JP2017113328A - 歯科用ミラー付吸引路管 - Google Patents
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Description
この他、歯科用ミラーは口腔内をさまざまな方向から観察したり、舌や口腔底や頬粘膜などの圧排・切削時に軟組織を傷つけないように圧排するためなどさまざまな用途があるが、この場合でもミラー表面に付着する水滴排除は視野確保のために重要であり、視野確保で安全性を高める必要があった。
又、従来多用されている二重反射予防の歯科用ミラーを転用することができ、経済的で故障しにくい構造で、滅菌消毒も容易である。
1) 口腔中で液状物を負圧によって吸引する歯科用の吸引路管の先端部の形状を偏平にして先端部での吸引口形状を高さが低く横巾が広い偏平な形状とし、口腔を視認する歯科用ミラーのミラー面が前記吸引路管の前記先端部の管方向に対して所要角度で立ち上って管方向に対して斜めに取付け、口腔の液状物が前記吸引口に発生する負圧吸引力によってミラー面に沿って流動して吸引口から吸引路管内に吸引されるようにしたことを特徴とする、歯科用ミラー付吸引路管
2) 口腔を視認する歯科用ミラーのミラー面の一部が前記吸引路管の先端部の偏平な吸引口から管内に差し込まれるよう状態に、又はミラーの吸引路管側の周縁上面と先端部の偏平な吸引口の下側口縁部内面とが連接されるように吸引口の下側口縁部形状を整形して前記両面が連接する状態に配置するとともに、前記ミラーのミラー面が吸引路管の前記先端部の管方向に対して所要角度で立ち上って管方向に対して斜めに取付けられ、口腔の液状物が負圧吸引力によってミラー面の上面に沿って流動して吸引口から吸引路管内に吸引されるようにした、前記1)記載の歯科用ミラー付吸引路管
3) 口腔を視認するための歯科用ミラーを吸引路管の偏平な先端部の外側に脱着自在に取付けたことを特徴とする、前記1)又は2)記載の歯科用ミラー付吸引路管
4) 前記ミラーを保持する細い棒状の柄の基端にねじ部を設け、前記吸引路管の先端部の外側に前記ミラーのねじ部と螺合する雌ねじの螺合部を設けて、ミラーのねじ部を吸引路管の先端部の螺合部に螺合してミラーを吸引路管の先端部に脱着自在に取付けた、前記3)記載の歯科用ミラー付吸引路管
5) 吸引路管の偏平にした先端部の吸引口のミラーと連接する側の下側の口縁部を三日月状に切欠き、この三日月状切欠きにミラーのミラー面の周縁を嵌装してミラー面と吸引路管の下側内周面とが連接するようにした、前記2)〜4)いずれか記載の歯科用ミラー付吸引路管
6) ミラー面中央が吸引路管の管基端方向から視認できる側の吸引路管の偏平にした先端部の上側口縁部を三日月状に切欠し、ミラー面の視認性を高めた、前記1)〜5)いずれか記載の歯科用ミラー付吸引路管
7) 前記吸引路管が吸引口のある先端から管中間部まで直線的とし、中間部から基端にかけて管を湾曲して基端部の管方向をミラーの面の面方向に近ずくように変曲させた形状とした、前記1)〜6)いずれか記載の歯科用ミラー付吸引路管
8) 吸引路管の先端部の偏平な吸引口の内に挿入できる小さな外径の両端が開放された通気路管を吸引路管の外側から貫通させて吸引路管内部を経て、その先端側開放口を吸引路管の吸引口付近に位置するように取付け、同通気路管の先端開放口がミラー面に臨むようにして、吸引路管の吸引口に発生する空気の負圧に誘導されて通気路管の外端開放口から口腔外の空気を吸引してその先端開放口からミラー面に向けて空気を吹出すようにしてミラー面の液滴の付着を防ぐ、前記1)〜7)いずれか記載の歯科用ミラー付吸引路管
9) 吸引路管の吸引口に近い内部に固形異物の進入防止をする通液性の固形物進入阻止体を設けた、前記1)〜8)いずれか記載の歯科用ミラー付吸引路管
10) 吸引路管の先端部の吸引口及びミラーの一部を覆う軟質の保護チューブを被せた、前記1)〜9)いずれか記載の歯科用ミラー付吸引路管
にある。
本発明の請求項2,5の発明では、歯科用ミラーを吸引路管の偏平にした先端部に傾いて取付け、しかもミラーのミラー面と先端部の吸引口の口縁部とが連続的に連接させた構成であるので、又はミラーのミラー面の一部が吸引口から先端部の吸引路管の管内に差し込まれるので、吸引路管の吸引口に負圧を与えれば口腔内の液状物はミラー面の上面に沿って流れて、そのまま吸引口から吸引路管に流入できる。
