JP2016123604A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】臀部の膨らみに沿って吸収体を配置し、体液の漏れを抑制できる吸収性物品を提供する。【解決手段】吸収性物品1は、前胴周り域S1と、後胴周り域S2と、股下域S3と、を備え、前胴周り域の外側縁と後胴周り域の外側縁とが接合されたサイド接合部29と、吸収体13が厚み方向に圧搾された一対の圧搾部81と、を有する。吸収体は、吸収体の他の部位よりも目付けが低い一対の低目付領域16を有する。一対の圧搾部は、股下域から前後方向に延びる第1圧搾部811と、第1圧搾部よりも後側に位置する第2圧搾部812と、を有する。一対の低目付領域は、吸収性物品の前後方向の中心よりも後側において、吸収体の外側縁から幅方向の内側に向かって延びる。一対の低目付領域に挟まれた領域には、前後方向における第1圧搾部と第2圧搾部の間に設けられ、かつ吸収体が圧搾されていない非圧搾部813が配置される。【選択図】図2

Description

本発明は、吸収性物品に関する。
従来、フィット性を高めて、体液の漏れを抑制する吸収性物品が提供されている(例えば、特許文献1及び特許文献2)。特許文献1の吸収性物品は、吸収体の両外側縁に複数の分断部が形成されている。また、特許文献2の吸収性物品は、上層吸収体と下層吸収体とを有する。下層吸収体には、前後方向に延びる一対の圧搾部が形成されている。上層吸収体には、幅方向に延びる複数の横溝が一対の圧搾部の間に配置されている。
特許文献1の吸収性物品の吸収体は、分断部によって前後方向において分断されているため、変形し易い。よって、着用者の身体の動きに追従して吸収性物品が変形し、フィット性が高まる。また、特許文献2の吸収性物品は、横溝が前後方向に所定ピッチで設けられているため、横溝を屈曲点として吸収体が変形し易い。よって、着用者の身体の動きに追従して吸収性物品が変形し、フィット性が高まる。
特開2009−153734号公報 特開2007−14635号公報
しかし、上述の吸収性物品には、以下の問題点があった。
特許文献1の吸収性物品の分断部は、股下域に形成されている。よって、股下域においては、着用者の身体の動きに追従して吸収性物品が変形するが、股下域よりも後方、すなわち着用者の臀部に当たる領域においては、着用者の身体の動きに追従して吸収性物品が変形しない。
また、特許文献2の吸収性物品は、股下域において着用者の脚によって挟まれると、一対の圧搾部間の吸収体が圧縮される。よって、一対の圧搾部の間の剛性が高くなる。当該一対の圧搾部間に横溝が形成されているため、横溝を屈曲点として吸収体が変形し難くなることがある。
一般的に、着用者の身体のラインは、腹側よりも臀部側が膨らんでいる。よって、漏れを防止するためには、臀部の膨らみによって吸収体が配置されていることが好ましい。しかし、上述の吸収性物品は、臀部の膨らみに沿って吸収体を配置できず、漏れが生じるおそれがあった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、臀部の膨らみに沿って吸収体を配置し、体液の漏れを抑制できる吸収性物品を提供することを目的とする。
本開示の吸収性物品(ショーツ型ナプキン1)は、前胴周り域(前胴周り域S1)、後胴周り域(後胴周り域S2)、及び股下域(股下域S3)を備え、前記前胴周り域の外側縁と前記後胴周り域の外側縁とが接合されたサイド接合部(サイド接合部29)と、吸収体(吸収体13)が厚み方向に圧搾された一対の圧搾部(股下圧搾部81)と、を有し、前記吸収体は、前記吸収体の他の部位よりも目付けが低い一対の低目付領域(低目付領域16)を有する、吸収性物品であって、前記一対の圧搾部は、前記股下域から前後方向に延びる第1圧搾部(第1圧搾部811)と、前記第1圧搾部よりも後側に位置する第2圧搾部(第2圧搾部812)と、を有し、前記一対の低目付領域は、前記吸収性物品の前後方向の中心よりも後側において、前記吸収体の外側縁から幅方向の内側に向かって延びており、前記一対の低目付領域に挟まれた領域には、前記前後方向における前記第1圧搾部と前記第2圧搾部の間に設けられ、かつ前記吸収体が圧搾されていない非圧搾部(非圧搾部813)が配置されることを要旨とする。
