JP2017017168A - 配線板の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】配線密度を高めても高信頼の絶縁性を有する配線板を効率よく製造可能な配線板の製造方法を提供すること。【解決手段】本発明の配線板の製造方法は、絶縁層3上に、樹脂層4を形成する工程と、樹脂層4に露光および現像を施して選択的に除去することにより樹脂層開口部41を形成するとともに、絶縁層3を選択的に除去することにより樹脂層開口部41に対応する位置に絶縁層開口部を形成する工程と、絶縁層開口部内に絶縁層内金属層32を形成する工程と、前記樹脂層4の上面44にマスキング層5を形成する工程と、前記マスキング層5の表面および前記樹脂層開口部41の内面43にめっき触媒として第1金属層42aを付着させる工程と、第1金属層42aが付着したマスキング層5を除去する工程と、樹脂層開口部41の内面43に付着している第1金属層42aを利用して、樹脂層内金属層42bを形成する工程と、を備える。【選択図】図4
Description
本発明は、配線板の製造方法に関するものである。
近年、電子機器の小型化、軽量化、高性能化が要求され、多層プリント配線板においても、配線の微細化および高密度化が進んでいる。このため、多層プリント配線板の微細化および高密度化を図るためには、その構成要素を精密にパターニングする技術が求められる。
例えば、特許文献1には、基板表面に形成され、感光性レジスト膜をパターニングする工程と、レジスト膜表面の全体に無電解銅めっき触媒を定着させて無電解銅めっきを施した後、表面が平滑になるまで電解銅めっきを施して、レジスト膜を覆う銅めっき層を形成する工程と、レジスト膜の表面が露出するまで銅めっき層を研磨またはエッチングにより減少させ、表面に銅回路パターンを形成する工程と、を有するプリント配線板の製造方法が開示されている。
しかしながら、この方法では、研磨またはエッチングにより銅めっき層を減少させてレジスト膜を露出させる際、銅めっき層の減少(除去)が不十分になるおそれがある。このような場合、残存した銅めっき層を介して導通し、レジスト膜による銅回路パターンの配線間の絶縁性が低下するという懸念が増す。
本発明の目的は、配線密度を高めても高信頼の絶縁性を有する配線板を効率よく製造可能な配線板の製造方法を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(6)の本発明により達成される。
(1) 絶縁層上に、感光性材料で構成される樹脂層を形成する工程と、
前記樹脂層に露光および現像を施して前記樹脂層の一部を選択的に除去することにより樹脂層開口部を形成するとともに、前記絶縁層を選択的に除去することにより前記樹脂層開口部に対応する位置に絶縁層開口部を形成する工程と、
前記絶縁層開口部内に絶縁層内金属層を形成する工程と、
前記樹脂層上面にマスキング層を形成する工程と、
前記マスキング層の表面および前記樹脂層開口部の内面にめっき触媒を付着させる工程と、
前記めっき触媒が付着した前記マスキング層を除去する工程と、
前記樹脂層開口部の内面に付着している前記めっき触媒を利用して、樹脂層内金属層を形成する工程と、を備えることを特徴とする配線板の製造方法。
(1) 絶縁層上に、感光性材料で構成される樹脂層を形成する工程と、
前記樹脂層に露光および現像を施して前記樹脂層の一部を選択的に除去することにより樹脂層開口部を形成するとともに、前記絶縁層を選択的に除去することにより前記樹脂層開口部に対応する位置に絶縁層開口部を形成する工程と、
前記絶縁層開口部内に絶縁層内金属層を形成する工程と、
前記樹脂層上面にマスキング層を形成する工程と、
前記マスキング層の表面および前記樹脂層開口部の内面にめっき触媒を付着させる工程と、
前記めっき触媒が付着した前記マスキング層を除去する工程と、
前記樹脂層開口部の内面に付着している前記めっき触媒を利用して、樹脂層内金属層を形成する工程と、を備えることを特徴とする配線板の製造方法。
(2) 前記マスキング層は、樹脂材料を含み、
前記マスキング層を除去する工程では、前記樹脂材料を溶解可能な溶剤により前記めっき触媒が付着した前記マスキング層を除去する上記(1)に記載の配線板の製造方法。
前記マスキング層を除去する工程では、前記樹脂材料を溶解可能な溶剤により前記めっき触媒が付着した前記マスキング層を除去する上記(1)に記載の配線板の製造方法。
(3) 前記マスキング層を形成する工程では、前記樹脂材料を含む液状組成物を前記樹脂層上面に塗布し、前記液状組成物を硬化させて前記マスキング層とする上記(1)または(2)に記載の配線板の製造方法。
(4) 前記液状組成物は、25℃における粘度が1〜20mPa・sである上記(3)に記載の配線板の製造方法。
(5) 前記マスキング層の平均厚さは、0.1〜50μmである上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の配線板の製造方法。
(6) 前記絶縁層開口部を形成する工程と、前記めっき触媒を付着させる工程との間に設けられ、前記絶縁層開口部の内面と、前記樹脂層開口部の内面と、前記樹脂層の上面とにプラズマ処理および/またはUV処理を施す工程をさらに有する上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の配線板の製造方法。
本発明によれば、配線密度を高めても高信頼の絶縁性を有する配線板を効率よく製造することができる。
