JP2017009187A - 空調装置 - Google Patents

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敦 粕谷
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Abstract

【課題】除湿性能と省エネルギー性能の更なる向上を図ること。【解決手段】熱交換部にて加熱された熱搬送媒体を加熱部15に循環供給する熱搬送媒体循環回路16が備えられ、熱交換部として、圧縮機6を駆動する駆動部14の排熱により熱搬送媒体を加熱する駆動排熱用熱交換部17と冷媒回路2の冷媒により熱搬送媒体を加熱する冷媒排熱用熱交換部18とが備えられ、且つ、熱搬送媒体循環回路16において、駆動排熱用熱交換部17と冷媒排熱用熱交換部18とが直列に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は、空調対象空間の空調を行う空調装置に関する。
上記空調装置として、例えば、空調対象空間の冷房や暖房を行う直膨式の冷暖房装置と、空調対象空間の除湿を行うデシカント装置とを組み合わせた空調装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この特許文献1に記載の装置では、冷暖房装置が、圧縮機、室外熱交換器、膨張部、室内熱交換器に冷媒を通流させる冷媒回路を備えており、空調対象空間に備えられた室内熱交換器に冷媒を供給することで、空調対象空間の冷房や暖房を行う。デシカント装置は、室外の空気を室内に供給する給気路と、室内の空気を室外に排気する排気路と、給気路にて室外から室内に供給される空気の水分を吸着し、排気路にて室内から室外に排気される空気に水分を放出する除湿部(デシカントロータ)とを備えており、空調対象空間の換気及び除湿を行う。
上記特許文献1に記載のシステムでは、排気路のデシカントロータよりも上流側に加熱部を備えており、この加熱部にてデシカントロータに供給する前の空気を加熱することで、乾燥された空気に対してデシカントロータからの水分を放出して、デシカントロータの再生を行っている。加熱部は、圧縮機を駆動するエンジンの排熱、及び、冷媒回路における凝縮熱を利用して空気を加熱しており、圧縮機を駆動するエンジンの排熱、及び、冷媒回路における凝縮熱をデシカントロータの再生に利用することで、省エネルギー化を図っている。
特開2003−279070号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の装置では、単に、エンジンの排熱や冷媒回路における凝縮熱をデシカントロータの再生に利用する点が記載されているだけである。よって、デシカントロータの再生への熱利用を効率良く行うことで、省エネルギー性能の更なる向上が望まれており、除湿性能についても更なる向上が望まれている。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、省エネルギー性能及び除湿性能の更なる向上を図ることができる空調装置を提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、圧縮機、室外熱交換器、膨張部、及び、室内熱交換器に冷媒を通流させる冷媒回路と、空調対象空間外の空気を空調対象空間内に供給する給気路と、空調対象空間内の空気を空調対象空間外に排気する排気路と、前記給気路にて空調対象空間内に供給される空気の水分を吸着し、前記排気路にて空調対象空間外に排気される空気へ水分を放出する除湿部と、前記排気路にて前記除湿部に供給される前の空気を加熱する加熱部とが備えられた空調装置において、
