JP2016216974A - 昇降用ステップ - Google Patents

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Abstract

【課題】 工具を使わずに片手で着脱することが可能な昇降用ステップを提供する。【解決手段】 略コ字状で平行な2つの挟持部21、22を有する挟持体2と、挟持部21、22間に主柱材101の一片部102を挿入することで、第2の挟持部22とで一片部102を仮挟持する弾性体3と、第1の挟持部21に形成されたネジ孔21aを貫通して螺合され、締め込むと第2の挟持部22とで一片部102を挟持する足場体4と、を備える。【選択図】 図1

Description

この発明は、送電線鉄塔などの構造物を昇降するために足場として取り付けられる昇降用ステップに関する。
例えば、送電線鉄塔は、アングル材(等辺山型鋼)で主柱材(メインポスト)が構成され、主柱材には足場としてのステップボルトが取り付けられているが、保安上、第三者が鉄塔に昇らないように、地上から所定の高さまではステップボルトが外されている。このため、作業や点検などのために鉄塔を昇降する場合には、ステップボルトを所持して主柱材に取り付けたり、取り外したりしなければならない。しかしながら、通常のステップボルトはボルトとナットから構成されているため、手間と時間を要するばかりでなく、主柱材にボルトを挿入するための孔が形成されていなければならず、任意の位置に取り付けることができない。
このため、臨時的に任意の位置に取り付けることができ、かつ、堅牢で着脱可能な足場が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この足場は、相対向する内側面がプレート(構造物の部材)にそれぞれ当接される平面で、かつ内側面の反対面であるそれぞれの外側面が一方向に向けて肉厚を漸増させる傾斜面となっている一対の楔部材と、コ字状の相対向する面に、楔部材の傾斜面に当接し得る傾斜面が形成され、一方向に向けて楔部材に嵌入される固定部材と、固定部材の少なくとも一つの外周面から一方向に交差する方向に突出させて固定部材に固着されたステップボルトと、を有するものである。
特開2013−170399号公報
ところで、特許文献1の足場を送電線鉄塔などに取り付けるには、楔部材の平面間にアングル材(プレート)の両面を相対向させて、ハンマーで固定部材の上端面を下方に叩き込む。これにより、固定部材の傾斜面が楔部材の傾斜面に沿って下降して、楔作用により楔部材がアングル材に固定される。また、足場を送電線鉄塔などから取り外すには、ハンマーで固定部材の下端面を上方に叩き上げる。これにより、固定部材の傾斜面が楔部材の傾斜面に沿って上昇して、楔部材によるアングル材の挟持力が緩み、アングル材から取り外れるものである。
このように、足場を取り付けたり取り外したりするのに、両手を使わなければならないばかりでなく、ハンマー(工具)を所持して叩く必要があり、手間と時間を要する。殊に、高い位置で足場を着脱する場合には、不安定で作業者に負担となる。しかも、鉄塔などからハンマーを落下させるおそれがある。
そこでこの発明は、工具を使わずに片手で着脱することが可能な昇降用ステップを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、鉄塔を含む構造物を昇降するために、足場として取り付けられる昇降用ステップであって、対向する2つの挟持部を有し、該挟持部間に前記構造物の構成部材を挿入自在な挟持体と、前記挟持体に設けられ、前記挟持部間に前記構成部材を挿入することで、前記挟持体を前記構成部材に仮保持する仮保持手段と、前記挟持体に設けられ、人の足を載せる足場体と、前記挟持体に連結され、締め込むことで前記挟持体を前記構成部材に固定する回転体と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、挟持部間に構成部材を挿入すると、仮保持手段で挟持体が構成部材に仮保持され、回転体を締め込むと挟持体が構成部材に固定されて、足場体が構成部材に取り付けられる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の昇降用ステップにおいて、前記挟持体は、略コ字状で、平行な2つの面部が前記挟持部を構成し、前記仮保持手段は、一方の挟持部の内面に設けられた弾性体で構成され、前記挟持部間に前記構成部材を挿入することで、前記弾性体と他方の挟持部とで前記構成部材を仮挟持し、前記足場体は、前記一方の挟持部に形成されたネジ孔を貫通して螺合され、該足場体を前記回転体として締め込むと、該足場体と前記他方の挟持部とで前記構成部材を挟持する、ことを特徴とする。