本開示によれば、臀部の膨らみに沿って吸収体を配置し、体液の漏れを抑制できる吸収性物品を提供することができる。
実施形態に係るショーツ型ナプキンの正面図である。 図1に示すショーツ型ナプキンの展開平面図である。 図2に示すA−A断面の模式断面図である。 図2に示すB−B断面の模式断面図である。 吸収性本体の平面図である。 ショーツ型ナプキンの装着状態を模式的に示した図である。
(1)吸収性物品の全体構成
図1から図5を参照して、実施形態に係る吸収性物品の全体構成について説明する。本実施形態に係る吸収性物品は、予めパンツ型に形成されたショーツ型ナプキン1である。なお、吸収性物品は、ショーツ型ナプキンに限られず、使い捨ておむつであってもよい。また、ショーツ型ナプキン1は、夜用のショーツ型ナプキンであってもよいし、昼用のショーツ型ナプキンであってもよい。
図1は、実施の形態に係るショーツ型ナプキン1の正面図である。図2は、図1に示すショーツ型ナプキン1を展開した状態を示す展開平面図である。図2に示す展開平面図は、ショーツ型ナプキン1を構成する本体トップシート11や本体バックシート14等の皺が形成されない状態まで、伸縮性部材を伸長させた伸長状態の図である。図3は、図2に示すA−A断面図である。図4は、図2に示すB−B断面図である。図5は、吸収性本体10の平面図である。
ショーツ型ナプキン1は、着用者の身体前側に配置される前胴周り域S1と、着用者の身体後側に配置される後胴周り域S2と、着用者の股下に対応し、前胴周り域S1と後胴周り域S2との間に位置する股下域S3と、を有する。
ショーツ型ナプキン1は、着用者の身体前側と身体後側とに延びる前後方向Lと、前後方向に直交する幅方向Wと、着用者に向かう内方向T1及び内方向と反対側に向かう外方向T2に延びる厚み方向Tと、を有する。
ショーツ型ナプキン1は、吸収性本体10と、シャーシ20と、を備える。吸収性本体10は、液透過性の本体トップシート11と、液不透過性の本体フィルム12と、本体トップシート11と本体フィルム12との間に配置される吸収体13と、本体バックシート14と、を備える。シャーシ20は、吸収性本体10よりも外方向T2に配置されており、外装トップシート21と外装バックシート22を有する。
図2に示す状態から、ショーツ型ナプキン1の前後方向Lにおける中心1LCを起点に前胴周り域S1と後胴周り域S2とが重なるように折り畳み、前胴周り域S1の外側縁(幅方向の外側端)と後胴周り域S2の外側縁とを接合することにより、図1に示すショーツ型ナプキンが形成される。前胴周り域S1の外側縁(幅方向の外側端)と後胴周り域S2の外側縁とが接合されるサイド接合部29を、図1及び図2に示す。サイド接合部29から幅方向に延びる領域は、前胴周り域S1及び後胴周り域S2である。サイド接合部29よりも前後方向の内側の領域は、股下域S3である。前胴周り域S1のサイド接合部29を前サイド接合部291とし、後胴周り域S2のサイド接合部29を後サイド接合部292とする。
本体トップシート11は、吸収体13よりも内方向T1側に位置する。本体トップシート11には、不織布や開孔プラスチックフィルムなどの液透過性のシートなどが使用される。
本体フィルム12は、吸収体13よりも外方向T2側であって、シャーシ20よりも内方向T1側に配置される。本体フィルム12には、液不透過性のシートなどが使用される。
吸収体13は、本体トップシート11及び本体フィルム12の間に設けられ、着用者からの排泄物を吸収する。吸収体13には、粉砕パルプと高吸収性ポリマー粒子との混合物などが使用される。パルプの平均目付は、100〜800g/mであり、高吸収性ポリマー粒子の平均目付は、0〜100g/mである。また、吸収体13は、シート状になったエアレイドシートでもよい。