熱交換部にて加熱された熱搬送媒体を前記加熱部に循環供給する熱搬送媒体循環回路が備えられ、前記熱交換部として、前記圧縮機を駆動する駆動部の排熱により熱搬送媒体を加熱する駆動排熱用熱交換部と前記冷媒回路の冷媒により熱搬送媒体を加熱する冷媒排熱用熱交換部とが備えられ、且つ、前記熱搬送媒体循環回路において、前記駆動排熱用熱交換部と前記冷媒排熱用熱交換部とが直列に配置されている点にある。
本特徴構成によれば、熱搬送媒体循環回路では、直列に配置された冷媒排熱用熱交換部と駆動排熱用熱交換部とに熱搬送媒体を通流させて加熱させるので、熱搬送媒体の全量に対して、2段階の熱交換を行うことができる。これにより、冷媒排熱と駆動排熱とを効率良く回収でき、その効率よく回収した冷媒排熱と駆動排熱とを除湿部(デシカントロータ)の再生に利用でき、省エネルギー性能の更なる向上を図ることができる。しかも、加熱部では、冷媒排熱と駆動排熱とを効率良く回収した熱搬送媒体にて除湿部に供給される前の空気を加熱できるので、適切に乾燥させた空気を除湿部に供給できる。よって、排気路における除湿部(デシカントロータ)から空気への水分の放出を十分に行うことができるので、給気路では水分が十分に放出された除湿部(デシカントロータ)にて水分の吸着を十分に行うことができ、除湿性能の更なる向上も図ることができる。
本発明の第2特徴構成は、前記駆動部は、エンジンにて構成され、前記熱搬送媒体循環回路は、前記冷媒排熱用熱交換部、前記駆動排熱用熱交換部の順に熱搬送媒体を通流させる点にある。
本特徴構成によれば、駆動排熱であるエンジン排熱は、エンジン冷却水や排ガス等の高温の排熱であることから、冷媒排熱用熱交換部、駆動排熱用熱交換部の順に熱搬送媒体を通流させることで、駆動排熱用熱交換部では、冷媒排熱用熱交換部にて加熱された熱搬送媒体をより高温まで安定して加熱できる。これにより、冷媒排熱についても、駆動排熱についても、効率良く十分に回収することができ、省エネルギー性能の更なる向上を適切に図ることができるとともに、加熱部にて高温の熱搬送媒体にて空気を加熱して、十分に乾燥させた空気を除湿部に供給でき、除湿性能の更なる向上をも適切に図ることができる。
本発明の第3特徴構成は、空調対象空間に、複数の室内熱交換器が備えられ、前記冷媒回路は、複数の室内熱交換器の夫々に冷媒を通流させる点にある。
本特徴構成によれば、空調対象空間が、例えば、ビルの内部空間等の大きな空間であっても、複数の室内熱交換器によって適切に冷房や暖房を行うことができる。よって、省エネルギー性能及び除湿性能の向上を図りながら、空調対象空間の冷暖房及び除湿を適切に行うことができ、ビル用マルチ空調装置として汎用性の高いものとなる。
本発明の第4特徴構成は、前記冷媒回路は、前記冷媒排熱用熱交換部において、前記室外熱交換器を通過する前の過熱蒸気の冷媒により熱搬送媒体を加熱させ、前記冷媒回路の冷媒により前記給気路にて空調対象空間内に供給される空気を冷却する冷却部を備えている点にある。
本特徴構成によれば、冷媒排熱用熱交換部では、室外熱交換器を通過する前の過熱蒸気の熱媒により熱搬送媒体を加熱することで、より多くの冷媒排熱を回収することができ、省エネルギー性能の向上を図ることができる。しかも、冷却部では、冷媒回路の冷媒が有する熱を利用して、空調対象空間内に供給される空気を冷却するので、空調対象空間を快適に空調できながらも、省エネルギー性能の向上を図ることができる。
第1実施形態における空調装置の概略構成を示す図 第2実施形態における空調装置の概略構成を示す図 第3実施形態における空調装置の概略構成を示す図 第4実施形態における空調装置の概略構成を示す図
本発明に係る空調装置の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔第1実施形態〕
