JP2017006292A - 吊下具及び鞄 - Google Patents

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Abstract

【課題】フック体に何れの方向から外力が加わっても同じ荷重で鞄本体からフック体が外れるようにすることができる吊下具及び鞄を提供する。
【解決手段】本発明に係る吊下具は、鞄本体に設けられた取付部材に掛止めされる連結部材と、この連結部材を介して前記取付部材に取付けられるフック体とを具備してなり、前記連結部材が、前記フック体に作用する荷重の方向に応じて首振り動作を行うように構成されるとともに前記フック体に一定以上の引張り荷重が作用した場合に変形し又は破壊されて前記フック体を前記取付部材に対して離脱させるように強度設定されたものである。本発明に係る鞄は鞄本体が具備する取付部材に当該吊下具を取り付けたものである。
【選択図】図7

Description

本発明は、吊下対象物を吊り下げるための吊下具及び当該吊下具を具備する鞄に関するものである。
従来、内容物を内部に収容するための鞄を利用するとき、収容部を有する鞄本体内に収容する荷物とは別に、鞄本体の外面に一部の荷物を吊り下げる、所謂吊下対象物として取り扱うことができるようにするための吊下具が提案されている。とくに鞄本体が、就学児童が背中に背負うことを目的とする所謂ランドセルである場合では、殆どのものが前記吊下具を設けることにより、鞄として取り扱われている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。
そして上述したような吊下具を使用する場合には従前より、吊下具に吊り下げられた吊下対象物が例えば使用者の移動中などにおいて不意に他の物に引っ掛かってしまい、このときに鞄本体に加わる大きな外力のために使用者の姿勢が大きく崩れてしまうといった現象が懸念されている。そこで上記各特許文献では、斯かる現象を回避すべく、上述のような大きな外力が生じたとき、吊下具の一部又は全部が鞄本体から吊下対象物ごと離脱し得る構成を適用している。
実用新案登録第2546948号公報 特許第4964166号公報
しかしながら特許文献1に記載のものは、上記外力が生じたときには、鞄本体に固定した取付部材を変形させることにより当該取付部材に掛けられたフック体を取付部材から離脱させる態様を適用しているため、繰り返しフック体が離脱するような場合は取付部材の強度が疲労により低下してしまう。そして当該取付部材は鞄本体を構成する素材の外面にリベット等により強固に固定されているため、取付部材の交換するときには特別な工具や手順を要するために鞄本体ごと修理の対象となり、使用者が使用出来ない期間を招来してしまう。また同文献に記載のものでは、外力が作用する方向によって取付部材に対するフック体の相対位置が異なるため、取付部材を変形させてフック体を離脱させるに足る荷重の大きさは、上記外力が作用する方向によって大きくばらつきがあるのが現状である。
また特許文献2に記載のものは、鞄本体側の取付部材とフック体とを、弾性変形課の連結杆(9)により接続しており、この連結杆が適宜フック体を離脱させることにより上記外力が生じても取付部材を損傷する不具合は起こり難い。しかしながら当該連結杆は取付部材及びフック体を所定の相対位置で固定する態様を適用しているため、上記外力が作用する方向によって、フック体を離脱させるのに要する荷重の大きさに大きくばらつきがあるのが現状である。
本発明は、このような不具合に着目したものであり、フック体に何れの方向から外力が加わっても同じ荷重で鞄本体からフック体が外れるようにすることができる吊下具及び鞄を提供することを目的としている。
本発明は、このような目的を達成するために、次のような手段を講じたものである。