この発明によれば、挟持部間に構成部材を挿入すると、弾性体と挟持部とで構成部材が仮挟持され、足場体を締め込むと、該足場体と挟持部とで構成部材が挟持されて、足場体が構成部材に取り付けられる。
請求項3の発明は、請求項1に記載の昇降用ステップにおいて、前記挟持体は、略コ字状で、平行な2つの面部が前記挟持部を構成し、前記仮保持手段は、一方の挟持部に設けられた磁石で構成され、前記挟持部間に前記構成部材を挿入することで、前記磁石の磁力によって前記一方の挟持部が前記構成部材に付着し、前記足場体は、他方の挟持部に形成されたネジ孔を貫通して螺合され、該足場体を前記回転体として締め込むと、該足場体と前記一方の挟持部とで前記構成部材を挟持する、ことを特徴とする。
この発明によれば、挟持部間に構成部材を挿入すると、磁石によって挟持部が構成部材に付着し、足場体を締め込むと、該足場体と挟持部とで構成部材が挟持されて、足場体が構成部材に取り付けられる。
請求項4の発明は、請求項1に記載の昇降用ステップにおいて、前記仮保持手段は、前記挟持部間に配設されたバネ材で構成され、前記挟持部間に前記構成部材を挿入することで、前記バネ材の弾性力によって前記両挟持部で前記構成部材を仮挟持し、前記足場体は、前記両挟持部を貫通し、足を載せる側とは反対側の端部にネジ部が形成され、前記回転体を前記ネジ部に締め込むことで、前記両挟持部で前記構成部材を挟持する、ことを特徴とする。
この発明によれば、挟持部間に構成部材を挿入すると、バネ材によって両挟持部で構成部材が仮挟持され、回転体を足場体のネジ部に締め込むと、両挟持部で構成部材が挟持されて、足場体が構成部材に取り付けられる。
請求項5の発明は、請求項1から4に記載の昇降用ステップにおいて、前記挟持体に下方に延びて設けられ、前記足場体に人の足が載せられた際に、前記構成部材に当接することで前記足場体の撓みを抑制する支持部を備える、ことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、挟持部間に構成部材を挿入して回転体を締め込むだけで、容易かつ迅速に構成部材に取り付けることができ、また、回転体を緩めて挟持体を構成部材から外すだけで、容易かつ迅速に構成部材から取り外すことができる。しかも、挟持部間に構成部材を挿入することで、挟持体つまり昇降用ステップが構成部材に仮保持されるため、片手で着脱することが可能となる。つまり、片手で挟持部間に構成部材を挿入して片手で回転体を締め込んだり、片手で回転体を緩めて片手で挟持体を構成部材から外したりすることができる。さらに、回転体を締め込んだり緩めたりするだけでよいので、工具(ハンマーやレンチなど)を使わずに着脱することが可能となる。
また、構造物の構成部材にボルトを挿入するための孔などを加工、形成する必要がなく、任意の位置に取り付けることができる。このようにして、容易かつ安定して安全に、しかも、任意の位置に足場を構造物に着脱することが可能となる。
請求項2および請求項3の発明によれば、挟持部間に構成部材を挿入して足場体(回転体)を締め込んだり、足場体を緩めて挟持体を構成部材から外したりするだけで、容易かつ迅速に足場を構造物に着脱することが可能となる。また、足場体が回転体を兼ねているため、構成が簡易となり、取り扱いも容易となる。
また、請求項2の発明によれば、仮保持手段が弾性体で構成されているだけであるため、構成がより簡易となる。同様に、請求項3の発明によれば、仮保持手段が磁石で構成されているだけであるため、構成がより簡易となるとともに、挟持体を構成部材により確実に仮保持することが可能となる。
請求項4の発明によれば、バネ材の弾性力によって両挟持部で構成部材を仮挟持するため、挟持体つまり昇降用ステップを構成部材により確実に仮保持することが可能となる。また、足場体の端部のネジ部に回転体を締め込んで、両挟持部で構成部材を挟持するため、挟持体(昇降用ステップ)を構成部材により強固に固定することが可能となり、その結果、足場としての安定性が向上する。