この空調装置100は、図1に示すように、例えば、ビル等の建物の室内を空調対象空間1とし、室外機10と、複数の室内機12と、室外機10と室内機12とを繋ぐ冷媒回路2と、給気路3と、排気路4と、デシカントロータ5(除湿部に相当する)とが備えられている。そして、室外機10、室内機12、及び、冷媒回路2によって、空調対象空間1の冷房や暖房を行い、給気路3、排気路4、及び、デシカントロータ5によって、空調対象空間1の換気や除湿を行う。ちなみに、図1では、室内機12の数を3つとしているが、この数は適宜変更することができる。
冷媒回路2は、圧縮機6、室外熱交換器7、複数の膨張弁8(膨張部に相当する)、及び、複数の室内熱交換器9に冷媒を通流させるように構成されている。圧縮機6は、エンジン14(駆動部に相当する)によって駆動されている。複数の室内熱交換器9は、並列接続されており、冷媒が分岐して複数の室内熱交換器9の夫々に供給されている。室外機10には、圧縮機6、室外熱交換器7、及び、室外ファン11が備えられており、室外熱交換器7において室外ファン11にて通風される空気(外気)を冷媒と熱交換させている。空調対象空間1に対して複数の室内機12が備えられており、それら複数の室内機12の夫々には、膨張弁8、室内熱交換器9、及び、室内ファン13が備えられている。複数の室内機12の夫々では、室内ファン13によって、空調対象空間1から吸い込んだ空気を室内熱交換器9に供給し、その供給後の空気を空調対象空間1に戻すようにしており、空調対象空間1内の空気を室内熱交換器9にて冷媒と熱交換させる状態で循環させている。
図1に示す冷媒回路2では、圧縮機6、室外熱交換器7、複数の膨張弁8、複数の室内熱交換器9の順に冷媒を循環供給させることで、室外熱交換器7を凝縮器として機能させるとともに、複数の室内熱交換器9の夫々を蒸発器として機能させて、空調対象空間1の冷房を行うようにしている。
ちなみに、図示は省略するが、冷媒回路2に冷媒の通流状態を切り替える切替弁(例えば、四方弁)を設け、その切替弁によって、圧縮機6、複数の室内熱交換器9、複数の膨張弁8、室外熱交換器7の順に冷媒を循環供給させる状態に切り替えることで、室外熱交換器7を蒸発器として機能させるとともに、複数の室内熱交換器9を凝縮器として機能させて、空調対象空間1の暖房も行うことができる。
給気路3は、空調対象空間1外の空気(外気)を空調対象空間1内に供給する流路にて構成されており、排気路4は、空調対象空間1内の空気を空調対象空間1外に排気する流路にて構成されている。給気路3と排気路4とは隣接して備えられており、デシカントロータ5は、図外の駆動部により回転駆動することで、給気路3と排気路4を交互に通過するように配置されている。デシカントロータ5は、例えば、高分子収着剤や、ゼオライト、シリカゲル等の吸着剤を備えており、給気路3にて空調対象空間1内に供給される外気の水分を吸着し、排気路4にて空調対象空間1外に排気される空気へ水分を放出するように構成されている。ここで、除湿部として、回転駆動式のデシカントロータ5を例示したが、例えば、給気路3での水分の吸着処理と排気路4での水分の放出処理を交互に切り替え可能なバッチ式の除湿部を適用することもでき、その他各種の除湿部を適用することができる。
このようにして、冷媒回路2によって空調対象空間1の冷房や暖房を行いながら、給気路3、排気路4、及び、デシカントロータ5によって空調対象空間1の換気及び除湿を行うようにしている。この空調装置100では、空調対象空間1に対して複数の室内熱交換器9を備えているので、空調対象空間1が大きな空間であっても、複数の室内熱交換器9によって適切に冷房や暖房を行える。空調装置100は、多種多様な建物に対して用いることができ、ビル用マルチ空調装置等の汎用性の高いものとなっている。
