JP2016207610A - 複合高分子電解質膜およびその製造方法ならびに膜電極接合体、燃料電池 - Google Patents
複合高分子電解質膜およびその製造方法ならびに膜電極接合体、燃料電池 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016207610A JP2016207610A JP2015091461A JP2015091461A JP2016207610A JP 2016207610 A JP2016207610 A JP 2016207610A JP 2015091461 A JP2015091461 A JP 2015091461A JP 2015091461 A JP2015091461 A JP 2015091461A JP 2016207610 A JP2016207610 A JP 2016207610A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polymer electrolyte
- electrolyte membrane
- carbon atoms
- composite polymer
- group
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Conductive Materials (AREA)
- Fuel Cell (AREA)
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Abstract
Description
すなわち、本発明は、以下の構成からなる。
(1)架橋性芳香族高分子電解質、イオン性基を有する重合性モノマー、イオン性基を有さない2官能以上の架橋剤を疎水性多孔質基材の空孔に充填した後、活性エネルギー線照射により架橋した複合高分子電解質膜であって、前記架橋性芳香族高分子電解質100質量部に対して前記イオン性基を有する重合性モノマーが35〜140質量部、前記イオン性基を有さない2官能以上の架橋剤が10〜25質量部である複合高分子電解質膜。
(2)前記架橋性芳香族高分子電解質100質量部に対して前記イオン性基を有する重合性モノマーが40〜120質量部、前記イオン性基を有さない2官能以上の架橋剤が15〜20質量部である(1)に記載の複合高分子電解質膜。
(3)前記架橋性芳香族高分子電解質が、下記化学式1および下記化学式2で示される繰り返し構造を有することを特徴とする(1)または(2)に記載の複合高分子電解質膜。
(式中、R1、R2は水素、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基のいずれかであり、R1、R2は同一であっても異なっていてもよい。R3は炭素数1〜20のアルキル基または置換基を有してもよい炭素数6〜20のアリール基のいずれかを示す。R3が置換基を有する場合、該置換基は水素、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基のいずれかであり、該置換基を複数有する場合はそれらの置換基は同一であっても異なっていてもよい。a、bは1〜4の整数を示す。p、qは、p+q=1を満たす0または1である。)
(式中、m、nは正の整数、m+n=5〜1000を示す。R4は水素、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基のいずれかであり、置換基は同一であっても異なっていてもよい。rは1または2であり、dは4−rを示す。AはOR5もしくはN(R6)(R7)を示し、R5は水素、アルカリ金属、炭素数1〜20のアルキル基のいずれかを示し、R6及びR7は水素または炭素数1〜20のアルキル基のいずれかであり、R6及びR7は同一であっても異なっていてもよい。)
(5)前記イオン性基を有する重合性モノマーが下記化学式3で示される(1)〜(4)のいずれかに記載の複合高分子電解質膜。
(式中、R8は水素、炭素数1〜20のアルキル基のいずれかである。R9は直接結合、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基のいずれかである。tは1〜5のいずれかである。)Bは水素、OR10もしくはN(R11)(R12)を示し、R10は水素、アルカリ金属、炭素数1〜20のアルキル基のいずれかを示し、R11及びR12は水素または炭素数1〜20のアルキル基のいずれかであり、R11及びR12は同一であっても異なっていてもよい。)
(7)前記イオン性基を有さない架橋剤がトリアリルイソシアネートである(1)〜(6)のいずれかに記載の複合高分子電解質膜。
(8)前記疎水性多孔性基材がオレフィン系多孔性基材であることを特徴とする(1)〜(7)のいずれかに記載の複合高分子電解質膜。