以下、本発明の配線板の製造方法について添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
<配線板>
まず、本発明の配線板の製造方法により製造される配線板について説明する。
まず、本発明の配線板の製造方法により製造される配線板について説明する。
図1は、本発明の配線板の製造方法により製造される配線板の実施形態を示す断面図である。なお、以下の説明では、説明の便宜上、図1の上方を「上」、下方を「下」という。
図1に示す配線板1は、基材2と、基材2上に設けられ、絶縁層開口部31が形成された絶縁層3と、絶縁層3上に設けられ、樹脂層開口部41が形成された樹脂層4と、を有している。
また、配線板1は、絶縁層開口部31内に設けられた絶縁層内金属層32と、樹脂層開口部41内に設けられた樹脂層内金属層42と、を有している。
さらに、本実施形態に係る樹脂層内金属層42は、そのうち、樹脂層開口部41の内面43側に位置している第1金属層(めっき触媒)42aと、第1金属層42aよりも内側(樹脂層開口部41の内面43とは反対側)に位置している第2金属層42bと、を含んでいる。
このような配線板1は、絶縁層内金属層32および樹脂層内金属層42によって電気配線が形成されている。これにより、配線板1は、例えばインターポーザーやマザーボード等の電気配線基板として用いられる。例えば、配線板1上に複数の電気素子が搭載された場合、各電気素子の端子と樹脂層内金属層42とが電気的に接続されることにより、電気素子同士を電気的に接続することができる。
配線板1に対する電気素子の搭載方法としては、例えば、フリップチップボンディング法、ワイヤーボンディング法等が挙げられる。
なお、配線板1の構造は、図1に示すものに限定されない。例えば、樹脂層4上には、別の配線層や絶縁層が積層されていてもよい。また、基材2と絶縁層3との間にも、別の配線層や絶縁層が介挿されていてもよい。
以下、配線板1の各部の構成についてさらに詳述する。
基材2は、絶縁層3を支持する部材である。
基材2は、絶縁層3を支持する部材である。
基材2の構成材料としては、例えば、ポリイミド系樹脂、ポリアミド系樹脂、エポキシ系樹脂、各種ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂のような各種樹脂材料が挙げられる。この他、紙、ガラス布、樹脂フィルム等を基体とし、この基体に、フェノール系樹脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、シアネート系樹脂、ポリイミド系樹脂、フッ素系樹脂等の樹脂材料を含浸させたものも用いられる。
そして、基材2は、絶縁層3側の面に設けられた金属層を備えているのが好ましい。この金属層は、後述する絶縁層開口部31内に露出するため、絶縁層開口部31内に埋め込まれる絶縁層内金属層32と電気的に接続される。その結果、絶縁層内金属層32を介して基材2と樹脂層内金属層42との導通が図られる。
さらに、絶縁層開口部31内に露出した金属層は、絶縁層内金属層32を無電解めっき法で形成する際、めっき金属の析出を促進するように作用する。このため、めっき金属を効率よく析出させることができる。
また、基材2には、ガラス布・エポキシ銅張積層板、ガラス不織布・エポキシ銅張積層板等のコンポジット銅張積層板や、ポリエーテルイミド樹脂基板、ポリエーテルケトン樹脂基板、ポリサルフォン系樹脂基板等の耐熱・熱可塑性の有機系リジッド基板、アルミナ基板、窒化アルミニウム基板、炭化ケイ素基板等のセラミックス系リジッド基板等も用いられる。
なお、基材2は、必要に応じて設けられればよく、省略することもできる。この場合、基材2は、絶縁層3を形成する際に、絶縁層3を支持し得る機械的強度を有するものであれば、いかなるものであってもよい。例えば、シリコン基板、ガラス基板、セラミック基板等を基材2として用いることができる。なお、この基材2については、樹脂層内金属層42の形成後、絶縁層3から剥離したり、溶解等の方法で除去したりすればよい。
絶縁層3は、基材2と樹脂層4との間に介在し、絶縁層内金属層32同士を絶縁する部材である。
絶縁層3の構成材料としては、例えば、シアネート系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、ベンゾシクロブテン系樹脂、イミド系樹脂、ビスマレイミド・トリアジン系樹脂等が挙げられる。
このうち、シアネート系樹脂としては、例えば、ノボラック型シアネート樹脂、ビスフェノールA型シアネート樹脂、ビスフェノールE型シアネート樹脂、テトラメチルビスフェノールF型シアネート樹脂のようなビスフェノール型シアネート樹脂等を挙げることができる。
また、エポキシ系樹脂としては、例えば、ビスフェノールAエポキシ樹脂、ビスフェノールFエポキシ樹脂、ビスフェノールE型エポキシ樹脂、ビスフェノールS型エポキシ樹脂、ビスフェノールZ型エポキシ樹脂、ビスフェノールP型エポキシ樹脂、ビスフェノールM型エポキシ樹脂等のビスフェノール型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラックエポキシ樹脂等のノボラック型エポキシ樹脂、ビフェニル型エポキシ樹脂、キシリレン型エポキシ樹脂、ビフェニルアラルキル型エポキシ樹脂のようなアリールアルキレン型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ樹脂、アントラセン型エポキシ樹脂、フェノキシ型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、ノルボルネン型エポキシ樹脂、アダマンタン型エポキシ樹脂、フルオレン型エポキシ樹脂等が挙げられる。
