JP2017114322A - ハイブリッド車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】EV走行モードの滞在時間を延ばし、燃費を向上させることできるハイブリッド車両を提供すること。【解決手段】ハイブリッド車両1は、ISG20に対して第1蓄電装置30および第2蓄電装置31が並列に接続される第1接続状態と、ISG20に対して第1蓄電装置30が接続される第2接続状態と、の何れかを形成するスイッチ40、41を備える。発電制御部は、第1充電状態検出部および第2充電状態検出部が検出した充電状態に基づいて第1蓄電装置30または第2蓄電装置31の充電が必要と判断した場合、スイッチ40、41を第1接続状態にした上でISG20に発電を開始させる。その後、発電制御部は、第2蓄電装置31が満充電になった場合、スイッチ40、41を第2接続状態にした上でISG20に発電を継続させる。【選択図】図1

Description

本発明は、ハイブリッド車両に関する。
ハイブリッド車両は、エンジンと、バッテリから供給される電力で駆動するモータジェネレータとを駆動源として備えており、エンジンまたはモータジェネレータの少なくとも一方の動力により走行する。
従来のハイブリッド車両としては、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載のハイブリッド車両は、発電機に対して鉛電池とリチウムイオン電池が並列に接続されており、これらの電池間の導通状態を切替え、かつ、発電機の発電電圧を調整することで、電気負荷に対する電力供給を好適に実施できるようになっている。
特開2014−033571号公報
ここで、EV走行が可能なハイブリッド車両は、EV走行が可能なEV状態(EV走行モード)のときは、エンジンが停止しており、燃料を消費しなくなることに加えて、エンジンの騒音が発生しないため、快適性、静粛性および燃費向上を達成できる。このため、EV走行モードを実行する時間を拡大することが望ましい。EV走行モードを実行するには、車両システムに電力を供給するバッテリの充電状態が良好である必要がある。
しかしながら、特許文献1に記載のハイブリッド車両は、EV走行をより長く維持させることを考慮していない。このため、EV走行モードの滞在時間を延ばしたり、燃費を向上させることができないという問題があった。
本発明は、電気負荷への電力供給用に設置された複数のバッテリの容量を最大限に利用できるようにバッテリ相互の接続状態と発電状態を制御することで、EV走行モードの滞在時間を延ばし、燃費を向上させることを目的としている。
上記課題を解決するハイブリッド車両の発明の一態様は、エンジンとモータジェネレータとを駆動源として備え、前記エンジンと前記モータジェネレータの少なくとも一方が出力する動力により走行するハイブリッド車両であって、前記エンジンの動力によって発電する発電機と、特性が互いに異なる第1バッテリおよび第2バッテリと、前記第1バッテリおよび前記第2バッテリの充電状態をそれぞれ検出する充電状態検出部と、前記発電機に対して前記第1バッテリおよび前記第2バッテリが並列に接続される第1接続状態と、前記発電機に対して前記第1バッテリが接続される第2接続状態と、の何れかを形成する接続スイッチと、前記発電機の発電状態と前記接続スイッチの接続状態を制御する発電制御部と、を備え、前記発電制御部は、前記充電状態検出部が検出した充電状態に基づいて前記第1バッテリまたは前記第2バッテリの充電が必要と判断した場合、前記接続スイッチを第1接続状態にした上で前記発電機に発電を開始させ、前記第2バッテリが満充電になった場合、前記接続スイッチを第2接続状態にした上で前記発電機に発電を継続させることを特徴とする。
本発明によれば、EV走行モードの滞在時間を延ばし、燃費を向上させることできる。
図1は、本発明の一実施形態に係るハイブリッド車両を示す図であり、ハイブリッド車両の構成図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るハイブリッド車両を示す図であり、ハイブリッド車両の低電圧系システムの構成図である。 図3は、本発明の一実施形態に係るハイブリッド車両の、第1蓄電装置と第2蓄電装置の充電特性を説明する図である。 図4は、本発明の一実施形態に係るハイブリッド車両による、第1充電処理の流れを示すフローチャートである。 図5は、本発明の一実施形態に係るハイブリッド車両による、第2充電処理の流れを示すフローチャートである。 図6は、本発明の一実施形態に係るハイブリッド車両において、第1充電処理および第2充電処理が実行されたときのタイミングチャートである。 図7は、本発明の一実施形態に係るハイブリッド車両において、時間短縮モードで第2充電処理が実行されたときのタイミングチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。以下、本発明の実施形態に係る駆動制御装置を搭載した車両について説明する。