これによって、拡がったミラーの外周縁から液状物をミラー面を介して吸引でき、しかもミラー面の吸引口側の一部が吸引路管内に差し込まれているので、又はミラー面と吸引路管の管内面とが連続的に連接しているので、円滑に液状物を吸引路管内に吸引できるようになる。又、このミラーの背面は口腔での口腔組織の押え部材として使用できる。更に、ミラーの柄として長い吸引路管が使えるので、ミラーの操作が容易である。
2)ミラーに接触する部分のフード部とその反対側のフード部は、前記1)の条件を満足する範囲で視野を確保する上で、必要最小限のミラー囲い込み形状を維持する。
3)吸引路管や通気路管は、ステンレスや銅の他、合成樹脂で形成してもよい。
4)吸引路管と通気路管は、溶接又はネジ螺合、又はロウ着などの手法を行うことができる。但し、ロウ着の場合には補綴物ロウ着方法に準じた銀ロウを用いる。鉛含有はあってはならない。
5)吸引路管から撓性の吸引路管への接続部はゆるやかなカーブを描いて、吸引装置側の吸引路管の剛性を考慮した操作しやすい屈曲として任意である。
6)吸引路管の外装に、滑り止めの凹凸を設けてもよい。
7)ミラー支持軸の柄のネジは、食品加工機器に用いることが認可されたネジ緩み止め剤などを用いても良い。
8)装着するミラーは、従来一般的に用いられている角度50度などの歯科用口腔内用ミラーであるが、鏡質の素材は任意である。
9)装着するミラーは、従来一般的に用いられている角度50度などの歯科用口腔内用ミラーであるが、メーカーにより角度が異なる場合もあるので、ミラー囲い込みフードの凹型の囲い込み深さは視角を妨げないように任意に設定することができるが、鋭角部を丸く削合して鋭端が無いように仕上げる。
10)防錆加工については、食品衛生法に準じた食器用メッキ又は表面加工を行うものとする。
11)防錆塗料については、超音波洗浄やその他の薬液消毒で、酸化性の強い薬剤も用いる場合があるので、原則として用いないことが望ましい。
12)加工上、薬液洗浄などを行う場合もあるので、残留異物の除去を徹底すること。
13)吸引路管と通気路管などの接合部のピンホール,その他の部分のピンホール検査は、ヘリウムなどの不活性ガスによる気密性封鎖試験や、外観検査、浸透性蛍光発光性試験液などを用いても良い。
14)通気路管の外気側開口部は、適宜片手操作し易い位置に開口する。
15)吸引路管の先端部及びミラー周辺を照す口腔照明器を取付けることができる。
16)歯科用ミラーとしては通常円形のミラーであるが、楕円形状・おにぎり形状のミラーを取付けるようにしてもよい。
17)通気路管は、直線又は緩やかなカーブを描く吸引路管よりも十分に略断面積が小さいこと。
18)通気路管や吸引路管は、断面の形態は円形,矩形,多角形,楕円など任意である。
図中、G1,G2,G3,G4は実施例1,2,3,4の歯科用ミラー付吸引路管である。
又、図中1は吸引路管、1aはその吸引口、1bは吸引路管の先端部、1cは偏平な吸引口の下側口縁部、1dは同下側口縁部の三日月状切欠、1eは吸引口1aの上側口縁部、1fは上側口縁部の三日月状切欠、1gは先端部1bの底面に設けられた雌ねじを刻設した螺合部、1hは吸引口1a近くの吸引路管1内部に設けたハニカム構造した通液性の固形物進入阻止体、1iは吸引路管1の中間部での湾曲部である。2は円形状ミラー、2aは同ミラーの途中で50〜60°で折曲した小径の棒状の柄、2bは同柄の基端に設けた雄ねじ部で、吸引路管1の螺合部1gと螺合してミラー2を脱着自在に取り付ける。2cはミラー面、2dは吸引口の下側口縁部1cと連接するミラー2の周縁部である。3は吸引路管の基端側外側から吸引路管を貫通して管内を通って吸引口1aまで延びた小さな外径の通気路管、3aは同通気路管の基端開放口、3bは同通気路管の先端開放口で、吸引口1aの位置でミラー2に向けて開放されている。4は軟質の保護チューブである。又、MSは口腔、RCは電動式回転切削器具、KTは口腔内の歯、KNは口腔内の軟組織、Zは舌、TBは治療台、SPはスピットン、3Wは3ウェイシリンジ、HCTは空気式高速切削回転器具である。
又、ミラー基部ではフード部とミラー基部との間にわずかな隙間があり、口腔底の水分を急速に吸うための補助的な呼び水の通路となる。この隙間は小さいが、水分は非圧縮性が空気よりも小さいので容易に水分が通過するし、空気はこの部分を容易に通過してミラーに近接接触するフードとの隙間を速やかに乾燥する。