(9)前記高分子電解質膜のイオン交換容量が1.6〜6.0meq/gであることを特徴とする(1)〜(8)のいずれかに記載の複合高分子電解質膜。
(10)前記(1)〜(9)のいずれかに記載の複合高分子電解質膜を用いた燃料電池用高分子電解質膜電極接合体。
(11)前記(10)に記載の高分子電解質膜電極接合体を用いた燃料電池。
本発明における架橋性芳香族高分子電解質はその分子鎖中に活性エネルギー線によりラジカルを発生する官能基を有していることが好ましく、特に構造を限定されるものではないが、プロトン伝導性や耐久性の観点から化学式1および化学式2で示される繰り返し構造を有することが好ましい。
(式中、R1、R2は水素、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基のいずれかであり、R1、R2は同一であっても異なっていてもよい。R3は炭素数1〜20のアルキル基または置換基を有してもよい炭素数6〜20のアリール基のいずれかを示す。R3が置換基を有する場合、該置換基は水素、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基のいずれかであり、該置換基を複数有する場合はそれらの置換基は同一であっても異なっていてもよい。a、bは1〜4の整数を示す。p、qは、p+q=1を満たす0または1である。)
(式中、m、nは正の整数、m+n=5〜1000を示す。R4は水素、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基のいずれかであり、置換基は同一であっても異なっていてもよい。rは1または2であり、dは4−rを示す。AはOR5もしくはN(R6)(R7)を示し、R5は水素、アルカリ金属、炭素数1〜20のアルキル基のいずれかを示し、R6及びR7は水素または炭素数1〜20のアルキル基のいずれかであり、R6及びR7は同一であっても異なっていてもよい。)
ここで、イオン交換容量とは、乾燥した高分子電解質膜1グラムあたりに導入されたイオン交換基量であり、値が大きいほどイオン交換基の量が多いことを示す。例えば、スルホン酸基とした場合、スルホン酸基密度(meq/g)の値として示すことができる。イオン交換容量は、キャピラリー電気泳動、元素分析、中和滴定などにより求めることが可能である。これらの中でも測定の容易さから、中和滴定法によりイオン交換容量を求めることが好ましい。本発明のイオン交換容量は中和滴定法により測定した値を用いるが、他の方法でも大きな差はなく採用可能である。
(式中、X、Yはフッ素を除くハロゲン原子であり、X、Yはそれぞれ同一でも異なってもよい。R1〜R3、a、b、p、qは上記で定義したものと同じ意味を表す。)
(式中、X、Yはフッ素を除くハロゲン原子であり、X、Yはそれぞれ同一でも異なってもよい。R7は水素、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基のいずれかであり、置換基は同一であっても異なっていてもよい。sは1または2であり、eは4−sを示す。CはOR13またはNR14 2で表され、R13は水素または炭素数1〜20のアルキル基のいずれかを示し、R14は水素または炭素数1〜20のアルキル基のいずれかを示す。)
(式中、R8は水素、炭素数1〜20のアルキル基のいずれかである。R9は直接結合、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基のいずれかである。tは1〜5のいずれかである。)Bは水素、OR10もしくはN(R11)(R12)を示し、R10は水素、アルカリ金属、炭素数1〜20のアルキル基のいずれかを示し、R11及びR12は水素または炭素数1〜20のアルキル基のいずれかであり、R11及びR12は同一であっても異なっていてもよい。)
空隙率=100−100(W/ρ)/(L2×D)
上記式中のρは、フィルム密度を示す。ρはJIS K7112(1980)のD法の密度勾配管法にて求めた値を用いる。このときの密度勾配管用液は、エタノールと水を用いる。
以下に高分子電解質膜の評価方法を示す。なお評価するに際しては、特別な記載がない
限り、厚みや質量を正確に測ることを目的とし、室温が20℃で相対湿度が40±5RH
%にコントロールされた測定室内で評価を行った。なお、測定に際してサンプルは、24
時間以上、測定室内で静置したものを使用した。
複合高分子電解質膜の厚みは、マイクロメーター(Mitutoyo、標準マイクロメ
ーター)を用いて測定することにより求めた。測定は10箇所行い、その平均値を厚みと
した。
乾燥したプロトン交換膜100mgを、0.01MのNaOH水溶液50mlに浸漬し
、25℃で2時間攪拌した。その後、0.02MのHCl水溶液で中和滴定した。中和滴