図1に示すように、ハイブリッド車両1は、内燃機関としてのエンジン2と、変速機3と、モータジェネレータ4と、駆動輪5と、ハイブリッド車両1を総合的に制御するHCU(Hybrid Control Unit)10と、エンジン2を制御するECM(Engine Control Module)11と、変速機3を制御するTCM(Transmission Control Module)12と、ISGCM(Integrated Starter Generator Control Module)13と、INVCM(Invertor Control Module)14と、低電圧BMS(Battery Management System)15と、高電圧BMS16とを含んで構成される。
エンジン2には、複数の気筒が形成されている。本実施形態において、エンジン2は、各気筒に対して、吸気行程、圧縮行程、膨張行程及び排気行程からなる一連の4行程を行うように構成されている。
エンジン2には、ISG(Integrated Starter Generator)20と、スタータ21とが連結されている。ISG20は、ベルト22などを介してエンジン2のクランクシャフト18に連結されている。ISG20は、電力が供給されることにより回転することでエンジン2を始動させる電動機の機能と、クランクシャフト18から入力された回転力を電力に変換する発電機の機能とを有する。
本実施形態では、ISG20は、ISGCM13の制御により、電動機として機能することで、エンジン2をアイドリングストップ機能による停止状態から再始動させるようになっている。ISG20は、電動機として機能することで、ハイブリッド車両1の走行をアシストすることもできる。
スタータ21は、図示しないモータとピニオンギヤとを含んで構成されている。スタータ21は、モータを回転させることにより、クランクシャフト18を回転させて、エンジン2に始動時の回転力を与えるようになっている。このように、エンジン2は、スタータ21によって始動され、アイドリングストップ機能による停止状態からISG20によって再始動される。
変速機3は、エンジン2から出力された回転を変速し、ドライブシャフト23を介して駆動輪5を駆動するようになっている。変速機3は、平行軸歯車機構からなる常時噛合式の変速機構25と、乾式単板クラッチによって構成されるクラッチ26と、ディファレンシャル機構27と、クラッチアクチュエータ51と、シフトアクチュエータ52と、を備えている。
クラッチアクチュエータ51は、TCM12の制御によってクラッチ26の断続(切断と接続)を行うようになっている。シフトアクチュエータ52は、TCM12の制御によって変速機構25の図示しないシフトスリーブを移動して、変速段の切換を行うようになっている。以下、クラッチ26を切断して変速段の切換を行うことを単に変速ともいう。
このように、変速機3は、TCM12の制御により自動で変速を行うことが可能な、AMT(Automated Manual Transmission)と称される自動変速機として構成されている。ディファレンシャル機構27は、変速機構25によって出力された動力をドライブシャフト23に伝達するようになっている。
モータジェネレータ4は、ディファレンシャル機構27に対して、チェーン等の動力伝達機構28を介して連結されている。モータジェネレータ4は、電動機として機能する。
このように、ハイブリッド車両1は、エンジン2とモータジェネレータ4の両方の動力を車両の駆動に用いることが可能なパラレルハイブリッドシステムを構成している。ハイブリッド車両1は、エンジン2及びモータジェネレータ4の少なくとも一方が発生する動力により走行する。
ハイブリッド車両1は、エンジン2が発生するエンジントルクのみによる走行と、モータジェネレータ4が発生するモータトルクのみによる走行(EV走行)と、モータトルクをアシストトルクとして用いてエンジン2のエンジントルクをアシストする走行(アシスト走行)が可能である。このように、ハイブリッド車両1は、EV走行機能とアシスト走行機能を備えている。