すなわち本発明に係る吊下具は、鞄本体に設けられた取付部材に掛止めされる連結部材と、この連結部材を介して前記取付部材に取付けられるフック体とを具備してなり、前記連結部材が、前記フック体に作用する荷重の方向に応じて首振り動作を行うように構成されるとともに前記フック体に一定以上の引張り荷重が作用した場合に変形し又は破壊されて前記フック体を前記取付部材に対して離脱させるように強度設定されたものであることを特徴とする。
また本発明に係る鞄は、取付部材を備えた鞄本体と、当該吊下具とを具備してなることを特徴とする。
このようなものであれば、連結部材が荷重の方向に応じて首振動作可能に構成されているため、荷重を受ける連結部材の姿勢が荷重の方向によって変化してしまうことが抑制される。これにより、荷重の方向が変わっても連結部材に対し予め設定された強度に応じた荷重でフック体を離脱させることができる。すなわち本発明によれば、フック体に何れの方向から外力が加わっても同じ荷重で鞄本体からフック体が外れるようにすることができる吊下具及び鞄を提供することができる。加えて本発明によれば、連結部材を取り替えることでフック体が外れた後でも再度外れる前と同じ状態に容易に復元させることができる。すなわち大掛かりな修理等を強いられる取付部材の交換を行うことなく継続して使用することができる。
連結部材の強度設定を容易且つ正確に行い得るようにするためには、連結部材を、変形可能な樹脂製のものとすることが望ましい。
そしてフック体の着脱を容易なものとしつつ当該フック体の着脱を繰り返しても荷重によりフック体を離脱させるときの荷重の値に影響を及ぼさないようにし得る態様として、連結部材が、取付部材に掛けられる上端部及びフック体に係わり合う下端部を備えた一部に開口を有した輪状の連結部材本体と、この連結部材の開口に臨設され当該開口を取付部材又はフック体が通過するときに他の部位よりも優先して変形可能に設けられた先端が開放端である片持ち薄肉部とを備えたものである態様を挙げることができる。
ここで、本発明の「フック体」とは、吊下対象物を吊り下げ得る形状をなすものであれば、いわゆるS字フックと称されるような概略S字状をなす線材や線材を一周或いは二周以上円周状に成形した掛け止め用のリングやクリップといったものも勿論含まれる。なかでも特に、吊下対象物の取り扱いを容易にして使用し易い吊下具を構成するためには、フック体を、輪の一部が開閉し、吊下対象物を押し込むことにより連結可能に構成されたナス環とすることが好ましい。
ここで、ナス環とは、引っ掛けてつなぐのに使う、卵形の金属製の輪のことを指す。そして勿論当該ナス環には、カラビナといった岩登りにも用いられ得るような、ハーケンとザイルとを連絡するために強度を設定された、一部がばね式で開閉できる金属製の輪も含まれる。
特に、フック体に掛かる外力により鞄の使用者の姿勢を崩してしまうといった現象を有効に回避することができる態様として鞄本体を、外側面に取付部材を備えたランドセルとした態様を挙げることができる。
また、フック体に加わる外力を安定して連結部材に伝達させ得る態様として、取付部材が、外面にリベットを用いて止着された態様を挙げることができる。
また取付部材及び鞄本体の強度の維持と、連結部材の安定した首振動作とを両立させるためには、取付部材を、線材を環状に成形し基端部側をプレスにより平らに成形した外面に密着するプレス領域と、線材自体の断面形状を維持しながら外面から離間するように成形した線状領域とを有するものとすることが望ましい。
そして連結部材の首振動作を円滑に行わせ得る取付部材の具体的な態様として、記線状領域の先端で連結部材を支持するとともに連結部材が線状領域と外面との間のスペースを利用して首振動作する態様を挙げることができる。
本発明によれば、フック体に何れの方向から外力が加わっても同じ荷重で鞄本体からフック体が外れるようにすることができる吊下具及び鞄を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る外観図。 同実施形態に係る正面図。 同実施形態に係る斜視図。 同実施形態に係る分解斜視図。 同実施形態に係る分解正面図。 同実施形態に係る分解側面図。 同実施形態に係る作用説明図。 同上。 同上。
