JP2017014601A - 焼結機の焼結原料装入方法及び装入装置 - Google Patents
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Abstract
【構成】ホッパー2に貯留された焼結原料をロールフィーダ3の回転速度を制御しながら切り出し、切り出された焼結原料をスローピングシュート4で所定の搬送速度で移動されるパレット1上に積層状態で装入する際に、スローピングシュートの清掃を行うときに、清掃動作に合わせてロールフィーダ3の回転速度Vrfを制御するようにしている。
【選択図】図1
Description
パレット上には、所定の厚さの焼結原料層が形成される。パレットの下面はグレートバーと呼ばれる火格子になっており、添加バーナーで焼結原料層の表層部に点火して、焼結原料層の上方の空気を排風機で下方へ吸引しながらパレットをDL焼結機の出側へ進行させて焼成を行う。
焼結原料の装入を連続して行っていくと、スローピングシュート上に焼結原料が付着し、原料の均一な装入が阻害され、焼結原料層の偏析状態が乱れて歩留が低下する。焼結原料の装入を安定化させるために、スローピングシュートの清掃を適時行っている。
そこで、本発明は、上記従来例の課題に着目してなされたものであり、スクレーパによるスローピングシュートの清掃中における原料装入の乱れを抑制することができる焼結機の焼結原料装入方法及び装入装置を提供することを目的としている。
図1は、ドワイドロイト式焼結機における焼結原料装入部を示したものであり、焼結原料はパレット1によって同図の矢印方向に搬送される。パレット1には、焼結原料を貯留するホッパー2からロールフィーダ3によって切出された焼結原料がスローピングシュート4によって、パレット1上に装入され焼結原料装入層5を形成する。
スローピングシュート4は、パレット1側に右上方に傾斜配置された副シュート部11と、この副シュート部11の上面に案内板12を介して副シュート部11に沿って摺動可能に配置された主シュート部13と、この主シュート部13の上面に摺接するように固定配置されたスクレーパ14とを備えている。
そして、主シュート部13は、清掃時を除く通常操業時には、巻き上げ機17で索状体16が下方に繰り出されており、支持部15が下限ストッパ20に当接する通常操業位置となる。この主シュート部13の通常操業位置では、図1で点線図示のように下端側の上面に形成された焼結原料受け面にロールフィーダ3から切り出された焼結原料が落下し、この焼結原料が焼結原料受け面に沿って下降してからパレット1上に落下する。
この主シュート部13が常用位置にある状態では、焼結原料は少なからず水分を有することから焼結原料受け面に焼結原料が堆積することになり、例えば20分に一回程度主シュート部13に堆積した焼結原料を清掃する必要が生じる。
そして、主シュート部13が上限位置に達すると、巻き上げ機17が巻き上げ方向から巻き戻し方向に回転されて索状体16が下方に繰り出され、主シュート部13が左下方に下降させて通常操業位置に戻り、清掃を完了する。この巻き上げ機17による巻き上げ動作及び巻き戻し動作は図2(a)に示すように、一定速度で行われる。
このように、常用時はスローピングシュート4の主シュート部13で焼結原料を案内してパレット1上に偏析状態で装入し、清掃時には、スローピングシュート4の副シュート部11で焼結原料を案内してパレット1上に偏析状態で装入する。すなわち、清掃時には焼結原料の落下経路が主シュート部13から副シュート部11に変更された後主シュート部13に戻されることから、パレット1上に形成される焼結原料装入層5の層厚レベルが変動することになる。
このため、本実施形態では、図1に示すように、スローピングシュート4に対してパレット1の搬送方向の下流側に焼結原料装入層5の層厚レベルを検出する層厚レベル検出部31が設けられている。この層厚レベル検出部31としては、超音波距離センサやレーザ距離センサ等の距離センサを適用することができ、焼結原料装入層5の搬送方向と直行する幅方向に複数の距離センサが所定間隔を保って配置され、各距離センサで検出した層厚レベル検出値Ldをロールフィーダ3の回転速度を制御するロールフィーダ制御コントローラ32に出力する。
ロールフィーダ制御コントローラ32は、層厚レベル検出値Ld及びロールフィーダ3の回転速度検出値Vrdの実績データに基づいてロールフィーダ3の目標回転速度Vr*を演算し、算出した目標回転速度Vr*をロールフィーダの回転速度を制御する例えばインバータを含んで構成される回転速度制御部34に出力する。