また、絶縁層3には、必要に応じて無機充填材が添加されていてもよい。
無機充填材としては、例えば、タルク、焼成クレー、未焼成クレー、マイカ、ガラスのようなケイ酸塩、酸化チタン、アルミナ、シリカ、溶融シリカのような酸化物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ハイドロタルサイトのような炭酸塩、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウムのような水酸化物、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、亜硫酸カルシウムのような硫酸塩または亜硫酸塩、ホウ酸亜鉛、メタホウ酸バリウム、ホウ酸アルミニウム、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウムのようなホウ酸塩、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、窒化炭素のような窒化物、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウムのようなチタン酸塩等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を併用することができる。これらの中でも特に、低熱膨張性、難燃性、弾性率等に優れることから、シリカが好ましく用いられ、溶融シリカがより好ましく用いられる。
無機充填材としては、例えば、タルク、焼成クレー、未焼成クレー、マイカ、ガラスのようなケイ酸塩、酸化チタン、アルミナ、シリカ、溶融シリカのような酸化物、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ハイドロタルサイトのような炭酸塩、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウムのような水酸化物、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、亜硫酸カルシウムのような硫酸塩または亜硫酸塩、ホウ酸亜鉛、メタホウ酸バリウム、ホウ酸アルミニウム、ホウ酸カルシウム、ホウ酸ナトリウムのようなホウ酸塩、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、窒化炭素のような窒化物、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウムのようなチタン酸塩等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を併用することができる。これらの中でも特に、低熱膨張性、難燃性、弾性率等に優れることから、シリカが好ましく用いられ、溶融シリカがより好ましく用いられる。
無機充填材の平均粒径は、特に限定されないが、0.05〜2μmであるのが好ましく、0.05〜1μmであるのがより好ましい。
なお、無機充填材の平均粒径は、レーザー回折式粒度分布測定装置により取得された体積基準の粒度分布におけるメディアン径(D50)として認められる。
また、絶縁層3における無機充填材の含有率は、樹脂材料の30〜90質量%であるのが好ましく、50〜80質量%であるのがより好ましい。
また、絶縁層3の平均厚さは、特に限定されないが、1μm以上100μm以下であるのが好ましく、2μm以上50μm以下であるのがより好ましい。
樹脂層4は、絶縁層3上に設けられ、樹脂層内金属層42同士を絶縁する部材である。
樹脂層4の構成材料としては、例えば、クレゾール型、フェノール型、ビスフェノールA型、ビスフェノールF型、カテコール型、レゾルシノール型、ピロガロール型のようなノボラック樹脂、水酸基、カルボキシル基等を含む環状オレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリベンゾオキサゾール系樹脂等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を含む樹脂材料が用いられる。
樹脂層4の構成材料としては、例えば、クレゾール型、フェノール型、ビスフェノールA型、ビスフェノールF型、カテコール型、レゾルシノール型、ピロガロール型のようなノボラック樹脂、水酸基、カルボキシル基等を含む環状オレフィン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリベンゾオキサゾール系樹脂等が挙げられ、これらのうちの1種または2種以上を含む樹脂材料が用いられる。
また、樹脂層4の構成材料は、感光性材料である。これにより、後述する配線板の製造方法において、樹脂層4を露光および現像によりパターニングして、目的とする平面視形状の樹脂層4が得られる。したがって、樹脂層4の平面視形状の精度を特に高めることができ、樹脂層4内に形成される配線の高密度化を容易に図ることができる。
また、樹脂層4の平均厚さは、特に限定されないが、3μm以上300μm以下であるのが好ましく、5μm以上200μm以下であるのがより好ましい。