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
本実施形態に係る鞄は、図1に示すように、例えば就学児童が通学時に背負って使用するランドセルとして取り扱われる鞄本体1と、この鞄本体1に取り付けられた吊下具5とを有するものである。ここで、本実施形態では鞄本体1自体を「ランドセル」と称するものとして以下記載するが勿論、当該鞄本体1と吊下具5とを有する鞄そのものを「ランドセル」と称する態様を否定するものではない。
鞄本体1は、皮革或いは人工皮革素材を適宜縫製或いはリベット10等によりカシメることにより成形されたもので、例えば前面側で使用者の背中に密着する背当て1aと、この背当て1a後方に箱状に成形された収容部1bと、背当て1aの上端を基端とし、収容部1bの上方及び後方から覆う被せ蓋1cと、背当て1aの上下端を環状につなぐように対をなして設けられ使用者の肩を周回する図示しない肩ベルトとを有する通常のランドセルとして好適に利用され得るものである。そして収容部1bは、上方に向いた取出口1dと、両側面を若干の撓み変形を可能に設けたマチ1eと、後ろ側に別途ポケット等を設けた後面板1fと、この後面板1fからマチ1eに亘って補強する目的で強固に縫いつけ及びカシメにより取り付けられた帯状体1gとを有している。この帯状体1gには2箇所のリベット10が止着されており、帯状体1g前端に設けられたリベット10は、マチ1eに対し直接固定するために設けられ、図示後ろ側に設けられたリベット10はマチ1eには固定されておらず、専らマチ1eの外側面に取付部材11を強固に固定するためのものである。
ここで、本実施形態に係る吊下具5は、鞄本体1に設けられた取付部材11に掛止めされる連結部材2と、この連結部材2を介して取付部材11に取付けられるナス環3たるナス環3とを具備してなり、連結部材2が、ナス環3に作用する荷重の方向に応じて首振り動作を行うように構成されるとともにナス環3に一定以上の引張り荷重が作用した場合に変形し又は破壊されてナス環3を取付部材11に対して離脱させるように強度設定されたものであることを特徴とする。また上述の通り、本実施形態に係る鞄は当該吊下具5と、取付部材11を有する鞄本体1とを具備する。
以下、鞄本体1が具備する取付部材11、及び吊下具5の構成について図1〜図6を参照しつつ説明する。
取付部材11は、図1〜図6に示すように、例えば鋼製の線材に曲げ加工及びプレス加工を施すことによって形成されたもので、プレス加工が施されたプレス領域11aが、収容部1bのマチ1e及び帯状体1gの間にマチ1eの外面に密着しながら位置付けられることで、帯状体1gが外方に不要に膨らむことを回避している。当該プレス領域11aには、鞄本体1を構成する素材の外面にリベット10を用いて止着されるための固定穴14を形成すべく環状に形成された環状プレート12と、当該環状プレート12の下端から左右斜め下方へ向けて拡開しながら延出する延出プレート13とが位置付けられている。また延出プレート13の下方の領域は、プレス加工がなされておらず線材自体の断面形状を維持しながら外面から離間するように成形された線状領域11bとなっている。この線状領域11bには、マチ1eとの間にスペース11cを設けるべく延出プレート13から屈曲して伸びる持出杆16と、この持出杆16の下端同士を直線状に接続する、表面を円筒面15aとした断面視真円形状をなす取付軸15とを有している。また本実施形態では、当該持出杆16の内面を、連結部材2が横方向へずれるのを禁止するための規制縁17としている。そして本実施形態では、マチ1eの外面と取付軸15との間の離間寸法であるスペース11cの寸法を、連結部材2の上端部21の樹脂素材の厚み寸法以上に設定している。