定には、平沼産業(株)製、電位差滴定装置COMTITE−980を用いた。イオン交
換当量は下記式で計算して求めた。
イオン交換容量[meq/g]=(10−滴定量[mL])/2
自作測定用プローブ(テフロン(登録商標)製)上で短冊状膜試料の表面に白金線(直
径:0.2mm)を押しあて、80℃、50%RHの恒温・恒湿オーブン(株式会社ナガ
ノ科学機械製作所、LH−20−01)中に試料を保持し、白金線間のインピーダンスを
SOLARTRON社1250FREQUENCY RESPONSE ANALYSE
Rにより測定した。極間距離を変化させて測定し、極間距離とC−Cプロットから見積も
られる抵抗測定値をプロットした勾配から以下の式により膜と白金線間の接触抵抗をキャ
ンセルしたプロトン伝導率(σ)を算出した。
σ[S/cm]=1/膜幅[cm]×膜厚[cm]×抵抗極間勾配[Ω/cm]
架橋性芳香族高分子電解質であるポリ[(p−フェニレンスルホン酸)−2,5−ベンゾフェノン]の合成例を示す。
30ml反応容器に合成したポリマー(1g、スルホン酸エステルユニット4.4mmol分に相当)、トリメチルアミン塩酸塩(2.1g、22mmol)、NMP 20mlを計量し、120℃で12時間攪拌した。反応混合物をクロロホルム100mlで洗浄し、トリメチルアミン塩酸塩の反応残渣が除去できるまでクロロホルムで洗浄した。100ml三角フラスコに精製したポリマー、陽イオン交換樹脂(ダウエックスモノスフィアー650C)10g、純水10gを計量し室温で12時間攪拌した。陽イオン交換樹脂をろ過により除去し、ポリマー水溶液を濃縮、乾燥し、目的物を0.7g合成することができた。合成したポリ[(p−フェニレンスルホン酸)−2,5−ベンゾフェノン]のイオン交換容量は5.5meq/gであった。
合成例1で得られたポリ[(p−フェニレンスルホン酸)−2,5−ベンゾフェノン]100mg、ビニルスルホン酸40mg、トリアリルイソシアヌレート20mgをメタノール/水[90/10(w/w)]混合溶液4.3gに溶解させた。その後、メタノールに浸漬したポリエチレン製多孔膜(サイズ:10.5×10.5cm、膜厚:9μm、空孔率:35%)をPTFE製基材上に置き、その上から上記ポリマー溶液をコートし、窒素雰囲気下室温で乾燥させた。乾燥後の複合高分子電解質膜をプラスチックの枠に固定し、電子線照射装置((株)NHVコーポレーション所有、EBC300キュアトロン)を用いて窒素雰囲気下、加速電圧250kV、電子線照射線量500kGyで電子線架橋を行った。電子線照射後、枠から複合高分子電解質膜をはずし、超純水500mlに浸け80℃の乾燥機中で24時間保持し、架橋が不十分な成分を溶出させ除去した。
得られた複合膜中の電解質率は41%、イオン交換容量2.12meq/g、プロトン伝導性0.020S/cmであった。
合成例1で得られたポリ[(p−フェニレンスルホン酸)−2,5−ベンゾフェノン]100mg、ビニルスルホン酸70mg、トリアリルイソシアヌレート15mgをメタノール/水[90/10(w/w)]混合溶液4.3gに溶解させた。その後、メタノールに浸漬したポリエチレン製多孔膜(サイズ:10.5×10.5cm、膜厚:9μm、空孔率:35%)をPTFE製基材上に置き、その上から上記ポリマー溶液をコートし、窒素雰囲気下室温で乾燥させた。乾燥後の複合高分子電解質膜をプラスチックの枠に固定し、電子線照射装置((株)NHVコーポレーション所有、EBC300キュアトロン)を用いて窒素雰囲気下、加速電圧250kV、電子線照射線量500kGyで電子線架橋を行った。電子線照射後、枠から複合高分子電解質膜をはずし、超純水500mlに浸け80℃の乾燥機中で24時間保持し、架橋が不十分な成分を溶出させ除去した。
得られた複合膜中の電解質率は42%、イオン交換容量2.16meq/g、プロトン伝導性0.045S/cmであった。
合成例1で得られたポリ[(p−フェニレンスルホン酸)−2,5−ベンゾフェノン]100mg、ビニルスルホン酸100mg、トリアリルイソシアヌレート15mgをメタノール/水[90/10(w/w)]混合溶液4.3gに溶解させた。その後、メタノールに浸漬したポリエチレン製多孔膜(サイズ:10.5×10.5cm、膜厚:9μm、空孔率:35%)をPTFE製基材上に置き、その上から上記ポリマー溶液をコートし、窒素雰囲気下室温で乾燥させた。乾燥後の複合高分子電解質膜をプラスチックの枠に固定し、電子線照射装置((株)NHVコーポレーション所有、EBC300キュアトロン)を用いて窒素雰囲気下、加速電圧250kV、電子線照射線量500kGyで電子線架橋を行った。電子線照射後、枠から複合高分子電解質膜をはずし、超純水500mlに浸け80℃の乾燥機中で24時間保持し、架橋が不十分な成分を溶出させ除去した。
得られた複合膜中の電解質率は46%、イオン交換容量2.41meq/g、プロトン伝導性0.038S/cmであった。