また、絶縁層3は、それを貫通するように形成された絶縁層開口部31を備えている。この絶縁層開口部31は、絶縁層内金属層32により構成される電気配線が埋め込まれる配線溝である。なお、図1に示す絶縁層開口部31は、絶縁層3を貫通しているが、必ずしも絶縁層3を貫通していなくてもよい。
また、絶縁層開口部31の縦断面形状(絶縁層3の厚さ方向に沿って絶縁層開口部31を切断したときの断面形状)は、特に限定されず、上端から下端にかけて形状が一定であっても、途中で変化していてもよい。
さらに、絶縁層開口部31の開口の形状(絶縁層3を平面視したときの絶縁層開口部31の形状)も、特に限定されず、例えば円形であっても、多角形であっても、異形状であってもよい。
絶縁層内金属層32は、絶縁層開口部31内に埋め込まれている。このような絶縁層内金属層32は、例えば、基材2側と樹脂層内金属層42側とを電気的に接続する貫通配線として機能する。
絶縁層内金属層32の構成材料としては、例えば、銅、ニッケル、金、白金の単体、またはこれらの少なくとも1種を含む合金等が挙げられる。
また、樹脂層4は、それを貫通するように形成された樹脂層開口部41を備えている。この樹脂層開口部41は、樹脂層内金属層42により構成される電気配線が埋め込まれる配線溝である。
また、樹脂層開口部41の縦断面形状(樹脂層4の厚さ方向に沿って樹脂層開口部41を切断したときの断面形状)は、特に限定されず、上端から下端にかけて形状が一定であっても、途中で変化していてもよい。
さらに、樹脂層開口部41の開口の形状(樹脂層4を平面視したときの樹脂層開口部41の形状)も、特に限定されず、例えば円形であっても、多角形であっても、異形状であってもよい。
樹脂層内金属層42は、樹脂層開口部41内に埋め込まれている。このような樹脂層内金属層42は、電気配線として機能する。また、樹脂層内金属層42は、配線板1の上面に電気素子等が搭載されたとき、電気素子の端子と電気的に接続されるためのランド部としても機能する。
また、図1に示す樹脂層内金属層42は、その一部が図1において絶縁層内金属層32の上方に位置し、絶縁層内金属層32と電気的に接続されている。これにより、樹脂層内金属層42の一部が、機械的にも絶縁層内金属層32と接続されるため、絶縁層内金属層32がアンカーのように作用することで、絶縁層3と樹脂層4との密着力を高めることができる。
ところで、樹脂層内金属層42は、それぞれ前述したように樹脂層開口部41内に埋め込まれているが、樹脂層開口部41内においてその内面43側に位置する第1金属層42aと、第1金属層42aの内側に位置する第2金属層42bと、で構成されている。すなわち、第1金属層42aは、第2金属層42bと樹脂層開口部41の内面43との間に介在している。
このような第1金属層42aは、第2金属層42bを無電解めっき法で形成する際、めっき金属を析出させるための触媒として機能する。
第1金属層42aは、第2金属層42bと樹脂層開口部41の内面43との界面のうち、少なくとも一部に設けられていればよいが、好ましくは全体に設けられる。これにより、第1金属層42aが第2金属層42bを形成する際の触媒として機能するとき、第2金属層42bと樹脂層開口部41の内面43との間に隙間が生じ難くなる。その結果、樹脂層内金属層42と樹脂層開口部41との密着性をより高めることができる。
第1金属層42aの構成材料としては、例えば、パラジウム、銅、ニッケル、金、白金等の単体、またはこれらの少なくとも1種を含む合金等が挙げられる。
第1金属層42aの平均厚さは、特に限定されないが、0.1nm以上100nm以下であるのが好ましい。
一方、第2金属層42bの構成材料としては、例えば、絶縁層内金属層32の構成材料と同様のものが挙げられる。
<配線板の製造方法>
次に、本発明の配線板の製造方法の実施形態について説明する。
次に、本発明の配線板の製造方法の実施形態について説明する。
図2〜図4は、それぞれ、本発明の配線板の製造方法の実施形態を説明するための断面図である。なお、以下の説明では、説明の便宜上、図1の上方を「上」、下方を「下」という。
本実施形態に係る配線板の製造方法は、[1]基材2上に絶縁層3を形成する工程と、[2]絶縁層3上に樹脂層4を形成する工程と、[3]樹脂層4に露光および現像を施して選択的に除去することにより樹脂層開口部41を形成する工程と、[4]絶縁層3の一部を選択的に除去することにより絶縁層開口部31を形成する工程と、[5]絶縁層開口部31内に絶縁層内金属層32を形成する工程と、[6]マスキング層5を形成する工程と、[7]第1金属層42aを形成する工程と、[8]第1金属層42aの一部とともにマスキング層5を除去する工程と、[9]樹脂層開口部41内に第2金属層42bを形成する工程と、を有する。
以下、各工程について順次説明する。
[1]まず、図2(a)に示すように、基材2上に絶縁層3を形成する。
絶縁層3は、いかなる方法で形成されてもよく、例えば、液状材料を塗布して成膜されてもよく、フィルムを貼り付けることにより形成されてもよい。
[1]まず、図2(a)に示すように、基材2上に絶縁層3を形成する。
絶縁層3は、いかなる方法で形成されてもよく、例えば、液状材料を塗布して成膜されてもよく、フィルムを貼り付けることにより形成されてもよい。
このうち、フィルムを貼り付ける方法としては、例えば、真空ラミネート法、真空プレス法等が用いられる。これにより、基材2に対してフィルムが熱圧着される。
[2]次に、図2(b)に示すように、絶縁層3上に樹脂層4を形成する。
