JP2017124401A - 金属製網目パネル構造物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 薄肉鉄板に抜孔加工して網目を形成した網目パネルを用い、且つその組立てに工夫を凝らし、新規な金属製網目パネル構造物を提供することにある。
【解決手段】 金属製網目パネル1と開閉部パネル9を用いて立体的に組立構成するものであり、網目パネルは、薄肉鉄板2の外周部2aを除く内側に透穴21の打ち抜き加工による網目22を設け、鉄板外周部によって網目を取り囲む額縁23を形成し、額縁に非連結部3と隣接パネル1’に対する連結部4とを選択的に備え、組立時に網目パネルの連結部と隣接パネルを接合し、その接合部を連結具7にて固定し、収納物の投入側に開閉部パネルを備え、収容室Qに収納物を出し入れし得るようにしたことを特徴とする。
薄肉鉄板の板厚さtとして採用しえる範囲は30mm〜0.3mmであり、この薄肉鉄板から形成した網目パネルに防錆加工を施している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、金属製の網目パネルを用いて組立て構成する構造物であって、詳しくは、複数の網目パネルを用いて箱型、台形、切欠型、底上げ型等に組立構成するものである。
周知の金網は、縦線と横線を交差し、その交差部を溶接にて固着するか、縦線と横線を網状にしたものである。(特許文献1.2・3参照。)
上記の金網を用いた金属製網目パネル(以下、網目パネルとする。)は、金属製の板材を用いて枠体を構成し、その枠体に金網を重ね、金網を構成する針金の先端部を枠体に溶着するか、コ字形材の開口側を一方向に向けて枠体を構成し、コ字形材の開口部内に金網を構成する針金の先端部を挿入係止していた。
前者網目パネルにあっては、金網の網目が小さくなるほど、また、枠体が大きくなるほど、多くの針金先端部を枠体に溶着する必要がある。
後者網目パネルにあっては、上部材の取付けを省いて枠体を構成し、その縦部材の開口部に沿って金網を挿入係止した後、最後に上部材を取付ける必要があった。
実公平3−2348号公報 実公平4−55151号公報 実用新案登録第2520976号公報 実用新案登録第2574453号公報
前者網目パネルにあっては、枠体に対する金網の溶着に多く手数が必要なため、生産コストが高くなるし、量産化も困難であるなどの問題点があった。また、屋外で使用する網目パネルにあっては、溶接部分から錆びが発生し、金網の一部が枠体から離反する問題点もあったし、枠体に金網の針金先端部を順に溶着した場合、溶着熱により枠体が変形する場合もあった。
後者網目パネルにあっては、枠体にコ字形材を用いるため、枠体のコストが高くなるし、最後に上部材の取付けるため、枠体の組立が歪む問題点があるばかりか、金網はコ字形材の開口部に挿入係止するのみであるから、金網が風圧や振動によってガタついたり、離脱する問題点もあった。
出願人は、従来の網目パネルによる問題点の改善をめざし、研究を進めた結果、薄肉鉄板に抜孔加工を施し、抜孔により網目を形成した網目パネルを用いることと、その組立てに工夫を凝らし、新規な金属製網目パネル構造物を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の金属製網目パネル構造物(以下、網目構造物とする。)は、請求項1として、金属製の網目パネルと収納物の開閉部パネルとを用いて立体的に組立構成するものであり、網目パネルは薄肉鉄板の外周部を除く内側に抜穴の打ち抜き加工による網目を設け、鉄板外周部によって網目を取り囲む額縁を形成し、額縁の側縁に非連結部と隣接パネルに対する連結部とを選択的に備え、組立時に網目パネルの連結部を隣接パネル及び開閉部パネルに接合し、その接合部を連結具にて固定し、開閉部パネルに連通する収納物の収容室を備えていることを特徴とする。
請求項2は、請求項1記載の網目構造物において、薄肉鉄板の板厚さとして採用しえる範囲は30mm〜0.3mm、望ましい範囲は14mm〜0.4mm、最適な範囲は10mm〜0.5mmであり、この薄肉鉄板から形成した網目パネルに防錆加工を施していることを特徴とする。
請求項3は、請求項1又は2記載の網目構造物において、網目パネルの非連結部は、薄肉鉄板の側縁の角部を削り取った面取りと、薄肉鉄板の側端部を折り曲げた屈曲片と、薄肉鉄板の側端部を折り返した折返し片の何れかであり、連結部は、鉄板外周部より側方に延設する延長片と、鉄板外周部の先端部から直角に屈折する補強片の何れかであり、鉄板外周部と補強片とでL字状のアングルを形成していることを特徴とする。
ここで網目構造物とは、網目パネルを複数体用いて組み立て構成する構造部を言い、例えば、廃棄物の集積箱、集積箱ステーション、小動物の囲(サークル)等を言う。
ここで網目パネルとは、網目構造物の構成に合わせて形成するもので、主に正方形、矩形を成すが、台形、多角形(三角〜8角形)を成す場合もある。
ここで薄肉鉄板とは、板厚さは30mm〜0.3mm、最適な範囲は10mm〜0.5mmの平板状金属板を言い、網目パネルの大きさや用途に応じて切断するものを言う。
ここで抜穴とは、薄肉鉄板に穿設する貫通孔を言い、その形状として、矩形、菱形、台形、三角形、六角形、多角形、円形、楕円形、円弧等であり、網目とは、抜穴の形状と配置によって網模様が変化するものを言い、網目の額縁とは、網目を取り囲んでいる鉄板外周部を言う。
ここで非連結部とは、矩形状を成す網目パネルにあっては、長手方向の前後縁、或いは長手方向の左右縁に設けるものであり、切断面によって身体や器物を傷付けないようにする部位を言い、連結部とは、矩形状を成す網目パネルにあっては、長手方向の左右側縁から外側に突設する延長片と、鉄板外周部の先端部から直角に屈折する補強片を言い、必要に応じて鉄板外周部と延長片に連結孔を穿設する。
ここで接合部とは、連結部の延長片を隣接パネルのアングルに重ねたり、連結部のアングルと隣接パネルのアングルを接合させることを言う。