請求項5の発明によれば、足場体に人の足が載せられた際に、支持部によって足場体の撓みが抑制されるため、足場としての安定性が向上する。
この発明の実施の形態1に係る昇降用ステップを示す(a)平面図と(b)正面図である。 この発明の実施の形態2に係る昇降用ステップを示す平面図である。 この発明の実施の形態3に係る昇降用ステップの仮保持状態を示す平面図である。 図3の昇降用ステップの仮保持の解除状態を示す平面図である。 図3の昇降用ステップの固定状態を示す平面図である。 図3の昇降用ステップの側面図である。 この発明の実施の形態4に係る昇降用ステップを示す(a)平面図と(b)正面図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、この実施の形態に係る昇降用ステップ1を示す、(a)平面図(一部断面図)と(b)正面図である。この昇降用ステップ1は、鉄塔を含む構造物を昇降するために、足場として取り付けられるステップであり、主として、挟持体2と、弾性体(仮保持手段)3と、足場体(回転体)4と、を備えている。ここで、この実施の形態では、構造物が送電線鉄塔であり、L字状のアングル材で構成された主柱材(構成部材)101に昇降用ステップ1を取り付ける場合について、主として説明する。
挟持体2は、対向する2つの挟持部21、22を有し、該挟持部21、22間に送電線鉄塔の主柱材101を挿入自在なものである。すなわち、鉄鋼製で、平面形状が略コ字状で、コ字の平行な2つの面部が挟持部21、22を構成し、挟持部21、22間が連結部23で連結されている。この挟持部21、22間に主柱材101の一片部102を挿入できるように、挟持部21、22間の距離が設定されている。また、後述するようにして足場体4を締め込んだ際に、足場体4と第2の挟持部22とで強固に一片部102を挟持できるように、挟持部21、22の長さ(大きさ)が設定されている。
さらに、挟持部21、22の厚さは、主柱材101に取り付けられた状態で所定の強度・剛性が得られ、安定して人が昇降できるように設定されている。また、第1の挟持部(一方の挟持部)21の中央部には、ネジ孔21aが形成されている。
弾性体3は、挟持体2に設けられ、挟持部21、22間に主柱材101を挿入することで、挟持体2を主柱材101に仮保持するものである。すなわち、弾性体3は、ゴムなどで構成されて弾性変形自在で、略半球状体で第1の挟持部21の内面(一片部102と対向する面)21aに配設されている。この実施の形態では、ネジ孔21aを囲むように複数配設されている。
そして、挟持部21、22間に主柱材101の一片部102を挿入すると、弾性体3が圧縮されて、弾性体3と第2の挟持部(他方の挟持部)22とで一片部102を仮挟持して、挟持体2(昇降用ステップ1)が主柱材101に仮保持される。換言すると、弾性体3と第2の挟持部22とで一片部102を仮挟持して、挟持体2が主柱材101に仮保持されるように、弾性体3の弾性力、大きさおよび配設数が設定されている。ここで、仮保持(仮挟持)とは、挟持体2が落下することなく主柱材101に取り付けられて、かつ、手で挟持体2を動かせる程度の状態である。
足場体4は、挟持体2に設けられ、人の足を載せるものであり、かつ、この実施の形態では、挟持体2に連結され、締め込むことで挟持体2を主柱材101に固定するものである。すなわち、鉄鋼製の丸棒状で、一端部にネジ部41が形成され、このネジ部41が挟持体2のネジ孔21aに螺合され第1の挟持部21を貫通している。この状態で、挟持部21、22の面に対して足場体4が略垂直に延びている。また、ネジ部41の先端に円盤状の押圧部42が、第2の挟持部22に対向して設けられている。
一方、足場体4の他端部には、貫通孔4aが形成され、この貫通孔4aに丸棒状のハンドル43がスライド自在に挿入されている。また、ハンドル43の両端には球状の抜け止め44が着脱自在に取り付けられている。そして、挟持体2の挟持部21、22間に主柱材101の一片部102を挿入した状態で、ハンドル43を手で持って足場体4を軸心周りに回して回転体として締め込むと、足場体4の押圧部42と第2の挟持部22とで一片部102が挟持される。これにより、挟持体2つまり昇降用ステップ1が主柱材101に固定されるものである。
ここで、足場体4の強度・剛性、径および長さは、人の足を安定して載せることができ、かつ、持ち運びしやすいように設定されている。