樹脂層4の形成に先立って、絶縁層3の上面に、機械研磨、プラズマ処理、UV処理のような物理的粗化処理、硫酸、過酸化水素混合液による処理、加硫酸塩水溶液による処理、黒化処理のような化学粗化処理等による各種粗化処理を施すようにしてもよい。
樹脂層4の形成に先立って、絶縁層3の上面に、機械研磨、プラズマ処理、UV処理のような物理的粗化処理、硫酸、過酸化水素混合液による処理、加硫酸塩水溶液による処理、黒化処理のような化学粗化処理等による各種粗化処理を施すようにしてもよい。
樹脂層4は、いかなる方法で形成されてもよく、例えば、液状材料を塗布して成膜されてもよく、フィルムを貼り付けることにより形成されてもよい。
前述したように、樹脂層4は、感光性を有している。このような樹脂層4は、樹脂層4の構成材料に加えて、感光剤を添加した組成物を用いて成膜される。
[3]次に、樹脂層4に露光および現像を施して選択的に除去することにより樹脂層開口部41を形成する。
本実施形態では、樹脂層4の構成材料がポジ型の感光性材料である場合を例に説明する。
まず、樹脂層4上にフォトマスク9を配置する。このフォトマスク9は、樹脂層4に形成しようとする樹脂層開口部41の平面視形状に対応した形状の透過部91を有している。
次に、フォトマスク9を介して樹脂層4に露光処理を施す。具体的には、図2(c)に示すように、4つの透過部91を有するフォトマスク9を介して、樹脂層4に向けて光Lを照射する。これにより、樹脂層4の露光領域において化学反応が生じ、潜像が形成される。
続いて、潜像が形成された樹脂層4に現像処理を施す。これにより、潜像部が現像液に溶解し、樹脂層4にパターニングが施される。その結果、樹脂層4の一部を選択的に除去することができ、樹脂層開口部41が形成される(図2(d)参照)。
このように樹脂層4が感光性を有していることにより、露光および現像を利用して寸法精度の高いパターンを形成することができる。そして、このパターンを利用して溝の部分に金属層を形成することにより、寸法精度の高い配線および配線間を絶縁する絶縁部をそれぞれ形成することができる。したがって、樹脂層4が配線板1の構成要素として用いられることにより、特に密度の高い電気配線を形成することができる。
露光処理における積算光量は、特に限定されないが、150〜300mJ/cm2程度であるのが好ましい。
また、現像液としては、例えば、炭酸ナトリウム水溶液、水酸化テトラメチルアンモニウム等が用いられる。
さらに、現像処理における処理条件は、例えば、温度45〜80℃、時間30〜100秒程度とされる。
その後、必要に応じて、樹脂層4に硬化処理を施す。
その後、必要に応じて、樹脂層4に硬化処理を施す。
[4]次に、図3(a)に示すように、絶縁層3の一部を選択的に除去するように加工する。具体的には、絶縁層3のうち、樹脂層4に形成された樹脂層開口部41に対応する位置の一部を選択的に除去する。これにより、この位置に絶縁層開口部31が形成される。
絶縁層3を加工する方法としては、例えば、レーザー加工法、電子ビーム加工法、機械加工法、エッチング法等が挙げられる。このうち、レーザー加工法が好ましく用いられる。レーザー加工法は、加工精度が高く、かつ、加工に伴う影響が加工領域の周辺に及び難い加工法であるため、絶縁層3の加工方法として有用である。
レーザーとしては、例えば、炭酸ガスレーザー、紫外線レーザー、エキシマレーザー等が用いられる。
その後、必要に応じて、デスミア処理を施すようにしてもよい。
デスミア処理としては、例えば、プラズマ処理、UV処理のような乾式処理、処理液を用いた湿式処理等が挙げられる。このデスミア処理により、絶縁層3の加工に伴う残渣を除去するとともに、絶縁層開口部31と絶縁層内金属層32との密着性をより高めることができる。
デスミア処理としては、例えば、プラズマ処理、UV処理のような乾式処理、処理液を用いた湿式処理等が挙げられる。このデスミア処理により、絶縁層3の加工に伴う残渣を除去するとともに、絶縁層開口部31と絶縁層内金属層32との密着性をより高めることができる。
このうち、プラズマ処理が好ましく用いられる。プラズマ処理によれば、その方式にもよるが、プラズマの進行方向に相対する面に対して異方性の高い処理を施すことができる。具体的には、絶縁層開口部31の底面(内面)や樹脂層4の上面44に対して選択性の高い処理を施すことができる。これにより、後述する工程において、絶縁層開口部31内に絶縁層内金属層32を形成する際、絶縁層開口部31の底面(内面)と絶縁層内金属層32との密着性をより高めることができ、接触抵抗を抑えることができる。
また、樹脂層開口部41の内面43よりも樹脂層4の上面44の方が、優先的に処理が行われる。これにより、後述する工程[6]において、液状組成物が樹脂層開口部41の内面43に付着するのを防止または抑制することができる。
なお、プラズマ処理としては、特に、RIE(反応性イオンエッチング)方式のプラズマ処理が好ましく用いられる。この方式では、プラズマP中のイオン種やラジカル種が加速されて試料に衝突する。このため、プラズマP中のイオン種やラジカル種の加速方向を法線とする面である樹脂層4の上面44には、プラズマP中のイオン種やラジカル種が衝突し易く、加速方向と平行な面である樹脂層開口部41の内面43には、プラズマP中のイオン種やラジカル種が衝突しにくい。よって、この方式によれば、樹脂層開口部41の内面43よりも樹脂層4の上面44に対して優先的に処理を行うことができ、上述したような効果がより確実に発揮される(図3(b)参照)。