モータジェネレータ4は、発電機としても機能し、ハイブリッド車両1の走行によって発電を行うようになっている。なお、モータジェネレータ4は、変速機3から駆動輪5までの動力伝達経路の何れかの箇所に動力伝達可能に連結されていればよく、必ずしもディファレンシャル機構27に連結される必要はない。
ハイブリッド車両1は、第1蓄電装置30と、第2蓄電装置31を含む低電圧パワーパック32と、第3蓄電装置33を含む高電圧パワーパック34と、高電圧ケーブル35と、低電圧ケーブル36とを備えている。
第1蓄電装置30、第2蓄電装置31及び第3蓄電装置33は、充電可能な二次電池から構成されている。第1蓄電装置30は鉛電池からなる。第2蓄電装置31は、第1蓄電装置30よりも高出力かつ高エネルギー密度な蓄電装置である。
第2蓄電装置31は、第1蓄電装置30と比較して短い時間で充電が可能である。本実施形態では、第2蓄電装置31はリチウムイオン電池からなる。なお、第2蓄電装置31はニッケル水素蓄電池であってもよい。
第1蓄電装置30及び第2蓄電装置31は、約12Vの出力電圧を発生するようにセルの個数等が設定された低電圧バッテリである。第3蓄電装置33は、例えば、ニッケル水素蓄電池またはリチウムイオン電池からなる。
第3蓄電装置33は、第1蓄電装置30及び第2蓄電装置31より高電圧を発生するようにセルの個数等が設定された高電圧バッテリであり、例えば、100Vの出力電圧を発生させる。第3蓄電装置33の残容量などの状態は、高電圧BMS16によって管理される。
ハイブリッド車両1には、電気負荷としての一般負荷37及び被保護負荷38が設けられている。一般負荷37及び被保護負荷38は、スタータ21及びISG20以外の電気負荷である。
被保護負荷38は、常に安定した電力供給が要求される電気負荷である。この被保護負荷38は、車両の横滑りを防止するスタビリティ制御装置38A、操舵輪の操作力を電気的にアシストする電動パワーステアリング制御装置38B、及びヘッドライト38Cを含んでいる。なお、被保護負荷38は、図示しないインストルメントパネルのランプ類及びメータ類並びにカーナビゲーションシステムも含んでいる。
一般負荷37は、被保護負荷38と比較して安定した電力供給が要求されず、一時的に使用される電気負荷である。一般負荷37には、例えば、図示しないワイパー、及び、エンジン2に冷却風を送風する電動クーリングファンが含まれる。
低電圧パワーパック32は、第2蓄電装置31に加えて、スイッチ40、41と、低電圧BMS15とを有している。第1蓄電装置30及び第2蓄電装置31は、低電圧ケーブル36を介して、スタータ21と、ISG20と、電気負荷としての一般負荷37及び被保護負荷38とに電力を供給可能に接続されている。被保護負荷38に対しては、第1蓄電装置30と第2蓄電装置31とが並列に電気的に接続されている。
スイッチ40は、第2蓄電装置31と被保護負荷38との間の低電圧ケーブル36に設けられている。スイッチ41は、第1蓄電装置30と被保護負荷38との間の低電圧ケーブル36に設けられている。
低電圧BMS15は、スイッチ40、41の開閉を制御することで、第2蓄電装置31の充放電及び被保護負荷38への電力供給を制御している。低電圧BMS15は、アイドリングストップによりエンジン2が停止しているときは、スイッチ40を閉じるとともにスイッチ41を開くことで、高出力かつ高エネルギー密度な第2蓄電装置31から被保護負荷38に電力を供給するようになっている。
低電圧BMS15は、エンジン2をスタータ21によって始動するとき、及び、アイドリングストップ制御によって停止しているエンジン2をISG20によって再始動するときに、スイッチ40を閉じるとともにスイッチ41を開くことで、第1蓄電装置30からスタータ21又はISG20に電力を供給するようになっている。スイッチ40を閉じるとともにスイッチ41を開いた状態では、第1蓄電装置30から一般負荷37にも電力が供給される。
このように、第1蓄電装置30は、エンジン2を始動する始動装置としてのスタータ21及びISG20に少なくとも電力を供給するようになっている。第2蓄電装置31は、一般負荷37及び被保護負荷38に少なくとも電力を供給するようになっている。
