69をEPSマイコン51にのみ設けたが、これに限らず、VGRマイコン53にのみ設けるようにしてもよい。また、サブCPUをEPSマイコン51及びVGRマイコン53のそれぞれに設けるようにしてもよい。さらに、EPSマイコン51及びVGRマイコン53がそれぞれサブCPUを備えない構成としてもよい。
・上記実施形態では、統合ECU23に、EPSマイコン51及びVGRマイコン53を設けたが、これに限らず、例えばEPSモータ制御信号S_me及びVGRモータ制御信号S_mvを出力する1つの統合マイコンを設けるようにしてもよい。なお、この場合、統合マイコンは、メインCPUのみを有する構成であっても、メインCPU及びサブCPUを有する構成であってもよい。
・上記実施形態では、EPSマイコン51は、EPSインバータ52に異常が発生した場合に、VGRマイコン53を介してEPSモータ制御信号S_meをVGRインバータ54に出力したが、これに限らず、EPSモータ制御信号S_meをVGRインバータ54に直接出力するようにしてもよい。また、EPSマイコン51がVGRリレー制御信号S_lv等を出力するようにしてもよく、VGRマイコン53が切替信号S_sw等を出力するようにしてもよい。
・上記実施形態では、EPSモータ31としてブラシレスモータを用いたが、これに限らず、例えばブラシ付き直流モータを用いてもよい。この場合、例えば図6に示すように、EPSインバータ52は、FET91a〜91dからなる単相インバータ(Hブリッジ)として構成される。また、EPSリレー回路65は、EPS給電線92a,92bにそれぞれ設けられた相開放リレー93a,93bを有する。
ここで、この場合において、VGRモータ33としてブレスレしモータを用いてもよい。このとき、EPS給電線92a,92bとVGR給電線72u,72vとを接続する接続線94a,94bの一端は、相開放リレー93a,93bがオフ状態になった場合にEPSインバータ52から電力が供給されなくなる接続点95a,95bにそれぞれ接続されている。一方、接続線94a,94bの他端は、相開放リレー74u,74vがオフ状態になった場合にもVGRインバータ54から電力が供給される接続点83u,83vにそれぞれ接続されている。また、切替回路85は、接続線94a,94bに設けられ、接続点95a,95bと接続点83u,83vとの間の通電を遮断可能な切替リレー96a,96bを有する。この構成では、VGRインバータ54からEPSモータ31に供給する際には、三相インバータのうちの2つのスイッチングアーム(FET71a,71b,71d,71e)のみを作動させてEPSモータ31に駆動電力を供給することになる。なお、EPSモータ31としてブラシ付き直流モータを用いた場合に、VGRモータ33としてブラシ付き直流モータを用いてもよいことはいうまでもない。
・上記実施形態において、統合ECU23が操舵力補助装置21及び伝達比可変装置22に加え、例えばモータを駆動源としてステアリングホイール2の高さ位置及び前後位置を調整するチルト・テレスコ調整装置の作動を制御するようにしてもよい。この構成では、例えばEPSモータ31、VGRモータ33、チルト・テレスコ調整装置の駆動源となる調整用モータの順で優先順位が低くなるように設定できる。この場合、EPSモータ31と調整用モータとの関係においては、EPSモータ31が第1モータ、調整用モータが第2モータとなるように、EPSインバータ52と調整用モータに駆動電力を供給する調整用駆動回路との間に、上記接続線81u,81v,81w及び切替回路85と同様の接続線及び切替回路を設けることになる。同様に、VGRモータ33と調整モータとの関係においては、VGRモータ33が第1モータとなり、調整モータが第2モータとなるように、VGRインバータ54と調整用駆動回路との間に、接続線81u,81v,81w及び切替回路85と同様の接続線及び切替回路を設けることになる。なお、この構成では、VGRリレー回路75は、VGR給電線72u,72v,72wのそれぞれに設けられる3つの相開放リレーを有する構成となる。
この構成において、EPSインバータ52に異常が発生した場合には、より優先順位の低い調整用モータを先に停止させ、調整用駆動回路からEPSモータ31に駆動電力を供給することが好ましい。ただし、VGRモータ33を先に停止させ、VGRインバータ54からEPSモータ31に駆動電力を供給してもよい。また、VGRインバータ54に異常が発生した場合には、調整用モータを停止させ、調整用駆動回路からVGRモータ33に駆動電力を供給することになる。なお、EPSインバータ52及びVGRインバータ54の双方に異常が発生した場合には、VGRモータ33及び調整用モータを停止させ、調整用駆動回路からEPSモータ31に駆動電力を供給することになる。
さらに、統合ECU23により4つ以上のモータユニットの作動を制御するようにしてもよい。この場合にも、複数のモータに優先順位を設定することで、高順位のモータに駆動電力を供給する駆動回路に異常が発生した場合に、該高順位のモータに対してより低順位のモータの駆動回路から駆動電力を供給できるようになる。なお、統合ECU23により作動を制御するモータユニットとしては、例えばIGオフ後にステアリングホイール2の回転を規制するステアリングロック装置等が挙げられる。
・上記実施形態では、モータ制御装置としての統合ECU23は、操舵力補助装置21及び伝達比可変装置22の2つのモータユニットの作動を制御したが、これに限らず、他の複数のモータユニットの作動を制御するようにしてもよい。