さらに、樹脂層開口部41の底面(段差部)も優先的にプラズマ処理が行われる。これにより、後述するように、樹脂層開口部41の底面の第1金属層42aとの密着性が向上し、第2金属層42bとの密着性も向上する。その結果、樹脂層内金属層42を剥離しにくくすることができる。
[5]次に、絶縁層開口部31内に絶縁層内金属層32を形成する。
絶縁層内金属層32の形成方法は、特に限定されず、例えばスパッタリング法のような気相成膜法であってもよいが、好ましくは電解めっき法や無電解めっき法のような各種めっき法が用いられる。これらのめっき法によれば、厚さを高精度に制御しながら絶縁層内金属層32を形成することができる。その結果、多数の絶縁層3や樹脂層4を積層する場合でも、層間の位置ずれが生じ難くなる。
絶縁層内金属層32の形成方法は、特に限定されず、例えばスパッタリング法のような気相成膜法であってもよいが、好ましくは電解めっき法や無電解めっき法のような各種めっき法が用いられる。これらのめっき法によれば、厚さを高精度に制御しながら絶縁層内金属層32を形成することができる。その結果、多数の絶縁層3や樹脂層4を積層する場合でも、層間の位置ずれが生じ難くなる。
また、絶縁層内金属層32を形成するときには、無電解めっき法のうち、置換型無電解めっき法が用いられてもよいが、好ましくは自己触媒型無電解めっき法が用いられる。自己触媒型無電解めっき法によれば、絶縁層内金属層32において基材2に含まれる金属層が露出している場合、その金属層が触媒として機能する。このため、めっき液中において、絶縁層開口部31内に対してめっき金属を選択的に析出させることができる。
また、無電解めっき法では、処理時間と膜厚とが一定の相関関係を維持し易いため、処理時間に基づいた膜厚の制御が容易である。このため、例えば、絶縁層内金属層32の膜厚と絶縁層開口部31の高さとを容易に揃えることができる。その結果、絶縁層内金属層32上に形成された樹脂層内金属層42と、それ以外の部位に形成された樹脂層内金属層42との間で、上面の高さを互いに揃え易くなり、高さが不揃いになることが抑制される。これにより、例えば樹脂層4上に別の配線層を積層するとき、樹脂層内金属層42の高さが不揃いになっている影響が、積層される配線層にも波及してしまうのを抑制することができる。したがって、多数の配線層を高い精度で積層することが可能になる。
[6]次に、樹脂層4の上面44にマスキング層5を形成する。
マスキング層5は、樹脂層4の上面44に選択的に設けられる。これにより、後述する第1金属層42aを成膜する際、目的とする領域のみに第1金属層42aを成膜することができる。
マスキング層5は、樹脂層4の上面44に選択的に設けられる。これにより、後述する第1金属層42aを成膜する際、目的とする領域のみに第1金属層42aを成膜することができる。
マスキング層5の形成方法は、特に限定されず、フィルムを貼り付ける方法を用いることもできるが、樹脂材料を含む液状組成物を塗布する方法が好ましく用いられる。マスキング層5を形成する対象は、パターニングされた樹脂層4の上面44であるため、このような樹脂層4の形状を利用すれば、上記塗布法によって上面44に対して選択的に効率よくマスキング層5を形成することができる。
例えば、上記液状組成物を塗布した治具を樹脂層4の上面44に接触させる。これにより、液状組成物が樹脂層4の上面44に対して選択的に転写される。このようにして転写した液状組成物を乾燥、硬化させることにより、マスキング層5を樹脂層4の上面44に対して選択的に容易に形成することができる。
上記樹脂材料としては、特に限定されず、例えばアクリル系樹脂、シリコーン系樹脂等が挙げられるが、特にアクリル系樹脂が好ましく用いられる。
アクリル系樹脂としては、分子中に重合性不飽和基を少なくとも1個有する単量体を成分として含むアクリル系(共)重合体を用いることができる。このような単量体としては、例えば、(メタ)アクリル酸、フマル酸、ケイ皮酸、クロトン酸、イタコン酸、マレイン酸無水物、マレイン酸半エステル、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレート、イソプロピル(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、イソブチル(メタ)アクリレート、tert−ブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、酢酸ビニル等のビニルアルコールのエステル類、(メタ)アクリロニトリル、スチレン、重合可能なスチレン誘導体が挙げられ、上記アクリル系樹脂は、これらの単量体のうちの1種または2種以上を含むことができる。
また、上記液状組成物は、上記樹脂材料を溶剤によって希釈して、粘度が調節されたものであるのが好ましい。この粘度は、例えば、25℃において、1〜20mPa・sであるのが好ましく、5〜15mPa・sであるのがより好ましい。粘度が低すぎると、樹脂層4の上面44から、樹脂層開口部41の内面43に、液状組成物が垂れて付着する可能性がある。一方、粘度が高すぎると、本工程において、樹脂層4の上面44で液状組成物が広がりにくく、マスキング層5が部分的に途切れる、すなわち、マスキング層5の形成が不十分となる部分が生じる可能性がある。
なお、液状組成物の粘度の測定法としては、特に限定されず、例えば、コーンプレート型粘度計を用いて行うことができる。