第2蓄電装置31は、一般負荷37と被保護負荷38の両方に電力を供給可能に接続されているが、常に安定した電力供給が要求される被保護負荷38に優先的に電力を供給するようにスイッチ40、41が低電圧BMS15により制御される。
低電圧BMS15は、第1蓄電装置30及び第2蓄電装置31の充電状態(SOC:State Of Charge、蓄電状態、充電残量、充電容量ともいう)、並びに、一般負荷37及び被保護負荷38への作動要求を考慮しつつ、被保護負荷38の安定した作動することを優先して、スイッチ40、41を上述した例と異なるように制御することがある。
高電圧パワーパック34は、第3蓄電装置33に加えて、インバータ45と、INVCM14と、高電圧BMS16とを有している。高電圧パワーパック34は、高電圧ケーブル35を介して、モータジェネレータ4に電力を供給可能に接続されている。
インバータ45は、INVCM14の制御により、高電圧ケーブル35にかかる交流電力と、第3蓄電装置33にかかる直流電力とを相互に変換するようになっている。例えば、INVCM14は、モータジェネレータ4を力行させるときには、第3蓄電装置33が放電した直流電力をインバータ45により交流電力に変換させてモータジェネレータ4に供給する。
INVCM14は、モータジェネレータ4を回生させるときには、モータジェネレータ4が発電した交流電力をインバータ45により直流電力に変換させて第3蓄電装置33に充電する。
HCU10、ECM11、TCM12、ISGCM13と、INVCM14、低電圧BMS15及び高電圧BMS16は、それぞれCPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)と、バックアップ用のデータなどを保存するフラッシュメモリと、入力ポートと、出力ポートとを備えたコンピュータユニットによって構成されている。
これらのコンピュータユニットのROMには、各種定数や各種マップ等とともに、当該コンピュータユニットをHCU10、ECM11、TCM12、ISGCM13と、INVCM14、低電圧BMS15及び高電圧BMS16としてそれぞれ機能させるためのプログラムが格納されている。
すなわち、CPUがRAMを作業領域としてROMに格納されたプログラムを実行することにより、これらのコンピュータユニットは、本実施形態におけるHCU10、ECM11、TCM12、ISGCM13と、INVCM14、低電圧BMS15及び高電圧BMS16としてそれぞれ機能する。
本実施形態において、ECM11は、アイドリングストップ制御を実行するようになっている。このアイドリングストップ制御において、ECM11は、所定の停止条件の成立時にエンジン2を停止させ、所定の再始動条件の成立時にISGCM13を介してISG20を駆動してエンジン2を再始動させるようになっている。このため、エンジン2の不要なアイドリングが行われなくなり、ハイブリッド車両1の燃費を向上させることができる。
本実施形態では、ECM11は、車両停止状態(車速がゼロである)であることを所定の停止条件としてエンジン2を停止させるようになっている。このように、ハイブリッド車両1は、車両停車時にアイドリングストップを行う停車IS(Idling Stop)機能を備えている。路面状態が傾斜した登坂路において、前記アイドリングストップによる車両停止を実施した場合には、車両の停止状態を維持するためにモータジェネレータ4の電動機機能が用いられる。このモータジェネレータ4による車両の停止状態維持は、第3蓄電装置33の電力を用いて実施される。
ハイブリッド車両1には、CAN(Controller Area Network)等の規格に準拠した車内LAN(Local Area Network)を形成するためのCAN通信線48、49が設けられている。
HCU10は、INVCM14及び高電圧BMS16にCAN通信線48によって接続されている。HCU10、INVCM14及び高電圧BMS16は、CAN通信線48を介して制御信号等の信号の送受信を相互に行う。
HCU10は、ECM11、TCM12、ISGCM13及び低電圧BMS15にCAN通信線49によって接続されている。HCU10、ECM11、TCM12、ISGCM13及び低電圧BMS15は、CAN通信線49を介して制御信号等の信号の送受信を相互に行う。
本実施形態のハイブリッド車両1は、ギャップフィリング機能を備えている。ギャップフィリング機能とは、変速機3の変速中にモータジェネレータ4を駆動し、モータジェネレータ4のトルクを駆動輪5に付与する機能である。