1…操舵装置、4…操舵機構、21…操舵力補助装置、22…伝達比可変装置、23…統合ECU(モータ制御装置)、31…EPSモータ(第1モータ)、33…VGRモータ(第2モータ)、35…入力軸、36…出力軸、51…EPSマイコン、52…EPSインバータ(第1駆動回路)、53…VGRマイコン、54…VGRインバータ(第2駆動回路)、61a〜61f,71a〜71f,91a〜91d…FET、62u,62v,62w,92a,92b…EPS給電線(第1給電線及び第1給電経路)、64u,64v,64w,93a,93b…相開放リレー(第1スイッチ)、68…メインCPU(第1制御回路)、69…サブCPU(予備制御回路)、72u,72v,72w…VGR給電線(第2給電線及び第2給電経路)、74u,74v…相開放リレー(第2スイッチ)、78…メインCPU(第2制御回路)、81u,81v,81w,94a,94b…接続線(接続経路)、82u,82v,82w,83u,83v,83w,94a,94b,95a,95b…接続点、84u,84v,84w,96a,96b…切替リレー(切替スイッチ)、S_me…EPSモータ制御信号(第1モータ制御信号)、S_mv…VGRモータ制御信号(第2モータ制御信号)。

Claims (6)

  1. 複数のモータの作動を制御するモータ制御装置において、
    前記複数のモータのうちの任意の1つである第1モータの作動を制御するための第1モータ制御信号、及び前記複数のモータのうちの別の1つである第2モータの作動を制御するため第2モータ制御信号を出力する制御回路と、
    前記第1モータ制御信号に基づいて前記第1モータに駆動電力を供給する第1駆動回路と、
    前記第2モータ制御信号に基づいて前記第2モータに駆動電力を供給する第2駆動回路と、
    前記第1モータと前記第1駆動回路とを接続する第1給電経路を遮断可能な第1スイッチと、
    前記第2モータと前記第2駆動回路とを接続する第2給電経路を遮断可能な第2スイッチと、
    前記第1スイッチがオフ状態になった場合に前記第1駆動回路から電力が供給されなくなる前記第1給電経路の接続点と、前記第2スイッチがオフ状態になった場合にも前記第2駆動回路から電力が供給される前記第2給電経路の接続点とを接続する接続経路を遮断可能な切替スイッチとを備え、
    前記制御回路は、前記第1駆動回路に異常が発生した場合には、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチをオフ状態とするとともに、前記切替スイッチをオン状態とすることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 請求項1に記載のモータ制御装置において、
    前記制御回路は、
    前記第1モータ制御信号を出力する第1制御回路と、
    前記第2モータ制御信号を出力する第2制御回路と、
    前記第1制御回路及び前記第2制御回路のいずれか一方に異常が発生した場合に、該いずれか一方の代わりとして機能する予備制御回路とを備えたことを特徴とするモータ制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載のモータ制御装置において、
    前記第1及び第2モータは、それぞれ三相のブラシレスモータであり、
    前記第1及び第2駆動回路は、それぞれ一対のスイッチング素子の直列回路からなるスイッチングアームを3つ並列に接続した三相インバータであり、
    前記第1給電経路は、各相に対応した3本の第1給電線を含み、
    前記第2給電経路は、各相に対応した3本の第2給電線を含み、
    前記接続経路は、各相に対応した3本の接続線を含み、
    前記3本の第1給電線には、それぞれ前記第1スイッチが設けられ、
    前記3本の第2給電線のうちの2本には、それぞれ前記第2スイッチが設けられ、
    前記3本の接続線の一端は、前記各第1給電線における前記第1スイッチよりも前記第1モータ側の接続点にそれぞれ接続され、
    前記3本の接続線のうちの2本の他端は、前記第2スイッチが設けられた前記各第2給電線における該第2スイッチよりも前記第2駆動回路側の接続点にそれぞれ接続されるとともに、残りの1本の他端は、前記第2スイッチが設けられていない前記第2給電線に接続されたことを特徴とするモータ制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のモータ制御装置において、
    前記接続経路には、互いに並列に接続された複数の前記切替スイッチが設けられたことを特徴とするモータ制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のモータ制御装置において、
    前記複数のモータには、継続して駆動させる優先順位が設定されるものであり、
    前記複数のモータのうちの任意の2つの関係において、優先順位が高い方のモータが前記第1モータとなり、優先順位が低い方のモータが前記第2モータとなるように構成されたことを特徴とするモータ制御装置。
  6. 請求項5に記載のモータ制御装置において、
    操舵機構にアシスト力を付与する操舵力補助装置の駆動源となるEPSモータ、及びステアリング操作に基づく入力軸の回転にモータ駆動に基づく回転を上乗せして出力軸に伝達する伝達比可変装置の駆動源となるVGRモータの作動を制御するものであり、
    前記EPSモータを優先順位が高い方の前記第1モータとし、前記VGRモータを優先順位が低い方の前記第2モータとすることを特徴とするモータ制御装置。
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