ここで防錆加工とは、網目パネルに対する塗料の吹きつけ、塗料層へのどぶ付け、或いは電気メッキ等による錆止めを言う。
請求項4は、請求項1,2,3記載の網目構造物において、開閉部パネルは、上横枠材と下横枠材の左右に縦枠材を備えた矩形枠体、又は上下横枠材の間に柱材を備え、柱材の左右に袖パネルを備えた袖付き枠体、上下横枠材の間に柱材を備え、柱材の左右に袖空間を備えた袖開放枠体において、複数の柱材、或いは上下横枠材と平行する横残等を選択的に備え、開口部や小開口部を形成し、両開口部の少なくとも1つに網目パネルから成る網目扉を備えていることを特徴とする。
請求項5は、請求項1,2,3,4記載の網目構造物は、網目パネルから成る天面パネル、底面パネル、正面パネル、背面パネル、左側面パネル、右側面パネルの内、天面パネルまたは正面パネルの代わりに開閉部パネルを用いて構成する箱型網目構造物であり、底面パネルの左右に側面パネルを相対設し、相対する左右側面パネル間の後側に背面パネルを取付ける一方、上側に天面パネルを、前側に開閉部パネルを取付けるか、反対に前側に正面パネルを、上側に開閉部パネルを取付け、開閉部パネルの開口部に網目扉を備えていることを特徴とする。
ここで開閉部パネルとは、網目構造物に対する収納物(商品や物品、或いは廃棄物等を出し入れする窓口を言い、矩形枠体とは、縦枠材と横枠材にて開口部を形成する矩形状の枠体で、枠体内に縦枠材と平行する柱材を備え、柱材の左右に開口部を形成するものも含まれる。
袖付き枠体とは、上下横枠材の左右に柱材を備え、柱材間に開口部を、左柱材より左側と右柱材より右側に袖パネルを備えるものを言い、袖開放枠体とは、上下横枠材の左右に柱材を備え、柱材間に開口部を、左柱材より左側と右柱材より右側に袖空間を備えるものを言う。
矩形枠体と袖付き枠体、及び袖開放枠体は、柱材間に横枠材と平行する横桟を、更に上横枠材と横桟の間に縦桟を備え、横桟の上下や縦桟の左右に小開口部を備えることもある。
ここで開口部および小開口部とは、商品や物品、或いは廃棄物等の出し入れ口を言い、開放口とは、収容室の上部側において開口している範囲を言い、網目パネルを取付けにて塞ぐか、網目扉を取付けて出入り口とするものである。
請求項6は、請求項5記載の網目構造物において、左右側面パネルの代わりに側面視台形側面パネルを、天面パネルの代わりに小幅天面パネルを用いて構成する台型網目構造物であり、台形側面パネルは、上面幅が下面幅より狭い短幅上額部を用い、その短幅上額部と下額部の前縁間に前額部を傾斜状態で備え、小幅天面パネルはパネル幅を短幅上額部と同幅に形成し、底面パネルと小幅天面パネルの前縁間に開閉部パネルを取付けると共に、該開閉部パネルの左右端部を台形側面パネルの傾斜状態にある前額部に各々取付け、開閉部パネルが正面より後方向きに傾斜していることを特徴とする。
請求項7は、請求項6記載の網目構造物において、台形側面パネルの代わりに側面視切欠側面パネルを用いて構成する切欠型網目構造物であり、切欠側面パネルは、上面幅が下面幅より狭い短幅上額部と、後額部のパネル高さより低い短前額部と、短前額部の上端と短幅上額部の前端間に跨る傾斜額部とを備え、前側上部を斜めに切落した形状を成し、左右に相対する切欠側面パネルの短幅上額部間に上面幅に合わせて形成した小幅天面パネルを、また短前額部間に、短前額部の高さに合致する小幅正面パネルと開閉部パネルの何れか一方を取付け、小幅天面パネルと開閉部パネルの間、又は小幅天面パネルと小幅正面パネルの間に開放口を形成し、該開放口に斜面パネルと網目扉の少なくとも一方を備えていることを特徴とする。
ここで箱型網目構造物とは、少なくとも一面に開閉部パネルを用い、残りを網目パネルにて構成し、収容室を形成するものを言い、台型網目構造物とは、台形側面パネルと短幅天面パネルを用いて収容室を形成するものを言い、切欠網目構造物とは、切欠側面パネルと短幅天面パネルを用いて収容室を形成するものを言う。
ここで網目扉とは、開口部に蝶板等を用いて開閉揺動可能に取り付ける扉を言い、連結具とは、例えば周知のボルト、ナットを言うが、網目パネルの連結部と隣接パネルの接合部を固定し得るものであれば自由であるし、溶接を用いて一体化することも可能である。
ここで台形側面パネルと切欠側面パネルにおける短幅上額部の上面幅とは、下額部の下面幅の1/2〜1/4程度を言い、切欠側面パネルにおける短前額部とは、網目パネルのパネル高さの1/4〜3/4程度を言う。
ここで斜面パネルとは、網目パネルをそのまま斜面パネルとして用いることも可能であるから、詳細な構造は省略する。
請求項8は、請求項1〜7のうちの1に記載の網目構造物は、網目パネルから成る接地用パネルを少なくとも前後または左右に用いて構成する底上げ型網目構造物であり、接地用パネルは網目パネルの少なくとも前後額部がアングルを成し、そのアングルを下方に延長して脚部と成すか、アングルの下に別途アングル材を溶接して脚部と成し、脚部の下端に接地板を備え、設置状態において底面パネルが設置面より浮上し、収容室より下側に通気路を形成していることを特徴とする。
請求項9は、請求項1〜8のうちの1に記載の網目構造物において、網目パネルは任意位置に補強部を備え、この補強部は、鉄板外周部の相対向間の適宜幅に対する抜穴の打ち抜きを省いて設ける帯状部と、その帯状部と鉄板外周部に凹凸加工して設ける突条リブの何れかであることを特徴とする。
請求項10は、請求項1〜9のうちの1に記載の網目構造物において、網目パネルは、額縁より内側で、網目の形成範囲内の一部に文字や図形等から成る表示部を備えていることを特徴とする。
請求項11は、請求項1〜10のうちの1に記載の網目構造物において、少なくとも天面パネルの上に金属製板パネルを備える野外用網目構造物であり、金属製板パネルは、これを載置する網目パネルの大きさに略等しく、且つ網目パネルに対する固定部を備え、網目パネルの上に載置して抜穴を塞いでいることを特徴とする。