連結部材2は、図1〜図6に示すように、上述の通りナス環3とともに吊下具5を構成するものであり、例えばナイロンといった変形可能な樹脂製のもので、取付部材11に首振動作可能に支持される上端部21と、ナス環3を支持する下端部22と、これら上端部21及び下端部22を連結する垂下壁24と、この垂下壁24に対向する側において下端部22から上方に肉厚を薄くしながら延出し且つ上端部21との間に隙間2sを形成するように設けた片持ち薄肉部たる薄肉変形部23とを有している。そして当該連結部材2における上端部21、下端部22及び垂下壁24が一体的に連続し断面視C字状すなわち一部に開口(隙間2s)を有した輪状の連結部材本体に相当する。すなわち当該連結部材2は、斯かる連結部材本体と、この連結部材2の開口たる隙間2sに臨設され当該隙間2sを取付部材11又はナス環3が通過するときに他の部位よりも優先して変形可能に設けられた片持ち薄肉部たる薄肉変形部23とを備えている。なお同図では連結部材2は薄肉変形部23が鞄本体1側に面するように取り付けられているが、これは薄肉変形部23が外方に露出し他のものに干渉されてしまうことを回避するためであるが勿論、鞄本体1に対して連結部材2を取り付ける表裏の向きを限定するものではない。
また当該連結部材2は、上端部21の幅寸法を下端部22の幅寸法よりも大きく設定している。具体的に説明すると、連結部材2は、上端部21から垂下壁24の一部に亘って樹脂素材を幅広く成形した幅広領域2aと、垂下壁24の下側の一部、下端部22及び薄肉変形部23に亘って幅広領域2aよりも巾寸法を狭く形成した幅狭領域2bと、これら幅広領域2a及び幅狭領域2bに対しテーパ形状を形成しながら介在する禁止面2cとを有している。
つまりこの連結部材2を取付部材11へ取り付けるときは取付軸15を隙間2sから通して幅狭領域2b、禁止面2cを通過させながら上端部21まで移動させる。一方この連結部材2にナス環3を取り付けるときには隙間2sから下端部22まではナス環3を移動できるものの、上端部21側へ移動させようとしても禁止面2cの箇所で巾寸法がナス環3の巾寸法よりも大きくなるので、ナス環3が上端部21側へ移動し得ない。
ナス環3は、本実施形態では輪の一部が開閉し、吊下対象物を押し込むことにより連結可能に構成された通常のものである。このナス環3は、連結部材2に掛けられる引掛穴31と、この引掛穴31の下方に設けられ吊下対象物を吊り下げるための吊下体32とを有している。引掛穴31は、連結部材2の下端部22の掛止面に対応する引掛端33と、下端部22を両側から挟み込む側縁34とを有している。吊下体32は、マチ1eの外側面に接し得る本体35と、この本体35から突出し輪の一部を開閉させ得るように動作可能に設けられた開閉部36と、本体35の下縁から屈曲形状をなして突出して吊下対象物を掛けるためのフック部37とを有している。開閉部36は、本実施形態では金属或いは樹脂製の線材からなる開閉体36bと、この開閉体36bを回転可能に支持する軸受け36aとを有している。本実施形態ではこの開閉体36bの両端が軸受け36aに軸支される位置を上下にずらしながらフック部37に当接させることにより、外力による開閉体36bの開き動作時に素材が捻られようにし、上記外力が解除されれば当該捻れに対する反発力により再びフック部37に当接するようにしている。フック部37は吊下対象物を掛け止める吊下面37aと、開閉体36bの先端に当接して輪を閉じる役割を担う閉止面37bとを有している。そして開閉体36bはフック部37に対し当接する方向に上記反発力に起因する弾性付勢されているが、吊下対象物を掛ける際には反発力に抗して開閉体36bを押圧すれば開閉体36bと閉止面37bとの間から吊下対象物の上端を挿入することができる。また当該吊下対象物の上端を挿入後は、上記反発力に起因する弾性付勢により再び開閉体36bが閉止面37bに再び当接する。