通常操業時制御部41は、スローピングシュート4の清掃時以外の主シュート部13で焼結原料を受けている場合にロールフィーダ3の回転速度を制御するものであり、層厚レベル検出部31で検出される層厚レベル検出値Lに基づいて目標回転速度Vr*を演算し、演算した目標回転速度Vr*を回転速度制御部34に出力する。
回転速度記憶部42aは、スローピングシュート4の清掃期間の開始時にスローピングシュート4の清掃期間を所定数区間例えば12区間に分割した単位時間毎のタイマ区間T1〜T12毎に、次の分割区間が開始される前の例えば誘導電動機35の応答遅れを見込んだタイマ区間の後半側でロールフィーダ3の回転速度検出部33から回転速度検出値Vrdを読込んで例えばFIFO(先入れ先出し)レジスタに順次一時記憶する。
回転速度指令値算出部34aは、ロールフィーダ制御コントローラ32から入力される目標回転速度Vr*とロールフィーダ3の回転速度検出値Vrとの偏差である回転速度偏差を例えばPD制御処理して回転速度指令値Vrを算出し、算出した回転速度指令値Vrを電動機駆動制御部34bへ出力する。
次に、ロールフィーダ制御コントローラ32、回転速度制御部34を使用したロールフィーダ3の回転速度制御方法を説明する。
この清掃時制御部42では、図4に示すロールフィーダ制御処理及び図5に示す層厚偏差算出処理を実行する。
一方、起動信号が入力されたときにはタイマ区間を表す変数jを“1”にセットし(ステップS2)、次いでタイマ区間を計時するタイマをセットし(ステップS3)、さらに実績データ記憶部42cからタイマ区間Tjすなわちタイマ区間T1の層厚偏差ΔLj1〜ΔLjN及びロールフィーダ3の回転速度検出値Vrdj1〜VrdjNを読込む(ステップS4)。
この判定結果がj>nであるときには、清掃期間が終了したものと判断してロールフィーダ制御処理を終了して所定のメインプログラムに復帰し、j≦nであるときにはタイマがタイムアップしたか否かを判定する(ステップS13)。この判定結果が、タイマがタイムアップしていないときにはタイムアップするまで待機し、タイマがタイムアップしたときに前記ステップS3に戻る。
その後、タイマ区間T9でロールフィーダ3から落下する焼結原料が主シュート部13の焼結原料受け面に受けられ始めることにより、パレット1上の焼結原料が落下する装入位置がパレット1の進行方向とは反対側に徐々にずれることになる。
すなわち、スローピングシュート4の主シュート部13の清掃時に、実績データに基づいて層厚変動を抑制する目標回転速度Vr*を算出してロールフィーダ3の回転速度を制御することにより、スローピングシュート4の清掃時のパレット1上の焼結原料装入層5の層厚偏差ΔLの変動幅を、図7で実線に示すように、スローピングシュート4の清掃時にロールフィーダ3の回転速度を制御しない場合の点線図示場合に比較して小さくすることができる。
ところで、実績データ記憶部42cに記憶される層厚偏差ΔLjは、層厚レベル検出部31が、図1に示すように、スローピングシュート4による焼結原料の装入位置よりパレット1の信号方向に所定位置離れた位置に配置されているので、図4のロールフィーダ制御処理時に同時に層厚偏差ΔLを検出することはできない。すなわち、スローピングシュート4の清掃開始時の層厚レベルは、焼結原料の装入位置から層厚レベル検出部31までの距離Laをパレット1の搬送速度Vpで除した遅延時間Td(=La/Vp)経過後に層厚レベル検出部31の位置に到達する。
この層厚偏差算出理では、図4に示すように、所定時間(例えば10msec)毎のタイマ割込処理として実行され、まず、起動信号が入力された否かを判定する(ステップS21)。この判定結果が、起動信号が入力されていないときには、そのままタイマ割込処理を終了して所定のメインプログラムに復帰するが、起動信号が入力されると、スローピングシュート4の清掃が開始されたものと判断して変数jを“1”にセットする(ステップS22)。次いで、起動信号が入力されてから遅延時間Tdが経過してスローピングシュート4の清掃開始時の焼結原料装入位置が層厚レベル検出部31に到達したか否かを判定する(ステップS23)。
次いで、算出した層厚偏差ΔLjを例えば移動平均処理して層厚偏差移動平均値ΔLmを算出して一時記憶部に更新記憶し(ステップS28)、次いでタイマがタイムアップしたか否かを判定する(ステップS29)。この判定結果が、タイマがタイムアップしていないときには、前記ステップS25へ戻り、タイムアップしたときには前述した図4のロールフィーダ制御処理で記憶されたタイマ区間jのロールフィーダ3の回転速度検出値Vrdjを読込む(ステップS30)。
なお、図5の処理が層厚偏差算出部42bに対応している。
また、上記実施形態では、ロールフィーダ制御コントローラ32が通常操業時制御部41及び清掃時制御部42を含んで構成されている場合について説明したが、これに限定されるものではなく、1つの制御部で起動信号の有無によって通常操業時制御処理と清掃時制御処理とを切り換えるようにしてもよい。