ミラーを保持する柄部の螺合部と(ミラーのネジの螺合深さを調整するためのネジと)、ミラーの視野を遮蔽しない形態の吸引内側開口部と、ミラー及び吸引の口腔内側開口部と、吸引バキューム接合管(吸引路管:液滴混合で吸引可能な少なくとも20L/min以上の自由空気流量及び−40kPa以上の吸引圧を有するのがJIST7208−1,2012での規定で咽頭用吸引機の要求能力)への口腔外接続側を有する口腔内ミラーの構造をしている。
尚、吸引路管の通気方向への鉛直な面での略断面は一般的に用いられる歯科用吸引路管の最も細い仕様である約φ10mmよりも細くなることはなく、大量にかつ迅速な唾液のような粘性が感じられる水分の迅速な吸引が可能であり、安全である。
1 吸引路管
1a 吸引口
1b 先端部(フード)
1c 下側口縁部
1d 三日月状切欠
1e 上側口縁部
1f 三日月状切欠
1g 螺合部
1h 固形物進入阻止体
1i 湾曲部
2 ミラー
2a 柄
2b 雄ねじ部
2c ミラー面
2d 周縁部
3 通気路管
3a 基端開放口
3b 先端開放口
4 保護チューブ
MS 口腔
RC 電動式回転切削器具
KT 口腔内の歯
KN 口腔内の軟組織
AH エアホース
Z 舌
TB 治療台
SP スピットン
3W 3ウェイシリンジ
HCT 空気式高速切削回転器具
Claims (10)
- 口腔中で液状物を負圧によって吸引する歯科用の吸引路管の先端部の形状を偏平にして先端部での吸引口形状を高さが低く横巾が広い偏平な形状とし、口腔を視認する歯科用ミラーのミラー面が前記吸引路管の前記先端部の管方向に対して所要角度で立ち上って管方向に対して斜めに取付け、口腔の液状物が前記吸引口に発生する負圧吸引力によってミラー面に沿って流動して吸引口から吸引路管内に吸引されるようにしたことを特徴とする、歯科用ミラー付吸引路管。
- 口腔を視認する歯科用ミラーのミラー面の一部が前記吸引路管の先端部の偏平な吸引口から管内に差し込まれるよう状態に、又はミラーの吸引路管側の周縁上面と先端部の偏平な吸引口の下側口縁部内面とが連接されるように吸引口の下側口縁部形状を整形して前記両面が連接する状態に配置するとともに、前記ミラーのミラー面が吸引路管の前記先端部の管方向に対して所要角度で立ち上って管方向に対して斜めに取付けられ、口腔の液状物が負圧吸引力によってミラー面の上面に沿って流動して吸引口から吸引路管内に吸引されるようにした、請求項1記載の歯科用ミラー付吸引路管。
- 口腔を視認するための歯科用ミラーを吸引路管の偏平な先端部の外側に脱着自在に取付けたことを特徴とする、請求項1又は2記載の歯科用ミラー付吸引路管。
- 前記ミラーを保持する細い棒状の柄の基端にねじ部を設け、前記吸引路管の先端部の外側に前記ミラーのねじ部と螺合する雌ねじの螺合部を設けて、ミラーのねじ部を吸引路管の先端部の螺合部に螺合してミラーを吸引路管の先端部に脱着自在に取付けた、請求項3記載の歯科用ミラー付吸引路管。
- 吸引路管の偏平にした先端部の吸引口のミラーと連接する側の下側の口縁部を三日月状に切欠き、この三日月状切欠きにミラーのミラー面の周縁を嵌装してミラー面と吸引路管の下側内周面とが連接するようにした、請求項2〜4いずれか記載の歯科用ミラー付吸引路管。
- ミラー面中央が吸引路管の管基端方向から視認できる側の吸引路管の偏平にした先端部の上側口縁部を三日月状に切欠し、ミラー面の視認性を高めた、請求項1〜5いずれか記載の歯科用ミラー付吸引路管。
- 前記吸引路管が吸引口のある先端から管中間部まで直線的とし、中間部から基端にかけて管を湾曲して基端部の管方向をミラーの面の面方向に近ずくように変曲させた形状とした、請求項1〜6いずれか記載の歯科用ミラー付吸引路管。
- 吸引路管の先端部の偏平な吸引口の内に挿入できる小さな外径の両端が開放された通気路管を吸引路管の外側から貫通させて吸引路管内部を経て、その先端側開放口を吸引路管の吸引口付近に位置するように取付け、同通気路管の先端開放口がミラー面に臨むようにして、吸引路管の吸引口に発生する空気の負圧に誘導されて通気路管の外端開放口から口腔外の空気を吸引してその先端開放口からミラー面に向けて空気を吹出すようにしてミラー面の液滴の付着を防ぐ、請求項1〜7いずれか記載の歯科用ミラー付吸引路管。
- 吸引路管の吸引口に近い内部に固形異物の進入防止をする通液性の固形物進入阻止体を設けた、請求項1〜8いずれか記載の歯科用ミラー付吸引路管。
- 吸引路管の先端部の吸引口及びミラーの一部を覆う軟質の保護チューブを被せた、請求項1〜9いずれか記載の歯科用ミラー付吸引路管。
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