また、上記溶剤の揮発量は、例えば、板材に溶剤を50mm角に塗布して5分放置した場合、元の質量に対して0.05〜0.15%程度であるのが好ましく、0.07〜0.12%程度であるのがより好ましい。揮発量が多すぎると、液状組成物を転写する作業を素早く行う必要があり、作業自体の難易度が高くなる。一方、揮発量が少なすぎると、樹脂層4の上面44から液状組成物が垂れ易くなる傾向を示す。
このような溶剤としては、特に限定されず、例えば、トルエン(化工機商事株式会社製 製品名「KTC AC−828T」)等を用いることができる。
マスキング層5の平均厚さは、特に限定されないが、0.1〜50μm程度であるのが好ましく、1〜10μm程度であるのがより好ましい。マスキング層5の厚さを前記範囲内に設定することにより、マスキング層5の厚さが不均一になった場合でも、マスキング層5が途切れ難くなる。その結果、マスキング層5によって樹脂層4の上面44をより確実に覆うことができる。また、工程[8]において、迅速にマスキング層5を除去することができる。
[7]次に、図4(a)に示すように、樹脂層開口部41の内面43およびマスキング層5の表面(上面51および側面52)に、それぞれ第1金属層42aを形成する。この第1金属層42aは、第2金属層42bを無電解めっき法で形成する際、めっき金属を析出させるための触媒として機能する。
第1金属層42aの形成方法としては、例えば、スパッタリング法、真空蒸着法のような気相成膜法、塗布法のような液相成膜法、めっき法等が挙げられる。
このうち、液相成膜法による第1金属層42aの形成は、例えば、以下のようにして行われる。
まず、形成対象の面を、クリーナーコンディショナー液に接触させる。クリーナーコンディショナー液の温度は例えば50℃とし、接触時間は例えば5分とする。
次に、形成対象の面に対し、加硫酸アンモニウム水溶液等のエッチング液を用いて、ソフトエッチング処理を施す。処理温度は例えば30℃とし、処理時間は例えば5分とする。
続いて、硫酸等の処理液を用いて、酸処理を施す。処理温度は例えば25℃とし、処理時間は例えば30秒とする。
続いて、第1金属層42aの構成材料を含む処理液を、形成対象の面に供給し、乾燥させる。これにより、第1金属層42aが得られる。
なお、上述した液相成膜法の各種条件は、一例であり、上記のものに限定されない。
なお、上述した液相成膜法の各種条件は、一例であり、上記のものに限定されない。
[8]次に、マスキング層5を除去する。これにより、マスキング層5の上面51および側面52に付着していた第1金属層42aの一部も除去されることとなる。一方、第1金属層42aのうち、樹脂層開口部41の内面43に付着していた部分は、そのまま残存する。このようにして樹脂層開口部41の内面43に設けられた第1金属層42aを得る(図4(b)参照)。
マスキング層5を除去する方法としては、例えば、マスキング層5の選択比が他の部位の選択比よりも高い剥離液(溶剤)を用いて行うことができる。これにより、マスキング層5を選択的に簡単に除去することができる。
マスキング層5を剥離する条件は、例えば剥離液の温度が30〜60℃とされ、剥離液の接触時間が60秒〜3分間とされる。
また、剥離液の組成は、マスキング層5や他の部位の構成材料に応じて適宜選択されるが、例えば、アミン系もしくはNMP系の有機溶剤、水酸化ナトリウム水溶液、水酸化カリウム水溶液、オゾン水、またはオゾン−酢酸液等が挙げられる。
一方、マスキング層5を除去する方法としては、例えば、マスキング層5と樹脂層4との間における熱特性の差を利用して、界面に剥離を生じさせる方法を用いて行うこともできる。
マスキング層5および樹脂層4に対する加熱条件は、例えば加熱温度が50〜200℃とされ、加熱時間が10〜120分とされる。
なお、上述した剥離条件は、一例であり、上記のものに限定されない。
なお、上述した剥離条件は、一例であり、上記のものに限定されない。
ここで、特許文献1では、レジスト膜の表面に銅めっき層を形成し、銅めっき層の不要な部分を研磨またはエッチングにより除去する方法を採用している。このような方法では、研磨またはエッチングにより銅めっき層を減少させてレジスト膜を露出させる際、銅めっき層の減少(除去)が不十分になったり、レジスト膜をも除去してしまうおそれがある。
これに対し、本発明では、前述したように、第1金属層42aを形成する以前に第1樹脂層4の上面44にマスキング層5を形成し、次いで、マスキング層5の表面および樹脂層開口部41の内面43に第1金属層42aを形成する。これにより、第1金属層42aを形成する際、樹脂層4の上面44は、マスキング層5に覆われた状態となっており、樹脂層4の上面44は、清浄な状態が保たれている。この状態で第1金属層42aを形成するため、樹脂層4の上面44に第1金属層42aが付着するのを防止することができる。
さらに、本製造方法では、マスキング層5を、マスキング層5の表面に付着している金属層42aごと、溶剤によって除去する。これにより、特許文献1のような研磨またはエッチングといった繁雑でかつ負荷がかかる作業を省略することができるとともに、樹脂層4の上面44を、第1金属層42aが付着していない状態で容易に露出させることができる。
以上より、本発明によれば、樹脂層内金属層42の配線密度を高めても高信頼の絶縁性を確保することができる配線板1を効率よく製造することができる。
[9]次に、図4(c)に示すように、樹脂層開口部41内に第2金属層42bを形成する。これにより、樹脂層開口部41内に設けられた樹脂層内金属層42が得られる。