ここで接地用パネルとは、網目パネルのアングルを下方に延長して脚部と成すか、アングルの下に別途アングル材を溶接して脚部と成すものを言い、接地板とは、脚部の下端に備えるもので、脚部の下端より下側に補強片と鉄板外周部の何れかを延長し、これを水平に屈折したものであるが、接地板を別途に形成し、脚部に溶接して一体化することも可能である。
ここで底上げ型網目構造物とは、接地用パネルを少なくとも正背面、又は左右側面の二面に用いることで、収容室より下側に通気路を形成するものを言い、
ここで補強部とは、抜穴の打ち抜きを省き、鉄板外周部の相対向間に設ける網目のない帯状部と、その帯状部と鉄板外周部の一部に設ける凹凸状の突状リブを言う。
ここで表示部とは、網目構造物の所有者、設置者等を示す文字や図柄、或いは網目構造物の使用目的を表す文字や図柄等、表現できるものであれば自由である。
ここで野外用網目構造物とは、網目パネルから構成する網目構造物の上に雨の侵入を防ぐ金属製板パネルを備えるものを言い、金属製板パネルとは、平板状の金属板を言い、主に天面パネルや斜面パネルの上に重ねて用いるものを言う。
ここで収容室とは、各種の商品や物品、或いは廃棄物等を一次的に格納する空間を言い、通気路とは、空気の通過が可能な空間、即ち、風通しの良い空間を言う。
本発明による金属製網目パネル構造物(以下、網目構造物とする。)は上記のとおりであるから、次に記載する効果を奏する。
請求項1の網目構造物は、金属製の網目パネルと収納物の開閉部パネルを用いて立体的に組立構成するものであるから、収納物(各種の商品や器物、或いは廃棄物等)の収容室を簡単に構成し得るばかりか、動物用の柵等にも応用し得る。
特に、網目パネルの網目は、鉄板外周部を除く範囲に抜穴を打ち抜き加工して形成するものであるから、面倒な溶接作業が全く不要になる。即ち、プレス加工にて網目パネルを一瞬に形成し得るので、枠材に金網を溶接する従来網目パネルに比較して、設計寸法通り、正確に且つ簡単に形成し得るばかりか、安価に提供し得る。更に、網目の外側を鉄板外周部による額縁で取り囲むため、外観が綺麗である。
請求項2の網目構造物は、請求項1の特徴に加えて、網目パネルの材料である薄肉鉄板として鉄板厚さ10mm〜0.5mmの平板状金属板を用いるので、抜穴の打ち抜き加工は勿論、請求項3におけるアングルの形成、請求項9における補強部の形成、請求項10における表示部の形成も容易である。
尚、抜穴の打ち抜き加工にて発生した打ち抜き片は、回収して溶解し、再利用し得る。
請求項3の網目構造物は、請求項1,2の特徴に加えて、網目パネルは連結部を除く側縁に非連結部を備えているので、網目パネルを直接手指で把握しても、手指の損傷を防ぐことができる。また、網目パネルの前後縁、或いは左右縁に連結部を備えているので、隣接網目パネルと強く簡単に組立てることができる。しかも、連結部と非連結部は、網目の形成時、即ち、抜穴の打ち抜き加工時に設けることができて、網目パネルと一体を成すので、量産化に適し、安価に提供し得るばかりか、組立て時の取扱も極めて容易になる。
請求項4の網目構造物は、請求項1,2,3の特徴に加えて、網目構造物の開閉部パネルは開口部を備えているので、該開口部に網目扉を取付け、網目扉を開閉して収容室に収納物を簡単に出し入れし得る。しかも、開閉部パネルは網目構造物の大きさや使用目的に応じて構成することができるばかりか、枠体に対する柱材の配置によって、任意大きさの開口部を形成し得るし、更に、柱材間に取付ける横桟等により、小開口部を形成することも可能である。
請求項5の網目構造物は、請求項1,2,3,4の特徴に加えて、正面側に開閉部パネルを備えた網目パネルから成る箱型網目構造物にあっては、正面側の開閉部パネルから簡単に収容室に収納物を出し入れし得る。また、上面側に開閉部パネルを備える箱型網目構造物にあっては、上側から簡単に収容室に収納物を出し入れし得る。しかも、開閉部パネルを除いて網目パネルにて組立て構成しえるため、製造が容易で安価に提供し得る。
請求項6の網目構造物は、請求項5の特徴に加えて、左右側面パネルの代わりに側面視台形側面パネルを、天面パネルの代わりに小幅天面パネルを用いる台型網目構造物であるから、開閉部パネルを底面パネルと小幅天面パネルの前縁間に取付け、開閉部パネルを正面より後方向きに傾斜することができる。その結果、正面より後方向きに傾斜する開閉部パネルの網目扉を開閉して、簡単に収容室に商品や器物を出し入れし得る。
請求項7の網目構造物は、請求項6の特徴に加えて、台形側面パネルの代わりに側面視切欠側面パネルを用いる切欠型網目構造物であるから、
短前額部間に小幅正面パネルと開閉部パネルの何れか一方を取付け、小幅天面パネルと開閉部パネルの間、又は小幅天面パネルと小幅正面パネルの間に開放口を形成し、該開放口に斜面パネルと網目扉の少なくとも一方を備えることが可能になる。しかも開放口が切欠側面パネルの傾斜額部に平行しているので、その開閉部パネルに設けた網目扉を開閉して、簡単に収容室に収納物を出し入れし得る。
請求項8の網目構造物は、請求項1〜7記載の内の1の特徴に加えて、網目パネルとしてアングルの下に脚部を備えた接地用パネルを用いるので、これを少なくとも正背面、又は左右側面に用いて底上げ型網目構造を構成することができる。
即ち、底面パネルが設置面より高く、収容室の下側に通気路を形成する底上げ型網目構造を提供し得る。その結果、収納物の水切りも向上するし、収納物の腐敗防止にも役立つ。
請求項9の網目構造物は、請求項1〜8記載の内の1の特徴に加えて、網目パネルの任意位置に補強部を備えるので、パネル高さやパネル長さの大きな網目パネルも提供し得る。しかも、補強部の帯状部は鉄板外周部の相対向間の適宜幅に対する抜穴の打ち抜きを省いて設けるものであるし、突条リブは帯状部と鉄板外周部の一部に凹凸加工して設けるものであるから、網目の成形時に同時に設けることができる。その結果、補強部の形成が著しく簡単容易である。