Claims (8)
- ホッパーに貯留された焼結原料をロールフィーダの回転速度を制御しながら切り出し、
切り出された焼結原料をスローピングシュートで所定の搬送速度で移動されるパレット上に積層状態で装入する際に、前記スローピングシュートの清掃を行うときに、清掃動作に合わせて前記ロールフィーダの回転速度を制御することを特徴とする焼結機の焼結原料装入方法。 - 前記スローピングシュートの清掃時におけるパレット上の焼結原料の層厚レベルを検出して前記ロールフィーダの回転速度とともに実績データとして実績データ記憶部に記憶し、該実績データ記憶部に記憶された実績データに基づいて前記ロールフィーダの清掃時における目標回転速度を設定し、前記スローピングシュートの清掃時に設定された目標回転速度に基づいて前記ロールフィーダの回転速度を制御することを特徴とする請求項1に記載の焼結機の焼結原料装入方法。
- 前記目標回転速度の設定は、前記スローピングシュートの清掃毎に、パレット上の焼結原料の層厚レベル検出値と目標層厚レベルとの層厚偏差を算出し、算出した層厚偏差を、前記ロールフィーダの回転速度検出値とともに実績データとして前記実績データ記憶部に記憶し、記憶された実績データに基づいて回帰分析を行うことにより、目標回転速度を算出することを特徴とする請求項2に記載の焼結機の焼結原料装入方法。
- 前記実績データ記憶部への前記層厚偏差及び前記ロールフィーダの回転速度検出値の記憶は、前記スローピングシュートの清掃期間を所定数に分割した単位時間毎に行い、前記スローピングシュートの清掃時に前記単位時間毎に単位時間毎の前記層厚偏差及び前記ロールフィーダの回転速度検出値に基づいて目標回転速度を算出することを特徴とする請求項3に記載の焼結機の焼結原料装入方法。
- 焼結原料を貯留するホッパーの排出部に配置され、当該ホッパーから焼結原料を切り出すロールフィーダと、
該ロールフィーダで切り出された焼結原料を所定の搬送速度で移動されるパレット上に積層状態で装入するスローピングシュートと、
前記ロールフィーダの回転速度を検出するフィーダ回転速度検出部と、
前記パレット上の焼結原料の層厚レベルを検出する層厚レベル検出部と、
前記スローピングシュートの清掃時における前記フィーダ回転速度検出部で検出した前記ロールフィーダの回転速度の実績データと前記層厚レベル検出部で検出した層厚レベルの実績データとを回帰分析して前記ロールフィーダの清掃時の目標回転速度を演算する清掃時制御部と、
前記ロールフィーダの清掃時に、前記目標回転速度演算部で演算した目標回転速度に基づいて前記ロールフィーダの回転速度を制御する回転速度制御部と、
を備えたことを特徴とする焼結機の焼結原料装入装置。 - 前記清掃時制御部は、
前記スローピングシュートの清掃を行う際に、清掃期間内で、単位時間毎に、検出した層厚レベルと目標層厚レベルとの層厚偏差を算出する層厚偏差算出部と、
該層厚偏差算出部で算出した単位時間毎の層厚偏差を前記ロールフィーダの回転速度とともに実績データとして記憶する実績データ記憶部と、
該データ記憶部に記憶されている単位時間毎の層厚偏差及びロールフィーダ回転速度の実績データに基づいて単位時間毎の回帰直線を導出し、導出した回帰直線に基づいて前記層厚偏差を抑制する単位時間毎の目標回転速度を演算する目標回転速度演算部と
を備えていることを特徴とする請求項5に記載の焼結機の焼結原料装入装置。 - 前記記憶部は、単位時間毎の層厚偏差を記憶する際に、前記ロールフィーダの回転速度とともに、前記焼結原料の銘柄、成分及び水分率の少なくとも1つでなる焼結原料特定情報を記憶し、前記目標回転速度演算部は、現在の焼結原料の焼結原料特定情報に合致する焼結原料特定情報が記憶された単位時間毎の層厚偏差及びロールフィーダ回転速度の実績データに基づいて単位時間毎の回帰直線を導出し、導出した回帰直線に基づいて前記層厚偏差を抑制する単位時間毎の目標回転速度を演算することを特徴とする請求項6に記載の焼結機の焼結原料装入装置。
- 前記回転速度制御部は、前記目標回転速度演算部から入力される目標回転速度と、前記フィーダ回転速度検出部で検出された前記ロールフィーダの回転速度検出値とが入力され、前記回転速度検出値が前記目標回転速度に一致するように前記ロールフィーダを駆動する回転速度指令値を算出する回転速度指令値算出部と、該回転速度指令値算出部で算出された回転速度指令値に基づいて前記ロールフィーダを駆動する電動機を回転駆動する電動機駆動制御部とで構成されていることを特徴とする請求項5から7の何れか1項に記載の焼結機の焼結原料装入装置。
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