HCU10は、ギャップフィリング制御動作を動作許可時に実行することで、ギャップフィリング機能を実現する。変速機3の変速中は、クラッチ26が切断されており、エンジン2から駆動輪5にエンジントルクを伝達できない。このため、HCU10は、ギャップフィリング制御動作において、モータジェネレータ4を力行運転して発生したモータトルク(アシストトルク)を駆動輪5に付与する。このギャップフィリング機能により、変速中のクラッチ26の切断による減速感が抑制され、車両の走行性能を向上できる。
図2において、ハイブリッド車両1は、第1充電状態検出部61を備えており、この第1充電状態検出部61は、第1蓄電装置30の充電状態を検出し、検出信号をHCU10に出力する。第1充電状態検出部61は、第1蓄電装置30の近傍に設けられており、第1蓄電装置30の端子間電圧や第1蓄電装置30への入出力電流を検出することにより、第1蓄電装置30の充電状態を検出する。
また、ハイブリッド車両1は、第2充電状態検出部62を備えており、この第2充電状態検出部62は、第2蓄電装置31の充電状態を検出し、検出信号をHCU10に出力する。第2充電状態検出部62は、第2蓄電装置31の近傍に設けられており、第2蓄電装置31の端子間電圧や第2蓄電装置31への入出力電流を検出することにより、第2蓄電装置31の充電状態を検出する。第2充電状態検出部62は、低電圧BMS15を介して検出信号をHCU10に出力する。
第1充電状態検出部61および第2充電状態検出部62は、本発明における充電状態検出部を構成している。また、第1蓄電装置30は本発明における第1バッテリを構成し、第2蓄電装置31は本発明における第2バッテリを構成している。
低電圧ケーブル36は、第1蓄電装置30と第2蓄電装置31との間で2つに分岐している。低電圧ケーブル36の分岐部の一方には前述のスイッチ41とフューズが直列に設けられている。低電圧ケーブル36の分岐部の他方には、スイッチ42とフューズが設けられている。ここで、後述するようにスイッチ41とスイッチ42の開閉状態は互いに等しく制御される。例えば、スイッチ41が閉状態にされるときはスイッチ42も閉状態にされる。このため、図1では、スイッチ42を省略している。
一般負荷37は、前述したワイパー、電動クーリングファンに加えて、例えば、ブロアファン、ラジエータファン、電動水ポンプ、電動負圧ポンプ、室内燈、等を含んでいる。
被保護負荷38は、前述したスタビリティ制御装置38A、電動パワーステアリング制御装置38B、ヘッドライト38Cに加えて、ナビ(カーナビゲーションシステム)、オーディオ、メータ、空調パネル、ステアリング角センサ、ステレオカメラ、等を含んでいる。
を含んでいる。
ここで、前述のスイッチ40、41、42の全てが閉状態のときに、第1接続状態を形成される。この第1接続状態は、発電機としてのISG20に対して第1蓄電装置30および第2蓄電装置31が並列に接続される状態である。
また、スイッチ40、41、42のうち、スイッチ40が接続状態(閉状態)で、スイッチ41、42が切断状態(開状態)のときに、第2接続状態が形成される。この第2接続状態は、発電機としてのISG20に対して第1蓄電装置30が接続される状態である。スイッチ40、41、42は、本発明における接続スイッチを構成している。
本実施形態では、HCU10は発電制御部10Aを備えており、この発電制御部10Aは、ISG20の発電状態とスイッチ40、41、42の接続状態を制御する。なお、これらのスイッチ40、41、42の実際の切替えは、HCU10の発電制御部10Aから低電圧BMS15への切替え要求に応じて、低電圧BMS15が行う。
発電制御部10Aは、第1充電状態検出部61および第2充電状態検出部62が検出した充電状態に基づいて第1蓄電装置30または第2蓄電装置31の充電が必要と判断した場合、スイッチ40、41、42を第1接続状態にした上でISG20に発電を開始させる。
その後、発電制御部10Aは、第2蓄電装置31が満充電になった場合、スイッチ40、41、42を第2接続状態にした上でISG20に発電を継続させるようになっている。
これにより、第1蓄電装置30の充電が継続される。第1蓄電装置30の充電を継続する際に、発電制御部10Aは、ISG20の発電電圧を、第1蓄電装置30に充電可能な上限電圧にするようになっている。なお、発電制御部10Aは、HCU10に代えてECM30に設けられていてもよい。
ここで、鉛電池からなる第1蓄電装置30と、リチウムイオン電池からなる第2蓄電装置31とのバッテリ特性の違いについて詳しく説明する。