請求項10の網目構造物は、請求項1〜9記載の内の1の特徴に加えて、網目の一部に表示部を備えているので、表示部によって網目構造物の所有者や設置者、或いは網目構造物の使用目的等を自由に示すことができる。
請求項11の網目構造物は、請求項1〜10記載の内の1の特徴に加えて、網目パネルから成る天面パネルや斜面パネルの上に金属製板パネルを備える野外用網目構造物であるから、網目パネルの抜穴を金属製板パネルで塞ぐことができる。その結果、雨の降る野外での使用に有益である。
本発明による金属製網目パネル構造物(以下、網目構造物とする。)の基本形態を示す分解斜視図である。 基本形態の組立状態を示す斜視図である。 薄肉鉄板に対する透穴の加工例を示す一部切欠正面図である。 金属製網目パネル(以下、網目パネルとする。)の斜視図である。 網目パネルの延長片連結部の形状例を示す斜視図(イ)と、そのX線輪郭部の補強片連結部を示す斜視図(ロ)である。 網目パネルの非連結部の形状例を示す要部斜視図で、(イ)は面取りを、(ロ)は屈曲片を、(C)は折り返し片を示す。 本発明による第二実施例の台形網目構造物を示す斜視図である。 台形側面パネルの側面図である。 本発明による第三実施例の切欠型網目構造物を示す斜視図である。 本発明による切欠型網目構造物と底上げ型網目構造物を示す斜視図である。 切欠台形側面パネルの側面図である。 台形側面接地用パネル(イ)と切欠台形側面接地用パネル(ロ)の側面図である。 (イ)(ロ)は、接地板の形成例を示すアングルの要部斜視図である。 網目パネルの補強部を示す要部斜視図で、(イ)は帯状部を、(ロ)は突条リブを示す。 表示部を備えた網目パネルの要部正面図である。 (イ)(ロ)は、金属製板パネルの形状例を示す斜視図である。 開閉部パネルの矩形枠体例(イ)(ロ)と袖付き枠体例(ハ)を示す正面図である。 (イ)(ロ)は、開閉部パネルの袖開放枠体例を示す正面図である。 (イ)(ロ)は、開閉部パネルの袖開放枠体例を示す正面図である。 (イ)(ロ)は、袖パネルの形状例を示す正面図である。 正面パネル(イ)と背面パネル(ロ)、及び小幅天面パネル(ハ)の形状例を示す正面図である。 (イ)(ロ)は、網目パネルと隣接網目パネルの第一接合例を示す一部切欠側面図である。 (イ)(ロ)(ハ)は、網目パネルと隣接網目パネルの第二接合例を示す一部切欠側面図である。 (イ)(ロ)は、網目パネルと隣接網目パネルの第三接合例を示す一部切欠側面図である。
本発明による金属製網目パネル構造物(以下、網目構造物Pとする。)の基本構造を説明すると、網目構造物Pは、図1と図2の如くその大きさと形状、及び使用目的等に合わせて製作した金属製の網目パネル1と、収納物を出し入れするための開閉部パネル9とを用いて立体的に組立構成するものである。
網目構造物Pに使用する網目パネル1は、図3の如く薄肉鉄板2をプレス台に載せ、プレスパンチで外周部2aを除いて抜穴21を打ち抜き加工し、図4と図5(イ)の如く抜穴21の打ち抜きによる網目22を備え、網目22の外側を鉄板外周部2aで取囲み、鉄板外周部2aが網目22の額縁23の如く成る。
矩形状の網目パネル1における額縁23は、図4の如く上額部1aと下額部1b、及び前額部1cと後額部1dから成り、前後額部1c、1dの側端を図6の如く非連結部3とし、上下額部1a,1bの側端に隣接パネル1’に対する図5(イ)の如く連結部4を備えるか、上下額部1a,1bと前後額部1c、1dの全てに連結部4を備え、組立時に連結部4を隣接パネル1’に接合し、その接合部を連結具7にて固定し、収納物の収容室Qを形成する。
網目パネル1に穿設する抜穴21の形状は、例えば菱形、矩形、台型、三角形、六角形、円形、楕円等が好ましいが、網目4を形成し得るものであればその形状は自由であり、網目4の形状は、抜穴21の形状と配置によって定まる。即ち、抜穴21を規則正しく一定間隔で穿設すると、網目22も規則的に形成し得る。
網目パネル1の非連結部3は、図6(イ)の如く薄肉鉄板2の側端(切断面)の角部を削り取った面取り3aと、図6(ロ)の如く薄肉鉄板2の側端部を裏側に折り曲げた屈曲片3bと、図6(ハ)の如く薄肉鉄板2の側端部を裏側に折り返した折返し片3cの何れかである。
連結部4は、図5(イ)の如く鉄板外周部2aの先端より外側に突出した延長片4aと、図5(ロ)の如く鉄板外周部2aの先端部から直角に連続する補強片4bの何れかであり、補強片4bは外周部幅sと略同幅で突出し、鉄板外周部2aとでL字状のアングル6を形成している。
抜穴21の打ち抜き加工時に、アングル6と連結部4の延長片4aに、予め網目パネル1を組立てる時に用いる連結孔20を穿設しておくことが望ましい。
本発明による網目構造物の第一実施形態を、基本形態と相違する点について説明すると、第一実施形態の網目構造物Pは、図2の如く正方形又は矩形状を成す箱型網目構造物P1である。
箱型網目構造物P1を構成する網目パネル1として、天面パネル11、底面パネル12、正面パネル13、背面パネル14、左側面パネル15、右側面パネル16を用いることが可能であるが、具体的には、天面パネル11又は正面パネル13の代わりに開閉部パネル9を用いる。
開閉部パネル9は、図1の如く上横枠材9aと下横枠材9bの左右に縦枠材9c,9dを備えた矩形枠体90において、その中間幅に縦枠材9cと平行する柱材93を備え、柱材93の左右に開口部Hを各々形成している。
上記箱型網目構造物P1の組立手順を示すと、先ず、底面パネル12の左右に側面パネル15,16を起立状態で付き合わせ、付き合わせ部を連結具7で仮止めし、左右の側面パネル15,16を相対設し、相対設した側面パネル15,16の後側、即ち、後額部1d、1d間に背面パネル14を、また、上側、即ち、上額部1a,1a間に天面パネル11を接合し、各接合部を連結具7で仮止めし、前向きに開口する枡状体を構成する。
次に、枡状体の前面、即ち、底面パネル12と天面パネル11の前縁間に開閉部パネル9の上下横枠材9a,9bを連結具7で仮止めすると共に、開閉部パネル9の左右縦枠材9c,9dを左右側面パネル15,16の前額部1c,1cに各々連結具7で仮止めし、仮止めした各網目パネル1と開閉部パネル9の組立状態を微調整しながら連結具7を締付け、これらを強く固定せしめ、前面に開口部Hを有する箱体Nを組立構成する。