合成例1で得られたポリ[(p−フェニレンスルホン酸)−2,5−ベンゾフェノン]100mg、ビニルスルホン酸100mg、トリアリルイソシアヌレート20mgをメタノール/水[90/10(w/w)]混合溶液4.3gに溶解させた。その後、メタノールに浸漬したポリエチレン製多孔膜(サイズ:10.5×10.5cm、膜厚:9μm、空孔率:35%)をPTFE製基材上に置き、その上から上記ポリマー溶液をコートし、窒素雰囲気下室温で乾燥させた。乾燥後の複合高分子電解質膜をプラスチックの枠に固定し、電子線照射装置((株)NHVコーポレーション所有、EBC300キュアトロン)を用いて窒素雰囲気下、加速電圧250kV、電子線照射線量500kGyで電子線架橋を行った。電子線照射後、枠から複合高分子電解質膜をはずし、超純水500mlに浸け80℃の乾燥機中で24時間保持し、架橋が不十分な成分を溶出させ除去した。
得られた複合膜中の電解質率は46%、イオン交換容量2.36meq/g、プロトン伝導性0.032S/cmであった。
合成例1で得られたポリ[(p−フェニレンスルホン酸)−2,5−ベンゾフェノン]100mg、ビニルスルホン酸120mg、トリアリルイソシアヌレート15mgをメタノール/水[90/10(w/w)]混合溶液4.3gに溶解させた。その後、メタノールに浸漬したポリエチレン製多孔膜(サイズ:10.5×10.5cm、膜厚:9μm、空孔率:35%)をPTFE製基材上に置き、その上から上記ポリマー溶液をコートし、窒素雰囲気下室温で乾燥させた。乾燥後の複合高分子電解質膜をプラスチックの枠に固定し、電子線照射装置((株)NHVコーポレーション所有、EBC300キュアトロン)を用いて窒素雰囲気下、加速電圧250kV、電子線照射線量500kGyで電子線架橋を行った。電子線照射後、枠から複合高分子電解質膜をはずし、超純水500mlに浸け80℃の乾燥機中で24時間保持し、架橋が不十分な成分を溶出させ除去した。
得られた複合膜中の電解質率は46%、イオン交換容量2.06meq/g、プロトン伝導性0.030S/cmであった。
合成例1で得られたポリ[(p−フェニレンスルホン酸)−2,5−ベンゾフェノン]100mg、ビニルスルホン酸30mg、トリアリルイソシアヌレート15mgをメタノール/水[90/10(w/w)]混合溶液4.3gに溶解させた。その後、メタノールに浸漬したポリエチレン製多孔膜(サイズ:10.5×10.5cm、膜厚:9μm、空孔率:35%)をPTFE製基材上に置き、その上から上記ポリマー溶液をコートし、窒素雰囲気下室温で乾燥させた。乾燥後の複合高分子電解質膜をプラスチックの枠に固定し、電子線照射装置((株)NHVコーポレーション所有、EBC300キュアトロン)を用いて窒素雰囲気下、加速電圧250kV、電子線照射線量500kGyで電子線架橋を行った。電子線照射後、枠から複合高分子電解質膜をはずし、超純水500mlに浸け80℃の乾燥機中で24時間保持し、架橋が不十分な成分を溶出させ除去した。
得られた複合膜中の電解質率は30%、イオン交換容量0.97meq/g、プロトン伝導性は膜抵抗が高く測定できなかった。
合成例1で得られたポリ[(p−フェニレンスルホン酸)−2,5−ベンゾフェノン]100mg、ビニルスルホン酸30mg、トリアリルイソシアヌレート40mgをメタノール/水[90/10(w/w)]混合溶液4.3gに溶解させた。その後、メタノールに浸漬したポリエチレン製多孔膜(サイズ:10.5×10.5cm、膜厚:9μm、空孔率:35%)をPTFE製基材上に置き、その上から上記ポリマー溶液をコートし、窒素雰囲気下室温で乾燥させた。乾燥後の複合高分子電解質膜をプラスチックの枠に固定し、電子線照射装置((株)NHVコーポレーション所有、EBC300キュアトロン)を用いて窒素雰囲気下、加速電圧250kV、電子線照射線量500kGyで電子線架橋を行った。電子線照射後、枠から複合高分子電解質膜をはずし、超純水500mlに浸け80℃の乾燥機中で24時間保持し、架橋が不十分な成分を溶出させ除去した。
得られた複合膜中の電解質率は37%、イオン交換容量0.83meq/g、プロトン伝導性は膜抵抗が高く測定できなかった。
合成例1で得られたポリ[(p−フェニレンスルホン酸)−2,5−ベンゾフェノン]100mg、ビニルスルホン酸70mg、トリアリルイソシアヌレート40mgをメタノール/水[90/10(w/w)]混合溶液4.3gに溶解させた。その後、メタノールに浸漬したポリエチレン製多孔膜(サイズ:10.5×10.5cm、膜厚:9μm、空孔率:35%)をPTFE製基材上に置き、その上から上記ポリマー溶液をコートし、窒素雰囲気下室温で乾燥させた。乾燥後の複合高分子電解質膜をプラスチックの枠に固定し、電子線照射装置((株)NHVコーポレーション所有、EBC300キュアトロン)を用いて窒素雰囲気下、加速電圧250kV、電子線照射線量500kGyで電子線架橋を行った。電子線照射後、枠から複合高分子電解質膜をはずし、超純水500mlに浸け80℃の乾燥機中で24時間保持し、架橋が不十分な成分を溶出させ除去した。