第1蓄電装置30と第2蓄電装置31との間には以下のような特性の違いがある。
満充電時のバッテリ電圧に関しては、鉛電池からなる第1蓄電装置30よりも、リチウムイオン電池からなる第2蓄電装置31の方が低いという特性の違いがある。
バッテリの内部抵抗に関しては、鉛電池からなる第1蓄電装置30よりも、リチウムイオン電池からなる第2蓄電装置31の方が低いという特性の違いがある。
このため、満充電までに要する時間に関しては、鉛電池からなる第1蓄電装置30よりも、リチウムイオン電池からなる第2蓄電装置31の方が短い(早い)という特性の違いがある。
したがって、第1蓄電装置30と第2蓄電装置31をISG20に対して並列に接続した状態で同時に充電を開始した場合、図3に示すように、第2蓄電装置31(図中Liと記す)の方が、第1蓄電装置30(図中鉛電池と記す)より先に満充電になる。
ここで、図3は、容量の50%で放電し、その後25℃13Vで定電圧充電した場合の、第1蓄電装置30および第2蓄電装置31の充電電気量(充電量)を示している。
図3において、第2蓄電装置31は、時刻t1で充電電気量が100%に到達している。一方、第1蓄電装置30は、時刻t1より後の時刻t2で充電電気量が100%に到達している。
また、リチウムイオン電池は、単セルの電圧が2.3V(下限電圧1.5V、上限電圧3.3V)であるため、4セルの組電池とした場合の電圧は、9.2Vとなり、車両の12V電源電圧範囲(6V〜14V)に最も近くなる。また、4セルの組電池とした場合の上電電圧は13.5Vとなる。
このため、第2蓄電装置31に対しては、13.5V以上とならないように充電を実施する必要がある。
以上のように構成されたハイブリッド車両において実行される充電動作について、図4、図5に示すフローチャートを参照して説明する。この充電動作では、スイッチ40は常に接続状態(閉状態)にされており、スイッチ41、42の切替え等が行われる。図4は、スイッチ41、42が接続中に行われる第1充電処理を示し、図5は、スイッチ41、42を切断後に行われる第2充電処理を示す。
図4の第1充電処理において、HCU10は、エンジン2が作動中、かつ、スイッチ41が接続されているか否かを判別する(ステップS1)。
ステップS1でエンジン2が作動中ではない、または、スイッチ41が接続されていないと判別した場合、HCU10は、エンジン2の始動(ステップS6)とスイッチ41の接続(ステップS7)を実施し、ステップS2に進む。
ステップS1でエンジン2が作動中、かつ、スイッチ41が接続されていると判別した場合、HCU10は、第2蓄電装置31の満充電電圧までISG20の発電電圧を上昇させる(ステップS2)。
このステップS2により、第2蓄電装置31の満充電電圧が、ISG20から第1蓄電装置30と第2蓄電装置31とに印加され、第1蓄電装置30および第2蓄電装置31の充電が行われる。
次いで、HCU10は、第2蓄電装置31への充電電流が0付近になったか否かを判別する(ステップS3)。この判別は、第2蓄電装置31の充電状態が満充電付近まで上昇して充電電流が0付近に低下するまで継続される。
ステップS3で充電電流が0付近になったと判別した場合、HCU10は、ISG20の発電トルクを停止させて、ISG20の発電を停止する(ステップS4)。
次いで、HCU10は、スイッチ41を切断し(ステップS5)、このフローチャートの1回のルーチンを終了する。
ステップS5でスイッチ41が切断されると、ISG20と第2蓄電装置31とが電気的に切り離されるため、第2蓄電装置31の充電が停止する。一方、ISG20と第1蓄電装置30とは電気的な接続が維持されるため、第1蓄電装置30の充電は継続される。
図5の第2充電処理において、HCU10は、スイッチ41が切断されているか否かを判別する(ステップS11)。
ステップS11でスイッチ41が切断されていない(接続されている)と判別した場合、HCU10は、スイッチ41を切断し(ステップS16)、ステップS12に進む。
ステップS11でスイッチ41が切断されていると判別した場合、HCU10は、鉛電池からなる第1蓄電装置30の満充電電圧まで、ISG20の発電電圧を上昇させる(ステップS12)。なお、ステップS12で、HCU10は、第1蓄電装置30の印可上限電圧までISG20の発電電圧を上昇させるようにしてもよい。