この空調装置100では、排気路4にてデシカントロータ5に供給される前の空気を加熱する加熱部15と、熱交換部17,18にて加熱された熱搬送媒体を加熱部15に循環供給する熱搬送媒体循環回路16とが備えられている。そして、熱交換部17,18として、エンジン14の排熱により熱搬送媒体を加熱する駆動排熱用熱交換部17と冷媒回路2の冷媒により熱搬送媒体を加熱する冷媒排熱用熱交換部18とが備えられている。ここで、熱搬送媒体として、例えば、熱源水や冷媒等、各種の熱搬送媒体を適用することができる。
加熱部15は、熱搬送媒体の供給を受けてその熱搬送媒体にて空気を直接加熱する熱交換器にて構成されており、排気路4において空気の通流方向でデシカントロータ5の手前箇所に配置されている。熱搬送媒体循環回路16では、駆動排熱用熱交換部17と冷媒排熱用熱交換部18とが直列に配置されており、冷媒排熱用熱交換部18、駆動排熱用熱交換部17の順に熱搬送媒体を通流させている。熱搬送媒体循環回路16には、熱搬送媒体循環ポンプ19が備えられ、その熱搬送媒体循環ポンプ19を駆動させることで、冷媒排熱用熱交換部18、駆動排熱用熱交換部17の順に通流させて加熱された熱搬送媒体を加熱部15に循環供給している。
エンジン14の排熱を駆動排熱用熱交換部17に供給するために、エンジン14の排熱を回収した熱媒体を駆動排熱用熱交換部17に循環供給する駆動排熱回収回路20が備えられている。駆動排熱回収回路20には、駆動排熱回収ポンプ21が備えられ、その駆動排熱回収ポンプ21を駆動させることで、例えば、エンジン14の冷却水や燃焼排ガスと熱媒体との熱交換等によりエンジン14の排熱を熱媒体にて回収し、その熱媒体を駆動排熱用熱交換部17に循環供給している。ここで、例えば、エンジン14の冷却水を熱媒体として、エンジン14の冷却水を駆動排熱用熱交換部17に循環供給することもできる。
冷媒回路2は、圧縮機6、冷媒排熱用熱交換部18、室外熱交換器7、膨張弁8、室内熱交換器9の順に冷媒を循環させている。これにより、冷媒回路2は、冷媒排熱用熱交換部18において、室外熱交換器7を通過する前の過熱蒸気の冷媒により熱搬送媒体を加熱させている。
以下、空調装置100によって、空調対象空間1の冷房、除湿及び換気を行う場合について説明する。
冷媒回路2は、エンジン14にて圧縮機6を駆動することで、圧縮機6、冷媒排熱用熱交換部18、室外熱交換器7、複数の膨張弁8、複数の室内熱交換器9の順に冷媒を循環させている。これにより、複数の室内熱交換器9の夫々を蒸発器として機能させて、空調対象空間1の冷房を行う。
また、デシカントロータ5は、図外の駆動部により回転駆動することで、給気路3にて空調対象空間1内に供給される外気の水分を吸着し、排気路4にて空調対象空間1外に排気される空気へ水分を放出している。これにより、空調対象空間1内に低湿の外気が供給されるとともに、空調対象空間1内の空気の一部が外部に排気されて、空調対象空間1の除湿及び換気を行う。
そして、冷媒回路2では、圧縮機6の駆動によって、室外熱交換器7を通過する前の過熱蒸気の冷媒が冷媒排熱用熱交換部18に供給されているとともに、駆動排熱回収回路20では、駆動排熱回収ポンプ21の駆動によって、エンジン14の排熱を回収した熱媒体が駆動排熱用熱交換部17に供給されている。これにより、冷媒排熱用熱交換部18では、室外熱交換器7を通過する前の過熱蒸気の冷媒にて熱搬送媒体を加熱するとともに、駆動排熱用熱交換部17では、エンジン14の排熱を回収した熱媒体にて熱搬送媒体を加熱している。
このとき、熱搬送媒体循環回路16では、熱搬送媒体循環ポンプ19の駆動によって、冷媒排熱用熱交換部18及び駆動排熱用熱交換部17にて加熱された熱搬送媒体を加熱部15に供給している。これにより、加熱部15において熱搬送媒体にてデシカントロータ5に供給される前の空気を加熱することで、乾燥させた空気をデシカントロータ5に供給することができる。よって、排気路4におけるデシカントロータ5から空気への水分の放出を十分に行うことができるので、給気路3では水分が十分に放出されたデシカントロータ5にて水分の吸着を十分に行うことができ、除湿性能を向上することができる。