次に、このような構成の昇降用ステップ1の作用などについて説明する。
送電線鉄塔を昇降するに際して、昇降用ステップ1を主柱材101に取り付けるには、まず、主柱材101の一片部102の所望箇所を挟持体2の挟持部21、22間に挿入する。これにより、弾性体3と第2の挟持部22とで一片部102が仮挟持されて、挟持体2つまり昇降用ステップ1が主柱材101に仮保持される。次に、足場体4を締め込むと、足場体4と第2の挟持部22とで一片部102が強固に挟持されて、足場体4つまり昇降用ステップ1が主柱材101に固定される。この際、一片部102の長手方向に対して足場体4が略垂直に延びるように取り付けられる。
そして、この足場体4に足を載せたり手を掛けたりして送電線鉄塔を昇降する。この際、ハンドル43をスライドさせて邪魔にならないようにハンドル43を位置させたり、あるいは、抜け止め44を外してハンドル43を足場体4から取り外したりする。その後、昇降用ステップ1を取り外すには、足場体4を緩めて挟持体2を一片部102から外せばよい。
以上のように、この昇降用ステップ1によれば、挟持部21、22間に一片部102を挿入して足場体4を締め込むだけで、容易かつ迅速に主柱材101に取り付けることができ、また、足場体4を緩めて挟持体2を一片部102から外すだけで、容易かつ迅速に主柱材101から取り外すことができる。つまり、容易かつ迅速に足場を送電線鉄塔に着脱することが可能となる。しかも、挟持部21、22間に一片部102を挿入することで、昇降用ステップ1が主柱材101に仮保持されるため、片手で着脱することが可能となる。つまり、片手で挟持部21、22間に一片部102を挿入して片手で足場体4を締め込んだり、片手で足場体4を緩めて片手で挟持体2を一片部102から外したりすることができる。
また、足場体4を締め込んだり緩めたりするだけでよいので、工具(ハンマーやレンチなど)を使わずに着脱することが可能となる。しかも、ハンドル43を持って足場体4を回すことで、所定の力・トルクで足場体4を適正に締め込むことができる。さらに、足場体4が回転体を兼ねているため、構成が簡易となり、取り扱いも容易となる。また、仮保持手段が弾性体3で構成されているだけであるため、構成がより簡易となる。
一方、送電線鉄塔の主柱材101にボルトを挿入するための孔などを加工、形成する必要がなく、任意の位置に取り付けることができる。このようにして、容易かつ安定して安全に、しかも、任意の位置に足場を送電線鉄塔に着脱することが可能となる。また、一片部102を挟む挟持体2(弾性体3を含む)と足を載せる足場体4とを備えるだけであるため、小型化、軽量化が可能で、持ち運びや取り扱いが容易となる。
(実施の形態2)
図2は、この実施の形態に係る昇降用ステップ1を示す平面図(一部断面図)である。この実施の形態では、仮保持手段として弾性体3に代って磁石31を備える点で実施の形態1と構成が異なり、実施の形態1と同等の構成については、同一符号を付することでその説明を省略する。
磁石31は、第2の挟持部(一方の挟持部)22の内面22a側に設けられ、挟持部21、22間に一片部102を挿入することで、磁石31の磁力によって第2の挟持部22が一片部102に付着し、昇降用ステップ1が主柱材101に仮保持される。ここで、磁石31の磁力と大きさは、昇降用ステップ1を安定して仮保持できるように設定されている。
また、足場体4は、第1の挟持部(他方の挟持部)21に形成されたネジ孔21aを貫通して螺合されている。そして、足場体4を回転体として締め込むと、足場体4と第2の挟持部22とで一片部102が強固に挟持されて、足場体4つまり昇降用ステップ1が主柱材101に取り付けられる。
この実施の形態によれば、実施の形態1と同様に、昇降用ステップ1を工具を使わずに、かつ片手で着脱することが可能で、容易かつ安定して安全に、しかも、任意の位置に足場を送電線鉄塔に着脱することが可能となる。また、仮保持手段が磁石31で構成されているだけであるため、構成がより簡易となるとともに、挟持体2つまり昇降用ステップ1を主柱材101により確実に仮保持することが可能となる。
(実施の形態3)
図3〜図6は、この実施の形態を示し、実施の形態1と同等の構成については、同一符号を付することでその説明を省略する。