このステップS12により、ISG20から第1蓄電装置30に満充電電圧が印加され、第1蓄電装置30の充電が継続される。
次いで、HCU10は、第1蓄電装置30への充電電流が0付近になったか否かを判別する(ステップS13)。この判別は、第1蓄電装置30の充電状態が満充電付近まで上昇して充電電流が0付近に低下するまで継続される。
ステップS3で充電電流が0付近になったと判別した場合、HCU10は、ISG20の発電トルクを停止させて、ISG20の発電を停止する(ステップS14)。
次いで、HCU10は、エンジン2を停止し(ステップS15)、このフローチャートの1回のルーチンを終了する。
図4の第1充電処理および図5の第2充電処理が実行されたときのタイミングチャートを図6に示す。
図6において、初期状態から時刻t1までの期間は、図4の第1充電処理が実施されたときの状態を表している。また、時刻t1から時刻t2までの期間は、図5の第2充電処理が実施されたときの状態を表している。
時刻t1以前は、エンジン2が作動中であり、ISG20による発電が可能な状態である。また、時刻t1以前は、切換スイッチとしてのスイッチ41が接続されている。
スイッチ41が接続されている状態では、発電機としてのISG20に対して第1蓄電装置30および第2蓄電装置31が並列に接続される第1接続状態が形成される。この第1接続状態は、ISG20から第1蓄電装置30と第2蓄電装置31の両方に充電可能な状態である。
そして、第2蓄電装置31の満充電電圧まで、ISG20の発電トルクおよび発電電圧が上昇すると、この第2蓄電装置31の満充電電圧が第1蓄電装置30および第2蓄電装置31に印加され、第1蓄電装置30および第2蓄電装置31の充電が行われる。
この充電が行われることで、第1蓄電装置30の電圧(図中、鉛電池電圧と記す)および第2蓄電装置31の電圧(図中、Li電池電圧)が上昇する。
また、充電が行われることで、第1蓄電装置30のへの充電電流(図中、鉛電池電流と記す)および第2蓄電装置31への充電電流(図中、Li電池電流)が発生する。この鉛電池電流およびLi電池電流は、充電が進行して満充電に近づくにつれて、0付近まで漸次減少していく。
その後、第2蓄電装置31が満充電になったために第2蓄電装置31のLi電池電流が0付近まで減少すると、ISG20の発電トルクおよび発電電圧が0まで減少される。すなわち、ISG20が発電を一旦停止する。この状態では、第1蓄電装置30の鉛電池電圧および第2蓄電装置31のLi電池電圧は、第2蓄電装置31の満充電電圧まで到達している。
その後、時刻t1でスイッチ41が切断される。スイッチS41が切断されると、発電機としてのISG20に対して第1蓄電装置30が接続される第2接続状態が形成される。この第2接続状態は、第2蓄電装置31がISG20に対して遮断されており、ISG20から第1蓄電装置30にのみ充電可能な状態である。
そして、第1蓄電装置30の満充電電圧まで、ISG20の発電トルクおよび発電電圧が上昇すると、この満充電電圧が第1蓄電装置30に印加され、第1蓄電装置30の充電が行われる。
その後、第1蓄電装置30が満充電になったために第1蓄電装置30の鉛電池電流が0付近まで減少すると、ISG20の発電トルクおよび発電電圧が0まで減少される。その後、時刻t2でエンジン2が停止される。
ここで、時刻t1から時刻t2の期間に第1蓄電装置30に印加する電圧は、図7に示すように、第1蓄電装置30の満充電電圧に代えて、第1蓄電装置30に充電可能な上限電圧としてもよい。
図7において、満充電電圧を印加して第1蓄電装置30を充電する場合(図6と同じ場合)を通常モードと記し、充電可能な上限電圧を印加して第1蓄電装置30に印加する場合を時間短縮モードと記す。
時間短縮モードでは、時刻t1から時刻t2の期間に、第1蓄電装置30に充電可能な上限電圧まで、ISG20の発電トルクおよび発電電圧が上昇する。そして、この上限電圧が第1蓄電装置30に印加され、第1蓄電装置30の充電が行われる。
これにより、第1蓄電装置30が満充電になるまでの時間が短縮される。
その後、第1蓄電装置30が満充電になったために第1蓄電装置30の鉛電池電流が0付近まで減少すると、ISG20の発電トルクおよび発電電圧が0まで減少される。その後、時刻t2でエンジン2が停止される。
以上のように説明した本実施形態のハイブリッド車両の作用効果について説明する。