最後に、開閉部パネル9の開口部Hに網目パネル1から成る網目扉10を蝶板(図示せず。)を用いて開閉可能に取付け、略四角形の収容室Qを形成する。
本発明による網目構造物の第二実施形態を第一実施形態と相違する点について説明すれば、第二実施形態の網目構造物Pは、図7の如く前面を後方に向けて傾斜する台型網目構造物P2である。
この台型網目構造物P2には独自の小幅天面パネル11aと図8の如く台形側面パネル15a,16aを用いる。
台形側面パネル15a,16aは、上面幅r1が下面幅r2より1/2〜1/4程度短い短幅上額部1aaを用い、その短幅上額部1aaと下額部1bの前縁間に前額部1cを傾斜状態で備え、側面視台形状を成すものである。
小幅天面パネル11aは、台形側面パネル15a,16aを構成する短幅上額部1aaの上面幅r1に合わせて形成するものである。
次に、台型網目構造物P2の組立手順を示すと、前記第一実施形態と略同様であり、先ず、底面パネル12の左右に台形側面パネル15a,16aを相対設し、これらを連結具7で仮止めし、相対する台形側面パネル15a,16a間の裏側に背面パネル14を、上側に小幅天面パネル11aを仮止めした後、底面パネル12と小幅天面パネル11aの前縁間に開閉部パネル9の上下横枠材9a,9bを各々仮止めし、該開閉部パネル9の左右縦枠材9c,9dを台形側面パネル15a,16aの傾斜状態にある前額部1c,1cに各々仮止めし、仮止めした各網目パネル1と開閉部パネル9の組立状態を微調整しながら連結具7を締付け、それらを強く固定する。
最後に、正面より後方向きに傾斜する開閉部パネル9の開口部Hに蝶板を用いて網目扉10を開閉可能に取付ける。
本発明による網目構造物の第三実施形態を第二施形態と相違する点について説明すれば、第三実施形態の網目構造物Pは、図9と図10の如く上部前方を斜めに切落した切欠型網目構造物P3である。
この切欠型網目構造物P3には、独自の小幅天面パネル11aと小幅正面パネル13a、及び図11の如く切欠側面パネル15b,16bとを用いる。
切欠側面パネル15b,16bは、上額部1aに上面幅r1が下面幅r2より1/2〜1/4程度短い短幅上額部1aaを、前額部1cに後額部1dのパネル高さTより1/4〜3/4程度低い短前額部1ccを用い、短幅上額部1aaの前縁と短前額部1ccの上縁間に傾斜額部1eを備え、上部前方を斜めに切落した如く形状を成すものである。
小幅天面パネル11aは、第三実施形態と同様であるから説明を省略する。小幅正面パネル13aは、短前額部1ccの高さに応じて形成するものである。
次に、切欠型網目構造物P3の組立手順を示すと、前記第二実施形態と略同様であるが、先ず、底面パネル12の左右に切欠側面パネル15b,16bを相対設し、これらを連結具7で仮止めし、相対する切欠側面パネル15b,16b間の後側に背面パネル14を、短幅上額部1aa,1aa間に小幅天面パネル11aを、短前額部1cc、1cc間に小幅正面パネル13aを仮止めし、小幅正面パネル13aの上縁と小幅天面パネル11aの前縁間に開閉部パネル9の上下横枠材9a,9bを、該開閉部パネル9の左右縦枠材9c,9dを切欠側面パネル15b,16bの傾斜額部1e,1eに仮止めし、小幅天面パネル11aと小幅正面パネル13aの間に開放口Wを形成し、該開放口Wに開閉部パネル9を仮止めし、仮止めした各網目パネル1と開閉部パネル9の組立状態を微調整しながら連結具7を締付け、それらを固定する。
本発明による網目構造物の第四実施形態を、第一〜第三実施形態と相違する点について説明すると、第四実施形態の網目構造物Pは、図10の如く収容室Qを設置面(床面や地面)より上方に位置せしめ、収容室Qの下側に通気路Uを形成する底上げ型網目構造物P4である。
この底上げ型網目構造物P4には、台型網目構造物P2に用いる台形側面パネル15a,16aの連結部4を構成するアングル6を図12(イ)の如く下方に延長して脚部26と成すか、又は切欠型網目構造物P3に用いる切欠側面パネル15b,16bの連結部4を構成するアングル6を図12(ロ)の如く下方に延長して脚部26と成すか、別途アングル材36を溶接して脚部26と成し、脚部26の下端に接地板27を備える。
具体的には、図13(イ)の如くアングル6を形成する補強片4bを外周部2aより外周部幅sに合わせて延長し、その延長部6cを水平状態まで折り曲げるか、反対に図13(ロ)の如くアングル6を形成する外周部2aを補強片4bより外周部幅sに合わせて延長し、その延長部6cを水平状態まで折り曲げて接地板27を備えるものである。
左右側面パネル15,16や正背面パネル13,14のアングル6を下方に延長して脚部26と成すことも可能である。
本願の底上げ型網目構造物P4を床面等に設置すれば、底面パネル12を床面から浮上せしめ、底面パネル12と床面の間に通気路Uを形成し得るので、水切を必要とする塵箱等の収納に有利である。
本発明による網目構造物の第五実施形態を、第一〜第四実施形態と相違する点について説明すると、第五実施形態の網目構造物Pは、網目パネル1の任意位置に図14の如く補強部5を備える点にある。
補強部5は、図14(イ)の如く鉄板外周部2aの相対向する間の適宜幅に対する抜穴21の打ち抜きを省いて、即ち、薄肉鉄板2の切残しにて設ける帯状部5aと、鉄板外周部2aと帯状部5aの一部に、図14(ロ)の如く凹凸加工して設ける突条リブ5bから成る。
この補強部5は、パネル高さTやパネル長さLが30cm〜200cmの網目パネル1、特に耐久力を必要とする網目パネル1に備えることで、網目パネル1における変形防止と耐久力の向上に貢献する。
本発明による網目構造物の第六実施形態を、第一〜五実施形態と相違する点について説明すると、第六実施形態の網目構造物Pは、図15の如く網目パネル1の額縁23を除く網目22の形成範囲に表示部8を備えるもので、表示部8は、薄肉鉄板2の切残し部、即ち、抜穴21の穿設を省いて設ける。