この実施の形態では、仮保持手段が、挟持部21、22間に配設されたバネ材24で構成され、挟持部21、22間に一片部102を挿入することで、バネ材24の弾性力によって両挟持部21、22で一片部102を仮挟持する。すなわち、平板状の第1の挟持部21と第2の挟持部22とが一端部において、棒状の連結部23を介して接続され、第2の挟持部22は連結部23に沿ってスライド自在となっている。また、連結部23に巻き付くように圧縮コイルバネであるバネ材24が、挟持部21、22間に配設され、これにより、洗濯バサミのように、挟持部21、22の他端部側が接近・当接するようになっている。
さらに、挟持部21、22の他端部側の内面には、ゴムなどで構成されて弾性を有するグリップ25が配設されている。そして、挟持部21、22間の他端部側に一片部102を挿入すると、図3に示すように、バネ材24の弾性力によって両挟持部21、22で一片部102が仮挟持される。また、挟持部21、22の一端部側を接近させてバネ材24を縮めると、図4に示すように、挟持部21、22の他端部側が開いて一片部102の仮挟持が解除される。
足場体5は、両挟持部21、22の中央部を貫通し、足を載せる側とは反対側の端部にネジ部51が形成されている。すなわち、鉄鋼製の丸棒状で、一端部にネジ部51が形成され、このネジ部51が両挟持部21、22を貫通して第2の挟持部22の外面(一片部102側の反対面)から突出している。また、ネジ部51が貫通する第2の挟持部22の挿入孔22aは、外面側に大径の略円錐台状で、ネジ部51との間に隙間を有し、図3、図4に示すように、第2の挟持部22が可動(揺動)自在となっている。一方、第1の挟持部21は、貫通部において足場体5に固定されており、第1の挟持部21の外面に当接するストッパ52が足場体5に設けられている。
そして、回転体6をネジ部51に締め込むことで、両挟持部21、22で一片部102が挟持される。すなわち、回転体6は、図5、図6に示すように、ナット61とハンドル62とが一体化したもので、第2の挟持部22から突出したネジ部51に、ハンドル62を手で回してナット61を締め込むことで、両挟持部21、22で一片部102が挟持されて、足場体5つまり昇降用ステップ1が主柱材101に固定される。一方、回転体6を緩めると、図3に示すように、バネ材24によって昇降用ステップ1が主柱材101に仮保持され、挟持体2を一片部102から引き抜けば昇降用ステップ1を取り外せるものである。ここで、ハンドル62は、手で回しても所定の力・トルクでナット61を締め込める形状に形成されている。
この実施の形態によれば、実施の形態1と同様に、昇降用ステップ1を工具を使わずに、かつ片手で着脱することが可能で、容易かつ安定して安全に、しかも、任意の位置に足場を送電線鉄塔に着脱することが可能となる。また、バネ材5の弾性力によって両挟持部21、22で一片部102を仮挟持するため、挟持体2(昇降用ステップ1)を一片部102により確実に仮保持することが可能となる。また、足場体5の端部のネジ部51に回転体6を締め込んで、両挟持部21、22で一片部102を挟持するため、挟持体2を一片部102により強固に固定することが可能となり、その結果、足場としての安定性、安全性が向上する。
(実施の形態4)
図7は、この実施の形態に係る昇降用ステップ1を示す(a)平面図と(b)正面図である。この実施の形態では、支持部7を備える点で実施の形態1、2と構成が異なり、実施の形態1、2と同等の構成については、同一符号を付することでその説明を省略する。
この支持部7は、挟持体2に下方に延びて設けられ、足場体4に人の足が載せられた際に、主柱材101に当接することで足場体4の撓みを抑制するものである。すなわち、平面形状が略コ字状の挟持体2の第1の挟持部21の内面21a側に磁石31が設けられ、第2の挟持部22に形成されたネジ孔22bに、ネジ棒状の締付バー(回転体)8が貫通して螺合されている。ここで、締付バー8の一端部(主柱材101側の端部)には円盤状の押圧部81が設けられ、他端部には、ハンドル82がスライド自在に設けられている。
また、第1の挟持部21の外側面に足場体4が設けられ、この足場体4と直交するように、第1の挟持部21の下面から支持部7が下方に延びて設けられている。この支持部7は、略直方体状で、足場体4に人の足などが載せられていない状態では、一片部102にわずかに接しているか、一片部102からわずかに離れるように形成されている。また、支持部7の長さ、厚みは、足場体4の撓みをより抑制できるように設定されている。