本実施形態のハイブリッド車両1は、エンジンの動力によって発電するISG20と、特性が互いに異なる第1蓄電装置30および第2蓄電装置31と、第1蓄電装置30および第2蓄電装置31の充電状態をそれぞれ検出する第1充電状態検出部61および第2充電状態検出部62と、を備えている。
また、ハイブリッド車両1は、ISG20に対して第1蓄電装置30および第2蓄電装置31が並列に接続される第1接続状態と、ISG20に対して第1蓄電装置30が接続される第2接続状態と、の何れかを形成するスイッチ40、41、42を備えている。
また、ハイブリッド車両1は、ISG20の発電状態とスイッチ40、41、42の接続状態を制御する発電制御部10Aと、を備えている。
そして、発電制御部10Aは、第1充電状態検出部61および第2充電状態検出部62が検出した充電状態に基づいて第1蓄電装置30または第2蓄電装置31の充電が必要と判断した場合、スイッチ40、41、42を第1接続状態にした上でISG20に発電を開始させる。
その後、発電制御部10Aは、第2蓄電装置31が満充電になった場合、スイッチ40、41、42を第2接続状態にした上でISG20に発電を継続させる。
この構成により、スイッチ40、41、42を第1接続状態にすることで、特性の異なる第1蓄電装置30と第2蓄電装置31に同時に充電できる。また、第2蓄電装置31が満充電になった場合にスイッチ40、41、42を第2接続状態にすることで、第2蓄電装置31がISG20から遮断でき、第1蓄電装置30に対する充電を満充電になるまで継続できる。
このため、第2蓄電装置31への過充電を防止しつつ、第1蓄電装置30と第2蓄電装置31を満充電になるまで充電できる。この結果、EV走行モードの滞在時間を延ばし、燃費を向上させることできる。
また、本実施形態のハイブリッド車両1において、発電制御部10Aは、第1蓄電装置30の充電を継続する際に、ISG20の発電電圧を、第1蓄電装置30に充電可能な上限電圧にするようになっている。
この構成により、第1蓄電装置30の充電可能な上限電圧で、第1蓄電装置30へ充電が行われるため、第1蓄電装置30の充電を早期に完了できる。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1 ハイブリッド車両
2 エンジン
4 モータジェネレータ
10A 発電制御部
20 ISG(発電機)
30 第1蓄電装置(第1バッテリ)
31 第2蓄電装置(第2バッテリ)
40、41、42 スイッチ(接続スイッチ)
61 第1充電状態検出部(充電状態検出部)
62 第2充電状態検出部(充電状態検出部)

Claims (2)

  1. エンジンとモータジェネレータとを駆動源として備え、前記エンジンと前記モータジェネレータの少なくとも一方が出力する動力により走行するハイブリッド車両であって、
    前記エンジンの動力によって発電する発電機と、
    特性が互いに異なる第1バッテリおよび第2バッテリと、
    前記第1バッテリおよび前記第2バッテリの充電状態をそれぞれ検出する充電状態検出部と、
    前記発電機に対して前記第1バッテリおよび前記第2バッテリが並列に接続される第1接続状態と、前記発電機に対して前記第1バッテリが接続される第2接続状態と、の何れかを形成する接続スイッチと、
    前記発電機の発電状態と前記接続スイッチの接続状態を制御する発電制御部と、を備え、
    前記発電制御部は、
    前記充電状態検出部が検出した充電状態に基づいて前記第1バッテリまたは前記第2バッテリの充電が必要と判断した場合、前記接続スイッチを第1接続状態にした上で前記発電機に発電を開始させ、
    前記第2バッテリが満充電になった場合、前記接続スイッチを第2接続状態にした上で前記発電機に発電を継続させることを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 前記発電制御部は、前記第1バッテリの充電を継続する際に、前記発電機の発電電圧を、前記第1バッテリに充電可能な上限電圧にすることを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111483452A (zh) * 2020-04-13 2020-08-04 清华大学 混合动力系统及其控制方法
CN111903032A (zh) * 2018-03-29 2020-11-06 本田技研工业株式会社 混合式发动机发电机的控制装置

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