表示部8として、文字や図形、或いはキャラクター等、その表現は自由であるので、網目構造物Pの所有者、管理者等を表すこともできるし、網目構造物Pの使用目的、製造年月日等も自由に表現できる。但し、網目パネル1の耐久力に悪影響を与えないように備えることが望ましい。
本発明の網目構造物Pに用いる網目パネル1の総て(網目扉10を含む。)と、開閉部パネル9に防錆加工、例えば塗料の吹きつけ、塗料層へのどぶ付け、或いは電気メッキ等を施している。
本発明による網目構造物の第七実施形態を、第一乃至第六実施形態と相違する点について説明すると、第七実施形態の網目構造物Pは、主に台型網目構造物P2や切欠型網目構造物P3、或は底上げ型網目構造物P4の上側に金属製板パネル30を備える野外用網目構造物P5(図示せず。)である。
野外用網目構造物P5に用いる金属製板パネル30は、図16(イ)(ロ)の如く小幅天面パネル11aの大きさに合わせて形成し、小幅天面パネル11aの上に重ね、該パネル11aと共に固定する。
金属製板パネル30は、網目パネル1における網目4の形成を除いた薄肉鉄板2、或いはアルミ板、ステンレス板等から成り、小幅網目パネル11aに対する固定部31を備え、該固定部31に網目パネル連結部4の連結孔20に連通する貫通孔32を備え、該貫通孔32を連結部4の連結孔20と連通し、連結具7にて取付けるものである。
小幅天面パネル11aを備えた台型網目構造物P2にあっては、少なくとも小幅天面パネル11aの上に金属製板パネル30を備え、小幅天面パネル11aと斜面パネル17を備えた切欠型網目構造物P3にあっては、小幅天面パネル11aと斜面パネル17に跨って金属製板パネル30を備えることが望ましい。
また、金属製板パネル30を底面パネル12の変わりに用いることも可能である。
開閉部パネル9の形状、並びに開口部H,hと網目扉10の形状及び大きさは、実施例に限定されるものではなく、網目構造物Pの目的に応じて変更可能である。
例えば、パネル長さLが50cm〜150cm程度の開閉部パネル9にあっては、図17(イ)の如く矩形枠体90の中間部に柱材93を取付け、該柱材93と左右縦枠材9c,dの間に開口部Hを形成するか、パネル長さLが100cm〜300cm程度の開閉部パネル9にあっては、図17(ロ)の如く矩形枠体90の上横枠材9aと下横枠材9bの間に数本の柱材93を適宜間隔で取付け、左右の柱材93,93間に開口部Hを、柱材93と左縦枠材9cの間、及び柱材93と右縦枠材9dの間に小開口部hを各々形成する。
開閉部パネル9は、上記の如く矩形枠体90に限定されるものではなく、左右に袖パネル19を備えた袖付き枠体91と、左右に袖空間Kを備えた袖開放枠体92を選択的に用いることも可能である。
袖付き枠体91に用いる袖パネル19は、網目パネル1と略同様の構造であるが、図20(イ)(ロ)の如く少なくとも網目22の左右にアングル6を備え、一方側アングル6の補強片4bの延長側縁に開口部Hに向けて突出する当接片9eを備え、柱材93の代わりを成す。
枠体90を構成する上下横枠材9a,9bと左右縦枠材9c,9dは、溝型材の開口側の一端から外側に当接片9eを突設し、該当接片9eを開口部Hに向けて組立て、柱材93は、リップ溝型材のリップを開口部Hに向けて組立て、当接片9eによって網目扉10の閉鎖を制限する。
袖付き枠体91は、図17(ハ)と図18(イ)の如く上下横枠材9a,9bの左右に袖パネル19,19を備え、袖パネル19,19間に開口部Hを備えたり、図18(ロ)の如く左右の袖パネル19,19間の中間高さに横桟94を取付け、横桟94の上下に小開口部hを形成する。
袖開放枠体92は、図19(イ)の如く上下横枠材9a,9bの中間部に二本の柱材93,93を直立し、左右の柱材93,93間に開口部Hを、左柱材93の左側と右柱材93の右側に袖空間Kを備えたり、パネル高さTが60cm〜200cmの開閉部パネル9にあっては、図19(ロ)の如く左右の柱材93,93の任意高さに上下横枠材9a,9bと平行する横桟94を取付け、横桟94の上下に開口部Hを形成したり、更に、横桟94と上横枠材9aの間に縦桟95を取付け、縦桟95の左右に小開口部hを分割し、袖空間Kに袖パネル19を各々取付ける。
本発明の網目パネル1は、上記実施例の網目構造物Pに用いることに限定されるものではなく、例えば、土地の境界に設ける柵、工事現場におけるバリケードとしても使用できるし、動物用の柵としても使用できる。
正面パネル13として、図21(イ)の如く左右に網目22,22を備え、その網目22,22間に開口部Hを備えることも可能である。またパネル長さLが長尺の背面パネル14と小幅天面パネル11aにあっては、図21(ロ)(ハ)の如く網目22の一部に補強部5を備えることも可能である。
薄肉鉄板2の板厚さtとして採用しえる範囲は0.3mm〜30mm、望ましい範囲は0.4mm〜14mm、最適な範囲は0.5mm〜10mmである。
網目扉10は、開口部Hや小開口部hに合わせて形成し、主に蝶板を用いて揺動式或いは観音開き式、或いはスライド式に備えるが、開口部H及び小開口部hを開閉し得る手段であれば自由である。
網目パネル1と隣接パネル1’の固定に用いる連結具7として、図22の如く周知のボルト7aとナット7bを用いるが、網目パネル1の連結部4と隣接パネル1'の接合部を固定し得るものであれば自由である。即ち、溶接を用いて一体化することも可能である。
網目パネル1と隣接パネル1’の第一接合例として、図22(イ)(ロ)の如く網目パネル1の連結部4(延長片4a)に対し、隣接パネル1’の連結部4(アングル6の補強片4b)を重なるようにし、且つ延長片4aと補強片4bに穿設した連結孔20を連通するようにせしめ、連結孔20の一方側から他方側に向けて連結具7のボルト7aを挿入し、連結孔20より露出してボルト7aにナット7bを螺入して固定する。