しかして本実施形態では図7〜図9に示すように、ナス環3に対して下方向、横方向並びに上方向の何れの方向に荷重が加わった場合でも連結部材2に予め設定された強度に対応した荷重を超えると外れるようになっている。同図では、ナス環3に掛かる荷重がそれぞれ下方向、横方向並びに上方向に掛かった場合の動作を模式的に示している。なお本実施形態では連結部材2の上端部21は両側が取付部材11の規制縁17に拘束されて取付部材11は連結部材2に対し取付軸15の軸芯の延出方向にずれることはない。また取付部材11の下端部22の両側はナス環3の側縁34近傍に設定されるため、ナス環3は、連結部材2に対して上記の延出方向にずれることはない。それ故本実施形態ではナス環3に加わる荷重がいずれの方向であっても以下に記す首振り方向すなわち図示上下方向の回転動作へと変換される。
具体的に説明すると、図7に矢印に示すようにナス環3に対し上から下方向の荷重が掛かったとき、同図並びに図1、図2及び図3に示す状態から連結部材2はなんら動作を行うことなく荷重を受ける。このときの荷重は、上端部21、下端部22及び垂下壁24すなわち連結部材本体が専ら受けることになる。一方薄肉変形部23は下端部22に片持ち支持されており先端は上端部21に対し隙間2sを隔てて形成された自由端となっているので、当該荷重になんら関係が無い。
そして、図7右側にて示すように、矢印で示した荷重が一定の値を超えると本実施形態では上端部21が変形することにより、取付部材11と連結部材2との接続が解除され、ナス環3が鞄本体1から離脱する。上記一定の値とは、連結部材2を構成する素材や厚み寸法やその他具体的形状を適宜設定される。本実施形態では例えば鞄本体1を背負っている就学児童の姿勢が崩されてしまうような荷重が掛かると同図のようにナス環3が鞄本体1から離脱する。
そして図8では、矢印に示すようにナス環3に対し横方向の荷重が掛かった状態を示している。同図に示すように、連結部材2は、ナス環3に掛かる荷重方向に応じて、取付部材11に対し首振動作を行う。換言すれば、取付部材11の取付軸15を中心とした回転動作を行なうことにより、連結部材2が荷重方向に沿った向きへと姿勢変更を行う。当該首振動作により、ナス環3と連結部材2との相対位置は図7に示す状態と殆ど変化が無い。そして本実施形態では、取付部材11の取付軸15を断面略真円形状に形成するとともに上端部21の摺接面を略真円形状に設定し、上端部21を構成する樹脂素材の厚み寸法を上端部21の略全域に亘って同じとなるように設定している。これにより、首振動作によって図7に示す状態とは、取付部材11及び連結部材2の相対位置は異なるものの、互いに接している箇所及びその周辺の形状が図7に示す態様、特に図7のA部拡大断面図及び図8のB部拡大断面図に示すように、略同じとなっている。これにより、図8に示すような荷重が掛かっても、図7に示すときと略同じ荷重により連結部材2が変形し、ナス環3が鞄本体1から離脱する。
さらに図9では、矢印に示すようにナス環3に対し下から上方向の荷重が掛かった状態をしめしている。同図に示すように、連結部材2は図8同様、取付部材11の取付軸15を中心とした回転動作を行なうことにより、連結部材2が荷重方向に沿った向きへと姿勢変更を行う。当該首振動作により、ナス環3と連結部材2との相対位置は図7及び図8に示す状態と殆ど変化が無い。そして本実施形態では上述同様に、取付軸15の形状並びに上端部21の形状により、首振動作によって図7及び図8に示す状態とは、取付部材11及び連結部材2の相対位置は異なるものの、互いに接している箇所及びその周辺の形状が図7並びに図8示す態様、特に図7のA部拡大断面図及び図8のB部拡大断面図に示すように、図9のC部拡大断面図においても略同じとなっている。これにより、図9に示すような荷重が掛かっても、図7及び図8に示すときと略同じ荷重により連結部材2が変形し、ナス環3が鞄本体1から離脱する。
すなわち本実施形態の吊下具5によれば、ナス環3への荷重が、下方向、垂直方向、上方向の何れの方向に加わった場合でも同じ荷重で外れる。また、この連結部材2は鞄本体1に固定されていないため、樹脂素材の強度が低下した場合でも、容易に交換が可能である。