得られた複合膜中の電解質率は37%、イオン交換容量1.47meq/g、プロトン伝導性0.006S/cmであった。
合成例1で得られたポリ[(p−フェニレンスルホン酸)−2,5−ベンゾフェノン]100mg、ビニルスルホン酸150mg、トリアリルイソシアヌレート15mgをメタノール/水[90/10(w/w)]混合溶液4.3gに溶解させた。その後、メタノールに浸漬したポリエチレン製多孔膜(サイズ:10.5×10.5cm、膜厚:9μm、空孔率:35%)をPTFE製基材上に置き、その上から上記ポリマー溶液をコートし、窒素雰囲気下室温で乾燥させた。乾燥後の複合高分子電解質膜をプラスチックの枠に固定し、電子線照射装置((株)NHVコーポレーション所有、EBC300キュアトロン)を用いて窒素雰囲気下、加速電圧250kV、電子線照射線量500kGyで電子線架橋を行った。電子線照射後、枠から複合高分子電解質膜をはずし、超純水500mlに浸け80℃の乾燥機中で24時間保持し、架橋が不十分な成分を溶出させ除去した。
得られた複合膜中の電解質率は30%、イオン交換容量1.55meq/g、プロトン伝導性0.009S/cmであった。
Claims (11)
- 架橋性芳香族高分子電解質、イオン性基を有する重合性モノマー、イオン性基を有さない2官能以上の架橋剤を疎水性多孔質基材の空孔に充填した後、活性エネルギー線照射により架橋した複合高分子電解質膜であって、前記架橋性芳香族高分子電解質100質量部に対して前記イオン性基を有する重合性モノマーが35〜140質量部、前記イオン性基を有さない2官能以上の架橋剤が10〜25質量部である複合高分子電解質膜。
- 前記架橋性芳香族高分子電解質100質量部に対して前記イオン性基を有する重合性モノマーが40〜120質量部、前記イオン性基を有さない2官能以上の架橋剤が15〜20質量部である請求項1に記載の複合高分子電解質膜。
- 前記架橋性芳香族高分子電解質が、下記化学式1および下記化学式2で示される繰り返し構造を有することを特徴とする請求項1または2に記載の複合高分子電解質膜。
(式中、R1、R2は水素、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基のいずれかであり、R1、R2は同一であっても異なっていてもよい。R3は炭素数1〜20のアルキル基または置換基を有してもよい炭素数6〜20のアリール基のいずれかを示す。R3が置換基を有する場合、該置換基は水素、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基のいずれかであり、該置換基を複数有する場合はそれらの置換基は同一であっても異なっていてもよい。a、bは1〜4の整数を示す。p、qは、p+q=1を満たす0または1である。)
(式中、m、nは正の整数、m+n=5〜1000を示す。R4は水素、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基のいずれかであり、置換基は同一であっても異なっていてもよい。rは1または2であり、dは4−rを示す。AはOR5もしくはN(R6)(R7)を示し、R5は水素、アルカリ金属、炭素数1〜20のアルキル基のいずれかを示し、R6及びR7は水素または炭素数1〜20のアルキル基のいずれかであり、R6及びR7は同一であっても異なっていてもよい。) - 前記イオン性基を有する重合性モノマーがスルホン酸基、ホスホン酸基のうち少なくとも一つを有する請求項1〜3のいずれかに記載の複合高分子電解質膜。
- 前記イオン性基を有する重合性モノマーが下記化学式3で示される請求項1〜4のいずれかに記載の複合高分子電解質膜。
(式中、R8は水素、炭素数1〜20のアルキル基のいずれかである。R9は直接結合、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数6〜20のアリール基のいずれかである。tは1〜5のいずれかである。)Bは水素、OR10もしくはN(R11)(R12)を示し、R10は水素、アルカリ金属、炭素数1〜20のアルキル基のいずれかを示し、R11及びR12は水素または炭素数1〜20のアルキル基のいずれかであり、R11及びR12は同一であっても異なっていてもよい。) - 前記イオン性基を有する重合性モノマーがビニルスルホン酸である請求項1〜5のいずれかに記載の複合高分子電解質膜。
- 前記イオン性基を有さない2官能以上の架橋剤がトリアリルイソシアネートである請求項1〜6のいずれかに記載の複合高分子電解質膜。