ここで、熱搬送媒体循環回路16は、直列に配置された冷媒排熱用熱交換部18と駆動排熱用熱交換部17とに対して、冷媒排熱用熱交換部18、駆動排熱用熱交換部17の順に熱搬送媒体を通流させている。これにより、熱搬送媒体の全量に対して、2段階の熱交換を行うことで冷媒排熱と駆動排熱とを効率良く回収できる。しかも、冷媒排熱用熱交換部18では、室外熱交換器7を通過する前の過熱蒸気の冷媒にて熱搬送媒体を加熱することができ、冷媒が有する熱を効率良く且つ効果的に回収することができる。更に、駆動排熱であるエンジン排熱は、エンジン冷却水や排ガス等の高温の排熱であることから、駆動排熱用熱交換部17では、熱搬送媒体をより高温まで安定して加熱できる。以上のことから、加熱部15では、冷媒排熱と駆動排熱とを効率良く回収してより高温まで加熱された熱搬送媒体にて、デシカントロータ5に供給される前の空気を加熱できるので、空気を十分に乾燥させた状態でデシカントロータ5に供給でき、除湿性能の更なる向上を図ることができる。しかも、冷媒排熱と駆動排熱とを効率良く回収しているので、省エネルギー性能の面でも更なる向上を図ることができる。
〔第2実施形態〕
上記第1実施形態では、冷媒回路2が、冷媒排熱用熱交換部18、室外熱交換器7の順に冷媒を通流させることで、室外熱交換器7を通過する前の過熱蒸気の冷媒を冷媒排熱用熱交換部18に供給している。これに代えて、第2実施形態では、図2に示すように、冷媒回路2が、室外熱交換器7、冷媒排熱用熱交換部18の順に冷媒を通流させることで、室外熱交換器7を通過した後の過冷却液の冷媒を冷媒排熱用熱交換部18に供給している。これにより、冷媒排熱用熱交換部18では、室外熱交換器7を通過した後の過冷却液の冷媒にて熱搬送媒体を加熱することができる。よって、例えば、冷媒排熱用熱交換部18としては、液体と液体とを熱交換させる簡易な構造の液々熱交換器を採用することができる。また、冷媒排熱用熱交換部18における冷媒排熱の回収量が少なくなるものの、駆動排熱用熱交換部17における駆動排熱を優先的に回収でき、熱搬送媒体を高温までより安定して加熱できる。
〔第3実施形態〕
この第3実施形態では、図3に示すように、上記第1実施形態において、冷媒回路2の冷媒により給気路3にて空調対象空間1内に供給される空気を冷却する冷却部22を給気路3に追加して備えたものである。
冷却部22は、冷媒の供給を受けてその冷媒にて外気を直接冷却する熱交換器にて構成されている。冷却部22は、冷媒回路2において複数の室内熱交換器9と圧縮機6との間に直列接続される状態で配置されており、室内熱交換器9からの過熱蒸気の冷媒が供給されるように構成されている。
冷却部22として、給気路3において外気の通流方向でデシカントロータ5よりも上流側に配置された第1冷却部22aとデシカントロータ5よりも下流側に配置された第2冷却部22bとが備えられている。第1冷却部22aと第2冷却部22bは、冷媒回路2において並列接続されており、室内熱交換器9からの過熱蒸気の冷媒が分岐供給されている。
冷媒回路2では、圧縮機6、冷媒排熱用熱交換部18、室外熱交換器7、複数の膨張弁8、複数の室内熱交換器9、冷却部22(第1冷却部22a及び第2冷却部22b)の順に冷媒を循環供給させている。これにより、複数の室内熱交換器9の夫々を蒸発器として機能させて、空調対象空間1の冷房を行うだけでなく、冷却部22も蒸発器として機能させて、給気路3にて空調対象空間1内に供給される空気を冷却している。第1冷却部22aでは、デシカントロータ5に供給される前の外気を冷却することで、相対湿度を上昇させ、デシカントロータ5による水分の吸着を効率良く且つ効果的に行うことができる状態にでき、除湿性能の向上を図ることができる。更に、第2冷却部22bでは、デシカントロータ5による水分吸着により温度が上昇した外気を冷却させることができるので、室内熱交換器9により冷房されている空調対象空間1に対してその冷却された外気を供給でき、冷房の効果を阻害することなく、換気及び除湿を行うことができ、快適な空調環境を提供することができる。