以上のような構成とすることにより、本実施形態に係る吊下具5は、鞄本体1に設けられた取付部材11に支持されるフック体たるナス環3と、このナス環3と取付部材11との間に介設されナス環3に作用する荷重に応じて首振り動作を行う連結部材2とを具備してなり、連結部材2が、ナス環3に一定以上の引張り荷重が作用した場合に変形し又は破壊されてナス環3を取付部材11に対して離脱させるように強度が設定されている。これにより、連結部材2が荷重の方向に応じて首振動作可能に構成されているため、荷重を受ける連結部材2の姿勢が荷重の方向によって変化してしまうことが抑制される。これにより、荷重の方向が変わっても連結部材2に対し予め設定された強度に応じた荷重でナス環3を離脱させることができる。加えて本実施形態によれば、一度ナス環3を離脱させて連結部材2が変形してしまっても、連結部材2のみを交換すればよい。これにより、当該連結部材2を取り替えることでフック体たるナス環3が外れた後でも再度外れる前と同じ状態に容易に復元させ得るものとなっている。すなわち、リベット10による固定を解除するような専用の工具を用いる大掛かりな修理を強いられる取付部材11の交換を行うことなく継続して使用できる。
連結部材2の強度設定を容易且つ正確に行い得るようにするために本実施形態では、連結部材2を、変形可能な樹脂製の、具体的にはナイロン製の一体成形されたものとしている。
そしてナス環3の着脱を容易なものとしつつ当該ナス環3の着脱を繰り返しても荷重によりナス環3を離脱させるときの荷重の値に影響を及ぼさないようにし得る態様として本実施形態では、連結部材2が、取付部材11に掛けられる上端部21及びナス環3に係わり合う下端部22を備えた一部に開口を有した輪状の連結部材本体21、22、24と、この連結部材2の開口たる隙間2sに臨設され当該開口を取付部材11又はナス環3が通過するときに他の部位よりも優先して変形可能に設けられた先端が開放端である片持ち薄肉部たる薄肉辺形部とを備えたものである態様としている。特に薄肉変形部23の先端を開放端としているので、繰り返しナス環3を着脱して当該薄肉変形部23のみの強度に変化を来したとしても、荷重に対応する上端部21、下端部22を離間させる外力には当該薄肉変形部23の箇所の強度は何ら関係が無いので、薄肉変形部23によるナス環3の着脱及び取付部材11に対する着脱の容易さと設定された強度の安定した維持とを両立せしめている。
加えて本実施形態では、連結部材2を、上端部21の幅寸法を下端部22の幅寸法よりも大きく設定し、下端部22に掛けられるナス環3が上端部21側に移動し得ないようにすることで、常に取付部材11とナス環3とが常に両端に位置することで変形し易い姿勢となることを有効に回避している。
特に本実施形態では、連結部材2の形状を、取付部材11並びにナス環3の幅寸法に応じつつ、可能な限りできるだけ幅広に設定している。これにより、樹脂素材の厚み寸法の設定が、変形を起こす離脱荷重値に比例し易く且つ個体間のばらつきを低減し、当該離脱荷重値の正確さを有効に向上せしめている。併せて連結部材2の形状を幅広に設定することにより、取付部材11と連結部材2との間のがたつきも、連結部材2とナス環3との間のがたつきも無くしている。
加えて本実施形態では、吊下対象物の取付を就学児童でも容易に行い得るように構成するため、数あるフック体の中の一例として、輪の一部が開閉し、吊下対象物を押し込むことにより連結可能に構成されたナス環3を採用している。
また本実施形態では、鞄本体1を、外側面に取付部材11を備えたランドセルとした態様としているが、上述の通りナス環3たるナス環3に掛かる下方向、横方向、上方向の何れの方向に加わった場合でも同じ荷重で外れるようにして、ナス環3への外力によって就学児童が姿勢を崩してしまうといった現象が生ずる可能性を有効に排除している。
また、ナス環3に加わる荷重を安定して連結部材2に伝達させるべく本実施形態では、取付部材11が、外面にリベット10を用いて強固に止着された態様としている。
また取付部材11及び鞄本体1の強度の維持と、連結部材2の安定した首振動作とを両立させるために本実施形態では、取付部材11を、線材を環状に成形し基端部側をプレスにより扁平に成形した外面に密着するプレス領域11aと、線材自体の断面形状を維持しながら外面から離間するように成形した線状領域11bとを有するものとしている。