本実施の形態の吸収体の目付は、一定でない。吸収体13は、吸収体の他の部位よりも目付けが低い低目付領域16を有する(図5参照)。低目付領域16は、吸収体の他の部位よりも吸収材料の目付けが低く構成されていればよく、吸収材料が配置されてない(目付が0である)スリットであってもよい。低目付領域16は、ショーツ型ナプキンの前後方向の中心1LCよりも後側において、吸収体13の外側縁から幅方向の内側に延びる。
吸収体13は、後述する一対の股下圧搾部81に挟まれた領域に、周囲よりも目付が高い高目付領域17が設けられている。また、吸収体13は、高目付領域17よりも目付が低く、かつ低目付領域16よりも目付が高い中目付領域18を有する。中目付領域の目付は、吸収体の他の部位(低目付領域、中目付領域及び高目付領域を除いた領域)の目付よりも低い。中目付領域18は、高目付領域の前側と、一対の股下圧搾部81の後側と、のそれぞれに設けられている。本実施の形態の高目付領域の目付は、600g/mであり、低目付領域の目付は、0g/mであり、中目付領域の目付は、150g/mであり、吸収体の他の部位(低目付領域、中目付領域及び高目付領域を除いた領域)の目付は、300g/mである。高目付領域17の前端縁は、前側に位置する中目付領域18の後端縁と一致し、かつ後述する前側外装トップシート24の後端縁に一致する。高目付領域17の後端縁は、ショーツ型ナプキン1の前後方向Lにおける中心1LCよりも前側に位置する。なお、吸収体の目付は、一定であってもよい。
本体バックシート14は、本体フィルム12の外方向T2側と、本体トップシート11の内方向T1側と、の両方に配置される。本体バックシート14の幅方向Wの中央部は、本体フィルム12の外方向T2側に配置される。本体バックシート14の中央部よりも幅方向の外側は、本体フィルム12の外側縁を起点に幅方向の内側に折り返され、本体トップシート11の内方向T1側に配置される。本体バックシート14には、不織布等のシートなどが使用される。
ショーツ型ナプキン1には、着用者の腰周りが挿入される腰周り開口部31と、着用者の脚がそれぞれ挿入される一対の脚周り開口部32と、が形成される。腰周り開口部31は、シャーシ20の前端縁20F及びシャーシ20の後端縁20Rによって囲まれて形成されている。脚周り開口部32の最も幅方向の内側に位置する部分は、ショーツ型ナプキン1の前後方向の中心1LCよりも前側に位置する。
シャーシ20は、外装トップシート21と、外装バックシート22と、を有する。シャーシ20を構成する外装トップシート21の幅方向の長さ及び、外装バックシート22との幅方向の長さは、吸収性本体10の幅方向の長さよりも長い。
外装トップシート21は、少なくとも幅方向に伸縮する伸縮性を有する不織布からなる。外装バックシート22は、外装トップシート21の外方向T2側に配置される。外装バックシート22は、非伸縮性の不織布からなる。外装トップシート21が配置された領域は、後述する伸縮領域を構成する。
外装トップシート21は、前胴周り域S1側に位置する前側外装トップシート24と、後胴周り域S2側に位置する後側外装トップシート25と、を有する。前側外装トップシート24と後側外装トップシート25は、前後方向Lに離間している。外装バックシート22は、前胴周り域S1、股下域S3、及び後胴周り域S2に亘って設けられている。後側外装トップシート25が配置された領域は、幅方向に伸縮性を有する伸縮領域となる。後側外装トップシート25は、少なくとも後胴周り域S2の一部に配置されていればよい。本実施の形態の後側外装トップシート25は、股下域S3と後胴周り域S2に亘って設けられている。
前側外装トップシート24及び外装バックシート22は、シャーシ20の前端縁20Fにおいて後側に折り返されている。前側外装トップシート24及び外装バックシート22が折り返された部分には、腰周り伸縮性部材26が配置されている。