また、冷媒回路2では、複数の室内熱交換器9、冷却部22(第1冷却部22a及び第2冷却部22b)の順に直列接続されていることから、回路構成が簡易になるとともに、室内熱交換器9と冷却部22との2段階で蒸発させることで、空調対象空間1を冷房するために用いられた後に残存している冷熱を冷却部22にて利用することができ、快適な空調環境を得ることを優先させながら、省エネルギー性能の向上を図ることができる。
〔第4実施形態〕
上記第3実施形態では、図3に示すように、冷媒回路2における複数の室内熱交換器9と冷却部22との接続構成として、複数の室内熱交換器9、冷却部22の順に直列接続している。それに対して、この第4実施形態では、図4に示すように、冷媒回路2における複数の室内熱交換器9と冷却部22との接続構成として、複数の室内熱交換器9と冷却部22とを並列接続している。この場合には、冷媒回路2において、冷却部22としての第1冷却部22a及び第2冷却部22bの夫々に対して、その手前箇所に膨張弁8が備えられている。
これにより、冷媒回路2では、室外熱交換器7からの過冷却液の冷媒を複数の膨張弁8の夫々に分岐供給して膨張させて湿り蒸気の冷媒とし、その湿り蒸気の冷媒を複数の室内熱交換器9、第1冷却部22a、第2冷却部22bの夫々に供給して蒸発させるようにしている。よって、複数の室内熱交換器9に加えて、第1冷却部22a及び第2冷却部22bも蒸発器として機能させて、空調対象空間1の冷房を行うだけでなく、第1冷却部22a及び第2冷却部22bでの外気の冷却を行うようにしている。
〔別実施形態〕
(1)上記第1〜第4実施形態において、図1〜図4に示した冷媒回路2では、空調対象空間1を冷房する場合を示しているが、この冷房に加えて、上述の如く、冷媒回路2に冷媒の通流状態を切り替える切替弁(例えば、四方弁)を設け、その切替弁によって、圧縮機6、複数の室内熱交換器9、複数の膨張弁8、室外熱交換器7の順に冷媒を循環供給させる状態に切り替えることで、室外熱交換器7を蒸発器として機能させるとともに、複数の室内熱交換器9を凝縮器として機能させて、空調対象空間1の暖房も行うことができる。
この冷房と暖房を切り替えて行えるシステムでは、例えば、図3において、加熱部15及び冷却部22に対しても、冷媒の通流状態を切り替える切替流路及び切替弁を備え、圧縮機6、冷媒排熱用熱交換部18、複数の室内熱交換器9、複数の膨張弁8、室外熱交換器7、冷却部22の順に冷媒を循環供給させる状態に切り替えることで、室外熱交換器7を蒸発器として機能させるとともに、複数の室内熱交換器9を凝縮器として機能させて、空調対象空間1の暖房を行いながら、冷媒排熱用熱交換部18において冷媒にて熱搬送媒体を加熱でき、且つ、冷却部22において冷媒にて空調対象空間1に供給する外気の冷却を行うことができる。
(2)上記第3及び第4実施形態では、冷媒回路2が、冷媒排熱用熱交換部18、室外熱交換器7の順に冷媒を通流させることで、室外熱交換器7を通過する前の過熱蒸気の冷媒を冷媒排熱用熱交換部18に供給している。これに代えて、上述の第2実施形態と同様に、冷媒回路2が、室外熱交換器7、冷媒排熱用熱交換部18の順に冷媒を通流させることで、室外熱交換器7を通過した後の過冷却液の冷媒を冷媒排熱用熱交換部18に供給することもできる。
(3)上記第1〜第4実施形態では、冷媒回路2において冷媒排熱用熱交換部18と室外熱交換器7を直列接続しているが、冷媒排熱用熱交換部18と室外熱交換器7を並列接続することもできる。