そして、挟持部21、22間に一片部102を挿入すると、磁石31の磁力によって第1の挟持部21が一片部102に付着し、締付バー8を締め込むと、締付バー8と第1の挟持部21とで一片部102が挟持されて、昇降用ステップ1が主柱材101に取り付けられる。この状態で足場体4に人の足などが載せられると、支持部7に矢印D方向のモーメントが生じて、支持部7が主柱材101に当接(押圧)する。これにより、支持部7が主柱材101で支持されて、足場体4が下方に撓むのが抑制される。
このような実施の形態によれば、足場体4に人の足などが載せられた際に、支持部7によって足場体4の撓みが抑制されるため、足場としての安定性、安全性が向上する。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、実施の形態4のみに支持部7を備えているが、他の実施の形態1〜3においても、支持部7を備えてもよい。また、実施の形態1において弾性体3を仮保持手段として設けているが、バネ・スプリングを設けてもよい。
1 昇降用ステップ
2 挟持体
21、22 挟持部
21a ネジ孔
24 バネ材(仮保持手段)
3 弾性体(仮保持手段)
31 磁石(仮保持手段)
4、5 足場体(回転体)
51 ネジ部
6 回転体
7 支持部
8 締付バー(回転体)
101 主柱材(構成部材)
102 一片部(構成部材)

Claims (5)

  1. 鉄塔を含む構造物を昇降するために、足場として取り付けられる昇降用ステップであって、
    対向する2つの挟持部を有し、該挟持部間に前記構造物の構成部材を挿入自在な挟持体と、
    前記挟持体に設けられ、前記挟持部間に前記構成部材を挿入することで、前記挟持体を前記構成部材に仮保持する仮保持手段と、
    前記挟持体に設けられ、人の足を載せる足場体と、
    前記挟持体に連結され、締め込むことで前記挟持体を前記構成部材に固定する回転体と、
    を備えることを特徴とする昇降用ステップ。
  2. 前記挟持体は、略コ字状で、平行な2つの面部が前記挟持部を構成し、
    前記仮保持手段は、一方の挟持部の内面に設けられた弾性体で構成され、前記挟持部間に前記構成部材を挿入することで、前記弾性体と他方の挟持部とで前記構成部材を仮挟持し、
    前記足場体は、前記一方の挟持部に形成されたネジ孔を貫通して螺合され、該足場体を前記回転体として締め込むと、該足場体と前記他方の挟持部とで前記構成部材を挟持する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の昇降用ステップ。
  3. 前記挟持体は、略コ字状で、平行な2つの面部が前記挟持部を構成し、
    前記仮保持手段は、一方の挟持部に設けられた磁石で構成され、前記挟持部間に前記構成部材を挿入することで、前記磁石の磁力によって前記一方の挟持部が前記構成部材に付着し、
    前記足場体は、他方の挟持部に形成されたネジ孔を貫通して螺合され、該足場体を前記回転体として締め込むと、該足場体と前記一方の挟持部とで前記構成部材を挟持する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の昇降用ステップ。
  4. 前記仮保持手段は、前記挟持部間に配設されたバネ材で構成され、前記挟持部間に前記構成部材を挿入することで、前記バネ材の弾性力によって前記両挟持部で前記構成部材を仮挟持し、
    前記足場体は、前記両挟持部を貫通し、足を載せる側とは反対側の端部にネジ部が形成され、
    前記回転体を前記ネジ部に締め込むことで、前記両挟持部で前記構成部材を挟持する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の昇降用ステップ。
  5. 前記挟持体に下方に延びて設けられ、前記足場体に人の足が載せられた際に、前記構成部材に当接することで前記足場体の撓みを抑制する支持部を備える、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の昇降用ステップ。
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