- 前記疎水性多孔性基材がオレフィン系多孔性基材であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の複合高分子電解質膜。
- 前記高分子電解質膜のイオン交換容量が1.6〜6.0meq/gであることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の複合高分子電解質膜。
- 請求項1〜9のいずれかに記載の複合高分子電解質膜を用いた燃料電池用高分子電解質膜電極接合体。
- 請求項10に記載の高分子電解質膜電極接合体を用いた燃料電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015091461A JP2016207610A (ja) | 2015-04-28 | 2015-04-28 | 複合高分子電解質膜およびその製造方法ならびに膜電極接合体、燃料電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015091461A JP2016207610A (ja) | 2015-04-28 | 2015-04-28 | 複合高分子電解質膜およびその製造方法ならびに膜電極接合体、燃料電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2016207610A true JP2016207610A (ja) | 2016-12-08 |
Family
ID=57490478
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2015091461A Pending JP2016207610A (ja) | 2015-04-28 | 2015-04-28 | 複合高分子電解質膜およびその製造方法ならびに膜電極接合体、燃料電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2016207610A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017082025A (ja) * | 2015-10-22 | 2017-05-18 | 株式会社ブリヂストン | 機能性発泡体 |
| WO2025187762A1 (ja) * | 2024-03-08 | 2025-09-12 | 東ソー株式会社 | 電解質膜の製造方法及び電解質膜 |
Citations (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0693114A (ja) * | 1992-06-13 | 1994-04-05 | Hoechst Ag | 高分子電解質膜およびその製造方法 |
| US20020015874A1 (en) * | 2000-06-30 | 2002-02-07 | Hae-Kyoung Kim | Partially fluorinated copolymer based on trifluorostyrene and substituted vinyl compound and ionic conductive polymer membrance formed therefrom |
| JP2005076012A (ja) * | 2003-09-03 | 2005-03-24 | Toagosei Co Ltd | 機能性膜の連続製造方法 |
| JP2006299015A (ja) * | 2005-04-18 | 2006-11-02 | Yamaguchi Univ | 芳香族スルホン酸誘導体、スルホン化ポリマー、固体高分子電解質およびプロトン伝導膜 |
| JP2006344481A (ja) * | 2005-06-08 | 2006-12-21 | Jsr Corp | 固体高分子型燃料電池用電極電解質、電極ペースト、電極および膜−電極接合体 |
| JP2008106098A (ja) * | 2006-10-24 | 2008-05-08 | Mitsui Chemicals Inc | 重合体組成物、それを用いて製造される高分子電解質膜ならびにそれを含んで構成される燃料電池 |
| JP2012135917A (ja) * | 2010-12-25 | 2012-07-19 | Furukawa-Sky Aluminum Corp | プレコートアルミニウム材及びその製造方法 |
| WO2014208714A1 (ja) * | 2013-06-28 | 2014-12-31 | 東洋紡株式会社 | ポリアリーレンスルホン酸類とその前駆体、及びそれらの製造方法、複合電解質膜とその製造方法 |
| WO2015005370A1 (ja) * | 2013-07-09 | 2015-01-15 | Jsr株式会社 | 電解質膜、膜-電極接合体および固体高分子型燃料電池 |