そして連結部材2の首振動作を円滑に行わせ得る取付部材11の具体的な態様として本実施形態では、記線状領域11bの先端で連結部材2を支持するとともに連結部材2が線状領域11bと外面との間のスペース11cを利用して首振動作する態様を適用している。
特に本実施形態では上記スペース11cの寸法を連結部材2の上端部21の厚み寸法よりも大きく設定しているので、連結部材2の首振動作が鞄本体1側の構成になんら干渉されることはなく、荷重の方向に応じたスムーズな首振動作を実現している。
以上、本発明の実施形態について説明したが、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
例えば、上記実施形態では取付部材がリベットに対して強固に固定されている態様を開示したが、勿論、取付部材がリベットを軸としてマチの面方向に沿って回動可能としたものであってもよい。また上記実施形態では連結部材の上端部が下端部に優先して変形することによりフック体を離脱させる態様を開示したが勿論、下端部を上端部に優先して変形する態様であっても良い。この場合、片持ち薄肉部は上端部側に片持ち支持させ、下端部との間に隙間たる開口を形成することが好ましい。さらに、フック体や鞄本体の具体的な態様は上記実施形態のものに限定されることはなく、既存のものを含め、種々の態様のものを適用することができる。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
本発明は吊下対象物を吊り下げるための吊下具及び当該吊下具を具備する鞄として利用することができる。
1…鞄本体
10…リベット
11…取付部材
11a…プレス領域
11b…線状領域
11c…スペース
15…取付軸
16…持出杆
2…連結部材
2a…巾広領域
2b…巾狭領域
2c…禁止面
21…上端部
22…下端部
23…片持ち薄肉部(薄肉変形部)
3…フック体(ナス環)
5…吊下具

Claims (9)

  1. 鞄本体に設けられた取付部材に掛止めされる連結部材と、この連結部材を介して前記取付部材に取付けられるフック体とを具備してなり、
    前記連結部材が、前記フック体に作用する荷重の方向に応じて首振り動作を行うように構成されるとともに前記フック体に一定以上の引張り荷重が作用した場合に変形し又は破壊されて前記フック体を前記取付部材に対して離脱させるように強度設定されたものである吊下具。
  2. 前記連結部材が、変形可能な樹脂製のものである請求項1記載の吊下具。
  3. 前記連結部材が、前記取付部材に掛けられる上端部及び前記フック体に係わり合う下端部を備えた一部に開口を有した輪状の連結部材本体と、この連結部材の前記開口に臨設され当該開口を前記取付部材又は前記フック体が通過するときに他の部位よりも優先して変形可能に設けられた先端が開放端である片持ち薄肉部とを備えたものである。
  4. 前記フック体が、輪の一部が開閉し、吊下対象物を押し込むことにより連結可能に構成されたナス環である請求項1、2又は3記載の吊下具。
  5. 取付部材を備えた鞄本体と、請求項1、2、3又は4記載の吊下具とを具備してなる鞄。
  6. 前記鞄本体が、外側面に前記取付部材を備えたランドセルである請求項5記載の鞄。
  7. 前記取付部材が、外面にリベットを用いて止着されたものである請求項5又は6記載の鞄。
  8. 前記取付部材が、線材を環状に成形し基端部側をプレスにより平らに成形した前記外面に密着するプレス領域と、前記線材自体の断面形状を維持しながら前記外面から離間するように成形した線状領域とを有するものである請求項7記載の鞄。
  9. 前記線状領域の先端で前記連結部材を支持するとともに前記連結部材が前記線状領域と前記外面との間のスペースを利用して首振動作する請求項8記載の鞄。
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