後側外装トップシート25及び外装バックシート22は、シャーシ20の後端縁20Rにおいて前側に折り返されている。後側外装トップシート25及び外装バックシート22が折り返された部分には、腰周り伸縮性部材26が配置されている。後側外装トップシート25と外装バックシート22との間には、脚周り伸縮性部材27が配置されている。
吸収性本体10は、本体トップシート11及び吸収体13が厚み方向に圧搾された圧搾部80を有する。圧搾部80が形成されているため、本体トップシート11に排出された体液を、本体トップシート11を介して吸収体13に迅速に引き込むことができる。なお、圧搾部80は、少なくとも吸収体13が厚み方向に圧搾されていればよい。
圧搾部80は、股下域S3から前後方向Lに延びる股下圧搾部81と、股下圧搾部81よりも後側に位置し、かつ股下圧搾部81と離間して配置された後側圧搾部82と、前後方向Lに延びる一対の前側サイド圧搾部84と、前後方向Lに延びる一対の後側サイド圧搾部85と、を有する。
一対の股下圧搾部81の間隔は、股下圧搾部81の後端縁81Rに向かうにつれて短く、かつ圧搾部80の前端縁81Fに向かうにつれて短くなっている。また、一対の股下圧搾部81は、股下圧搾部81の前端縁81Fにおいて連なり、かつ股下圧搾部81の後端縁81Rにおいて連なっている。よって、本実施の形態の一対の股下圧搾部81は、一体化しており、平面視にて環状である。なお、一対の股下圧搾部81は、離間して配置されていてもよいし、平面視にて環状でなくてもよい。また、一対の股下圧搾部81によって囲まれた領域には、幅方向に延びる圧搾部が形成されていない。
股下圧搾部81は、股下域S3から前後方向Lに延びる第1圧搾部811と、第1圧搾部811よりも後側に位置する第2圧搾部812と、を有する。第1圧搾部811と、第2圧搾部812と、は、前後方向Lにおいて離間している。前後方向Lにおける第1圧搾部811と第2圧搾部812の間には、本体トップシート11及び吸収体13が厚み方向に圧搾されていない非圧搾部813が設けられている。非圧搾部813は、少なくとも吸収体13が圧搾されていなければよい。非圧搾部813は、幅方向において一対の低目付領域16に挟まれた領域に配置されている。
第1圧搾部811は、一部が不連続であってもよいし、連続していてもよい。本実施の形態の第1圧搾部811は、第1圧搾部811が不連続であり、当該不連続の部分には、非圧搾部813が設けられている。非圧搾部813は、第1圧搾部811において複数箇所に設けられていてもよいし、第1圧搾部811において1箇所設けられていてもよいし、第1圧搾部811において設けられていなくてもよい。第1圧搾部811において非圧搾部813が設けられていない構成においては、非圧搾部813は、第1圧搾部811と第2圧搾部812の間に1箇所設けられる。一対の低目付領域16に挟まれた領域に、少なくとも一の非圧搾部813が配置されていればよい。非圧搾部813が設けられる第1圧搾部811と第2圧搾部812の間隔は、少なくとも4mm以上であることが好ましい。また、一対の股下圧搾部81の一方の股下圧搾部81の非圧搾部813と、一対の股下圧搾部81の他方の股下圧搾部81の非圧搾部813と、は、幅方向Wに沿った同一直線上に位置することが好ましい。後述する吸収体の湾曲基点を幅方向に沿って形成し易くなる。
股下圧搾部81は、前胴周り域S1と股下域S3に跨がって配置されている。股下圧搾部81は、後胴周り域S2に配置されていない。
股下圧搾部81の後端縁81Rの幅方向の外側には、低目付領域16が形成されている。本実施の形態では、股下圧搾部81の後端縁81Rの幅方向の両外側に、それぞれ低目付領域16が形成されている。低目付領域は、後サイド接合部292よりも前側に位置する。低目付領域16は、幅方向の内側に向かって延びており、当該低目付領域16が延びる方向は、幅方向Wに対して傾斜している。より詳細には、低目付領域16は、幅方向Wの内側に向かうにつれて後方に延びる。低目付領域16は、伸縮領域に重なっている。