| JP2015038866A (ja) * | 2013-07-18 | 2015-02-26 | 東洋紡株式会社 | 複合高分子電解質膜およびその製造方法ならびにその用途 |
| JP2015067761A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | 凸版印刷株式会社 | 高分子電解質用の化合物、高分子電解質、膜電極接合体、固体高分子形燃料電池、及び、高分子電解質の製造方法 |
-
2015
- 2015-04-28 JP JP2015091461A patent/JP2016207610A/ja active Pending
Patent Citations (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0693114A (ja) * | 1992-06-13 | 1994-04-05 | Hoechst Ag | 高分子電解質膜およびその製造方法 |
| US20020015874A1 (en) * | 2000-06-30 | 2002-02-07 | Hae-Kyoung Kim | Partially fluorinated copolymer based on trifluorostyrene and substituted vinyl compound and ionic conductive polymer membrance formed therefrom |
| JP2005076012A (ja) * | 2003-09-03 | 2005-03-24 | Toagosei Co Ltd | 機能性膜の連続製造方法 |
| JP2006299015A (ja) * | 2005-04-18 | 2006-11-02 | Yamaguchi Univ | 芳香族スルホン酸誘導体、スルホン化ポリマー、固体高分子電解質およびプロトン伝導膜 |
| JP2006344481A (ja) * | 2005-06-08 | 2006-12-21 | Jsr Corp | 固体高分子型燃料電池用電極電解質、電極ペースト、電極および膜−電極接合体 |
| JP2008106098A (ja) * | 2006-10-24 | 2008-05-08 | Mitsui Chemicals Inc | 重合体組成物、それを用いて製造される高分子電解質膜ならびにそれを含んで構成される燃料電池 |
| JP2012135917A (ja) * | 2010-12-25 | 2012-07-19 | Furukawa-Sky Aluminum Corp | プレコートアルミニウム材及びその製造方法 |
| WO2014208714A1 (ja) * | 2013-06-28 | 2014-12-31 | 東洋紡株式会社 | ポリアリーレンスルホン酸類とその前駆体、及びそれらの製造方法、複合電解質膜とその製造方法 |
| WO2015005370A1 (ja) * | 2013-07-09 | 2015-01-15 | Jsr株式会社 | 電解質膜、膜-電極接合体および固体高分子型燃料電池 |
| JP2015038866A (ja) * | 2013-07-18 | 2015-02-26 | 東洋紡株式会社 | 複合高分子電解質膜およびその製造方法ならびにその用途 |
| JP2015067761A (ja) * | 2013-09-30 | 2015-04-13 | 凸版印刷株式会社 | 高分子電解質用の化合物、高分子電解質、膜電極接合体、固体高分子形燃料電池、及び、高分子電解質の製造方法 |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017082025A (ja) * | 2015-10-22 | 2017-05-18 | 株式会社ブリヂストン | 機能性発泡体 |
| WO2025187762A1 (ja) * | 2024-03-08 | 2025-09-12 | 東ソー株式会社 | 電解質膜の製造方法及び電解質膜 |
| JP7740604B1 (ja) * | 2024-03-08 | 2025-09-17 | 東ソー株式会社 | 電解質膜の製造方法及び電解質膜 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN104011921B (zh) | 氧化还原液流二次电池和氧化还原液流二次电池用电解质膜 | |
| CN105845958B (zh) | 氧化还原液流二次电池和氧化还原液流二次电池用电解质膜 | |
| US20110281197A1 (en) | Anion-exchange membrane and method for producing the same | |