(4)上記第1〜第4実施形態では、圧縮機6を駆動する駆動部をエンジン14としているが、例えば、燃料電池とモータを組み合わせ、モータにて圧縮機6を駆動させるもの等も採用することができる。この場合、燃料電池の排熱を熱媒体にて回収し、駆動排熱用熱交換部17において熱媒体にて熱搬送媒体を加熱する。このように、圧縮機6を駆動する駆動部としては、排熱を排出する各種の駆動部を適用可能である。
(5)上記第3及び第4実施形態では、冷媒回路2において、第1冷却部22aと第2冷却部22bを並列接続しているが、第1冷却部22aと第2冷却部22bを直列接続して実施することもできる。この場合、第1冷却部22aと第2冷却部22bのうち、どちらを上流側に配置するかについては適宜変更が可能である。
(6)上記第3及び第4実施形態では、冷却部22として、第1冷却部22aと第2冷却部22bの両方を備えているが、第1冷却部22aのみ、又は、第2冷却部22bのみ備えることもできる。
(7)上記第3及び第4実施形態では、冷却部22が冷媒の供給を受けてその冷媒にて外気を直接冷却する熱交換器にて構成されているが、例えば、冷媒と熱搬送媒体とを熱交換させる第1熱交換器と、その第1熱交換器にて熱交換された熱搬送媒体にて外気を冷却する第2熱交換器とを備えて、冷媒にて外気を間接的に冷却するようにしてもよい。
(8)上記第3実施形態では、冷媒回路2において、冷媒の通流方向で複数の室内熱交換器9、冷却部22の順になるように直列接続しているが、逆に、冷媒の通流方向で冷却部22、複数の室内熱交換器9の順になるように直列接続することもできる。
1 空調対象空間
2 冷媒回路
3 給気路
4 排気路
5 除湿部(デシカントロータ)
6 圧縮機
7 室外熱交換器
8 膨張部(膨張弁)
9 室内熱交換器
15 加熱部
16 熱搬送媒体循環回路
17 駆動排熱用熱交換部
18 冷媒排熱用熱交換部
22 冷却部
100 空調装置

Claims (4)

  1. 圧縮機、室外熱交換器、膨張部、及び、室内熱交換器に冷媒を通流させる冷媒回路と、
    空調対象空間外の空気を空調対象空間内に供給する給気路と、
    空調対象空間内の空気を空調対象空間外に排気する排気路と、
    前記給気路にて空調対象空間内に供給される空気の水分を吸着し、前記排気路にて空調対象空間外に排気される空気へ水分を放出する除湿部と、
    前記排気路にて前記除湿部に供給される前の空気を加熱する加熱部とが備えられた空調装置であって、
    熱交換部にて加熱された熱搬送媒体を前記加熱部に循環供給する熱搬送媒体循環回路が備えられ、
    前記熱交換部として、前記圧縮機を駆動する駆動部の排熱により熱搬送媒体を加熱する駆動排熱用熱交換部と前記冷媒回路の冷媒により熱搬送媒体を加熱する冷媒排熱用熱交換部とが備えられ、且つ、前記熱搬送媒体循環回路において、前記駆動排熱用熱交換部と前記冷媒排熱用熱交換部とが直列に配置されている空調装置。
  2. 前記駆動部は、エンジンにて構成され、
    前記熱搬送媒体循環回路は、前記冷媒排熱用熱交換部、前記駆動排熱用熱交換部の順に熱搬送媒体を通流させる請求項1に記載の空調装置。
  3. 空調対象空間に、複数の室内熱交換器が備えられ、
    前記冷媒回路は、複数の室内熱交換器の夫々に冷媒を通流させる請求項1又は2に記載の空調装置。
  4. 前記冷媒回路は、前記冷媒排熱用熱交換部において、前記室外熱交換器を通過する前の過熱蒸気の冷媒により熱搬送媒体を加熱させ、
    前記冷媒回路の冷媒により前記給気路にて空調対象空間内に供給される空気を冷却する冷却部を備えている請求項1〜3の何れか1項に記載の空調装置。
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