後側圧搾部82は、吸収体13の幅方向の略全域に配置された点状の圧搾部である。各後側圧搾部82は、間隔を空けて配置されている。点状の後側圧搾部82が形成された吸収体13の後部は、幅方向全域に亘って厚み方向Tに押圧され、吸収体13の後部の厚みは、比較的薄くなっている。
股下圧搾部81の幅方向の外側には、一対の前側サイド圧搾部84と、一対の後側サイド圧搾部85と、が形成されている。前側サイド圧搾部84は、股下圧搾部81と離間している。後側サイド圧搾部85は、股下圧搾部81と離間し、かつ後側圧搾部82と離間している。
吸収性本体10は、起立性のレッグサイド伸縮部60を有する。レッグサイド伸縮部60は、一対の脚周り開口部32よりも幅方向の内側に位置し、吸収性本体10の外側縁に設けられている。レッグサイド伸縮部60は、吸収体13よりも内方向T1側に配置される起立性のギャザーである。レッグサイド伸縮部60は、本体バックシート14と、本体バックシート14間に配置された防漏伸縮性部材15と、によって構成されている。
レッグサイド伸縮部60は、レッグサイド伸縮部60よりも外方向T2側に位置する本体トップシート11等の裏面側部材に接合される接合部分61と、裏面側部材に接合されず、防漏伸縮性部材15によって前後方向に伸縮可能な収縮部62と、を有する。図2及び図5において、接合部分61に斜線を付して示す。接合部分61は、収縮部62よりも幅方向の外側に位置する第1接合部分61Aと、収縮部62よりも前後方向の両外側に位置する第2接合部分61Bと、を有する。
裏面側部材は、レッグサイド伸縮部60よりも外方向T2側に位置する部材であればよく、例えば、本体トップシート11、本体フィルム12、及び本体バックシート14を例示できる。レッグサイド伸縮部60は、着用時には接合部分61を基端部として立ち上がり、収縮部62が頂点部として着用者の肌と接触する。すなわち、接合部分61は、レッグサイド伸縮部60の立ち上がりの基端部となる。また、収縮部62よりも後側に位置する第2接合部分61Bは、厚み方向において低目付領域16に重なる。なお、本実施の形態において2つの部材が重なる状態とは、2つの部材が当接して重なった状態のみならず、2つの部材の間に他の部材が配置され、2つの部材が間接的に重なった状態を含むものである。
なお、収縮部62は、前側の第2接合部分61Bと後側の第2接合部分61Bの間に位置する。収縮部62は、防漏伸縮性部材15によって実質的に前後方向に収縮した部分であり、収縮力が発揮されない状態で防漏伸縮性部材15が配置された部分を除く概念である。
本実施の形態において、吸収体の目付は、以下の方法で測定できる。目付を測定する部分を吸収性物品から切り出し、本体トップシート及び本体フィルム等、吸収体以外の部分を取り除き、吸収体の重量を測定する。吸収体の重量と目付を測定する部分の面積とに基づいて目付を算出する。
(2)作用・効果
装着された状態で着用者の両脚によってショーツ型ナプキンが挟まれると、ショーツ型ナプキン1には、幅方向Wの内側に向かう力が掛かる。一対の股下圧搾部81によって挟まれた領域は、着用者側に隆起する。よって、着用者の股下域S3に吸収体13がフィットする。
図6は、ショーツ型ナプキンの装着状態を模式的に示した図である。図6は、後方から視認した装着状態の吸収体の変形を示している。股下圧搾部81の第1圧搾部811が股下域S3から前後方向Lに延びているため、当該隆起した部分も前後方向Lに連続する。このように構成されたショーツ型ナプキン1が引き上げられると、非圧搾部813よりも後側および低目付領域16よりも後側に引き上げる力がかかる。よって、低目付領域16よりも後側の領域は、引き上げられる。また、吸収体13は、低目付領域16を基点として湾曲する。更に、一対の低目付領域16の間に非圧搾部813が形成されているため、吸収体は、非圧搾部813を基点としても湾曲する。そのため、隆起した部分は、非圧搾部813よりも後方及び低目付領域16よりも後方に伝播し難くなる。