| EP3483966B1 (en) | Electrolyte material, liquid composition containing same and use of same | |
| KR100967286B1 (ko) | 무기 충전제를 함유하는 화학적으로 안정화된 이오노머의제조 방법 | |
| CN109690695B (zh) | 固体高分子电解质膜及其制造方法 | |
| JP2014500392A (ja) | アイオノマー及びイオン伝導性組成物 | |
| JP2014502776A (ja) | 燃料電池の1種以上の電極として使用するための高分子量アイオノマーおよびイオン伝導性組成物 | |
| US10211474B2 (en) | Redox flow secondary battery and electrolyte membrane for redox flow secondary battery | |
| EP3476872B1 (en) | Electrolyte material, method for producing same, and use of same | |
| KR102716792B1 (ko) | 신규 지방족 사슬 함유 폴리(알킬-아릴 피페리디늄) 중합체 이오노머, 음이온교환막, 복합막 및 이의 제조방법 | |
| JP2014507753A (ja) | 燃料電池の1つ以上の電極として使用するためのアイオノマー及びイオン伝導性組成物 | |
| JP5770163B2 (ja) | 固体高分子型燃料電池用隔膜の製造方法 | |
| CN103709568A (zh) | 含有高分子电解质的溶液和固体高分子电解质膜的制造方法 | |
| JPWO2014208714A1 (ja) | ポリアリーレンスルホン酸類とその前駆体、及びそれらの製造方法、複合電解質膜とその製造方法 | |
| JP2015165461A (ja) | 複合電解質膜及びその製造方法 | |
| JP6550695B2 (ja) | 複合高分子電解質膜およびその製造方法ならびにその用途 | |
| US20240363879A1 (en) | Novel aliphatic chain-containing poly(alkyl-aryl piperidinium) polymer ionomer, anion exchange membrane, composite membrane, and manufacturing method therefor | |
| JP2016207609A (ja) | 複合高分子電解質膜およびその製造方法ならびに膜電極接合体、燃料電池 | |
| JP2016207610A (ja) | 複合高分子電解質膜およびその製造方法ならびに膜電極接合体、燃料電池 | |
| KR102819450B1 (ko) | 폴리플루오렌계 음이온교환 복합막 및 그 제조방법 | |
| JP6521213B2 (ja) | 複合高分子電解質膜およびその製造方法ならびにその用途 | |
| EP4317258A1 (en) | Block copolymer, production method therefor, polymeric electrolyte material, polymeric electrolyte molded article, polymeric electrolyte film, electrolyte film equipped with catalyst layer, membrane electrode composite, solid polymer fuel cell, and water electrolysis type hydrogen generating device | |
| JP2005116397A (ja) | スルホン化高分子膜の製造方法 | |
| WO2014112497A1 (ja) | 複合高分子電解質膜およびその製造方法ならびに膜電極接合体、燃料電池 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180416 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190702 |
|
| A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20190902 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20191031 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20200303 |