網目パネル1と隣接パネル1’の第二接合例として、図23(イ)(ロ)の如く網目パネル1の連結部4(アングル6)と隣接パネル1’の連結部4(アングル6’)を重なるようにし、且つアングル6とアングル6’に穿設した連結孔20を連通するようにせしめ、連結孔20の一方側から他方側に向けて連結具7のボルト7aを挿入し、図23(ハ)の如く連結孔20より露出してボルト7aにナット7bを螺入して固定する。
網目パネル1と隣接パネル1’の第三接合例として、図24(イ)の如く隣接パネル1’のアングル6’の補強片4bの先端部に折返しを備えておき、そのアングル6’に対し網目パネル1のアングル6を接合し、アングル6の補強片4bとアングル6’の外周部2aに穿設した連結孔20を連通するようにせしめ、連結具7を用いて固定するか、図24(ロ)の如くアングル6の補強片4bとアングル6’の補強片4bの折返しに穿設した連結孔20を利用し、連結具7を用いて固定する。
本発明による網目構造物の組立手順は、前記実施例に限定されるものではなく、第一実施形態の箱型網目構造物P1として、先ず背面パネル14を床面に置き、その左右に側面パネル15,16を接合し、その接合部を連結具7にて仮固定し、次いで相対設した側面パネル15,16間の前側に底面パネル12を、後側に天面パネル11を接合し、その接合部を連結具7にて仮固定し、上向きに開口する枡状体を構成した後、枡状体の開口側を前方向きとなるように起立せしめ、左右の側面パネル15,16の開口側に開閉部パネル9を接合し、その接合部を仮固定し、仮固定状態にある開閉部パネル9と各網目パネル1のずれ等を調整しながら連結具7を締付け、収容室Qを備えた網目構造物Pを強固に組立て得る。
最後に、開閉部パネル9の上開口部Hに網目扉10を開閉自在に取付け、網目構造物Pの組立構成を完了する。
第二実施形態の台型網目構造物P2にける組立て手順も、箱型網目構造物P1と同様の手順で組立て得る。
第三実施形態における切欠型網目構造物P3の組立手順は、前記実施例に限定されるものではなく、先ず、底面パネル12の左右に切欠側面パネル15b,16bを相対設し、これらを連結具7で仮止めし、相対する切欠側面パネル15b,16b間の背面側に背面パネル14を、上側に小幅天面パネル11aを仮止めした後、正面側の短前額部1cc,1cc間に開閉部パネル9を仮止めし、仮止めした開閉部パネル9と各網目パネル1の組立状態を微調整しながら連結具7を締付け、開閉部パネル9の開口部Hに網目扉10を開閉可能に備えれば、開閉部パネル9と小幅天面パネル11aの前縁間に開放口Wが形成される。この開放口Wに斜面パネル17を取付けるか、網目扉10を開閉可能に備えることも可能である。
切欠型網目構造物P3において、相対する切欠側面パネル15b,16bの短前額部1cc、1cc間に開閉部パネル9を仮止めし、開閉部パネル9と小幅天面パネル11aの間に開放口Wを形成し、該開放口Wに斜面パネル17と網目扉10の少なくとも一方を備えることも可能である。
更に、切欠型網目構造物P3において、パネル長さLを2〜5割程度長くすることも可能である。
尚、抜穴21の打ち抜きにて発生した切断片は、回収して溶解し、再利用する。
1 金属製網目パネル(網目パネル)、1’ 隣接パネル
1a 上額部、1aa 短幅上額部、1b 下額部
1c 前額部、1cc 短前額部、1d 後額部、1e 傾斜額部
11 天面パネル、11a 小幅天面パネル、12 底面パネル
13 正面パネル、13a 小幅正面パネル、14 背面パネル
15,16 側面パネル、17 斜面パネル、18 接地用パネル、19 袖パネル
15a,16a 台形側面パネル、15b,16b 切欠側面パネル
2 薄肉鉄板、2a 鉄板外周部(外周部)
20 連結孔、21 透穴、22 網目、23 額縁
3 非連結部、3a 面取り、3b 屈曲片、3c 折返し片
4 連結部、4a 延長片、4b 補強片
5 補強部、5a 帯状部、5b 突条リブ
6,6’ アングル、6c 延長部
26 脚部、27 接地板、36 アングル材
7 連結具、7a ボルト、7b ナット
8 表示部
9 開閉部パネル
90 矩形枠体、91 袖付き枠体、92 袖開放枠体
93 柱材、94 横桟、95 縦桟
9a 上横枠材、9b 下横枠材、9c 左縦枠材、9d 右縦枠材、9e 当接片
10 網目扉
30 金属製板パネル、31 固定部、32 貫通孔

N 箱体、K 袖空間、W 開放口
Q 収容室、U 通気路
H 開口部、h 小開口部
P 金属製網目パネル構造物(網目構造物)、P1 箱型網目構造物
P2 台型網目構造物、P3 切欠型網目構造物、P4 底上げ型網目構造物
P5 野外用網目構造物
s 外周部幅、r1 上面幅、r2 下面幅
t=鉄板厚さ
T=パネル高さ、L=パネル長さ

Claims (11)

  1. 金属製の網目パネル(1)と収納物の開閉部パネル(9)とを用いて立体的に組立構成するものであり、
    網目パネル(1)は、薄肉鉄板(2)の外周部(2a)を除く内側に抜穴(21)の打ち抜き加工による網目(22)を設け、鉄板外周部(2a)によって網目(22)を取り囲む額縁(23)を形成し、
    額縁(23)の側縁に非連結部(3)と隣接パネル(1’)に対する連結部(4)とを選択的に備え、
    組立時に網目パネル(1)の連結部(4)を隣接パネル(1’)及び開閉部パネル(9)に接合し、その接合部を連結具(40)にて固定し、
    開閉部パネル(9)に連通する収納物の収容室(Q)を備えていることを特徴とする金属製網目パネル構造物。
  2. 薄肉鉄板(2)の板厚さ(t)として採用しえる範囲は30mm〜0.1mm、望ましい範囲は14mm〜0.2mm、最適な範囲は10mm〜0.3mmであり、
    この薄肉鉄板(2)から形成した網目パネル(1)に防錆加工を施していることを特徴とする請求項1記載の金属製網目パネル構造物。
  3. 網目パネル(1)の非連結部(3)は、薄肉鉄板(2)の側縁の角部を削り取った面取り(3a)と、薄肉鉄板(2)の側端部を折り曲げた屈曲片(3b)と、薄肉鉄板(2)の側端部を折り返した折返し片(3c)の何れかであり、