例えば、股下圧搾部81が前後方向Lに連続し、かつ低目付領域16が設けられていない構成にあっては、吸収体13の隆起した部分も前後方向Lに連続する。当該隆起した部分の後端縁は、股下圧搾部81の後端縁81Rとなる。吸収体13に湾曲基点が形成されずに、吸収体13が臀部から離間し、漏れが発生することがある。また、股下圧搾部81が前後方向Lに連続し、かつ低目付領域が設けられていない構成にあっては、後胴周り域S2のシャーシが身体に密着しても、吸収体13と臀部に空間が形成され、斜め後漏れが発生してしまう。
しかし、非圧搾部813及び低目付領域16が幅方向に延びる一定領域内に配置されているため、非圧搾部813及び低目付領域16による吸収体13の湾曲基点を設けることができる。また、非圧搾部813の幅方向Wの外側に位置する低目付領域16が吸収体13の両外側縁において吸収体13の変形を吸収し、吸収体13が湾曲し易くなる。よって、臀部の膨らみに沿って吸収体13を配置でき、身体とショーツ型ナプキン1との隙間を少なくし、後漏れを低減できる。
また、非圧搾部813よりも後側及び低目付領域16よりも後側には、隆起した部分が伝し難く、非圧搾部813よりも後側には、第2圧搾部812が設けられ、厚みが薄く形成されている。よって、吸収体13の後側は、第2圧搾部812によってフラットに配置され易く、後漏れを抑制できる。
サイド接合部29から幅方向Wに延びる領域は、着用者の腰周りにフィットする。例えば、低目付領域16がサイド接合部29から幅方向に延びる領域内に配置されていると、低目付領域16を介して湾曲状に変形し難くなる。しかし、低目付領域16が後サイド接合部292よりも前側に配置されているため、吸収体13が湾曲した状態を実現できる。ショーツ型ナプキン1のフィット性を高め、体液の漏れを抑制できる。
低目付領域16は、幅方向Wの内側に向かうにつれて後方に延びる。当該低目付領域16が伸縮領域よりも前側に位置するため、伸縮領域によって後胴周り域S2が収縮した際に、低目付領域16の後側が低目付領域16の前側よりも収縮する。そのため、収縮した自然状態において、低目付領域16は、幅方向Wに沿って配置される。よって、低目付領域16による湾曲状の変形基点が幅方向に沿って形成される。ショーツ型ナプキン1のフィット性を高め、体液の漏れを抑制できる。
また、伸縮領域と重なる吸収体13は、幅方向Wに縮む力を受ける。股下圧搾部81が設けられた領域の吸収体13は、股下圧搾部81よりも幅方向の外側において収縮する。また、股下圧搾部81よりも後側の領域の吸収体13は、吸収体13の全域において収縮する。よって、股下圧搾部81よりも後側の領域の吸収体の幅は、比較的狭くなる。すなわち、吸収体13は、後方に向かうに連れて幅が短くなっており、逆ハの字の外形となる。また、低目付領域16も、逆ハの字の形状となる。低目付領域16の形状と吸収体13の形状とが沿うため、吸収体13に皺が入りにくく、吸収体13がよれ難くなる。
レッグサイド伸縮部60の立ち上がりの基端部である第2接合部分61Bは、低目付領域16に重なる。例えば、第2接合部分61Bが低目付領域16よりも後側に配置されていると、レッグサイド伸縮部60の収縮部62の収縮によって低目付領域16が収縮し、吸収体13が湾曲状に変形できないことがある。また、第2接合部分61Bが低目付領域16よりも前側に配置されていると、レッグサイド伸縮部60によって収縮した部分と、低目付領域16による湾曲状の変形部分と、が連動せず、吸収性能が低下するおそれがある。
立ち上がりの基端部である第2接合部分61Bが低目付領域16に重なることにより、レッグサイド伸縮部60よる収縮が吸収体の湾曲状の変形に悪影響を及ぼすことなく、レッグサイド伸縮部60よる収縮と低目付領域16による変形と、を実現できる。体液の横漏れと後漏れを抑制できる。