第2金属層42bの形成方法としては、無電解めっき法が用いられる。無電解めっき法では、第1金属層42aを触媒として用いることができる。これにより、第1金属層42a上にめっき金属を選択的に析出させることができ、樹脂層開口部41内を充填するように第2金属層42bが形成される。その結果、前述した露光処理の際に形成した配線パターンに応じて第1金属層42aおよび第2金属層42bからなる電気配線が形成される。このような電気配線は、ライン・アンド・スペース幅が小さく、高密度化が図られたものとなる。
また、無電解めっき法では、処理時間と膜厚とが一定の相関関係を維持し易いため、処理時間に基づいた膜厚の制御が容易である。このため、例えば、樹脂層内金属層42の膜厚と樹脂層開口部41の高さとを容易に揃えることができる。その結果、樹脂層内金属層42の上面の高さを揃え易くなり、高さが不揃いになることが抑制される。これにより、例えば樹脂層4上に別の配線層を積層するとき、樹脂層内金属層42の高さが不揃いになっている影響が、積層される配線層にも波及してしまうのを抑制することができる。したがって、多数の配線層を高い精度で積層することが可能になる。
なお、第1金属層42aに対して導通処理を行うことができれば、電解めっき法によって第2金属層42bを形成することもできる。
以上、本発明の配線板の製造方法を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
例えば、配線板の製造方法には、任意の工程が付加されていてもよい。
例えば、配線板の製造方法には、任意の工程が付加されていてもよい。
1 配線板
2 基材
3 絶縁層
4 樹脂層
41 樹脂層開口部
42 樹脂層内金属層
42a 第1金属層
42b 第2金属層
43 内面
44 上面
5 マスキング層
51 上面
52 側面
9 フォトマスク
91 透過部
31 絶縁層開口部
32 絶縁層内金属層
L 光
P プラズマ
2 基材
3 絶縁層
4 樹脂層
41 樹脂層開口部
42 樹脂層内金属層
42a 第1金属層
42b 第2金属層
43 内面
44 上面
5 マスキング層
51 上面
52 側面
9 フォトマスク
91 透過部
31 絶縁層開口部
32 絶縁層内金属層
L 光
P プラズマ
Claims (6)
- 絶縁層上に、感光性材料で構成される樹脂層を形成する工程と、
前記樹脂層に露光および現像を施して前記樹脂層の一部を選択的に除去することにより樹脂層開口部を形成するとともに、前記絶縁層を選択的に除去することにより前記樹脂層開口部に対応する位置に絶縁層開口部を形成する工程と、
前記絶縁層開口部内に絶縁層内金属層を形成する工程と、
前記樹脂層上面にマスキング層を形成する工程と、
前記マスキング層の表面および前記樹脂層開口部の内面にめっき触媒を付着させる工程と、
前記めっき触媒が付着した前記マスキング層を除去する工程と、
前記樹脂層開口部の内面に付着している前記めっき触媒を利用して、樹脂層内金属層を形成する工程と、を備えることを特徴とする配線板の製造方法。 - 前記マスキング層は、樹脂材料を含み、
前記マスキング層を除去する工程では、前記樹脂材料を溶解可能な溶剤により前記めっき触媒が付着した前記マスキング層を除去する請求項1に記載の配線板の製造方法。 - 前記マスキング層を形成する工程では、前記樹脂材料を含む液状組成物を前記樹脂層上面に塗布し、前記液状組成物を硬化させて前記マスキング層とする請求項1または2に記載の配線板の製造方法。
- 前記液状組成物は、25℃における粘度が1〜20mPa・sである請求項3に記載の配線板の製造方法。
- 前記マスキング層の平均厚さは、0.1〜50μmである請求項1ないし4のいずれか1項に記載の配線板の製造方法。
- 前記絶縁層開口部を形成する工程と、前記めっき触媒を付着させる工程との間に設けられ、前記絶縁層開口部の内面と、前記樹脂層開口部の内面と、前記樹脂層の上面とにプラズマ処理および/またはUV処理を施す工程をさらに有する請求項1ないし5のいずれか1項に記載の配線板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2015132071A JP2017017168A (ja) | 2015-06-30 | 2015-06-30 | 配線板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP (1) | JP2017017168A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114980536A (zh) * | 2021-02-19 | 2022-08-30 | 丰田自动车株式会社 | 布线基板的制造方法 |
-
2015
- 2015-06-30 JP JP2015132071A patent/JP2017017168A/ja active Pending
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| CN114980536A (zh) * | 2021-02-19 | 2022-08-30 | 丰田自动车株式会社 | 布线基板的制造方法 |
| CN114980536B (zh) * | 2021-02-19 | 2024-03-08 | 丰田自动车株式会社 | 布线基板的制造方法 |
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