    連結部(4)は、鉄板外周部(2a)より側方に延設する延長片(4a)と、鉄板外周部(2a)の先端部から直角に屈折する補強片(4b)の何れかであり、
    鉄板外周部(2a)と補強片(4b)とでL字状のアングル(6)を形成していることを特徴とする請求項1又は2記載の金属製網目パネル構造物。
  4. 開閉部パネル(9)は、上横枠材(9a)と下横枠材(9b)の左右に縦枠材(9c,9d)を備えた矩形枠体(90)と、上下横枠材(9a,9b)の間に柱材(93)を備え、柱材(93)の左右に袖パネル(19)を備えた袖付き枠体(91)、及び上下横枠材(9a,9b)の間に柱材(93)を備え、柱材(93)の左右に袖空間(K)を備えた袖開放枠体(92)から成り、
    それらの枠体に複数の柱材(93)や上下横枠材(9a,9b)と平行する横残(94)等を選択的に備え、開口部(H)や小開口部(h)を形成していることを特徴とする請求項1,2または3記載の金属製網目パネル構造物。
  5. 網目パネル(1)から成る天面パネル(11)、底面パネル(12)、正面パネル(13)、背面パネル(14)、左側面パネル(15)、右側面パネル(16)の内、天面パネル(11)または正面パネル(13)の代わりに開閉部パネル(9)を用いて構成する箱型金属製網目パネル構造物(P1)であり、
    底面パネル(12)の左右に側面パネル(15,16)を相対設し、相対する左右側面パネル(15,16)間の後側に背面パネル(14)を、上側に天面パネル(11)を取付ける一方、
    前側に正面パネル(13)を取付けるか、前側と上側の何れか一方に開閉部パネル(9)を取付け、開閉部パネル(9)の開口部(H)に網目扉(19)を備えていることを特徴とする請求項1,2,3または4記載の金属製網目パネル構造物。
  6. 請求項5記載の金属製網目パネル構造物において、左右側面パネル(15,16)の代わりに側面視台形側面パネル(15a,16a)を、天面パネル(11)の代わりに小幅天面パネル(11a)を用いて構成する台型金属製網目パネル構造物(P2)であり、
    台形側面パネル(15a,16a)は、上面幅(r1)が下面幅(r2)より狭い短幅上額部(1aa)を用い、その短幅上額部(1aa)と下額部(1b)の前縁間に前額部(1c)を傾斜状態で備え、
    小幅天面パネル(11a)は上面幅(r1)を短幅上額部と同幅に形成し、
    底面パネル(12)と小幅天面パネル(11a)の前縁間に開閉部パネル(9)を取付けると共に、該開閉部パネル(9)の左右端部を台形側面パネル(15a,16a)の傾斜状態にある前額部(1c,1c)に各々取付け、開閉部パネル(9)が正面より後方向きに傾斜していることを特徴とする金属製網目パネル構造物。
  7. 請求項6記載の金属製網目パネル構造物において、台形側面パネル(15a,16a)の代わりに側面視切欠側面パネル(15b,16b)を用いて構成する切欠型金属製網目パネル構造物(P3)であり、
    切欠側面パネル(15b,16b)は、上面幅(r1)が下面幅(r2)より狭い短幅上額部(1aa)と、後額部(1d)のパネル高さ(T)より低い短前額部(1cc)と、短前額部(1cc)の上端と短幅上額部(1aa)の前端間に跨る傾斜額部(1e)とを備え、前側上部を斜めに切落した形状を成し、
    左右に相対する切欠側面パネル(15b,16b)の短幅上額部(1aa,1aa)間に上面幅(r1)に合わせて形成した小幅天面パネル(11a)を、また短前額部(1cc,1cc)間に、短前額部(1cc)の高さに合致する小幅正面パネル(13a)と開閉部パネル(9)の何れか一方を取付け、
    小幅天面パネル(11a)と開閉部パネル(9)の間、又は小幅天面パネル(11a)と小幅正面パネル(13a)の間に開放口(W)を形成し、
    該開放口(W)に斜面パネル(17)と網目扉(19)の少なくとも一方を備えていることを特徴とする金属製網目パネル構造物。
  8. 網目パネル(1)から成る接地用パネル(18)を少なくとも前後または左右に用いて構成する底上げ型金属製網目パネル構造物(P4)であり、
    接地用パネル(18)は、網目パネル(1)の少なくとも前後額部(1c,1d)がアングル(6)を成し、そのアングル(6)を下方に延長して脚部(26)と成すか、アングル(6)の下に別途アングル材(36)を溶接して脚部(26)と成し、脚部(26)の下端に接地板(27)を備え、設置状態において底面パネル(12)が設置面より浮上し、
    収容室(Q)より下側に通気路(U)を形成していることを特徴とする請求項1〜7のうちの1に記載の金属製網目パネル構造物。
  9. 網目パネル(1)は任意位置に補強部(5)を備え、
    この補強部(5)は、鉄板外周部(2a)の相対向間の適宜幅に対する抜穴(21)の打ち抜きを省いて設ける帯状部(5a)と、
    その帯状部(5a)と鉄板外周部(2a)に凹凸加工して設ける突条リブ(5b)の何れかであることを特徴とする請求項1〜8のうちの1に記載の金属製網目パネル構造物。
  10. 網目パネル(1)は、網目(22)の形成範囲内の一部に文字や図形等から成る表示部(8)を備えていることを特徴とする請求項1〜9のうちの1に記載の金属製網目パネル構造物。
  11. 少なくとも天面パネル(11)の上に金属製板パネル(30)を備える野外用金属製網目パネル構造物(P5)であり、
    金属製板パネル(30)は、これを載置する網目パネル(1)の大きさに略等しく、且つ網目パネル(1)に対する固定部(31)を備え、
    網目パネル(1)の上に載置して抜穴(21)を塞いでいることを特徴とする請求項1〜10のうちの1に記載の金属製網目パネル構造物。
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