上述したように、本発明の実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
変形例に係る吸収性物品は、低目付領域16が、前後方向Lに離間して複数設けられていてもよい。具体的には、上述の実施形態の一対の低目付領域16のそれぞれの前側又は後側に、吸収体13の外側縁から幅方向の内側に向かう他の低目付領域16が設けられていてもよい。一の低目付領域と他の目付領域は、平面視にて同じ形状であってもよいし、異なる形状(例えば、幅方向の長さが異なる形状)であってもよい。
複数の低目付領域16を設けることにより、吸収体13の変形基点が複数形成され、吸収体13が低目付領域16を基点としてより湾曲し易くなる。よって、着用者の臀部の膨らみに沿って吸収体13を配置でき、後漏れをより抑制できる。また、複数の低目付領域16を設けることにより、臀部の位置や大きさに個人差がある場合にも、着用者に適した位置で吸収体が湾曲可能となる。
1 :ショーツ型ナプキン
1LC :ナプキンの前後方向の中心
10 :吸収性本体
11 :本体トップシート
12 :本体フィルム
13 :吸収体
14 :本体バックシート
15 :防漏伸縮性部材
16 :低目付領域
17 :高目付領域
18 :中目付領域
20 :シャーシ
21 :外装トップシート
22 :外装バックシート
24 :前側外装トップシート
25 :後側外装トップシート
26 :腰周り伸縮性部材
27 :脚周り伸縮性部材
29 :サイド接合部
291 :前サイド接合部
292 :後サイド接合部
31 :腰周り開口部
32 :脚周り開口部
60 :レッグサイド伸縮部
61A :第1接合部分
61B :第2接合部分
62 :収縮部
80 :圧搾部
81 :股下圧搾部
811 :第1圧搾部
812 :第2圧搾部
813 :非圧搾部
82 :後側圧搾部
84 :前側サイド圧搾部
85 :後側サイド圧搾部
S1 :前胴周り域
S2 :後胴周り域
S3 :股下域
L :前後方向
T :厚み方向
W :幅方向

Claims (5)

  1. 前胴周り域、後胴周り域、及び股下域を備え、
    前記前胴周り域の外側縁と前記後胴周り域の外側縁とが接合されたサイド接合部と、
    吸収体が厚み方向に圧搾された一対の圧搾部と、を有し、
    前記吸収体は、前記吸収体の他の部位よりも目付けが低い一対の低目付領域を有する、吸収性物品であって、
    前記一対の圧搾部は、前記股下域から前後方向に延びる第1圧搾部と、前記第1圧搾部よりも後側に位置する第2圧搾部と、を有し、
    前記一対の低目付領域は、前記吸収性物品の前後方向の中心よりも後側において、前記吸収体の外側縁から幅方向の内側に向かって延びており、
    前記一対の低目付領域に挟まれた領域には、前記前後方向における前記第1圧搾部と前記第2圧搾部の間に設けられ、かつ前記吸収体が圧搾されていない非圧搾部が配置される、吸収性物品。
  2. 前記低目付領域は、前記サイド接合部よりも前側に位置する、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記後胴周り域の少なくとも一部に配置され、かつ前記幅方向に伸縮性を有する伸縮領域を有し、
    前記低目付領域は、前記幅方向内側に向かうにつれて後方に延びる、請求項1に記載の吸収性物品。
  4. 一対の脚周り開口部よりも幅方向内側に位置し、前記前後方向に沿って伸縮可能な収縮部を有する起立性のレッグサイド伸縮部を備えており、
    前記レッグサイド伸縮部の立ち上がりの基端部は、前記低目付領域に重なる、請求項1から請求項3のいずれかに記載の吸収性物品。
  5. 前記低目付領域は、前記前後方向に離間して複数設けられる、請求項1から請求項4のいずれかに記載の吸収性物品。
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